説明

保管システム、および、その方法

【課題】本発明の課題は、利用者が出庫した保管品情報を、正確に把握する保管庫のシス
テム、および、その方法を提供することである。
【解決手段】
受信した開閉データで、記憶している開閉データを更新するICカードと、ICカードか
ら受信した施錠状態の開閉データを持つ開錠要求を発行して、開錠状態の開閉データを持
つ開錠許可を受け付けて、開錠して、ICカードから受信した開錠状態の開閉データを持
つ施錠要求を発行して、施錠状態の開閉データを持つ施錠許可を受け付けて、施錠する施
錠して、受け付けた開閉データを、ICカードに転送するICカード開閉式保管庫と、施
錠状態の開閉データを持つ開錠要求付を受け付けて、開錠状態の開閉データを持つ開錠許
可を発行して、開錠状態の開閉データを持つ施錠要求を受け付けて、施錠状態の開閉デー
タを持つ施錠許可を発行する管理サーバ装置と、がネットワーク接続されて構成された保
管システムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ICカードを用いて施錠と開錠を行う保管庫のシステム、および、その方法に関するものである。
【0002】
従来から、保管庫にある保管品の出庫管理が行われている。
【背景技術】
【0003】
たとえば、特許文献1では、入場者に構成員識別コードを入力させることで、保管庫への入場が許可された入場者であることを識別する入場管理を行って、次に、入場者が保管品(事務用品)の出庫情報を入力することで、保管品の在庫管理を行う技術が開示されている。(従来技術1)
【特許文献1】特許第2780689号公報(5ページ、図2)
【特許文献2】特開平11−250373号公報(2ページ、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来技術1では、保管品の利用者を特定して、保管品の出庫情報を把握することができないという問題点があった。また、保管品の出庫情報は、入場者による入力作業に依存しているので、正確な出庫情報が、把握できないという欠点があった。さらに、従来技術2では、ネットワーク構成をしないと未施錠管理が行えないという不具合があった。
【0005】
本発明はこのような従来技術を考慮してなされたものであって、本発明の課題は、利用者が保管庫の施錠し忘れを防止できる保管庫のシステム、および、その方法を提供することで、更には、利用者が出庫した保管品情報を、入場者の入力作業を必要とせずに正確に把握する保管庫のシステム、および、その方法をも提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。すなわち、請求項1の発明は、ICカード開閉式保管庫と、管理サーバ装置とが、ネットワーク接続されて構成されたICカードを用いる保管システムであって、前記ICカードは、利用者識別情報と保管庫を特定する情報とを含み、開錠状態、または、施錠状態の一方を有する開閉データを記憶する記憶手段と、ICカード開閉式保管庫から、開閉データ送信要求を受け付けて、前記記憶する開閉データを返信する開閉データ返信手段と、ICカード開閉式保管庫から開閉データを受信する開閉データ受信手段と、前記受信した開閉データを用いて、記憶手段に記憶している開閉データを更新する開閉データ更新手段と、を備えるICカードであって、前記ICカード開閉式保管庫は、ICカードに、開閉データ送信要求を発行する開閉データ送信要求手段と、ICカードから、開閉データを受信する開閉データ受信手段と、保管庫を特定する情報を含む開錠要求を作成して、これを前記受信した開閉データに添えて、管理サーバ装置に、送信する開錠要求手段と、管理サーバ装置から、保管庫を特定する情報を含む開錠許可を受け付けて、開錠する開錠手段と、施錠要求の入力を受け付ける施錠要求受付手段と、保管庫を特定する情報を含む施錠要求を作成して、これを施錠要求の入力を受け付けた後に受信した開閉データに添えて、管理サーバ装置に、送信する施錠要求手段と、管理サーバ装置から、保管庫を特定する情報を含む施錠許可を受け付けて、施錠する施錠手段と、管理サーバ装置から受信した開閉データを、ICカードに転送する開閉データ中継手段と、を備える保管庫であって、前記管理サーバ装置は、ICカード開閉式保管庫から、開錠要求が添えられた開閉データを受け付ける開錠要求受付手段と、前記受け付けた開錠要求が添えられた開閉データが施錠状態を有すれば、前記受け付けた開錠要求の保管庫を特定する情報を読み取って、これを含む開錠許可を作成して、ICカード開閉式保管庫に、発行する開錠許可手段と、前記受け付けた開錠要求が添えられた施錠状態の開閉データを用いて、開錠状態の開閉データを作成する開錠データ作成手段と、ICカード開閉式保管庫に、前記作成した開閉データを送信する開閉データ送信手段と、ICカード開閉式保管庫から、施錠要求が添えられた開閉データを受け付ける施錠要求受付手段と、前記受け付けた施錠要求が添えられた開閉データが開錠状態を有すれば、前記受け付けた施錠要求の保管庫を特定する情報を読み取って、これを含む施錠許可を作成して、ICカード開閉式保管庫に、発行する施錠許可手段と、前記受け付けた施錠要求が添えられた開錠状態の開閉データを用いて、施錠状態の開閉データを作成する施錠データ作成手段と、を備えるサーバ装置である、ことを特徴とする管理サーバ型保管システムである。
【0007】
ここで、開錠したICカード開閉式保管庫を施錠しないと、別のICカード開閉式保管庫を開錠することができないので、ICカード開閉式保管庫の施錠し忘れを防止できる。
【0008】
請求項2の発明は、前記ICカード開閉式保管庫は、ICカード開閉式保管庫内にICタグ識別情報を記憶するICタグを有する保管品を保持して、ICカード開閉式保管庫内の保管品のICタグが記憶するICタグ識別情報を読み取るICタグ読取手段と、前記読み取ったICタグ識別情報と保管庫を特定する情報とを含む保管品情報を作成して、管理サーバ装置に、送信する保管品情報送信手段と、を備える保管庫であって、前記管理サーバ装置は、利用者識別情報と保管庫を特定する情報とICタグ識別情報とを含む履歴データと、保管庫を特定する情報とICタグ識別情報とを含む保管データと、を記憶する記憶手段と、ICカード開閉式保管庫から、保管品情報を受信する保管品情報受信手段と、前記受信した保管品情報と、前記記憶手段に記憶された保管データとを用いて、履歴データを作成する履歴作成手段と、前記作成された履歴データを、前記記憶手段に、記録する履歴記録手段と、記憶手段に記憶されている保管データを削除して、前記受信した保管品情報を用いて作成した保管データを、前記記憶手段に記録する保管データ更新手段と、を備えるサーバ装置である、ことを特徴とする請求項1に記載の管理サーバ型保管システムである。
【0009】
そこで、履歴データを用いることで、保管品の利用者を特定して、保管品の出庫情報を正確に把握することが可能できる。そこで、たとえば、利用者別の保管品経費管理や、出庫した保管品の貸出管理などが可能となる。
【0010】
請求項3の発明は、利用者識別情報と保管庫を特定する情報とを含み、開錠状態、または、施錠状態の一方を有する開閉データを用いる保管方法であって、開閉データ送信要求を発行する開閉データ送信要求ステップと、開閉データを受信して、これに、保管庫を特定する情報を含む開錠要求を添えて、送信する開錠要求ステップと、開錠要求が添えられた開閉データを受け付けて、開閉データが施錠状態を有すれば、前記受け付けた開錠要求の保管庫を特定する情報を読み取って、これを含む開錠許可を作成して、発行する開錠許可ステップと、前記開錠許可を受け付けて、開錠する開錠ステップと、前記受け付けた開錠要求が添えられた施錠状態の開閉データを用いて、開錠状態の開閉データを作成して、記憶している開閉データを更新する開閉データ更新ステップと、施錠要求の入力を受け付ける施錠要求受付ステップと、開閉データを受信して、これに、保管庫を特定する情報を含む施錠要求を添えて、送信する施錠要求ステップと、施錠要求が添えられた開閉データを受け付けて、開閉データが開錠状態を有すれば、前記受け付けた施錠要求の保管庫を特定する情報を読み取って、これを含む施錠許可を作成して、発行する施錠許可ステップと、前記施錠許可を受け付けて、施錠する施錠ステップと、前記受け付けた施錠要求が添えられた開錠状態の開閉データを用いて、施錠状態の開閉データを作成する施錠データ作成ステップと、前記受け付けた施錠要求が添えられた開錠状態の開閉データを用いて、施錠状態の開閉データを作成して、記憶している開閉データを更新する開閉データ更新ステップと、を含んだ手順でなされることを特徴とする保管方法である。
【0011】
請求項4の発明は、ICタグ識別情報を記憶するICタグを有する保管品を用いる保管であって、保管庫を特定する情報と保管品識別情報とを含む保管データと、利用者識別情報と保管庫を特定する情報と保管品識別情報とを含む履歴データと、利用者識別情報と保管庫を特定する情報とを含み、開錠状態、または、施錠状態の一方を有する開閉データと、を用いる保管方法であって、ICカード開閉式保管庫内の保管品のICタグが記憶するICタグ識別情報を読み取るICタグ読取ステップと、前記読み取ったICタグ識別情報と保管庫を特定する情報とを含む保管品情報を作成する保管品情報作成ステップと、前記作成された保管品情報と、保管データとを用いて、履歴データを作成する履歴作成ステップと、前記作成された履歴データを、記録する履歴記録ステップと、記憶されている保管データを削除して、前記作成された保管品情報を用いて作成した保管データを、記録する保
管データ更新ステップと、を含んだ手順でなされることを特徴とする請求項3に記載の保管方法である。
【0012】
請求項5の発明は、コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項1、または、請求項2に記載のICタグを有する保管品を用いた管理サーバ型保管システムとして動作させるコンピュータプログラムである。
【0013】
請求項6の発明は、請求項5に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0014】
本願発明によれば、利用者が保管庫の施錠し忘れを防止できる保管庫のシステムおよびその方法を提供でき、更には、利用者が出庫した保管品情報を、入場者の入力作業を必要とせずに正確に把握する保管庫のシステム、および、その方法も提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
(実施例)
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
【0016】
図1は、ICタグを有する保管品を用いた管理サーバ型保管システム1の全体構成図である。ICタグ710を有する保管品を用いた管理サーバ型保管システム1は、接触型、または、非接触型のICカード100と、ネットワークで接続されたICカード開閉式保管庫300と管理サーバ装置500とから構成される。
【0017】
ICカード100には、利用者識別情報が含まれる開閉データ199が記憶され、詳しくは、開閉データ199には、ICカード100の所有者する利用者を識別するための情報である利用者識別情報に加え、開錠状態/施錠状態を示す情報が含まれ、開錠状態を示す開閉データ199には、開錠したICカード開閉式保管庫300を特定する情報である保管庫特定情報が含まれる。
【0018】
ICカード開閉式保管庫300は保管庫特定情報を記憶し、更に、ICカード開閉式保管庫300には、保管される保管品700に貼られたICタグ710に記憶された情報を読み取るICタグ読取手段340を備え、このICタグ710には、ICタグ710ごとに異なるICタグ識別情報711が記憶されている。
【0019】
管理サーバ装置500は、保管データ391と履歴データ399とを記憶している。保管データ391とはICカード開閉式保管庫300に保管されている保管品700の一覧を示すデータである。ICカード開閉式保管庫300はICタグ読取手段340を用いて、ICカード開閉式保管庫300に保管されている保管品700に貼られているICタグ710すべてからICタグ識別情報711を読み取り、読み取ったICタグ識別情報711すべてと保管庫識別情報とを含む保管品情報を管理サーバ装置500に送信する。
【0020】
管理サーバ装置500は、保管品700を識別する情報である保管品識別情報と、保管品700に貼られているICタグ710に記憶されているICタグ識別情報711とを対応付けて記憶し、ICカード開閉式保管庫300から受信した保管品情報に含まれるICタグ識別情報711に対応する保管品識別情報を抽出し、ICカード開閉式保管庫300に保管されている保管品700の一覧を示す保管データ391を生成し保持する。
【0021】
履歴データ399とは、利用者がICカード開閉式保管庫300で行った操作を示すデータで、例えば、利用者がICカード開閉式保管庫300を開錠したとき、管理サーバ装置500は、ICカード開閉式保管庫300を開錠されたことを示す履歴データ399を生成し、ICカード開閉式保管庫300から保管品700が出庫されたとき、管理サーバ装置500は、ICカード開閉式保管庫300から保管品700が出庫されたことを示す履歴データ399を生成する。
【0022】
図2は、ICタグ710が貼られた保管品700の出庫を管理する管理サーバ型保管システム2の処理の流れを説明する図である。
【0023】
まず、ICカード開閉式保管庫300を開錠する処理の流れを説明する。ICカード開閉式保管庫300は、ICカード100に記憶された開閉データ199を取得するために、開閉データ送信要求を前記ICカード100に送信する(図2(1))。
【0024】
ICカード100は、ICカード開閉式保管庫300から、開閉データ送信要求を受け付けると、ICカード100に記憶された施錠状態である開閉データ199をICカード開閉式保管庫300に返信する(同(2))。
【0025】
ICカード開閉式保管庫300は、ICカード100から開閉データ199を受信すると、開閉データ199を添えて管理サーバ装置500に開錠要求する(同(3))。
【0026】
管理サーバ装置500は、開閉データ199が添えられた開錠要求をICカード開閉式保管庫300から受け付けると(同(4))、管理サーバ装置500は、受け付けた開閉データ199が施錠状態であれば、開閉データ199に含まれる保管庫特定情報で特定されるICカード開閉式保管庫300の開錠許可を作成して、開錠要求したICカード開閉式保管庫300に送信する(同(5))。
【0027】
なお、管理サーバ装置500は、ICカード開閉式保管庫300の開錠許可を作成するときに、開閉データ199に加え、ICカード開閉式保管庫300から利用者認証情報(例えば、パスワードやバイオメトリクス情報)を受け取って、利用者認証情報の認証に成功したときのみ、ICカード開閉式保管庫300の開錠許可を作成するようにしてもよい。
【0028】
ICカード開閉式保管庫300は、管理サーバ装置500から開錠許可を受信すると開錠し(同(6))、ICカード開閉式保管庫300は開錠したことを管理サーバ装置500に通知する。
【0029】
管理サーバ装置500は、ICカード開閉式保管庫300の開錠が通知されると、ICカード開閉式保管庫300が開錠された時間などを含む履歴データ399を作成すると共に、開錠したことを通知したICカード開閉式保管庫300の保管庫特定情報を含み、ICカード開閉式保管庫300が開錠状態である開閉データ199を作成して、ICカード開閉式保管庫300に送信する(同(7))。
【0030】
ICカード開閉式保管庫300は、管理サーバ装置500から開閉データ199を受信すると、受信した開閉データ199をICカード100へ転送する(同(8))。
【0031】
ICカード100は、ICカード開閉式保管庫300から開閉データ199を受信すると、記憶している開閉データ199を受信した内容に更新し、ICカード100にICカード開閉式保管庫300が開錠されたことを示す情報が記憶される(同(9))。
【0032】
次に、管理サーバ装置500が保管データ391を更新する処理を説明する。
【0033】
ICカード開閉式保管庫300は、開錠或いは施錠されてから一定時間が経過すると、ICタグ読取手段340を用いて、ICカード開閉式保管庫300に保管されている保管品700に貼られたICタグ710すべてからICタグ識別情報711をすべて読み取って、読み取ったICタグ識別情報711すべてと保管庫特定情報を含む保管品情報を管理サーバ装置500へ送信する(同(21)。
【0034】
管理サーバ装置500は、ICカード開閉式保管庫300から保管品情報を受信すると、受信した保管品情報に含まれるICタグ識別情報711から、ICカード開閉式保管庫300に保管されている保管品700を特定した後、記憶している保管データ391を参照することで、保管品の出庫/返却を確認し、保管品の出庫/返却がされているときは、保管品の出庫/返却を示す履歴データ399を作成する(同(22))。
【0035】
管理サーバ装置500は、記憶している保管データ391に含まれる保管品識別情報に対応するICタグ識別情報711が保管品情報に含まれていなければ、このICタグ識別情報711で特定される保管品700が出庫されたことを示す履歴データ399を作成する。
【0036】
また、管理サーバ装置500は、記憶している保管データ391に含まれる保管品識別情報に対応するICタグ識別情報711以外のICタグ識別情報711が保管品情報に含まれていれば、このICタグ識別情報711で特定される保管品700が返却されたことを示す履歴データ399を作成する。
【0037】
管理サーバ装置500は履歴データ399を作成した後、ICカード開閉式保管庫300から受信した保管品情報に基づき、記憶している保管データ391を更新する(同(23))。
【0038】
次に、ICカード開閉式保管庫300を施錠する処理の流れを説明する。
【0039】
ICカード開閉式保管庫300が、利用者から施錠要求を受け付ける(同(31))と、ICカード開閉式保管庫300は、ICカード100に記憶された開閉データ199を取得するために、開閉データ送信要求をICカード100に送信する(同(32))。
【0040】
ICカード100は、ICカード開閉式保管庫300から、開閉データ送信要求を受けると、ICカード100に記憶している開閉データ199をICカード開閉式保管庫300へ返信する(同(33))。
【0041】
ICカード開閉式保管庫300は、ICカード100から開閉データ199を受信すると、受信した開閉データ199を添えて管理サーバ装置500に施錠要求する(同(34))
【0042】
管理サーバ装置500は、ICカード開閉式保管庫300から、開閉データ199が添えられた施錠要求を受け付けると(同(35))、管理サーバ装置500は、受け付けた開閉データが開錠状態であれば、開閉データ199に含まれる保管庫特定情報と、施錠要求したICカード開閉式保管庫300の保管庫特定情報が一致するか確認し、一致したときのみ施錠要求したICカード開閉式保管庫300の施錠許可を作成して、施錠要求したICカード開閉式保管庫300に送信する(同(36))。
【0043】
ICカード開閉式保管庫300は、管理サーバ装置500から施錠許可を受信すると施錠(同(37))し、施錠したことを管理サーバ装置500に通知する。
【0044】
管理サーバ装置500は、ICカード開閉式保管庫300の施錠が通知されると、ICカード開閉式保管庫300の施錠時間などを含む履歴データ399を作成すると共に、開閉データ199からICカード開閉式保管庫300が施錠状態である開閉データ199を作成して、ICカード開閉式保管庫300に送信する(同(38))。
【0045】
ICカード開閉式保管庫300は、管理サーバ装置500から開閉データ199を受信すると、受信した開閉データ199をICカード100へ転送する(同(39))。
【0046】
ICカード100は、ICカード開閉式保管庫300から開閉データ199を受信すると、記憶している開閉データ199を受信した内容に更新することで、ICカード100にICカード開閉式保管庫300が施錠されたことを示す情報が記憶される(同(40))。
【0047】
図3は開閉データ199を説明する図である。図3(a)に図示しているように、開閉データ199には、利用者識別情報と、ICカード開閉式保管庫300が開錠状態/施錠状態のいずれか示す情報とが記憶され、更に、ICカード開閉式保管庫300が開錠状態を示す開閉データ199には、開錠されているICカード開閉式保管庫300の保管庫特定情報が記述される。
【0048】
図3(a)には、開錠状態の開閉データとして、利用者識別情報が「ID123456」、保管庫を特定する情報が「HOKANNKO-001」、ICカード開閉式保管庫300の状態が「開錠状態」である開閉データが、例示されている。
【0049】
また、図3(b)には、施錠状態の開閉データとして、利用者識別情報が「ID123456」、保管庫を特定する情報が「空白」、ICカード開閉式保管庫300の状態が「施錠状態」である開閉データが、例示されている。
【0050】
図4は、保管データ391の形式を説明する図である。保管データ391の項目は、保管庫識別情報と、保管品識別情報とから構成される。
【0051】
図4には、保管庫特定情報が「HOKANNKO-001」であるICカード開閉式保管庫300に、保管品識別情報が「HG48690-6」である保管品700と、保管品識別情報が「NF67487-4」である保管品700が保管され、保管庫特定情報が「HOKANNKO-002」であるICカード開閉式保管庫300に、保管品識別情報が「HF57125-1」である保管品700と、保管品識別情報が「NG87653-8」である保管品700が保管されていることが、例示されている。
【0052】
図5は、履歴データ399の形式を説明する図である。履歴データ399の項目は、利用者識別情報と、保管庫特定情報と、保管品識別情報と、操作情報と、時刻情報とから構成される。
【0053】
履歴データ399の時刻情報は日時で、操作情報は、「開錠受付」、「施錠受付」、「保管品の出庫」、または、「保管品の返却」を示す情報が記録される。履歴データ399の時刻情報に記憶される日時は、操作情報で示される操作が実施されたときの日時で、例えば、管理サーバ装置500が履歴データ399を生成したときの日時が時刻情報として記述される。
【0054】
図5には、利用者識別情報が「ID123456」、保管庫を特定する情報が「HOKANNKO-001」、操作情報が、「開錠受付」、時刻情報が「2006/04/20 15:20」である履歴データ399が、例示されている。
【0055】
また、利用者識別情報が「ID123456」、保管庫を特定する情報が「HOKANNKO-001」、保管品識別情報が、「PU49706-3」、操作情報が、「保管品の出庫」、時刻情報が「2006/04/20 15:21」である履歴データ399が、例示されている。
【0056】
図6は、操作情報が「保管品の出庫」または「保管品の返却」である履歴データ399を作成する手順の説明図である。ICカード開閉式保管庫300に備えられたICタグ読取手段340は、ICカード開閉式保管庫300が開閉された後、ICカード開閉式保管庫300に保管されている保管品700に貼られているICタグ710のICタグ識別情報711をすべて読み取る(図6(1))。
【0057】
ICカード開閉式保管庫300に保管されている保管品700に貼られているICタグ710のICタグ識別情報711をすべて読み取った後、ICカード開閉式保管庫300は、読み取ったICタグ識別情報711すべてと保管庫特定情報とを含む保管品情報を管理サーバ装置500に送信し、管理サーバ装置500は、受信した保管品情報に含まれる保管庫特定情報の保管データ391を抽出し、保管品情報に含まれるICタグ識別情報711で特定される保管品700の保管品識別情報と抽出した保管データ391の内容とを比較する(同(2))。
【0058】
管理サーバ装置500は、記憶している保管データ391に含まれる保管品識別情報に対応するICタグ識別情報711以外のICタグ識別情報711が保管品情報に含まれていれば、操作情報を「保管品の返却」とし、このICタグ識別情報711で特定される保管品700が返却されたことを示す履歴データ399を作成する。
【0059】
また、管理サーバ装置500は、抽出した保管データ391に含まれる保管品識別情報に対応するICタグ識別情報711が保管品情報に含まれていなければ、操作情報を「保管品の出庫」とし、このICタグ識別情報711で特定される保管品700が出庫されたことを示す履歴データ399を作成する。
【0060】
操作情報が「開錠受付」および「施錠受付」の履歴データ399を作成するときは、ICカード開閉式保管庫300から開錠/施錠の通知を受けた日時を履歴データ399の時刻情報とし、通知された内容(開錠或いは施錠)を操作情報と、開錠要求/施錠要求に添えられた開閉データ199に含まれる利用者識別情報と、開錠要求/施錠要求したICカード開閉式保管庫300の保管庫特定情報とが利用される。
【0061】
図7は、ICタグ710を有する保管品を用いた管理サーバ型保管システム2の詳細な構成図である。管理サーバ型保管システム2は、ICカード100が有線接続または、無線接続されたICカード開閉式保管庫300と、管理サーバ装置500とが、ネットワーク接続されて構成される。
【0062】
ICカード100は、開閉データ返信手段110と、開閉データ受信手段160と、開閉データ更新手段120と、開閉データ199が記憶される記憶手段190と、を備える。
【0063】
図3で図示したように、開閉データ199には、利用者識別情報と、ICカード開閉式保管庫300が開錠状態/施錠状態のいずれか示す情報とが記憶され、更に、ICカード開閉式保管庫300が開錠状態を示す開閉データ199には、開錠されているICカード開閉式保管庫300の保管庫特定情報が記述される。
【0064】
開閉データ返信手段110は、ICカード開閉式保管庫300から開閉データ送信要求を受け付けると、開閉データ199を返信し、返信した開閉データ199にフラグなどを付与しておく。開閉データ受信手段160が、ICカード開閉式保管庫300から開閉データ199を受信すると、開閉データ更新手段120が作動し、開閉データ更新手段120は、フラグが付与されている開閉データ199を受信した開閉データ199の内容に更新しフラグを消す。
【0065】
ICカード開閉式保管庫300は、開閉データ送信要求手段310と、開錠要求手段320と、開錠手段330と、施錠要求受付手段315と、施錠要求手段325と、施錠手段335と、ICタグ読取手段340と、保管品情報送信手段345と、開閉データ中継手段350と、開閉データ受信手段313と、を備える。
【0066】
開閉データ送信要求手段310は、ICカード100に、開閉データ送信要求を送信する。開閉データ受信313は、ICカード100から、開閉データ199を受信する。開錠要求手段320は、ICカード開閉式保管庫300の保管庫特定情報を含む開錠要求を作成して、これに受信した開閉データ199に添えて、管理サーバ装置500に送信する。開錠手段330は、管理サーバ装置500から保管庫特定情報を含む開錠許可を受け付けて開錠する。
【0067】
施錠要求受付手段315は、利用者から施錠要求の入力を受け付ける。施錠要求手段325は、ICカード開閉式保管庫300の保管庫特定情報を含む施錠要求を作成し、この施錠要求にICカード100から受信した開閉データ199に添えて、管理サーバ装置500に施錠要求する。施錠手段335は、管理サーバ装置500から、ICカード開閉式保管庫300の保管庫特定情報を含む施錠許可を受け付けて施錠する。
【0068】
開閉データ中継手段350は、管理サーバ装置500から受信した開閉データ199をICカード100に転送する。
【0069】
ICタグ読取手段340は、ICカード開閉式保管庫300内の保管品700のICタグ710が記憶するICタグ識別情報711を読み取る。保管品情報送信手段345は、読み取ったICタグ識別情報711すべてと保管庫特定情報を含む保管品情報を作成して、管理サーバ装置500に送信する。
【0070】
管理サーバ装置500は、開錠要求受付手段510と、開錠許可手段530と、開錠データ作成手段540と、開閉データ送信手段550と、施錠要求受付手段515と、施錠許可手段535と、施錠データ作成手段545と、保管品情報受信手段560と、履歴作成手段570と、履歴記録手段575と、保管データ更新手段580と、記憶手段590と、を備える。記憶手段590には、履歴データ399と保管データ391とが記憶される。
【0071】
履歴データ399および保管データ391の内容についてすでに上述している。
【0072】
開錠要求受付手段510は、ICカード開閉式保管庫300から開閉データ199が添えられた開錠要求を受け付ける。
【0073】
開錠許可手段530は、開錠要求に添えられた開閉データ199で施錠状態が示されるとき、開錠要求したICカード開閉式保管庫300の保管庫特定情報を含む開錠許可を作成して、ICカード開閉式保管庫300に送信する。開錠データ作成手段540は、開錠要求に添えられ施錠状態の開閉データ199を用いて、開錠状態の開閉データ199を作成する。
【0074】
施錠要求受付手段515は、ICカード開閉式保管庫300から、開閉データ199が添えられた施錠要求を受け付ける。施錠許可手段535は、施錠要求に添えられた開閉データ199で開錠状態が示されるとき、施錠要求したICカード開閉式保管庫300の保管庫特定情報を含む施錠許可を作成して、施錠要求したICカード開閉式保管庫300に送信する。施錠データ作成手段545は、施錠要求に添えられた開錠状態の開閉データ199を用いて、施錠状態の開閉データ199を作成する。
【0075】
開閉データ送信手段550は、作成した開閉データ199をICカード開閉式保管庫300に送信する。
【0076】
保管品情報受信手段560は、ICカード開閉式保管庫300から保管品情報を受信する。履歴作成手段570は、ICカード開閉式保管庫300が開錠/施錠されたときや、保管品情報を受信したときに履歴データ399を作成する。履歴作成手段570が履歴データ399を作成する内容についてはすでに上述している。
【0077】
保管データ更新手段580は、記憶手段590に記憶されている保管データ391を受信した保管品情報の内容に更新する手段である。
【0078】
開閉データ返信手段110と、開閉データ受信手段160と、開閉データ更新手段120と、開閉データ送信要求手段310と、開閉データ受信手段313と、開錠要求手段320と、開錠手段330と、施錠要求受付手段315と、施錠要求手段325と、施錠手段335と、ICタグ読取手段340と、保管品情報送信手段345と、開閉データ中継手段350と、開錠要求受付手段510と、開錠許可手段530と、開錠データ作成手段540と、開閉データ送信手段550と、施錠要求受付手段515と、施錠許可手段535と、施錠データ作成手段545と、保管品情報受信手段560と、履歴作成手段570と、履歴記録手段575と、保管データ更新手段580と、は、コンピュータプログラムである。開閉データ199と、履歴データ399と、保管データ391と、コンピュータが可読なデータである。記憶手段190と、記憶手段590と、は、メモリーである。
【0079】
以上詳しく説明したように、本願発明によれば、保管品の利用者を特定して、保管品の出庫情報を把握することができた。また、保管品の正確な出庫情報を把握することができた。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】ICタグを有する保管品を用いた管理サーバ型保管システム2の全体構成図。
【図2】ICタグを有する保管品を用いた管理サーバ型保管システム処理の流れを説明する図
【図3】開閉データの形式と例を説明する図。
【図4】保管データの形式と例を説明する図。
【図5】履歴データの形式を説明する図。
【図6】履歴データの作成手順を説明する図。
【図7】ICタグを有する保管品を用いた管理サーバ型保管システムの詳細な構成図。
【符号の説明】
【0081】
1 ICカードを用いる保管システム
2 ICカードを用いる管理サーバ型保管システム
110 開閉データ更新手段
120 開閉データ返信手段
160 開閉データ受信手段
190 記憶手段
199 開閉データ
300 ICカード開閉式保管庫
310 開閉データ送信要求手段
313 開閉データ受信手段
315 施錠要求受付手段
320 開錠要求手段
325 施錠要求手段
330 開錠手段
335 施錠手段
340 ICタグ読取手段
345 保管品情報送信手段
350 開閉データ中継手段
391 保管データ
399 履歴データ
500 管理サーバ装置
510 開錠要求受付手段
515 施錠要求受付手段
530 開錠許可手段
535 施錠許可手段
540 開錠データ作成手段
545 施錠データ作成手段
550 開閉データ送信手段
560 保管品情報受信手段
570 履歴作成手段
575 履歴記録手段
580 保管データ更新手段
590 記憶手段
700 保管品
710 ICタグ
711 ICタグ識別情報


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ICカード開閉式保管庫と、管理サーバ装置とが、ネットワーク接続されて構成されたICカードを用いる保管システムであって、
前記ICカードは、
利用者識別情報と保管庫を特定する情報とを含み、開錠状態、または、施錠状態の一方を有する開閉データを記憶する記憶手段と、
ICカード開閉式保管庫から、開閉データ送信要求を受け付けて、前記記憶する開閉データを返信する開閉データ返信手段と、
ICカード開閉式保管庫から開閉データを受信する開閉データ受信手段と、
前記受信した開閉データを用いて、記憶手段に記憶している開閉データを更新する開閉データ更新手段と、
を備えるICカードであって、
前記ICカード開閉式保管庫は、
ICカードに、開閉データ送信要求を発行する開閉データ送信要求手段と、
ICカードから、開閉データを受信する開閉データ受信手段と、
保管庫を特定する情報を含む開錠要求を作成して、これを前記受信した開閉データに添え
て、管理サーバ装置に、送信する開錠要求手段と、
管理サーバ装置から、保管庫を特定する情報を含む開錠許可を受け付けて、開錠する開錠手段と、
施錠要求の入力を受け付ける施錠要求受付手段と、
保管庫を特定する情報を含む施錠要求を作成して、これを施錠要求の入力を受け付けた後に受信した開閉データに添えて、管理サーバ装置に、送信する施錠要求手段と、
管理サーバ装置から、保管庫を特定する情報を含む施錠許可を受け付けて、施錠する施錠手段と、
管理サーバ装置から受信した開閉データを、ICカードに転送する開閉データ中継手段と、を備える保管庫であって、
前記管理サーバ装置は、
ICカード開閉式保管庫から、開錠要求が添えられた開閉データを受け付ける開錠要求受付手段と、
前記受け付けた開錠要求が添えられた開閉データが施錠状態を有すれば、前記受け付けた開錠要求の保管庫を特定する情報を読み取って、これを含む開錠許可を作成して、ICカード開閉式保管庫に、発行する開錠許可手段と、
前記受け付けた開錠要求が添えられた施錠状態の開閉データを用いて、開錠状態の開閉デ
ータを作成する開錠データ作成手段と、
ICカード開閉式保管庫に、前記作成した開閉データを送信する開閉データ送信手段と、ICカード開閉式保管庫から、施錠要求が添えられた開閉データを受け付ける施錠要求受付手段と、
前記受け付けた施錠要求が添えられた開閉データが開錠状態を有すれば、前記受け付けた施錠要求の保管庫を特定する情報を読み取って、これを含む施錠許可を作成して、ICカード開閉式保管庫に、発行する施錠許可手段と、
前記受け付けた施錠要求が添えられた開錠状態の開閉データを用いて、施錠状態の開閉データを作成する施錠データ作成手段と、
を備えるサーバ装置である、
ことを特徴とする管理サーバ型保管システム。
【請求項2】
前記ICカード開閉式保管庫は、ICカード開閉式保管庫内にICタグ識別情報を記憶するICタグを有する保管品を保持して、
ICカード開閉式保管庫内の保管品のICタグが記憶するICタグ識別情報を読み取るICタグ読取手段と、
前記読み取ったICタグ識別情報と保管庫を特定する情報とを含む保管品情報を作成して、管理サーバ装置に、送信する保管品情報送信手段と、
を備える保管庫であって、
前記管理サーバ装置は、
利用者識別情報と保管庫を特定する情報とICタグ識別情報とを含む履歴データと、
保管庫を特定する情報とICタグ識別情報とを含む保管データと、
を記憶する記憶手段と、
ICカード開閉式保管庫から、保管品情報を受信する保管品情報受信手段と、
前記受信した保管品情報と、前記記憶手段に記憶された保管データとを用いて、履歴データを作成する履歴作成手段と、
前記作成された履歴データを、前記記憶手段に、記録する履歴記録手段と、
記憶手段に記憶されている保管データを削除して、前記受信した保管品情報を用いて作成した保管データを、前記記憶手段に記録する保管データ更新手段と、
を備えるサーバ装置である、
ことを特徴とする請求項1に記載の管理サーバ型保管システム。
【請求項3】
利用者識別情報と保管庫を特定する情報とを含み、開錠状態、または、施錠状態の一方を有する開閉データを用いる保管方法であって、
開閉データ送信要求を発行する開閉データ送信要求ステップと、
開閉データを受信して、これに、保管庫を特定する情報を含む開錠要求を添えて、送信する開錠要求ステップと、
開錠要求が添えられた開閉データを受け付けて、開閉データが施錠状態を有すれば、前記受け付けた開錠要求の保管庫を特定する情報を読み取って、これを含む開錠許可を作成して、発行する開錠許可ステップと、
前記開錠許可を受け付けて、開錠する開錠ステップと、
前記受け付けた開錠要求が添えられた施錠状態の開閉データを用いて、開錠状態の開閉データを作成して、記憶している開閉データを更新する開閉データ更新ステップと、
施錠要求の入力を受け付ける施錠要求受付ステップと、
開閉データを受信して、これに、保管庫を特定する情報を含む施錠要求を添えて、送信する施錠要求ステップと、
施錠要求が添えられた開閉データを受け付けて、開閉データが開錠状態を有すれば、前記受け付けた施錠要求の保管庫を特定する情報を読み取って、これを含む施錠許可を作成して、発行する施錠許可ステップと、
前記施錠許可を受け付けて、施錠する施錠ステップと、
前記受け付けた施錠要求が添えられた開錠状態の開閉データを用いて、施錠状態の開閉データを作成する施錠データ作成ステップと、
前記受け付けた施錠要求が添えられた開錠状態の開閉データを用いて、施錠状態の開閉データを作成して、記憶している開閉データを更新する開閉データ更新ステップと、
を含んだ手順でなされることを特徴とする保管方法。
【請求項4】
ICタグ識別情報を記憶するICタグを有する保管品を用いる保管であって、
保管庫を特定する情報と保管品識別情報とを含む保管データと、
利用者識別情報と保管庫を特定する情報と保管品識別情報とを含む履歴データと、
利用者識別情報と保管庫を特定する情報とを含み、開錠状態、または、施錠状態の一方を有する開閉データと、
を用いる保管方法であって、
ICカード開閉式保管庫内の保管品のICタグが記憶するICタグ識別情報を読み取るICタグ読取ステップと、
前記読み取ったICタグ識別情報と保管庫を特定する情報とを含む保管品情報を作成する保管品情報作成ステップと、
前記作成された保管品情報と、保管データとを用いて、履歴データを作成する履歴作成ステップと、
前記作成された履歴データを、記録する履歴記録ステップと、
記憶されている保管データを削除して、前記作成された保管品情報を用いて作成した保管データを、記録する保管データ更新ステップと、
を含んだ手順でなされることを特徴とする請求項3に記載の保管方法。
【請求項5】
コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項1、または、請求項2に記載の管理サーバ型保管システムとして動作させるコンピュータプログラム。
【請求項6】
請求項5に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2008−8139(P2008−8139A)
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−146285(P2007−146285)
【出願日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】