説明

修正ウォッベ指数制御範囲を増大させる方法及びシステム

【課題】燃料ガスの温度を制御するためのシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】タービン340の排気は導管342から排熱回収ボイラ344に接続している。弁392は、導管249および251への高圧給水流の相対流量を制御する。混合器380には、排熱回収ボイラ344からの中圧給水流が導管346を介して、排熱回収ボイラ344からの高圧給水流が導管390を介して、および冷水が導管382を介して導入される。混合器380の出力パラメーターは、測定装置396により測定され、測定装置396は弁392および弁384に制御信号を送って高圧給水流および冷水の流量を制御する。加湿燃料ガスと非加湿燃料ガスは、混合器326内で混合され、導管328を介して熱交換器330へ供給されて加熱された後、タービン340に導入される。燃料ガスの組成および温度を設定するための基準として修正ウォッベ指数を適用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスタービンの燃焼器での燃焼挙動を制御する方法及びシステムに関し、具体的には、実測した燃焼器への燃料流量及びガスタービンへの熱入力に基づいて、様々な燃料ガス組成及び温度に対して燃焼挙動を制御する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
産業用タービンはガス燃焼式のものが多く、発電機を駆動して電気エネルギーを発生さえるため発電プラントに常用される。例えば、図1に、全体を符号10で示す単純サイクル一軸式ヘビーデューティーガスタービンの概略図を示す。ガスタービンは、ロータシャフト14を有する軸流圧縮機12を備える。空気は圧縮機の入口16に入って、軸流圧縮機12で圧縮され、燃焼器18へと吐出され、そこで天然ガスのような燃料を燃焼させてタービン20を駆動する高エネルギー燃焼ガスを発生させる。タービン20では、高温ガスのエネルギーが仕事に変換され、その一部はシャフト14を介した圧縮機12の駆動に使用され、残りは、発電のためロータシャフト24による発電機22のような負荷を駆動するための有用な仕事に利用できる。タービンからの排熱(符号26で示す)は、例えば複合サイクルシステムでは他の目的に使用できる。また、本発明にしたがって燃焼器18への燃料入口を加熱するための熱交換器28も示してある。
【0003】
現在の燃料ガスの加熱法は、排熱回収ボイラ(HRSG)の中圧エコノマイザから中圧(IP)給水を取って性能熱交換器へと配管することである。図2は、単純サイクル一軸式ヘビーデューティーガスタービンにおける現行の燃料ガス加熱法の概略を示す。一般に、タービンへの入力は燃料ガス202と空気204とを含んでおり、出力は電気エネルギー206を含む。燃料ガス202は導管210を介してシステムに導入され、、弁212で導管214と導管216とに分けられる。導管214を介して、燃料ガスは燃料ガスサチュレータ218に入り、そこで燃料ガスが加湿される。燃料ガスサチュレータ218のその他の入力としては、導管220から導入される水がある。未使用の水は導管222を介して燃料ガスサチュレータ218から排出され、加湿燃料ガスは導管224を介して燃料ガスサチュレータ218から出る。導管216及び224を介して加湿燃料ガスと非加湿燃料ガスは混合器226内で混合され、熱交換器230へと供給され、燃料ガスを熱交換器で加熱してから導管232からタービン240に導入される。
【0004】
空気204は導管234を介して圧縮機236へ入り、圧縮され、導管238を介してタービン240へ吐出される。タービン240は燃焼器(図示せず)を備えており、空気の存在下で燃料ガスを燃焼させて熱を発生させ、発電機(図示せず)を駆動して電力を発生させる。電気エネルギー206はキャリア250を介してタービン240から出る。排気は導管242を介してタービン240から排出され、導管242はHRSG244と接続している。IP給水は導管246を介してHRSG244から排出され、導管246でIP給水を熱交換器230に導入して供給ガスを加熱する。供給ガスを加熱した後、IP給水は導管248を介して熱交換器230から排出される。HRSG244の中圧エコノマイザからの高圧(HP)の給水は導管245を介してHRSG244から排出さ、導管245は一連のドラム247(例えば、低圧、中圧、及び高圧)を加熱できるようにHP給水を移送する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態では、発電用タービンに導入し得る燃料ガスの温度の制御方法を提供する。当該方法は、(i)燃料ガスの燃焼からの排気を用いて、排熱回収ボイラで中圧給水流及び高圧給水流を発生させる段階、(ii)中圧給水流を混合器に導入する段階、(iii)高圧給水流を混合器に導入する段階、(iv)中圧給水流と高圧給水流を混合器内で混合する段階、(v)混合器から出力流を出力する段階、(vi)出力流を熱交換器へ導入する段階、及び(vii)熱交換器内で燃料ガスを加熱する段階を始めとする幾つかの段階を含む。
【0006】
別の実施形態では、電力を発生させるためのシステムを提供する。当該システムは、ガスタービンに導入する前の燃料ガスを加熱するための熱交換器、加熱された燃料ガスと空気が送られるガスタービンであって、電気エネルギーを発生させるガスタービン、中圧給水及び高圧給水を発生させるための排熱回収ボイラ、及び排熱回収ボイラで発生した中圧給水及び高圧給水を混合するための混合器であって、その出力流が熱交換器に導入される混合器を備える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
例えば、天然ガス、プロパンやブタンのようなLNG、精油所ガス、石炭ガスを始めとする様々な種類の燃料ガスをタービンの燃焼器に使用し得る。これらの各燃料のエネルギー含量は、その原料によって異なり、様々な種類の燃料でエネルギー含量が変動することはいうまでもない。燃焼器に供給される燃料ガスの温度もシステム毎に大きく異なる。例えば、ガスタービンの出力から電力を発生させる多くの電力プラントでは、燃焼器に一定(又は目標)の燃料ガス温度を供給するため燃料ガスヒータが設けられていることがある。他の発電所では、温度を高めるための多数のブースト圧縮機を有する。このようにして、様々な発電所では温度及び圧力の異なる燃料ガスが供給される。さらに、発電所によっては、燃料ガスが幾つかの供給業者から供給されるが、これは燃料ガスの温度及び組成が共に変動しかねないことを意味する。
【0008】
燃料ガスの組成及び温度を設定するための基準は、修正ウォッベ指数(MWI)と呼ばれるパラメータで特徴付けられる。MWIによって、様々な温度での各種燃料ガスの体積エネルギー含量を対比することができる。ガスタービンは、燃焼器で放出されたエネルギーとしか反応せず、燃料流制御プロセスは概して体積流量制御プロセスであるので、組成の異なる燃料であってもMWI値が比較的近ければ概して同じ燃料制御システムに供給できる。
【0009】
MWIは以下の通り定義される。
【0010】
【数1】

MWIの許容変動は概して±5%未満である。所定の値からのMWIの変動は、容認しがたいレベルの燃焼挙動を招くおそれがある。すなわち、燃焼挙動は部分的にはMWIの関数である。したがって、所定の値からのMWIの変動が高いレベルで作動すると、機械設備の障害、又は燃焼システムの部品の寿命の減少及び/又は発電機能の停止を招きかねない。
【0011】
上記で定義した通り、MWIは、ガスタービン燃焼器へ噴射されるあるエネルギー量の体積流量の尺度であり、所定のシステム設計におけるガス燃料の互換性の尺度となり得る。起源の異なる燃料又はガス混合組成の異なる燃料は、エネルギー含量が異なることがある。ガスタービンの燃料システムは、一般に、あるエネルギー含量を有する公称体積流量に合わせて設計される。設計外の体積流量は、燃焼挙動その他の問題を生じかねない。そこで、様々な混合燃料を利用するガスタービンでは、状況に応じてMWIを制御する方法が必要とされる。
【0012】
本発明の方法及び装置の実施形態では、燃料の温度の修正によってMWIを制御する。燃料は、設計点の数%上で加熱することができる。こうして、燃焼すべき燃料のMWI値の許容範囲を拡大できる。これは起動時のような過渡期間にも役立ち、システムが定常状態運転に達するまでに要する時間を短縮させる。
【0013】
一実施形態では、この制御は、高圧(HP)給水をHRSGからのIP給水と混合することによって組み込む。これによって、性能熱交換器での熱伝達を高めて、公称燃料温度よりも高くすることができる。例えば、システム起動後1時間又は以上、HP給水をIP給水と混合してもよい。
【0014】
本発明の少なくともある実施形態は、燃料ガス供給システムに使用することができる。本発明の少なくともある実施形態は、供給燃料が変化してMWIが5%許容範囲を超えて増加した場合であっても、有効MWI制御範囲を増大させて、タービンを調整点付近で作動させることができる。
【0015】
有効MWI制御範囲を増大させるには、性能熱交換器でのガスの加熱に用いられるIP給水の温度を高めなければならない。換言すれば、性能加熱システムは、設計点を超えて加熱することができるある程度の余裕をもって設計しなければならない。この追加熱容量は、燃焼によって公称MWI設定値の−5%未満に下がったときに、MWIを仕様値に戻すのに使用できる。
【0016】
IP給水の温度を高めるため、HP給水をIP給水と混合する。HP給水の圧力は、IP給水ラインでHP給水の逆流を起こさずに混合器を使用できるように、HP給水の圧力を下げる。システムには、迅速なガス冷却が必要とされる(MWIが許容範囲未満である)ときにIP給水と混合することができる冷水ラインを組み込んでもよい。これら3つの流れは、温度の上昇又は低下したIP給水のいずれかを生じさせるため、一度に2つの流れを混合する。MWIがシステムの仕様範囲内にある通常作動条件下では、IP給水を混合せずにそのままの温度で使用できることはいうまでもない。
【0017】
柔軟性に富む燃料供給(すなわち燃料ガスの組成の変化)を支援するため、修正ウォッベ指数(MWI)制御の可能性について検討した。本発明のある実施形態は、性能熱交換器を用いてガス温度(ひいてはMWI)の制御能力を高める。現行の設計でも燃料温度を下げることによってMWIを調節し得るが、性能熱交換器は既にそのガス加熱能力の上限で作動されており、図5に示すように、公称MWIの−15%から+1%の範囲でMWIを制御することができる。
【0018】
計画された燃料低位発熱量(LHV)は公称値から±8%の範囲である。燃焼限界のため、MWIは公称値の±5%以内に制御すべきである。現行の設計では、誤差は+8%から7%にしか減らせない。本発明のある実施形態では、誤差は+8%から、MWI誤差の許容範囲内の+3%に減少させることができる。
【0019】
現行の設計では限られた範囲でMWIを調節することができるが、本発明の少なくともある実施形態では、MWIを制御し得る範囲が拡大される。性能熱交換器に入る水の圧力を高めると、MWIの調節可能な上限はさらに増大する。これは、HP給水を用いて混合した水の圧力を上昇させて、水の飽和点を上昇させ、蒸気を生じさせずにその温度を高めることによって可能となる。
【0020】
図3は、単純サイクル一軸式ヘビーデューティーガスタービンにおける本発明の実施形態の概略を示す。一般に、タービンへの入力は燃料ガス302と空気304とを含んでおり、出力は電気エネルギー306を含む。燃料ガス302は導管310を介してシステムに導入され、、弁312で導管314と導管316とに分けられる。導管214を介して、燃料ガスは燃料ガスサチュレータ318に入り、そこで燃料ガスが加湿される。燃料ガスサチュレータ318のその他の入力としては、導管320から導入される水がある。未使用の水は導管322を介して燃料ガスサチュレータ318から排出され、加湿燃料ガスは導管324を介して燃料ガスサチュレータ318から出る。導管316及び324を介して加湿燃料ガスと非加湿燃料ガスは混合器326内で混合され、導管328を介して熱交換器330へと供給され、燃料ガスを加熱してから導管332を介してタービン340に導入される。混合器326への入力を制御することによって、タービン340に導入される燃料ガスの水分量を制御できる。
【0021】
空気304は導管334を介して圧縮機336へ入り、圧縮され、導管338を介してタービン340へ吐出される。タービン340は燃焼器(図示せず)を備えており、空気の存在下で燃料ガスを燃焼させて熱を発生させ、発電機(図示せず)を駆動して電力を発生させる。電気エネルギー306はキャリア350を介してタービン340から出る。
【0022】
排気は導管342を介してタービン340から排出され、導管342はHRSG344と接続している。HRSG344の中圧エコノマイザからのIP給水は導管346を介してHRSG344から排出され、導管346はIP給水を混合器380に導入する。HRSG244の中圧エコノマイザからのHP給水は導管245を介してHRSG244から排出され、弁392で導管249と導管251とに分けられる。弁392は、導管249及び251へのHP給水の相対流量を制御する。導管249は、一連のドラム247(例えば、低圧、中圧及び高圧)を加熱できるようにHP給水を移送する。導管251及び弁394を介して、ある量のHP給水が導管390から混合器380に供給される。
【0023】
導管346からのIP給水及び導管390からのHP給水に加えて、混合器380へのもう一つの入力は導管382からの冷水である。混合器380からの出力は次いで熱交換器330に導入され、そこで供給ガスを加熱する。供給ガスを加熱した後、出力は導管348を介して熱交換器330から排出される。混合器380の出力の作動パラメータ(例えば、温度、圧力など)は 1以上の測定装置396によって測定される。測定装置は弁392及び384に制御信号を送ってHP給水及び冷水の流量を制御する。また、混合器380に導入される冷水をポンプ386を用いて加圧してもよく、冷水供給源からの導管388によって供給される。同様に、HP給水の圧力を減圧弁394によって制御してもよい。
【0024】
ある実施形態では、IP給水は380°Fの温度及び50000ポンド毎時(pph)の質量流量を有する。HP給水は600°Fの温度4100pphの質量流量を有する。この実施形態では、混合器380の出力は440°Fの温度を有する。熱交換器330に供給される燃料ガスは55°Fの温度を有する。導管332を介して熱交換器330を出る際の燃料ガスは335°Fの温度を有する。ある実施形態では、燃料ガスは最高425°Fの温度を有する。以上の温度及び質量流量は近似的であり、特定の作動条件に応じて種々変更し得る。
【0025】
図4は、本発明の実施形態にかかる方法を用いたときの公称燃料温度の関数としてのMWIの変化を示すチャートを示す。図4は、本発明の実施形態に係る方法を用いると、有効MWI制御範囲が5%を超えることができることを示している。
【0026】
IP給水(一般に380°Fの温度を有する)だけを使用する従来法では、有効MWI制御範囲は1%である。図5は、従来法を用いたときの公称燃料温度の関数としてのMWIの変化を示すチャートを示す。
【0027】
表1に、例示的な実施形態に係る熱交換器(NTIW−セグメンタルバッフルを備えた水平式)の幾つかの作動条件を例示する。表1は、燃料ガスを410°Fまで加熱し得ることを示している。
【0028】
【表1】

なお、本明細書及び特許請求の範囲に記載された数量及び数値範囲は近似的なものである。
【0029】
現時点で最も実用的で好ましいと思料される実施形態に関して本発明を説明しれてきたが、本発明は開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想及び技術的範囲に属する様々な変更及び均等な構成を包含する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】単純サイクル一軸式ヘビーデューティーガスタービンの概略図。
【図2】単純サイクル一軸式ヘビーデューティーガスタービンにおける従来の燃料ガス加熱法の概略図。
【図3】単純サイクル一軸式ヘビーデューティーガスタービンにおける本発明の実施形態の概略図。
【図4】本発明の実施形態を用いたときの公称燃料温度の関数としてのMWIの変化を示すチャート。
【図5】従来法を用いたときの公称燃料温度の関数としてのMWIの変化を示すチャート。
【符号の説明】
【0031】
10 ガスタービン
12 軸流圧縮機
14,24 ロータシャフト
16 圧縮機入口
18 燃焼器
20,240,340 タービン
22 発電機
26 排熱
28,230,330 熱交換器
202,302 燃料ガス
204,304 空気
206,306 電気エネルギー
218,318 燃料ガスサチュレータ
226,326,380 混合器
236,336 圧縮機
244,344 排熱回収ボイラ(HRSG)
247,347 ドラム
386 ポンプ
394 減圧弁
396 測定装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料ガスの温度を制御する方法であって、
燃料ガスの燃焼からの排気を用いて、排熱回収ボイラ(344)で中圧給水流(346)及び高圧給水流(390)を発生させる段階、
中圧給水流(346)を混合器(380)に導入する段階、
高圧給水流(390)を混合器(380)に導入する段階、
中圧給水流(346)と高圧給水流(390)を混合器(380)内で混合する段階、
混合器(380)から出力流(398)を出力する段階、
出力流(398)を熱交換器(330)に導入する段階、及び
熱交換器(330)内で燃料ガスを加熱する段階
を含んでなる方法。
【請求項2】
冷水流(382)を混合器(380)に導入する段階、及び中圧給水流(346)と高圧給水流(390)と冷水流(382)とを混合器内で混合する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
高圧給水流(390)の圧力に作用する減圧弁(394)を調節することによって、出力流(398)の圧力を制御する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項4】
出力流(398)の圧力又は温度を監視する段階、及び
燃料ガスの修正ウォッベ指数に影響を与えるために出力流(398)の目標温度又は圧力に達するように高圧給水流(390)の質量流量を増減させる段階
をさらに含み、熱交換器内で燃料ガスを加熱する段階で、修正ウォッベ指数を制御するとともに、燃料ガスの修正ウォッベ指数の10%以上の誤差の補正を促進する、請求項1記載の方法方法。
【請求項5】
出力流(398)の温度を監視する段階、
出力流(398)の圧力を監視する段階、及び
燃料ガスの修正ウォッベ指数に影響を与えるために出力流(398)の目標温度及び目標圧力に達するように高圧給水流(390)の質量流量を増減させる段階
をさらに含む、請求項4記載の方法。
【請求項6】
熱交換器(330)から燃料ガスを出力する段階をさらに含み、熱交換器を出た後の燃料ガスが335°F以上の温度を有する、請求項1記載の方法。
【請求項7】
熱交換器(330)から燃料ガスを出力する段階をさらに含み、熱交換器を出た後の燃料ガスが425°F以上の温度を有する、請求項6記載の方法。
【請求項8】
発電システムであって、
ガスタービン(340)に導入される前の燃料ガスを加熱するための熱交換器(330)、
加熱された燃料ガスと空気が送られるガスタービン(340)であって、電気エネルギー(306)を発生させるガスタービン(340)、
中圧給水及び高圧給水を発生させるための排熱回収ボイラ(344)、及び
排熱回収ボイラで発生した中圧給水と排熱回収ボイラで発生した高圧給水を混合するための混合器(380)であって、その出力流が熱交換器(330)に導入される混合器(380)
を備えるシステム。
【請求項9】
混合器(380)で、排熱回収ボイラ(344)で発生した中圧給水と排熱回収ボイラ(344)で発生した高圧給水と冷水供給からの冷水とを混合する、請求項8記載のシステム。
【請求項10】
混合器の出力流が、混合器(380)に導入される前の高圧給水流の圧力を制御する減圧弁(394)によって制御された圧力を有する、請求項8記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−185034(P2008−185034A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−17464(P2008−17464)
【出願日】平成20年1月29日(2008.1.29)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【氏名又は名称原語表記】GENERAL ELECTRIC COMPANY
【Fターム(参考)】