説明

光学装置

【課題】集光光学系による各波長の光の集光位置の配列ピッチを所定ピッチに容易に調整することできる光学装置を提供する。
【解決手段】光学装置1は、光入出力部10,透過型回折格子21,レンズ30およびミラーアレイ40を備える。透過型回折格子21は、x軸方向に延在する格子が一定周期で形成されたものであり、入力ポートに入力された光を波長分岐して出力する。透過型回折格子21は、所定軸の周りに回動自在である。透過型回折格子21は、回動軸に垂直で波長に応じた方向に各波長の光を出力する。レンズ30は、透過型回折格子21により波長分岐されて出力された各波長の光を互いに異なる位置に集光する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
光合波器,光分波器および波長選択スイッチ等として用いられる光学装置の発明が特許文献1に開示されている。この文献に記載された光学装置では、入力ポートに入力された光は反射型回折格子により波長分岐され、この反射型回折格子から波長に応じた方向に各波長の光が出力され、この反射型回折格子から出力された各波長の光が集光光学系により互いに異なる位置に集光される。集光光学系による各波長の光の集光位置には反射方向が可変の複数のミラーが設けられており、該ミラーに到達した光は、反射されて集光光学系および反射型回折格子を経て何れかの出力ポートから出力される。
【0003】
このような光学装置に入力される光は、例えばITUグリッドの各波長の光が多重化されたものである。また、ITUグリッドの各波長、集光光学系の焦点距離、反射型回折格子の格子周期および反射型回折格子への光の入射角などに応じて、複数のミラーの配列ピッチが設計される。各ミラーにおける光の反射方向が調整されることにより、複数の出力ポートのうちの何れの出力ポートから何れの波長の光が出力されるかが設定される。
【0004】
このような光学装置では、反射型回折格子への光の入射角,反射型回折格子の格子周期および集光光学系の焦点距離のうちの何れかが設計値と異なると、集光光学系による各波長の光の集光位置の配列ピッチは複数のミラーの配列ピッチと異なることになる。その結果、光学装置の透過特性は劣化する。特許文献1には、このような問題を解消することを意図した発明が開示されている。
【0005】
特許文献1に開示された発明の光学装置は、集光光学系として焦点距離が異なる複数枚のレンズを有し、そのうちの少なくとも1枚のレンズを光軸方向に平行移動可能とする。このレンズの位置が調整されることにより、集光光学系による各波長の光の集光位置の配列ピッチは複数のミラーの配列ピッチと等しくなり得て、その結果、光学装置の透過特性の劣化が抑制され得るとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−101670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示された発明の光学装置において、例えば、集光光学系が2枚のレンズを有し、これら2枚のレンズの間隔が20mmであり、合成焦点距離が100mmであり、ミラーアレイ側のレンズの焦点距離が反射型回折格子側のレンズの焦点距離の10倍であり、ミラーアレイ側のレンズが光軸方向に平行移動可能であるとする。このとき、集光光学系による各波長の光の集光位置の配列ピッチに関し誤差1%分を補正するには、ミラーアレイ側のレンズを約12mm移動させればよい。
【0008】
しかしながら、このレンズの12mmの移動に伴い、集光位置がミラーアレイから光軸方向に約2mmずれて、その結果、ピンボケに因るロスが発生する。このロスを無くすには、レンズの移動と同時にミラーアレイも移動させるか、合成焦点距離が変化しても集光位置が変わらないような複雑な集光光学系を採用する必要がある。何れにしても、特許文献1に開示された発明の光学装置は複雑な構成となる。
【0009】
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、集光光学系による各波長の光の集光位置の配列ピッチを所定ピッチに容易に調整することできる光学装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の光学装置は、(1) 所定軸の周りに回動自在な透過型回折格子を含み、入力ポートに入力された光を波長分岐して、所定軸に垂直で波長に応じた方向に各波長の光を出力する波長分岐部と、(2) 波長分岐部により波長分岐されて出力された各波長の光を互いに異なる位置に集光する集光光学系と、(3) 集光光学系により集光される各波長の光の集光位置に設けられた複数の光学素子を含む光学素子アレイと、を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の光学装置は、波長分岐部が複数個の透過型回折格子を含み、これら複数個の透過型回折格子のうち集光光学系から光路的に最も遠い位置にある透過型回折格子が所定軸の周りに回動自在であるのが好適である。所定軸は入力ポートに入力された光が到達する位置を通るのが好適である。光学素子アレイは、各光学素子に到達した光を透過または反射させて出力ポートから出力させるのが好適である。また、光学素子アレイは、光の反射方向が可変のミラーを光学素子として含み、該ミラーに到達した光を反射させて集光光学系および波長分岐部を経て出力ポートから出力させるのが好適である。
【発明の効果】
【0012】
本発明の光学装置は、集光光学系による各波長の光の集光位置の配列ピッチを所定ピッチに容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】第1実施形態の光学装置1の構成図である。
【図2】第2実施形態の光学装置2の構成図である。
【図3】第3実施形態の光学装置3の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0015】
図1は、第1実施形態の光学装置1の構成図である。この図には、説明の便宜のためにxyz直交座標系が示されている。この光学装置1は、光入出力部10,透過型回折格子21,レンズ30およびミラーアレイ40を備える。
【0016】
光入出力部10は、x軸方向に配列された複数のポートを含む。複数のポートそれぞれは、光を入力する入力ポートとして用いられる場合があり、また、光を出力する出力ポートとして用いられる場合もある。複数のポートそれぞれは、対応する光ファイバ2と接続され、また、対応するコリメートレンズを有している。入力ポートは、光ファイバ2から伝送されてきた光をコリメートレンズによりコリメートして透過型回折格子21へ出力する。出力ポートは、透過型回折格子21から到達した光を集光して光ファイバ2の端面に入射させて、その光を光ファイバ2により伝送させる。光入出力部10に含まれる複数のポートそれぞれと透過型回折格子21との間の光路は、xz平面に平行な共通の平面上にあり、z軸方向に平行である。
【0017】
波長分岐部としての透過型回折格子21は、x軸方向に延在する格子が一定周期で形成されたものであり、入力ポートに入力された光を波長分岐して出力する。透過型回折格子21は、所定軸の周りに回動自在である。この回動軸は、x軸方向に平行であるが、入力ポートに入力された光が到達する位置を通るのが好適である。透過型回折格子21は、回動軸に垂直(yz平面に平行)で波長に応じた方向に各波長の光を出力する。集光光学系としてのレンズ30は、透過型回折格子21により波長分岐されて出力された各波長の光を互いに異なる位置に集光する。
【0018】
光学素子アレイとしてのミラーアレイ40は、レンズ30により集光される各波長の光の集光位置に設けられた複数の光学素子として複数のミラー41〜41を含む。ミラー41〜41は、yz平面に平行な直線上に配列されている。波長λの光の集光位置にミラー41が設けられ、波長λの光の集光位置にミラー41が設けられ、波長λの光の集光位置にミラー41が設けられている。ミラー41〜41それぞれは、光の反射方向が可変である。ミラー41〜41それぞれは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により作成されたものであるのが好適である。ミラー41〜41それぞれは、DMD(Digital Micromirror Device)であってもよいし、DLP(DigitalLight Processing)であってもよい。
【0019】
このような光学装置1において、光入出力部10の入力ポートに多重化された多波長λ〜λの光が入力されると、その光は入力ポートからコリメートされて透過型回折格子21に到達する。透過型回折格子21に到達した光は透過型回折格子21により波長分岐されて、その分岐された各波長の光は透過型回折格子21から互いに異なる方向へ出力される。透過型回折格子21により波長分岐されて出力された各波長の光は、レンズ30により互いに異なる位置に集光される。その集光位置にミラー41が配置されており、レンズ30によりミラー41に集光された光は、そのミラー41により反射される。ミラー41により反射された光は、レンズ30および透過型回折格子21を経て、光入出力部10の何れかの出力ポートから出力される。
【0020】
ミラー41における光の反射方向が可変であるので、複数の出力ポートのうちの何れの出力ポートから何れの波長の光が出力されるか設定され得る。或る波長の光について出力ポートを変更するには、その波長の光がレンズ30により集光される位置にあるレンズ41の反射面の方位を変更すればよい。レンズ41の反射面の方位を変更する際に、1軸のみで変更する場合には、その変更の過程で途中の出力ポートから光が出力される場合があるが、2軸で変更する場合には、その変更の過程で途中の出力ポートから光が出力されることはないので好ましい。
【0021】
このような光学装置1において、入力ポートから透過型回折格子21への光の入射角,透過型回折格子21の格子周期およびレンズ30の焦点距離のうちの何れかが設計値と異なると、レンズ30による各波長λ〜λの光の集光位置の配列ピッチはミラー41〜41の配列ピッチと異なることになる。この問題を解消するため、光学装置1においては、x軸方向に平行な回動軸の周りに透過型回折格子21を回動させることで、レンズ30による各波長λ〜λの光の集光位置の配列ピッチをミラー41〜41の配列ピッチと等しくする。この際、レンズ30やミラーアレイ40を移動させる必要はない。したがって、レンズ30による各波長の光の集光位置の配列ピッチを所定ピッチに容易に調整することができる。
【0022】
例えば、格子本数が1200本/mmであるとすると、ブラッグ波長での透過型回折格子の波長シフト量は反射型回折格子の波長シフト量の1/150である。0.3度だけ透過型回折格子21を回動することで、分散や焦点距離の誤差1%分の補正をすることができ、その際の波長シフトは2.6GHzである。したがって、レンズ30やミラーアレイ40を移動させる必要はない。なお、ミラーアレイ実装時に、ピッチズレ量を測定し、回折格子回転に伴う波長シフト量の分、ミラーアレイ位置を予めずらしておくと、さらに好適である。
【0023】
入力光波長範囲λ〜λの中心付近の波長λで透過型回折格子21でのブラッグ条件が満たされるように、入力ポートから透過型回折格子21への光入射角が設定されていると、透過型回折格子21が回動されても、透過型回折格子21からの波長λの光の出力方向は殆ど変化せず、レンズ30による波長λの光の集光位置は殆ど変化しない。その一方で、レンズ30による波長範囲λ〜λの各波長の光の集光位置の配列ピッチは変化する。
【0024】
図2は、第2実施形態の光学装置2の構成図である。この図にも、説明の便宜のためにxyz直交座標系が示されている。この光学装置2は、光入出力部10,波長分岐部20,レンズ30およびミラーアレイ40を備える。図1に示された第1実施形態の光学装置1の構成と比較すると、この図2に示される第2実施形態の光学装置2は、2個の透過型回折格子21,22を含む波長分岐部20が設けられている点で相違する。
【0025】
2個の透過型回折格子21,22の双方または何れか一方は、所定軸の周りに回動自在である。この回動軸は、入力ポートに入力された光が到達する位置を通り、x軸方向に平行である。2個の透過型回折格子21,22を含む波長分岐部20は、回動軸に垂直(yz平面に平行)で波長に応じた方向に各波長の光を出力する。1個の透過型回折格子を用いる場合と比較すると、2個の透過型回折格子21,22を用いる場合には、波長分解能が向上し、装置の小型化が可能となる。
【0026】
透過型回折格子21,22のうちレンズ30から光路的に最も遠い位置にある透過型回折格子21が所定軸の周りに回動自在であるのが好適である。この場合には、レンズ30による各波長λ〜λの光の集光位置の配列ピッチの微調整が可能である。一方、透過型回折格子21,22のうちレンズ30から光路的に最も近い位置にある透過型回折格子22が所定軸の周りに回動自在である場合には、レンズ30による各波長λ〜λの光の集光位置の配列ピッチの粗調整が可能である。
【0027】
図3は、第3実施形態の光学装置3の構成図である。この図にも、説明の便宜のためにxyz直交座標系が示されている。この光学装置3は、光入出力部10,透過型回折格子21,レンズ30およびフォトダイオードアレイ50を備える。図1に示された第1実施形態の光学装置1の構成と比較すると、この図3に示される第3実施形態の光学装置2は、ミラーアレイ40に替えてフォトダイオードアレイ50を備える点で相違する。
【0028】
光学素子アレイとしてのフォトダイオードアレイ50は、レンズ30により集光される各波長の光の集光位置に設けられた複数の光学素子として複数のフォトダイオード51〜51を含む。フォトダイオード51〜51は、yz平面に平行な直線上に配列されている。波長λの光の集光位置にフォトダイオード51が設けられ、波長λの光の集光位置にフォトダイオード51が設けられ、波長λの光の集光位置にフォトダイオード51が設けられている。
【0029】
このような光学装置3において、光入出力部10の入力ポートに多重化された多波長λ〜λの光が入力されると、その光は入力ポートからコリメートされて透過型回折格子21に到達する。透過型回折格子21に到達した光は透過型回折格子21により波長分岐されて、その分岐された各波長の光は透過型回折格子21から互いに異なる方向へ出力される。透過型回折格子21により波長分岐されて出力された各波長の光は、レンズ30により互いに異なる位置に集光される。その集光位置にフォトダイオード51が配置されており、レンズ30によりフォトダイオード51に集光された光は、そのフォトダイオード51により受光される。その受光強度に応じた値の電気信号がフォトダイオード51から出力される。
【0030】
このような光学装置3において、入力ポートから透過型回折格子21への光の入射角,透過型回折格子21の格子周期およびレンズ30の焦点距離のうちの何れかが設計値と異なると、レンズ30による各波長λ〜λの光の集光位置の配列ピッチはフォトダイオード51〜51の配列ピッチと異なることになる。この問題を解消するため、光学装置3においては、x軸方向に平行な回動軸の周りに透過型回折格子21を回動させることで、レンズ30による各波長λ〜λの光の集光位置の配列ピッチをフォトダイオード51〜51の配列ピッチと等しくする。この際、レンズ30やフォトダイオードアレイ50を移動させる必要はない。したがって、レンズ30による各波長の光の集光位置の配列ピッチを所定ピッチに容易に調整することができる。
【0031】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、波長分岐部は、少なくとも1個の回動自在な透過型回折格子を含み、これに加えて反射型回折格子を含んでいてもよい。
【0032】
集光光学系であるレンズ30により集光される各波長の光の集光位置に設けられた複数の光学素子を含む光学素子アレイとしては、第1および第2の実施形態の場合のミラーアレイ40や、第3実施形態の場合のフォトダイオードアレイ50の他に、様々な態様のものが採用され得る。
【0033】
例えば、光学素子アレイとして透過型または反射型の液晶素子アレイが用いられてもよい。反射型の液晶素子アレイは、複数の光学素子それぞれとして液晶素子および後方に設けられたミラーを含み、そのミラーに集光位置がある。液晶素子アレイによって形成された位相パターンにより反射方向を制御したり、液晶素子アレイにより制御された光の偏光状態によって液晶素子アレイの前段に設置された複屈折結晶により光路を切り替える。透過型の液晶素子アレイは、その液晶素子に集光位置があり、後方にレンズおよび出力ポートが配置される。液晶素子アレイによって形成された位相パターンにより光線方向を制御したり、液晶素子アレイにより制御された光の偏光状態によって液晶素子アレイの後方に設置された複屈折結晶により光路を切り替える。
【0034】
また、例えば、光学素子アレイとして、光ファイバアレイや、基板上に形成された光導波路アレイが用いられてもよい。光学素子アレイに含まれる複数の光学素子は、等ピッチであってもよいし、不等ピッチであってもよい。なお、入力ポートへの反射戻り光防止のため、回折格子を、yz面に平行な軸周りに僅かに傾けても良い。この場合、分波した光は、所定回動軸と完全に垂直ではない。しかし、例えば、格子本数が1200本/mmの回折格子を角度1度傾けた場合、yz平面と平行な面からの光線のズレ角は、Cバンド帯(波長1530〜1570nm)の両端波長間でも4分ほどなので、実質的に問題ない。また、回折格子は、入力ポートに入力された光が到達する位置を通る所定軸の周りに回転させると、分波位置の変化が小さく好適であるが、ピッチずれ補正時の回転角は小さいので、軸の位置は上記の位置でなくても良い。
【符号の説明】
【0035】
1〜3…光学装置、10…光入出力部、20…波長分岐部、21,22…透過型回折格子、30…レンズ、40…ミラーアレイ、41…ミラー、50…フォトダイオードアレイ、51…フォトダイオード。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定軸の周りに回動自在な透過型回折格子を含み、入力ポートに入力された光を波長分岐して、前記所定軸に垂直で波長に応じた方向に各波長の光を出力する波長分岐部と、
前記波長分岐部により波長分岐されて出力された各波長の光を互いに異なる位置に集光する集光光学系と、
前記集光光学系により集光される各波長の光の集光位置に設けられた複数の光学素子を含む光学素子アレイと、
を備えることを特徴とする光学装置。
【請求項2】
前記波長分岐部が複数個の透過型回折格子を含み、これら複数個の透過型回折格子のうち前記集光光学系から光路的に最も遠い位置にある透過型回折格子が前記所定軸の周りに回動自在である、ことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項3】
前記所定軸は、入力ポートに入力された光が到達する位置を通ることを特徴とする請求項1または2に記載の光学装置。
【請求項4】
前記光学素子アレイが、各光学素子に到達した光を透過または反射させて出力ポートから出力させる、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の光学装置。
【請求項5】
前記光学素子アレイが、光の反射方向が可変のミラーを前記光学素子として含み、該ミラーに到達した光を反射させて前記集光光学系および前記波長分岐部を経て出力ポートから出力させる、ことを特徴とする請求項4に記載の光学装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−98651(P2012−98651A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−248254(P2010−248254)
【出願日】平成22年11月5日(2010.11.5)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】