説明

半導体装置及びその製造方法

【課題】低抵抗であって小型化が可能な半導体装置及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】半導体チップ10に斜面部14を形成し、半導体チップ10の下面に複数の電極11を設け、半導体チップ10の上面に金属膜15を蒸着させ、斜面部14上の金属膜15を第2電極12とし、第1電極11と対応するリードフレーム20を接続し、第2電極12と対応するリードフレーム20とをストラップ13で接続することで、第1電極11及び第2電極12とリードフレーム20との導通路を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特に、薄型化及び小型化であって、抵抗の低減が可能な半導体装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
リチウム電池の保護回路や携帯電話等の小型の製品の回路基板には、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等の半導体を用いた装置(半導体装置)が用いられている。このような製品は、その形状の小型化が要求されており、製品の小型化のためには、半導体装置を小型化する必要がある。
【0003】
そこで、このような半導体装置101には、図10に示すように、半導体チップ110をリードフレーム120のダイマウント部121に半田130等により固定配置される。さらに、半導体チップ110の電極111とリードフレーム120とを、例えば金製でφ25〜45μmのワイヤ140をボールボンディング法にて接続し、リードフレーム120の末端周辺を残してエポキシ樹脂等の外殻部150で封止することで形成されている。
【0004】
このような半導体装置101は、リードフレーム120の末端を回路基板に接合させることで製品に用いられる。しかし、現在、小型であって高性能の製品が要求されており、半導体装置101を用いた回路(以下、「半導体デバイス」)の性能向上の要求もされている。このため、半導体デバイスの性能向上のために、半導体装置を通過する導電路の抵抗及びインダクタンスを低下させることが必要となる。
【0005】
このため、複数本のワイヤ140を用いて電極111とリードフレーム120とを接続する構成や、ワイヤ140の径をより太い太線(例えばφ70μm)を用いる構成とすることで抵抗の低減を図る方法もある。
【0006】
また、半導体チップの上面から銅板等の金属接続板(以下、「金属板」)を介してリードフレーム(端子、導電路等)に接続する方法が知られている(例えば特許文献1、2参照)。
【特許文献1】特開2000−114445号公報
【特許文献2】特開2002−076195号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した半導体装置では問題があった。即ち、ボールボンディング法を用いてワイヤ140を半導体チップ110の上面に接続すると、ワイヤ140取り回し(ループ)の高さが半導体チップ110の上面より上方まで必要となる。このため、ループの高さ分、半導体装置101の高さが高くなる傾向にある。また、抵抗を低減するために複数本のワイヤや太線のワイヤを用いると、それに伴ってループ高さも高くなる。ループ高さが高くなると、これに伴って外殻部もより多く(高く)必要となるため、半導体装置が大きくなる虞がある。
【0008】
また、半導体チップの上面からワイヤ又は金属板を介してリードフレームに接続すると、抵抗はワイヤ又は金属板の長さにより比例して増加する。このため、近年の半導体装置の小型化及び低抵抗化の要望に満足できない、という虞があった。
【0009】
そこで本発明は、低抵抗であって小型化が可能な半導体装置及びその製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の半導体装置及びその製造方法は次のように構成されている。
【0011】
本発明の一態様として、第1の主面に設けられた複数の第1電極、前記第1の主面と相対向する第2の主面の周部に隣接し前記第2の主面から側面にかけて形成された斜面部、及び、前記斜面部に形成された第2電極を有する半導体チップと、前記第1の主面側に配置され、前記複数の第1電極及び前記第2電極にそれぞれ接続される複数の端子を有する支持部材と、一端が前記第2電極に、他端が前記端子にそれぞれ接続される配線部材と、を備えることを特徴とする半導体装置が提供される。
【0012】
本発明の一態様として、第1の主面に取り付けられた複数の第1電極、及び、前記第1の主面の相対向する第2の主面の周部に少なくとも1つ設けられた第2電極を有する半導体チップと、前記複数の第1電極及び前記第2電極にそれぞれ接続される複数の端子を有する支持部材とを備え、一端が前記第2電極に、他端が前記端子に接続されるとともに、前記第2の主面に対して少なくとも1部が平行、又は、傾斜する形状に形成された配線部材を具備することを特徴とする半導体装置が提供される。
【0013】
本発明の一態様として、半導体チップの第1の主面に複数の第1電極を設け、前記第1の主面に相対向する第2の主面の周部に、前記第2の主面から前記半導体チップの側面にかけて斜面部を形成し、この斜面部に第2電極を形成する工程と、前記複数の第1電極及び前記第2電極にそれぞれ接続される複数の端子を有する支持部材の前記複数の第1電極とそれぞれ接続される前記端子に、前記第1電極を接続させる工程と、前記第2電極と前記第2電極に接続される端子とを、配線部材を介して接続する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、低抵抗であって小型化が可能な半導体装置及びその製造方法を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置1を図1〜7を用いて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置1の構成を模式的に示す断面図である。
【0016】
図1に示すように、半導体装置1は、例えば半導体を材料とする電気回路素子(以下、「素子」)をその内部に有するSi等で形成された半導体チップ10と、この半導体チップ10の第1の主面(以下、「下面」とする)に設けられた複数の第1電極11と、半導体チップ10の第2の主面(以下、「上面」とする)に設けられた第2電極12と、第2電極12に接続されたストラップ13と、半導体チップ10の下面側に配置され、これら第1電極11及びストラップ13とそれぞれ接続複数のリードフレーム(支持部材)20とを備えている。また、半導体装置1は、複数のリードフレーム20の外部と接続する一端を除いた全ての構成品を封止する、例えばトラスファーモールド方式により樹脂で形成された外殻部30を備えている。
【0017】
半導体チップ10は、方形であって、上面の対向する一対の端部に斜面部14を有している。なお、対向する一対の端部ではなく、一部又は上面の端部すべてに斜面部を有していてもよい。また、後述するように、半導体チップ10は、素子を複数有するSi等で形成されたウェハ60に、素子を有する範囲でV字形のV溝61を形成し、このV溝61の中央から切断することで形成されている。
【0018】
第1電極11は、対応する複数のリードフレーム20の一部に、端子として例えば導電性を有する銀ペースト31を用いて融着されている。なお、銀ペースト31に限らず、半田ペースト等を用いてもよい。
【0019】
第2電極12は、半導体チップ10の上面に例えばCVD法により金を蒸着させること金属膜15を形成し、半導体チップ10の一方の斜面部14に位置する金属膜15を用いている。なお、第2電極12は、他方の斜面部14でもよい。また、金属膜15は、CVD法による蒸着で形成することに限定されることなく、鍍金法やスパッタ法、又は、ペースト塗布法等により形成してもよい。
【0020】
ストラップ13は、例えば、幅700μm、厚さ1000μm、その両端がそれぞれ第2電極12及びリードフレーム20に当接可能な長さの帯状であって、導電性材料、例えばAlにより形成されている。また、ストラップ13は、ストラップ13の両端がそれぞれ第2電極12、及び、複数のリードフレーム20の一部に、例えば超音波圧着法により固着することで第2電極12とリードフレーム20とを導通可能に接続している。
【0021】
複数のリードフレーム20は、半導体チップ10を支持可能であるとともに、半導体チップ10のソース、ドレイン、及び、ゲートのそれぞれと、プリント基板等の対応した回路とを導通可能な材料、例えば金属材料や鍍金材料により形成されている。また、半導体チップ10を支持するだけに用いるリードフレーム20には、セラミックス又は樹脂等の絶縁部材で形成されている。なお、具体的な形状、材質は、半導体チップ10及びプリント基板により適宜変更可能であるため、詳細な説明は省略する。
【0022】
また、半導体装置1は、例えば、半導体チップ10の下面から複数の第1電極11及び銀ペースト31を介して接続された複数のリードフレーム20が、ソース回路及びゲート回路として形成されている。半導体チップ10上面から、第2電極12及びストラップ13を介して接続されたリードフレーム20がドレイン回路として形成されている。なお、これらの回路構成は、その条件等により適宜変更可能であり、この構成に限定されるものではない。
【0023】
次に、上述した半導体装置1の製造方法を、図1〜7を用いて説明する。
図2に示すように、まず、第1の工程として、例えばダイシングシート62上に複数の第1電極11を有するSi等のウェハ60を貼り付ける。次に、ウェハ60の上面を、V字状の先端64aを有する押圧具64を用いて押圧することで、ウェハ60の上面にV字形のV溝61を形成する。この際、ウェハ60内部に設けられた素子がV溝61とV溝61との間(範囲内)に収まるようV溝61を形成する。このV溝61によりウェハ60内の素子が区分けされる。これを、ウェハ60内部に設けられた全ての素子が区分けできるように行う。なお、V溝61の形成方向は、1方向に複数形成しても、交差する2方向に複数形成してもよい。
【0024】
次に第2の工程として、図3に示すように、ダイシングシート62に設けたウェハ60を、CVD装置を用いて、ウェハ60の上面に金を蒸着させる。この蒸着により、V溝61を含むウェハ60上面に金属膜15が形成される。
【0025】
第3の工程として、図4に示すように、金属膜15をウェハ60の上面に蒸着後、切断冶具65を用いてウェハ60を切断する。このとき、V溝61の中央に沿って切断することで、斜面部14を有する半導体チップ10を形成する。
【0026】
次に、第4の工程として、第1電極11に対応する複数のリードフレーム20上に銀ペースト31を塗布する。銀ペースト31塗布後、ダイシングシート62から離脱させた半導体チップ10の第1電極11を、対応するリードフレーム20の銀ペースト31上に配置(ブリッジ)する。さらに、この銀ペースト31を加熱することで、第1電極11とリードフレーム20を接続し、半導体チップ10とリードフレーム20とを結合させ、リードフレーム20により半導体チップ10を支持する。
【0027】
次に、第5の工程として、第2電極12と対応するリードフレーム20とをストラップ13により接続させる。なお、ストラップ13の両端をそれぞれ第2電極12及びリードフレーム20に当接させ、超音波及び圧力を印加することで圧着(超音波圧着)させる。
次に第6の工程として、トラスファーモールド方式により、リードフレーム20の一端を除いた構成品を樹脂により封止することで、外殻部30を形成する。
【0028】
最後に第7の工程として、外殻部30の外部に突出しているリードフレーム20を、基板等に設ける形状に適宜成形及び切除等により成形する。これらの工程により、図1に示す半導体装置1が形成される。
【0029】
このように構成された半導体装置1では、斜面部14上に設けられた金属膜15を第2電極12とし、この第2電極12からストラップ13を介してリードフレーム20への導通路を形成する。これにより、第2電極12とリードフレーム20とを接続するストラップ13の長さを短くできる。即ち、ストラップ13により形成された導通路も短くなり、導通路の抵抗が減少する。これにより、半導体装置1の抵抗、及び、インダクタンスを低減させることが可能となる。
【0030】
また、半導体チップ10の上面に導通路等を形成する構成品が配置されないため、半導体チップ10から外殻部30の外面までが薄くなる。さらに、ストラップ13を斜面部14に沿って斜めに設ければよいため、半導体チップ10の側面方向に必要な外殻部30の幅も少なくてよい。これにより、半導体装置1の薄型化及び小型化も可能となる。
【0031】
上述したように、第1の実施の形態に係る電子部品の半導体装置1及び実装方法によれば、半導体チップ10から端子までの導通路を短くすることで、抵抗及びインダクタンスを低減させるとともに、薄型化及び小型化が可能となる。
【0032】
次に、第1の実施の形態の変形例に係る半導体装置1Aについて図8を用いて説明する。
図8は本発明の第1の変形例に係る半導体装置1Aを模式的に示す断面図である。なお、図8において図1〜7と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0033】
図8に示すように、半導体装置1Aは、半導体チップ10と、この半導体チップ10の上面に設けられた第2電極12と、第2電極12に接続されたワイヤ16と、半導体チップ10の下面側に設けられワイヤ16と接続するリードフレーム20とを有している。
【0034】
ワイヤ16は、例えば純度99.99%の高純度の金により形成されており、第2電極12にボールボンディング法により接続されている。
【0035】
このような構成の半導体装置1Aでは、半導体チップ10の斜面とリードフレーム20との接続に必要なワイヤ16が短くなる。これにより、ワイヤ16による導通路の抵抗を低減させることが可能となる。さらに、必要なワイヤ16が短くなるため、ワイヤ16をループも小さくなる。さらに、ワイヤ16を第2電極12に設けることで、ワイヤ16を設けるために必要な半導体チップ10の上面方向のスペースが極力少なくて済む。これらのことにより、半導体装置1Aの薄型化及び小型化が可能となる。
【0036】
また、ワイヤ16を接続させるボールボンディング法を行うための装置は、従来の装置をそのまま使用することが可能となるため、製造コストの低減にもなる。
【0037】
上述したように、第1の変形例に係る半導体装置1Aによれば、製造コストを低減するとともに、半導体装置1Aの抵抗及びインダクタンスを減少させ、薄型化及び小型化が可能となる。
【0038】
次に、第2の実施の形態に係る半導体装置1Bの説明を図9を用いて説明する。
図9は本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置1Bを模式的に示す断面図である。なお、図9において図1〜9と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0039】
図9に示すように、半導体装置1Bは、直方体の半導体チップ17と、この半導体チップ17の下面に設けられた複数の第1電極11と、半導体チップ17の上面に設けられた第2電極18と、第2電極に設けられた連結部材19と、半導体チップ17の下面側に設けられ、これら第1電極11及び第2電極18とそれぞれ接続する複数のリードフレーム20とを備えている。また、半導体装置1Bは、外殻部30により封止されている。
【0040】
連結部材19は、連結部材19の一端が第2電極18に、他端がリードフレーム20にそれぞれ超音波圧着法等により接続させることで第2電極18とリードフレーム20とを導通可能に形成されている。また、連結部材19は、Al等により形成されている。
【0041】
このように構成された半導体装置1Bでは、連結部材19を短くすることが可能となり、抵抗及びインダクタンスを減少させる。また、第2電極18とリードフレーム20との接続に必要なスペースも少なくてよく、半導体装置1Bの薄型化及び小型化も可能となる。
【0042】
なお、上述した発明の形態以外の変形例について説明する。例えば、上述した例では、複数の第1電極11を半導体チップ10、17の下面に設けていたが、半導体チップ10、17の上面にゲート電極及びソース電極を設ける構成としても適用できる。このとき、半導体チップ10、17の下面においてドレインを設け、ゲート電極及びソース電極と半導体チップとの間に、ドレインと連続することを防ぐ絶縁膜を形成する。また、ゲート電極及びソース電極の上面に金属膜や斜面部等を設けることで、ストラップ13や連結部材19によりリードフレーム20に接続可能となり、半導体チップの上方に必要なスペースを低減することが可能となる。また、半導体装置の薄型化とすることが可能となる。
【0043】
また、上述した例では、リードフレーム20と半導体チップ10、17との接続には、ストラップ13又は連結部材19を用いたが、これを、斜面部14等に設けた金属膜15に直接リードフレーム20を接続する構成としてもよい。これにより、ストラップ13又は連結部材19を介さなくとも第2電極10、18と接続することができるため、構成品の数を低減させることが可能となり、製造コストの低減となる。
【0044】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の構成を模式的に示す断面図。
【図2】同半導体装置の第1の製造工程を示す断面図。
【図3】同半導体装置の第2の製造工程を示す断面図。
【図4】同半導体装置の第3の製造工程を示す断面図。
【図5】同半導体装置の第4の製造工程を示す断面図。
【図6】同半導体装置の第5の製造工程を示す断面図。
【図7】同半導体装置の第6の製造工程を示す断面図。
【図8】本発明の第1の変形例に係る半導体装置の構成を模式的に示す断面図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の構成を模式的に示す断面図。
【図10】従来の半導体装置の構成を模式的に示す断面図。
【符号の説明】
【0046】
1…半導体装置、10…半導体チップ、11…第1電極、12…第2電極、13…ストラップ(配線部材)、14…斜面部、15…金属膜、20…リードフレーム(支持部材)、30…外殻部、31…銀ペースト。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の主面に設けられた複数の第1電極、前記第1の主面と相対向する第2の主面の周部に隣接し前記第2の主面から側面にかけて形成された斜面部、及び、前記斜面部に形成された第2電極を有する半導体チップと、
前記第1の主面側に配置され、前記複数の第1電極及び前記第2電極にそれぞれ接続される複数の端子を有する支持部材と、
一端が前記第2電極に、他端が前記端子にそれぞれ接続される配線部材と、
を備えることを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記支持部材は、リードフレームであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記配線部材は、線状部材、板状部材又は帯状部材であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
第1の主面に取り付けられた複数の第1電極、及び、前記第1の主面の相対向する第2の主面の周部に少なくとも1つ設けられた第2電極を有する半導体チップと、
前記複数の第1電極及び前記第2電極にそれぞれ接続される複数の端子を有する支持部材とを備え、
一端が前記第2電極に、他端が前記端子に接続されるとともに、前記第2の主面に対して少なくとも1部が平行、又は、傾斜する形状に形成された配線部材を具備することを特徴とする半導体装置。
【請求項5】
半導体チップの第1の主面に複数の第1電極を設け、前記第1の主面に相対向する第2の主面の周部に、前記第2の主面から前記半導体チップの側面にかけて斜面部を形成し、この斜面部に第2電極を形成する工程と、
前記複数の第1電極及び前記第2電極にそれぞれ接続される複数の端子を有する支持部材の前記複数の第1電極とそれぞれ接続される前記端子に、前記第1電極を接続させる工程と、
前記第2電極と前記第2電極に接続される端子とを、配線部材を介して接続する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−294219(P2008−294219A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−138126(P2007−138126)
【出願日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】