説明

半導体記憶装置

【課題】微細化に対して有利な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、半導体記憶装置は、複数のメモリセルが配置されるメモリセルアレイ11と、前記複数のメモリセルのデータをラッチし、前記メモリセルアレイのデータの入力または出力(I/O)ごとに分割して配置される複数のアドレス領域(IO<0>領域〜IO<7>領域)と、前記複数のアドレス領域に対応して配置され、それぞれが前記複数のアドレス領域と電気的に直列に接続される内部バス配線20と、前記内部バス配線のデータ転送を制御する制御回路15とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
半導体記憶装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体記憶装置の一例として、例えば、NAND型フラッシュメモリ等がある。
【0003】
ここで、NAND型フラッシュメモリのデコーダ(Decoder)においては、データ入力時にはサイズが比較的大きなバッファで強く駆動する。
【0004】
一方、データ出力時には、サイズが小さなトランジスタでシェアドバス(Shared-1bit-bus)等を駆動しなければならない。そのため、まずデコーダ内のバッファでバッファしてから、内部I/Oバス(Internal I/O bus)にデータを転送する必要がある。これが、デコーダ面積が増加する原因となり得る。すなわち、デコーダ内に配置されるバッファのサイズが大きいからである。
【0005】
さらに、デコーダ内のバッファのサイズが大きいため消費電流も増加する。また、近年では、高速化のために内部I/Oバス(Internal I/O bus)を入力用と出力用に分割し、それぞれをパラレル動作させる場合もある。この場合には、分割した分だけ内部I/Oバス(Internal I/O bus)の数が増え、占有面積が大きくなる。加えて、この場合では、内部I/Oバス(Internal I/O bus)の間に、データが影響を受けないようするために電源配線等のシールド配線をレイアウトする必要もある。これも配線面積増加の原因になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9−274527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
微細化に対して有利な半導体記憶装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態によれば、一態様に係る半導体記憶装置は、複数のメモリセルが配置されるメモリセルアレイと、前記複数のメモリセルのデータをラッチし、前記メモリセルアレイのデータの入力または出力(I/O)ごとに分割して配置される複数のアドレス領域と、前記複数のアドレス領域に対応して配置され、それぞれが前記複数のアドレス領域と電気的に直列に接続される内部バス配線と、前記内部バス配線のデータ転送を制御する制御回路とを具備する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】第1実施形態に係る半導体記憶装置の全体構成例を示すブロック図。
【図2】図1中のブロックの構成例を示す等価回路図。
【図3】図1中のデータラッチ領域のアドレス割付例を示す図。
【図4】図3中のデータラッチ領域のアドレス割付例をさらに詳しく示す図。
【図5】アドレス領域IO<0>の構成例を示す図。
【図6】図5中のAdd 0 におけるアドレス領域IO<0>の構成例を示す図。
【図7】第2実施形態に係る不良カラム置き換えシステムを示すブロック図。
【図8】第3実施形態に係るポインタシステムを示す等価回路図。
【図9】第3実施形態に係るポインタ信号を示す図。
【図10】第3実施形態に係るポインタシステムの動作波形を示すタイミングチャート図。
【図11】参考例に係る半導体記憶装置の全体構成例を示すブロック図。
【図12】図11中のデコーダ回路を示す等価回路図。
【図13】参考例に係る内部I/Oバスのレイアウトを示す平面図。
【図14】参考例に係るデータラッチ領域のアドレス割付例を示す図。
【図15】参考例に係るデータラッチ領域のアドレス割付例をさらに詳しく示す図。
【図16】参考例に係るポインタシステムを示す等価回路図。
【図17】参考例に係るポインタ信号を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態、参考例について図面を参照して具体的に説明する。この説明においては、半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリを一例に挙げるが、これに限られることはない。例えば、NAND型フラッシュメモリを三次元状に積層したBiCS、ReRAM(Resistance Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)、MRAM(Magnetic Random Access Memory)等のその他の半導体記憶装置についても、同様に適用することが可能である。尚、この説明においては、全図にわたり共通の部分には共通の参照符号を付す。
【0011】
[第1実施形態]
第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。
<1.構成例>
1−1.全体構成例
まず、図1を用い、第1実施形態に係る半導体記憶装置の全体構成例について説明する。図示するように、第1実施形態に係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイ11、データラッチ領域12、バス制御回路15、インターフェイス16を備える。
【0012】
メモリセルアレイ11は、複数のブロック(BLOCK0〜BLOCKn)により構成される。ブロック(BLOCK0〜BLOCKn)のそれぞれは、詳細については後述するが、ビット線とワード線との交差位置にマトリックス状に配置される複数のメモリセルを備えるものである。
【0013】
データラッチ領域(Data latch area)12には、データの入力または出力(I/O:input / output)ごとにカラム(Cullum)方向に分割されて設けられる複数のアドレス領域IO領域<0>〜<7>が配置される。本例では、8つのIO領域<0>、〜、IO領域<n>、〜、IO領域<7>が配置される。IO領域<0>〜<7>のそれぞれは、内部I/Oバス20、デコーダ21、シェアドバス22、データラッチ回路23を備える。例えば、IO領域<0>は、内部I/Oバス(internal I/O bus<0>)20、デコーダ21、シェアドバス(Shared-1bit-bus)22、データラッチ回路<0>-<7>23を備える。
【0014】
内部I/Oバス(internal I/O bus)20は、IO領域<0>〜<7>ごとに配置され、IO領域<0>〜<7>と電気的に直列に接続される。また、IO領域<0>〜<7>は、BUS制御回路15で生成される制御信号、アドレス等に従って駆動される。
【0015】
デコーダ(decoder)21は、内部I/Oバス20に電気的に接続され、アドレス、制御信号等をデコードする。
【0016】
シェアドバス(Shared-1bit-bus)22は、8bit単位のデータラッチ23とセンスアンプ25とを電気的に接続する。詳細については、後述する。
【0017】
データラッチ回路(data latch<0>-<7>)23は、シェアドバス22に電気的に並列に接続される。本例では、データラッチ回路23は、シェアドバス22ごとに、それぞれ8個づつ配置される。
【0018】
センスアンプ(Sense Amp*8)25は、メモリセルアレイ11からの読み出しデータおよび書き込みデータをビット線(BIT line<7:0>)を介してセンスする。なお、ここでは、センスアンプ25およびビット線については、8ビットごとにまとめて表示している。
【0019】
BUS制御回路15は、例えば、上記制御信号等を生成して内部バス配線20へのデータ転送を制御し、この半導体記憶装置の全体の動作を制御する。
【0020】
インターフェイス(Interface)16により、外部I/Oバス(External I/O bus<n:0>)と接続され、この半導体記憶装置の外部のホスト装置等と電気的に接続される。結果、ホスト装置等から入出力データ、アドレス(address)、およびコマンド(command)等が与えられる。
【0021】
1−2.ブロック(BLOCK)の構成例
次に、図2を用い、第1実施形態に係るブロック(BLOCK)の構成例について説明する。ここでは、一のブロック(BLOCK 1)を例に挙げて説明する。ここで、このブロックBLOCK 1中のメモリセルは、一括してデータ消去されるため、ブロックはデータ消去単位である。
【0022】
図示するように、ブロックBLOCK1は、ワード線方向(WL方向)に配置される複数のメモリセルユニットMUから構成される。メモリセルユニットMUは、WL方向と交差するビット線方向(BL方向)に配置され、電流経路が直列接続される8個のメモリセルMC0〜MC7からなるNANDストリング(メモリセルストリング)と、NANDストリングの電流経路の一端に接続されるソース側の選択トランジスタS1と、NANDストリングの電流経路の他端に接続されるドレイン側の選択トランジスタS2とから構成される。
【0023】
尚、本例では、メモリセルユニットMUは、8個のメモリセルMC0〜MC7から構成されるが、2つ以上のメモリセル、例えば、56個、32個等から構成されていればよく、8個に限定されるというものではない。
【0024】
ソース側の選択トランジスタS1の電流経路の他端はソース線SLに接続される。ドレイン側の選択トランジスタS2の電流経路の他端は、各メモリセルユニットMUに対応してメモリセルユニットMUの上方に設けられ、BL方向に延出するビット線BLm−1に接続される。
【0025】
ワード線WL0〜WL7は、WL方向に延び、WL方向の複数のメモリセルの制御ゲート電極CGに共通に接続される。選択ゲート線SGSは、WL方向に延び、WL方向の複数の選択トランジスタS1に共通に接続される。選択ゲート線SGDも、WL方向に延び、WL方向の複数の選択トランジスタS2に共通に接続される。メモリセルMC0〜MC7のそれぞれは、図示しない半導体基板上に順次設けられる、トンネル絶縁膜、浮遊ゲートFG、ゲート間絶縁膜(IPD)、制御ゲートCGからなる積層構造である。
【0026】
また、ワード線WL0〜WL7ごとにページ(PAGE)が存在する。例えば、図中の破線で囲って示すように、ワード線WL7には、ページ7(PAGE7)が存在する。このページ(PAGE)ごとに、後述するデータ読み出し動作、データ書き込み動作が行われるため、ページ(PAGE)はデータ読み出し単位であり、データ書き込み単位である。
【0027】
1−3.Data latch領域のアドレス割付例
次に、第1実施形態に係るData latch領域12のアドレス割付例について説明する。
【0028】
まず、後述する参考例と比較する。参考例では、例えば、図14、図15に示すように、アドレス領域であるIO<0>領域〜IO<7>に対応する領域A〜領域Hが、全てのInternal I/O bus<0>〜Internal I/O bus<7>に並列に接続され、2048bitのI0<7:0>のカラムアドレス(colum Add)0-255, 256-511, 512-767,,,がそれぞれ割り付けられる点で、第1実施形態と相違する。このように、参考例では、Data latch areに、Internal I/O bus<7:0>が、並列に8本配線される。Internal I/O bus<7:0>は、それぞれの領域のShared-1bit-busに接続される。そのため、Internal I/O bus<7:0>が並列に配線されることによって、バッファ面積、配線面積が増大し、消費電流が増大する点で不利となる。
【0029】
これに対して、第1実施形態では、図3、図4に示すように、アドレス領域であるIO<0>領域〜IO<7>領域のそれぞれについて、Internal I/O bus<0>〜Internal I/O bus<7>が直列に接続され、データラッチ回路23の2048bitのカラムアドレス(colum Add)0-2047が割り付けられる。
【0030】
例えば、IO<0>領域では、Internal I/O bus<0>が直列に接続され、2048bitのカラムアドレス(colum Add)0-2047が割り付けられる。同様に、IO<1>領域では、Internal I/O bus<1>が直列に接続され、2048bitのカラムアドレス(colum Add)0-2047が割り付けられる。
【0031】
このように、第1実施形態では、Internal I/O bus <0>〜<7>の面積を低減できるため、後述するシールド配線を考慮すると配線面積を1/16程度まで低減でき、Decorder21のバッファ面積を1/8程度まで低減できる。さらに、Data latch area 12の配線で消費される電力を1/8程度にまで削減できる。
【0032】
ここで、第1実施形態では、Internal I/O bus <0>〜<7>は、入出力共通の8bitであり、Data latch area 12に全面配線される。
【0033】
一方、参考例では、Internal I/O bus <0>〜<7>を全てData latch areaの端から端まで並列に配線する必要があるため、不要な配線領域が発生する。
【0034】
これに対して、第1実施形態では、Internal I/O bus <0>〜<7>を必要な領域だけに配線すればよい。そのため、配線長に従ってバッファの駆動力を最適化することで、更なるバッファ面積の削減と消費電流の削減が可能となるのである。
【0035】
1−4.アドレス割付のためのアドレス領域
アドレス領域について
次に、上記アドレス割付例のアドレス領域の構成例について説明する。ここでは、図3、図4に示すアドレス領域IO<0>を一例に挙げて説明する。
【0036】
第1実施形態に係るアドレス領域IO<0>は、図5のように示される。Add0-255の単位はそれぞれ8bitで、I/O領域一つにつき、256個配置されるものである。なお、8bitのAdd0-255とは、後述する第3の実施形態のUNIT<0>-<255>に対応するものである。詳細については、後述する。
【0037】
図示するように、アドレス領域IO<0>領域には、2048bitのカラムアドレス(colum Add)0-2047が割り付けられる。アドレス領域I/O<0>領域には、センスアンプS/A0〜S/A255、データラッチ(data latch)0〜255、デコーダ21が配置され、これらがInternal I/O bus <0>に直列に接続される。なお、ここでは、図示しないが、データラッチ23とセンスアンプ25との間を電気的に接続するシェアドバス22が配置される。
【0038】
センスアンプS/A0〜S/A255は、2048bitのカラムアドレス(colum Add)0-2047が割り付けられるビット線BL(0-2047)の読み出しデータ、書き込みデータ等をセンスする。センスアンプS/A0〜S/A255には、それぞれ8bitのAdd0-Add255が割り付けられ、対応するビット線の電位をセンスする。例えば、センスアンプS/A0には、8bitのAdd0が割り付けられ、対応するビット線(0-7)の電位をセンスする。同様に、センスアンプS/A1には、8bitのAdd1が割り付けられ、対応するビット線(8-15)の電位をセンスする。
【0039】
データラッチ(data latch)0〜255は、上記センスアンプS/A0〜S/A255と対応して配置され、読み出しデータ、書き込みデータ等をラッチする。
【0040】
デコーダ21は、Internal I/O bus <0>からの入出力データについて、2048bitのカラムアドレス(colum Add)0-2047に対応してデータラッチ(data latch)0〜255を選択する。
【0041】
アドレス領域IO<0>について
次に、図6を用い、上記図5中のアドレス領域IO<0>の構成例についてさらに詳しく説明する。
【0042】
図示するように、アドレスAdd 0においては、8bitのカラムアドレス0-7が割り付けられ、センスアンプS/A0、シェアドバス22、データラッチ0、デコーダ21が配置され、これらがInternal I/O bus <0>に直列に接続される。
【0043】
センスアンプS/A0は、それぞれ8個のセンスアンプ回路SAからなる複数のセンスアンプ(SA*8)25から構成される。本例では、8bitのカラムアドレスに対応するビット線(0-7)の電位をセンスするため、8個のセンスアンプ(SA*8)25が配置される。
【0044】
シェアドバス(Shared-1bit-bus)22は、8bit単位でデータラッチ23とセンスアンプ25とを電気的に接続する。例えば、8bitのカラムアドレス単位で、ビット線(0-7)の電位をセンスする8個のセンスアンプ回路SAとdata latch <0>-<7>とを電気的に接続するシェアドバス22が配置される。
【0045】
データラッチ(data latch)0は、上記センスアンプS/A0に対応してそれぞれ8個の複数のdata latch <0>-<7>により構成される。本例では、センスアンプ25と同様に、8bitのカラムアドレスに対応するため、8個のデータラッチ23が配置される。
【0046】
デコーダ21は、上記と同様に、Internal I/O bus <0>からの入出力データについて、8bitのカラムアドレス(colum Add)0-7に対応してデータラッチ23を選択する。
【0047】
なお、その他のアドレスAdd 8-2047におけるアドレス領域IO<0>の構成例についても同様である。
【0048】
<2.データフロー>
次に、上記構成におけるデータフローについて説明する。
【0049】
書き込みデータのフロー
まず、外部から入力される書き込みデータの流れについて、一例に挙げて説明する。
【0050】
上記構成において、半導体記憶装置のチップ外部から入力された書き込みデータは、図示しないインターフェイス(Interface)16を通過して、BUS制御回路15でバッファされる。
【0051】
続いて、BUS制御回路15は、内部I/Oアドレス<0>〜<7>に従い、Data latch area12のアドレス領域I/O<0>〜<7>のそれぞれに書き込みデータを1bitずつ転送する。例えば、BUS制御回路15は、内部I/Oアドレス<0>の場合、Data latch area12の全てのアドレス領域のアドレス<0>に、書き込みデータを転送する。
【0052】
続いて、アドレス領域I/O<0>〜<7>では、まず、書き込みデータが内部I/Oバス(internal I/O bus)<0>〜<7>に転送される。
【0053】
続いて、内部I/Oバス<0>〜<7>の書き込みデータは、デコーダ21により、カラムアドレス領域を256分割した一つを選択し、ラッチ選択信号(図8)に対応してデータラッチ23を選択する。例えば、デコーダ21は、カラムアドレス(図4参照)0,256,512,768,1024,1280,1536,1792に対して、Shared-1bit-bus22とInternal I/O bus<0>を電気的に接続し、ラッチ選択信号0はカラムアドレス0に対応してデータラッチ23中のdata latch0を選択する。
【0054】
続いて、外部から書き込み実行コマンドが入力されると、data latch回路<0>-<7>から対応するカラムアドレスに対応して、1bitずつShared-1bit-bus22を通ってSense Amp25に転送され、メモリセルMCにデータを書き込む。
【0055】
読み出しデータのフロー
読み出しデータの流れについては、原則、上記書き込みデータの流れと反対である。
【0056】
まず、半導体記憶装置のチップ外部から読み出しコマンドが入力されると、Sense Amp25で読み出されたデータが、Shared-1bit-bus22を通ってData latch23に保持される。
【0057】
続いて、全データの読み出しが終了した後、チップ外部からデータ読み出し用のクロックがトグルすると、その度に選択Data latch23からShared-1bit-bus22を通ってDecorder21に転送される。
【0058】
続いて、転送された読み出しデータは、Decorder21でバッファされ、Internal I/O bus<0>〜<7>に転送され、BUS制御回路15で8bitにまとめられて、半導体記憶装置のチップ外部に出力される。
【0059】
<3.作用効果>
第1実施形態に係る半導体記憶装置によれば、少なくとも下記(1)乃至(2)の効果が得られる。
【0060】
(1)データバス配線20の配線面積およびバッファ面積を低減でき、微細化に対して有利である。
上記のように、第1実施形態に係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイ11の書き込みデータ/読み出しデータをラッチするデータラッチ領域12のアドレス領域IO<0>〜<7>を、データのI/O単位で分割して構成する。さらに、上記アドレス領域IO<0>〜<7>は、半導体記憶装置のチップ内部のデータ入出力を司る内部バス配線Internal I/O bus <0>〜<7>にそれぞれ直列に接続される。
【0061】
さらに、例えば、上記アドレス領域IO<0>領域には、センスアンプS/A0〜S/A255、データラッチ(data latch)0〜255、デコーダ21が配置され、これらがInternal I/O bus <0>に直列に接続される。また、データラッチ23とセンスアンプ25との間を電気的に接続するシェアドバス22が配置される。
【0062】
そのため、アドレス領域であるIO<0>領域〜IO<7>領域のそれぞれについて、データラッチ回路23の2048bitのカラムアドレス(colum Add)0-2047を割り付けられる。例えば、IO<0>領域では、Internal I/O bus<0>が直列に接続され、2048bitのカラムアドレス(colum Add)0-2047が割り付けられる。
【0063】
これに対して、参考例では、例えば、図14に示すように、アドレス領域であるIO<0>領域〜IO<7>に対応する領域A〜領域Hが、全てのInternal I/O bus<0>〜Internal I/O bus<7>に並列に接続され、2048bitのI0<7:0>のカラムアドレス(colum Add)0-255, 256-511, 512-767,,,がそれぞれ割り付けられる。
【0064】
このように、第1実施形態では、Internal I/O bus<0>〜<7>を1本に統合することができる。例えば、参考例では並列的に配置される8本のInternal I/O bus<0>〜<7>を、第1実施形態よれば1本のInternal I/O bus<0>〜<7>に統合することができる。そのため、Internal I/O bus <0>〜<7>の面積を低減できるため、後述する図13に示すようなシールド配線を考慮すると配線面積を1/16程度まで低減でき、Decorder21のバッファ面積を1/8程度まで低減できる。
【0065】
さらに、参考例では、Internal I/O bus <0>〜<7>を全てData latch areaの端から端まで並列に配線する必要があるため、不要な配線領域が発生する。
【0066】
これに対して、第1実施形態では、Internal I/O bus <0>〜<7>を、アドレス領域<0>〜<7>に対応して分割し、必要な領域だけに配線すればよい点で、更に面積を低減することができる。
【0067】
このように、第1実施形態によれば、微細化に対して有利である。
【0068】
(2)消費電力の削減に有利である。
【0069】
上記のように、第1実施形態に係る半導体記憶装置では、Internal I/O bus <0>〜<7>の面積を低減できることや、後述する図13に示すようなシールド配線を考慮すると、Data latch area 12の配線で消費される電力を1/8程度にまで削減できる。
【0070】
さらに、第1実施形態では、Internal I/O bus <0>〜<7>を必要な領域だけに配線すればよいため、配線長に従ってバッファの駆動力を最適化することで、消費電力を低減することが可能となる。
【0071】
このように、第1実施形態によれば、消費電力の低減に対して有利である。
【0072】
[第2実施形態(不良カラム置き換えシステムの一例)]
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。この実施形態は、不良カラム置き換えシステムの一例に関するものである。不良カラム置き換えシステムとは、NAND型フラッシュメモリにおいて、数バイト程度のカラム不良を救済するシステムのことを言う。本例では、このシステムを対応した場合の対応するアドレス領域に関するものである。なお、この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
【0073】
<不良カラム置き換えシステムについて>
図7に示すように、第2実施形態は、アドレス領域において、メインデータ領域12−1とは別の専用の置き換え領域12−2を更に備える点で、上記第1実施形態と相違する。
【0074】
<構成例>
メインデータ領域12−1は、上記アドレス領域IO領域<0>〜<7>により構成される。アドレス領域IO領域<0>〜<7>は、上記のように、不良でない正しいデータを保持するメインのデータラッチ領域(Data latch area)である。
【0075】
置き換え領域12−2は、不良カラム置き換え領域33により構成される。不良カラム置き換え領域33は、不良データを保持する専用のデータラッチ領域である。不良カラム置き換え領域33は、置き換え領域バス35に直列に接続される。置き換え領域バス35は、BUS制御回路15により制御される。置き換え領域12−2の構成は、上記アドレス領域IO領域<0>〜<7>と同様である。置き換え領域バス35は、上記Internal I/O bus <0>〜<7>と同様である。
【0076】
<データ転送動作>
上記構成において、不良カラム置き換え領域33に入力される不良データは、置き換え領域BUS35を通って、置き換え領域33中のData latch回路に転送される。
【0077】
ここで、本例では置き換え領域12−2の構成が、上記アドレス領域IO<0>〜<7>と同様であるため、不良データを1bit単位の最小単位で置き換えることができる。そのため、余分なData latch回路23がなく、置き換え領域33の面積を低減できる。
【0078】
例えば、図14に示す参考例では、不良データを8bit単位でしか置き換えることができない。そのため、本例に係る不良カラム置き換え領域33の占有面積を、参考例に比べて、1/8程度にまで削減できる。
【0079】
なお、データ転送動作は、置き換え領域33に直接データ入力をする場合と、一度メインデータ領域12−1のData latch回路23に保持してから置き換え領域33に転送する場合とがある。本実施形態では、いずれの場合でも良い。
【0080】
その他の構成、動作等に関しては、上記第1の実施形態と実質的に同様である。
【0081】
<作用効果>
第2実施形態に係る半導体記憶装置によれば、少なくとも上記(1)および(2)と同様の効果が得られる。
【0082】
さらに、第2実施形態は、アドレス領域において、メインデータ領域12−1とは別の専用の置き換え領域12−2を更に備える。
【0083】
ここで、置き換え領域12−2の構成は、上記アドレス領域IO<0>〜<7>と同様であるため、不良データを1bit単位の最小単位でデータを置き換えることができる。そのため、余分なData latch回路23がなく、置き換え領域33の面積を低減できる点で、有利である。
【0084】
例えば、図14示す参考例では、不良データを8bit単位でしか置き換えることができない。そのため、本例に係る不良カラム置き換え領域33の占有面積を、参考例に比べて、1/8程度にまで削減できる。
【0085】
[第3実施形態(ポインタシステムの一例)]
次に、第3実施形態に係る半導体記憶装置について、図8乃至図10を用いて説明する。この実施形態は、ポインタシステムの一例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
【0086】
<構成例>
本例に係るポインタシステムの構成例は、図8のように示される。ここでは、上記アドレス領域IO<0>中の2つのポインタ回路(UNIT<0>、UNIT<1>)を一例に挙げて説明する。ここでは、上記のように、1ページ=2048カラムである場合を例に挙げる。また、本例では、1UNIT=8bitで構成されるため、1pate=256UNIT x 8 となる点で、後述する参考例と相違する。参考例では、1page=256UNITは同様であるが、1UNIT=8byteで構成されるからである。
【0087】
図示するように、2つのポインタ回路(UNIT<0>、<1>)のそれぞれは、内部IOバス20<0>、フリップフロップFF、デコーダ_0<0>21、アンド回路AND<0>〜<7>、データラッチ_0<0>〜_0<7>23により構成される。内部IOバス20<0>、デコーダ_0<0>21、データラッチ_0<0>〜_0<7>23は、上記と同様である。
【0088】
フリップフロップFFは、入力がバス制御回路15から入力されるクロック信号と前段のフリップフロップFFの出力に接続され、ポインタ信号(pointer 0, pointer 1)を出力する。ポインタ信号は、デコーダ21の入力およびアンド回路ADDに接続される。
【0089】
ここで、ポインタ信号とは、UNIT選択信号であり、そのためアドレス領域で1つだけhigh状態となり、1ページで合計8個のポインタ信号がアドレス領域単位で並列に動作する信号である。
【0090】
アンド回路AND<0>〜<7>は、入力されるポインタ信号およびラッチデコード信号<0>〜<7>のアンド信号を、データラッチ_0<0>〜_7<0>の入力にそれぞれ出力する。
【0091】
<ポインタ信号について>
次に、図9を用い、本例に係るポインタ信号について、より具体的に説明する。
【0092】
上記用のように、ポインタ信号とは、UNIT選択信号であり、そのためアドレス領域で1つだけhigh状態となり、1ページで合計8個のポインタ信号がアドレス領域単位で並列に動作する信号である。
【0093】
そのため、図示するように、本例では、IO領域<0>〜<7>の中のUNIT<0>〜<255>のいずれか一つを選択するために、1つだけhigh状態(“1”状態)となるポインタ信号pointerがアドレス領域IO<0>〜<7>単位で同時並行的に動作する。
【0094】
例えば、IO領域<0>〜<7>の中のUNIT<0>を選択するために、ポインタ信号(pointer 0)がhigh状態となり、IO領域<0>〜<7>の中の8つのポインタ信号(pointer 0)がそれぞれ同時並列的に動作する。続いて、ポインタ信号は、クロック信号がトグルするごとに、インクリメントされた次のUNIT<1>を選択する。最後に、ポインタ信号pointer 3は、最初のUNIT<0>を選択し、同様の動作を繰り返す。
【0095】
一方、図17に示す参考例に係るポインタ信号と比較すると、参考例に係るポインタ信号は、UNITを選択するために、アドレス領域IO<7:0>で1つだけhigh状態となる。例えば、参考例に係るポインタ信号(pointer 0)は、UNIT<0>を選択するために、アドレス領域IO<7:0>で1つだけhigh状態となる。
【0096】
<動作波形>
次に、図10を用い、本例に係るポインタシステムの動作波形について説明する。ここでは、図8に説明した2つのUNIT<0>、UNIT<1>を一例に挙げる。
【0097】
まず、時刻t1の際、バス制御回路15により、ラッチデコード信号<0>が、high状態とされる。
【0098】
続いて、時刻t2の際、クロック信号がhigh状態となると、ラッチデコード信号<0>もhigh状態となり、ポインタ信号pointer 0がhigh状態となる。そのため、アドレス領域IO<0>〜<7>のUNIT<0>が選択される。
【0099】
続いて、時刻t3の際、クロック信号がhigh状態となると、ポインタ信号pointer 0およびラッチデコード信号<0>がlow状態となり、次のラッチデコード信号<8>およびポインタ信号pointer 1がhigh状態となる。そのため、アドレス領域IO<0>〜<7>のUNIT<1>が選択される。
【0100】
以降、同様にして、ポインタシステムを動作させ、アドレス領域IO<0>〜<7>のUNIT<0>〜<255>を選択させる。
【0101】
<作用効果>
第3実施形態に係る半導体記憶装置によれば、少なくとも上記(1)および(2)と同様の効果が得られる。
【0102】
さらに、本例では、ポインタシステムとして、1つのアドレス領域IO<0>中を、UNIT<0>〜<255>により構成する。
【0103】
例えば、UNIT<0>、<1>のそれぞれは、内部IOバス20<0>、フリップフロップFF、デコーダ_0<0>21、アンド回路AND<0>〜<7>、データラッチ_0<0>〜_0<7>23により構成される。内部IOバス20<0>、デコーダ_0<0>21、データラッチ_0<0>〜_0<7>23は、上記と同様である。
【0104】
そのため、例えば、図16に示す参考例に係るポインタシステムと比較すると、本例の構成では、1ページ構成を8分割し、それぞれをIO領域に割り当てることができる。
【0105】
[参考例]
次に、上記第1乃至第3の実施形態と比較するために、参考例に係る半導体記憶装置について説明する。この説明において、上記第1乃至第3の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
【0106】
<全体構成例>
参考例に係る半導体記憶装置の全体構成例は、図11のように示される。ここでは、上記と同様に、BUSが8bitの場合を例に、データの流れについて説明する。
図示するように、参考例では、半導体記憶装置のチップ外部から入力されたデータは、External I/O BUS<7:0>において、Interface160を通って、8本のInternal I/O bus<7:0>にラッチされる。
【0107】
このように、比較例では、8本のInternal I/O bus<7:0>が、Data latch area120を平行に配線される。このInternal I/O bus<7:0>の配線は、チップの端から端まで配線される。そして、Decorder内部210のスイッチが開くとShared-1bit-busを通って1ビットずつ指定されたData latchに入力される。同様に、Shared-1bit-busには8個のData latchが接続される。
【0108】
全てのデータ入力が終了して実行コマンドが入力されると、書き込みデータはData latchからShared-1bit-busを通ってSense Ampへ転送され、書き込み動作がスタートする。読み出しコマンドが入力されると、Memory Cell Array110に書かれているデータは、Sense Ampで読み出され、Shared-1bit-busを通って一度、Data latchに保持される。
【0109】
読み出しデータは、外部クロックがトグルする度にData latchからShared-1bit-busを通って、Decorder210でバッファされてInternal I/O bus<7:0>となり、Interface160を通って図示しないExternal I/O BUSとしてチップ外部へ出力される。
【0110】
<デコーダ210について>
参考例に係るデコーダ(decoder)210の構成例は、図12のように示される。
【0111】
図示するように、Decorder210には、入力用のスイッチSW10と、出力用のバッファBF210、および出力用のスイッチSW20がInternal I/O busの数(本例では、8個)だけ配置される。そして、入出力データについて、パラレル-シリアル変換を行う。
【0112】
データ入力時では、入力データをBUS制御回路150の内の大きなバッファで強く駆動される。
【0113】
一方、データ出力時では、出力データをData latch内の小さなトランジスタでShared-1bit-busを駆動しなければならないため、Decorder210内の8つのバッファBF210でバッファしてから、Internal I/O bus<7:0>にデータを転送する。これがDecorder210の面積が増加する原因となり得る。デコーダ210内のバッファBF210のバッファサイズが大きいためである。さらに、バッファBF210のバッファサイズが大きいため、消費電流も増加する。また、近年では、高速化のためにInternal I/O busを入力用と出力用に分割し、それぞれをパラレル動作させることが多い。分割した分だけInternal I/O busの数が増え、BUS制御回路の面積が大きくなる。
【0114】
<Internal I/O bus <7:0>のレイアウト例>
さらに、図13に示すInternal I/O bus <7:0>のレイアウト例にあるように、隣接するInternal I/O bus配線からデータが影響を受けないようにために、隣接するInternal I/O bus配線の間に電源配線等によるシールド配線を配置する必要もある。シールド配線により、Internal I/O busをシールドするためである。
【0115】
そのため、シールド配線による配線面積も加わり、これもデコーダ210の面積増加の原因となり得る。
【0116】
このように、比較例に係る半導体記憶装置では、微細化に対して不利であるという傾向がある。
【0117】
<アドレス領域>
参考例に係るアドレス領域は、例えば、図14、図15のように示される。
図示すように、上記アドレス領域であるI/O<0>領域〜I/O<7>に対応する領域A〜領域Hが、全てのInternal I/O bus<0>〜Internal I/O bus<7>に並列に接続され、2048bitのI/0<7:0>のカラムアドレス(colum Add)0-255, 256-511, 512-767,,,がそれぞれ割り付けられる点で、第1実施形態と相違する。
【0118】
このように、参考例では、Data latch areに、Internal I/O bus<7:0>が、並列に8本配線される。Internal I/O bus<7:0>は、それぞれの領域のShared-1bit-busに接続される。そのため、Internal I/O bus<7:0>が並列に配線されることによって、バッファ面積、配線面積が増大し、消費電流が増大する点で不利となる。
【0119】
<ポインタシステム>
参考例に係るポインタシステムは、図16のように示される。参考例では、1UNIT=8byteで構成され、1page=256UNITとである点で、上記第3の実施形態と相違する。
【0120】
即ち、図示する参考例の1ページの構成では、1つのカラムアドレスは、8バイトのデータで構成される。8バイトアドレスで、1つのUNITを構成する。256のUNITで、1つのページを構成する。従って、同様に、1ページ=256カラムアドレスで構成される。
【0121】
参考例の256個あるポインタ信号は、1ページで1つだけがhigh状態(“1”状態)になり、そのUNITを選択する。
【0122】
例えば、図17に示すように、参考例に係るポインタ信号(pointer 0〜pointer 255)は、UNIT<0>〜<255>を選択するために、アドレス領域IO<7:0>で1つだけhigh状態となる。例えば、参考例に係るポインタ信号(pointer 0)は、UNIT<0>を選択するために、アドレス領域IO<7:0>で1つだけhigh状態となる。ポインタ信号pointer 255は、クロック信号により、1つ右のUNITへ移動し、UNIT<255>の次はUNIT<0>に戻る。
【0123】
アドレス選択については、UNIT内で内部アドレス0〜7が割り当てられており、ラッチデコード信号で制御する。ラッチデコード信号とポインタ信号とによって、カラムを1つだけ選択する。
【0124】
このように、ポインタシステムを用いれば、UNIT単位でポインタ回路は一つだけ配置されるので、面積削減が可能である。
【0125】
以上、本発明の実施形態、参考例を説明したが、これらの実施形態、参考例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0126】
11…メモリセルアレイ、12…データラッチ領域、IO<0>領域〜IO<7>領域…アドレス領域、20…内部バス配線、15…バス制御回路、16…インターフェイス。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のメモリセルが配置されるメモリセルアレイと、
前記複数のメモリセルのデータをラッチし、前記メモリセルアレイのデータの入力または出力(I/O)ごとに分割して配置される複数のアドレス領域と、
前記複数のアドレス領域に対応して配置され、それぞれが前記複数のアドレス領域と電気的に直列に接続される内部バス配線と、
前記内部バス配線のデータ転送を制御する制御回路とを具備する
半導体記憶装置。
【請求項2】
前記複数のメモリセルの不良カラムデータをラッチし、前記アドレス領域と同様の構成の不良カラム置き換え領域と、
前記不良カラム置き換え領域に対応して配置され、前記不良カラム置き換え領域と電気的に直列に接続される置き換え領域バス配線とを更に具備し、
前記複数のメモリセルの不良カラムデータのデータラッチと前記不良カラム置き換え領域との間のデータ転送が1bit単位で行われる
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記複数のアドレス領域のそれぞれは、
前記内部バス配線に電気的に接続され、カラムアドレスをデコードするデコーダと、
前記メモリセルアレイからの読み出しデータおよび書き込みデータをセンスするセンスアンプと、
前記デコーダと前記センスアンプとを電気的に接続するシェアドバス配線と、
前記シェアドバス配線に電気的に並列に接続される複数のデータラッチとを備える
請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記アドレス領域に対応して設けられる複数のポインタ回路を更に具備し、
前記複数のポインタ回路は、前記複数のポインタ信号により並行に選択される
請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記複数のポインタ回路のそれぞれは、
前記制御回路から入力されるクロック信号に応じて、前記ポインタ信号を出力するフリップフロップ回路と、
前記ポインタ信号および前記制御回路から入力されるラッチデコード信号の論理積信号を出力するアンド回路とを備える
請求項4に記載の半導体記憶装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2013−114714(P2013−114714A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−260311(P2011−260311)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】