説明

可変圧縮比内燃機関

【課題】可変圧縮比内燃機関において、シリンダボア変形を抑制すると共に第2ギア部に十分にオイルを給油し摩擦及び摩耗を抑制する技術を提供する。
【解決手段】シリンダブロック2と一体的にシリンダヘッド4を形成し、一体的に形成されたシリンダブロック2及びシリンダヘッド4に、シリンダヘッド4の最上部に設けられるオイル溜りから各々のウォームホイール61a,61bの真上にオイルを落下させる2つのオイル通路13を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可変圧縮比内燃機関に関する。
【背景技術】
【0002】
ウォームホイールを有する一対の偏心カム軸をクランクケースの両側に配置し、2つのウォームを有するシャフトをクランクケースの側面中央に形成された貫通孔に挿通し、シャフトのウォームと一対の偏心カム軸のウォームホイールとを互いに噛み合わせる。そして、シャフトに接続されたモータからの回転動力をシャフトのウォームからウォームホイールに伝達し、偏心カム軸を回動してクランクケースとは別体のシリンダブロックを昇降させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−64010号公報
【特許文献2】実開平4−75145号公報
【特許文献3】実開昭57−43338号公報
【特許文献4】実開昭61−152723号公報
【特許文献5】実開平1−159158号公報
【特許文献6】実開平4−82306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記の技術においては、シリンダブロックとシリンダヘッドとが別体であった。このため、シリンダブロックとシリンダヘッドとをヘッドボルトで結合する必要があった。ここでヘッドボルトの配置位置は、ウォームホイールの真上に存在する。したがって、ヘッドボルトがウォームホイールに到達しないようヘッドボルトのネジ長さをあまり長くできず、シリンダボア変形を抑制できなかった。また、ウォームホイールにオイルを供給する必要があるが、ウォームホイールの真上に存在するヘッドボルトに妨げられるためにウォームホイールの真上である最適位置にオイル通路を大きな孔径で設けることができず、ウォームホイールでは給油不足による摩擦及び摩耗が増大するおそれがあった。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みたものであり、本発明の目的は、可変圧縮比内燃機関において、シリンダボア変形を抑制すると共に第2ギア部に十分にオイルを給油し摩擦及び摩耗を抑制する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、本発明は、
駆動源に接続されクランクケースの両側に亘って伸び2つの第1ギア部を有するシャフトから、前記第1ギア部に噛み合う第2ギア部で動力伝達を受けたクランクケースの両側に各々配置される一対の偏心カム軸が、前記クランクケースとは別体のシリンダブロックを昇降させる可変圧縮比内燃機関であって、
前記シリンダブロックと一体的にシリンダヘッドを形成し、
一体的に形成された前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドに、前記シリンダヘッドの最上部に設けられるオイル溜りから各々の前記第2ギア部の上にオイルを落下させる2つのオイル通路を設けることを特徴とする可変圧縮比内燃機関である。
【0007】
本発明によると、シリンダブロックとシリンダヘッドとが一体的に形成される。このた
め、シリンダブロックとシリンダヘッドとを結合部材で結合する必要がなくなる。よって、第2ギア部の上に存在する結合部材が配置されていた位置に、大きな孔径でオイル通路を設けることができる。したがって、結合部材を用いずシリンダブロックとシリンダヘッドとが一体的に形成されるので、シリンダボア変形を抑制できる。また、結合部材を配置しないので、第2ギア部の上である最適位置に第2ギア部にオイルを供給するためのオイル通路を大きな孔径で設けることができ、第2ギア部に十分にオイルを給油し摩擦及び摩耗を抑制できる。
【0008】
前記オイル通路は、複数シリンダを取り囲む際のシリンダ配列方向においてシリンダ間位置となるシリンダ周りの領域であって、前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドを一体的に形成することで前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドを結合させるための結合部材を配置する必要がなくなった前記第2ギア部の上に位置する領域に、前記結合部材を配置する必要がなくなった分大きな孔径で形成されるとよい。
【0009】
本発明によると、オイル通路を最適位置に大きな孔径で形成できる。
【0010】
前記可変圧縮比内燃機関が傾斜搭載された場合に、2つの前記オイル通路の入口が形成される前記シリンダヘッドの最上部に設けられるオイル溜りの底を水平にするとよい。
【0011】
本発明によると、2つのオイル通路の入口高さが等しくなり、2つのオイル通路から各々の第2ギア部に均等にオイルを給油できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によると、可変圧縮比内燃機関において、シリンダボア変形を抑制できると共に第2ギア部に十分にオイルを給油し摩擦及び摩耗を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施例1に係る内燃機関の概略構成を示す図である。
【図2】実施例1に係る内燃機関の概略構成を示す斜視図である。
【図3】従来のシリンダブロックとシリンダヘッドとが別体であった場合のシリンダブロックの水平断面を示す図である。
【図4】従来のシリンダブロック2とシリンダヘッド4とが別体であった場合の内燃機関の要部の横断面を示す図である。
【図5】実施例1に係るシリンダブロックとシリンダヘッドとが一体的に形成された場合のシリンダブロックの水平断面を示す図である。
【図6】実施例1に係るシリンダブロックとシリンダヘッドとが一体的に形成された場合の内燃機関の要部の横断面を示す図である。
【図7】実施例1に係るシリンダブロックとシリンダヘッドとが一体的に形成され内燃機関が傾斜搭載された場合の内燃機関の要部の横断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
【0015】
<実施例1>
図1及び図2は、本実施例に係る可変圧縮比内燃機関の概略構成を示している。図1及び図2に示す内燃機関1は、シリンダブロック2とクランクケース3とシリンダヘッド4とを備えている。シリンダブロック2は、シリンダヘッド4と一体的に形成されている。
【0016】
シリンダヘッド4と一体的に形成されたシリンダブロック2は、クランクケース3に対してシリンダ20軸方向へ変位自在に取り付けられている。シリンダブロック2とクラン
クケース3との接続部には、シリンダブロック2を変位させるための変位機構5と、変位機構5を駆動するためのアクチュエータ6と、が設けられている。
【0017】
シリンダブロック2の両側下部に複数の隆起部7が形成されており、各隆起部7にカム収納孔8が形成されている。カム収納孔8は、シリンダ配列方向に平行に且つ同一軸線上に形成されている。
【0018】
クランクケース3には、カム収納孔8が形成された複数の隆起部7の間に位置するように、ガイド部9が形成されている。各ガイド部9のクランクケース外側に向けられた表面には、半円形の凹部が形成されている。各ガイド部9には、対称な半円形の凹部を有する不図示のキャップがボルトによって固定される。ガイド部9及びキャップが固定されると、双方の凹部によって円形の軸受収納孔が形成される。
【0019】
このように構成されたシリンダブロック2とクランクケース3とが連結されると、シリンダブロック2及びクランクケース3の両側面には、カム収納孔8と軸受収納孔とが交互に配置された連通孔が形成される。連通孔には、偏心カム軸51a,51bが各々挿通され、クランクケース3の両側に配置される。
【0020】
各偏心カム軸51a,51bは、中心部に配置される一本の軸部と、軸部に対して偏心した状態で固定されるウォームホイール61a,61bと、軸部に対して偏心した状態で回転可能な複数のフリーカム部52a,52bと、軸部に対して偏心した状態で固定される複数の軸受部53a,53bと、を備えている。偏心カム軸51a,51bは、回動することでクランクケース3とは別体のシリンダブロック2を昇降させる。各偏心カム軸51a,51bでは、フリーカム部52a,52bがカム収納孔8に収容され且つ軸受部53a,53bが軸受収納孔に収容されるように、フリーカム部52a,52bと軸受部53a,53bとが交互に配置される。
【0021】
このように構成された偏心カム軸51a,51bのクランクケース3の側面中央には、アクチュエータ6が設けられている。アクチュエータ6は、各偏心カム軸51a,51bの途中に固定されるウォームホイール61a,61bと、ウォームホイール61a,61bの下側で各ウォームホイール61a,61bに噛み合うウォームであってシャフト63に配置される2つのウォーム62a,62bと、ウォーム62a,62bを有するシャフト63の一端に接続されシャフト63を回転駆動するモータ64と、を備えている。モータ64の回転は、シャフト63とそれに配置された2つのウォーム62a,62bを回転させ、各ウォームホイール61a,61bはウォーム62a,62bの回転により動力伝達を受けて同時に減速回動し、一対の偏心カム軸51a,51bが同時に回動する。ここで、ウォーム62a,62bが本発明の第1ギア部に相当し、ウォームホイール61a,61bが本発明の第2ギア部に相当し、モータ64が本発明の駆動源に相当する。
【0022】
なお、ウォーム62a,62bの螺旋溝は、互いに逆方向に形成され、モータ64の回転により2本の偏心カム軸51a,51bが互いに逆回動するようになっている。
【0023】
ここで、変位機構5には、偏心カム軸51aの回動角度を検出する回動角センサ10が取り付けられている。回動角センサ10は、電子制御ユニット(ECU)100と電気的に接続されている。
【0024】
ECU100は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等から構成される算術論理演算回路であり、上記した回動角センサ10の出力信号や内燃機関1の運転状態に基づいてモータ64を制御する。
【0025】
上述したような変位機構5及びアクチュエータ6によれば、シリンダブロック2がシリンダ20軸方向へ変位自在となり、それに応じて内燃機関1の圧縮比が自在に変更されることとなる。
【0026】
ところで、内燃機関1は、噛み合うウォームホイール61a,61b及びウォーム62a,62bの作動時の摩擦及び摩耗を低減するために、ウォームホイール61a,61bに対してシリンダヘッド4の最上部に設けられるオイル溜り上からオイルを給油していた。これにより、ウォームホイール61a,61bだけでなく、ウォームホイール61a,61bの下側のウォーム62a,62bに対してもオイルが供給される。
【0027】
図3は従来のシリンダブロックとシリンダヘッドとが別体であった場合のシリンダブロックの水平断面を示している。図4は従来のシリンダブロック2とシリンダヘッド4とが別体であった場合の内燃機関の要部の横断面を示している。図3に示すように、4つのシリンダ20を取り囲む際の端、或いは、4つのシリンダ20が直列に並ぶシリンダ配列方向においてシリンダ間位置のシリンダ周りの、略三角状の領域Sに、シリンダブロック2及びシリンダヘッド4を結合させるヘッドボルト11が配置されていた。この領域Sのうちシリンダ配列方向の中央の領域S1は、ウォームホイール61a,61bの真上に位置する。このため、領域S1においてヘッドボルト11の配置位置が、ウォームホイール61a,61bの真上に存在してしまう。
【0028】
したがって、図4に示すように、領域S1においてはヘッドボルト11がウォームホイール61a,61bに到達しないようヘッドボルト11のネジ長さをあまり長くできず、シリンダボア変形を抑制できなかった。
【0029】
また、ウォームホイール61a,61bにオイルを供給する必要があるが、領域S1においてはウォームホイール61a,61bの真上に存在するヘッドボルト11に妨げられるためにウォームホイール61a,61bの真上である最適位置にオイル通路12を大きな孔径で設けることができなかった。そのため、図3に示すように、ヘッドボルト11の配置位置の両隣に強度不足とならないよう小さな孔径を有するオイル通路12を設けていた。これにより、シリンダヘッド4の最上部に設けられるオイル溜りのオイルが一つのウォームホイール61a,61bに2つのオイル通路12から給油されるが、小さな孔径のオイル通路12ではオイルが潤沢に流通せず、ウォームホイール61a,61bでは給油不足による摩擦及び摩耗増大のおそれがあった。
【0030】
そこで、本実施例では、シリンダブロック2と一体的にシリンダヘッド4を形成し(モノブロック化)、一体的に形成されたシリンダブロック2及びシリンダヘッド4に、シリンダヘッド4の最上部に設けられるオイル溜りから各々のウォームホイール61a,61bの真上にオイルを落下させる2つのオイル通路13を設けるようにした。
【0031】
図5は本実施例に係るシリンダブロックとシリンダヘッドとが一体的に形成された場合のシリンダブロックの水平断面を示している。図6は本実施例に係るシリンダブロックとシリンダヘッドとが一体的に形成された場合の内燃機関の要部の横断面を示している。図5に示すように、4つのシリンダ20を取り囲む際の4つのシリンダ20が直列に並ぶシリンダ配列方向においてシリンダ間位置のシリンダ周りの略三角状の領域であって、ウォームホイール61a,61bの真上に位置するシリンダ配列方向の中央の領域S1に、オイル通路13が夫々設けられる。オイル通路13は、シリンダブロック2及びシリンダヘッド4を一体的に形成することで領域S1においてシリンダブロック2及びシリンダヘッド4を結合させるためのヘッドボルト11を配置する必要がなくなったので、ヘッドボルト11に邪魔されず且つ強度も維持できることから、従来よりもヘッドボルト11を配置する必要がなくなった分大きい孔径で形成される。
【0032】
ここで、図6に示すように、シリンダヘッド4の最上部に設けられるオイル溜りからオイル通路13を流通しウォームホイール61a,61bに落下するオイルは、ウォームホイール61a,61bの歯の部分である周縁を流通し、ウォームホイール61a,61bの下側のウォーム62a,62bに送られ、ウォーム62a,62bの下側のオイル落とし孔からオイルパンに回収される。
【0033】
以上説明した本実施例によると、シリンダブロック2とシリンダヘッド4とが一体的に形成される。このため、シリンダブロック2とシリンダヘッド4とをヘッドボルト11で結合する必要がなくなる。よって、領域S1のウォームホイール61a,61bの上に存在するヘッドボルト11が配置されていた位置に、大きな孔径でオイル通路13を設けることができる。
【0034】
したがって、ヘッドボルト11を用いずシリンダブロック2とシリンダヘッド4とが一体的に形成されるので、シリンダボア変形を抑制できる。
【0035】
また、ヘッドボルト11を配置しないので、ウォームホイール61a,61bの真上である最適位置にウォームホイール61a,61bにオイルを供給するためのオイル通路13をヘッドボルト11に邪魔されず大きな孔径で設けることができる。よって、図6に示すように、大きな孔径のオイル通路13では給油装置を設けることなくオイルの自重によりオイルが潤沢に流通し、ウォームホイール61a,61bに十分にオイルを給油し摩擦及び摩耗を抑制できる。また、ウォームホイール61a,61bの下側に配置されるウォーム62a,62bにも十分にオイルを給油し摩擦及び摩耗を抑制できる。これにより、噛み合う歯に潤沢にオイルを給油でき、ウォームホイール61a,61b及びウォーム62a,62bからなるギアシステムの作動効率及び信頼性を向上できる。
【0036】
なお、図7は本実施例に係る内燃機関1が傾斜搭載された場合を示す。図7に示すように、内燃機関1が傾斜搭載された場合には、内燃機関1の傾き具合とは関係なく、2つのオイル通路13の入口が形成されるシリンダヘッド4の最上部に設けられるオイル溜りの底を水平にする。これによると、2つのオイル通路13の入口高さが等しくなり、2つのオイル通路13から各々のウォームホイール61a,61bに均等にオイルを給油できる。ここで、図7の場合には、2つのオイル通路13から落下したオイルがウォームホイール61a,61bに直接かかるようにオイル通路13或いはオイル通路13の出口が微調整されて形成されるとよい。
【0037】
本発明に係る可変圧縮比内燃機関は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
【符号の説明】
【0038】
1 内燃機関
2 シリンダブロック
3 クランクケース
4 シリンダヘッド
5 変位機構
6 アクチュエータ
7 隆起部
8 カム収納孔
9 ガイド部
10 回動角センサ
11 ヘッドボルト
12 オイル通路
13 オイル通路
20 シリンダ
51a,51b偏心カム軸
52a,52bフリーカム部
53a,53b軸受部
61a,61bウォームホイール
62a,62bウォーム
63 シャフト
64 モータ
100 ECU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動源に接続されクランクケースの両側に亘って伸び2つの第1ギア部を有するシャフトから、前記第1ギア部に噛み合う第2ギア部で動力伝達を受けたクランクケースの両側に各々配置される一対の偏心カム軸が、前記クランクケースとは別体のシリンダブロックを昇降させる可変圧縮比内燃機関であって、
前記シリンダブロックと一体的にシリンダヘッドを形成し、
一体的に形成された前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドに、前記シリンダヘッドの最上部に設けられるオイル溜りから各々の前記第2ギア部の上にオイルを落下させる2つのオイル通路を設けることを特徴とする可変圧縮比内燃機関。
【請求項2】
前記オイル通路は、複数シリンダを取り囲む際のシリンダ配列方向においてシリンダ間位置となるシリンダ周りの領域であって、前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドを一体的に形成することで前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドを結合させるための結合部材を配置する必要がなくなった前記第2ギア部の上に位置する領域に、前記結合部材を配置する必要がなくなった分大きな孔径で形成されることを特徴とする請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関。
【請求項3】
前記可変圧縮比内燃機関が傾斜搭載された場合に、2つの前記オイル通路の入口が形成される前記シリンダヘッドの最上部に設けられるオイル溜りの底を水平にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の可変圧縮比内燃機関。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−174750(P2010−174750A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−18583(P2009−18583)
【出願日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】