説明

回転アッセンブリ用の支持リング

【課題】プロペラアッセンブリ等の回転アッセンブリ用の支持リングを提供する。
【解決手段】支持リング30は、プロペラブレードのブレード根部を受け入れるための支持カップ20を含む。これらの支持カップ20は、ブリッジ構造32によって相互連結されている。各ブリッジ構造32は、ブリッジウェブ38から半径方向に延びるブリッジ壁36を含む。ブリッジ構造32は、かくして、チャンネル状断面を有する。ブリッジ壁36は、半径方向外縁部40にスカロップ形状を有する。この形体により、ブリッジ壁36の中立軸は直線状であり、そのため、支持リング30は、構造的に多角形として挙動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転アッセンブリ用の支持リングに関し、更に詳細には、ガスタービンエンジンによって駆動されるプロペラアッセンブリ等のブレードを備えた回転アッセンブリ用の支持リングに関するが、これに限定されない。
【背景技術】
【0002】
エンジンの後方に配置されたプロペラアッセンブリを駆動するガスタービンエンジンを含むオープンロータ推進ユニットが公知である。ガスタービンエンジンからの高温の排気ガスをダクトを介して排出し、プロペラアッセンブリの構成要素が損傷しないようにすることが重要である。この目的のため、例えば、WO2011/000943では、エンジンの排気ガス流路の周囲を延びる支持リングでプロペラを支持することが提案されている。ブレードが、ピッチ制御を行う目的で、これらのブレードをその長さ方向軸線を中心として回転できるように支持リングによって支持されている。支持リングはエンジンにより駆動され、プロペラアッセンブリを回転する。
【0003】
WO2011/000943に開示された支持リングは、直径が比較的大きく、半径方向深さが小さい。この形状のため、構成要素は、フープ曲げ(楕円化あるいは円形がくずれる)方向で比較的可撓性であり、このことは、プロペラアッセンブリの全体としての安定性の観点から見て、特にブレードの一つが損傷したり失われたりすることがある極端な負荷条件下で望ましくない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】WO2011/000943
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明によれば、回転アッセンブリ用の支持リングが提供されており、回転アッセンブリ用の支持リングはリング本体を備えており、リング本体は、周方向に所定間隔で配列された支持カップ(換言すれば、カップ状の支持体)を有しており、これら支持カップは、ブリッジ構造によって相互連結されている。支持カップは、支持リングの半径方向外面が開放しており、各ブリッジ構造は、軸線方向に間隔が隔てられたブリッジ壁を含むチャンネル状断面を有し、ブリッジ壁は、ブリッジウェブからリング軸線に関して、外方に延びている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
各ブリッジ構造は、前記フープ方向に実質的に直線状の中立軸線(neutral axis)を持つように形成されていてもよい。その結果、支持リングは、構造的に、支持カップが多角形の角にある多角形のように挙動する。直線状の中立軸線は、例えば、ブリッジ壁が適当な輪郭を持つようにすることによって達成される。例えば、ブリッジ壁は、リングの軸線に沿って見て凹状をなして湾曲した半径方向外縁部を備えていてもよい。ブリッジ壁は、支持カップの実質的に半径方向全高に亘って夫々の支持カップと隣接させてもよい。
【0007】
各支持カップは実質的に円形断面を備えていてもよく、その場合、ブリッジ壁は、夫々の支持カップの側壁に対して実質的に接線方向に延びていてもよい。
各支持カップは、半径方向内端壁を備えていてもよい。半径方向内端壁は、ブリッジウェブと実質的に同じ周方向平面内にあってもよい。各半径方向内端壁は、中央穴を備えていてもよい。半径方向内端壁は、穴を取り囲む厚さを増した領域を備えていてもよい。
【0008】
支持リングは、リング本体の軸線方向外方に延びる周方向駆動フランジを備えていてもよい。駆動フランジには、例えば駆動フランジを横切って空気を流すことができるように、穴が設けられていてもよい。これらの穴は、支持カップと同じ角度位置に配置されていてもよい。クリアランスアタッチメント(clearance attachment)までリング本体の軸線方向又は半径方向に延びる周方向キャッチャ駆動フランジが設けられていてもよい。
【0009】
ブリッジ構造の捩じり強度を向上するため、各ブリッジ構造のブリッジ壁間にブレースウェブが設けられていてもよい。ブレースウェブは、カップ支持を更に均等に支持するため、ブリッジ壁のところで、又はブリッジ壁間でカップと交差し、又はカップに連結される。変形例では、又は追加として、捩じり及びフープ曲げが作用した状態でリングを強化(補剛)するための手段は、支持カップを越えて軸線方向に延びる軸線方向リム長さが増大するように、ブリッジ壁を形成することである。
【0010】
一実施例では、支持リングは、プロペラアッセンブリ用のブレード支持リングを含む。この場合、アッセンブリのブレードは、支持カップ内で支持されてもよい。
本発明は、更に、上文中に説明した支持リングを持つプロペラアッセンブリが設けられたガスタービンエンジンを提供する。ガスタービンエンジンの排気ガス流路が、支持リングを通って延びている。
【0011】
次に、本発明を更に良好に理解するため、及び本発明をどのように実施するのかを更に明瞭に示すため、添付図面を例として参照する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、オープンロータ推進ユニットの概略側面図である。
【図2】図2は、図1の推進ユニットのブレード用の支持構造の断面図である。
【図3】図3は、図2の支持構造の支持リングの部分斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1に示す推進ユニットは、ナセル4内に支持されたコアガスタービンエンジン2を含む。プロペラアッセンブリ6及び8が、ガスタービンエンジン2の後方にエンジン軸線Xを中心として取り付けられており、ガスタービンエンジン2によってエンジン軸線Xを中心として駆動される。環状排気ガス流ダクト10が、エンジン2から延びており、プロペラアッセンブリ6、8の後方に延びている。
【0014】
排気ダクト10を図2に示す。排気ダクト10の半径方向外周は、回転中空シャフトアッセンブリ12によって形成されている。ダクト10内の排気ガス流を矢印14で示す。
図2は、更に、プロペラアッセンブリ6のブレード16を示す。ブレード16のブレード根部18は、支持カップ(換言すれば、カップ状の支持体)20に受け入れられ、この支持カップ20で、ブレード16の長さ方向軸線を中心として回転できるように、ベアリング22、24によって支持される。図は、代表的なベアリング配置を示すが、この他のベアリング配置が可能である。ピッチ制御機構(図示せず)からブレード16に回転を伝達するため、ピッチ制御シャフト26が、シュラウド28内のダクト10を横切って延びている。
【0015】
支持カップ20は、図3に示す支持リング30に各ブレード16に対して一つずつ設けられた複数のこのようなカップの一つである。支持カップ20は、支持リング30の周囲に、周方向に所定間隔に配列して設けられており(周方向アレイをなして配置されており)、ブリッジ構造(又はブリッジ構造部)32によって相互連結されているということは理解されよう。支持リング30の軸線は、エンジン軸線Xと一致する。
【0016】
各支持カップ20は、円形断面の側壁34を含む。側壁34の内面は、ベアリング22、24を収容する輪郭を備えており、側壁34の形状は、ブレード16を安定的に支持する上で適切な剛性を提供するように形成されている。
【0017】
各ブリッジ構造32は、支持リング30の中央軸線に関して軸線方向及び半径方向に延びる平面で見て、概ねチャンネル状(溝状)の断面を有する。各ブリッジ構造32は、このように、軸線方向に間隔が隔てられた二つのブリッジ壁36を含み、これらの壁は、ブリッジウェブ38から半径方向外方に延びている。支持カップ20の側壁34は、ブリッジ壁36の間で延び、これらの壁36と隣接している。かくして、ブリッジ構造32は、支持カップ20と同様に、支持リング30の半径方向外面が開放した「ポケット」39を形成している。
【0018】
各ブリッジ壁36は、支持カップ20の半径方向全深さに亘り、各周方向端部において、支持カップ20の側壁34と隣接している。しかしながら、支持カップ20間では、支持リング30の軸線に沿って見て、ブリッジ壁36の半径方向外縁部40が「扇形切り欠き」形態を持つように凹状をなして湾曲している。この形態により、各ブリッジ構造32は、フープ方向で実質的に直線状の中立軸線を有し、そのため、張力が加わった状態で直線状ストラットのように挙動する。従って、構造的には、支持リング30は、ブリッジ構造32が形成する直線状リンクによって支持カップ20が相互連結された多角形と等価である。
【0019】
各支持カップ20は、中央穴44が設けられた半径方向の内端壁42を有する。中央穴44を通って、ピッチ制御シャフト26が延びる(図2参照)。中央穴44の領域において、半径方向内端壁42の壁厚は、発生するたがフープ応力のピークを減少するため、穴44のところで厚くなっているということは、図2及び図3から理解されよう。
【0020】
支持カップ20の半径方向内端壁42は、支持カップ20及びブリッジ構造32によって構成されるリング本体に対して実質的に連続した内面を提供するように、ブリッジウェブ38と同じ周方向平面内にある。
【0021】
図2に示すように、支持リング30には、支持カップ20及びブリッジ構造32が形成するリング本体からほぼ軸線方向に延びる駆動フランジ46が設けられている。駆動フランジ46は、シャフトアッセンブリ12からプロペラアッセンブリ6、8に回転を伝達するため、シャフトアッセンブリ12にボルト止めされている。更に、キャッチャ駆動アーム47(フランジ等の任意の適当な部材の形態をとってもよい)が示してある。キャッチャ駆動アーム47は、リング本体から軸線方向に(又は別の態様では半径方向に)延びており、ナット−ボルトアッセンブリ(図示せず)を含むクリアランスジョイント49によってシャフトアッセンブリ12に連結されている。キャッチャ駆動アーム47は、アッセンブリを強化し、例えば駆動フランジ46が機械的に破損した場合に支持リング30を保持するように作用する。クリアランスジョイント49により、シャフトアッセンブリ12との熱応力をなくすが、第1駆動アーム又はハブが破損した場合に第2負荷経路を提供する。
【0022】
駆動フランジ46は、ダクト10内を流れる排気ガスから、リング本体への、特にベアリング22、24への熱伝達経路を提供するということは理解されよう。この熱伝達を最少にするため、支持リング30とシャフトアッセンブリ12との間に、冷却空気が矢印48で示すように差し向けられている。この流れを可能にするため、図3に示すように、冷却穴50が、駆動フランジ46に設けられている。これらの冷却穴は、支持カップ20と同じ角度位置に位置決めされていてもよい。冷却穴50は、かくして、支持カップ20への熱流に対して熱障壁を提供する。
【0023】
ブリッジ壁36の外輪郭は、支持カップ20の側壁34の外面の輪郭に従うということは、図3からわかるであろう。これにより、表面は、フープ方向で連続している。効率的な側壁輪郭を形成するため、ブリッジ壁36のこの外輪郭は、ブリッジ壁36の内輪郭に従う。
【0024】
支持リング30に作用する予想負荷を考慮に入れるため、図2及び図3に示す形態に様々な変更を行ってもよいということは理解されよう。かくして、壁の断面及び輪郭を変更してもよい。具体的には、中央穴44と隣接した支持カップ20の半径方向内端壁42の強化厚さは、図示のように、軸対称でなくてもよい。更に、支持カップ20間のブレース構造32が形成するポケット39に筋かい(cross bracing)等の追加の補剛手段を組み込んでもよい。
【0025】
チャンネル断面リング30は、ベアリング支持カップ20の半径方向全幅を連結しており、これによって、フープ剛性とフープ曲げ剛性を最大にすることができる。ブリッジ壁36の縁部40の扇形切り欠き形状が基本的円形形態を多角形リングにする。多角形リングは、局所的主ブレード負荷を支持する効率が高い。半径方向内端壁42は、支持カップ20のフロア(底部)を提供し、これを効率的に補剛し、フープ支持材料半径を最少にする。ブリッジウェブ38が提供する多角形カップ間フロアが、フープ負荷経路を効率的に完全にする。ウェブ38は、ブリッジ壁36のところで円形の輪郭をなしていてもよいが、中央領域の直線状輪郭への移行部により、薄いウェブ38に多角形負荷経路が形成される。頂部が開放した形態は、ブレード間隔の要件と適合し、機械加工及び検査のためのアクセスを良好にし、薄い開放チャンネル断面リングビームの比較的低い捩じり剛性は、チャンネル断面撓み中心が剪断流れによってリングベースの半径方向内側位置に差し向けられることによって高められ、リングの自由捩じれ長さを最少にする。駆動フランジ46は、捩じり剛性に寄与する。駆動フランジ46は、リング30の本体を高温のガス流14から遮断する。リング30は、軽量で熱膨張率が低く作動温度での耐疲労特性に優れたチタニウム合金で製造することができる。十分な断熱がなされた状態であるなら、リング30を、鋼やアルミニウム等の他の材料を使用してもよい。穴44の周囲を局所的に強化することにより、ピーク応力を低減する。
【0026】
リング30に関し、フープ負荷経路を効率的にし、低密度材料で形成することにより、重量を大幅に低減できる。駆動フランジ46及び冷却空気流48による断熱により、熱応力を最少にする。熱応力は、このような対策が講じられていない場合には、高温のガス流に近接していることにより生じる。更に、ベアリング22、24、これらのベアリングの潤滑、及びブレード根部18(これは、複合材料で形成されていてもよい)を過度の高温から保護する。支持リング30の半径方向深さは、フープ曲げ剛性を高め、従って、ブレードが破損した場合やその他の極端な負荷条件での一体性を改善する。
【0027】
更に高い捩じり剛性が必要とされる場合には、頂部が開放した機械加工可能な形態を残しつつ、縁部40に扇形切り欠き形状を施してもよいが、縁部40の領域でのブリッジ壁36の局所的軸線方向長さ(即ち厚さ)を増大することによって、捩じり剛性の向上を更に効率的に行うことができる。これにより、捩じりが加わった状態の、また、フープ曲げ状態のリムを補剛する。
【0028】
別の態様では、ブリッジ構造32によって形成されたポケット39内に、半径方向で見てX字形状のブレース(X字筋違い)を設けることにより、現存の開放した矩形空間を三角形にすることができる。ブレースウェブは、ブリッジ壁36間で支持カップ20を連結し、支持カップを更に均等に支持することができる。支持カップ20自体は、ブリッジ壁36との接合部のところで移行材料によって、また、ベアリング22、24とブレード根部(即ちハブ18)の存在によって補剛され、ベアリングに予負荷が加わり且つブレードに負荷が加わった状態でカップの円形半径方向負荷経路を形成する。
【0029】
軽量化手段として、支持リング30の材料の厚さを局所的に薄くしたり、又は、軽量化穴を支持リング30の低応力領域に、例えばブリッジウェブ38に選択的に位置決めできる。
【0030】
本発明をオープンロータ「プッシャー」推進ユニットを参照して説明したが、図2及び図3を参照して説明した支持リングは、「プーラー」ユニット及びターボプロップエンジン等の他の推進ユニット形体に使用してもよい。更に、本発明の原理は、大径であるが半径方向厚さが薄く、ブレード数が比較的少ない風力タービンや水力タービン、航空機や船舶ようのプロペラ、又は事務所用空調ファン等の任意の回転ハブ構造に適用できる。
【符号の説明】
【0031】
2 コアガスタービンエンジン
4 ナセル
6、8 プロペラアッセンブリ
10 環状排気ガス流ダクト
12 回転中空シャフトアッセンブリ
14 排気ガス流
16 ブレード
18 ブレード根部
20 支持カップ
22、24 ベアリング
26 ピッチ制御シャフト
28 シュラウド
30 支持リング
32 ブリッジ構造
34 側壁
36 ブリッジ壁
38 ブリッジウェブ
39 ポケット
40 半径方向外縁部
42 半径方向内端壁
44 中央穴
46 駆動フランジ
47 キャッチャ駆動アーム
48 冷却空気
49 クリアランスジョイント
50 冷却穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転アッセンブリ用の支持リングにおいて、
前記支持リングは、リング本体を備えており、リング本体は、周方向に所定間隔で配列された支持カップを有しており、これら支持カップは、ブリッジ構造によって相互連結されており、
前記支持カップは、前記支持リングの半径方向外面が開放しており、
各ブリッジ構造は、軸線方向に間隔が隔てられたブリッジ壁を含むチャンネル状の断面を有し、前記ブリッジ壁は、ブリッジウェブから前記リング軸線に関して、ブリッジウェブから外方に延びており、
各支持カップは、前記ブリッジウェブと実質的に同じ周方向平面内に半径方向内端壁を有する、支持リング。
【請求項2】
請求項1に記載の支持リングにおいて、
各ブリッジ構造は、前記リングのフープ方向に実質的に直線状の中立軸線を有し、これにより前記リングは多角形構造を形成する、支持リング。
【請求項3】
請求項2に記載の支持リングにおいて、
前記ブリッジ壁は、前記支持リングの前記軸線に沿って見て凹状をなして湾曲した半径方向外縁部を有する、支持リング。
【請求項4】
請求項3に記載の支持リングにおいて、
前記ブリッジ壁は、前記支持カップの実質的に半径方向全高に亘って、前記支持カップと隣接している、支持リング。
【請求項5】
請求項4に記載の支持リングにおいて、
各支持カップは実質的に円形断面を有し、前記ブリッジ壁は前記支持カップの側壁に対して実質的に接線方向に延びる、支持リング。
【請求項6】
請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の支持リングにおいて、
前記半径方向内端壁は、中央穴を有する、支持リング。
【請求項7】
請求項6に記載の支持リングにおいて、
前記半径方向内端壁は、前記穴を取り囲む厚さを増した領域を有する、支持リング。
【請求項8】
請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載の支持リングにおいて、
周方向駆動フランジが、前記リング本体の軸線方向外方に延びている、支持リング。
【請求項9】
請求項8に記載の支持リングにおいて、
前記駆動フランジに穴が設けられている、支持リング。
【請求項10】
請求項9に記載の支持リングにおいて、
前記穴は、前記支持カップと同じ角度位置に配置されている、支持リング。
【請求項11】
請求項8乃至11のうちのいずれか一項に記載の支持リングにおいて、
クリアランスアタッチメントまで前記リング本体の軸線方向又は半径方向に延びる周方向キャッチャ駆動フランジが設けられている、支持リング。
【請求項12】
請求項1乃至11のうちのいずれか一項に記載の支持リングにおいて、
各ブリッジ構造のブレース壁の間を、ブレースウェブが延びている、支持リング。
【請求項13】
請求項12に記載の支持リングにおいて、
前記ブレースウェブは、前記ブリッジ壁のところで、又は前記ブリッジ壁間で前記支持カップと交差する、支持リング。
【請求項14】
請求項1乃至13のうちのいずれか一項に記載の支持リングにおいて、
前記ブリッジ構造は、低応力領域において厚さが薄く、又は低応力領域において穴が設けられている、支持リング。
【請求項15】
請求項1乃至14のうちのいずれか一項に記載の支持リングを備えたプロペラアッセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−91490(P2013−91490A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−234696(P2012−234696)
【出願日】平成24年10月24日(2012.10.24)
【出願人】(591005785)ロールス・ロイス・ピーエルシー (88)
【氏名又は名称原語表記】ROLLS−ROYCE PUBLIC LIMITED COMPANY
【Fターム(参考)】