説明

地図情報表示装置、地図情報表示方法、及びプログラム

【課題】地図のスクリーンショットを有効利用できる地図情報表示装置を提供する。
【解決手段】地図に関する情報である地図情報が記憶される地図情報記憶部11と、地図情報を表示する表示部23と、表示部23が表示した地図情報の少なくとも一部のスクリーンショットであり、スクリーンショットに対応した位置の情報である位置情報を有するスクリーンショット地図情報が記憶されるスクリーンショット記憶部13と、表示部23が表示中の地図情報からスクリーンショット地図情報を取得し、スクリーンショット記憶部13に蓄積するスクリーンショット取得部12と、を備え、表示部23は、スクリーンショット地図情報をも表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地図を表示している際にスクリーンショットを取得して蓄積することができるものである。
【背景技術】
【0002】
従来、パーソナルコンピュータ等においては、表示デバイスに表示されている画像の一部または全部をそのまま写した画像であるスクリーンショット(スクリーンキャプチャ)を取得することができた。したがって、そのスクリーンショットを取得することによって、過去にどのような表示がなされたのかを容易に知ることができていた。したがって、例えば、地図を表示した場合に、その地図のスクリーンショットを取得することもできた。
【0003】
なお、地図を表示する装置として、近年、カーナビゲーションシステムや、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等が用いられるようになってきている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−210468公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、地図のスクリーンショットを取得した場合に、それを地図の画像として利用することはできるが、それ以上の利用方法がないという問題があった。例えば、車で旅行した際に旅行先の地図のスクリーンショットを取得して、帰宅した後に、そのスクリーンショットの地図画像を見た場合に、その地図画像がどの地域のものであるのか、いつのものであるのかなどが容易に分からない可能性があるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、後に有効利用することができる地図情報のスクリーンショットを取得することができる地図情報表示装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明による地図情報表示装置は、地図に関する情報である地図情報が記憶される地図情報記憶部と、地図情報を表示する表示部と、表示部が表示した地図情報の少なくとも一部のスクリーンショットであり、スクリーンショットに対応した位置の情報である位置情報を有するスクリーンショット地図情報が記憶されるスクリーンショット記憶部と、表示部が表示中の地図情報からスクリーンショット地図情報を取得し、スクリーンショット記憶部に蓄積するスクリーンショット取得部と、を備え、表示部は、スクリーンショット地図情報をも表示する、ものである。
【0008】
このような構成により、位置情報を有するスクリーンショット地図情報を蓄積することができる。その結果、その位置情報を用いて、そのスクリーンショット地図情報を有効利用することができる。例えば、そのスクリーンショット地図情報が大きい縮尺の地図情報から取得されたものであれば、どの地域のものかが簡単に分からない場合もあるが、位置情報を用いることによって、どの地域のものかをすぐに判別することができるようになる。
【0009】
また、本発明による地図情報表示装置では、スクリーンショット地図情報を位置情報の示す位置ごとに分類する位置分類部をさらに備え、表示部は、位置分類部によって分類されたスクリーンショット地図情報を表示してもよい。
【0010】
このような構成により、位置情報を用いて、スクリーンショット地図情報を分類することができる。その結果、ユーザは、分類後のスクリーンショット地図情報を見ることができ、例えば、所望の地域のスクリーンショット地図情報に容易にアクセスすることができるようになり、ユーザの利便性が向上される。
【0011】
また、本発明による地図情報表示装置では、スクリーンショット地図情報は、スクリーンショット地図情報が取得された際の日時の情報である日時情報をも有する情報であってもよい。
【0012】
このような構成により、日時情報を有するスクリーンショット地図情報を蓄積することができる。その結果、その日時情報を用いて、そのスクリーンショット地図情報を有効利用することができる。例えば、この地図情報表示装置がカーナビゲーション装置であり、移動先の地図情報のスクリーンショットであるスクリーンショット地図情報を取得した場合には、その取得の日時を示す日時情報がそのスクリーンショット地図情報に含まれていることによって、そのスクリーンショット地図情報をいつ取得したのかを知ることができるようになる。その結果、例えば、そのスクリーンショット地図情報がどの状況で取得されたのかを容易に判別することができるようになりうる。
【0013】
また、本発明による地図情報表示装置では、スクリーンショット地図情報を日時情報の示す日時ごとに分類する日時分類部をさらに備え、表示部は、日時分類部によって分類されたスクリーンショット地図情報を表示してもよい。
【0014】
このような構成により、日時情報を用いて、スクリーンショット地図情報を分類することができる。その結果、ユーザは、分類後のスクリーンショット地図情報を見ることができ、例えば、所望の期間に取得されたスクリーンショット地図情報に容易にアクセスすることができるようになり、ユーザの利便性が向上される。
【0015】
また、本発明による地図情報表示装置では、スクリーンショット地図情報に対応する情報である付加情報の入力を受け付ける付加情報受付部と、付加情報受付部が受け付けた付加情報をスクリーンショット地図情報に対応付けてスクリーンショット記憶部に蓄積する付加情報蓄積部と、をさらに備え、表示部は、スクリーンショット地図情報と、スクリーンショット地図情報に対応する付加情報とが表裏の関係となるように表示してもよい。
【0016】
このような構成により、例えば、各スクリーンショット地図情報に対して、メモ書きのようなものを残すことができるようになる。また、スクリーンショット地図情報と付加情報とが表裏の関係となるように表示されるため、紙の地図の裏側に情報を書き付けるのと同様にスクリーンショット地図情報と付加情報を扱うことができるようになる。そのため、表裏の関係にあるスクリーンショット地図情報と付加情報とが互いに関係のあるものであることを直感的に把握することができるようになる。
【0017】
また、本発明による地図情報表示装置では、スクリーンショット地図情報と、スクリーンショット地図情報に対応する付加情報とを受け付けるスクリーンショット受付部をさらに備え、付加情報蓄積部は、スクリーンショット受付部が受け付けたスクリーンショット地図情報と付加情報とを対応付けてスクリーンショット記憶部に蓄積してもよい。
【0018】
このような構成により、はじめから付加情報の対応付けられているスクリーンショット地図情報と付加情報とを外部から受け付けて、用いることができるようになる。したがって、例えば、その外部から受け付けたスクリーンショット地図情報と付加情報とをガイドブックのように用いることができる。
【0019】
また、本発明による地図情報表示装置では、表示部が地図情報とスクリーンショット地図情報とを表示している場合に、地図情報における位置と、スクリーンショット地図情報における位置との指定を受け付ける位置受付部と、位置受付部が受け付けた地図情報における位置とスクリーンショット地図情報における位置との間のルートに関する情報であるルート情報を生成するルート情報生成部と、をさらに備え、表示部は、ルート情報生成部が生成したルート情報をも表示してもよい。
【0020】
このような構成により、例えば、現在の地図情報上の位置から、過去の移動先であるスクリーンショット地図情報上の位置までのルート情報を知ることができるようになる。このようにして、スクリーンショット地図情報を有効に利用することができうる。
【0021】
また、本発明による地図情報表示装置では、表示部が2個のスクリーンショット地図情報を表示している場合に、2個のスクリーンショット地図情報のそれぞれにおける位置の指定を受け付ける位置受付部と、位置受付部が受け付けた2個のスクリーンショット地図情報のそれぞれにおける位置の間のルートに関する情報であるルート情報を生成するルート情報生成部と、をさらに備え、表示部は、ルート情報生成部が生成したルート情報をも表示してもよい。
【0022】
このような構成により、例えば、過去の移動先である2個のスクリーンショット地図情報上の位置の間のルート情報を知ることができるようになる。このようにして、スクリーンショット地図情報を有効に利用することができるようになる。
【0023】
また、本発明による地図情報表示装置では、ルート情報は、2個の位置の間の距離を含んでもよい。
このような構成により、ルート情報によって、2個の位置の間の距離を知ることができるようになる。
【0024】
また、本発明による地図情報表示装置では、ルート情報は、2個の位置の間の移動時間を含んでもよい。
このような構成により、ルート情報によって、2個の位置の間の移動時間を知ることができるようになる。
【0025】
また、本発明による地図情報表示装置では、ルート情報は、2個の位置の間のルートを示す画像であるルート画像を含んでもよい。
このような構成により、ルート情報によって、2個の位置の間の移動のルートを知ることができるようになる。
【発明の効果】
【0026】
本発明による地図情報表示装置等によれば、位置情報等を含むスクリーンショット地図情報を取得して蓄積することができ、そのスクリーンショット地図情報を有効利用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施の形態1による地図情報表示装置の構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態による地図情報表示装置の動作を示すフローチャート
【図3】同実施の形態による地図情報表示装置の動作を示すフローチャート
【図4】同実施の形態による地図情報表示装置の動作を示すフローチャート
【図5】同実施の形態による地図情報表示装置の動作を示すフローチャート
【図6】同実施の形態における表示の一例を示す図
【図7】同実施の形態におけるスクリーンショット地図情報の一例を示す図
【図8】同実施の形態における表示の一例を示す図
【図9】同実施の形態における位置分類情報の一例を示す図
【図10】同実施の形態における表示の一例を示す図
【図11】同実施の形態における付加情報の一例を示す図
【図12】同実施の形態における表示の一例を示す図
【図13】同実施の形態における表示の一例を示す図
【図14】同実施の形態における表示の一例を示す図
【図15】同実施の形態における表示の一例を示す図
【図16】同実施の形態における表示の一例を示す図
【図17】同実施の形態における表示の一例を示す図
【図18】同実施の形態におけるコンピュータシステムの外観一例を示す模式図
【図19】同実施の形態におけるコンピュータシステムの構成の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明による地図情報表示装置について、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素及びステップは同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。
【0029】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による地図情報表示装置について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による地図情報表示装置は、地図情報を表示している際に、位置情報等を含むスクリーンショット地図情報を取得して蓄積するものである。
【0030】
図1は、本実施の形態による地図情報表示装置1の構成を示すブロック図である。本実施の形態による地図情報表示装置1は、地図情報記憶部11と、スクリーンショット取得部12と、スクリーンショット記憶部13と、位置分類部14と、日時分類部15と、付加情報受付部16と、付加情報蓄積部17と、スクリーンショット受付部18と、位置受付部19と、ルート情報生成部20と、現在位置取得部21と、受付部22と、表示部23とを備える。本実施の形態では、地図情報表示装置1がカーナビゲーションシステムである場合について説明する。
【0031】
地図情報記憶部11では、地図に関する情報である地図情報が記憶される。地図情報は、例えば、地図の画像情報であってもよい。この画像情報は、例えば、ラスタデータ(ビットマップデータ)であってもよく、ベクタデータであってもよい。また、画像情報がラスタデータである場合には、地図情報に、複数の縮尺に対応した画像情報が含まれていてもよい。例えば、同じ地域について、縮尺の大きい画像情報、縮尺の中ぐらいの画像情報、縮尺の小さい画像情報が地図情報に含まれていてもよい。また、地図情報は、タイル状に分割された地図を示すものであり、それらを適宜組み合わせることによって、様々な領域の地図を表示することができるようになっていてもよい。ここで、「地図」は、地形図や、地勢図、地質図、土地利用図、住宅地図、路線図、道路地図、ガイドマップ等であってもよい。本実施の形態では、前述のように、地図情報表示装置1がカーナビゲーションシステムである場合について説明するため、この地図情報は道路地図である。また、その地図情報は、ルート探索を行うことができるものである。すなわち、地図情報は、道路の位置や、その道路の属性(例えば、制限速度や、主要な道路であるのか、脇道であるのかなど)を知ることができるようになっているものである。また、この地図情報は、カーナビゲーションシステムで用いられるKIWIフォーマットのものであってもよい。また、「地図」は、地形や道路等が把握可能な航空写真や衛星写真、それらに記号や文字等が記入されたものなどであってもよい。地図情報において、地図の各地点と、座標(位置)との対応を知ることができるようになっているものとする。座標とは、ある基準点を原点とした座標(この座標は、例えば、距離でもよい)であってもよく、緯度・経度であってもよく、その他の位置を識別できる情報であってもよい。地図情報に、その座標そのものが含まれていてもよい。また、この地図情報には、地名や、山や川などの地形に関する文字情報が含まれていてもよい。また、この地図情報において、北などの特定の方位がどちらであるのかが設定されているものとする。この方位の設定は、結果としてなされていてもよい。例えば、地図情報において緯度・経度が設定されている場合には、東経の値のみが増える方向が東の方位であり、北緯の値のみが増える方向が北の方位となることが分かるからである。なお、地図情報は、2次元のオンライン地図や電子地図等として公知であり、その詳細な説明を省略する。
【0032】
地図情報記憶部11に地図情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して地図情報が地図情報記憶部11で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された地図情報が地図情報記憶部11で記憶されるようになってもよい。また、地図情報記憶部11での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。地図情報記憶部11は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
【0033】
スクリーンショット取得部12は、後述する表示部23が表示中の地図情報からスクリーンショット地図情報を取得する。そして、スクリーンショット取得部12は、その取得したスクリーンショット地図情報を後述するスクリーンショット記憶部13に蓄積する。そのスクリーンショット地図情報は、表示部23が表示した地図情報の少なくとも一部のスクリーンショットの情報である。すなわち、スクリーンショット地図情報は、表示部23が表示中の地図の画像の全部であってもよく、あるいは、一部の画像であってもよい。後者の場合には、ユーザがスクリーンショット地図情報に含める画像の範囲を選択できてもよく、あるいは、その画像の範囲があらかじめ決められていてもよい。スクリーンショットの画像は、例えば、JPEGや、PNG等の画像であってもよく、そのデータ形式は問わない。スクリーンショットを取得する方法は前述のように公知であり、その説明を省略する。また、そのスクリーンショット地図情報は、位置情報、日時情報、地名を有する情報である。位置情報は、スクリーンショットに対応した位置の情報である。その位置情報は、スクリーンショット地図情報の地図におけるいずれかの地点の位置(座標)の情報であってもよく、あるいは、スクリーンショット地図情報の地図における任意の地点の位置(座標)を取得するために用いられる情報であってもよい。前者の場合には、位置情報は、例えば、スクリーンショット地図情報における地図画像の所定の箇所(例えば、中心、左上、右上、左下、右下等)に対応する位置(座標)を示すものであってもよい。地図情報には位置の情報が含まれているため、スクリーンショット取得部12は、その地図情報に含まれる位置の情報を用いることによって、位置情報を取得することができる。後者の場合、すなわち、位置情報がスクリーンショット地図情報の地図における任意の地点の位置を取得することができる情報である場合には、位置情報は、例えば、スクリーンショット地図情報における複数のピクセルに対応する位置(座標)を示すものであってもよく、あるいは、スクリーンショット地図情報における所定の箇所に対応する位置(座標)を示す情報と、そのスクリーンショット地図情報の縮尺の情報と、そのスクリーンショット地図情報の方位を示す情報(例えば、そのスクリーンショット地図情報の上側を示す方位の情報(例えば、北を0度、東を90度、南を180度、西を270度とする方位角や、北28度東等のように南北を基準とした東西方向へのずれの角度を示す方位等)であってもよく、そのスクリーンショット地図情報の上向きから時計回りに何度のところが北の向きであるのかを示す角度であってもよく、方位を示すものであれば限定されない)とを含んでいてもよい。なお、地図情報の表示の際に、北が上となるように決まっている場合には、方位の情報が位置情報に含まれていなくてもよい(スクリーンショット地図情報でも同様に、北が上になるからである)。例えば、位置情報がスクリーンショット地図情報における中心に対応する位置を示すものである場合には、スクリーンショット取得部12は、そのスクリーンショット地図情報の中心に対応する地図情報の点を特定し、その特定した点に対応する位置(座標)を地図情報から取得することによって、位置情報を取得することができる。位置情報が複数の位置(座標)を有する場合も同様である。また、スクリーンショット取得部12は、表示中の地図情報の縮尺を参照することによって、縮尺を示す情報を取得することができる。また、スクリーンショット取得部12は、表示中の地図情報において、北の方向を特定することによって、方位の情報を取得することができる。また、日時情報は、スクリーンショット地図情報が取得された際の日時の情報である。日時情報は、例えば、年月日と時刻との両方を示す情報であってもよく、年月日のみを示す情報であってもよく、時刻のみを示す情報であってもよい。また、スクリーンショット取得部12は、図示しないカレンダー部や時計部から、その時点の年月日や時刻を取得することによって、日時情報を取得することができる。また、地名も地図情報に含まれているため、スクリーンショット取得部12は、スクリーンショットに対応した地域の地名を取得することができる。
【0034】
スクリーンショット記憶部13では、スクリーンショット地図情報が記憶される。このスクリーンショット地図情報は、スクリーンショット取得部12または後述する付加情報蓄積部17によって蓄積されたものである。また、スクリーンショット記憶部13では、付加情報も記憶される。この付加情報は、後述する付加情報蓄積部17によって蓄積されたものである。後述するように、付加情報は、スクリーンショット地図情報に対応した情報であるため、付加情報と、スクリーンショット地図情報とは対応付けられて蓄積されることになる。一方の情報から、その情報に対応している他方の情報を特定することができるのであれば、その対応付けの方法は問わない。例えば、スクリーンショット地図情報と付加情報とを組として含む情報がスクリーンショット記憶部13で記憶されてもよく、両情報をリンク付ける情報がスクリーンショット記憶部13で記憶されてもよい。また、両情報は、間接的に対応付けられていなくてもよい。例えば、スクリーンショット地図情報に、第3の情報が対応付けられており、その第3の情報に付加情報が対応付けられていてもよい。
【0035】
スクリーンショット記憶部13での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。スクリーンショット記憶部13は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
【0036】
位置分類部14は、スクリーンショット地図情報を位置情報の示す位置ごとに分類する。位置ごとに分類するとは、位置情報を用いてスクリーンショット地図情報をソートすることであってもよく、あるいは、位置情報を用いてスクリーンショット地図情報を領域ごとに分類することであってもよい。その領域は、例えば、特定の位置(例えば、現在位置やユーザによって指定された位置)からの半径によって区切られる位置であってもよい。例えば、特定の位置から半径10キロメートルまでの領域と、半径が10キロメートルを超えて30キロメートルまでの領域と、半径が30キロメートルを超えて100キロメートルまでの領域と、半径が100キロメートルを超える領域とにスクリーンショット地図情報が分類されてもよい。また、その領域は、例えば、行政区などの領域であってもよい。その場合には、位置分類部14は、図示しない記録媒体において記憶されている行政区の領域に関する情報(例えば、行政区の名称と、その行政区の領域を示す情報(例えば、行政区の輪郭を示す情報など)とを対応付けた情報)にアクセスし、その情報を用いることによって、スクリーンショット地図情報に含まれる位置情報がどの行政区に含まれるかに応じて、各スクリーンショット地図情報を行政区ごとに分類してもよい。この場合には、例えば、1番目のスクリーンショット地図情報はA市であり、2番目のスクリーンショット地図情報はB町である、というように分類されることになる。位置分類部14は、分類後のスクリーンショット地図情報を、例えば、スクリーンショット記憶部13に蓄積してもよく、あるいは、他の図示しない記録媒体に蓄積してもよい。また、位置分類部14は、例えば、スクリーンショット地図情報に分類を示す情報(例えば、「A市」「B市」等であってもよく、「半径10kmまで」「半径10〜30km」等であってもよい)を付加することによって分類を行ってもよく、分類ごとに異なる記憶領域にスクリーンショット地図情報を蓄積することによって分類を行ってもよい。
【0037】
日時分類部15は、スクリーンショット地図情報を日時情報の示す日時ごとに分類する。日時ごとに分類するとは、日時情報を用いてスクリーンショット地図情報をソートすることであってもよく、あるいは、日時情報を用いてスクリーンショット地図情報を期間ごとに分類することであってもよい。その期間は、例えば、特定の時点(例えば、分類時点やユーザによって指定された時点)からの時間によって区切られる期間であってもよい。例えば、特定の時点から1週間前までの期間と、1週間を超えて2週間までの期間と、2週間を超えて4週間までの期間と、4週間を超える期間とにスクリーンショット地図情報が分類されてもよい。また、その分類は月ごとの分類であってもよく、年ごとの分類であってもよく、曜日ごとの分類であってもよく、その他の分類であってもよい。日時分類部15は、分類語のスクリーンショット地図情報を、例えば、スクリーンショット記憶部13に蓄積してもよく、あるいは、他の図示しない記録媒体に蓄積してもよい。また、日時分類部15は、例えば、スクリーンショット地図情報に分類を示す情報(例えば、「1週間前まで」「1週間前〜2週間前」等であってもよい)を付加することによって分類を行ってもよく、分類ごとに異なる記憶領域にスクリーンショット地図情報を蓄積することによって分類を行ってもよい。
【0038】
付加情報受付部16は、スクリーンショット地図情報に対応する情報である付加情報の入力を受け付ける。この付加情報は、例えば、スクリーンショット地図情報に関する説明の情報であってもよく、スクリーンショット地図情報の地図画像に含まれる店やランドマーク、その他の対象物に関する説明の情報であってもよく、スクリーンショット地図情報に関する情報であればその内容を問わない。また、付加情報は、テキストの情報を含んでいてもよく、画像の情報を含んでいてもよい。その画像は、静止画であってもよく、動画であってもよい。
【0039】
付加情報受付部16は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された付加情報を受け付けてもよく、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された付加情報を受信してもよく、所定の記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)から読み出された付加情報を受け付けてもよい。なお、付加情報受付部16は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、付加情報受付部16は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
【0040】
付加情報蓄積部17は、付加情報受付部16が受け付けた付加情報をスクリーンショット地図情報に対応付けてスクリーンショット記憶部13に蓄積する。例えば、あるスクリーンショット地図情報の裏面において入力された付加情報は、そのスクリーンショット地図情報に対応付けられて蓄積されることになる。また、付加情報蓄積部17は、後述するスクリーンショット受付部18がスクリーンショット地図情報と、そのスクリーンショット地図情報に対応する付加情報とを受け付けた場合には、そのスクリーンショット受付部18が受け付けたスクリーンショット地図情報と付加情報とを対応付けてスクリーンショット記憶部13に蓄積する。
【0041】
スクリーンショット受付部18は、スクリーンショット地図情報と、そのスクリーンショット地図情報に対応する付加情報とを受け付ける。スクリーンショット受付部18は、例えば、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報を受信してもよく、所定の記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)から読み出された情報を受け付けてもよい。なお、スクリーンショット受付部18は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、スクリーンショット受付部18は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
【0042】
位置受付部19は、表示されている地図情報とスクリーンショット地図情報とにおける位置の指定を受け付ける。あるいは、位置受付部19は、表示されている2個のスクリーンショット地図情報におけるそれぞれの位置の指定を受け付ける。すなわち、位置受付部19は、表示部23が地図情報とスクリーンショット地図情報とを表示している場合に、地図情報における位置と、スクリーンショット地図情報における位置との指定を受け付けてもよい。また、位置受付部19は、表示部23が2個のスクリーンショット地図情報を表示している場合に、2個のスクリーンショット地図情報のそれぞれにおける位置の指定を受け付けてもよい。この位置の受け付けは、地図情報や、スクリーンショット地図情報において位置を特定できるものであれば、その受け付ける方法を問わない。例えば、地図情報等が表示されているタッチパネル等において、ユーザが所望の位置を指等で押さえる(タップする)ことによって位置の指定を行ってもよく、地図の上下左右に設定されている番号を入力することによって位置の指定を行ってもよく(例えば、上下方向に1,2,3…が設定されており、左右方向にA,B,C…が設定されている場合には、「B3」などを入力することによって位置を指定することができる)、その他の方法によって位置の指定を行ってもよい。なお、位置受付部19は、2個の位置の指定を受け付ける場合に、一方を始点の位置として受け付け、他方を終点の位置として受け付けてもよく、そうでなくてもよい。
【0043】
位置受付部19は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された位置の指定を受け付けてもよく、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された位置の指定を受信してもよい。なお、位置受付部19は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、タッチパネルなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、位置受付部19は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
【0044】
ルート情報生成部20は、位置受付部19が受け付けた地図情報等における2個の位置(地図情報における位置とスクリーンショット地図情報における位置、あるいは、2個のスクリーンショット地図情報のそれぞれにおける位置)の間のルートに関する情報であるルート情報を生成する。ここで、このルート情報は、例えば、2個の位置の間の距離を含む情報であってもよく、2個の位置の間の移動時間を含む情報であってもよく、2個の位置の間のルートを示す画像であるルート画像を含む情報であってもよい。位置受付部19が受け付けた2個の位置に始点、終点が設定されている場合には、このルート画像は、始点から終点までのルートを示す画像であるとする。このルート画像の情報は、例えば、始点から終点までのルートを構成する多数の点の位置を示す情報であってもよい。そして、そのルート画像を表示する際には、その始点から終点までの多数の点を線で接続した画像を表示してもよい。なお、スクリーンショット地図情報では、前述のように、位置情報が含まれている。したがって、その位置情報を用いることによって、ルート情報生成部20は、位置受付部19が受け付けたスクリーンショット地図情報における位置に対応する座標(例えば、緯度・経度など)を取得することができる。なお、位置情報が、1以上の位置(座標)を示す情報のみを含んでいる場合には、ルート情報生成部20は、位置受付部19が受け付けたスクリーンショット地図情報における位置に最も近い位置情報の示す座標を、位置受付部19が受け付けた位置に対応する座標としてルート情報を生成してもよい。また、位置情報が、複数の位置(座標)を示す情報を含んでいる場合には、ルート情報生成部20は、位置受付部19が受け付けたスクリーンショット地図情報における位置に対応する座標を取得し、その座標を用いてルート情報を生成してもよい。具体的には、スクリーンショット地図情報において、異なる2点の位置(座標)が少なくとも分かっている場合には、そのスクリーンショット地図情報を地図情報の対応する位置に重ねることができる。したがって、スクリーンショット地図情報の任意の点に対応する座標を、地図情報を用いて取得することができる。なお、スクリーンショット地図情報において、異なる2点の位置(座標)が少なくとも分かっている場合は、位置情報が縮尺の情報や方位の情報を含む場合と実質的に同様となる。例えば、異なる2点の座標が分かっているのであれば、その2点間のスクリーンショット地図情報における長さと、その2点間の実測値(現実の距離)とを知ることができる。したがって、それらを用いてスクリーンショット地図情報の縮尺を知ることができる。また、地図情報を用いることによって、その異なる2点を結ぶ線分の方位角を知ることができる。その結果、後述するように、位置情報が縮尺の情報や方位の情報を含む場合と同様になり、スクリーンショット地図情報の地図における任意の位置に対応した座標を取得することができるようになる。一方、位置情報が、位置以外の情報、例えば、縮尺の情報や、方位の情報を含んでいる場合には、ルート情報生成部20は、それらの情報を用いて、位置受付部19が受け付けたスクリーンショット地図情報における位置に対応する座標を取得し、その座標を用いてルート情報を生成してもよい。具体的には、スクリーンショット地図情報の地図において、少なくとも1点の位置(座標)と、北の向きと、縮尺とが分かっていれば、ルート情報生成部20は、スクリーンショット地図情報の各点における位置(座標)を知ることができる。例えば、北をY軸、東をX軸とする直交座標系をスクリーンショット地図情報上に設定する場合には、北の向きが分かれば、その直交座標系を設定する角度が分かることになる。また、縮尺が分かれば、その直交座標系の目盛の単位が分かることになる。また、少なくとも1点の座標が分かれば、結果としてその直交座標系の原点がどこになるのかが分かる。このようにして、スクリーンショット地図情報に直交座標系を設定することができ、その座標系を用いて指定された位置の座標を取得することができる。したがって、ルート情報生成部20は、スクリーンショット地図情報において位置受付部19が受け付けた位置に対応する座標(例えば、緯度・経度等)を取得することができる。また、ルート情報生成部20は、位置受付部19が受け付けた地図情報における位置に対応する座標(例えば、緯度・経度など)を、地図情報に含まれる位置(座標)の情報を用いることによって取得することができる。
【0045】
ここで、ルート情報生成部20がルート情報を生成する方法について簡単に説明する。位置受付部19が2個の位置の指定を受け付けると、ルート情報生成部20は、その指定された2個の位置にそれぞれ対応する座標(例えば、緯度・経度等)を取得し、その取得した2個の座標の間のルート探索を行う。具体的には、ルート情報生成部20は、地図情報において、その2個の位置を含む領域を設定する。その領域は、例えば、その2個の位置を含む矩形領域であってもよい。その矩形領域は、その2個の位置が対角の頂点となるように設定された矩形であってもよく、それよりも大きく設定された矩形であってもよい。そして、その領域の内部において、2個の位置を結ぶ複数の経路を見つけて、その経路から最適な経路を選択する。その経路探索において、例えば、ダイクストラ法を用いてもよく、ベルマン−フォード法を用いてもよく、ワーシャル−フロイド法を用いてもよく、その他のアルゴリズムを用いてもよい。そのようにして最適なルートを決定することができると、そのルートに沿った距離を計算することによって、2個の位置の間の距離を算出することができる。例えば、地図情報における長さを取得し、その長さにその地図情報の縮尺の逆数を掛けることによって2個の位置の間の距離を計算することができる。また、その2個の位置の間の距離を移動手段(例えば、車、徒歩等)に応じた移動速度で除算することによって、2個の位置の間の移動時間を計算することができる。なお、その移動時間の算出において、移動速度が道路に応じて異なる場合には、その道路ごとに移動時間を算出し、全ルートにわたってその移動時間を加算することによって、全ルートに対応する移動時間を算出してもよい。このルート画像の生成や、移動時間や距離の生成は、すでに公知であり、その詳細な説明を省略する。例えば、オンラインマップにおいて、始点の緯度・経度と、終点の緯度・経度を入力すると、その始点から終点までのルートが表示されると共に、距離と移動時間が表示されるものがある(例えば、「http://maps.google.co.jp/maps」等を参照のこと)。
【0046】
現在位置取得部21は、地図情報表示装置1の現在位置を取得する。その現在位置の取得は、例えば、GPS(Global Positioning System)を用いてなされてもよく、ジャイロなどの自律航法装置を用いてなされてもよく、その両方を用いることによって互いの欠点を補うようにしてもよい。
【0047】
受付部22は、表示の指示やスクリーンショットの取得の指示等の地図情報表示装置1に対するユーザの各種の指示を受け付ける。受付部22は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力を受け付けてもよく、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された入力を受信してもよく、所定の記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)から読み出された情報を受け付けてもよい。なお、受付部22は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、受付部22は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
【0048】
表示部23は、地図情報記憶部11で記憶されている地図情報を表示する。その表示の際には、表示部23は、表示対象となる地図情報のみを地図情報記憶部11から読み出して表示するものとする。地図情報を表示するとは、地図情報における地図の画像を表示することである。なお、その地図の画像には、地名や、北を示す方位図形、縮尺を示す縮尺表示等が表示されてもよい。例えば、地図情報表示装置1の装着された自動車が移動中である場合には、表示部23は、現在位置取得部21が取得した現在位置が変わるごとに、新たな地図を地図情報記憶部11から読み出して表示してもよい。また、その場合に、自動車の位置を示すマークを地図上に表示してもよい。また、表示部23は、スクリーンショット記憶部13で記憶されているスクリーンショット地図情報をも表示する。スクリーンショット地図情報を表示するとは、スクリーンショット地図情報における地図の画像を表示することであってもよく、その地図の画像と共に、位置情報、日時情報、地名の任意の1以上の情報をも表示することであってもよい。そのスクリーンショット地図情報は、位置分類部14によって分類されたものであってもよい。分類されたスクリーンショット地図情報を表示する場合には、表示部23は、その分類ごとにスクリーンショット地図情報を表示することになる。例えば、表示部23は、1または2以上の分類に対応するスクリーンショット地図情報を、他のスクリーンショット地図情報と区別して表示してもよい。また、そのスクリーンショット地図情報は、日時分類部15によって分類されたものであってもよい。また、表示部23は、スクリーンショット記憶部13で記憶されている付加情報をも表示してもよい。その表示の際には、互いに対応するスクリーンショット地図情報と付加情報とが表裏の関係となるように表示するものとする。例えば、スクリーンショット地図情報を表示している際に、そのスクリーンショット地図情報に対応する付加情報を表示する旨の指示が受け付けられた場合には、表示部23は、そのスクリーンショット地図情報を裏返すような動画を表示し、その後に、その付加情報を表示するようにしてもよい。付加情報からスクリーンショット地図情報の表示に切り替える際にも同様であってもよい。なお、スクリーンショット地図情報と付加情報とが表裏の関係となるように表示を切り替えるのは、「反転」の切り替え効果として知られている公知のトランジションである。また、表示部23は、ルート情報生成部20がルート情報を生成した場合には、そのルート情報をも表示する。また、表示部23は、付加情報を入力するためのスクリーンキーボードの表示などのその他の表示を行ってもよい。
【0049】
なお、表示部23は、それらの表示を行う表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、地図情報等の表示は、地図情報表示装置1と別の装置においてなされてもよい。その場合には、表示部23は、地図情報表示装置1の外部に対して地図情報等を表示するために送信するものであってもよい。また、表示部23は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは表示デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
【0050】
また、地図情報記憶部11と、スクリーンショット記憶部13とは、同一の記録媒体によって実現されてもよく、あるいは、別々の記録媒体によって実現されてもよい。前者の場合には、地図情報を記憶している領域が地図情報記憶部11となり、スクリーンショット地図情報等を記憶している領域がスクリーンショット記憶部13となる。
【0051】
次に、本実施の形態による地図情報表示装置1の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)現在位置取得部21は、新たな現在位置を取得したかどうか判断する。そして、新たな現在位置を取得した場合には、ステップS102に進み、そうでない場合には、ステップS103に進む。現在位置取得部21は、例えば、新たな現在位置を取得したと判断した場合に、その現在位置を図示しない記録媒体において一時的に記憶しておき、最新の現在位置がその一時的に記憶している現在位置と異なる場合に、新たな現在位置を取得したと判断して、その新たな現在位置を図示しない記録媒体に上書きで蓄積してもよい。
【0052】
(ステップS102)表示部23は、現在位置取得部21が取得した新たな現在位置に対応する地図情報を地図情報記憶部11から読み出して表示する。そして、ステップS101に戻る。なお、表示部23は、その表示対象の地図情報において、現在位置を示すマーク等を表示するようにしてもよい。また、ルートのガイドをしている場合には、表示部23は、「次の交差点を右に曲がります」といったようなガイドを表示してもよい。また、そのガイドを音声出力するカーナビゲーション装置の場合には、そのガイドの音声を生成してスピーカに音声出力するガイド音声出力部(図示せず)を地図情報表示装置1が備えていてもよい。
【0053】
(ステップS103)受付部22は、スクリーンショットの取得の指示を受け付けたかどうか判断する。そして、スクリーンショットの取得の指示を受け付けた場合には、ステップS104に進み、そうでない場合には、ステップS106に進む。なお、表示中の地図情報の一部のスクリーンショットを取得する場合には、その取得範囲を特定する指示も一緒に受け付けてもよく、あるいは、そうでなくてもよい。後者の場合には、あらかじめその取得範囲が決まっていてもよい(例えば、画面の中心付近のスクリーンショットを取得すると決まっているなど)。
【0054】
(ステップS104)スクリーンショット取得部12は、表示部23が表示中の地図情報の全部または一部のスクリーンショットを地図情報から取得する。また、そのスクリーンショットに対応する位置情報と、地名とを地図情報から取得する。また、その時点の日時情報を図示しないカレンダー部と時計部とから取得する。
【0055】
(ステップS105)スクリーンショット取得部12は、その取得したスクリーンショットや位置情報等を含むスクリーンショット地図情報をスクリーンショット記憶部13に蓄積する。そして、ステップS101に戻る。
【0056】
(ステップS106)受付部22は、スクリーンショット地図情報の表示の指示を受け付けたかどうか判断する。そして、スクリーンショット地図情報の表示の指示を受け付けた場合には、ステップS107に進み、そうでない場合には、ステップS108に進む。
【0057】
(ステップS107)表示部23等は、スクリーンショット地図情報の表示等の処理を行う。この処理の詳細については、図3のフローチャートを用いて後述する。そして、ステップS101に戻る。
【0058】
(ステップS108)スクリーンショット受付部18は、スクリーンショット地図情報と付加情報とを受け付けたかどうか判断する。そして、両者を受け付けた場合には、ステップS109に進み、そうでない場合には、ステップS101に戻る。
【0059】
(ステップS109)付加情報蓄積部17は、スクリーンショット受付部18が受け付けたスクリーンショット地図情報と付加情報とを対応付けてスクリーンショット記憶部13に蓄積する。そして、ステップS101に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0060】
図3は、図2のフローチャートにおけるスクリーンショット地図情報の表示の処理(ステップS107)の詳細を示すフローチャートである。
(ステップS201)受付部22は、分類が不要である旨と、位置情報を用いた分類を行う旨と、日時情報を用いた分類を行う旨とのいずれかを受け付ける。そして、分類が不要である場合には、ステップS205に進み、分類を行う場合には、ステップS202に進む。
【0061】
(ステップS202)受付部22は、位置情報を用いた分類の選択を受け付けた場合には、ステップS203に進み、日時情報を用いた分類の選択を受け付けた場合には、ステップS204に進む。
【0062】
(ステップS203)位置分類部14は、スクリーンショット記憶部13で記憶されているスクリーンショット地図情報を、そのスクリーンショット地図情報に含まれる位置情報を用いて分類する。そして、分類後のスクリーンショット地図情報をスクリーンショット記憶部13に蓄積する。
【0063】
(ステップS204)日時分類部15は、スクリーンショット記憶部13で記憶されているスクリーンショット地図情報を、そのスクリーンショット地図情報に含まれる日時情報を用いて分類する。そして、分類後のスクリーンショット地図情報をスクリーンショット記憶部13に蓄積する。
【0064】
(ステップS205)表示部23は、スクリーンショット記憶部13で記憶されている1個のスクリーンショット地図情報を読み出して表示する。なお、ステップS201からステップS205に進んだ場合には、表示部23は、分類されていないスクリーンショット地図情報を表示する。また、ステップS203からステップS205に進んだ場合には、表示部23は、位置情報を用いて分類された後のスクリーンショット地図情報を表示する。また、ステップS204からステップS205に進んだ場合には、表示部23は、日時情報を用いて分類された後のスクリーンショット地図情報を表示する。
【0065】
(ステップS206)受付部22は、表示中のスクリーンショット地図情報を別のものに変更する旨の指示を受け付けたかどうか判断する。そして、その指示を受け付けた場合には、ステップS207に進み、そうでない場合には、ステップS208に進む。
【0066】
(ステップS207)表示部23は、表示中のスクリーンショット地図情報とは別のスクリーンショット地図情報をスクリーンショット記憶部13から読み出して表示する。ステップS206において、変更内容が指定されている場合(例えば、次の日時のスクリーンショット記憶部13から読み出して表示する旨の指示が受け付けられた場合など)には、その指示に応じた表示がなされるものとする。そして、ステップS206に戻る。
【0067】
(ステップS208)受付部22は、表示中のスクリーンショット地図情報を選択する入力を受け付けたかどうか判断する。そして、そのスクリーンショット地図情報を選択する入力を受け付けた場合には、ステップS209に進み、そうでない場合には、ステップS210に進む。なお、この選択は、ルート情報を生成する際に用いるスクリーンショット地図情報を選択するために行われるものである。
【0068】
(ステップS209)表示部23は、表示中のスクリーンショット地図情報を選択されたものとして特定する。そして、ステップS206に戻る。この特定は、例えば、表示中のスクリーンショット地図情報を識別する情報を図示しない記録媒体に蓄積することであってもよく、あるいは、表示中のスクリーンショット地図情報に対応付けて、選択されたことを示すフラグをスクリーンショット記憶部13において設定することであってもよい。
【0069】
(ステップS210)受付部22は、付加情報の表示の指示を受け受けたかどうか判断する。そして、付加情報の表示の指示を受け付けた場合には、ステップS211に進み、そうでない場合には、ステップS212に進む。
【0070】
(ステップS211)表示部23等は、付加情報を表示する処理を行う。この処理の詳細については、図4のフローチャートを用いて後述する。そして、ステップS206に戻る。
【0071】
(ステップS212)受付部22は、ルート情報の生成の指示を受け付けたかどうか判断する。そして、ルート情報の生成の指示を受け付けた場合には、ステップS213に進み、そうでない場合には、ステップS214に進む。
【0072】
(ステップS213)ルート情報生成部20等は、ルート情報を生成して表示する処理を行う。この処理の詳細については、図5のフローチャートを用いて後述する。そして、ステップS206に戻る。
【0073】
(ステップS214)受付部22は、スクリーンショット地図情報の表示の終了の指示を受け付けたかどうか判断する。そして、その終了の指示を受け付けた場合には、ステップS215に進み、そうでない場合には、ステップS206に戻る。
【0074】
(ステップS215)表示部23は、スクリーンショット地図情報の表示を終了し、地図情報のみの表示に戻る。そして、図2のフローチャートに戻る。
【0075】
図4は、図3のフローチャートにおける付加情報の表示の処理(ステップS211)の詳細を示すフローチャートである。
(ステップS301)表示部23は、表示中のスクリーンショット地図情報をひっくり返す動画を表示し、その後に、表示中のスクリーンショット地図情報に対応する付加情報をスクリーンショット記憶部13から読み出して表示する。なお、付加情報が何もない場合には、ブランクの付加情報を表示するものとする。また、スクリーンショット地図情報をひっくり返す動画は、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されているものを用いてもよく、あるいは、表示中のスクリーンショット地図情報から生成してもよい。
【0076】
(ステップS302)付加情報受付部16は、付加情報の入力を受け付けたかどうか判断する。そして、付加情報の入力を受け付けた場合には、ステップS303に進み、そうでない場合には、ステップS305に進む。
【0077】
(ステップS303)付加情報蓄積部17は、付加情報受付部16が受け付けた付加情報を、ステップS301よりも以前に表示されていたスクリーンショット地図情報に対応付けて蓄積する。
【0078】
(ステップS304)表示部23は、新たに蓄積された情報を含む付加情報を表示する。そして、ステップS302に戻る。
【0079】
(ステップS305)受付部22は、付加情報の表示を終了する旨の指示を受け付けたかどうか判断する。そして、その終了の指示を受け付けた場合には、ステップS306に進み、そうでない場合には、ステップS302に戻る。
【0080】
(ステップS306)表示部23は、表示中の付加情報をひっくり返す動画を表示し、その後に、表示中の付加情報に対応するスクリーンショット地図情報をスクリーンショット記憶部13から読み出して表示する。そして、図3のフローチャートに戻る。なお、付加情報をひっくり返す動画は、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されているものを用いてもよく、あるいは、表示中の付加情報から生成してもよい。
【0081】
図5は、図3のフローチャートにおけるルート情報の表示の処理(ステップS213)の詳細を示すフローチャートである。
(ステップS401)表示部23は、ステップS209で選択されたことが特定されたスクリーンショット地図情報を表示する。なお、そのスクリーンショット地図情報の背面側には、地図情報が表示されているものとする。また、このスクリーンショット地図情報が表示される前に表示されていたスクリーンショット地図情報の画面、あるいは、そのスクリーンショット地図情報を識別する情報が、図示しない記録媒体において一時的に記憶されてもよい。また、この表示の際に、ユーザは、適宜、表示されているスクリーンショット地図情報を移動させてもよい。例えば、そのスクリーンショット地図情報の背面側の地図上の位置を指定したい場合もあるからである。
【0082】
(ステップS402)位置受付部19は、ルート情報を生成するための2個の位置を受け付けたかどうか判断する。そして、受け付けた場合には、ステップS403に進み、そうでない場合には、受け付けるまでステップS402の処理を繰り返す。なお、スクリーンショット地図情報が表示されてから所定の時間が経過しても位置情報が受け付けられない場合には、タイムアウトであるとしてステップS206に戻ってもよい。また、ここで受け付ける2個の位置は、2個のスクリーンショット地図情報におけるそれぞれの位置であるか、あるいは、スクリーンショット地図情報における位置と、地図情報における位置であるものとする。また、その受け付けられた2個の位置は、それぞれその位置に対応する座標に変換されるものとする。
【0083】
(ステップS403)ルート情報生成部20は、受け付けられた2個の位置の間のルート情報を生成する。この生成されたルート情報は、図示しない記録媒体で一時的に記憶されてもよい。
【0084】
(ステップS404)表示部23は、ルート情報生成部20が生成したルート情報を表示する。
【0085】
(ステップS405)受付部22は、ルート情報の表示を終了する旨の指示を受け付けたかどうか判断する。そして、その終了の指示を受け付けた場合には、ステップS406に進み、そうでない場合には、その終了の指示を受け付けるまでステップS405の処理を繰り返す。なお、ルート情報を表示してから所定の時間が経過しても終了の指示が受け付けられない場合には、タイムアウトであるとして、ステップS406に進んでもよい。
【0086】
(ステップS406)表示部23は、ルート情報の表示の処理が開始される以前に表示されていたスクリーンショット地図情報を表示する。例えば、このルート情報の表示の処理が行われる前に表示されていた画面が記録媒体で一時的に記憶されている場合には、それを読み出して表示してもよい。また、例えば、このルート情報の表示の処理が行われる前に表示されていたスクリーンショット地図情報を識別する情報が記録媒体で一時的に記憶されている場合には、その情報によって識別されるスクリーンショット地図情報を読み出して表示してもよい。そして、図3のフローチャートに戻る。
【0087】
次に、本実施の形態による地図情報表示装置1の動作について、具体例を用いて説明する。この具体例では、前述のように、地図情報表示装置1は、自動車に装着されたカーナビゲーション装置であるとする。ユーザが自動車で走行中に地図情報表示装置1を動作させていたとする。すると、現在位置取得部21は、自動車の走行に合わせて最新の現在位置を取得し(ステップS101)、表示部23は、それに応じて表示対象の地図情報を更新して表示する(ステップS102)。図6は、そのようにして表示された地図情報の一例を示すものである。中央の少し下方の上向きの三角のマークは、現在の自動車の位置を示すものである。また、この地図はタッチパネルに表示されているものとする。
【0088】
この図6の表示がなされている際に、ユーザが「スクリーンショット撮影」ボタンを指で押したとする。すると、受付部22は、スクリーンショット地図情報を取得する旨を受け付け、その旨をスクリーンショット取得部12に渡す(ステップS103)。スクリーンショット取得部12は、表示中の地図画像のスクリーンショット(P015.jpg)を取得すると共に、地図情報記憶部11から、そのスクリーンショットに対応する位置情報「(X15,Y15)、θ15、Z15」と、地名「神戸三宮」とを取得する。なお、位置情報の(X15,Y15)は、スクリーンショットにおける左上の位置の座標(ここでは、緯度・経度)を示すものである。また、位置情報のθ15は、スクリーンショットにおける北の向きの方位角を示すものである。また、位置情報のZ15は、スクリーンショットの地図の縮尺を示すものである。また、図示しないカレンダー部と時計部から、その時点の日時「2009年9月21日10:15」を取得する(ステップS104)。そして、スクリーンショット取得部12は、それらの情報を含むスクリーンショット地図情報をスクリーンショット記憶部13に蓄積する(ステップS105)。図7の1番目のレコードは、そのようにして蓄積されたスクリーンショット地図情報を示すものである。図7において、スクリーンショット地図情報を識別するIDと、日時情報と、位置情報と、画像(スクリーンショット)と、地名とが対応付けられている。位置情報は、緯度・経度の情報であるとする。また、スクリーンショットの画像は、表示中の全部の画像であるとする。すなわち、画像「P015.jpg」は、図6の地図の全体であるとする。なお、スクリーンショット取得部12が新たなスクリーンショット地図情報を蓄積する際には、そのスクリーンショット地図情報と同じIDを有するブランクの付加情報をも蓄積するものとする。
【0089】
次に、図6の表示において、ユーザが「スクリーンショット表示」ボタンを指で押したとする。すると、受付部22は、スクリーンショット地図情報の表示の指示を受け付けたと判断し、表示部23にその旨を渡す(ステップS106)。すると、表示部23等は、スクリーンショット地図情報を表示する処理を行う(ステップS107)。
【0090】
具体的には、表示部23は、図8で示されるように、「位置で分類」、「日時で分類」、「分類なし」の3個のボタンを表示する。この表示において、ユーザが「位置で分類」ボタンを押すと、受付部22は、位置での分類が選択されたと判断し(ステップS201,S202)、図示しない経路によって、位置分類部14に位置での分類を行う旨の指示を渡す。すると、位置分類部14は、スクリーンショット記憶部13で記憶されているスクリーンショット地図情報を、位置情報を用いて分類する(ステップS203)。具体的には、位置分類部14は、図示しない記録媒体で記憶されている図9の位置分類情報にアクセス可能であるとする。図9の位置分類情報は、地域名と、その地域名で識別される地域の領域を示す領域情報とを対応付ける情報である。領域情報は、その地域の輪郭の座標値を示す情報である。例えば、神戸市の領域は、(X101,Y101)、(X102,Y102),(X103,Y103)…で囲まれる領域である。位置分類部14は、この位置分類情報を用いて、例えば、位置情報(X15,Y15)を含む領域情報を特定し、その特定した領域情報に対応する地域名に、その位置情報(X15,Y15)を含むスクリーンショット地図情報を分類する。位置分類部14は、この処理を全てのスクリーンショット地図情報に対して行うことになる。
【0091】
表示部23は、そのようにして地域ごとに分類されたスクリーンショット地図情報を表示する(ステップS205)。具体的には、地域名をプルダウンメニューで表示し、そのプルダウンメニューの初期値に対応する地域のスクリーンショット地図情報の画像を表示する。図10は、そのようにして表示されたスクリーンショット地図情報を示す図である。図10の左上において、地域「神戸市」が初期値として表示されている。そして、神戸市に含まれるスクリーンショット地図情報の一つが表示されている。なお、画像の左右に表示されている三角形のボタンをユーザが指で押すと、受付部22は、スクリーンショット地図情報の変更の指示を受け付け(ステップS206)、その指示に応じて、表示されるスクリーンショット地図情報が変更される(ステップS207)。すなわち、地域名「神戸市」に分類された他のスクリーンショット地図情報が表示されることになる。また、プルダウンメニューにおいて、別の地域が選択された場合にも、その地域のスクリーンショット地図情報が表示されることになる(ステップS206,S207)。
【0092】
また、図10の表示において、右上に表示されている「選択」ボタンをユーザが押すと、表示中のスクリーンショット地図情報がルート情報の生成のために用いられるものとして選択される(ステップS208,S209)。具体的には、表示部23は、表示中のスクリーンショット地図情報を識別するID「14」を、選択されたスクリーンショット地図情報のIDを記憶する記録媒体に蓄積する。
【0093】
次に、図10の表示において、右上に表示されている「裏面」ボタンをユーザが押すと、受付部22は、付加情報の表示の指示を受け付け、その指示を表示部23に渡す(ステップS210)。すると、表示部23等は、付加情報を表示する処理を行う(ステップS211)。具体的には、表示部23は、表示中のスクリーンショット地図情報をひっくり返す動画を表示し、表示中のスクリーンショット地図情報と同じID「14」の付加情報を表示する(ステップS301)。この場合には、付加情報はブランクで何も設定されていなかったとする。そして、ユーザが、付加情報の名称「中華料理ABC」と、メモ「南京町の……」とを、スクリーンキーボードを用いて入力したとする。すると、それらは付加情報受付部16で受け付けられ(ステップS302)、付加情報蓄積部17によってスクリーンショット記憶部13に蓄積され(ステップS303)、表示される(ステップS304)。また、ユーザが、携帯電話で撮影した中華料理店の画像を、赤外線通信を介して地図情報表示装置1に入力したとする。すると、付加情報受付部16は、その画像を受け付け(ステップS302)、付加情報蓄積部17は、その画像をスクリーンショット記憶部13に蓄積する(ステップS303)。図11は、そのようにして蓄積された付加情報を示す図である。図11において、付加情報を識別するIDと、名称と、メモと、写真とが対応付けられている。IDは、前述のように、スクリーンショット地図情報との紐付で用いられるものである。このたびは、ID「14」に対する付加情報が入力されたため、図11において、ID「14」の名称やメモ、写真が蓄積されている。その後、表示部23は、蓄積後の付加情報を表示する(ステップS304)。図12は、その表示を示す図である。その後、ユーザが、図12の右下に表示されている「地図」ボタンを押すと、受付部22は、付加情報の表示を終了する旨の指示を受け付け、その指示を表示部23に渡す(ステップS305)。表示部23は、付加情報をひっくり返す動画を表示した後に、元のID「14」のスクリーンショット地図情報を表示する図10の表示を行う。
【0094】
次に、図10の表示において、右上に表示されている「ルート」ボタンをユーザが押すと、受付部22は、ルート情報の生成の指示を受け付け、その指示を表示部23に渡す(ステップS212)。すると、表示部23やルート情報生成部20等は、ルート情報を表示する処理を行う(ステップS213)。具体的には、表示部23は、選択されたスクリーンショット地図情報のIDを記憶する記録媒体にアクセスし、そこで記憶されているIDを読み出す。この場合には、ID「14」のみが記憶されていたとする。すると、表示部23は、図13で示されるように、その時点の地図情報と、選択されたスクリーンショット地図情報とを表示する(ステップS401)。この図13の表示において、ユーザが、地図情報のある地点から、スクリーンショット地図情報のある地点までを指でドラッグとする。すると、位置受付部19は、そのドラッグの始点の地図情報上の位置をルートの始点とし、そのドラッグの終点のスクリーンショット地図情報上の位置をルートの終点とする位置の指定を受け付け、その2個の位置をルート情報生成部20に渡す(ステップS402)。ルート情報生成部20は、受け付けた2個の位置のそれぞれを、各位置に対応する座標(緯度・経度)に変換し、その変換後の緯度・経度を用いてルート情報を生成し、表示部23に渡す(ステップS403)。表示部23は、そのルート情報を表示する(ステップS404)。その結果、図14の表示がなされることになる。図14において、ルートを示すルート画像が表示されている。また、距離「1.1km」と、移動時間「2分」とが表示されている。この具体例では、地図情報表示装置1がカーナビゲーション装置である場合について説明しているため、この移動時間は自動車での移動時間である。この図14の表示において、ユーザが「OK」ボタンを押すと、受付部22は表示を終了する旨を受け付け(ステップS405)、表示部23は、図10の表示を行う(ステップS406)。
【0095】
また、図10の表示において、右上に表示されている「終了」ボタンをユーザが押すと、受付部22は、スクリーンショット地図情報の表示の終了の指示を受け付け、その指示を表示部23に渡す(ステップS214)。すると、表示部23は、スクリーンショット地図情報の表示を終了し(ステップS215)、その時点における現在位置に応じた地図情報を表示する(ステップS101,S102)。
【0096】
また、ユーザが、スクリーンショット地図情報と付加情報との蓄積された光ディスクを地図情報表示装置1に挿入すると、スクリーンショット受付部18は、そのスクリーンショット地図情報等を読み出して、付加情報蓄積部17に渡す(ステップS108)。そして、付加情報蓄積部17は、そのスクリーンショット地図情報等をスクリーンショット記憶部13に蓄積する。その結果、ユーザは、その光ディスクで記憶されていたスクリーンショット地図情報等も見ることができるようになる。このスクリーンショット地図情報等が、例えば、神戸市内の料理店のスクリーンショット地図情報と、その料理店の解説である付加情報とである場合には、ユーザは、そのスクリーンショット地図情報等を見ることによって、神戸のグルメ情報について知ることができることになる。
【0097】
なお、この具体例では、1個のスクリーンショット地図情報が選択された場合について説明したが、2個のスクリーンショット地図情報が選択された場合には、図15で示されるように2個のスクリーンショット地図情報が表示されることになる。この場合にも、一方のスクリーンショット地図情報のある位置から、他方のスクリーンショット地図情報のある位置までドラッグされると、それに応じたルート情報が生成され、表示されることになる。その処理は、前述の説明と同様であるため、その説明を省略する。
【0098】
また、この具体例では、分類後のスクリーンショット地図情報がプルダウンメニューで選択された地域ごとに表示される場合について説明したが、分類後のスクリーンショット地図情報の表示方法は問わない。例えば、図16で表示されるように、タブによって地域を選択できるようにしてもよい。
【0099】
また、この具体例では、位置情報を用いて分類を行う場合について説明したが、日時情報を用いて分類が行われてもよい。その場合には、例えば、図17で示されるように、その時点からの期間によって分類されることになる。
【0100】
また、この具体例において、スクリーンショット地図情報が表示されている際(例えば、図10の表示の際)に、そのスクリーンショット地図情報の画像を二回連続して押す(ダブルタップする)ことによって、そのスクリーンショット地図情報に応じた地域の地図情報が表示されるようにしてもよく、あるいは、現在のナビゲーションにおいて、そのスクリーンショット地図情報の位置を目的位置(例えば、ダブルタップした位置を目的位置にしてもよい)に設定してもよい。この場合にも、そのスクリーンショット地図情報に含まれる位置情報を用いることによって、地図情報の表示や、目的位置の設定を行うことができる。
【0101】
また、この具体例において、選択されたスクリーンショット地図情報は、画面上において空いている場所に小さく表示(例えば、サムネイル表示)していてもよい。そして、そのスクリーンショット地図情報の表示を用いて、ルート情報の生成のための位置の指定を行ってもよい。その位置の指定を行う場合には、スクリーンショット地図情報の表示範囲を拡大したり、縮小したりできるようになっていてもよい。
【0102】
また、この具体例において、スクリーンショット地図情報を表示する際に、ブランクではない付加情報の対応付けられているスクリーンショット地図情報には、右下の端等が少しだけめくれたような表示を行ってもよい。その表示を行うことによって、ユーザは、付加情報の有無を視覚的に容易に把握することができるようになる。
【0103】
また、この具体例において、図13や図15で示されるスクリーンショット地図情報に、ウィンドウシステムにおけるウィンドウに設けられているのと同様の「閉じるボタン」が設けられており、その閉じるボタンが押される(タップされる)ことによって、そのスクリーンショット地図画像が表示から消えてもよい。
【0104】
以上のように、本実施の形態による地図情報表示装置1によれば、位置情報等を含むスクリーンショット地図情報を取得して蓄積することができる。その結果、そのスクリーンショット地図情報をルート情報の生成等に有効利用することができるようになる。また、付加情報も入力できるため、地図に対して、メモ書き等を残すことができるようになる。
【0105】
なお、本実施の形態では、スクリーンショット地図情報や地図情報を用いてルート情報を生成する場合について説明したが、そうでなくてもよい。ルート情報を生成しない場合には、地図情報表示装置1は、位置受付部19やルート情報生成部20を備えていなくてもよい。
【0106】
また、本実施の形態では、スクリーンショット地図情報と付加情報とを外部から受け付ける場合について説明したが、そうでなくてもよい。外部からのスクリーンショット地図情報等の受け付けを行わない場合には、地図情報表示装置1は、スクリーンショット受付部18を備えていなくてもよい。
【0107】
また、本実施の形態では、スクリーンショット地図情報に対して付加情報を入力することができる場合について説明したが、そうでなくてもよい。付加情報を入力しない場合には、地図情報表示装置1は、付加情報受付部16や付加情報蓄積部17を備えていなくてもよい。
【0108】
また、本実施の形態では、日時情報を用いてスクリーンショット地図情報を分類する場合について説明したが、そうでなくてもよい。日時情報を用いた分類を行わない場合には、地図情報表示装置1は、日時分類部15を備えていなくてもよい。また、日時情報を用いた分類を行わない場合には、スクリーンショット地図情報に日時情報が含まれていなくてもよい。
【0109】
また、本実施の形態では、位置情報を用いてスクリーンショット地図情報を分類する場合について説明したが、そうでなくてもよい。位置情報を用いた分類を行わない場合には、地図情報表示装置1は、位置分類部14を備えていなくてもよい。
【0110】
また、本実施の形態では、スクリーンショット地図情報に位置情報、日時情報、地名が含まれる場合について説明したが、その位置情報以外の情報がスクリーンショット地図情報に含まれていなくてもよい。また、それら以外の情報(例えば、最後にアクセスされた日時を示す最終アクセス日時情報であってもよい)がスクリーンショット地図情報に含まれていてもよい。なお、スクリーンショット地図情報に最終アクセス日時情報が含まれる場合には、スクリーンショット地図情報が表示されるごとに、その最終アクセス日時情報が、その時点の日時に更新されるものとする。この更新は、図示しない更新部によって行われてもよい。
【0111】
また、本実施の形態では、地図情報表示装置1がカーナビゲーション装置である場合について説明したが、そうでなくてもよい。地図情報表示装置1は、自動車以外の徒歩や自転車等で用いるナビゲーション装置であってもよい。その場合には、地図情報表示装置1は、例えば、携帯電話やPDA等であってもよい。また、地図情報表示装置1は、ナビゲーション機能を有しないものであってもよい。その場合には、地図情報表示装置1は、現在位置取得部21を備えていなくてもよい。
【0112】
また、本実施の形態では、受付部22がスクリーンショットの取得の指示を受け付けた際に、スクリーンショット取得部12がスクリーンショット地図情報の取得を行う場合について説明したが、それ以外のタイミングでスクリーンショット地図情報が取得されてもよく、スクリーンショット地図情報の取得のタイミングは問わない。例えば、地図情報表示装置1は、訪問先において、自動的にスクリーンショット地図情報を取得してもよい。訪問先に到着した場合には、通常、地図情報表示装置1の電源が切られる可能性が高く、またその場合には、その訪問先から出発する際に、地図情報表示装置1の電源が入れられることになるため、自動的にスクリーンショット地図情報を取得するタイミングは、地図情報表示装置1の起動時であってもよい。このようにすることで、訪問先のスクリーンショット地図情報を自動的に取得できると考えられる。また、その他のタイミングで自動的にスクリーンショット地図情報を取得してもよいことは言うまでもない。例えば、現在位置取得部21が取得した現在位置を用いて、しきい値以上現在位置が変化しない(誤差の範囲内で現在位置が変化しないことであってもよい)ことが検知された場合に、スクリーンショット地図情報が取得されてもよい。
【0113】
また、スクリーンショット地図情報の画像に対して、ユーザが適宜、指で描いた画像を追加できるようにしてもよい。例えば、ユーザの所望の位置を示したり、所望の道順を示したり、所望の情報を残したりするために、ユーザがタッチパネル上に指で図形や記号、文字等を描くと、その指で描かれた画像がスクリーンショット地図情報の画像に追加されてもよい。その際には、例えば、受付部22がその入力された画像を受け付け、スクリーンショット取得部12が、その受け付けた画像をスクリーンショット記憶部13で記憶されているスクリーンショット地図情報に追加してもよい。そして、スクリーンショットの画像を表示する際には、表示部23は、そのようにして受け付けられた画像も表示してもよい。
【0114】
また、本実施の形態では、スクリーンショット地図情報が、スクリーンショットの画像を含む場合について説明したが、そうでなくてもよい。スクリーンショット地図情報は、スクリーンショットの画像に代えて、その画像を地図情報から切り出すことができる情報を有してもよい。スクリーンショットの画像を地図情報から切り出すことができる情報は、例えば、そのスクリーンショットの画像の4個の頂点の位置を示す情報(例えば、緯度・経度の情報)であってもよく、そのスクリーンショットの画像の縦横比が決まっている場合には、そのスクリーンショットの画像の上の2個や下の2個、左の2個や右の2個の頂点の位置を示す情報であってもよく、スクリーンショットの画像の位置を指定可能なその他の情報であってもよい。
【0115】
また、上記実施の形態では、地図情報表示装置1がスタンドアロンである場合について説明したが、地図情報表示装置1は、スタンドアロンの装置であってもよく、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。後者の場合には、表示部や受付部は、通信回線を介して入力を受け付けたり、情報を表示したりしてもよい。
【0116】
また、上記実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0117】
また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりした情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
【0118】
また、上記実施の形態において、各構成要素等で用いられる情報、例えば、各構成要素が処理で用いるしきい値やアドレス、各種の設定値等の情報がユーザによって変更されてもよい場合には、上記説明で明記していない場合であっても、ユーザが適宜、それらの情報を変更できるようにしてもよく、あるいは、そうでなくてもよい。それらの情報をユーザが変更可能な場合には、その変更は、例えば、ユーザからの変更指示を受け付ける図示しない受付部と、その変更指示に応じて情報を変更する図示しない変更部とによって実現されてもよい。その図示しない受付部による変更指示の受け付けは、例えば、入力デバイスからの受け付けでもよく、通信回線を介して送信された情報の受信でもよく、所定の記録媒体から読み出された情報の受け付けでもよい。
【0119】
また、上記実施の形態において、地図情報表示装置1に含まれる2以上の構成要素が通信デバイスや入力デバイス等を有する場合に、2以上の構成要素が物理的に単一のデバイスを有してもよく、あるいは、別々のデバイスを有してもよい。
【0120】
また、上記実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記実施の形態における地図情報表示装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、地図に関する情報である地図情報が記憶される地図情報記憶部で記憶されている地図情報を表示する表示部、表示部が表示中の地図情報から、地図情報の少なくとも一部のスクリーンショットであり、スクリーンショットに対応した位置の情報である位置情報を有するスクリーンショット地図情報を取得し、スクリーンショット記憶部に蓄積するスクリーンショット取得部として機能させ、表示部は、スクリーンショット地図情報をも表示する、プログラムである。
【0121】
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を表示する表示部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には少なくとも含まれない。
【0122】
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
【0123】
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0124】
図18は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による地図情報表示装置1を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
【0125】
図18において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905、FD(Floppy(登録商標) Disk)ドライブ906を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
【0126】
図19は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図19において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905、FDドライブ906に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
【0127】
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による地図情報表示装置1の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921、またはFD922に記憶されて、CD−ROMドライブ905、またはFDドライブ906に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921やFD922、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
【0128】
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態による地図情報表示装置1の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
【0129】
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0130】
以上より、本発明による地図情報表示装置等によれば、スクリーンショット地図情報を有効利用できるという効果が得られ、地図を表示する装置等として有用である。
【符号の説明】
【0131】
1 地図情報表示装置
11 地図情報記憶部
12 スクリーンショット取得部
13 スクリーンショット記憶部
14 位置分類部
15 日時分類部
16 付加情報受付部
17 付加情報蓄積部
18 スクリーンショット受付部
19 位置受付部
20 ルート情報生成部
21 現在位置取得部
22 受付部
23 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図に関する情報である地図情報が記憶される地図情報記憶部と、
前記地図情報を表示する表示部と、
前記表示部が表示した地図情報の少なくとも一部のスクリーンショットであり、当該スクリーンショットに対応した位置の情報である位置情報を有するスクリーンショット地図情報が記憶されるスクリーンショット記憶部と、
前記表示部が表示中の地図情報からスクリーンショット地図情報を取得し、前記スクリーンショット記憶部に蓄積するスクリーンショット取得部と、を備え、
前記表示部は、スクリーンショット地図情報をも表示する、地図情報表示装置。
【請求項2】
前記スクリーンショット地図情報を位置情報の示す位置ごとに分類する位置分類部をさらに備え、
前記表示部は、前記位置分類部によって分類されたスクリーンショット地図情報を表示する、請求項1記載の地図情報表示装置。
【請求項3】
前記スクリーンショット地図情報は、当該スクリーンショット地図情報が取得された際の日時の情報である日時情報をも有する情報である、請求項1または請求項2記載の地図情報表示装置。
【請求項4】
前記スクリーンショット地図情報を日時情報の示す日時ごとに分類する日時分類部をさらに備え、
前記表示部は、前記日時分類部によって分類されたスクリーンショット地図情報を表示する、請求項3記載の地図情報表示装置。
【請求項5】
前記スクリーンショット地図情報に対応する情報である付加情報の入力を受け付ける付加情報受付部と、
前記付加情報受付部が受け付けた付加情報を前記スクリーンショット地図情報に対応付けて前記スクリーンショット記憶部に蓄積する付加情報蓄積部と、をさらに備え、
前記表示部は、前記スクリーンショット地図情報と、当該スクリーンショット地図情報に対応する付加情報とが表裏の関係となるように表示する、請求項1から請求項4のいずれか記載の地図情報表示装置。
【請求項6】
スクリーンショット地図情報と、当該スクリーンショット地図情報に対応する付加情報とを受け付けるスクリーンショット受付部をさらに備え、
前記付加情報蓄積部は、前記スクリーンショット受付部が受け付けたスクリーンショット地図情報と付加情報とを対応付けて前記スクリーンショット記憶部に蓄積する、請求項5記載の地図情報表示装置。
【請求項7】
前記表示部が地図情報とスクリーンショット地図情報とを表示している場合に、当該地図情報における位置と、当該スクリーンショット地図情報における位置との指定を受け付ける位置受付部と、
前記位置受付部が受け付けた地図情報における位置とスクリーンショット地図情報における位置との間のルートに関する情報であるルート情報を生成するルート情報生成部と、をさらに備え、
前記表示部は、前記ルート情報生成部が生成したルート情報をも表示する、請求項1から請求項6のいずれか記載の地図情報表示装置。
【請求項8】
前記表示部が2個のスクリーンショット地図情報を表示している場合に、当該2個のスクリーンショット地図情報のそれぞれにおける位置の指定を受け付ける位置受付部と、
前記位置受付部が受け付けた2個のスクリーンショット地図情報のそれぞれにおける位置の間のルートに関する情報であるルート情報を生成するルート情報生成部と、をさらに備え、
前記表示部は、前記ルート情報生成部が生成したルート情報をも表示する、請求項1から請求項6のいずれか記載の地図情報表示装置。
【請求項9】
前記ルート情報は、2個の位置の間の距離を含む、請求項7または請求項8記載の地図情報表示装置。
【請求項10】
前記ルート情報は、2個の位置の間の移動時間を含む、請求項7から請求項9のいずれか記載の地図情報表示装置。
【請求項11】
前記ルート情報は、2個の位置の間のルートを示す画像であるルート画像を含む、請求項7から請求項10のいずれか記載の地図情報表示装置。
【請求項12】
地図に関する情報である地図情報が記憶される地図情報記憶部と、表示部と、スクリーンショット地図情報が記憶されるスクリーンショット記憶部と、スクリーンショット取得部とを用いて処理される地図情報表示方法であって、
前記表示部が、前記地図情報を表示する表示ステップと、
前記スクリーンショット取得部が、前記表示ステップで表示中の地図情報から、当該地図情報の少なくとも一部のスクリーンショットであり、当該スクリーンショットに対応した位置の情報である位置情報を有するスクリーンショット地図情報を取得し、前記スクリーンショット記憶部に蓄積するスクリーンショット取得ステップと、
前記表示部が、前記スクリーンショット記憶部で記憶されているスクリーンショット地図情報を表示するスクリーンショット表示ステップと、を備えた地図情報表示方法。
【請求項13】
コンピュータを、
地図に関する情報である地図情報が記憶される地図情報記憶部で記憶されている地図情報を表示する表示部、
前記表示部が表示中の地図情報から、地図情報の少なくとも一部のスクリーンショットであり、当該スクリーンショットに対応した位置の情報である位置情報を有するスクリーンショット地図情報を取得し、スクリーンショット記憶部に蓄積するスクリーンショット取得部として機能させ、
前記表示部は、スクリーンショット地図情報をも表示する、プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2011−107369(P2011−107369A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−261709(P2009−261709)
【出願日】平成21年11月17日(2009.11.17)
【出願人】(504050275)株式会社 ミックウェア (42)
【Fターム(参考)】