説明

外部機器を操作する手段を備えたナビゲーション装置及び外部機器の操作方法

【課題】 外部機器を操作するためにナビゲーション装置に搭載されたアプリケーションソフトウェアを、容易に最適なものに更新することのできるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】
本発明のナビゲーション装置は、外部機器を識別して、未知の機器であればこれを操作するためのアプリケーションソフトウェアを該外部機器から取得し、インストールする手段を備える。また、既知の機器であっても、該外部機器にバージョンが新しいアプリケーションソフトウェアが記憶されていれば、これを更新インストールする手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両等に搭載されるナビゲーション装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常の車載用ナビゲーション装置では、ナビゲーション装置以外の外部機器、例えば携帯電話や携帯型音楽プレーヤーなどの機器を接続することができる。これを基本として、例えば、特許文献1に示すように、ナビゲーション装置の表示を携帯端末に転送するプロトコルをサポートするアプリケーションソフトウェアを備えた技術がある。
【0003】
【特許文献1】特開2000−249563号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、携帯電話や携帯型音楽プレーヤーとナビゲーション装置では製品サイクルに違いがあり、とくに携帯電話や携帯型音楽プレーヤーなどの外部機器は製品サイクルがナビゲーション装置に比べて短いため、ナビゲーション装置に搭載している外部機器を操作するためのソフトウェアが、外部機器に対して相対的に古くなり使えなくなることが多い。
【0005】
つまり、ナビゲーション装置に最新の外部機器操作用アプリケーションソフトウェアを搭載して販売しても、数ヶ月から1年程度で外部機器の種類やバージョンが様変わりしてしまうと、外部機器の変化にそのアプリケーションソフトウェアが対応できず、ナビゲーション装置の外部機器接続機能が陳腐化してしまうことにつながる。
【0006】
本発明は、上記課題に着目してなされたものであり、外部機器を操作するためにナビゲーション装置に搭載されたアプリケーションソフトウェアを、ナビゲーション装置の使用者自身によって最適なものに更新することのできるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく、本発明のナビゲーション装置は、外部機器を識別して、未知の機器であればこれを操作するためのソフトウェアを該外部機器から取得し、インストールする手段を備える。
【0008】
例えば、本発明のナビゲーション装置は、
前記車両内に取り付けられ、外部機器を接続する接続装置と、
前記接続装置に接続された外部機器と通信を行う手段と、
前記通信を行う手段を介して、前記外部機器から、前記外部機器を操作するための情報を取得する手段と、
前記外部機器を操作するための情報を用いて前記外部機器を操作する手段と、
を備えることを特徴とする。
【0009】
また、例えば、本発明のナビゲーション装置は、
前記車両内に取り付けられ、外部機器を接続する接続装置と、
前記接続装置に接続された外部機器と通信を行う手段と、
前記ナビゲーション装置に対する入力を受け付ける入力受付手段と、
前記入力受付手段に与えられた入力を基に、前記通信を行う手段を通じて前記外部機器を操作する手段と、
前記外部機器を操作する手段が必要とする情報を更新することの可否を判定する手段と、
前記可否を判定する手段により更新可と判定された場合に前記通信を行う手段を通じて前記外部機器を操作する手段が必要とする情報の更新を行う更新手段と、
を備えることを特徴とする。
【0010】
さらに、車両に搭載されるナビゲーション装置の外部機器の操作方法であって、
前記ナビゲーション装置は、
前記車両内に取り付けられ、外部機器を接続する接続装置と、
前記接続装置に接続された外部機器と通信を行う手段と、
を備え、
前記通信を行う手段を介して、前記外部機器から、前記外部機器を操作するための情報を取得するステップと、
前記外部機器を操作するための情報を用いて前記外部機器を操作するステップと、
を実行することを特徴とするものを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態が適用された車載用ナビゲーション装置100の概略構成図である。図示するように、車載用ナビゲーション装置100は、演算処理部1と、ディスプレイ部2と、記憶装置3と、音声入出力装置4と、入力装置5と、車輪速センサ6と、ジャイロセンサ7と、GPS(Global Positioning System)受信装置8と、外部機器接続装置9とを備えている。
【0013】
演算処理部1は、様々な処理を行う中心的ユニットである。例えば各種センサ6,7やGPS受信装置8から出力される情報を基にして現在地を算出する。また、演算処理部1は、得られた現在地情報に基づいて、表示に必要な地図データを記憶装置3から読み出す。さらに、演算処理部1は、読み出した地図データをグラフィックス展開し、そこに現在地を示すマークを重ねてディスプレイ部2へ表示する。また、記憶装置3に記憶されている地図データを用いて、使用者から指示された出発地(現在地)と目的地とを結ぶ最適な経路(推奨経路)を探索する。また、音声入出力装置4やディスプレイ11を用いて使用者を経路誘導する。
【0014】
ディスプレイ部2は、演算処理部1で生成されたグラフィックス情報を表示するユニットであり、ディスプレイ11と、タッチ入力検出装置12とを備える。ディスプレイ11は、CRTや液晶ディスプレイなどで構成される。
【0015】
タッチ入力検出装置12は、ディスプレイ11の表示側面に搭載され、表示画面を透過するいわゆるタッチパネルである。タッチ入力検出装置12は、ディスプレイ11に表示された画像のXY座標と対応したタッチ位置を特定し、タッチ位置を座標に変換して出力する。タッチ入力検出装置12は、感圧式または静電式の入力検出素子などにより構成される。
【0016】
記憶装置3は、HDDやICカードやRAMといった書き込み可能な記憶媒体で構成されている。この記憶装置3には、地図データ(図示せず)が記憶されている。また外部機器操作ソフトウェア管理表310の記憶領域が割り当てられており、該記憶領域には、後述する外部機器操作準備処理のステップS116の結果、外部機器ソフトウェアの情報が記憶される。
【0017】
図2は、外部機器操作ソフトウェア管理表310の構成を示す図である。外部機器操作ソフトウェア管理表310は、外部機器を識別するコードであるID(外部機器ID)311ごとに、その外部機器を操作する際に使用するソフトウェアの名称である外部機器操作ソフトウェア名312と、そのソフトウェアのバージョンを示すソフトバージョン313と、を含んでいる。
【0018】
外部機器操作ソフトウェア管理表310には、所定の外部機器について、外部機器ID311と、外部機器操作ソフトウェア名312と、ソフトバージョン313と、が予め記憶される。
【0019】
図1に戻って説明する。音声入出力装置4は、演算処理部1で生成した使用者へのメッセージを音声信号に変換し出力する。また、使用者が発した声などの音声を認識し演算処理部1にその内容を転送する処理を行う。
【0020】
入力装置5は、使用者からの指示を受け付けるユニットである。入力装置5は、スクロールキー、縮尺変更キーなどのハードスイッチ、ジョイスティックなどで構成される。
【0021】
センサ6,7およびGPS受信装置8は、車載用ナビゲーション装置100で現在地(自車位置)を検出するために使用されるものである。車輪速センサ6は、車輪の円周と計測される車輪の回転数の積から距離を測定し、さらに対となる車輪の回転数の差から移動体が曲がった角度を計測する。ジャイロ7は、光ファイバジャイロや振動ジャイロ等で構成され、移動体が回転した角度を検出するものである。GPS受信装置8は、GPS衛星からの信号を受信し移動体とGPS衛星間の距離と距離の変化率を3個以上の衛星に対して測定することで移動体の現在位置、進行速度および進行方位を測定する。
【0022】
外部機器接続装置9は、外部機器である携帯電話や、携帯型音楽プレーヤー等と接続し、信号情報を交換する接続装置である。
【0023】
外部機器10は、例えば携帯電話や、携帯型音楽プレーヤー等の携帯機器であり、自機がアクセス可能な記憶媒体から情報を読み取り、当該機器単体で情報の再生を行うことができる機器である。外部機器10はさらに、自機を操作するためのソフトウェアを自機がアクセス可能な記憶媒体に記憶し、他の装置からの要求に応じて、該ソフトウェアと、該ソフトウェアの名称と、該ソフトウェアのバージョンと、を要求元へ送信する機能を備える。外部機器10はまたさらに、他の装置からの要求に応じて自機の外部機器を識別するコード(外部機器ID311に相当する)を送信する機能を備える。
【0024】
図3は、演算処理部1の機能ブロック図である。
【0025】
図示するように、演算処理部1は、主制御部101と、外部機器接続部102と、外部機器接続情報管理部103と、ソフトウェア管理部104と、入力受付部105と、表示処理部106とを有する。
【0026】
主処理部101は、例えば現在地を算出し、読み出した地図データをグラフィックス展開し、そこに現在地を示すマークを重ねてディスプレイ部2へ表示する。また、主処理部101は、使用者から指示された出発地(現在地)と目的地とを結ぶ最適な経路を探索し、音声入出力装置4やディスプレイ11を用いて使用者を経路誘導する。
【0027】
外部機器接続部102は、外部機器接続装置9に接続された外部機器を検知し、通信路を確立し、通信を維持する処理部である。
【0028】
外部機器接続情報管理部103は、外部機器接続部102により通信路が確立された外部機器の種類と、外部機器を操作するためのソフトウェアの名称と、ソフトウェアのバージョンと、を記憶装置3に記憶し、必要に応じてこれを読み出す処理部である。
【0029】
ソフトウェア管理部104は、外部機器接続情報管理部103が管理する記憶装置3内に記憶されたソフトウェアに関する情報を利用して、通信路を通じて外部機器を操作する際に必要となるアプリケーションソフトウェアについて、適合性の有無を判定し、適合性がなければソフトウェアの更新を行い、更新がなされたソフトウェアのバージョンを外部機器接続情報管理部103に対して記憶するよう指示する処理部である。
【0030】
入力受付部105は、上記したソフトウェアの更新を行う際に必要となる、音声入出力装置4や入力装置5や、タッチ入力検出装置12、を介した、使用者からの指示入力を受け付け、これを各処理部に受け渡す処理部である。
【0031】
表示処理部106は、ディスプレイ11への表示画面を処理する処理部である。表示処理部106は、前述した外部機器を操作するためのソフトウェアにより展開される操作画面を表示するために、描画コマンドを生成する。そして、生成したコマンドを、ディスプレイ11に送信する。
【0032】
図4は、演算処理部1のハードウェア構成例を示す図である。
【0033】
図示するように、演算処理部1は、各デバイス間をバス32で接続した構成としてある。演算処理部1は、数値演算及び各デバイスを制御するといった様々な処理を実行するCPU(Central Processing Unit)21と、記憶装置3から読み出した地図データ、演算データなどを格納するRAM(Random Access Memory)22と、プログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)23と、メモリ間およびメモリと各デバイスとの間のデータ転送を実行するDMA(Direct Memory Access)24と、グラフィックス描画を実行し且つ表示制御を行う描画コントローラ25と、グラフィックスイメージデータを蓄えるVRAM(Video Random Access Memory)26と、イメージデータをRGB信号に変換するカラーパレット27と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器28と、シリアル信号をバスに同期したパラレル信号に変換するSCI(Serial Communication Interface)29と、パラレル信号をバスに同期させてバス上に載せるPIO(Parallel Input/Output)30と、パルス信号を積分するカウンタ31と、を有する。
【0034】
なお、上記の各構成要素および機能は、CPU21がRAM22やROM23にロードしたプログラムを実行することにより達成される。
【0035】
次に、上記構成の車載用ナビゲーション装置100の動作について説明する。
【0036】
図5は、外部機器操作準備処理の流れを示すフロー図である。
【0037】
主制御部101は、ナビゲーション装置100に電源が投入されることにより、本処理を開始する。
【0038】
主制御部101は、図5に示すように、外部機器接続部102を介して新たに外部機器が接続されたかどうかを判定する(ステップS110)。
【0039】
具体的には、まず、外部機器接続部102は、外部機器接続装置9に対して接続判定信号を送信し、応答を受信し、応答した受信内容から、外部機器が接続されたか否かを判定する。次に、外部機器接続装置9から、外部機器の接続を知らせる応答を受信した場合には、外部機器接続部102は、主制御部101に対して外部機器の接続があった旨を通知する。
【0040】
外部機器の接続を知らせる応答を受信しない場合には、外部機器接続部102は、接続判定信号を所定の間隔で外部機器接続装置9へ送信し、ステップS110の判定を繰り返す。
【0041】
ステップS110にて外部機器の接続を通知された主制御部101は、外部機器接続情報管理部103を通じて、接続された外部機器のID(機器の型番や製造番号など)を当該外部機器から取得する(ステップS111)。
【0042】
外部機器接続情報管理部103は、記憶装置3またはRAM22に記憶している外部機器操作ソフトウェア管理表310の外部機器ID311に、前述のステップS111で取得した外部機器のIDが登録されているか否かを判定する(ステップS112)。
【0043】
ステップS112にて、取得した外部機器のIDが外部機器操作ソフトウェア管理表310の外部機器ID311に登録されているIDである場合に(つまり、ステップS112の判定でNoの場合に)、ソフトウェア管理部104は、外部機器操作ソフトウェア管理表310から外部機器のIDに一致する外部機器操作ソフトウェア名312とソフトバージョン313を検索して取得し、外部機器の所定の記憶領域に記憶されたソフトウェア名およびソフトバージョンと比較して、ナビゲーション装置100側のソフトウェアのバージョンアップが必要か否かを判定して、次に実施するステップを決定する(ステップS113)。
【0044】
具体的には、外部機器の所定の記憶領域に記憶されたソフトウェアの名が異なる場合、またはソフトウェアの名は同じであっても、外部機器の所定の記憶領域に記憶されたソフトウェアのバージョンの方が新しいものである場合、には、ソフトウェア管理部104は、外部接続機器を操作するためのソフトウェアのバージョンアップが必要であると判定し、後述するステップS114を実施する。そうでない場合には、不要であると判定して、後述するステップS117を実施する。
【0045】
取得した外部機器のIDが外部機器操作ソフトウェア管理表310の外部機器ID311に登録されていない場合に(つまり、ステップS112の判定でYesの場合に)、またはソフトウェア管理部104が、ステップS113にてバージョンアップが必要であると判定した場合に(つまり、ステップS113の判定でYesの場合に)、ソフトウェア管理部104は、外部接続装置9を介して、外部機器操作ソフトウェアを、外部機器の所定の記憶領域(例えば外部機器の記憶装置の論理記憶領域のうち、マウントフォルダ直下にあるフォルダ等)から転送する(ステップS114)。
【0046】
そして、ソフトウェア管理部104は、転送した外部機器操作ソフトウェアを記憶装置3またはRAM22の所定の領域(例えば、プログラム格納域)に記憶させ、該ソフトウェアを主制御部101が起動できるように、インストールなどの登録処理を行う(ステップS115)。
【0047】
続いて、ソフトウェア管理部104は、ステップS115の登録処理が終わると、外部機器IDと、外部機器操作ソフトウェア名と、外部機器操作ソフトウェアのソフトバージョンとを、外部機器接続情報管理部103を介して記憶装置3またはRAM22の外部機器操作ソフトウェア管理表310に記憶させ、次のステップS117に処理を移す(ステップS116)。
【0048】
主制御部101は、外部機器操作ソフトウェアを起動する(ステップS117)。
【0049】
主制御部101は、使用者から指示を受け付けるための画面を表示処理部106に表示させ、外部機器を操作するための入力を入力受付部105から受け付け、該入力に応じて外部機器接続装置9に接続された外部機器に対して操作命令(再生、停止など)を送信する。
【0050】
外部機器10は、前記した操作命令に従って動作を開始する。
【0051】
ただし、ここで、外部機器10は、動作の結果の出力を自機では実施せず、出力データを外部機器接続装置9を通じてナビゲーション装置100に受け渡す。
【0052】
外部機器10からの出力を受け取ったナビゲーション装置100の主制御部101は、当該出力を受け取ると、映像データを表示処理部106に、音声データを音声入出力装置4に受け渡し、それぞれ適切な装置から映像や音声を出力する。
【0053】
主制御部101は、外部機器操作ソフトウェアの終了を検知すると、外部機器の接続が取り外されるまで外部機器操作準備処理を休止させる。
【0054】
ソフトウェア管理部104は、外部機器接続装置9に接続されていた外部機器が取り外されたことを検知すると、主制御部101へ検知内容を通知する。
【0055】
この通知を受けて、主制御部101はステップS110から再び処理を開始する。
【0056】
以上、本発明の一実施形態について説明した。
【0057】
上記実施形態によれば、外部機器を操作するためにナビゲーション装置に搭載されたアプリケーションソフトウェアを、ナビゲーション装置の使用者自身によって最新のものに更新することができる。
【0058】
これにより、ナビゲーション装置の使用者は、新たな外部機器、例えば携帯型音楽プレーヤーなどを購入した際にも、ナビゲーション装置に対して接続用アプリケーションソフトウェアを容易にインストールすることができるため、快適なドライブ環境を構築できる。
【0059】
本発明は、上記実施形態に制限されない。上記実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。
【0060】
例えば、ステップS112〜ステップS117では外部機器接続情報管理部103やソフトウェア管理部104が外部機器のIDを基に、外部機器を操作するためのアプリケーションソフトウェアを更新したが、これを、使用者の指示により強制的に更新するオプション機能を付加して、ソフトウェアのバージョンを以前のバージョンに戻すことができるようにしてもよい。
【0061】
このように変形することで、携帯型音楽プレーヤーなどが旧型で、最新の外部機器を操作するためのアプリケーションソフトウェアでは操作できない場合などに、アプリケーションソフトウェアのバージョンを古いものにすることができるようになる。
【0062】
この際には、アプリケーションソフトウェアの最新のものは破棄せず、記憶装置3の別の領域に保存しておき、当該旧型の携帯型音楽プレーヤーの使用を終了した際に元の最新のアプリケーションソフトウェアを起動できる状態に戻す処理を主処理部101が行うこととしてもよい。
【0063】
なお、上記の実施形態では、本発明を車載用ナビゲーション装置に適用した例について説明したが、本発明は車載用以外のナビゲーション装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】図1は、本発明の一実施形態が適用された車載用ナビゲーション装置の概略構成図である。
【図2】図2は、記憶装置3に記憶されている外部機器操作ソフトウェア管理表の構成例を示す図である。
【図3】図3は、演算処理部1の機能構成を示す図である。
【図4】図4は、演算処理部1のハードウェア構成を示す図である。
【図5】図5は、外部機器操作準備処理のフロー図である。
【符号の説明】
【0065】
1・・・演算処理部、2・・・ディスプレイ部、3・・・記憶装置、4・・・音声出入力装置、5・・・入力装置、6・・・車輪速センサ、7・・・ジャイロセンサ、8・・・GPS受信装置、9・・・外部機器接続装置、10・・・外部機器、11・・・ディスプレイ、12・・・タッチ入力検出装置、21・・・CPU、22・・・RAM、23・・・ROM、24・・・DMA、25・・・描画コントローラ、26・・・VRAM、27・・・カラーパレット、28・・・A/D変換器、29・・・SCI、30・・・PIO、31・・・カウンタ、32・・・バス、100・・・車載用ナビゲーション装置、101・・・主制御部、102・・・外部機器接続部、103・・・外部機器接続情報管理部、104・・・ソフトウェア管理部、105・・・入力受付部、106・・・表示処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載されるナビゲーション装置であって、
前記車両内に取り付けられ、外部機器を接続する接続装置と、
前記接続装置に接続された外部機器と通信を行う手段と、
前記通信を行う手段を介して、前記外部機器から、前記外部機器を操作するための情報を取得する手段と、
前記外部機器を操作するための情報を用いて前記外部機器を操作する手段と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
車両に搭載されるナビゲーション装置であって、
前記車両内に取り付けられ、外部機器を接続する接続装置と、
前記接続装置に接続された外部機器と通信を行う手段と、
前記ナビゲーション装置に対する入力を受け付ける入力受付手段と、
前記入力受付手段に与えられた入力を基に、前記通信を行う手段を通じて前記外部機器を操作する手段と、
前記外部機器を操作する手段が必要とする情報を更新することの可否を判定する手段と、
前記可否を判定する手段により更新可と判定された場合に前記通信を行う手段を通じて前記外部機器を操作する手段が必要とする情報の更新を行う更新手段と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項2に記載のナビゲーション装置であって、
さらに、前記ナビゲーション装置に接続された記憶装置を備え、
前記可否を判定する手段は、前記外部機器の識別子が既に前記記憶装置に記憶されていない、
ことを更新可の判定条件とする、
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
請求項2に記載のナビゲーション装置であって、
さらに、前記ナビゲーション装置に接続された記憶装置を備え、
前記可否を判定する手段は、
前記外部機器の前記識別子が既に前記記憶装置に記憶されているが、前記外部機器を操作する手段が必要とする情報が最新でない、
ことを更新可の判定条件とする、
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
請求項2に記載のナビゲーション装置であって、
さらに、前記ナビゲーション装置に接続された記憶装置を備え、
前記更新手段は、前記外部機器が備える所定の記憶領域から、前記外部機器を操作する手段が必要とする情報を取得し、前記記憶装置に記憶させることで更新を行う、
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
車両に搭載されるナビゲーション装置の外部機器の操作方法であって、
前記ナビゲーション装置は、
前記車両内に取り付けられ、外部機器を接続する接続装置と、
前記接続装置に接続された外部機器と通信を行う手段と、
を備え、
前記通信を行う手段を介して、前記外部機器から、前記外部機器を操作するための情報を取得するステップと、
前記外部機器を操作するための情報を用いて前記外部機器を操作するステップと、
を実行することを特徴とする外部機器の操作方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−185520(P2008−185520A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−20866(P2007−20866)
【出願日】平成19年1月31日(2007.1.31)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】