説明

媒体の特性を検出するための装置と方法

全体的に又は部分的に透明な媒体の特性を検出するための装置及び方法で、前記媒体は光源と光検出器の間に伸びている光路内の観測領域に置くことができ、前記媒体は観察領域内で光源により照明され、少なくとも1個の光を検出する光学要素が観測領域と関連して配置されている。前記媒体が前記領域内にあるときに光は前記媒体を通過し、前記媒体により屈折され、それにより、前記領域内で光の方向が変化し、検出される。前記媒体の特性は受光−屈折光の分光分析により決定される。そして、波長検出要素が、光源又は光検出器で、又は、その部分としてかは別として、光路内の位置で用いられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は全体として又は部分的に透明な媒体の特性を検出するための装置と方法に関していて、前記媒体は光源と光検出器の間に伸びている光路内の観測領域内に配置でき、前記媒体が光源により観測領域内で照射され、少なくとも1個の光検出要素がその観測領域に関連して配置されていて、その光検出器を前記媒体の特性決定に適合させている。
【背景技術】
【0002】
例えば、瓶のような物体を、前記物体の輪郭を観察するために、レンズのような光学要素を介して光源を用いてそのような物体を照射することにより、かつ、その反対側で前記媒体により遮断されない光を捕捉することにより、媒体の特性を検出することは既に知られている。
【0003】
その物体の材料のタイプを認識することは、例えば、典型的な材料サンプルを用いた回転フィルター・ホイール(filter wheel)内のフィルター又は狭帯域光学干渉フィルターの連続的透光、光学的格子上の光の回折及びディテクター・アレー(detector array)を用いた検出、アングル・スキャニング(angle scanning)光学的格子上での光回折と単一光検出器を使用し、又、波長可変光源を用いた検出のような既知の方法により可能である。
【0004】
これらの既知の解決策は、検出領域を比較的狭くする必要があり、そうしないと、物体からの信号がバックグラウンド(background)信号内に吸収される。それゆえ、物体は検出領域内に位置すべきで、又は、検出領域を物体又は媒体の方に向けるべきである。これに関連して、特に特許文献1を参照されたい。
【0005】
さらに、従来技術を示すために、特許文献2及び3を参照する。特許文献2は主として反射光を利用する技術に基づいている。物体が透明ないしクリア(clear)である場合、入射光の第二の部分が物体を通過し、逆反射器に当たってその反射器から反射される。次ぎに物体を通過して戻り、集光器に達する。この方法はトランスフレクション(transflection)と言い、物体により反射される赤外線周波数帯内の電磁放射線の周波数を決定するのに用いられる。逆反射器の主な目的は校正用途と関連している。特許文献3は反射光の検出に関連している。
【0006】
他の既知の解決策は検出領域より上方の検出器の視野を走査することから成っている。それにより、その視野が物体に当たるときに良好な信号/ノイズ(noise)比を得る。他の既知の技術はNIR/IRカメラを用いて検出領域の像処理を行うことである。さらに、(光学的スキャナー(scanner)に容易に到達できる)特定位置に物体を機械的に移動させ、可動ミラー(mirror)又は可動光ファイバーを用いて、これらの位置に沿って走査を行なえる。これと関連して特許文献4及び5を参照されたい。
【0007】
安価な解決策とするために、機械的走査を避け、物体をセンサー(sensor)領域を通過させるのを避け、費用のかかるNIR/IRカメラ方式の選択を避けるような試みを行うことができるが、大きな検出領域を照射する可能性があり、又、信号をこの領域全体から検出する可能性がある。それにより、小さな物体は信号/バックグラウンド信号の中に吸収され、結果として、これらの物体に対する認識結果が不適当になる。
【0008】
それゆえ、明らかに、これらの解決策はその機能に限界がある。
【特許文献1】米国特許第5,794,788号明細書
【特許文献2】米国特許第6,497,324号明細書
【特許文献3】国際特許出願WO−A2−2004/080615号明細書
【特許文献4】欧州特許第EP−0776257号明細書
【特許文献5】国際特許出願WO−00/57160号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、本発明の目的は、特に、大きな物体だけでなく、小さな物体/対象を信頼できる方法で、又、測定空間内に物体又は対象が無い場合には検出器から信号を出さない方法で、検出できるように、既知の解決策のこれらの欠点を修復することである。
【0010】
本発明に基づくと、装置の特徴は、前記媒体が前記領域内にあるときに、前記媒体により屈折されて、それゆえ、その領域内で方向を変えて、前記媒体を通過する光のみを捕捉するのにその検出器が適していること、及び、光源又は検出器の動作に関連する少なくとも1個の波長選択要素が光源からその検出器への光路内に置かれることである。
【0011】
本発明に基づくと、その方法の特徴は、前記媒体が前記領域内にあるときに前記媒体により屈折されて、それゆえ、その領域内で方向を変えて、前記媒体を通過する光のみを検出すること、その光検出器が受けた屈折光の分光分析により前記媒体の特性を決定すること、その光路内の位置で波長検出要素を用いること、その要素が光源と検出器の動作に関連していることである。
【0012】
これらの特徴と他の実施例は添付した請求項と添付図面を参照した以下の説明の両方で示す。これらの図面と添付した説明は典型的だが、本発明を限定しない実施例としてのみ用いられている。
【実施例1】
【0013】
上記のように、本発明の目的は、全体的又は部分的に透明な媒体の特性を検出する目的のための装置及び関連する方法を提供することである。そのような媒体は固体又は液体の形でよい。
【0014】
前記媒体が固体の形であれば、典型的に、例えば、ガラス又はプラスチックの材料から作られた物体である。ひとつの特別な用途は、例えば、ガラス又はプラスチックの瓶又は缶のような空の容器の材料タイプ(type)を検出することである。
【0015】
さらに、例えば、導管の中で観測領域内の観測窓を通過する液体の媒体内に存在する物質例えば廃水の成分に関連して本発明を用いることができる。
【0016】
さらに、本発明をガス漏れの検出に使用できる。いわゆるシュリーレン(Schliern)写真をガス漏れの検出に使用できることは既に知られている。この場合、移動するガスの中での光の散乱により方向を変えた光のみの像撮影が行われる。その方法は大きな体積の検出/監視に適当であるが、ガスの分光成分を評価することは、それゆえ、ガスのタイプとガスの濃度を評価することはできない。
【0017】
さらに、赤外線分光分析が限定的な測定体積でのガス漏れを検出するのに使用できるこ
とが知られている。しかしながら、大きな体積を測定するとき、特に、低いガス濃度を検出するのが望ましい場合、ガスを適切に検出するのには、十分大きな信号/バックグラウンド比を得ることが困難である。
【0018】
本発明により、ガスとの相互作用によって方向を変える光のみが検出器に達するようにすることが可能である。それゆえ、信号/バックグラウンド比がかなり高まる。さらに、デジタル・カメラによる伝統的な「シュリーレン」撮影も使用して検出空間内の漏洩個所を見ることができる。
【0019】
単純化のために、ここでは、例示的に過ぎないけれども、例えば、ガラス又はプラスチックの瓶のような媒体の特性検出と関連させて、本発明を特に説明する。
【0020】
上記のように、特に図1に関連させて、前記媒体は、この場合、例えば瓶11であり、光源13と光検出器14の間に伸びている光路内の観測領域12内に置くことができる。ここで、前記媒体11は観測領域内で光源により照らされている。この場合、少なくとも1個の集光要素15が観測領域と関連して配置されている。図1では2個の集光要素15、16を示している。
【0021】
検出器14は、前記媒体を通過し、この場合、瓶を通過して、前記媒体が前記領域内にあるときに前記媒体により屈折され、それゆえ、その領域内で方向を変えた光のみを捕捉するのに適している。これは本発明の基本的原理のひとつである。さらに、光検出器が光検出器14が前記媒体の特性、例えば材料のタイプの決定に適していることを理解しうる。本発明は捕捉する光の分光条件に基づいているので、少なくとも1個の波長選択要素を光源から検出器に伸びる光路内に置くことが望ましい。この分光条件により、前記媒体の望ましい特性を決定するために、例えば記憶データとの比較を行なえる。
【0022】
実際に、波長選択要素は光源と直接関連付けて構成又は配置することが望ましい。そのような場合、光源は、例えば、調節可能なレーザー又は調節可能な発光ダイオードとすることが考えられる。代わりに、波長選択要素を検出器自体の内部に又はそれと関連させて配置することも可能である。
【0023】
波長選択要素は、それが光源又は光検出器と一体であるか、又は、これらのひとつと接続しているかは別として、典型的に、赤外線の波長域又は近赤外線の波長域(NIR)で動作する。
【0024】
上記において、又、単に例示的に示した場合に、前記特性を典型的に前記媒体の材料又は物質のタイプ又は例えば廃水内のような材料又は物質の成分を代表するように、又は、例えば、製品がいくつかの材料の一体成形から成っている場合に焦点を合わせているけれども、本発明の範囲内で、前記特性を、温度、圧力、粘度、汚染、運動・密度・状態変化の程度を例えば一定の基準値と関連付けたもののうちの1以上のような前記媒体の特性に関連付けることが可能である。
【0025】
固体の媒体例えば物体を検出したとき、しかし、液体媒体についても、前記媒体は観測領域内では例えば空気、ガス又は液体により囲まれ、又は、「支持されている」この種の囲んでいる又は支持している流体は、上記媒体の光屈折特性とは異なる特異な光屈折特性を有しているはずである。
【0026】
図3に典型的に示すように、しかし、それ自体は例えば図1のような他に示した実施例でも考えられることであるが、前記媒体31に対する観測領域32は、光源33から検出器34への光路内に見られるとき、前記の少なくとも1個の光学要素35の第一の存在よ
り前に位置している。図3では、屈折ミラー30を用いて装置を圧縮できることを見ることができる。
【0027】
特に、図1では、観測領域12が光源13から検出器14までの光路内に位置すること、前記の少なくとも1個の光学的要素の第一の存在より後に位置することも示されている。同じことが、特に図2、4、5、6、7、8、9、12及び16でも見ることができ、そこでは前記媒体21、41、51、61、71、81、91、121、161が、観測領域22、42、52、62、72、82、92、122、162の中にある。
【0028】
図1、2、4、5、6、7、9、12及び図16でも特に示すように、第一の集光要素15、25、45、55、65、75、95、125、165が光路内の第一の存在に位置している。第二の集光要素16、26、46、56、66、76、96、126、166が第一の存在と検出器14、24、44、54、64、74、94、124、164の間の光路内の第二の位置に位置している。示されているように、第一の要素は光源13、23、43、53、63、73、93、123、163からの光を受けて、この光を第二の要素に向ける。そして第二の要素からの光を光検出器に向ける。検出すべき媒体は参照番号11、21、41、51、61、71、91、121、161により示されている。
【0029】
図5、7、9では、第一の要素から第二の要素に向けられた光は平行の光である。
【0030】
第二の要素と検出器の間の第一の光路には、図5に示すように光ストップ(stop)57を配置していて、前記観測領域を通過する方向を変えず、それゆえ光ストップに集まる光を止める。光ストップ57と検出器54の位置する第二の光路範囲の中に、前記観測領域52内の前記媒体51により屈折され、それゆえ、方向を変えた光を集光するために集光レンズ58を配置している。そして、その光は第二の要素56から導かれて光ストップ57周辺部より外側を通過して、集光レンズ58に向う。しかしながら、図5に示すことと関連して、集光レンズ58と検出器54を、希望する場合、検出器54より実質的に大きな検出領域を伴う光検出器54’により置換えることができることを理解すべきである。
【0031】
図1、2、5、7、8、9、10では、光源13、23、53、73、83、93、103は有利に点光源であることが示されている。図1は例えば膜の開口部13’を光が通過することにより、点状の光を供給しうることを示している。
【0032】
図4は、例えば、「通常」よりも長い物体又は媒体を検出するのに特に適当な特別な場合を示す。ここでは、図示した例で3個の光源、43’、43”、43’’’があり、全体として光源43として示されていて、集光要素45に光を送る。集光要素45はこの場合3部分、45’、45”、45’’’に分割されている。例えば、瓶のような媒体41が観測領域42内に存在しない場合、各光源からの光が各光ストップ47’、47”、47’’’(全体として47と示す)に向けられる。前記媒体41を通過する光のみが集光要素46を介して検出器44に集光される。
【0033】
図1及び2に、図4に示したものの単純形があり、一個の光源13、23のみで、前記媒体11、21を通過しない光は光ストップ17、27により止められるので、そのような光は検出器14、24に到達しない。
【0034】
図2では、例えば、平面ミラーのような光屈折要素20が、光源と第一の集光要素の間の光路内に置かれている。この目的は、本発明に基づく装置の物的寸法を低減するだけであり、この方法自体は既知である。
【0035】
図3、6、11、12及び16でも、光源33、63、113、123、163は暗い中心部を持つ光源である。この種の光源の代替案が図13a、13b、13cに示されている。そのような暗い中心部を持つ光源33’、63’、113’、123’、163’は例えば環状光源(図13a)、多角形光源(13b)、一対の平行な照明ライン(line)を持つ光源(図13c)、前記暗い中心部の周囲のフレーム(frame)又はリング(ring)として配置された少なくとも2個の光源(図13a及び13b)、反射器ベース(based)の光源(図16)から成るグループから選択される。
【0036】
図6で、光源63と第一の光学要素65が、前記媒体61のための観測領域を含む中間領域62,即ち、第一の光学要素65と第二の光学要素の間に特定角度の分散された帯域内の光を供給するので、その要素65から領域62に入る光は前向きの平行な光を含まない。その第二の要素66は、暗い中心部63’を持つ光源63の像68、68’を面上に生じるために中間領域62から像形成面68に向う光を集光するように、又、第二の要素66に向う平行な光のときに前に向っている光の通過の際に前記媒体により屈折された光を集光するように、そして、そこから前記暗い中心部により代表される伝送された光に対する光検出フィールド(field)に向けて前方で集光し、かつ、示されている光検出器64がこの光検出フィールド68’内に位置するように配置される。
【実施例2】
【0037】
第二の興味ある実施例を図7に示すものから見ることができる。図7では、第一の要素75と第二の要素76の間の光路領域72内に、第一の要素75から来る平行な光を第一のラスター(raster)又はチェッカーボード(chequerboard)状フィルター70が位置していて、第一の要素75から来る平行な光の一部を濾過する。前記光路領域72からの出口側になる光路内に、第二のラスター又はチェッカーボード状フィルター70’を配置し、それは第一のフィルター70に対して偏っているので、そのような媒体が前記光路領域72内に位置しているとき、通過光の通過の際に第一のフィルターを通過できるが、前記媒体71により屈折されなかった平行な光が第二のフィルター70’によりストップされる。第二の集光要素76は、前記媒体が受光し、それを通過させ、そこから第二のフィルター70’の方に、そして、それを通過する光を捕捉するように配置される。検出器74は第二の要素76から光検出器74の方に集光される前記通過し、屈折される光を捕捉するように配置される。
【0038】
図8では、光が点光源83から第一の要素85に向けられて、又、第一の要素から焦点80に向けられる。焦点80近くの光路領域では、光ストップ87が位置していて、観測領域82を通過する方向を変化しないで、光ストップ87に集光する光を発生させた点光源の光をストップするのに適している。光検出器84は光ストップ87の後方又は周囲に置かれて、検出領域内の前記媒体により屈折され、それが検出器84に当たるように方向を変える前記媒体81を通過する光を検出する。
【0039】
図9に示された実施例は、機能に関しては、図5に関連して記述されているのと全く同じである。光源93、好ましくは点光源を図9に見ることができる。その光は第一の集光要素95に向けて送られる。そして、そこから平行な光のとき第二の集光要素96に進む。そこから光は光ストップ97の方に集光される。光ストップ97は光検出器94の前にあるか又はそれにより囲まれている。
【0040】
このことは前記媒体91を通過し、それにより屈折され、検出器94に当たる唯一の光であることを意味する。
【0041】
図9に示したものの単純版を図10に示す。この図の解決策は図8に示したものと機能的に全く類似しているが、この場合の前記媒体101’に対する観測領域102’は光源
103と集光要素105の間にある。光ストップ87と同様に、この場合、光ストップ107がある。光源103と検出器104の間の光路内に媒体が無いとき、光源から来た光は光ストップ107に集まる。それゆえ、上記のように、前記媒体101’を通過し、それにより屈折された光のみが要素105を経由して検出器104に当たる。検出器104は光ストップ107の後方に置かれるか、又は、その周辺部の回りに置かれる。
【0042】
図11及び12,そして図16も、暗い中心部113’123’、163’を持つ光源113、123、163からの光を受けて、この光を光検出器114、124、164に向ける第一の集光要素115、125、165を示している。
【0043】
図11に示すように、光源113と第一の要素115の両方が実際に中間領域112内に光を供給する。中間領域112は第一要素115と光検出器114の間に位置する媒体111を観察するための観測領域として役立ち、その光は特定角度の分散された帯域で、光検出器114に集光する光を含まない。第一の要素115は、第一の要素115から戻る反射により与えられた暗い中心部を持つ光源の像を生じるために、光源113と同じ又はほぼ同じ面に位置する像形成面に集光するように配置される。そして、光検出器114が光源の暗い中心部113’と同軸で前記像形成面内に置かれる。選択肢として、前記媒体を通過の際に、前記暗い中心部113’により代表される光検出フィールドに向う方向で、前記媒体により屈折される光の少なくとも一部が、光検出フィールド内に位置する光検出器114、114’に当たるような方法で、光ガイド(guide)114’の助けを受ける。
【0044】
図11では、検出器114に達した光の一部が物体111上での表面反射から戻ってくる。もし、その物体が透明でなければ、光の大きな部分が表面反射から生じる。そして、この反射した光の分光分析がその物体の材料のタイプに関する情報を提供する。
【0045】
図11の第一の集光要素115は都合の良い球形又は楕円形の反射体である。代わりに、光学要素115は他の非球面形例えば放物面又は双曲面としうる。
【0046】
図14は図11の変形を示していて、光学的要素141は逆反射面とする。光源143から出て、面141に当たる光142は、最初、送り出された光源143上の同じ点に戻るように反射される。しかしながら、この種の逆反射面は常に完全な構造であるとは限らない。例えば、反射テープ(tape)又は反射布の形になっている場合がある。逆反射面141は平坦又は曲面になりうる。検出領域144に物体が存在しないとき、光源143の中心部143’が暗くなる。検出領域144に瓶のような物体145が存在するとき、中心部143’に到達する光が光ガイド146を介して検出器147に送られる。そのような光は物体から、その表面からの反射として、又は、物体(この場合は瓶)の透過光又は物体通過時の散乱光のとき生じる。全体として、物体(例えば瓶)を通って散乱した拡散光は、戻る光が常に散乱され、それゆえ、少なくともその一部が検出領域と光ガイドに当たるという効果を有する。一般的に、光が反射のみで、物体を通って散乱されない場合でも、この解決策は逆反射器により有用となる。なぜなら、逆反射器は多くの場合完全な逆反射性ではなく、それゆえ、光が逆反射器を去るときに若干の散乱光を生じるからである。
【0047】
図12では、光源123が、光路内の第一の存在にある第一の集光要素125と共に、第一の要素125と第二の集光要素126の間の中間領域又は観測領域122に光を送る。第二の要素126は、暗い中心部123’を持つ光源123の像を面上に生じるために中間領域から来る光を像形成面124’に集光するように配置されている。媒体例えば物体121が観測領域にあるときに、前記媒体を透過した及びそれにより屈折された光は前方の第二の要素126に向けて送られる。そして、それから光検出フィールド124”に集光される。光検出フィールド124”の位置は、媒体121が領域122内に無ければ、前記暗い中心部123’が現れる位置に関連する。光検出器124は光検出フィールド124”内に配置される。「通常の」環境では、即ち、検出すべき媒体121が無ければ、光源123から来た光が前記暗い中心部123’を持つ像形成面124’上に像を形成する。前記媒体121が光路に入ると、それを通過する光が屈折され、それゆえ、通常の光路から離れて、集光領域の方に屈折する。その集光領域は要素126から光検出フィールド124”内の検出器124に向かっていて、かつ、像形成面124’の中心内に位置する。
【0048】
暗い中心部を持つ光源113、123は、以前に例えば図13に記載したようなタイプとしうる。
【0049】
記載されている検出器には、観測領域の少なくとも実質的部分の回折要素上に像形成を生じるように構成された検出器に入る開口部を付けた光回折要素を有利に含めている。この光回折要素は、当業の技術者であれば、そのような要素を選択された検出器内でどのように用いるかを理解しているので、図面内では詳細に示していない。
【0050】
図1で示したように、光ミキサー(mixer)又は光ディフューザー(diffuser)10を光検出器14と関連付けて配置する。
【0051】
図9−12及び図16に示す解決策で、1個又は2個の曲面ミラーを集光要素95、105、115、125、165として有利に用いる。図9及び12に示された実施例と関連して、前記第一及び第二の要素95、96、125、126、166の少なくともひとつを1個又は2個の曲面ミラーから形成する。
【0052】
光路の方向に関して僅かに異なる構成で、多分、第一の光学要素をレンズ又はレンズの部分で形成しうる。それゆえ、再度、図9及び12を参照すると、前記第一及び第二の要素の少なくともひとつをレンズ又はレンズの部分から形成しうる。
【0053】
図2及び図3と関連して説明したように、光路の方向変更のため、少なくとも1個のミラー要素20、30を光源と検出器の間の光路内に置くことができる。このミラーを平面ミラーとして良く、その唯一の目的は、装置全体の物理的大きさを小さくすることである。そのミラー要素は、光源と第一の集光要素25、35の間の光路内に有利に置かれる。ただし、光路内の遠方側に即ち検出器の近くに置くことができる。
【0054】
記載しているように本発明では、赤外線分光計が検出器の例として有利に用いられている。例えば、参照番号127により図12に示すように、この検出器と組合わせてデジタル・カメラを置くこともできる。カメラは、ここで検出器124により代表される他の光学的測定系と同じ測定領域からの光を受けることができる。カメラの像は、物体の形状、物体の色、可視範囲内の透明度、観測領域が1以上の物体を含むかどうかについての情報を提供できる。ここで、像形成面124’は実際には仮想であることを理解しうる。それゆえ、カメラは光源の非常に小さな部分を観測する。カメラの視野内の光源の領域は非常に均一な分布の光を有して、光学系の小さな振動はカメラで作成する像にほとんど影響しないようにする必要がある。
【0055】
カメラ36、67、116、127,148を、環状光源を有する測定系内に有利に置くことができる。例えば、図3、6、11、12、14を参照されたい。そして、例えば観測領域内に瓶が存在しないときでも、照らされている位置に、図6に示す像形成面68内のカメラ67の場合のように、光源の像形成面内にカメラを置くべきである。それゆえ、瓶が存在しないときに、カメラがバックグラウンド像を記録でき、これらを用いて可視範囲内の光源の状態(光度と色温度)をチェック(check)し続けることができる。この情報は赤外線範囲内で抽出することもできる。
【0056】
媒体、例えば、瓶のような物体を検出領域に導入したとき、直接送られた光の一部が吸収され、又は、方向を変える。同時に、そうしなければカメラに到達しない光が方向を変えるので、カメラに当てる角度になる。この光が瓶を通過するので、瓶の色についての情報を含む。瓶からの光度が、瓶の散乱特性と組合わせた瓶の光学濃度により決定される。基本的に、瓶はバックグラウンドよりも暗く見える。通常の用途では、バックグラウンド像(何もない検出領域)を減算するので、瓶の輪郭がより明確に現れる。
【0057】
測定が行われている間に日光又は他の好ましくない光が瓶を照らすことがある。この代表的な問題を防止するために、瓶の表面から拡散され、反射された日光を測定系から瓶を通過する光よりもずっと弱くすべきである。典型的なプラスチック又はガラスの瓶では、大部分の散乱光及び(又は)透過光が小さな角スペクトル(angular spectrum)内にある。瓶がこの角スペクトルのみを受けるように光源を形成することにより、検出器に大きな角度で光が達する可能性はほとんど無いので、最適エネルギー効率のシステムが作られる。光源の中心からその周辺部までの距離は瓶の照射角に対応する。
【0058】
カメラの位置と組合わせて、光源の面積と形状を調節することにより、カメラが検出する散乱角を設定できる。この場合、「散乱角」とは、調査すべき媒体例えば瓶への入射光と放射光の間の角度を意味する。検出される散乱角、瓶からの色情報の抽出、瓶とバックグラウンド光の間のコントラスト(contrast)及び光源の光度の間には光学的関係がある。
【0059】
さらに、前項記載の角度に加えて、1台のカメラをミラー(複数)と組合わせて用いることにより、いくつかの角度から同時に物体を見ることができる。しかしながら、このことは図面に示されていないが、さらに詳細を示さなくても、当業の技術者であればこのことがどのように行われるかを理解し得よう。
【0060】
上記から理解しうるように、装置の他の部分と組合わせてカメラを物体の色及び透過光の色を検出させるだけでなく、容認できないいくつかの物体が検出領域内に同時に存在するかどうか検出することでも機能しうる。
【0061】
都合が良いことに、特別な場合に、容認できない物体を検出するために、他の検出器及び測定器とその装置を組合わせることができる。
【0062】
図15では、非常に単純化した形で、本発明に基づく光源152、検出領域153及び検出器154を、カメラ、及び、例えば、秤量用計器156及び(又は)金属検出器157のような他の検出器及び測定装置と組合わせて本発明に基づく装置151を示している。マイクロプロセッサー(microprocessor)のような信号処理装置158が含まれていて、周辺機器159’例えばディスプレー(display)及び印刷装置、選別装置及び(又は)周辺機器159”例えば調査すべき媒体ないし物体に対する圧縮器、粉砕機及び(又は)材料捕集容器を接続しうる。
【0063】
ある場合に、例えば、ソフト・ドリンク(soft drinks)が、標準化されたガラス瓶の上にプラスチック材料(例えば、PET)のストッキング(stocking)を収縮させたものの形で供給されていて、そのストッキングに瓶の内容物に関する情報を記載している。そのような場合、プラスチック材料のタイプの検出が行われ、その一方で、秤量用計器が、これはプラスチック瓶ではなく、シュリンク・オン・プラスチック(shrink−on plastic)で包まれたガラス瓶であることを検出する。秤量及び(又は)金属の検出も瓶が異物を含む場合に重要になる。
【0064】
図16a−16cに示される解決策では、暗い膜163’を有する光源163があり、それ以外では、光源は例えばランプ・フィラメント(lamp filament)163’”付き反射器163”から成っている。光源163と関連して、光ディフューザー167は便利なように反射器163”と膜163’の間に位置している。膜163’は便利なようにディフューザー167の上に取付けられている。反射器163”の目的は、観測領域又は認識チャンバー(chamber)162内で観察される媒体161例えば物体の側面図に対して光を供給できるようにすることである。チャンバー162の上流に、受入れチャンバー162’を置いても良い。ドア装置169は開閉するように制御できる。そして、開いたときに、そのような媒体161をチャンバー162’からチャンバー162に入ることができる。カメラ168は光検出器164の近くに配置する。カメラの視野は参照番号168’により示されている。光検出器164は分光計164”に光を送る光ファイバーから便利に構成されている。別の光源160を設けて、前記媒体161の上方照明を行なえて、カメラにより見やすくする。集光要素165及び166は軸から外れた放物形反射器で、好ましいが、必須ではない。
【0065】
図16に示す解決策では、分光計164”が、前記媒体161例えば瓶がチャンバー162内にある間にそれから光を受ける。カメラ168は要素166を介してこの媒体を側面から見て、それに加えて、チャンバー162の中を上から直接見下ろすだけである。さらに、受入れチャンバー162’に関連した観測領域も有する。図16cから見られるように、受入れチャンバー162’と認識チャンバー162の両方がある場合、カメラ168はドア装置のすぐ上に置いているので、それがチャンバー162’にも、チャンバー162にも遮光にはならないようにすることが重要である。さらに、カメラを認識チャンバー162の側壁のすぐ上にも置いて、そのチャンバーに属する側壁の窓162”を保持するリブ(ribs)(図示せず)への締結も、要素166を介してカメラ168が見る認識チャンバー162又はその側面の像にとっても遮光にならないようにすべきである。
【0066】
別の光源160はできるだけカメラに近付けるように便利に置かれているので、光源がチャンバー162又は162’の底部に影を作らない。それ以外では、そのような影は、前記媒体又は物体を観測した面積が過大評価される結果になり易い。
【0067】
放物形要素165、166の焦点は、それぞれ、暗い膜163’と光ファイバー164’の端部にある。認識チャンバー162は便宜上光軸に対して僅かに傾斜しているので、分光計164”の視野にはチャンバー162の底(床)が含まれない。そのような傾斜の目的はこの床により広い拡散光を生じるのを防止することで、この拡散光は分光計に入る迷光の量が増加する可能性がある。そのような迷光は好ましくない。
【0068】
ディフューザー167上のカメラ168の視野168’は数平方ミリメートルの面積に過ぎない。ディフューザー167はできるだけ均一なことが重要であるので、振動がカメラ168への大きな光度変化を生じない。光源163へのカメラの視野168’は、暗い膜163’とディフューザー167の周辺部の間にすべきである。前記媒体161例えば瓶を通る数度で散乱される光がこの視野の近傍領域から発散する。この領域は適当な寸法と均一性を有することが重要である。言い換えると、光源の直径は、例えば0−6度の範囲で光の発散を観察できる寸法にすべきである。この種の角度範囲は前記媒体の色分析が適当になるように十分大きい。小さい角度範囲は、色分析が有効又は可能になるには大きすぎる物体上に暗い領域を生じる。
【0069】
前記媒体の領域について説明されているカメラ・ベースの側面図の観察により、分光計164”により与えられた信号を修正することがある程度可能である。カメラが上方から
見た前記媒体の領域は、前記媒体(又は瓶のような物体)の密度(即ち、単位面積当たり重量)を算定するために、(例えば、秤量用計器156からの)重量信号と共に使用できる。そして、この面積算定を材料分類の一部として含めることができる。さらに、カメラによる前記媒体の側面図は、透明媒体の材料の色に加えて、ドア装置169の制御も信頼できるものにする。そのような媒体は、選択肢として、物体例えば瓶としうる。
【0070】
概念的に、カメラによる側面図は、材料分類をより有効に行うため、及び、多分、詐欺の試み、一方又は両方のチャンバー内のいくつかの物体又は他の好ましくない使用状態を検出するための両方で、、物体の形状を分析するのに使用できる。
【0071】
概念的に、カメラにより上から見ることは物体例えば瓶の形状及び(又は)運動の分析を行うのに使用できる。又、その場合、詐欺の試み、一方又は両方のチャンバー内のいくつかの物体又は他の好ましくない使用状態を検出できよう。さらに、カメラにより上から見ることは、透明でない場合、物体の材料の色を評価できる。さらに、上から見ることは、チャンバーの機能部分に損傷を生じているかどうか、を見ることができる。
【0072】
本発明の他の実施例も添付した請求項で定義したように本発明の範囲内で本発明の他の実施例も想定できることを容易に理解しうるので、図面に関連付けて上記で示したことは、本発明の種々の側面を非限定的に例示することを意図しているのに過ぎない。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明に基づく装置の第一の実施例を示す。
【図2】本発明に基づく装置の第二の実施例を示す。
【図3】本発明に基づく装置の第三の実施例を示す。
【図4】本発明に基づく装置の第四の実施例を示す。
【図5】本発明に基づく装置の第五の実施例を示す。
【図6】本発明に基づく装置の第六の実施例を示す。
【図7】本発明に基づく装置の第七の実施例を示す。
【図8】本発明に基づく装置の第八の実施例を示す。
【図9】本発明に基づく装置の第九の実施例を示す。
【図10】本発明に基づく装置の第十の実施例を示す。
【図11】本発明に基づく装置の第十一の実施例を示す。
【図12】本発明に基づく装置の第十二の実施例を示す。
【図13】暗い中心部を持つ光源の別の実施例を示す。
【図14】図11の実施例の変形としての第十三の実施例を示す。
【図15】本発明に基づく装置のブロック線図を示していて、統括用プロセッサーと追加の検出器及び測定装置が含まれている。
【図16a−16c】それぞれ、(純粋に概略図としての)正面図、透視図、上面図になっている本発明に基づく装置の第十四の実施例を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
全体的又は部分的に透明な媒体の特性を検出するための装置で、前記媒体を光源と光検出器の間に伸びている光路内の観測領域に置くことができ、前記媒体がその観測領域内でその光源により照らされ、少なくとも1個の光を導く光学要素がその観測領域と関連して配置され、その光検出器が前記媒体の特性を決定するのに適している装置で、
その検出器が、前記媒体が前記領域内にあるときに、前記媒体により屈折され、それゆえ、その領域内で方向を変化して前記媒体を通過した光のみを捕捉するのに適していること、
及び、
その光源又はその検出器の動作に関連した少なくとも1個の波長選択要素がその光源からその検出器への光路内に置かれていること、
を特徴とする装置。
【請求項2】
その波長選択要素がその光源と関連して構成又は配置されていることを特徴とする請求項1に記載された装置。
【請求項3】
その波長選択要素がその検出器の内部に又は関連して配置されていることを特徴とする請求項1に記載された装置。
【請求項4】
その光源が調節可能なレーザーであることを特徴とする請求項1又は2に記載された装置。
【請求項5】
その光源が調節可能な発光ダイオードであることを特徴とする請求項1又は2に記載された装置。
【請求項6】
前記特性を以下のグループから選択すること:
− 材料又は物質のタイプ、
− 材料又は物質の成分
− 以下の1以上と関連した前記媒体の特性
− 温度
− 圧力
− 粘度
− 汚染
− 運動速度
− 密度
− 例えば一定基準に関連付けた状態変化
を特徴とする請求項1に記載された装置。
【請求項7】
前記媒体がその観測領域内の流体により囲まれていること、及び、
前記流体が前記媒体の光を屈折する特性とは異なる特徴的な光を屈折する特性を有すること、
を特徴とする請求項1又は6に記載された装置。
【請求項8】
光源から検出器までの光路内で、その観測領域が少なくとも1個の光学要素の第一の存在より前に位置していること、
を特徴とする前記請求項の1以上に記載された装置。
【請求項9】
光源から検出器までの光路内で、その観測領域が少なくとも1個所の光学要素の第一の存在より後に位置していること、
を特徴とする前記請求項1−7の1以上に記載された装置。
【請求項10】
集光している第一の光学要素が光路の第一の位置に位置し、集光している第二の光学要素がその第一の位置と検出器の間の光路の第二の位置に位置していること、
第一の光学要素が光源から光を受けて、それを第二の要素に向けること、
前記第二の光学要素からの光が光検出器に向けられること、
を特徴とする前記請求項の1以上に記載された装置。
【請求項11】
第一の光学要素から第二の光学要素に向けられた光が平行な光であることを特徴とする請求項10に記載された装置。
【請求項12】
第二の光学要素と検出器の間の第一の光路範囲の中に、前記観測領域を通過するときに方向を変えず、かつ、光ストップに向った集光される光をストップするために光ストップを配置していること、及び、その光ストップと検出器の間に配置された第二の光路範囲の中に、前記観測領域内の前記媒体により屈折されて、それゆえ、方向を変えて、そして、第二の光学要素から導き出されて、その光ストップの周辺部より外側を通過して集光レンズに向う光を集光するために集光レンズを配置したことを特徴とする請求項10又は11に記載された装置。
【請求項13】
第一の集光要素が前記少なくとも1個の光学要素の第一の存在を代表していることを特徴とし、請求項8又は9に従属するときに、請求項10−12の1以上に記載された装置。
【請求項14】
光源が点光源であることを特徴とする請求項10−13の1以上に記載された装置。
【請求項15】
その点光源が膜の開口部に光を通すことにより供給されることを特徴とする請求項14に記載された装置。
【請求項16】
光源が暗い中心部を持つ光源であること、
光源と第一の光学要素が、その第一の光学要素と第二の要素の間の中間領域に、平行な光のときの前方を含まない特定角度の分散された帯域内の光を供給すること、
第二の光学要素を、中間領域から、像形成面上で以下をする目的で像形成面に向って集光するように配置すること、
a)暗い中心部を持つ光源の像を発生するため、
b)第二の光学要素に向う平行な光のときの前方の中で前記媒体により散乱された光を、前記暗い中心部により代表される光検出フィールドに集光するため、
及び、
前記光検出器が光検出フィールド内に位置していること、
を特徴とする請求項10−13の1以上に記載された装置。
【請求項17】
中間領域には前記観測領域を含むことを特徴とする請求項16に記載された装置。
【請求項18】
暗い中心部を持つ光源が以下から成るグループから選択されること、
− 環状光源、
− 多角形光源、
− 一対の平行な照明ラインを持つ光源、
− 前記暗い中心部の周囲のフレーム又はリングとして配置された少なくとも2個の光源、
− ディフューザーと暗い中心部を持つ反射器ベースの光源、
を特徴とする請求項17に記載された装置。
【請求項19】
第一の光学要素と第二の光学要素の間の光路領域内で、第一の光学要素から来る平行な光の一部を濾過するために第一のラスター又はチェッカーボード状フィルターを配置すること、
前記光路領域の出口になる光路内で、第一のフィルターからは偏っている第二のラスター又はチェッカーボード状フィルターを配置して、第一のフィルターにより通過を許され、かつ、前記媒体により屈折されない平行の光を、前記光路領域内に配置したとき、第二のフィルターによりストップされるようにすること、
第二の光学要素を、前記媒体が受入れて、そこから第二のフィルターに向って屈折し、通過した光を捕捉するように配置すること、及び、
検出器を、第二の要素からその光検出器に向って集光して来た前記屈折された光を捕捉するように配置すること、
を特徴とする請求項10−13の1以上に基づく装置。
【請求項20】
第一の光学要素が受取った光が点光源から来ていることを特徴とする請求項19に記載された装置。
【請求項21】
光が点光源から第一の光学要素に向けられ、かつ、その第一の光学要素から焦点に向けられること、
焦点近くの光路領域内で、観測領域を通過するとき、方向を変えず、又、光ストップに集光された、点光源から生じた光を止めるのに適合した光ストップを配置すること、
検出領域内の前記媒体により屈折されて方向を変えた光を検出するために、光検出器を光ストップの後方又は周辺に置くこと、
を特徴とする請求項1−9の1以上に記載された装置。
【請求項22】
第一の集光要素を光路内の第一の位置に配置すること、及び、
第一の光学要素が、暗い中心部を有する光源からの光を受けて、かつ、この光を光検出器に向けること、
を特徴とする請求項1−9の1以上に記載された装置。
【請求項23】
第二の集光要素が第一の位置と光検出器の間の光路内になる第二の位置に配置されること、
第一の光学要素が光源からの光を受け、それを第二の光学要素の方に向けること、及び、
前記第二の光学要素からの光を光検出器の方に向けること、
を特徴とする請求項22に記載された装置。
【請求項24】
光源と第一の光学要素の両方がその第一の光学要素と光検出器の間の中間領域に、平行な光のときの前方を含まない特定角度の分散された帯域内の光を供給すること、
第一の光学要素を、暗い中心部を持つ光源の像を生じるために、光源と同じ又はほぼ同じ面に位置する像形成面に向って集光するように配置すること、
平行な光のときの前方で前記媒体により分散された光の少なくとも一部が前記暗い中心部により代表される光検出フィールドに達っして、前記光検出器がその光検出フィールド内に位置するように、光源の暗い中心部と同軸の前記像形成面内に光検出器を配置すること、
を特徴とする請求項22に記載された装置。
【請求項25】
光源が第一の光学要素を経由して、第一の光学要素と第二の光学要素の間の中間領域内に光を供給すること、
第二の光学要素が、中間領域から、像形成面上で以下をする目的で像形成面に向って集
光するように配置すること、
a)暗い中心部を持つ光源の像を発生するため、及び、
b)前記媒体を通って、前記媒体により第二の光学要素の方に屈折された光を、前記暗い中心部により代表される光検出フィールドに集光するため、
及び、
前記光検出器が光検出フィールド内に位置していること、
を特徴とする請求項23に記載された装置。
【請求項26】
中間領域が前記観測領域を含むことを特徴とする請求項24又は25に記載された装置。
【請求項27】
暗い中心部を持つ光源が以下から成るグループから選択されること、
− 環状光源、
− 多角形光源、
− 一対の平行な照明ラインを持つ光源、
− 前記暗い中心部の周囲のフレーム又はリングとして配置された少なくとも2個の光源、
を特徴とする請求項22−26の1以上に記載された装置。
【請求項28】
第一の集光要素が球面又は楕円面の反射器であることを特徴とする請求項22又は24に記載された装置。
【請求項29】
第一の集光要素が非球面形、放物面形又は双曲面形を有していることを特徴とする請求項24又は26に記載された装置。
【請求項30】
波長選択要素が赤外線又は近赤外線(NIR)の周波数帯域で動作するように設計されていることを特徴とする請求項1−29の1以上に記載された装置。
【請求項31】
検出器には、観測領域の少なくとも実質的な部分の回折要素上に像形成を生じるように構成された検出器への入口用開口部を持つ光回折要素が含まれることを特徴とする請求項1−29の1以上に記載された装置。
【請求項32】
光ミキサー又は光ディフューザーが光検出器と関連して配置されていることを特徴とする請求項1−31の1以上で記載された装置。
【請求項33】
前記第一の光学要素は1個又は2個の曲面ミラーから形成されたことを特徴とする前述の請求項の1以上に期待された装置。
【請求項34】
前記第一及び第二の光学要素の少なくとも1個が1個又は2個の曲面ミラーから形成されていることを特徴とする前述の請求項の1以上に記載された装置。
【請求項35】
前記第一の光学要素がレンズ又はレンズの部分から形成されていることを特徴とする前述の請求項の1以上に記載された装置。
【請求項36】
前記第一及び第二の光学要素の少なくとも1個がレンズ又はレンズの部分から形成されていることを特徴とする前述の請求項の1以上に記載された装置。
【請求項37】
少なくとも1個のミラー要素が光路を方向変更するために光源と検出器の間の光路内に配置されていることを特徴とする前述の請求項の1以上に記載された装置。
【請求項38】
ミラー要素が光源と第一の集光要素の間の光路内に配置されていることを特徴とする請求項37に記載された装置。
【請求項39】
ミラー要素が平面ミラーであることを特徴とする請求項37又は38に記載された装置。
【請求項40】
装置が固体又は液体の媒体を検出するのに適していることを特徴とする請求項1−39の1以上に記載された装置。
【請求項41】
前記媒体が固体である場合、前記媒体がガラス又はプラスチックの材料、例えば、空の包装材料であることを特徴とする請求項40に記載された装置。
【請求項42】
第一の光学要素が光を反射し、光路内の第一の位置に配置されていること、及び、
その第一の光反射要素が暗い中心部を持つ光源からの光を受けて、かつ、この光を光検出器の方に向けること、
を特徴とする請求項1−9の1以上に記載された装置。
【請求項43】
光源と第一の光学要素の両方がその第一の光学要素と光検出器の間の中間領域に、暗い中心部からの光を含まない特定角度の分散された帯域内の光を供給すること、
第一の光学要素を、暗い中心部を持つ光源の像を生じるために、光源と同じ又はほぼ同じ面に位置する像形成面に向って光を反射するように配置すること、
前記暗い中心部の方に前記媒体により分散された光の少なくとも一部が前記暗い中心部により代表される光検出フィールドに達っして、前記光検出器がその光検出フィールド内に位置するように、光源の暗い中心部と同軸の前記像形成面内に光検出器を配置すること、
を特徴とする請求項42に記載された装置。
【請求項44】
第一の光学要素が逆反射器又は反射構造から形成されていることを特徴とする請求項42又は43に記載された装置。
【請求項45】
検出器がプロセッサーに接続されていること、及び、
前記媒体を秤量するための装置、その装置の検出領域を観察するためのカメラ及び金属検出器の少なくともひとつがプロセッサーに追加接続されていること、
を特徴とする前述の請求項の1以上に記載された装置。
【請求項46】
装置が固体又は液体の媒体を検出するのに適していることを特徴とする請求項42−45の1以上に記載されている装置。
【請求項47】
前記媒体が固体である場合、前記媒体がガラス又はプラスチックの材料、例えば、空の包装材料であることを特徴とする請求項46に記載された装置。
【請求項48】
暗い中心部を持つ光源が以下から成るグループから選択されること、
− 環状光源、
− 多角形光源、
− 一対の平行な照明ラインを持つ光源、
− 前記暗い中心部の周囲のフレーム又はリングとして配置された少なくとも2個の光源、
− 反射器、ディフューザー及び暗い中心部を持つ光源、
を特徴とする請求項43に記載された装置。
【請求項49】
波長選択要素が赤外線又は近赤外線(NIR)の周波数帯域で動作するように設計されていることを特徴とする請求項42−48の1以上に記載された装置。
【請求項50】
光検出器が分光計に接続されていること、カメラが装置に属する少なくともひとつの検出領域を観察するために配置されていること、そのカメラが光検出器付近に配置されていること、及び、前記媒体例えば物体を上方から照らすために追加の光源がカメラ付近に置かれ、そのカメラが前記媒体を側方から及び(又は)上方から見るようには位置されていること、
を特徴とする請求項1−7、9−11、13、16−18、22、23、25−30、33、34、40−42、45−47の1以上に記載された装置。
【請求項51】
カメラが2個所の相互に分離しうる検出領域を上方から、又、側方から見るように配置され、カメラと追加の光源が2個所の検出領域の接続部の上方で、その領域(複数)の側端に配置されていることを特徴とする請求項50に記載された装置。
【請求項52】
全体的又は部分的に透明な媒体の特性を検出するための方法で、前記媒体を光源と光検出器の間に伸びている光路内の観測領域に置くことができ、前記媒体がその観測領域内でその光源により照らされ、少なくとも1個の光を導く光学要素がその観測領域と関連して配置され、その光検出器が前記媒体の特性を決定するのに適している方法で、
前記媒体が前記領域内にあるときに、前記媒体により屈折され、それゆえ、前記領域内で方向を変化して前記媒体を通過した光のみを検出すること、
光検出器が受けた屈折光の分光分析により前記媒体の特性を決定すること、及び、
光路内の位置で波長選択要素を用いること、その要素は光源又は検出器の動作と関連付けられていること、
を特徴とする方法。
【請求項53】
光源の特性の構成要素となるように、又は、
光源と関連しているように、又は、
検出器の動作特性と、ないし、その動作特性内に関連しているように、
波長選択要素が機能できることを特徴とする請求項52に開示された方法。
【請求項54】
前記特性を以下のグループから選択すること:
− 材料又は物質のタイプ、
− 材料又は物質の成分
− 以下の1以上と関連した前記媒体の特性
− 温度
− 圧力
− 粘度
− 汚染
− 運動速度
− 密度
− 例えば一定基準に関連付けた状態変化
を特徴とする請求項52に記載された方法。
【請求項55】
前記媒体を流体により囲まれた領域に導入し、前記流体が、前記媒体の光屈折特性とは異なる特徴的な光屈折特性を有していること、
を特徴とする請求項53又は54に記載された方法。
【請求項56】
光源から光を発生させ、第一の集光要素を経由して第一の光学要素と光検出器の間にある名目的光路内の位置に配置された第二の集光要素に送ること、及び、前記第二の光学要
素から光検出器に光を送ること、
を特徴とする前述の請求項52−55の1以上に記載された方法。
【請求項57】
平行な光のとき第一の光学要素から第二の要素に光を送ること、
を特徴とする請求項56に記載された方法。
【請求項58】
観測領域を通過するときに方向を変えず、かつ、光ストップに集光する光をストップすること、前記ストップ作用は第二の集光要素と検出器の間の光路範囲内で行われること、及び、前記観測領域内の前記媒体により屈折され、それにより方向を変えて、第二の集光要素から出て、次ぎに、光ストップの周辺部より外側を通過する光を検出器に集光すること、
を特徴とする請求項56又は57に記載された方法。
【請求項59】
前記観測領域内の前記媒体により屈折されて、それゆえ方向を変えて、第二の光学要素から導かれて、次ぎに、光ストップの周辺部より外側を検出器の方に通過した光を集光レンズの助けを受けて検出器に集光すること、集光レンズは光ストップと光検出器の間に位置する第二の光路範囲内で用いること、
を特徴とする請求項58に記載された方法。
【請求項60】
点光源から光を発生すること、
を特徴とする請求項56−59の1以上に記載された方法。
【請求項61】
第一の要素と検出器の間の名目的光路の中である位置で集光を行うこと、
を特徴とする前述の請求項52−56の1以上に記載された方法。
【請求項62】
前記区域内の暗い中心部を持つ光源から、平行な光のときの前方を含まない特定角度の分散された帯域内の光を供給すること、
その暗い中心部を持つ光源の像を像形成面上に発生するために、その領域から像形成面に向って集光すること、
第二の集光要素に向う平行な光のときの前方で、前記媒体により屈折される光を前記暗い中心部により代表される光検出フィールドに集光すること、
を特徴とする請求項61に記載された方法。
【請求項63】
第一の集光要素と前記観測領域の間の光路内で、第一の光学要素から来る平行な光の第一のフィルター処理部分により濾過すること、
前記観測領域からの出口での光路内で、第一のフィルター処理により通過できて、前記観測領域内の前記媒体により屈折されない平行な光を第二のフィルター処理によりストップさせること、
前記媒体が受け取って、そこから屈折され、それゆえ、第二のフィルター処理がストップしなかった光を捕捉すること、及び、
第二の集光要素から光検出器に集光する前記屈折された光を捕捉すること、
を特徴とする請求項52−56の1以上に記載された方法。
【請求項64】
光源として点光源を用いていることを特徴とする請求項63に記載された方法。
【請求項65】
光を点光源から第一の集光要素の方に向け、次ぎに、その第一の要素から焦点に向けること、
焦点付近の光路内で、前記観測領域を通過するときに方向を変えず、焦点に向って集光される光を発生した点光源の光をストップすること、及び、
その焦点の後方又は周辺の位置内で、前記観測領域内の前記媒体により屈折され、それ
ゆえ、方向を変えた光を検出すること、
を特徴とする請求項52−55の1以上に記載された方法。
【請求項66】
暗い中心部を持つ光源からの光が、光検出器に向う光路内の第一の位置に配置された第一の集光要素を経由して送られること、
を特徴とする請求項52−55に記載された方法。
【請求項67】
光源からの光を、第一の集光要素を経由して、第一の位置と光検出器の間の光路内の第二の位置に配置された第二の集光要素に向って送られること、
を特徴とする請求項66に記載された方法。
【請求項68】
その第一の集光要素と光検出器の間の観測領域に、平行な光のときの前方を含まない特定角度の分散された帯域内の光を供給できること、
第一の集光要素によって、その暗い中心部を持つ光源の像を生じるために、像形成面に向けて集光すること、及び、
平行な光のときの前方で前記媒体により分散された光の少なくとも一部が、前記暗い中心部により代表される光検出フィールドに到達できること、
を特徴とする請求項66に開示された方法。
【請求項69】
その第一の集光要素と光検出器の間の観測領域に、平行な光のときの前方を含まない特定角度の分散された帯域内の光を供給すること、
第二の光学要素が、観測領域から像形成面に向けて集光できること、
像形成面上に、その暗い中心部を持つ光源の像を生じること、及び、
第二の集光要素に向う平行な光のときの前方で前記媒体により屈折された光を、前記暗い中心部により代表される光検出フィールドに集光すること、
を特徴とする請求項67に開示された方法。
【請求項70】
暗い中心部を持つ光源が以下のひとつとして構成されること、
− 環状光源、
− 多角形光源、
− 一対の平行な照明ラインを持つ光源、
− 前記暗い中心部の周囲のフレーム又はリングとして配置された少なくとも2個の光源、
− 反射器、ディフューザー及び暗い中心部を持つ光源、
を特徴とする請求項66−69の1以上に記載された装置。
【請求項71】
第一の集光要素を、球面又は楕円面の反射器として構成することを特徴とする請求項66又は68に記載された方法。
【請求項72】
第一の集光要素を非球面形、放物面形又は双曲面形を有するように構成することを特徴とする請求項65又は67に記載された方法。
【請求項73】
NIRタイプの光検出用分光分析のために用いること、及び、光源と光検出器が赤外線又は近赤外線の帯域で動作できること、
を特徴とする請求項52−72の1以上に記載された方法。
【請求項74】
前記第一の集光要素、又は、前記第一及び第二の集光要素の少なくともひとつとして1個又は2個の曲面ミラーを用いること、
を特徴とする請求項52−73の1以上に記載された方法。
【請求項75】
前記第一の要素、又は、前記第一及び第二の要素の少なくともひとつとしてレンズ又はレンズの部分を用いること、
を特徴とする請求項52−74の1以上に記載された方法。
【請求項76】
光源と検出器の間の光路内に、少なくとも1個の光路の方向変更用ミラーを配置すること、
を特徴とする請求項52−73の1以上に記載された方法。
【請求項77】
入射光路の方向に対して傾斜した平面ミラーを前記ミラー要素として使用すること、
を特徴とする請求項76に記載された方法。
【請求項78】
前記媒体が固体又は液体の形で検出領域を通過できること、
を特徴とする請求項52−77の1以上に記載された方法。
【請求項79】
前記媒体が固体の形である場合、前記媒体がガラス又はプラスチックの材料、例えば、空の包装材料であることを特徴とする請求項78に記載された方法。
【請求項80】
光路内の第一の位置に配置された第一の光反射要素が、暗い中心部を有する光源からの光を受けて、この光を光検出器の方に送れること、
を特徴とする請求項52−55の1以上に記載された方法。
【請求項81】
光源と第一の要素の間の中間領域に、暗い中心部からの光が無くて、特定角度の分散された帯域内の光を供給すること、
暗い中心部を持つ光源の像を生じるために、光源と同じか又はほぼ同じ面に位置する像形成面に向けて光を反射すること、及び、
前記暗い中心部により代表される光検出フィールドに到達するように、前記媒体により散乱された光の少なくとも一部を暗い中心部に向けること、
を特徴とする請求項80に記載された方法。
【請求項82】
光を逆反射又は分散性反射を用いて反射すること、
を特徴とする請求項80又は81に記載された方法。
【請求項83】
前記媒体が固体又は液体の形で検出領域を通過できること、
を特徴とする請求項80−82の1以上に記載された方法。
【請求項84】
前記媒体が固体の形である場合、前記媒体がガラス又はプラスチックの材料、例えば、空の包装材料であることを特徴とする請求項83に記載された方法。
【請求項85】
暗い中心部を持つ光源を以下のひとつとして構成すること、
− 環状光源、
− 多角形光源、
− 一対の平行な照明ラインを持つ光源、
− 前記暗い中心部の周囲のフレーム又はリングとして配置された少なくとも2個の光源、
− 反射器、ディフューザー及び暗い中心部を持つ光源、
を特徴とする請求項82−84の1以上に記載された方法。
【請求項86】
光源と光検出器が赤外線又は近赤外線の帯域で動作できるように、NIRタイプの光検出用分光分析のために用いること、
を特徴とする請求項80−85の1以上に記載された方法。
【請求項87】
検出器からの出力のプロセッサーによる処理、
前記媒体が以下の操作の少なくともひとつを受けること:秤量、カメラ・ベースの観察及び金属検出、
を特徴とする前述の請求項52−86の1以上に記載された方法。
【請求項88】
1個所の観測領域内か又は2個所の相互に分離できる観測領域内で、側方から及び(又は)上方から前記媒体を見るためのカメラによる観察、
を特徴とする請求項52−58、62、66、67、69−74、78−80及び87に記載された方法。
【請求項89】
以下のパラメーターの少なくとも1個を決定するために分光計に接続された光検出器からの信号出力とカメラによる観察を統合すること、
− 前記媒体の面積、
− 透明媒体の材料の色、
− 非透明媒体の材料の色、
− 前記媒体の形状、
− 前記媒体の運動、
を特徴とする請求項88に記載された方法。
【請求項90】
カメラによる観察に、少なくとも1個所の観測領域の動作状態の制御が含まれること、を特徴とする請求項88又は89に記載された方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13a】
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【図13b】
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【図13c】
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【図14】
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【図15】
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【図16a】
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【図16b】
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【図16c】
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【公表番号】特表2008−514915(P2008−514915A)
【公表日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−533415(P2007−533415)
【出願日】平成17年9月23日(2005.9.23)
【国際出願番号】PCT/NO2005/000351
【国際公開番号】WO2006/041303
【国際公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【出願人】(500362660)トムラ・システムズ・エイ・エス・エイ (11)
【Fターム(参考)】