説明

帯域阻止フィルタ

【課題】コンパクトで、ロスがほとんど無い2つの遮断周波数を有するフィルタを提供する。
【解決手段】帯域阻止フィルタは、フィルタ入力1及びフィルタ出力2の間に配置され、前記フィルタ入力及び前記フィルタ出力において互いに結合される、ダイレクトチャネルと呼ばれる第1の信号送信チャネル3及びセカンダリチャネルと呼ばれる第2の信号送信チャネル4で構成され、前記ダイレクトチャネル及び前記セカンダリチャネルは、第1の遮断周波数において、前記ダイレクトチャネルを通って伝送する信号と、前記セカンダリチャネルを通って伝送する信号との間に180°の位相差を導くように設計され、前記セカンダリチャネル4には、第2の遮断周波数のフィルタリング要素5を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、帯域阻止フィルタ又は帯域消去フィルタの向上に関し、より詳細には、同時に2つの遮断周波数を有する帯域阻止フィルタに関する。本発明は、具体的には、マルチスタンダードマルチユーザ端子、及びDVB−H(Digital Video Broadcasting-Handheld)標準又はDVB−T(Digital Video Broadcasting Terrestrial)標準に準拠している送信及び/又は受信システムにおいて適用される。
【背景技術】
【0002】
いくつかの無線通信システムを統合するユーザ端子は、互いにより密接した周波数帯域において動作するシステムによる周波数スペクトラムの混雑が原因の、又はより減少したこれらの端子のサイズが原因の干渉にさらされ、これは送信、具体的には無線通信に使用される無線アンテナが物理的により近くなり、結果としてシステムに害を与える干渉の結合を生成することを意味する。この不利益を解消するために、ウルトラセレクティブフィルタが使用され、このフィルタは干渉に影響されないシステムを形成する。
【0003】
したがって、干渉信号をフィルタするために、例えばIEEE―IMS2007、C.Guyette他「不均一な散逸を伴うマイクロウェーブフィルタの正確な統合」という題名の論文において説明されているような、帯域消去フィルタ、又は帯域停止フィルタを使用することがすでに提案されている。さらに、本件出願人によるフランス特許出願第2947683号公報において、Guyette他によって、論文において最初に説明された帯域消去フィルタの改善も提案されている。この種類のフィルタを図1に示す。この種類のフィルタは、入力フィルタ1と出力フィルタ2との間に、セカンダリチャネルと呼ばれる第2の信号送信チャネル4と結合されているダイレクトチャネルと呼ばれる第1の信号送信チャネル3を備える。これら2つのチャネル3及び4は、マイクロストリップ線と呼ばれる送信線を介して生成され、これらの線は基板上にプリントされる。第2の通路4は、長さIrがλ/2の関数である共振線を形成し、阻止される信号の周波数に対応する共振周波数を与える。ダイレクト通路3およびセカンダリ通路4は、フィルタの入力1および出力2において、長さIsの線上で互いに結合される。共振周波数において、フィルタのトポロジは、共振周波数においてダイレクトチャネル3からの信号およびセカンダリチャネル4からの信号を反対の位相で結合し、結果としてフィルタ出力において共振周波数の周りの比較的狭い帯域において理論的には無限大の減衰を生成するよう定義される。したがって、この構造は、著しい阻止のレベルを取得できるが、挿入ロスの増加のコストにおいて、ロスのレベルが共振要素の質に依存する。
【0004】
上述の帯域阻止フィルタは、以下のパラメータを有するマイクロストリップタイプの線の技術を考慮に入れてシミュレートされる。
【0005】
基板は、厚さが0.25mmでEr=4.5のFr4基板が選択される。
【0006】
マイクロストリップ線の幅は、50オームの特性インピーダンスを有するようにW=0.44mmとなっている。
【0007】
長さIsにおいて結合された線はs=100μmおよびIs=18.2mm等に選択される。ここでsは、2本の線の間の距離を表す。
【0008】
メインライン3の長さ=2xls+Ip,ここでIp=72mmであり、共振線4の長さ=2*xls+Irである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
図2にはIrの3つの値、すなわちIr=44mm、60mm、および80mmに対するフィルタの送信の応答が示されている。このシミュレーションは、具体的には、このフィルタ構造で、比較的広い周波数帯域を越える著しい減衰を得ることが示されている。したがって、減衰のレベルが、メインチャネルとセカンダリチャネルとの間の位相差における変化に対してあまり敏感でないことが推定される。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、Guyetteタイプの帯域阻止フィルタの特性を使用して、2つの帯域カット応答のタイプ、すなわち、双方コンパクトであり、ロスがほとんど無い2つの遮断周波数を同時に有することができるフィルタ構造を生成することに存する。
【0011】
したがって、本発明の目的は、フィルタ入力およびフィルタ出力を含む帯域阻止フィルタであって、
− 前記フィルタ入力と前記フィルタ出力との間に配列され、前記フィルタ入力と前記フィルタ出力においてそれらの間に結合される、ダイレクトチャネルと呼ばれる第1の信号送信チャネルと、セカンダリチャネルと呼ばれる第2の送信チャネルと、
− 前記ダイレクトチャネルと前記セカンダリチャネルはそれぞれ少なくとも1の伝送線を含み、
− 前記セカンダリチャネルは、応答周波数が第1の遮断周波数と呼ばれる周波数と同一である共振要素を含み、
前記ダイレクトチャネルと前記セカンダリチャネルは、遮断周波数において前記ダイレクトチャネルを通して伝達する信号と前記セカンダリチャネルを通して伝達する信号との180°の位相差をもたらすように設計され、
前記セカンダリチャネルが、第2の遮断周波数を生成するように、カットオフ周波数が前記第1の遮断周波数と異なるというフィルタリング要素をさらに含むことを特徴とする。
【0012】
したがって、シングルフィルタによって、使用可能な帯域の近辺に位置する2つの干渉信号を同時に阻止する可能性がもたらされる。
【0013】
第1の実施形態によって、フィルタリング要素は、カットオフ周波数が第1の遮断周波数より大きいローパスフィルタである。ローパスフィルタは、好ましくは、前記セカンダリチャネル上で直列の少なくとも2つの自己インダクタンス、および前記自己インダクタンスと接地点との間に取り付けられた少なくとも1のキャパシタとで構成され、自己インダクタンスおよびキャパシタの値は、フィルタのカットオフ周波数を決定する。
【0014】
第2の実施形態によると、フィルタリング要素は、カットオフ周波数がフィルタの第1の遮断周波数よりも低くなるハイパスフィルタである。ハイパスフィルタは、好ましくは、セカンダリチャネル上で直列の少なくとも2つのキャパシタ、および前記キャパシタと接地点との間に取り付けられた少なくとも1つの自己インダクタンスとで構成され、自己インダクタンスおよびキャパシタの値はフィルタのカットオフ周波数を決定する。
【0015】
本発明の他の特徴によると、第1および/または第2の遮断周波数を、フィルタリング要素の自己インダクタンスおよび/またはキャパシタの値を変更することにより変更できる。したがって、フィルタリング要素のコンポーネントのひとつにおいて作動することにより互いに干渉せずに遮断周波数を動的に指定できる。また、フィルタリング要素の異なるコンポーネントの値において作動することにより、2つの遮断周波数を動的に調整することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の他の特徴と利点は、添付の図面を参照にして以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
【0017】
【図1】従来発明による帯域阻止フィルタの構成を示す図である。
【図2】異なる共振線の長さに対する図1のフィルタ応答を示すダイアグラムである。
【図3】本発明による、2つの遮断周波数を有する帯域阻止フィルタの第1の実施形態を示す図である。
【図4A】キャパシタの異なる2つの値に対する図3のフィルタの送信における応答を示すダイアグラムである。
【図4B】キャパシタの異なる2つの値に対する図3のフィルタの送信における応答を示すダイアグラムである。
【図5】自己インダクタンスの異なる値に対する図3のフィルタの応答を示すダイアグラムである。
【図6】本発明による、2つの遮断周波数を有する帯域阻止フィルタの第2の実施形態を示す図である。
【図7A】自己インダクタンスの異なる2つの値に対する図6のフィルタの送信における応答を示すダイアグラムである。
【図7B】自己インダクタンスの異なる2つの値に対する図6のフィルタの伝送における応答を示すダイアグラムである。
【0018】
説明を簡略化するために、図において、同一の要素は同一の参照番号を有する。
【発明を実施するための形態】
【0019】
まず、第1に、本発明に従い、図3から図5を参照して、帯域阻止フィルタの第1の実施形態の説明を行なう。図3に示すように、帯域阻止フィルタは、フィルタ入力1と、フィルタ出力2とを備える。また、帯域阻止フィルタは、ダイレクトチャネルと呼ばれる信号送信チャネル3と、セカンダリチャネルと呼ばれる信号送信チャネル4とを備える。これら2つのチャネルは、フィルタ入力1と、フィルタ出力2のとの間に位置する。提示の実施形態において、チャネル3およびチャネル4は、誘電体基板上にプリントされたマイクロストリップ線により生成される。さらに、図1に示すフィルタの場合のように、ダイレクトチャネル3と、セカンダリチャネル4とは、フィルタの入力および出力において互いに結合する。これを行なうために、ダイレクトチャネルラインの一部3´と、セカンダリチャネルのラインの一部4´とは、互いに平行に並べられ、フィルタ入力においてダイレクトチャネル3とセカンダリチャネル4との間で電磁結合を生成するように互いに近接する。同様に、ダイレクトチャネル3のライン3´´の一部分と、セカンダリチャネルのライン4´´の一部分とは、互いに平行に並べられ、フィルタ出力においてダイレクトチャネル3とセカンダリチャネル4との間で電磁結合を生成するように互いに近接する。図3の例において、線の一部分3´、4´、3´´および4´´の寸法は同一であり、フィルタの入力および出力における線の一部分の間の距離は同一であるため、フィルタの入力および出力において、結合は同一となる。
【0020】
ダイレクトチャネル3およびセカンダリチャネル4を構成する線の要素の長さは、遮断周波数において前記ダイレクトチャネルを通して伝達する信号と前記セカンダリチャネルを通して伝達する信号との180°の位相差をもたらすように決定される。
【0021】
本発明にしたがって、セカンダリチャネル4は、本実施形態においてはローパスフィルタにより構成されるフィルタリング要素5を統合される。より正確に言うと、図3に示すように、ローパスフィルタ5は、セカンダリチャネル4上に直列に取り付けられた値Laの2つのインダクタンスまたは自己インダクタンス5a、5b、および2つのインダクタンス5a、5bの分岐点と接地点との間に取り付けられた値Caのキャパシタ5cにより構成される。ローパスフィルタ5は、個別の要素により生産されたおよそ3つのローパスフィルタを含む。伝送線等の分散技術、および/またはそれより高度の技術を使用して、ローパスフィルタも生産できることは当業者には明白である。
【0022】
図3のフィルタは、図1のフィルタに使用される要素である、基板として、および伝送線に対する寸法として使用することで、シミュレートされる。その上、以下のパラメータを考慮に入れる。
【0023】
Ir=44mmの値でシミュレーションが行なわれる。2つのインダクタンス5a、5bはLa=5nHの値を有し、キャパシタ5cは、図4AにおいてはCa=4pF、図4BにおいてはCa=6pFの値を有する。その上、追加のシミュレーションが、自己インダクタンスの値La=4nH、およびキャパシタの値Ca=6pFで実行され、シミュレーションの結果は図5に示される。
【0024】
図4Aにおいて、インダクタンスの値がLa=5nHおよびキャパシタの値がCa=4pFに対するフィルタ応答が示されている。図の曲線は2つの遮断周波数の存在を示し、1つは730MHzの周辺であり、他方は1270MHzの周辺である。
【0025】
図5の曲線が図2の曲線と比較される場合、セカンダリチャネル4において統合されたローパスフィルタは、結果として図1に示される最初のフィルタの共振周波数におけるシフトをもたらすプラスの位相差をもたらすように見える。したがって、1010MHzの周辺の最初の周波数は、第1の遮断周波数に対応する730MHzを通り過ぎる。
【0026】
その上、キャパシタの値Caが2ピコファラッド増加した場合、すなわちCa=6ピコファラッドとなった場合、フィルタの応答を示す図4Bは、高共振周波数がおおよそ1137MHzになるのに、低共振周波数は変化しないままであることを示す。加えて、キャパシタの値Ca=6pFに対して、インダクタンスの値Laが4nHに修正された場合、2つの共振周波数、すなわち第1の遮断周波数および第2の遮断周波数は、高周波数に対し双方相殺され、第1の遮断周波数はおおよそ770MHzに位置し、第2の遮断周波数はおおよそ1190に位置することに留意されたい。
【0027】
したがって、図3に示すフィルタ構造は以下の利点を有する。
− キャパシタの値Caのみの変化により1の共振周波数を指定する可能性。
− 自己インダクタンスの値Laおよびキャパシタの値Caの修正により2つの共振周波数を指定する可能性。
【0028】
実際には、複合無線端末が直面しなければならない干渉状態に従って、動的な指定を行なうために、キャパシタに容量可変ダイオードを使用し、自己インダクタンスにトランジスタに基づくアクティブインダクタンスを用いて、ローパスフィルタを生成する。
【0029】
本発明に従う帯域阻止フィルタの第2の実施形態の図6、7Aおよび7Bを参照して、今、説明する。図6に示すように、阻止フィルタの基本構造は、図3の阻止フィルタの基本構造と同一である。それゆえに、基本構造は今後再び説明しない。本発明の第2の実施形態にしたがって、ハイパスフィルタにより構成されたフィルタリング要素6は、セカンダリチャネル4に統合される。すなわちハイパスフィルタ6は、セカンダリチャネル上に直列に取り付けられた値Caの2つのキャパシタ要素6a、6b、および2つのキャパシタ要素の接続点と接地点との間に取り付けられた値がLaのインダクタンス要素または自己インダクタンス6cから構成される。
【0030】
図6の実施形態は、基本構造の値として図1の阻止フィルタの値をとることによりシミュレートされる。その上、セカンダリチャネルは、長さLr=44mmを有する。ハイパスフィルタはキャパシタの値Ca=11pFとして、および自己インダクタンスの値La=4nHまたはLa=2nHに対してシミュレートされる。
【0031】
この場合、ハイパスフィルタ6は、負の位相差をもたらし、セカンダリチャネル4へのハイパスフィルタの挿入は、より高い周波数に対して帯域阻止フィルタの共振周波数を相殺する。図6のフィルタの応答を示す図7Aおよび図7Bに示すように、セカンダリチャネルにおけるハイパスフィルタ6の統合は、2つの共振周波数、すなわち第1および第2の遮断周波数が現れるように見える。
【0032】
図7A及び図7Bに示すように、自己インダクタンスの値の4nH(図7A)から2nH(図7B)への変更は、おおよそ1.7GHzで変わらないままである第2の遮断周波数における変化を起こさないように見える。
【0033】
これを、高い共振周波数において、自己インダクタンスが高いインピーダンスを有し、自己インダクタンスの値Laの小さな変化によりこの共振の状態は変化しないという事実により表すことができる一方で、低い共振周波数において、自己インダクタンスは共振回路に加わり、図7の場合に1.4GHzに位置し、図7Bの場合におおよそ1.55GHzに位置する第1の遮断周波数の値により検査される。
【0034】
図6の実施形態において、ハイパスフィルタ6aは、目立たない要素を私用して表現される。しかし、当業者にとって、フィルタも送信線のタイプの要素を使用して製造されることは明らかである。説明されたハイパスフィルタは3つである。しかし、このフィルタはまた、より多くすることができる。
【0035】
本発明は、特定の実施形態に関して表現されるが、これは限定されるものではなく、表表された手段の技術的等価物及びこれらが本発明の範囲に含まれる場合にはそれらの組み合わせも含まれる。
【符号の説明】
【0036】
1 フィルタ入力
2 フィルタ出力
3 ダイレクトチャネル
4 セカンダリチャネル
5、6 フィルタリング要素
5a、5b、6c 自己インダクタンス
5c、6a、6b キャパシタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
帯域阻止フィルタであって、
− フィルタ入力(1)及びフィルタ出力(2)と
− 前記フィルタ入力と前記フィルタ出力との間に配置され、前記フィルタ入力及び前記フィルタ出力において互いに結合される、ダイレクトチャネルと呼ばれる第1の信号送信チャネル(3)及びセカンダリチャネルと呼ばれる第2の信号送信チャネル(4)であって、前記ダイレクトチャネル及びセカンダリチャネルはそれぞれ少なくとも1の送信線を有する、信号送信チャネルと、
前記セカンダリチャネルは、第1の遮断周波数と呼ばれる、共振周波数が阻止されるべき周波数と等しい共振要素を含み、
前記ダイレクトチャネル及び前記セカンダリチャネルは、前記遮断周波数において、前記ダイレクトチャネルを通って伝送する信号と、前記セカンダリチャネルを通って伝送する信号との間に180°の位相差を導くように設計され、
前記セカンダリチャネル(4)は、前記第1の周波数と区別できる第2の周波数を生成するように、カットオフ周波数が前記第1の遮断周波数とは異なるフィルタリング要素(5、6)を含む、前記帯域阻止フィルタ。
【請求項2】
前記フィルタリング要素は、前記カットオフ周波数が前記フィルタの前記第1の遮断周波数より大きいローパスフィルタである、請求項1に記載の帯域阻止フィルタ。
【請求項3】
前記ローパスフィルタは、前記セカンダリチャネルにおいて直列の少なくとも2つの自己インダクタンス(5a、5b)、及び自己インダクタンスと接地点との間に取り付けられた少なくとも1のキャパシタにより構成され、前記自己インダクタンス及びキャパシタの値は前記フィルタの前記カットオフ周波数を決定する、請求項2に記載の帯域阻止フィルタ。
【請求項4】
前記フィルタリング要素は、前記カットオフ周波数が前記フィルタの前記第1の遮断周波数より低いハイパスフィルタである、請求項1に記載の帯域阻止フィルタ。
【請求項5】
前記ハイパスフィルタは、前記セカンダリチャネル上で直列の少なくとも2つのキャパシタ(6a、6b)、及びキャパシタと接地点との間に取り付けられた少なくとも1つの自己インダクタンス(6c)により構成され、前記自己インダクタンス及びキャパシタの値は前記フィルタの前記カットオフ周波数を決定する、請求項4に記載の帯域阻止フィルタ。
【請求項6】
前記第1及び/または第2の遮断周波数を、フィルタリング要素の自己インダクタンス及び/またはキャパシタの値を修正することにより、修正することができる、請求項3乃至5のいずれか1項に記載の帯域阻止フィルタ。
【請求項7】
前記セカンダリチャネルの前記共振要素は、λ/2の長さの共振線により構成され、λ前記共振周波数の波長である、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の帯域阻止フィルタ。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の帯域阻止フィルタを含むマルチスタンダード、マルチモードターミナル。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7A】
image rotate

【図7B】
image rotate


【公開番号】特開2013−42477(P2013−42477A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−106085(P2012−106085)
【出願日】平成24年5月7日(2012.5.7)
【出願人】(501263810)トムソン ライセンシング (2,848)
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing 
【住所又は居所原語表記】1−5, rue Jeanne d’Arc, 92130 ISSY LES MOULINEAUX, France
【Fターム(参考)】