説明

弁装置

【課題】一次側の流体圧力の変動が大きい場合でも一つの弁で対応可能な弁装置を提供する。
【解決手段】円筒状の外筒3およびこの外筒3に内装される円筒状の内筒10を有し、外筒3の側面部には内外に貫通する外筒側開口4が形成され、この外筒側開口4は外部流路31と接続可能であり、内筒10の内側には流体が流通する内部流路11が形成され側面部には内外に貫通する内筒側開口13が周方向に複数形成され、これら内筒側開口13はそれぞれ開口面積が異なり、内筒10の周方向の回転により複数ある内筒側開口13の一つが外筒側開口4に重なり内部流路11と外部流路31が連通して流体が流通可能な流体流路33が形成され、内筒側開口13各々において流体流路33の形成が可能であり、それら流体流路33の切り替えが可能とされている弁2と、内筒10を回転させる回転制御部20とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流量を制御する弁装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、円筒状の外筒とこれに内装される円筒状の内筒を備え、外筒と内筒とが相対回転することにより流量を調整する回転式の流量調整弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。この流量調整弁は、外筒および内筒のうち、一方の外周部には多数の小孔を有する流量調節部と面積の大きい開口部を有する開放部とが周方向に設けられ、他方の外周部には流量調節部および開放部と重なる大きさの開口部が設けられている。そして、流量調節部および開放部と開口部との重なり度合いによって流量が調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−42312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この流量調整弁は、それが配置される管路を流れる流体の圧力変化を考慮したものではなかった。一般的に地域による水道の水圧には大きなバラツキがあり、水道の供給弁において同一の弁構造で対応しようとした場合、例えば低水圧側に合わせて設計すると弁の開口度が大きくなり、高水圧地域での使用時に流量変化が大きくなる。このため流量、温度の混合調整がしにくくなるなどの問題があった。一方、高水圧側に合わせて設計すると弁の開口度は小さくなり、低水圧地域での使用時に流量が小さくなりすぎるなどの問題があった。水圧に応じて弁を個別に準備して対応することが考えられるが、品種増による製造および管理コストがアップするなどの問題がある。したがって、中水圧側に合わせて弁の開口度を設計することが一般的であるが、低水圧地域および高水圧地域での使用時の問題は完全に解消されない。
【0005】
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、一次側の流体圧力の変動が大きい場合でも一つの弁で対応可能な弁装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の弁装置は、円筒状の外筒およびこの外筒に内装される円筒状の内筒を有し、前記外筒の側面部には内外に貫通する外筒側開口が形成され、この外筒側開口は外部流路と接続可能であり、前記内筒の内側には流体が流通する内部流路が形成され側面部には内外に貫通する内筒側開口が周方向に複数形成され、これら内筒側開口はそれぞれ開口面積が異なり、前記内筒の周方向の回転により複数ある前記内筒側開口の一つが前記外筒側開口に重なり前記内部流路と前記外部流路が連通して流体が流通可能な流体流路が形成され、前記内筒側開口各々において前記流体流路の形成が可能であり、それら流体流路の切り替えが可能とされている弁と、前記内筒を回転させる回転制御部とを備え、前記回転制御部は、前記弁の一次側の流体圧力に関する情報に基づいて、複数ある前記内筒側開口において形成される前記流体流路のいずれかに切り替えて前記流体の流通を可能にしていることを特徴とする。
【0007】
この弁装置においては、さらに、前記回転制御部に電気的に接続される、前記弁の一次側の流体圧力に関する情報に基づいて前記内筒の回転の指示を入力するコントローラを備えており、前記回転制御部は、前記コントローラに入力された指示により前記内筒を回転させて複数ある前記内筒側開口において形成される前記流体流路のいずれかに切り替えることが好ましい。
【0008】
また、この弁装置においては、さらに、前記弁の一次側の流路に設けられる、圧力センサおよび流量センサのうち少なくともいずれか一方を備えており、前記弁の一次側の流体圧力に関する情報が、前記圧力センサ、前記流量センサまたはこれら両者によって検知され、前記回転制御部は、前記検知結果に基づいて前記内筒を回転させて複数ある前記内筒側開口において形成される前記流体流路のいずれかに切り替えることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の弁装置によれば、一次側の流体圧力の変動が大きい場合でも一つの弁で対応可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】、本発明の弁装置の一実施形態を概略的に示した構成図である。
【図2】図1の弁装置において内筒を周方向に180°回転させた弁の断面図である。
【図3】図1の弁装置における弁の斜視図である。
【図4】本発明の弁装置の別の一実施形態を概略的に示した構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の弁装置を図面に沿って説明する。図1は、本発明の弁装置の一実施形態を概略的に示した構成図であり、図2は、図1の弁装置において内筒を周方向に180°回転させた弁の断面図であり、図3は、図1の弁装置における弁の斜視図である。
【0012】
弁装置1は、外筒3および内筒10を有する弁2と回転制御部20とで構成されており、例えば、上水道の配管30の管路などに配設され、管路内を流れる水道などの流体の流量を増減制御するのに用いることができる。
【0013】
弁2の外筒3は、円筒状に形成されており、側面部には内外に貫通する外筒側開口4が形成され、この外筒側開口4は外部流路31と接続可能とされている。外筒側開口4の個数は特に制限されるものではなく、例えば、一つでもよいし、二つ以上であってもよい。外筒側開口4が複数ある場合、各々の位置は周方向に形成されていれば特に制限されない。外筒側開口4の開口面積は外部流路31を形成する配管30の管路の大きさに応じたものとすることができる。本実施形態では、二つの外筒側開口4a、4bがそれぞれ外筒3の側面部に周方向に形成されており、これら外筒側開口4a、4bは対向しており、また、それぞれ開口面積が異なっている。
【0014】
外筒3の筒軸方向の一端部には、外筒3の内径と同径である、内筒10を挿入する挿入孔5が形成されている。他端部には、外筒3の内径よりも小さい径である貫通孔6が形成されており、この貫通孔6は、後述する内筒10の回転軸部14が挿通可能にこの回転軸部14の外径よりも若干大きい径とされている。
【0015】
弁2の内筒10は、円筒状に形成されており、外径が外筒3の内径よりも若干小さい径とされ、回転可能に外筒3に内装されている。内筒10の内側には流体が流通する内部流路11が形成されており、筒軸方向の一端部には開口12が形成され、この開口12は外部流路32と接続可能とされ、内部流路11と外部流路32が連通可能とされている。
【0016】
内筒10の側面部には内外に貫通する内筒側開口13が周方向に複数形成されている。複数ある内筒側開口13はそれぞれ開口面積が異なっており、これら内筒側開口13の開口面積は外部流路31に接続される外筒側開口4の開口面積以下とすることができる。内筒側開口13は三つ以上形成されていてもよい。これら内筒側開口13の位置は、各々が周方向に形成され、隣接する複数の内筒側開口13が一つの外筒側開口4と重ならないように離間されていることが考慮される。
【0017】
本実施形態では、二つの内筒側開口13a、13bが形成されており、これら内筒側開口13a、13bは対向している。内筒側開口13a、13bはそれぞれ開口面積が異なっており、内筒側開口13aの開口面積は外筒側開口4aの開口面積と略同面積とされており、内筒側開口13bの開口面積は外筒側開口4aの開口面積よりも小さい面積とされている。
【0018】
内筒10の筒軸方向の他端部には回転軸部14が形成されている。内筒10の回転軸部14を外筒3の挿入孔5および貫通孔6に順次挿通させることにより内筒10が外筒3に内装される。
【0019】
内筒10が周方向に回転すると、内筒側開口13の一つが外筒側開口4と重なり内部流路11と外部流路31が連通して流体が流通可能な流体流路33が形成される。図1では開口面積が大きい内筒側開口13aと、外部流路31に接続されている外筒側開口4aとが重なって流体流路33が形成されている。また、開口12と外部流路32とが接続されており、流体は、外部流路32、内部流路11、外部流路31の順に経由して流通するようになっている。もちろん、外部流路31、内部流路11、外部流路32の順に流体を流通させることもできる。
【0020】
図1において内筒10を周方向に180°回転させると、図2−3に示すように、開口面積が小さい内筒側開口13bと、外部流路31に接続されている外筒側開口4aとが重なって流体流路33が形成されている。この例においても、開口12と外部流路32とが接続されており、流体は、外部流路32、内部流路11、外部流路31の順に経由して流通可能になっている。
【0021】
このように、弁2は、内筒側開口13a、13b各々において流体流路33の形成が可能である。また、内筒側開口13aを介する流体流路33に流体を流通させるか、内筒側開口13bを介する流体流路33に流体を流通させるか、流体流路33の切り替えが可能とされている。
【0022】
回転制御部20は、弁2の内筒10を回転させており、弁2の一次側の流体圧力に関する情報に基づいて、複数ある内筒側開口13において形成される流体流路33のいずれかに切り替えて、その流体流路33への流体の流通を可能にしている。
【0023】
回転制御部20は、例えば、図1に示すようにモータ21と制御部22で構成することができる。モータ21は、弁2の内筒10の回転軸部14に連結され、モータ21の回転駆動により内筒10を周方向に回転可能にしている。制御部22は、例えば、マイクロコンピュータなどを内蔵する電気回路などを収納した制御ボックスなどで構成されており、モータ21と電気的に接続されている。この制御部22は、複数ある内筒側開口13において形成されるいずれの流体流路33に流体を流通させるか、その流体流路33の切り替えのためのモータ21の回転駆動を制御するものであり、内筒側開口13が所定の位置に配置されるように制御するものである。
【0024】
低水圧地域など弁2の一次側の流体圧力が低い地域での使用時には、図1に示すように、開口面積が大きい内筒側開口13aが外部流路31に接続されている外筒側開口4aに重なる位置に配置されるようにモータ21を回転駆動させ、流体流路33を切り替える。内筒側開口13aが配置される位置は、外筒側開口4aに完全に重なるような位置でなくてもよく、その一部が重なるような位置に配置することもできる。また、内筒側開口13aを介する流体流路33に切り替えた後、内筒10の回転によりその流体流路33に流体を流通させることができれば、流体流路33切り替え時に内筒側開口13aが外筒側開口4aに重ならない位置に配置することもできる。
【0025】
例えば、内筒側開口13aを介する流体流路33に切り替えた後も内筒側開口13aと外筒側開口4aとの重なり度合いを変化させて流体の流量を変化させたり止水したりするなど内筒10を周方向に一定の範囲内で回転させる場合がある。この場合には、内筒側開口13aを介する流体流路33切り替え時に内筒側開口13aが、外筒側開口4aの付近(内外に貫通していない箇所)に重なるように配置されるなど外筒側開口4aおよびその付近を含めて一定の範囲内で配置されることも許容される。
【0026】
一方、高水圧地域など弁2の一次側の流体圧力が高い地域での使用時には、図2に示すように、開口面積が小さい内筒側開口13bが外部流路31に接続されている外筒側開口4aに重なる位置に配置されるようにモータを回転駆動させ、流体流路33を切り替える。この場合においても、内筒側開口13bが配置される位置は、外筒側開口4aに完全に重なるような位置でなくてもよく、その一部が重なるような位置に配置することもできる。また、内筒側開口13bを介する流体流路33に切り替えた後、内筒10の回転によりその流体流路33に流体を流通させることができれば、流体流路33切り替え時に内筒側開口13bが外筒側開口4aと重ならない位置に内筒側開口13bを配置することもできる。
【0027】
以上の弁装置1は、弁2の一次側の流体圧力が低い地域での使用時には開口度が大きな流体流路33に流体を流通させることができる。この場合、圧力損失が低減するため、流体の流量が小さくなりすぎるなどの問題を低減することができる。また、弁2の一次側の流体圧力が高い地域での使用時には開口度が小さな流体流路33に流体を流通させることができる。この場合、流量変化を緩やかにすることができ、流量、温度の混合調整がしにくくなるなどの問題を低減することができる。このように弁2の一次側の流体圧力の変動が大きい場合でも、一つの弁装置1で一定以上の流量を確保することが可能である。しかも、流量変化を緩やかにすることができるので温度、流量の微調整が容易であり、ユーザの利便性を大きく向上できる。よって、弁2の一次側の流体圧力の変動が大きい場合でも一つの弁装置1で対応可能である。
【0028】
弁装置1は、図1に示すように、さらに、内筒10の回転の指示を入力するコントローラ23を設けることもできる。このコントローラ23は、例えば、流体流路33切り替えのためのボタンを有する。図1の例では、低水圧地域用に流体流路33を切り替えるための低水圧ボタン24と、高水圧地域用に流体流路33を切り替えるための高水圧ボタン25を有する。
【0029】
このコントローラ23において低水圧ボタン24または高水圧ボタン25を押すなどの操作を行うと、内筒10の回転の指示が入力される。コントローラ23は、回転制御部20の制御部22と電気的に接続されており、その入力情報は入力信号として制御部22に伝えられるようになっている。
【0030】
低水圧ボタン24を押した場合、図1に示すように、開口面積が大きい内筒側開口13aが外筒側開口4aに重なる位置に配置されるようにモータ21が回転駆動し、内筒側開口13aを介する流体流路33に流体が流通可能に流体流路33が切り替えられる。高水圧ボタン25を押した場合、図2−3に示すように、開口面積が小さい内筒側開口13bが外筒側開口4aに重なる位置に配置されるようにモータが回転駆動し、内筒側開口13bを介する流体流路33に流体が流通可能に流体流路33が切り替えられる。
【0031】
低水圧ボタン24および高水圧ボタン25のうちいずれのボタンを選択して押すかは、あらかじめ計測した、弁2の一次側の流体圧力(水圧)に基づいて決定される。例えば、水圧が0.4MPa未満の場合には低水圧ボタン24を押し、水圧が0.4MPa以上の場合には高水圧ボタン25を押す。
【0032】
このような弁装置1は、弁2の一次側の流体圧力の変動が大きい場合でも、弁2の一次側の流体圧力に関する情報に基づいて、ボタン一つで流体流路33を切り替えて対応させることができるため、ユーザの利便性をより大きく向上できる。
【0033】
図4は、本発明の弁装置の別の一実施形態を概略的に示した構成図である。図1−図3に示した弁装置および弁と同じ部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0034】
弁装置1は、図4に示すように、流体圧力を検知する圧力センサ26および流体流量を検知する流量センサ27のうち少なくともいずれか一方を設けることができる。これら圧力センサ26および流量センサ27は弁2の一次側の流路に設けられ、弁2の一次側の流体圧力に関する情報は、圧力センサ26、流量センサ27またはこれら両者によって検知され取得される。
【0035】
回転制御部20では、取得された情報に基づいてモータ21を回転駆動させ、複数ある内筒側開口13において形成される流体流路33のいずれかに切り替える。モータ21の回転駆動の制御は、制御部22のマイクロコンピュータなどに格納されたプログラムに沿って行われる。例えば、弁2の一次側の流体圧力に関する情報としての水圧が0.4MPa未満の場合には、開口面積が大きい内筒側開口13aが外筒側開口4aに重なる位置に配置されるようにモータ21が回転駆動し、内筒側開口13aを介する流体流路33に切り替えられる。水圧が0.4MPa以上の場合には、開口面積が小さい内筒側開口13bが外筒側開口4aに重なる位置に配置されるようにモータ21が回転駆動し、内筒側開口13bを介する流体流路33に切り替えられる。
【0036】
このような弁装置1は、弁2の一次側の流体圧力の変動が大きい場合でも、圧力センサ26や流量センサ27の検知結果に基づいて自動で最適な流体流路33に切り替えて対応させることができる。このため、ユーザの操作が不要となり、利便性をさらに一層向上させることができる。
【0037】
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において各種の変更が可能である。例えば、図1の例ではコントローラ23が設けられ、図4の例では圧力センサ26および流量センサ27が設けられているが、コントローラとともに、圧力センサおよび流量センサのうち少なくともいずれか一方が設けられていてもよい。このような弁装置では、ユーザの選択により、コントローラによって流体流路を切り替えたり、自動で流体流路を切り替えたりすることができるなどユーザの利便性を向上できる。
【符号の説明】
【0038】
1 弁装置
2 弁
3 外筒
4、4a、4b 外筒側開口
10 内筒
11 内部流路
13、13a、13b 内筒側開口
20 回転制御部
23 コントローラ
26 圧力センサ
27 流量センサ
31 外部流路
33 流体流路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒状の外筒およびこの外筒に内装される円筒状の内筒を有し、前記外筒の側面部には内外に貫通する外筒側開口が形成され、この外筒側開口は外部流路と接続可能であり、前記内筒の内側には流体が流通する内部流路が形成され側面部には内外に貫通する内筒側開口が周方向に複数形成され、これら内筒側開口はそれぞれ開口面積が異なり、前記内筒の周方向の回転により複数ある前記内筒側開口の一つが前記外筒側開口に重なり前記内部流路と前記外部流路が連通して流体が流通可能な流体流路が形成され、前記内筒側開口各々において前記流体流路の形成が可能であり、それら流体流路の切り替えが可能とされている弁と、前記内筒を回転させる回転制御部とを備え、前記回転制御部は、前記弁の一次側の流体圧力に関する情報に基づいて、複数ある前記内筒側開口において形成される前記流体流路のいずれかに切り替えて前記流体の流通を可能にしていることを特徴とする弁装置。
【請求項2】
さらに、前記回転制御部に電気的に接続される、前記弁の一次側の流体圧力に関する情報に基づいて前記内筒の回転の指示を入力するコントローラを備えており、前記回転制御部は、前記コントローラに入力された指示により前記内筒を回転させて複数ある前記内筒側開口において形成される前記流体流路のいずれかに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
【請求項3】
さらに、前記弁の一次側の流路に設けられる、圧力センサおよび流量センサのうち少なくともいずれか一方を備えており、前記弁の一次側の流体圧力に関する情報が、前記圧力センサ、前記流量センサまたはこれら両者によって検知され、前記回転制御部は、前記検知結果に基づいて前記内筒を回転させて複数ある前記内筒側開口において形成される前記流体流路のいずれかに切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の弁装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−149751(P2012−149751A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−10845(P2011−10845)
【出願日】平成23年1月21日(2011.1.21)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】