感光性組成物、感光性フィルム及びプリント基板
【課題】感度、解像度、及び保存安定性に優れる感光性組成物、感光性フィルム及び該感光性組成物により永久パターンが形成されるプリント基板の提供。
【解決手段】(A)1分子中に1個以上のカルボキシル基を有するカルボキシル基含有樹脂、(B)重合性化合物、(C)下記一般式(1)で表される光重合開始剤、及び(D)熱架橋剤を含有することを特徴とする感光性組成物である。
ただし、前記一般式(1)中、R1は、アシル基、アルコキシカルボニル基、及びアリールオキシカルボニル基のいずれかを表し、これらの置換基は、更に置換基を有していてもよい。mは、0以上のいずれかの整数を表す。R2は、置換基を表し、mが2以上の場合、該R2は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。Arは、芳香族環及び複素芳香族環のいずれかを表す。Aは、4、5、6、及び7員環のいずれかを表し、これらの環は、それぞれへテロ原子を含んでいてもよい。
【解決手段】(A)1分子中に1個以上のカルボキシル基を有するカルボキシル基含有樹脂、(B)重合性化合物、(C)下記一般式(1)で表される光重合開始剤、及び(D)熱架橋剤を含有することを特徴とする感光性組成物である。
ただし、前記一般式(1)中、R1は、アシル基、アルコキシカルボニル基、及びアリールオキシカルボニル基のいずれかを表し、これらの置換基は、更に置換基を有していてもよい。mは、0以上のいずれかの整数を表す。R2は、置換基を表し、mが2以上の場合、該R2は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。Arは、芳香族環及び複素芳香族環のいずれかを表す。Aは、4、5、6、及び7員環のいずれかを表し、これらの環は、それぞれへテロ原子を含んでいてもよい。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)1分子中に1個以上のカルボキシル基を有するカルボキシル基含有樹脂、(B)重合性化合物、(C)下記一般式(1)で表される光重合開始剤、及び(D)熱架橋剤を含有することを特徴とする感光性組成物。
【化1】
ただし、前記一般式(1)中、R1は、アシル基、アルコキシカルボニル基、及びアリールオキシカルボニル基のいずれかを表し、これらの置換基は、更に置換基を有していてもよい。mは、0以上のいずれかの整数を表す。R2は、置換基を表し、mが2以上の場合、該R2は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。Arは、芳香族環及び複素芳香族環のいずれかを表す。Aは、4、5、6、及び7員環のいずれかを表し、これらの環は、それぞれへテロ原子を含んでいてもよい。
【請求項2】
(A)1分子中に1個以上のカルボキシル基を有するカルボキシル基含有樹脂が、更に、1分子中に重合性の不飽和二重結合を1個以上有する請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項3】
(C)一般式(1)で表される光重合開始剤が、下記一般式(2)で表される化合物である請求項1から2のいずれかに記載の感光性組成物。
【化2】
ただし、前記一般式(2)中、R1は、アシル基、アルコキシカルボニル基、及びアリールオキシカルボニル基のいずれかを表し、これらの置換基は、更に置換基を有していてもよい。mは、0以上のいずれかの整数を表す。R2は、置換基を表し、mが2以上の場合、該R2は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。Arは、芳香族環及び複素芳香族環のいずれかを表す。Xは、O、及びSのいずれかを表す。Aは、5及び6員環のいずれかを表す。
【請求項4】
一般式(2)で表される光重合開始剤が、下記一般式(3)及び(4)のいずれかで表される化合物である請求項3に記載の感光性組成物。
【化3】
【化4】
ただし、前記一般式(3)及び(4)中、R3は、アルキル基を表し、該アルキル基は、更に置換基を有していてもよい。lは、0〜6のいずれかの整数を表す。R4は、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、スルホニル基、アシルオキシ基のいずれかを表し、lが2以上の場合、該R4は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。Xは、O、及びSのいずれかを表す。Aは、5及び6員環のいずれかを表す。
【請求項5】
更に、(C−I)その他の光重合開始剤(ただし、(C)一般式(1)で表される光重合開始剤は除く)及び(C−II)増感剤の少なくともいずれかを含有する請求項1から4のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項6】
(B)重合性化合物が、1分子中に1個以上の不飽和二重結合を有する化合物を含み、該(B)重合性化合物の含有量が、(A)カルボキシル基含有樹脂100質量部に対して2〜50質量部である請求項1から5のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項7】
(D)熱架橋剤が、1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物である請求項1から6のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項8】
更に、(E)無機フィラー及び有機フィラーの少なくともいずれかを含有する請求項1から7のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項9】
支持体と、該支持体上に請求項1から8のいずれかに記載の感光性組成物からなる感光層とを有してなることを特徴とする感光性フィルム。
【請求項10】
請求項1から8のいずれかに記載の感光性組成物を用いて形成された永久パターンを有することを特徴とするプリント基板。
【請求項1】
(A)1分子中に1個以上のカルボキシル基を有するカルボキシル基含有樹脂、(B)重合性化合物、(C)下記一般式(1)で表される光重合開始剤、及び(D)熱架橋剤を含有することを特徴とする感光性組成物。
【化1】
ただし、前記一般式(1)中、R1は、アシル基、アルコキシカルボニル基、及びアリールオキシカルボニル基のいずれかを表し、これらの置換基は、更に置換基を有していてもよい。mは、0以上のいずれかの整数を表す。R2は、置換基を表し、mが2以上の場合、該R2は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。Arは、芳香族環及び複素芳香族環のいずれかを表す。Aは、4、5、6、及び7員環のいずれかを表し、これらの環は、それぞれへテロ原子を含んでいてもよい。
【請求項2】
(A)1分子中に1個以上のカルボキシル基を有するカルボキシル基含有樹脂が、更に、1分子中に重合性の不飽和二重結合を1個以上有する請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項3】
(C)一般式(1)で表される光重合開始剤が、下記一般式(2)で表される化合物である請求項1から2のいずれかに記載の感光性組成物。
【化2】
ただし、前記一般式(2)中、R1は、アシル基、アルコキシカルボニル基、及びアリールオキシカルボニル基のいずれかを表し、これらの置換基は、更に置換基を有していてもよい。mは、0以上のいずれかの整数を表す。R2は、置換基を表し、mが2以上の場合、該R2は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。Arは、芳香族環及び複素芳香族環のいずれかを表す。Xは、O、及びSのいずれかを表す。Aは、5及び6員環のいずれかを表す。
【請求項4】
一般式(2)で表される光重合開始剤が、下記一般式(3)及び(4)のいずれかで表される化合物である請求項3に記載の感光性組成物。
【化3】
【化4】
ただし、前記一般式(3)及び(4)中、R3は、アルキル基を表し、該アルキル基は、更に置換基を有していてもよい。lは、0〜6のいずれかの整数を表す。R4は、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、スルホニル基、アシルオキシ基のいずれかを表し、lが2以上の場合、該R4は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。Xは、O、及びSのいずれかを表す。Aは、5及び6員環のいずれかを表す。
【請求項5】
更に、(C−I)その他の光重合開始剤(ただし、(C)一般式(1)で表される光重合開始剤は除く)及び(C−II)増感剤の少なくともいずれかを含有する請求項1から4のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項6】
(B)重合性化合物が、1分子中に1個以上の不飽和二重結合を有する化合物を含み、該(B)重合性化合物の含有量が、(A)カルボキシル基含有樹脂100質量部に対して2〜50質量部である請求項1から5のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項7】
(D)熱架橋剤が、1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物である請求項1から6のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項8】
更に、(E)無機フィラー及び有機フィラーの少なくともいずれかを含有する請求項1から7のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項9】
支持体と、該支持体上に請求項1から8のいずれかに記載の感光性組成物からなる感光層とを有してなることを特徴とする感光性フィルム。
【請求項10】
請求項1から8のいずれかに記載の感光性組成物を用いて形成された永久パターンを有することを特徴とするプリント基板。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18A】
【図18B】
【図19A】
【図19B】
【図20】
【図21A】
【図21B】
【図22】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18A】
【図18B】
【図19A】
【図19B】
【図20】
【図21A】
【図21B】
【図22】
【公開番号】特開2007−316451(P2007−316451A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−147460(P2006−147460)
【出願日】平成18年5月26日(2006.5.26)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年5月26日(2006.5.26)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】
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