説明

改良されたモバイル機器及び方法

【課題】移動通信端末を制御する方法、移動通信端末、及びそのような方法を実行するコンピュータプログラムに関し、特に、タッチセンサディスプレイを使用してユーザ入力を容易にする技術を提供する。
【解決手段】移動通信端末を制御する方法は、タッチセンサディスプレイ上の接触を感知する段階(201)と、タッチセンサディスプレイ上の接触が感知された状態で少なくとも先の丸いタイプ及び尖ったタイプの一方である手段のタイプを判断する段階(203)とを含む。判断された手段のタイプにより、判断された手段タイプが尖ったタイプである場合には、第1の空間的構成のユーザインタフェース要素が表示され(207)、判断された手段のタイプが先の丸いタイプである場合には、第2の空間的構成のユーザインタフェース要素が表示される(209)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信端末を制御する方法、移動通信端末、及びそのような方法を実行するコンピュータプログラムに関する。より詳細には、本発明は、タッチセンサディスプレイを使用してユーザ入力を容易にすることに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話のような今日のモバイル機器には、透明なタッチセンサ層と組み合わされたディスプレイスクリーンが装着されていることが多い。一般的にタッチセンサディスプレイと呼ばれるこのような配置は、専用ポインタデバイス(多くの場合にスタイラスペンと呼ばれる)の使用又は単に指先でユーザがスクリーンを叩くことの両方によるユーザインタフェースを通じたユーザとの対話によって入力を受信するように構成されている。
【0003】
言うまでもなく、スタイラスペンと指は、全く異なるポインタデバイスである。スタイラスの先端は、より小さくかつより軽量であり、人間の指よりも精密な入力を可能にする。指は、より大きくかつより重く、少なくとも空間的な解像度の点で非常に精密な入力を行うことはできない。一方、指は、常時直ちに利用可能であるが、スタイラスペンは、一般的にモバイル機器内又はそれに装着された収納装置から取出し、使用後は、収納装置に収納することが必要である。
【0004】
スタイラスペン又は指のいずれかに適するユーザインタフェースを設計して実現させることは可能であるが、これらの非両立性による問題が発生する。すなわち、携帯電話のようなモバイル機器の使用は、いくつかの異なる短期的及び長期的仕事を伴っている。一部の仕事は、ユーザによる1回又は2回の動作、すなわち、ユーザがタッチセンサディスプレイ上を「軽く叩く」ことのみを必要とし、一部の仕事は、数分かつ何回もの「タッピング」又は「クリック」を必要とする。従って、スタイラスペン又は指のいずれかの使用に対応することに適するどのような従来技術のユーザインタフェースも、この点に関して妥協したものに成らざるを得ない。これは、非常に小さなディスプレイスクリーンを有する小型のモバイル機器を考えた時に特に目立ち、そこでは、表示されるユーザインタフェース要素の大きさ及び表示されるユーザインタフェース要素の数に関して妥協を避けることができない。更に、「スタイラスペンを取出して」、デバイスに特定の機能を実行させるためにユーザインタフェースを通じて入力を提供するようにユーザに要求することは、ユーザに対して時間の浪費であり、かつ多くの場合に全く実際的でないという両方の意味で一般的に主要な負担でもある。
【0005】
「常時ON」モード及び即時使用モードをサポートするモバイル機器を設計する場合、スタイラスペンを使用する代わりに指入力に対して設計することは、良い考え方である。一方、スタイラスペン使用による付加的な正確性を提供するための機能は、それにも関わらず、ユーザの視点から望ましい柔軟性を提供するためにサポートされるべきである。
【0006】
従って、単一のユーザインタフェースが正しく両タイプの機能性に適するように、スタイラスペンと指ユーザインタフェース機能の間の溝を埋める方法が望ましい。例えば、スタイラスペン入力をサポートし、かつスクリーンを叩くことなくユーザインタフェース要素の選択を可能にする別のハードウエアキーを提供する点で妥協であるユーザインタフェースの設計を提供することにより、又は指入力のための設計(例えば、MyOrigoデバイス)を提供することにより、又はユーザが必要に応じてユーザインタフェース要素をスケーリング及びズーミングすることを可能にすることにより、このような溝を埋めるための試みが為されている。
【発明の開示】
【0007】
本発明の目的は、上述のような従来技術デバイスの妥協的設計に関する少なくとも一部の欠点を克服することである。
従って、第1の態様において、タッチセンサディスプレイを含む移動通信端末を制御する方法が提供される。本方法は、タッチセンサディスプレイ上の接触を感知する段階と、タッチセンサディスプレイ上の接触が感知された状態で少なくとも先の丸いタイプ及び尖ったタイプの一方である手段のタイプを判断する段階とを含む。判断された手段のタイプにより、判断された手段タイプが尖ったタイプである場合には、第1の空間的構成のユーザインタフェース要素が表示され、判断された手段のタイプが先の丸いタイプである場合には、第2の空間的構成のユーザインタフェース要素が表示される。
【0008】
第1及び第2の空間的構成は、それぞれの第1及び第2の空間的尺度に対応する場合があり、第1の空間的尺度は、第2の空間的尺度よりも小さい。第1及び第2の空間的構成はまた、それぞれのユーザインタフェース要素の第1及び第2の空間的分布に対応する場合がある。第1及び第2の空間的分布はまた、それぞれの第1及び第2の要素数を含むことができ、第1の要素数は、第2の要素数よりも多い。
【0009】
接触を感知する段階は、少なくとも機械的圧力情報の形態の接触情報を提供する段階を伴い、また、少なくとも電気的抵抗情報の形態の接触情報を提供する段階を伴うこともできる。接触感知はまた、接触情報の空間的分布に関する情報を含む接触情報を提供する段階を伴う場合がある。
従って、用語「接触」は、入力が尖ったスタイラスペンタイプの手段又は人間の指のようなより先の丸い手段で為されたか否かを判断することができるという一般概念を包括するように想定されており、接触情報の感知方法は、技術的実施例によって異なるであろう。ディスプレイに接触するためにユーザによって使用される手段の圧力情報、電気抵抗、並びに空間的分布、例えば大きさを使用し、及び/又はこれらの組合せを使用して「接触」を判断することができる。圧縮情報及び空間的分布を組み合わせる方法の例は、感知された圧力に圧力が感知された面積を乗算することによるものである。
【0010】
言い換えれば、端末の制御回路は、タッピングがスタイラスペンのような尖った手段か又は指先のような先の丸い手段によって為されたか否かを示すタッチセンサディスプレイ上の接触の情報を使用される手段のタイプの形式で発生させるような方法で構成される(すなわち、ソフトウエア構成要素を使用してプログラムされる)。典型的には、接触感知中に、回路はまた、接触が為されたのがディスプレイ上のどの位置かを感知することになる。このような情報は、通常非常に有用であるが、本発明に対しては本質的ではない。
【0011】
接触を感知した後、タッピングがスタイラスペンのような尖った手段によって実行されたと感知した場合に1つの動作、及び指先のような先の丸い手段がディスプレイ上を軽く叩く時に使用された場合に別の動作が実行されることが判断される。スタイラスペンによるタッピングであることが判断された場合に実行されるユーザインタフェースにおける動作(閲覧、対話など)が、スタイラスペン使用に対して設計され、指先によるタッピングの時に実行される動作(閲覧、対話など)が、次に、指先の使用に対して設計される。例えば、ユーザインタフェース要素の構成は、異なる空間的尺度及び表示される異なる数の要素に関して変更することができる。要素は、大きさが変化する場合があり、それらの位置も変わる場合がある。更に、複数の要素は、互いに分類し、例えば入力キーの場合に、1つの表示されたキーがキー群と関連するように構成することができる。
【0012】
要約すると、いかなる別のユーザ設定、又はスタイラスペン及び指ユーザインタフェースモード間のモード切換を必要とすることなく、ユーザが現在スタイラスペンのような尖った手段又は指のような先の丸い手段によって画面を叩いているか否かに基づく柔軟性のあるユーザインタフェースを提供するユーザインタフェース様式が達成される。従って、ディスプレイが接触された方法に関する情報が利用され、1つのかつ同じデバイスにおいて別々の作動モードを指定する必要性なくスタイラスペン及び指使用の両方をサポートするユーザインタフェース機能性が提供される。これは、それが幅広い範囲のユーザインタフェース状況において使用可能であり、それが完全にモードレスであり、すなわち、ユーザがスタイラスペンモードと指モードの間で切り換える必要がなく、かつそれが完全に透過的であり、すなわち、モード間の切り換えのためのオン・スクリーン又はハードウエア制御を設ける必要がないという事実を含むいくつかの点で有利である。本発明は、スタイラスペン使用と指使用の間で区別するためのある一定の機械的システムを有する専用スタイラスペンの必要がないという点で端末をスタイラスペン独立型にするものである(実際に、一部の既存のスタイラスペンは、例えば、表示回路が次に検出して対話するスタイラスペンの先端内の磁気/電気的要素を使用している)。
他の態様では、本発明は、上述のものに対応する特徴及び長所を有するシステム及びコンピュータプログラムを提供する。
本発明を一般的に説明したところで、ここで、必ずしも縮尺通りに描かれていない添付図面を以下に参照する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
ここで、本発明の実施形態の一部の例を示す添付図面を参照して本発明をより十分に以下に説明する。実際に、これらの発明は、多数の異なる形態で具現化することができ、本明細書に説明する実施形態に限定されるように解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本発明の開示が適用される法的要件を満足することになるように例示的に提供される。同じ番号は、全体を通じて同じ要素を示している。
【0014】
図1は、本発明の実施形態が実施される通信端末101を概略的に示している。端末101は、公知のシステムであるGSM/GPRS、UMTS、「CDMA 2000」などのような無線通信システム105と無線インタフェース103を通じて通信する機能がある。端末は、プロセッサ107、メモリ109、並びにマイクロフォン111、スピーカ113、タッチセンサディスプレイ115及びキーボード117の形態の入出力ユニットを含む。タッチセンサディスプレイ115は、例えば、尖ったスタイラスペン、並びに指先によって接触を感知するように構成された、電気的センサ回路116のような適切なタッチセンサ手段を含む。回路116は、機械的圧力、電気的抵抗、及び接触の空間的分布のうちのいずれか1つ又はそれよりも多くにおける変動を感知するように構成することができる。この点において、尖った手段によるタッチセンサディスプレイ115の作動は、一般的に、同じ作動条件下で、先の丸い手段による作動に比べて、より高い機械的圧力、より少ない電気的抵抗及びより少ない空間的分布を達成する。無線通信は、無線回路119及びアンテナ121によって達成される。これらのユニットが通信する方法に関する詳細は、当業者には既知のものであり、従って、これ以上説明しない。
【0015】
通信端末101は、例えば、移動体電話端末又は無線通信手段を装着したPDAとすることができる。本発明による方法は、一般的に、端末のメモリ109内に端末101の作動に必要な他のソフトウエア構成要素と共にソフトウエア命令の形で存在することになる。ディスク、ハードドライブ、フラッシュメモリカード、又は「メモリスティック」などのような半永久的記憶チップのあらゆる形式の通常のリムーバブルメモリが可能である。本発明の通知機能のソフトウエア命令は、ネットワーク105を通じたソフトウエア供給業者123からの配布を含むいくつかの方法でメモリ109内に供給することができる。すなわち、本発明のプログラムコードはまた、「インターネット」、又はGSM/GRPS、UTMS、「CDMA 2000」などのようなあらゆる種類のセルラー無線通信ネットワークを含むあらゆる他のタイプの通信ネットワークを通じて伝達されるデータストリームのような送信信号の形態と考えることができる。
【0016】
ここで図2及び3a−cを参照して、本発明の一実施形態による方法を図1に関連して上述した端末101のような端末内のソフトウエアを制御することにより実行されるいくつかの段階によって以下に説明する。
例示する方法は、入力テキストフィールド305の形態のユーザインタフェース要素が、端末301のタッチセンサディスプレイ303上に表示されている時点で開始される。当業者が理解するように、あらゆる量の表示情報も、概略的に図解したダミーコンテンツ307で示すようにディスプレイ303上に存在することができる。
【0017】
入力テキストフィールド305上でユーザにより実行される接触動作、例えばタッピングは、感知段階201において感知される。感知する段階は、上述のように、ディスプレイ301に接続した感知回路(図1内の感知回路116を参照)のような接触感知手段において行われる。
判断段階203において、感知された接触を実行した時にユーザが使用した手段のタイプが判断される。ここで、2つの手段のタイプ、すなわち、スタイラスペンのような尖った手段及び指先のようなより先端の丸い手段が識別される。本明細書で使用される場合、尖った手段は、完全に尖った遠位端を含む必要はなく、先が丸い手段は、完全に先端が丸い遠位端を含む必要はない。それよりもむしろ、尖った手段は、単に先の丸い手段よりも尖っているだけであり、先の丸い手段は、尖った手段よりも先が丸いものである。手段のタイプの判断は、典型的には、メモリ109のようなメモリデバイスに記憶されてプロセッサ107によって実行されるコンピュータ命令により一般的に実施される判断手段によって実行される。
【0018】
選択段階205において、判断された手段のタイプは、ディスプレイ303上の次のユーザインタフェース要素を表示するための2つの代替案を選択するために使用される。判断手段と同様、ユーザインタフェース要素の表示方法の選択は、典型的には、一般的にメモリ109のようなメモリデバイスに記憶されてプロセッサ107によって実行されるコンピュータ命令により実施される制御手段によって実行される。
【0019】
手段のタイプがスタイラスペンのような尖った手段であると判断された場合、空間的に小型の要素を有するユーザインタフェースが、表示段階207において表示される。これは、小さな空間的尺度を有し、かつ多数の個々のユーザインタフェース要素(すなわち、キーパッドのキー)を含むキーボード309の形態のユーザインタフェース要素が表示されている図3bに示されている。あらゆるその後のユーザ入力(すなわち、表示されたキーボード309上でのタッピングによる結果)が参照番号211により示すように継続中に表示されることになるテキスト出力フィールド311も示されている。
【0020】
手段のタイプが判断段階203において指先のような先の丸い手段であると判断された場合、空間的に大きな縮尺の要素を有するユーザインタフェースが、表示段階209において表示される。これは、小型のユーザインタフェースの場合と比較して大きな空間的縮尺を有し、かつ少数の個々のユーザインタフェース要素(すなわち、キーパッドのキー)を含むキーボード313の形態のユーザインタフェース要素が表示されている図3cに示されている。本明細書で使用される場合、大型及び小型は、相対的用語であり、大きな空間的縮尺は、単に小さい空間的縮尺よりも大きいものである。あらゆるその後のユーザ入力(すなわち、表示されたキーボード309上のタッピングによる結果)が参照番号211で示すように継続中に表示されることになるテキスト出力フィールド315も示されている。
【0021】
上述の例は、単に異なる空間的尺度及びディスプレイ303上の異なる位置を有するキーボードキーの形態のユーザインタフェース要素を示しているだけであるが、スクロールバー、編集ウインドウ、ダイアログボックスなどの形態のユーザインタフェース要素のような他の要素も可能である。更に、複数の要素は、互いに分類して、例えば入力キーの場合に単一の表示されたキーがキーの群と関連付けられるように構成することができる。
【0022】
先の丸い及び尖った手段の作動をそれぞれ検出することに応じて大型及び小型によってユーザインタフェース要素を表示することに加えて又はその代わりに、ユーザインタフェースは、尖った手段の検出に従って提供されるより正確な入力を必要とする空間的構成と、先の丸い手段の検出に従って提供される許容可能な入力に関してより大きな許容度を有する空間的構成とを有する手段のタイプに応じて、様々な他の空間的構成によってユーザインタフェース要素を表示することができる。例えば、ユーザインタフェースは、ユーザインタフェース要素が互いにより広く離間しているような空間的分布がより大きい先の丸い手段の検出からもたらされる空間的分布よりも、ユーザインタフェース要素が近傍のユーザインタフェース要素により接近して位置決めされるような尖った手段の検出からもたらされる空間的分布のより少ない異なる空間的分布によってユーザインタフェース要素を表示することができる。
【0023】
これらの発明に関連し、かつ上述の説明及び関連の図面に呈示した教示の恩典を受ける当業者は、本明細書に説明した本発明の多くの修正及び他の実施形態を想起するであろう。従って、本発明は、開示した実施形態の特定の実施例に限定されるものではなく、かつ修正及び他の実施形態は、特許請求の範囲に含まれることを意図していることは理解されるものとする。特定の用語が本明細書に用いられているが、それらは、単に一般的かつ説明上の意味で使用したのであり、限定することを目的としていない。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の一実施形態による通信端末のブロック図を概略的に示す図である。
【図2】本発明の一実施形態による方法のいくつかの段階を示す流れ図である。
【図3a】図2の方法の作動中の端末のディスプレイ上のユーザインタフェース要素の外観を示す図である。
【図3b】図2の方法の作動中の端末のディスプレイ上のユーザインタフェース要素の外観を示す図である。
【図3c】図2の方法の作動中の端末のディスプレイ上のユーザインタフェース要素の外観を示す図である。
【符号の説明】
【0025】
201 タッチセンサディスプレイ上の接触を感知する段階
203 先の丸い及び尖ったタイプの一方である手段のタイプを判断する段階
207 第1の空間的構成のユーザインタフェース要素を表示する段階

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチセンサディスプレイを含む移動通信端末を制御する方法であって、
タッチセンサディスプレイ上の接触を感知する段階と、
前記タッチセンサディスプレイ上の前記感知された接触がもたらされた状態で、少なくとも先の丸いタイプ及び尖ったタイプの一方である手段のタイプを判断する段階と、
前記判断された手段のタイプにより、該判断された手段のタイプが前記尖ったタイプの時には第1の空間的構成のユーザインタフェース要素を表示し、該判断された手段のタイプが前記先の丸いタイプの時には第2の空間的構成のユーザインタフェース要素を表示する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第1及び第2の空間的構成は、それぞれの第1及び第2の空間的尺度に対応し、
前記第1の空間的尺度は、前記第2の空間的尺度よりも小さい、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1及び第2の空間的構成は、ユーザインタフェース要素のそれぞれの第1及び第2の空間的分布に対応することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1及び第2の空間的分布は、それぞれの第1及び第2の数の要素を含み、
前記第1の要素の数は、前記第2の要素の数よりも大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記接触を感知する段階は、少なくとも機械的圧力情報の形式の接触情報を供給する段階を伴っていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記接触を感知する段階は、少なくとも電気的抵抗情報の形式の接触情報を供給する段階を伴っていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記接触を感知する段階は、接触情報の空間的分布に関する情報を含む接触情報を供給する段階を伴っていることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
タッチセンサディスプレイと、
タッチセンサディスプレイ上の接触を感知するための接触感知手段、
前記タッチセンサディスプレイ上の前記感知された接触がもたらされた状態で、少なくとも先の丸いタイプ及び尖ったタイプの一方である手段のタイプを判断するための判断手段、及び
前記判断された手段のタイプにより、該判断された手段のタイプが前記尖ったタイプの時には第1の空間的構成のユーザインタフェース要素を表示し、該判断された手段のタイプが前記先の丸いタイプの時には第2の空間的構成のユーザインタフェース要素を表示するように構成された制御手段と、
を含むことを特徴とする移動通信端末。
【請求項9】
前記第1及び第2の空間的構成は、それぞれの第1及び第2の空間的尺度に対応し、
前記第1の空間的尺度は、前記第2の空間的尺度よりも小さい、
ことを特徴とする請求項8に記載の端末。
【請求項10】
前記第1及び第2の空間的構成は、ユーザインタフェース要素のそれぞれの第1及び第2の空間的分布に対応することを特徴とする請求項8に記載の端末。
【請求項11】
前記第1及び第2の空間的分布は、それぞれの第1及び第2の数の要素を含み、
前記第1の要素の数は、前記第2の要素の数よりも大きい、
ことを特徴とする請求項8に記載の端末。
【請求項12】
前記接触感知手段は、少なくとも機械的圧力情報の形式の接触情報を供給するための手段を含むことを特徴とする請求項8に記載の端末。
【請求項13】
前記接触感知手段は、少なくとも電気的抵抗情報の形式の接触情報を供給するための手段を含むことを特徴とする請求項8に記載の端末。
【請求項14】
前記接触感知手段は、接触情報の空間的分布に関する情報を含む接触情報を供給するための手段を含むことを特徴とする請求項12に記載の端末。
【請求項15】
コンピュータ可読ソフトウエア命令を組み込んだコンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータ可読ソフトウエア命令が、
タッチセンサディスプレイ上の接触を感知することができるコンピュータ可読ソフトウエア命令と、
前記タッチセンサディスプレイ上の前記感知された接触がもたらされた状態で、少なくとも先の丸いタイプ及び尖ったタイプの一方である手段のタイプを判断することができるコンピュータ可読ソフトウエア命令と、
前記判断された手段のタイプにより、該判断された手段のタイプが前記尖ったタイプの時には第1の空間的構成のユーザインタフェース要素を表示し、該判断された手段のタイプが前記先の丸いタイプの時には第2の空間的構成のユーザインタフェース要素を表示することができるコンピュータ可読ソフトウエア命令と、
を含む、
ことを特徴とする製品。
【請求項16】
前記第1及び第2の空間的構成は、それぞれの第1及び第2の空間的尺度に対応し、
前記第1の空間的尺度は、前記第2の空間的尺度よりも小さい、
ことを特徴とする請求項15に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項17】
前記第1及び第2の空間的構成は、ユーザインタフェース要素のそれぞれの第1及び第2の空間的分布に対応することを特徴とする請求項15に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項18】
前記第1及び第2の空間的分布は、それぞれの第1及び第2の数の要素を含み、
前記第1の要素の数は、前記第2の要素の数よりも大きい、
ことを特徴とする請求項15に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項19】
接触を感知することができる前記コンピュータ可読ソフトウエア命令は、更に、機械的圧力情報、電気的抵抗情報、及び接触情報の空間的分布のうちの少なくとも1つの形式の接触情報を供給することができることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータプログラム製品。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図3c】
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【公表番号】特表2009−516284(P2009−516284A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−540713(P2008−540713)
【出願日】平成18年10月23日(2006.10.23)
【国際出願番号】PCT/IB2006/003084
【国際公開番号】WO2007/057736
【国際公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【出願人】(398012616)ノキア コーポレイション (1,359)
【Fターム(参考)】