説明

新規なセファロタキサン誘導体の製造に用いられるカルボン酸誘導体

【課題】化学療法に用いられるアルカロイドであるハリングトニンおよびその類似体の不整半合成の新規な一般的方法の提供。
【解決手段】本発明の方法は、天然のセファロタキシンを、主鎖および官能基が完全に予備形成されている側鎖前駆体からなるアシル化化合物で直接エステル化することを含んでなる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
2種類の下記式
【化1】

にそれぞれ相当する(−)−キニジル(2′R)−(−)−アンヒドロ−ホモハリングトネートおよび(−)−キニジル(2′S)−(−)−アンヒドロ−ホモハリングトネート。
【請求項2】
2種類の下記式
【化2】

にそれぞれ相当する(−)−メンチル(2′R)−(−)−アンヒドロ−ホモハリングトネートおよび(−)−メンチル(2′S)−(−)−アンヒドロ−ホモハリングトネート。
【請求項3】
2種類の下記式
【化3】

にそれぞれ相当する(−)−メチルマンデリル(2′R)−(−)−アンヒドロ−ホモハリングトネートおよび(−)−メチルマンデリル(2′S)−(−)−アンヒドロ−ホモハリングトネート。
【請求項4】
2種類の下記式
【化4】

にそれぞれ相当する(−)−エフェドリニウム(2′R)−(−)−アンヒドロ−ホモハリングトネートおよび(−)−エフェドリニウム(2′S)−(−)−アンヒドロ−ホモハリングトネート。
【請求項5】
下記式
【化5】

(式中、nは1〜8であり、Zは酸素、窒素または硫黄ヘテロ原子であり、
、RおよびRは、独立して
水素、
飽和、不飽和または芳香族の線状または分岐状および/または環状の炭化水素基、特にアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクロアルキルであって、上記基は(複数の)ヘテロ原子を含みまたは含まず、RおよびRは1つの環に含まれていてもよく、
上記基の1個を有する酸素エーテルであり、
かつRは水素ではない)に相当し、
Zが酸素原子であり、かつ
1°)n=0、およびRは基−CHCOHまたは−CHCOCH基であり、RおよびRは同時に水素原子とはならない、
2°)n=2、同時にR=R=メチルであり、R=OMeまたはヒドロキシル基、
3°)n=2、同時にR=R=メチル、およびR=基−CHCOHまたは−CHCOCH
4°)n=3、同時にRはヒドロキシル基、Rはメチル基およびRは基−CHCOCH
5°)n=2または3でありかつR=基CHであるときには、RおよびRは互いに独立してHまたはMe、
6°)n=3およびR=R=Hであるとき、Rはフェニル、エチル、またはプロピル基、
7°)n=3およびR=R=Hであるとき、R
−CH(CH)=CHCH、−CHCH(CH)=CH、−CHCH=CH、または3−シクロヘキセニル基、
8°)n=3、R=R=HおよびR=エチル
である化合物を除く、
第三ヘテロシクロアルカンカルボン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三ヘテロシクロアルカンカルボン酸。
【請求項6】
下記式
【化6】

(式中、nは0〜8であり、R、RおよびRは請求項5で定義した通りであるが、同時に水素とはならない)に相当する、
第三オキサシクロアルカンカルボン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三オキサシクロアルカンカルボン酸。
【請求項7】
下記式
【化7】

(式中、nは0〜8であり、Z、R、RおよびRは請求項5で定義した通りであるが、Rは水素ではなく、R12はRおよび/または酸の保護基および/またはキラル基である)に相当する、
第三ヘテロシクロアルカンカルボン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三オキサシクロアルカンカルボン酸。
【請求項8】
下記式
【化8】

(式中、nは0〜8であり、RおよびRは請求項5で定義した通りである)に相当する、
第三オキサシクロアルカンカルボン酸ヘミエステルであって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三オキサシクロアルカンカルボン酸ヘミエステル。
【請求項9】
下記式
【化9】

(式中、nは0〜8であり、RおよびRは請求項5で定義した通りであり、R12は請求項7で定義した通りである)に相当する、
第三オキサシクロアルカンカルボン酸ヘミエステルであって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三オキサシクロアルカンカルボン酸ヘミエステル。
【請求項10】
下記式
【化10】

に相当する、第三オキサシクロアルカンカルボン酸ヘミエステルまたはアンヒドロハリングトン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三オキサシクロアルカンカルボン酸ヘミエステルまたはアンヒドロハリングトン酸。
【請求項11】
下記式
【化11】

に相当する、第三オキサシクロアルカンカルボン酸ヘミエステルまたはアンヒドロ−ハリングトン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三オキサシクロアルカンカルボン酸ヘミエステルまたはアンヒドロ−ハリングトン酸。
【請求項12】
下記式
【化12】

(式中、nは0〜8であり、Rは請求項5で定義した通りである)に相当する、第三オキサシクロアルカンカルボン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三オキサシクロアルカンカルボン酸。
【請求項13】
下記式
【化13】

(式中、nは1〜8である)に相当する、第三オキサシクロアルカンカルボン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三オキサシクロアルカンカルボン酸。
【請求項14】
下記式
【化14】

(式中、nは0〜8である)に相当する、第三オキサシクロアルカンカルボン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三オキサシクロアルカンカルボン酸。
【請求項15】
下記式
【化15】

に相当する、第三オキサシクロアルカンカルボン酸またはオキサンヒドロネオハリングトン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三オキサシクロアルカンカルボン酸またはオキサンヒドロネオハリングトン酸。
【請求項16】
下記式
【化16】

に相当する、第三オキサシクロアルカンカルボン酸またはオキサンヒドロネオハリングトン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三オキサシクロアルカンカルボン酸またはオキサンヒドロネオハリングトン酸。
【請求項17】
下記式
【化17】

に相当する第三オキサシクロアルカンカルボン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三オキサシクロアルカンカルボン酸。
【請求項18】
下記式
【化18】

(式中、mは1〜8であり、RおよびRは請求項5で定義した通りであるが、同時に水素ではなく、かつRは水素またはヘテロ原子ではない)
に相当する、第三アルケンカルボン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三アルケンカルボン酸。
【請求項19】
下記式
【化19】

(式中、mは1〜8であり、m′は1〜8であり、RおよびRは請求項5で定義した通りであり、R12は請求項7で定義した通りである)
に相当する、第三アルケンカルボン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを含み、またはラセミ混合物または可変組成物での、第三アルケンカルボン酸。
【請求項20】
下記式
【化20】

(式中、mは1〜8であり、RおよびRは請求項5で定義した通りであるが、水素ではない)
に相当する、第三アルケンカルボン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを含み、またはラセミ混合物または可変組成物での、第三アルケンカルボン酸。
【請求項21】
下記式
【化21】

に相当する第三アルケンカルボン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三アルケンカルボン酸。
【請求項22】
下記式
【化22】

に相当する第三アルケンカルボン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三アルケンカルボン酸。
【請求項23】
下記式
【化23】

(式中、mは1〜8である)
に相当する第三アルケンカルボン酸であって、その塩およびその純粋な鏡像異性体のそれぞれを包含し、またはラセミ混合物または可変組成物での第三アルケンカルボン酸。
【請求項24】
m=1である、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
一般式Ω−CO−O−CO−Ω{式中、Ω(「オメガ」)は鎖の末端残基の代表的基であり、−CO−はセファロタキサンに結合したエステル基のカルボニルであり、
基Ω−CO−は、
下記式
【化24】

(上記式中、
nは0〜8であり、Z、R、RおよびRは請求項5で定義した通りである)の置換ヘテロシクロアルカン、または
下記式
【化25】

(上記式中、
mは1〜8であり、
、RおよびRは請求項5で定義した通りである)の線状アルケン、または
下記式
【化26】

(上記式中、
nは0〜8であり、R、RおよびRは請求項5で定義した通りであり、
ZおよびQは、独立して酸素、窒素または硫黄ヘテロ原子であり、
は炭素、ケイ素またはリン原子であり、
およびR10は、独立して水素、アルコキシ、(複数の)ヘテロ原子を含むまたは含まない、飽和、不飽和または芳香族性の線状または分岐状および/または環状の炭化水素基、特にアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクロアルキルであり、
および/またはR10は、ゼロであるかまたは一緒になってヘテロ原子を作成しおよび/または多重結合を作成することができ、但し、Q、RおよびR11はゼロであって、それらを有する炭素の2個の原子の間に多重結合を作成することができ、
11は水素、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはアルキルカルボニルである)に相当する}
を有する、請求項5〜16のいずれか1項に記載の酸の無水物。
【請求項26】
一般式Ω−CO−A(式中、Aは、置換基
式MeOCOO−のメトキシホルミルオキシ、
式CFCOO−のトリフルオロアセチルオキシ、
式RSO−のアルキルスルホンオキシ、
式(RO)PO−のホスホキシ、
式ROP(Cl)O−のハロホスホキシ、
式RSiO−のトリアルキルシリルオキシ、

【化27】

のジメチル−ホルムアミジニウムクロリド、または

【化28】

のアシルオキシ−ピリジニウムブロミドであり、式中、Rがアルキルであるもの
から選択される基である)を有する、請求項5〜16のいずれか1項に記載の酸の無水物。
【請求項27】
Aが2,4,6−トリクロロベンゾイルオキシ基である、請求項26に記載の酸の無水物。
【請求項28】
基Aが、下記式
【化29】

に相当する、請求項26に記載の酸の無水物。
【請求項29】
下記式
【化30】

に相当する、混合無水物。
【請求項30】
一般式Ω−CO−X(式中、Xはハロゲンである)に相当する、請求項5〜16のいずれか1項に記載の酸塩化物。
【請求項31】
一般式
【化31】

(式中、n、RおよびRは請求項5で定義した通りである)
に相当する、環状無水物。
【請求項32】
一般式
【化32】

に相当する、環状無水物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−132735(P2009−132735A)
【公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−63260(P2009−63260)
【出願日】平成21年3月16日(2009.3.16)
【分割の表示】特願2000−537877(P2000−537877)の分割
【原出願日】平成11年3月17日(1999.3.17)
【出願人】(504087994)ストラジェン、ファルマ、ソシエテ、アノニム (2)
【氏名又は名称原語表記】STRAGEN PHARMA SA
【Fターム(参考)】