測定デバイス用ストリップコネクタ
測定デバイス内にストリップコネクタを含むデバイスが提供される。また、システム、キットおよび方法も提供される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2008年7月17日に出願された米国特許出願第12/175,279号の優先権を主張するものであり、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明の実施形態は、測定デバイス内のストリップコネクタに関する。より詳細には、本発明の実施形態は、液体または他の汚染物質に対して実質的に不浸透性の、あるいは測定デバイスとともに使用するための交換可能または廃棄可能なストリップコネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
糖尿病は、多くの人々を悩ます疾患である。糖尿病管理において使用されるツールのうちの1つは、血液のサンプルから人の血糖値を測定することを主な目的とする測定デバイスである。測定デバイスを使用するプロセスは、非常に複雑というわけではないが、そのプロセスは、しばしば、一日に何度も行われる。
【0004】
測定デバイスのポートに検査ストリップを挿入した後、ユーザは、血液の少量のサンプルを得るために、自分自身の指を穿刺することがある。次いで、血液サンプルを検査ストリップ上に置き、その血液サンプルを測定デバイスが分析する。測定デバイスは、典型的には、分析に基づく血糖値を表示する。
【0005】
正確な測定が確実に行われるためには、測定デバイスを汚染物質がない状態に保つことが必要である。たとえば、ポートが血液で汚染される場合がある。このようなことが生じた場合、測定デバイスの性能は悪くなり、もはや、ユーザに正確な結果を保証することはできない。その結果、ユーザは、新しい測定デバイスを購入しなければならない可能性がある。不正確な結果および新しいデバイスを購入する必要性のために、ユーザに迷惑をかける可能性がある。
【発明の概要】
【0006】
本発明の実施形態は、測定デバイス上の、または測定デバイスとともに使用するためのストリップコネクタに関する。本発明の実施形態は、耐腐食性、耐水洗性、液体浸入に対する不浸透性、耐塵性、導電性、および/または交換可能であるストリップポートを含む。一実施形態では、測定デバイスは、第1の端部を有する筐体を含む。筐体の第1の端部またはその他の部分に、ストリップコネクタを設けてもよい。ストリップポートは、第1の端部から外に延在する端子を含む。筐体と端子との間の結合部分が、液体に対して実質的に不浸透性のバリアを形成するように、筐体は形成されていてもよい。結合部分により、ストリップコネクタおよび端子を清掃できるようになり、端子を汚染物質がない状態に保てるようになる。これにより、ストリップコネクタを清掃することができるので、デバイスの平均故障間隔(MTBF)を延長する。
【0007】
ある特定の実施形態では、ポートは、交換可能であるように構成される。この例では、デバイスは、ポートを受容するためのレセプタクルを含む。ポートは、第1の電気的接続部分を有する第1の部分を含んでもよい。第1の電気的接続部分は、典型的には、デバイスと接続するように構成される。デバイスの第1の部分は、第2の電気的接続部分も含む。
【0008】
また、ポートは、第2の部分も含んでもよい。第3の電気的接続部分は、第2の電気的接続部分と、着脱可能かつ電気的に接続するように構成されてもよい。これにより、第2の部分が、汚染された場合、またはその他の理由がある場合には、第1の部分から取り外して交換できるようになる。第2の部分はまた、検査ストリップを受容するように構成されたストリップポートを含む。その結果、ポートは、測定デバイスと検査ストリップとの間に電気的接続および物理的接続を提供する。
【0009】
廃棄可能なポートまたは廃棄可能な部分を有するポートによっても、デバイスのMTBFが増加する。さらに、廃棄可能なポートにより、様々な検査ストリップのフォームファクタに適応するように第2の部分を選択できるようになる。
【0010】
本発明のこれらおよびその他の利点および特徴は、以下の説明および添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになり、あるいは、以下に記載される本発明の実施によって理解され得る。
【0011】
本発明の利点および特徴をさらに明らかにするために、添付の図面に示される本発明の特定の実施形態を参照して、本発明をより具体的に説明する。これらの図面は単に、本発明の典型的な実施形態を示すものであり、したがって、その範囲を限定するものとして考えられるべきではないことが理解されよう。本発明は、添付の図面を使用することにより、追加の特性および詳細とともに記載および説明される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】ストリップ結合部分を清掃可能にするストリップコネクタを含む測定デバイスの図である。
【図2】ストリップコネクタを有する測定デバイスの斜視図である。
【図3】ストリップコネクタ中に含まれる端子の一実施形態を示す。
【図4】ストリップコネクタ中に含まれる端子の別の実施形態を示す。
【図5】ストリップコネクタ中に含まれる端子の別の実施形態を示す。
【図6】スプリングアームコネクタが検査ストリップと接続された状態のデバイスを示す。
【図7】検査ストリップと電気的に接続された端子を有するデバイスの上面図である。
【図8】検査ストリップ上の対応するソケットと結合するピン端子を有するデバイスの別の実施形態を示す。
【図9】ストリップコネクタ中のピン端子の上面図を示す。
【図10】廃棄可能なストリップポートを使用するデバイスの斜視図である。
【図11】廃棄可能なポートを受容する電気的接続部分を含むデバイスの端部の側面図である。
【図12】デバイスおよび検査ストリップと結合する廃棄可能なポートの上面図である。
【図13】一方の部分が測定デバイスと結合し、他方の部分が検査ストリップと結合するように分離可能な部分を含む廃棄可能なポートの斜視図である。
【図14】検査ストリップのための電気的接続部分を提供する廃棄可能なポートの一部分の一実施形態の斜視図である。
【図15】検査ストリップ結合部分を含む廃棄可能なポートの端面図である。
【図16】デバイスと検査ストリップとの間の、廃棄可能なポートを介しての電気的接続を示す図である。
【図17A】ストリップポートを測定デバイスに組み込むための別の構造を示す図である。
【図17B】ストリップポートを測定デバイスに組み込むための別の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態は、測定デバイス内の電気的接続部分に関する。測定デバイスは、しばしば、測定デバイスを電気的に別のデバイスまたは装置と接続し、検体の分析を実行できるようにする電気的接続部分を有する。たとえば、血糖値を測定するデバイスは、デバイスが少量の血液サンプルから血糖値を測定できるようにする電気的接続部分を含む。
【0014】
本発明の実施形態は、測定デバイスの平均故障間隔(MTBF)を改善できるシステムおよび方法に関する。これは、耐用年数がより長いデバイスをユーザに提供するという利益を有し、さらにそのデバイスによって実行される測定または分析が、長期間にわたってより正確であることを保証する。
【0015】
より詳細には、本発明の実施形態は、清掃および/または交換できるストリップコネクタまたはストリップポートに関する。ストリップポートを清掃または交換できることにより、しばしばポート汚染に関連した問題にデバイスが曝されないようにすることができる。たとえば、血液およびその他の汚染物質は、しばしばポートを汚染し、デバイスを使用不可能にし、あるいは、不正確な分析をもたらす可能性がある。したがって、デバイスの動作に影響を及ぼすことなく清掃または交換できるポートにより、MTBFが向上する。
【0016】
したがって、一実施形態は、液体または他の汚染物質の浸入を防止するインサート成型されたストリップコネクタ構成に関する。成型されたストリップコネクタは、耐腐食性、耐水洗性、耐水性、耐塵性、および高度に導電性とすることができる。別の実施形態では、ポートまたはポートの少なくとも一部分が、廃棄可能である。廃棄可能なポートにより、適切なポート交換品を選択することによって、デバイスを様々な検査ストリップのフォームファクタに適応させることができるようになり、また、ポートが汚染されたときでも、汚染されたポートを単に交換することによってデバイスが機能し続けることができるようになる。
【0017】
図1は、検体を分析するために使用される測定デバイスの、一実施形態の上面図である。測定デバイス100は、典型的には、ディスプレイ102と、ユーザインターフェース104とを含む。ディスプレイ102を使用して、血液サンプル中の血糖値の測定に関係する説明または結果をユーザに提供することができる。ユーザインターフェース104により、ユーザは、分析を開始する、デバイスをオン/オフする、などを含む様々な機能を実行できるようになる。
【0018】
図1および図2は、ストリップコネクタ110の一例も示す。この例では、ストリップコネクタ110は、複数の端子112を含む。端子112は、適切に構成された検査ストリップまたは検査ストリップモジュールへの物理的および/または電気的接続部分を提供する。この例では、端子112の周囲にデバイス100の筐体108をモールドすることができる。端子の周囲にデバイス110の筐体108をモールドすることによって、筐体108と端子112との間の結合部分は液体汚染物質(たとえば、水、血液など)を含む汚染物質に対して不浸透性になる。その結果、筐体108と端子112との間の結合部分は、耐水性または少なくとも十分に耐水性となって、デバイス100または少なくともストリップコネクタ110は洗浄できるようになる。デバイス100または少なくともストリップコネクタ110を洗浄できることより、デバイス100が、実質的にまたは完全に耐腐食性、水洗い可能、耐水性、および耐塵性になる。デバイス100に影響を及ぼすことなく、汚染物質をデバイスから取り除くこと、または清掃することができる。
【0019】
端子112は、通常、導電性であり、端子112の導電率を改善するために金めっきとしてもよい。端子112はまた、デバイス100の筐体108から露出して突き出している端子を保護するために、高強度の鉄鋼で形成してもよい。他の実施形態では、端子は、含浸ポリマー、ベリリウム銅、リン青銅、チタン、ニッケルめっき、スズめっき、またはそれらの任意の組合せで形成されてもよい。別の実施形態では、端子は、必要に応じて適切な導電率を提供する任意の材料とすることができる。
【0020】
端子112は、複数の異なる構成で配置することができる。端子は、表面120上に1つまたは複数の行および/または列で配置することができる。端子112は、デバイス100の内側にプリント基板(または他のコネクタ)の異なる側と接続するように配置することができる。さらに、端子112は、検査ストリップと接続し、デバイス100と検査ストリップとの間に電気的接続および/または機械的接続を提供するように、屈曲または成形することができる。本明細書でより十分に論じられるように、デバイス100は、デバイスが異なるフォームファクタの検査ストリップと結合することを可能にする様々なタイプの端子を用いて構成することができる。さらに、その他の構造は、機械的構造を提供して検査ストリップを固定するために、表面120から外に延在することができる。
【0021】
図3に、ストリップポート110を含むデバイス100の側面図を示す。この例では、ストリップポート110は、表面120を通ってデバイス100から外に延在し、表面120と端子112との間の結合部分は、液体またはその他の汚染物質の浸入を防止するために封止または実質的に封止される。端子112は、典型的には、デバイス100の表面120を通過し、プリント基板106へのコネクタ114を含む。コネクタ114は、プリント基板106と端子112との間に導電性経路を形成するボンドワイヤまたはその他の接続であってもよい。端子112は、本実施形態では、ピン型端子である。
【0022】
図4および図5に、端子112のさらなる実施形態を示す。図4はクリップピン114を示すが、図5に示される端子は、スプリングアーム116である。それぞれの種類の端子112は、様々な方法で、対応する検査ストリップとの物理的および/または電気的接触を可能にし、異なるフォームファクタに適応し得る。それぞれの例では、端子112は、デバイス100の表面120を通過し、デバイスの内側でプリント基板またはその他の回路と電気的に接続する。表面120は、端子112を清掃または洗浄できるようにするバリアを提供するために、端子112の周囲に形成されている。
【0023】
図6は、検査ストリップ150と接続されるデバイス100の側面図である。この例では、デバイス100は、表面120から外に延在するスプリングアーム116を含む。ストリップ150がスプリングアーム116へ挿入されると、スプリングアーム116が離れて検査ストリップ150へ向かう力を及ぼし得ることにより、検査ストリップを物理的に所定の位置に保持し、スプリングアーム116と検査ストリップ150との間に電気的接続を提供する。図6において、この例では、デバイス100の内側にあるスプリングアーム116の部分118がプリント基板106と両側で接続するが、電気的接続を確立するためにそれぞれのスプリングアーム116または端子の各部分を一般に用いることを要件とするものではない。
【0024】
スプリングアーム116(またはその他の端子)の外側部分を露出させつつ、デバイス100の内側でスプリングアーム116(またはその他の端子)の部分118を取り囲む表面120を形成するために、デバイス100の筐体108が射出成型などによって形成されている。その結果、スプリングアーム116と表面120との間の結合部分が封止または実質的に封止されて、血液またはその他の汚染物質などの液体がデバイス100に浸入してデバイス100の動作または機能に干渉することを防ぐ。この結合の結果として、スプリングアーム116またはその他の端子は、汚染が生じる場合には、またはその他の理由がある場合には、デバイス100の動作と干渉せずに洗浄または清掃することができる。
【0025】
図7は、図6に示されたデバイス100の上面図である。この例では、スプリングアーム116は、表面120から外に延在し、検査ストリップ150に接続される。血液サンプル156を検査ストリップに装着し、端子156および158がスプリングアーム116と接触する。この例では、端子158は検査ストリップ150の一方の側にあり、一方、端子156が検査ストリップ150の反対側にある。図7に示されたスプリングアーム構成では、検査ストリップ150の端子158および156を、検査ストリップのいずれの側にもすることができる。いくつかの例では、スプリングアーム116のうちいくつかは、検査ストリップ150と電気的に接触していなくてもよい。
【0026】
図8は、成型されたストリップコネクタの別の実施形態の斜視図である。この例では、デバイス100は、デバイス100の表面120を通過するピン端子112を含む。デバイス100の筐体108の内側に包み込まれた、または取り囲まれたピン端子112のうち少なくともいくつかは、プリント基板106に電気的に接続される。端子ピン112は、行および列のように、様々な構成で配置することができるので、プリント基板106の両側にピン端子112を接続することができる。
【0027】
図8に示された検査ストリップ160は、少なくとも電気的接続を確立するためにピン端子112と協働するように成形および構成されるソケット162を含むが、検査ストリップ160とデバイス100との間の接続に物理安定性を提供することもできる。ソケット162は、ストリップ160にソケット162の電気的接続をルーティングする接続モジュール164中に取り付けられ、それにより、デバイス100は、その上に置かれた任意の検体を分析することができる。
【0028】
図9は、検査ストリップポートを有するデバイスの上面図である。図9は、端子112をソケット162に挿入して、デバイス100と検査ストリップ160との間の接続を形成することができることを示す。サンプルをスペース166に装着し、ピン端子/ソケット接続を介してデバイス100と検査ストリップ160との間の接続が確立されると、サンプルを分析することができる。
【0029】
本発明の別の実施形態は、廃棄可能なストリップポートに関する。廃棄可能なストリップポートにより、現在のポートまたはその一部分が故障した場合、または汚染された場合、ポートまたはその一部分を、例示の目的であって限定ではないが、別のポートまたはその一部分と交換することが可能になる。図10は、測定デバイス200の斜視図である。デバイス200は、図1に示されたディスプレイおよびユーザ結合部分と同様のディスプレイ202およびユーザ結合部分を含む。ディスプレイ202を使用して、血液サンプルのような検体の分析に関する結果(血糖値等)を含む情報を伝達することができる。
【0030】
デバイス200は、デバイス200中に形成されたレセプタクル206にはめ込まれるポート208を含む。レセプタクル206は、廃棄可能または交換可能なポート250を受容するように構成することができる。図10に示すように、廃棄可能なポート250は、レセプタクル206に挿入することができ、ポート208を介してデバイス200と物理的かつ電気的に接続することができる。廃棄可能なポート250は、検査ストリップ150を受容するように構成されるストリップポート252を含む。ポート250がレセプタクル206に挿入されると、ポート252を有する表面は、表面214としばしば同一平面となるが、デバイス200に対するポート250の位置については、その他の構成が可能である。
【0031】
図11は、デバイス200の端部の図である。図11は、ポート208およびプリント基板212(またはその他の好適な結合部分)がレセプタクル206の端部に設けられることを示す。プリント基板212は、プリント基板212のどちら側にもトレース216またはその他の端子を有してもよい。
【0032】
図12は、デバイス200、ポート250および検査ストリップ150の上面図である。この例では、ポート208は、プリント基板212の端子216にアクセスを提供する。ポート250はまた、トレース216と接続するように構成される対応する端子254を含む。端子254は、スプリングアーム、ピンなど、またはそれらの任意の組合せとすることができる。さらに、ポート208は、汚染物質に対して実質的に不浸透性である結合部分を提供するために、前述したようにインサート成型されてもよい。この場合、ポート250の構成に従って、デバイス200を異なるフォームファクタに適応させるために、またはその他の機能を提供できるようにするために、ポートを変更可能としてもよい。
【0033】
この例では、ポート250はまた、端子254の反対側に設けられたストリップレセプタクル260(ストリップポート252の一例)またはストリップポートを有するが、レセプタクルはポート250の任意の側面に移すことができる。検査ストリップ150をレセプタクル260に挿入してもよく、ポート250がポート208に接続されると、検査ストリップ150のサンプルを分析し得る。
【0034】
この例におけるポート250は、第1の部分256と、第2の部分258とを含んでもよい。部分256および部分258は、1つの統合されたポートとすることができ、あるいは、繰り返し分離したり接続したりすることができる部分を含んでもよい。前述のように、部分258を別様に構成された部分と交換して、異なる検査ストリップのフォームファクタに適応するレセプタクル260を提供することができる。
【0035】
部分256は、ポート208を介してデバイス200と結合するように構成されてもよい。部分256はまた、対応するコネクタ264と相互作用して、少なくとも部分256をデバイス200と物理的に接続する保持タブ262を含んでもよい。一例では、部分258を廃棄可能としながら、部分256は、デバイス200と永久的に接続してもよい。有利にも、ユーザは、検査ストリップの異なる構成に適応させるために別様に構成された部分258を選択することができる。これにより、ユーザがポート250またはその一部分を交換するだけでなく、異なるフォームファクタの検査ストリップを利用できるようにしてもよい。
【0036】
図13は、廃棄可能なポート250の一実施形態の斜視図である。この例では、ポート250は、検査ストリップと結合するように構成される部分256と、測定デバイス200と結合するように構成される部分258とを含む。部分256は、先に開示されたようなプリント基板上のトレースと接続するように構成されるスプリングアーム254を含む。代替的には、部分258は、必要な接続を確立するためにデバイス200のポート208上の対応する構造と結合するピン端子、またはその他の端子を含んでもよい。
【0037】
部分256は、この例では、ポート250が、永久または半永久的な様式でデバイス200と接続できるようにする保持タブ262を含む。デバイス200に接続されると、タブ262は、部分256を所定の位置に保ちながら、部分258を部分256から分離し、新しい部分と交換する、あるいは、単に清掃することができる。前述のように、部分258は、異なる検査ストリップのフォームファクタとの接続を可能にするために、複数の構成を有することができる。
【0038】
本実施形態では、ポート250は、ポート250をデバイス200上に容易に挿入できるようにするために、デバイス200上の対応するレール構造と相互作用するガイド部材264を含む。ガイド部材264およびレール構造の協働により、挿入中にポート250を確実にポート208と適切に位置合わせし、ポート250の挿入および/または取外しの両方の間の端子への損傷を防止することができる。これにより、スプリングアーム264への損傷を防止することができ、確実に、ポートとデバイスを適切に接続させる。
【0039】
図14は、部分258の一実施形態の斜視図である。部分258は、部分256内の対応する構造と接続するために使用されるピン266を含む。ピン266は、部分256と部分258との間の接続を保持するために、対応する構造との摩擦嵌合を提供してもよい。
【0040】
図15は、部分258の試験ポートつまりレセプタクル260の図である。この例では、部分258は、検査ストリップを受容するように構成されるレセプタクル260を含む。端子270は、ポートの内側に設けられ、ストリップ上の血液サンプルの分析を可能にするために検査ストリップと少なくとも電気的に接触するように配置される。
【0041】
図16は、廃棄可能なポート250が接続された状態のデバイス200の側面図である。図16は、スプリングアーム264を部分256の内側に示す。デバイス側では、スプリングアームがポート250から外に延在し、デバイス200の内側のプリント基板212と接続する。スプリングアーム264の対向する端部は、ソケット272を形成する。ソケット272は、部分258から外に延在するピン266を受容し、それと電気的に接続するように構成される。ピン266はまた、部分258の内側に(この例ではスプリングアームとして示されている)端子270を含み、これらの端子270は、検査ストリップ150がレセプタクルつまりポート260に挿入されると、検査ストリップと電気的に接続するように構成される。
【0042】
上述のように、部分258は、複数のストリップのフォームファクタに適応するように構成することができる。その結果、部分258は、ピン、プラグ、ソケット、クリップなど、またはそれらの任意の組合せとして構成される端子270も含んでもよい。部分256と部分258との間の結合部分により、故障し始める、または汚染されたときはいつでも、あるいは、任意のその他の理由がある場合には、少なくとも部分256を交換可能にすることができるようになる。さらに、デバイス200、部分256、部分258および検査ストリップ150の間の電気的接続はピン端子、クリップピン、スプリングアームなど、またはそれらの任意の組合せを含むがそれらに限定されない様々な形態を取ることができる。この例では、部分256および部分258について示された端子またはピンが協働して、電気的接続を確立する。
【0043】
図17A〜図17Bは、ポート250とデバイス200との間の接続または組み込みの例を示す。図17Aは、ポートとデバイスとの間の接続が、デバイス200に部分258を固定するためにレセプタクル280と結合するラッチ282を含んでもよいことを示す。レセプタクル280およびラッチ282は協働して、接続を提供する。また、デバイス200に、レセプタクル280からラッチ282を解除するリリース284を含んでもよい。その結果、図17Aに示された接続は、永久または半永久的とすることができる。
【0044】
図17Bは、デバイス200とポート250との間の別の結合または接続を示す。この例では、デバイスは、ソケット286を含んでもよく、このソケット286は、ポート250に接続されたボール288を受容するように適合された開口を有する。ボール288は、ソケット286にスナップ係合されるとき、ボール288をソケット286に入れることができるようにするためにソケット286を拡張する。一旦ボールが挿入されると、ソケットは接続を確立するために収縮する。その結果、ボール288をソケットに挿入するために、力が必要となる。図17Bに示された接続を解除するために、同様の力が必要であってもよい。これらの例では、接続は半永久的であってもよく、電気的接続が確実に維持される。
【0045】
他の実施形態では、ポート250とデバイス200との間(または端子ピン266とソケット272との間)の接続としては、プレス嵌合または摩擦嵌合を含んでもよい。たとえば、ポート250を、レセプタクル206よりもわずかに広くしてもよい。ポート250がレセプタクル206に挿入されると、デバイス200とポート250との間の摩擦により、ポートが適切な位置に維持される。
【0046】
他の実施形態では、電気的接続は、機械的接続をも提供することができる。たとえば、ピン266とソケット272との間の摩擦嵌合により、部分256と部分258が接続した状態を保つために十分な力を提供してもよい。しかしながら、ユーザは、部分256を取り外し、それを交換することができる。
【0047】
いくつかの実施形態は、生体内(たとえば、連続監視)システムに関する。連続監視システムは、典型的には、皮膚の下に装着または配置されるセンサと、センサからグルコース情報を収集する送信器と、送信器から情報を収集する受信器とを含む。センサは、連続的に、周期的に、または、その他の間隔で、グルコース値情報を収集することができる。一旦センサを挿入すると、有利にも、ユーザは、血液サンプルを収集するために自分自身の体を繰り返し穿刺しなければならないことから解放されるが、それでもセンサ(たとえば、人体に挿入される電気化学的センサ)を交換できる。その全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第6,175,752号に、連続監視システムのさらなる例が開示されている。
【0048】
本発明の実施形態は、交換可能であってもよい連続監視システムの構成要素に関する。一実施形態では、センサと送信器との間のiは、汚染されることがある。送信器またはセンサ制御ユニットは、たとえば、送信器の端子と送信器の内部の回路との間にバリアを形成するためにモールドされたセンサを伴う結合部分を有してもよい。これにより、送信器の回路に損傷を与えることなく、送信器の端子を洗浄できるようになる。代替的には、必要に応じて交換することができる交換可能なポートに、これらの端子を含んでもよい。同様に、センサ上の結合部分は、汚染物質に対するバリアを形成するようにモールドしてもよく、または、交換可能であってもよい。
【0049】
これらの例では、ストリップコネクタまたはポートは、連続監視システムとともに使用することができる。本明細書で論じるように、センサ制御ユニットまたは送信器は、典型的には、センサと結合するポートを有する。MTBFを延長するように端子を清掃することができるように、このポートをモールドすることができる。代替的には、ポートは、交換可能かつ/または水洗い可能とすることができる。交換可能なポートにより、連続システムを異なるセンサフォームファクタに適応させることができるようになる。
【0050】
本発明の実施形態はさらに、キットに及ぶ。キットの例として、1つまたは複数のストリップコネクタを有する測定デバイスが挙げられる。いくつかのキットでは、様々なタイプのストリップのための様々なストリップコネクタまたはポートを含んでもよい。これにより、異なるストリップのフォームファクタとともに測定デバイスを使用できるようになる。キットはまた、複数の検査ストリップを含んでもよい。ある特定の例では、測定デバイスは、廃棄可能な検査ストリップとともに使用するため、ならびに、連続監視システムのために構成された検査ストリップとともに使用するために構成されてもよい。したがって、測定デバイスは、挿入されたセンサからグルコース情報を収集する送信器から情報を受信する受信器を含んでもよい。測定デバイスはまた、本明細書で開示したように、使い捨て検査ストリップとともに使用するためのストリップコネクタを含んでもよい。
【0051】
本発明は、その趣旨または主要な特徴から逸脱することなく、その他の具体的な形態で実施されてもよい。説明された実施形態は、あらゆる点で、単に例示的であり、限定的ではないとみなされるべきである。したがって、上述の説明ではなく、添付の特許請求の範囲によって、本発明の範囲が示される。特許請求の範囲の等価の意味および範囲内のすべての変更は、それらの範囲に包含されるものである。
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2008年7月17日に出願された米国特許出願第12/175,279号の優先権を主張するものであり、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明の実施形態は、測定デバイス内のストリップコネクタに関する。より詳細には、本発明の実施形態は、液体または他の汚染物質に対して実質的に不浸透性の、あるいは測定デバイスとともに使用するための交換可能または廃棄可能なストリップコネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
糖尿病は、多くの人々を悩ます疾患である。糖尿病管理において使用されるツールのうちの1つは、血液のサンプルから人の血糖値を測定することを主な目的とする測定デバイスである。測定デバイスを使用するプロセスは、非常に複雑というわけではないが、そのプロセスは、しばしば、一日に何度も行われる。
【0004】
測定デバイスのポートに検査ストリップを挿入した後、ユーザは、血液の少量のサンプルを得るために、自分自身の指を穿刺することがある。次いで、血液サンプルを検査ストリップ上に置き、その血液サンプルを測定デバイスが分析する。測定デバイスは、典型的には、分析に基づく血糖値を表示する。
【0005】
正確な測定が確実に行われるためには、測定デバイスを汚染物質がない状態に保つことが必要である。たとえば、ポートが血液で汚染される場合がある。このようなことが生じた場合、測定デバイスの性能は悪くなり、もはや、ユーザに正確な結果を保証することはできない。その結果、ユーザは、新しい測定デバイスを購入しなければならない可能性がある。不正確な結果および新しいデバイスを購入する必要性のために、ユーザに迷惑をかける可能性がある。
【発明の概要】
【0006】
本発明の実施形態は、測定デバイス上の、または測定デバイスとともに使用するためのストリップコネクタに関する。本発明の実施形態は、耐腐食性、耐水洗性、液体浸入に対する不浸透性、耐塵性、導電性、および/または交換可能であるストリップポートを含む。一実施形態では、測定デバイスは、第1の端部を有する筐体を含む。筐体の第1の端部またはその他の部分に、ストリップコネクタを設けてもよい。ストリップポートは、第1の端部から外に延在する端子を含む。筐体と端子との間の結合部分が、液体に対して実質的に不浸透性のバリアを形成するように、筐体は形成されていてもよい。結合部分により、ストリップコネクタおよび端子を清掃できるようになり、端子を汚染物質がない状態に保てるようになる。これにより、ストリップコネクタを清掃することができるので、デバイスの平均故障間隔(MTBF)を延長する。
【0007】
ある特定の実施形態では、ポートは、交換可能であるように構成される。この例では、デバイスは、ポートを受容するためのレセプタクルを含む。ポートは、第1の電気的接続部分を有する第1の部分を含んでもよい。第1の電気的接続部分は、典型的には、デバイスと接続するように構成される。デバイスの第1の部分は、第2の電気的接続部分も含む。
【0008】
また、ポートは、第2の部分も含んでもよい。第3の電気的接続部分は、第2の電気的接続部分と、着脱可能かつ電気的に接続するように構成されてもよい。これにより、第2の部分が、汚染された場合、またはその他の理由がある場合には、第1の部分から取り外して交換できるようになる。第2の部分はまた、検査ストリップを受容するように構成されたストリップポートを含む。その結果、ポートは、測定デバイスと検査ストリップとの間に電気的接続および物理的接続を提供する。
【0009】
廃棄可能なポートまたは廃棄可能な部分を有するポートによっても、デバイスのMTBFが増加する。さらに、廃棄可能なポートにより、様々な検査ストリップのフォームファクタに適応するように第2の部分を選択できるようになる。
【0010】
本発明のこれらおよびその他の利点および特徴は、以下の説明および添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになり、あるいは、以下に記載される本発明の実施によって理解され得る。
【0011】
本発明の利点および特徴をさらに明らかにするために、添付の図面に示される本発明の特定の実施形態を参照して、本発明をより具体的に説明する。これらの図面は単に、本発明の典型的な実施形態を示すものであり、したがって、その範囲を限定するものとして考えられるべきではないことが理解されよう。本発明は、添付の図面を使用することにより、追加の特性および詳細とともに記載および説明される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】ストリップ結合部分を清掃可能にするストリップコネクタを含む測定デバイスの図である。
【図2】ストリップコネクタを有する測定デバイスの斜視図である。
【図3】ストリップコネクタ中に含まれる端子の一実施形態を示す。
【図4】ストリップコネクタ中に含まれる端子の別の実施形態を示す。
【図5】ストリップコネクタ中に含まれる端子の別の実施形態を示す。
【図6】スプリングアームコネクタが検査ストリップと接続された状態のデバイスを示す。
【図7】検査ストリップと電気的に接続された端子を有するデバイスの上面図である。
【図8】検査ストリップ上の対応するソケットと結合するピン端子を有するデバイスの別の実施形態を示す。
【図9】ストリップコネクタ中のピン端子の上面図を示す。
【図10】廃棄可能なストリップポートを使用するデバイスの斜視図である。
【図11】廃棄可能なポートを受容する電気的接続部分を含むデバイスの端部の側面図である。
【図12】デバイスおよび検査ストリップと結合する廃棄可能なポートの上面図である。
【図13】一方の部分が測定デバイスと結合し、他方の部分が検査ストリップと結合するように分離可能な部分を含む廃棄可能なポートの斜視図である。
【図14】検査ストリップのための電気的接続部分を提供する廃棄可能なポートの一部分の一実施形態の斜視図である。
【図15】検査ストリップ結合部分を含む廃棄可能なポートの端面図である。
【図16】デバイスと検査ストリップとの間の、廃棄可能なポートを介しての電気的接続を示す図である。
【図17A】ストリップポートを測定デバイスに組み込むための別の構造を示す図である。
【図17B】ストリップポートを測定デバイスに組み込むための別の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態は、測定デバイス内の電気的接続部分に関する。測定デバイスは、しばしば、測定デバイスを電気的に別のデバイスまたは装置と接続し、検体の分析を実行できるようにする電気的接続部分を有する。たとえば、血糖値を測定するデバイスは、デバイスが少量の血液サンプルから血糖値を測定できるようにする電気的接続部分を含む。
【0014】
本発明の実施形態は、測定デバイスの平均故障間隔(MTBF)を改善できるシステムおよび方法に関する。これは、耐用年数がより長いデバイスをユーザに提供するという利益を有し、さらにそのデバイスによって実行される測定または分析が、長期間にわたってより正確であることを保証する。
【0015】
より詳細には、本発明の実施形態は、清掃および/または交換できるストリップコネクタまたはストリップポートに関する。ストリップポートを清掃または交換できることにより、しばしばポート汚染に関連した問題にデバイスが曝されないようにすることができる。たとえば、血液およびその他の汚染物質は、しばしばポートを汚染し、デバイスを使用不可能にし、あるいは、不正確な分析をもたらす可能性がある。したがって、デバイスの動作に影響を及ぼすことなく清掃または交換できるポートにより、MTBFが向上する。
【0016】
したがって、一実施形態は、液体または他の汚染物質の浸入を防止するインサート成型されたストリップコネクタ構成に関する。成型されたストリップコネクタは、耐腐食性、耐水洗性、耐水性、耐塵性、および高度に導電性とすることができる。別の実施形態では、ポートまたはポートの少なくとも一部分が、廃棄可能である。廃棄可能なポートにより、適切なポート交換品を選択することによって、デバイスを様々な検査ストリップのフォームファクタに適応させることができるようになり、また、ポートが汚染されたときでも、汚染されたポートを単に交換することによってデバイスが機能し続けることができるようになる。
【0017】
図1は、検体を分析するために使用される測定デバイスの、一実施形態の上面図である。測定デバイス100は、典型的には、ディスプレイ102と、ユーザインターフェース104とを含む。ディスプレイ102を使用して、血液サンプル中の血糖値の測定に関係する説明または結果をユーザに提供することができる。ユーザインターフェース104により、ユーザは、分析を開始する、デバイスをオン/オフする、などを含む様々な機能を実行できるようになる。
【0018】
図1および図2は、ストリップコネクタ110の一例も示す。この例では、ストリップコネクタ110は、複数の端子112を含む。端子112は、適切に構成された検査ストリップまたは検査ストリップモジュールへの物理的および/または電気的接続部分を提供する。この例では、端子112の周囲にデバイス100の筐体108をモールドすることができる。端子の周囲にデバイス110の筐体108をモールドすることによって、筐体108と端子112との間の結合部分は液体汚染物質(たとえば、水、血液など)を含む汚染物質に対して不浸透性になる。その結果、筐体108と端子112との間の結合部分は、耐水性または少なくとも十分に耐水性となって、デバイス100または少なくともストリップコネクタ110は洗浄できるようになる。デバイス100または少なくともストリップコネクタ110を洗浄できることより、デバイス100が、実質的にまたは完全に耐腐食性、水洗い可能、耐水性、および耐塵性になる。デバイス100に影響を及ぼすことなく、汚染物質をデバイスから取り除くこと、または清掃することができる。
【0019】
端子112は、通常、導電性であり、端子112の導電率を改善するために金めっきとしてもよい。端子112はまた、デバイス100の筐体108から露出して突き出している端子を保護するために、高強度の鉄鋼で形成してもよい。他の実施形態では、端子は、含浸ポリマー、ベリリウム銅、リン青銅、チタン、ニッケルめっき、スズめっき、またはそれらの任意の組合せで形成されてもよい。別の実施形態では、端子は、必要に応じて適切な導電率を提供する任意の材料とすることができる。
【0020】
端子112は、複数の異なる構成で配置することができる。端子は、表面120上に1つまたは複数の行および/または列で配置することができる。端子112は、デバイス100の内側にプリント基板(または他のコネクタ)の異なる側と接続するように配置することができる。さらに、端子112は、検査ストリップと接続し、デバイス100と検査ストリップとの間に電気的接続および/または機械的接続を提供するように、屈曲または成形することができる。本明細書でより十分に論じられるように、デバイス100は、デバイスが異なるフォームファクタの検査ストリップと結合することを可能にする様々なタイプの端子を用いて構成することができる。さらに、その他の構造は、機械的構造を提供して検査ストリップを固定するために、表面120から外に延在することができる。
【0021】
図3に、ストリップポート110を含むデバイス100の側面図を示す。この例では、ストリップポート110は、表面120を通ってデバイス100から外に延在し、表面120と端子112との間の結合部分は、液体またはその他の汚染物質の浸入を防止するために封止または実質的に封止される。端子112は、典型的には、デバイス100の表面120を通過し、プリント基板106へのコネクタ114を含む。コネクタ114は、プリント基板106と端子112との間に導電性経路を形成するボンドワイヤまたはその他の接続であってもよい。端子112は、本実施形態では、ピン型端子である。
【0022】
図4および図5に、端子112のさらなる実施形態を示す。図4はクリップピン114を示すが、図5に示される端子は、スプリングアーム116である。それぞれの種類の端子112は、様々な方法で、対応する検査ストリップとの物理的および/または電気的接触を可能にし、異なるフォームファクタに適応し得る。それぞれの例では、端子112は、デバイス100の表面120を通過し、デバイスの内側でプリント基板またはその他の回路と電気的に接続する。表面120は、端子112を清掃または洗浄できるようにするバリアを提供するために、端子112の周囲に形成されている。
【0023】
図6は、検査ストリップ150と接続されるデバイス100の側面図である。この例では、デバイス100は、表面120から外に延在するスプリングアーム116を含む。ストリップ150がスプリングアーム116へ挿入されると、スプリングアーム116が離れて検査ストリップ150へ向かう力を及ぼし得ることにより、検査ストリップを物理的に所定の位置に保持し、スプリングアーム116と検査ストリップ150との間に電気的接続を提供する。図6において、この例では、デバイス100の内側にあるスプリングアーム116の部分118がプリント基板106と両側で接続するが、電気的接続を確立するためにそれぞれのスプリングアーム116または端子の各部分を一般に用いることを要件とするものではない。
【0024】
スプリングアーム116(またはその他の端子)の外側部分を露出させつつ、デバイス100の内側でスプリングアーム116(またはその他の端子)の部分118を取り囲む表面120を形成するために、デバイス100の筐体108が射出成型などによって形成されている。その結果、スプリングアーム116と表面120との間の結合部分が封止または実質的に封止されて、血液またはその他の汚染物質などの液体がデバイス100に浸入してデバイス100の動作または機能に干渉することを防ぐ。この結合の結果として、スプリングアーム116またはその他の端子は、汚染が生じる場合には、またはその他の理由がある場合には、デバイス100の動作と干渉せずに洗浄または清掃することができる。
【0025】
図7は、図6に示されたデバイス100の上面図である。この例では、スプリングアーム116は、表面120から外に延在し、検査ストリップ150に接続される。血液サンプル156を検査ストリップに装着し、端子156および158がスプリングアーム116と接触する。この例では、端子158は検査ストリップ150の一方の側にあり、一方、端子156が検査ストリップ150の反対側にある。図7に示されたスプリングアーム構成では、検査ストリップ150の端子158および156を、検査ストリップのいずれの側にもすることができる。いくつかの例では、スプリングアーム116のうちいくつかは、検査ストリップ150と電気的に接触していなくてもよい。
【0026】
図8は、成型されたストリップコネクタの別の実施形態の斜視図である。この例では、デバイス100は、デバイス100の表面120を通過するピン端子112を含む。デバイス100の筐体108の内側に包み込まれた、または取り囲まれたピン端子112のうち少なくともいくつかは、プリント基板106に電気的に接続される。端子ピン112は、行および列のように、様々な構成で配置することができるので、プリント基板106の両側にピン端子112を接続することができる。
【0027】
図8に示された検査ストリップ160は、少なくとも電気的接続を確立するためにピン端子112と協働するように成形および構成されるソケット162を含むが、検査ストリップ160とデバイス100との間の接続に物理安定性を提供することもできる。ソケット162は、ストリップ160にソケット162の電気的接続をルーティングする接続モジュール164中に取り付けられ、それにより、デバイス100は、その上に置かれた任意の検体を分析することができる。
【0028】
図9は、検査ストリップポートを有するデバイスの上面図である。図9は、端子112をソケット162に挿入して、デバイス100と検査ストリップ160との間の接続を形成することができることを示す。サンプルをスペース166に装着し、ピン端子/ソケット接続を介してデバイス100と検査ストリップ160との間の接続が確立されると、サンプルを分析することができる。
【0029】
本発明の別の実施形態は、廃棄可能なストリップポートに関する。廃棄可能なストリップポートにより、現在のポートまたはその一部分が故障した場合、または汚染された場合、ポートまたはその一部分を、例示の目的であって限定ではないが、別のポートまたはその一部分と交換することが可能になる。図10は、測定デバイス200の斜視図である。デバイス200は、図1に示されたディスプレイおよびユーザ結合部分と同様のディスプレイ202およびユーザ結合部分を含む。ディスプレイ202を使用して、血液サンプルのような検体の分析に関する結果(血糖値等)を含む情報を伝達することができる。
【0030】
デバイス200は、デバイス200中に形成されたレセプタクル206にはめ込まれるポート208を含む。レセプタクル206は、廃棄可能または交換可能なポート250を受容するように構成することができる。図10に示すように、廃棄可能なポート250は、レセプタクル206に挿入することができ、ポート208を介してデバイス200と物理的かつ電気的に接続することができる。廃棄可能なポート250は、検査ストリップ150を受容するように構成されるストリップポート252を含む。ポート250がレセプタクル206に挿入されると、ポート252を有する表面は、表面214としばしば同一平面となるが、デバイス200に対するポート250の位置については、その他の構成が可能である。
【0031】
図11は、デバイス200の端部の図である。図11は、ポート208およびプリント基板212(またはその他の好適な結合部分)がレセプタクル206の端部に設けられることを示す。プリント基板212は、プリント基板212のどちら側にもトレース216またはその他の端子を有してもよい。
【0032】
図12は、デバイス200、ポート250および検査ストリップ150の上面図である。この例では、ポート208は、プリント基板212の端子216にアクセスを提供する。ポート250はまた、トレース216と接続するように構成される対応する端子254を含む。端子254は、スプリングアーム、ピンなど、またはそれらの任意の組合せとすることができる。さらに、ポート208は、汚染物質に対して実質的に不浸透性である結合部分を提供するために、前述したようにインサート成型されてもよい。この場合、ポート250の構成に従って、デバイス200を異なるフォームファクタに適応させるために、またはその他の機能を提供できるようにするために、ポートを変更可能としてもよい。
【0033】
この例では、ポート250はまた、端子254の反対側に設けられたストリップレセプタクル260(ストリップポート252の一例)またはストリップポートを有するが、レセプタクルはポート250の任意の側面に移すことができる。検査ストリップ150をレセプタクル260に挿入してもよく、ポート250がポート208に接続されると、検査ストリップ150のサンプルを分析し得る。
【0034】
この例におけるポート250は、第1の部分256と、第2の部分258とを含んでもよい。部分256および部分258は、1つの統合されたポートとすることができ、あるいは、繰り返し分離したり接続したりすることができる部分を含んでもよい。前述のように、部分258を別様に構成された部分と交換して、異なる検査ストリップのフォームファクタに適応するレセプタクル260を提供することができる。
【0035】
部分256は、ポート208を介してデバイス200と結合するように構成されてもよい。部分256はまた、対応するコネクタ264と相互作用して、少なくとも部分256をデバイス200と物理的に接続する保持タブ262を含んでもよい。一例では、部分258を廃棄可能としながら、部分256は、デバイス200と永久的に接続してもよい。有利にも、ユーザは、検査ストリップの異なる構成に適応させるために別様に構成された部分258を選択することができる。これにより、ユーザがポート250またはその一部分を交換するだけでなく、異なるフォームファクタの検査ストリップを利用できるようにしてもよい。
【0036】
図13は、廃棄可能なポート250の一実施形態の斜視図である。この例では、ポート250は、検査ストリップと結合するように構成される部分256と、測定デバイス200と結合するように構成される部分258とを含む。部分256は、先に開示されたようなプリント基板上のトレースと接続するように構成されるスプリングアーム254を含む。代替的には、部分258は、必要な接続を確立するためにデバイス200のポート208上の対応する構造と結合するピン端子、またはその他の端子を含んでもよい。
【0037】
部分256は、この例では、ポート250が、永久または半永久的な様式でデバイス200と接続できるようにする保持タブ262を含む。デバイス200に接続されると、タブ262は、部分256を所定の位置に保ちながら、部分258を部分256から分離し、新しい部分と交換する、あるいは、単に清掃することができる。前述のように、部分258は、異なる検査ストリップのフォームファクタとの接続を可能にするために、複数の構成を有することができる。
【0038】
本実施形態では、ポート250は、ポート250をデバイス200上に容易に挿入できるようにするために、デバイス200上の対応するレール構造と相互作用するガイド部材264を含む。ガイド部材264およびレール構造の協働により、挿入中にポート250を確実にポート208と適切に位置合わせし、ポート250の挿入および/または取外しの両方の間の端子への損傷を防止することができる。これにより、スプリングアーム264への損傷を防止することができ、確実に、ポートとデバイスを適切に接続させる。
【0039】
図14は、部分258の一実施形態の斜視図である。部分258は、部分256内の対応する構造と接続するために使用されるピン266を含む。ピン266は、部分256と部分258との間の接続を保持するために、対応する構造との摩擦嵌合を提供してもよい。
【0040】
図15は、部分258の試験ポートつまりレセプタクル260の図である。この例では、部分258は、検査ストリップを受容するように構成されるレセプタクル260を含む。端子270は、ポートの内側に設けられ、ストリップ上の血液サンプルの分析を可能にするために検査ストリップと少なくとも電気的に接触するように配置される。
【0041】
図16は、廃棄可能なポート250が接続された状態のデバイス200の側面図である。図16は、スプリングアーム264を部分256の内側に示す。デバイス側では、スプリングアームがポート250から外に延在し、デバイス200の内側のプリント基板212と接続する。スプリングアーム264の対向する端部は、ソケット272を形成する。ソケット272は、部分258から外に延在するピン266を受容し、それと電気的に接続するように構成される。ピン266はまた、部分258の内側に(この例ではスプリングアームとして示されている)端子270を含み、これらの端子270は、検査ストリップ150がレセプタクルつまりポート260に挿入されると、検査ストリップと電気的に接続するように構成される。
【0042】
上述のように、部分258は、複数のストリップのフォームファクタに適応するように構成することができる。その結果、部分258は、ピン、プラグ、ソケット、クリップなど、またはそれらの任意の組合せとして構成される端子270も含んでもよい。部分256と部分258との間の結合部分により、故障し始める、または汚染されたときはいつでも、あるいは、任意のその他の理由がある場合には、少なくとも部分256を交換可能にすることができるようになる。さらに、デバイス200、部分256、部分258および検査ストリップ150の間の電気的接続はピン端子、クリップピン、スプリングアームなど、またはそれらの任意の組合せを含むがそれらに限定されない様々な形態を取ることができる。この例では、部分256および部分258について示された端子またはピンが協働して、電気的接続を確立する。
【0043】
図17A〜図17Bは、ポート250とデバイス200との間の接続または組み込みの例を示す。図17Aは、ポートとデバイスとの間の接続が、デバイス200に部分258を固定するためにレセプタクル280と結合するラッチ282を含んでもよいことを示す。レセプタクル280およびラッチ282は協働して、接続を提供する。また、デバイス200に、レセプタクル280からラッチ282を解除するリリース284を含んでもよい。その結果、図17Aに示された接続は、永久または半永久的とすることができる。
【0044】
図17Bは、デバイス200とポート250との間の別の結合または接続を示す。この例では、デバイスは、ソケット286を含んでもよく、このソケット286は、ポート250に接続されたボール288を受容するように適合された開口を有する。ボール288は、ソケット286にスナップ係合されるとき、ボール288をソケット286に入れることができるようにするためにソケット286を拡張する。一旦ボールが挿入されると、ソケットは接続を確立するために収縮する。その結果、ボール288をソケットに挿入するために、力が必要となる。図17Bに示された接続を解除するために、同様の力が必要であってもよい。これらの例では、接続は半永久的であってもよく、電気的接続が確実に維持される。
【0045】
他の実施形態では、ポート250とデバイス200との間(または端子ピン266とソケット272との間)の接続としては、プレス嵌合または摩擦嵌合を含んでもよい。たとえば、ポート250を、レセプタクル206よりもわずかに広くしてもよい。ポート250がレセプタクル206に挿入されると、デバイス200とポート250との間の摩擦により、ポートが適切な位置に維持される。
【0046】
他の実施形態では、電気的接続は、機械的接続をも提供することができる。たとえば、ピン266とソケット272との間の摩擦嵌合により、部分256と部分258が接続した状態を保つために十分な力を提供してもよい。しかしながら、ユーザは、部分256を取り外し、それを交換することができる。
【0047】
いくつかの実施形態は、生体内(たとえば、連続監視)システムに関する。連続監視システムは、典型的には、皮膚の下に装着または配置されるセンサと、センサからグルコース情報を収集する送信器と、送信器から情報を収集する受信器とを含む。センサは、連続的に、周期的に、または、その他の間隔で、グルコース値情報を収集することができる。一旦センサを挿入すると、有利にも、ユーザは、血液サンプルを収集するために自分自身の体を繰り返し穿刺しなければならないことから解放されるが、それでもセンサ(たとえば、人体に挿入される電気化学的センサ)を交換できる。その全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第6,175,752号に、連続監視システムのさらなる例が開示されている。
【0048】
本発明の実施形態は、交換可能であってもよい連続監視システムの構成要素に関する。一実施形態では、センサと送信器との間のiは、汚染されることがある。送信器またはセンサ制御ユニットは、たとえば、送信器の端子と送信器の内部の回路との間にバリアを形成するためにモールドされたセンサを伴う結合部分を有してもよい。これにより、送信器の回路に損傷を与えることなく、送信器の端子を洗浄できるようになる。代替的には、必要に応じて交換することができる交換可能なポートに、これらの端子を含んでもよい。同様に、センサ上の結合部分は、汚染物質に対するバリアを形成するようにモールドしてもよく、または、交換可能であってもよい。
【0049】
これらの例では、ストリップコネクタまたはポートは、連続監視システムとともに使用することができる。本明細書で論じるように、センサ制御ユニットまたは送信器は、典型的には、センサと結合するポートを有する。MTBFを延長するように端子を清掃することができるように、このポートをモールドすることができる。代替的には、ポートは、交換可能かつ/または水洗い可能とすることができる。交換可能なポートにより、連続システムを異なるセンサフォームファクタに適応させることができるようになる。
【0050】
本発明の実施形態はさらに、キットに及ぶ。キットの例として、1つまたは複数のストリップコネクタを有する測定デバイスが挙げられる。いくつかのキットでは、様々なタイプのストリップのための様々なストリップコネクタまたはポートを含んでもよい。これにより、異なるストリップのフォームファクタとともに測定デバイスを使用できるようになる。キットはまた、複数の検査ストリップを含んでもよい。ある特定の例では、測定デバイスは、廃棄可能な検査ストリップとともに使用するため、ならびに、連続監視システムのために構成された検査ストリップとともに使用するために構成されてもよい。したがって、測定デバイスは、挿入されたセンサからグルコース情報を収集する送信器から情報を受信する受信器を含んでもよい。測定デバイスはまた、本明細書で開示したように、使い捨て検査ストリップとともに使用するためのストリップコネクタを含んでもよい。
【0051】
本発明は、その趣旨または主要な特徴から逸脱することなく、その他の具体的な形態で実施されてもよい。説明された実施形態は、あらゆる点で、単に例示的であり、限定的ではないとみなされるべきである。したがって、上述の説明ではなく、添付の特許請求の範囲によって、本発明の範囲が示される。特許請求の範囲の等価の意味および範囲内のすべての変更は、それらの範囲に包含されるものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端部を有する筐体と、
前記第1の端部に設けられたストリップポートであって、前記第1の端部から外に延在する端子を有するストリップポートと、
を備え、
前記筐体が、前記筐体と前記端子との間に、汚染物質から前記筐体の内側の回路を分離する結合部分を形成する
測定デバイス。
【請求項2】
前記筐体が、前記結合部分を形成するために、前記端子の周囲にモールドされるプラスチックを備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記筐体が射出成型される、請求項1に記載のデバイス。
【請求項4】
前記端子がピン端子を備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項5】
前記端子がスプリングアームを備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記端子がクリップを備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項7】
前記結合部分が、汚染物質に対して実質的に不浸透性であるバリアを形成するように前記端子を取り囲む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項8】
前記バリアが、実質的に耐水性、耐塵性、および耐水洗性のうち実質的に少なくとも1つである、請求項7に記載のデバイス。
【請求項9】
前記端子が金めっきされた高強度の鉄鋼を含む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項10】
測定デバイス内で使用するためのポートであって、前記ポートが、
前記測定デバイスと電気的に接続するように構成される第1の電気的接続部分、および第2の電気的接続部分を有する第1の部分と、
前記第2の接続部分と電気的に接続するように構成される第3の電気的接続部分、および検査ストリップを受容するように構成されるストリップポートを有する第2の部分と、
を備えるポート。
【請求項11】
前記第1の電気的接続部分が、前記第1の部分の表面から外に延在し、前記デバイスと電気的に接続するように構成されるスプリングアーム端子を備える、請求項10に記載のポート。
【請求項12】
前記第2の電気的接続部分が、前記第1の部分の内側に設けられ、ソケットを備える、請求項10に記載のポート。
【請求項13】
前記第3の電気的接続部分が、前記第2の部分の表面から外に延在し、前記ソケットと電気的に接続するピンを備える、請求項12に記載のポート。
【請求項14】
前記ストリップポートが、検査ストリップを受容し、前記検査ストリップと電気的に接続するように構成される、請求項13に記載のポート。
【請求項15】
前記第1、第2および第3の電気的接続部分が、前記デバイスを前記検査ストリップと電気的に接続する、請求項14に記載のポート。
【請求項16】
前記第2の部分が、前記第2の部分と着脱可能に接続される、請求項10に記載のポート。
【請求項17】
前記第1の部分が、前記第1の部分の表面上に保持タブを備え、前記保持タブが、前記第1の部分を前記デバイスに固定するために、前記デバイス上の対応する構造と係合する、請求項10に記載のポート。
【請求項18】
前記ポートの少なくとも1つの側に形成されたガイド部材をさらに備え、前記ガイド部材が、前記ポートを受容する前記デバイス上のレセプタクルの1つの側に形成されたレールと相互作用し、前記ガイド部材が、前記レセプタクルへの前記第1および第2の部分の挿入を容易にする、請求項10に記載のポート。
【請求項19】
前記第1の電気的接続部分がスプリングアームを備え、前記第2の電気的接続部分がソケットを備える、請求項10に記載のポート。
【請求項20】
前記第3の電気的接続部分がピンを備え、前記ポートが前記検査ストリップ上の端子に電気的に係合するスプリングアームを備える、請求項10に記載のポート。
【請求項21】
少なくとも前記第2の部分が交換可能および廃棄可能である、請求項10に記載のポート。
【請求項1】
第1の端部を有する筐体と、
前記第1の端部に設けられたストリップポートであって、前記第1の端部から外に延在する端子を有するストリップポートと、
を備え、
前記筐体が、前記筐体と前記端子との間に、汚染物質から前記筐体の内側の回路を分離する結合部分を形成する
測定デバイス。
【請求項2】
前記筐体が、前記結合部分を形成するために、前記端子の周囲にモールドされるプラスチックを備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記筐体が射出成型される、請求項1に記載のデバイス。
【請求項4】
前記端子がピン端子を備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項5】
前記端子がスプリングアームを備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記端子がクリップを備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項7】
前記結合部分が、汚染物質に対して実質的に不浸透性であるバリアを形成するように前記端子を取り囲む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項8】
前記バリアが、実質的に耐水性、耐塵性、および耐水洗性のうち実質的に少なくとも1つである、請求項7に記載のデバイス。
【請求項9】
前記端子が金めっきされた高強度の鉄鋼を含む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項10】
測定デバイス内で使用するためのポートであって、前記ポートが、
前記測定デバイスと電気的に接続するように構成される第1の電気的接続部分、および第2の電気的接続部分を有する第1の部分と、
前記第2の接続部分と電気的に接続するように構成される第3の電気的接続部分、および検査ストリップを受容するように構成されるストリップポートを有する第2の部分と、
を備えるポート。
【請求項11】
前記第1の電気的接続部分が、前記第1の部分の表面から外に延在し、前記デバイスと電気的に接続するように構成されるスプリングアーム端子を備える、請求項10に記載のポート。
【請求項12】
前記第2の電気的接続部分が、前記第1の部分の内側に設けられ、ソケットを備える、請求項10に記載のポート。
【請求項13】
前記第3の電気的接続部分が、前記第2の部分の表面から外に延在し、前記ソケットと電気的に接続するピンを備える、請求項12に記載のポート。
【請求項14】
前記ストリップポートが、検査ストリップを受容し、前記検査ストリップと電気的に接続するように構成される、請求項13に記載のポート。
【請求項15】
前記第1、第2および第3の電気的接続部分が、前記デバイスを前記検査ストリップと電気的に接続する、請求項14に記載のポート。
【請求項16】
前記第2の部分が、前記第2の部分と着脱可能に接続される、請求項10に記載のポート。
【請求項17】
前記第1の部分が、前記第1の部分の表面上に保持タブを備え、前記保持タブが、前記第1の部分を前記デバイスに固定するために、前記デバイス上の対応する構造と係合する、請求項10に記載のポート。
【請求項18】
前記ポートの少なくとも1つの側に形成されたガイド部材をさらに備え、前記ガイド部材が、前記ポートを受容する前記デバイス上のレセプタクルの1つの側に形成されたレールと相互作用し、前記ガイド部材が、前記レセプタクルへの前記第1および第2の部分の挿入を容易にする、請求項10に記載のポート。
【請求項19】
前記第1の電気的接続部分がスプリングアームを備え、前記第2の電気的接続部分がソケットを備える、請求項10に記載のポート。
【請求項20】
前記第3の電気的接続部分がピンを備え、前記ポートが前記検査ストリップ上の端子に電気的に係合するスプリングアームを備える、請求項10に記載のポート。
【請求項21】
少なくとも前記第2の部分が交換可能および廃棄可能である、請求項10に記載のポート。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17A】
【図17B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17A】
【図17B】
【公表番号】特表2011−528437(P2011−528437A)
【公表日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−518803(P2011−518803)
【出願日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際出願番号】PCT/US2009/050119
【国際公開番号】WO2010/009000
【国際公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【出願人】(500211047)アボット ダイアベティス ケア インコーポレイテッド (43)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT DIABETES CARE INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際出願番号】PCT/US2009/050119
【国際公開番号】WO2010/009000
【国際公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【出願人】(500211047)アボット ダイアベティス ケア インコーポレイテッド (43)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT DIABETES CARE INC.
【Fターム(参考)】
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