説明

災害位置情報管理システム

【課題】各種携帯電話会社やPDA等の各種電子メールに対応可能にし特定の人からだけでなく一般の人からも災害情報を収集できる信頼性の高い災害位置情報管理システムを得る。
【解決手段】被災現場7の撮影画像情報及び位置情報を添付して送信してきた各種電子メール8を保存するメールサーバ4、電子地図509及び災害情報510を保管する地図・災害情報データベース508、各種電子メール8に対応したプロファイル505を保管したプロファイルデータベース504、電子メール8に添付の撮影画像情報を地図・災害情報データベース508に保管する電子メール添付情報処理部502、及び電子メール8に添付の前記位置情報から対応プロファイル505によって被災現場7の緯度経度情報を得る位置情報解析部503を備え、緯度経度情報により被災現場の位置及び撮影画像を電子地図509に関連付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば水道施設損壊等の災害が発生した場合、その被害現場の位置及び被害現場の撮影画像情報を、携帯電話等の電子メールで収集し、災害発生の位置・災害状況情報を管理し、災害復旧活動の支援などに使用される災害位置情報管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンピュータを利用した災害位置情報管理システムでは、災害発生時の状況把握のため、いつ、どこで、どういう被害が発生したかをいち早く、正確に情報収集し、これをユーザに提供する必要がある。
【0003】
災害位置情報管理システムではないが従来の移動体管理システムとして、例えば、特開2004−70498号公報(特許文献1)に記載の移動体管理システムでは、GPS受信機付き携帯電話からの位置情報付き電子メールを受信し、位置情報解析部によって携帯電話の現在位置を特定している。
【0004】
また、災害位置情報管理システムではないが、ネットワーク上の画像サーバに撮像画像を記録する従来の一般的な撮影画像記録方法として、例えば、特開2003−169287号公報(特許文献2)に記載の撮影画像の記録方法では、携帯電話で撮影した画像を電子メールで画像サーバ装置に送信し、携帯電話サービス会社の提供するエリア情報から自動取得した撮影位置情報と共に画像サーバ装置に保存している。
【0005】
【特許文献1】特開2004−70498号公報(図1及びその説明)
【特許文献2】特開2003−169287号公報(図1及びその説明)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記特許文献1や特許文献2以外にも、例えば、写真撮影機能、位置測定機能を持ったPDA(Personal DigitalAssistance)からでも写真・位置情報付き電子メールは送信可能であるが、何れにせよ、従来の技術では、複数の携帯電話会社や、複数種類のPDAからのメール送信は想定されていないため、一旦、利用する携帯電話会社やPDAを決めてシステムを構築してしまうと、他の携帯電話会社やPDAに切り替えたり、今後新たな携帯電話会社から写真撮影機能、位置測定機能付きの携帯電話が提供された時にそれを利用したり、既存の携帯電話についても、位置情報を電子メールで送信する際の様式が変更されたりした場合に、位置情報解析部をその都度改造しなければならず、そのためのコストが発生するという課題がある。特に、災害位置情報管理システムの場合は、災害がいつ発生するかわからない上、災害情報は特定の人ではなく一般の人からも提供されることから、前記課題は、システムの性能や信頼性を確保するためにも重要な課題の一つとなる。
【0007】
この発明は、前述のような実情に鑑みてなされたもので、各種携帯電話会社やPDA等の各種電子メールに対応可能にし特定の人からだけでなく一般の人からも災害情報を収集できる信頼性の高い災害位置情報管理システムを得ることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係る災害位置情報管理システムは、被災現場の撮影画像情報及び位置情報を添付して送信してきた各種電子メールを保存するメールサーバ、電子地図及び災害情報を保管する地図・災害情報データベース、各種電子メールに対応したプロファイルを保管したプロファイルデータベース、前記メールサーバに保存された電子メールに添付の前記撮影画像情報を前記地図・災害情報データベースに保管する電子メール添付情報処理部、及び前記メールサーバに保存された電子メールに添付の前記位置情報から前記プロファイルデータベースに保管された対応プロファイルによって前記被災現場の緯度経度情報を得る位置情報解析部を備え、前記緯度経度情報により前記被災現場の位置及び撮影画像を前記電子地図に関連付けるものである。
【発明の効果】
【0009】
この発明による災害位置情報管理システムは、被災現場の撮影画像情報及び位置情報を添付して送信してきた各種電子メールを保存するメールサーバ、電子地図及び災害情報を保管する地図・災害情報データベース、各種電子メールに対応したプロファイルを保管したプロファイルデータベース、前記メールサーバに保存された電子メールに添付の前記撮影画像情報を前記地図・災害情報データベースに保管する電子メール添付情報処理部、及び前記メールサーバに保存された電子メールに添付の前記位置情報から前記プロファイルデータベースに保管された対応プロファイルによって前記被災現場の緯度経度情報を得る位置情報解析部を備え、前記緯度経度情報により前記被災現場の位置及び撮影画像を前記電子地図に関連付けるようにしたので、各種携帯電話会社やPDA等の各種電子メールに対応可能であり、特定の人からだけでなく一般の人からも災害情報を収集できる信頼性の高い災害位置情報管理システムを得ることができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態1を図1〜図3により説明する。図1は災害位置情報管理システムの一例を示すブロック図、図2は災害位置情報管理システムが使用される状況の事例を示すブロック図、図3は災害位置情報管理システムの動作の事例を示すフロー図である。なお、各図中、同一符合は同一部分を示す。
【0011】
図1において、災害位置情報管理システム1は、被災現場7において位置情報及び写真、説明文を含んだ災害情報メール8を送信できる携帯電話2と、携帯電話2から発信された災害情報メール8をファイアウォール3経由で受信し保存する災害情報用メールボックス401を備えたメールサーバ4と、災害情報用メールボックス401を定期的にチェックし、災害情報メール8を受信していた場合これを取得する電子メールチェック部501と、前記災害情報メール8から位置情報、写真、説明文を抽出する電子メール添付情報処理部502と、携帯電話会社毎、PDAの機種毎に異なる、電子メール中の位置情報から緯度経度情報を抽出する方法を記載したプロファイル(Profile)505を蓄えるプロファイルデータベース504と、プロファイルデータベース504上のプロファイル505を編集・削除したり、新規にプロファイルを登録することが可能なプロファイルエディタ部506と、電子メール添付情報処理部502によって抽出した位置情報から、プロファイル505を用いて緯度経度情報を取得する位置情報解析部503と、電子地図509及び災害情報510を蓄えておく地図・災害情報データベース508と、前記緯度経度情報を用いて、電子メール添付情報処理部502によって抽出された前記写真、説明文を関連付ける形で電子地図509上に災害シンボルを登録する災害シンボル登録部507と、登録された災害シンボル及び写真、説明文を種々の検索条件等によって検索、表示可能な災害情報表示機能6とから構成される。
【0012】
なお、前記「災害シンボル」は、前記災害情報表示機能6の表示画面に地図と共に地図上に災害発生を表すシンボルを意味するが、「災害」等の文字を表示する場合も意味する。
【0013】
また、前記「プロファイル(Profile)」とは、例えば、テキストファイル形式で管理する場合には、図4に示すようなものであり、例えば図5で示す災害情報メールを受信した場合には、図4のプロファイルによれば、発信者のメールアドレスが「*@domainname.ne.jp」に一致するため、プロファイルの適用対象であることが判明し、輝度(latitude)は「lat=」と「&」とに挟まれた文字列“+34.39.12.07”、経度(longitude)は「lon=」と「&」とに挟まれた文字列“+135.10.37.94”が抽出され、緯度は北緯34度39分12秒07、経度は東経135度10分37秒94と判別できる。
【0014】
前記「緯度経度情報を用いて、電子メール添付情報処理部502によって抽出された前記写真、説明文を関連付ける形で電子地図509上に災害シンボルを登録する」とは、例えば、図6に示す電子メール添付情報処理部502によって抽出された位置情報から位置情報解析部によって抽出された緯度経度情報と、電子メール添付情報処理部502によって抽出された写真データを災害位置情報管理サーバの特定のフォルダに格納した時の写真パスと、電子メール添付情報処理部502によって抽出された説明文とを合わせたものに、ユニークなIDを採番して、災害情報として地図・災害情報データベースで管理したものに対して、図7に示す災害シンボルの登録部によって電子地図上の前記抽出された緯度経度情報の示す位置に災害シンボルを登録する際に、前記採番したのと同じIDを付加する事により、図6の災害情報と図7の災害シンボルとを関連付けられる。
【0015】
次に、図1に示す災害位置情報管理システムが使用される状況を、図2を用いて説明する。図2は、この発明の実施の形態1による災害位置情報管理システム1の利用状況の事例を示すブロック図であり、ファイアウォール3がインターネット9に接続され、携帯電話2から送信された被災現場の災害情報メール8がメールサーバ4で受信可能な状況を示している。
【0016】
次に、災害位置情報管理システム1の動作を、図2と関連付けながら図3によって説明する。
【0017】
災害による被災現場7で、携帯電話2の電子メール作成機能203により、被災状況の説明文を作成し、これに、写真撮影機能201で被災現場を撮影した写真と、位置測定機能202で取得した位置情報とを添付した災害情報メール8を作成する(ステップS1)。
【0018】
ステップS1において作成された災害情報メール8を、電子メール送信機能204を使用して、メールサーバ4の災害情報用メールボックス401に送信する(ステップS2)。
【0019】
ステップS2において電子メール送信機能204により送信された災害情報メール8は、インターネット9経由、ファイアウォール3経由で、メールサーバ4の災害情報用メールボックス401で受信される(ステップS3)。
【0020】
次に、災害位置情報管理サーバ5では、電子メールチェック部501が定期的に災害情報用メールボックス401に災害情報メールが届いているかどうかを確認する(ステップS4)。
【0021】
電子メールチェック部501によって災害情報メール8の受信が確認されると、電子メールチェック部501は、災害情報メール8を、メールサーバ4から取得する(ステップS5)。
【0022】
電子メールチェック部501で取り込まれた災害情報メール8から、電子メール添付情報処理部502によって、位置情報と写真、説明文が抽出される(ステップS6)。
【0023】
電子メール添付情報処理部502によって抽出された位置情報に対し、位置情報解析部503は、プロファイルデータベース504内に適合するプロファイルが存在するかどうか確認する(ステップS7)。
【0024】
位置情報解析部503は、適合するプロファイル505の存在を確認できると、当該位置情報解析のプロファイル505を用いて位置情報を解析し、緯度経度情報に変換する(ステップS8)。
【0025】
災害シンボル登録部507は、前記ステップS8における緯度経度情報を基に災害シンボルを電子地図509上に登録し(ステップS9)、更に、前記ステップS6で電子メール添付情報処理部502によって抽出された写真と説明文とを、前記災害シンボルと関連付けて地図・災害情報データベース508に、災害情報510として登録する(ステップS10)。
【0026】
なお、前記ステップS7において、前記位置情報に適合するプロファイルがプロファイルデータベース504内に存在しなかった場合は、写真と説明文のみを地図・災害情報データベース508に登録する(ステップS11)。
【0027】
次に、前記ステップS10において地図・災害情報データベース508に格納された災害シンボル及び写真、説明文は、エンドユーザから表示の要求(ステップS12)があった場合は、災害情報表示機能6により表示される(ステップS13)。
【0028】
また、新たな携帯電話会社の携帯電話を使用する場合や、既存の携帯電話の電子メールへの位置情報の添付様式が変更になった場合は、プロファイルエディタ部506により、新規にプロファイルを作成したり、既存のプロファイルを編集したりすることが可能である。
【0029】
この発明の実施の形態1は前述のように構成され、前述のように動作するので、携帯電話会社や携帯電話、PDAの機種にとらわれない災害位置情報管理システムが構築可能となり、携帯電話の故障等による機種変更や、より安価な携帯電話会社、サービスへの切り替えにも、改造コストを掛けずに柔軟に対応できる。
【0030】
前述のように、この発明の実施の形態1の災害位置情報管理システム1は、電子地図509と災害情報510とを蓄える地図・災害情報データベース508と、プロファイル505を蓄えるプロファイルデータベース504を持ち、位置測定機能202、写真撮影機能201、電子メール作成機能203、電子メール送信機能204を備えた携帯電話2と、災害によって水道施設損壊が発生した現場(被災現場)7において、前記携帯電話2の電子メール作成機能204で水道施設損壊状況の説明文をメール本文とし、写真撮影機能201で撮影した前記被災現場の写真と、位置測定機能202で取得した位置情報を添付情報とした電子メール8を、電子メール送信機能204で災害情報用メールボックス401に送信すると、一定時間毎に前記災害情報用メールボックス401をチェックし、受信した電子メール8を取得する電子メールチェック部501と、前記電子メールチェック部501によって取得した電子メール8から説明文と写真、位置情報を抽出する電子メール添付情報処理部502と、前記電子メールを取得した災害情報用メールボックス401に対応するプロファイル505を用いて、前記位置情報から緯度・経度情報を抽出する位置情報解析部503と、前記地図・災害情報データベース508の電子地図509上の、前記緯度・経度情報によって特定される位置に、前記写真と説明文を関連付けて災害シンボルを登録する災害シンボル登録部507と、前記地図・災害情報データベース508に蓄えられた電子地図509と災害情報510とを様々な検索機能によって取得して表示することが可能な災害情報表示機能6とを備えることで、災害発生時に被害箇所の正確な位置、状況を記録し、また、これを検索、表示できる。
【0031】
この発明の実施の形態1の災害位置情報管理システム1は、上位概念で換言すると、被災現場7の撮影画像情報及び位置情報を添付して送信してきた各種電子メール8を保存するメールサーバ4、電子地図509及び災害情報510を保管する地図・災害情報データベース508、各種電子メール8に対応したプロファイル505を保管したプロファイルデータベース504、前記メールサーバ4に保存された電子メール8に添付の前記撮影画像情報を前記地図・災害情報データベース508に保管する電子メール添付情報処理部502、及び前記メールサーバ4に保存された電子メール8に添付の前記位置情報から前記プロファイルデータベース504に保管された対応プロファイル505によって前記被災現場7の緯度経度情報を得る位置情報解析部503を備え、前記緯度経度情報により前記被災現場の位置及び撮影画像を前記電子地図509に関連付けるものである。
【0032】
このような構成にすることにより、位置測定機能202と写真撮影機能201、電子メール作成機能203、電子メール送信機能204を備えた携帯電話或いはPDAであれば、電子メール8への位置情報及び写真の格納形式をあらかじめプロファイル505としてプロファイルデータベース504に登録しておくことで、携帯電話会社やPDAの機種を特定することなく、災害情報510を登録する手段として用いることができ、また、プロファイルエディタ部506を用いることで、新しい携帯電話会社ができた場合や、携帯電話会社を変更した場合、さらには、携帯電話会社が電子メールへの位置情報の格納様式を変更した場合も、システムを改造することなく、新規にプロファイルを作成したり、プロファイルを一部変更するだけで対応できる、柔軟に対応することが可能となる。
【0033】
換言すれば、携帯電話会社や携帯電話、PDAの機種にとらわれない災害位置情報管理システム1が構築可能となり、携帯電話の故障等による機種変更や、より安価な携帯電話会社、サービスへの切り替えにも、改造コストを掛けずに柔軟に対応できる。
【0034】
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を、災害位置情報管理システムの他の例を示すブロック図8により説明する。
【0035】
図8に示すこの発明の実施の形態2は、前述の実施の形態1を示す図2のシステム構成図に、同報メール送信部511と同報メールリストデータベース512、同報メールリストエディタ部514を加えたものである。同報メールリストデータベース512では災害情報メールボックス401に対応する同報メールリスト513を管理するが、メールサーバ4に複数の災害情報用メールボックスを作成し、複数の災害情報用メールボックスのそれぞれに1:1に対応する同報メールリストを持つことが可能である。また、各同報メールリスト513に含めるメールアドレスは同報メールリストエディタ部514によって自由に編集できるようになっている。
【0036】
電子メールチェック部501が災害情報メールボックス401をチェックし、災害情報メール8の受信を確認し、災害情報メール8を取得すると、同報メール送信部511は、前記災害情報メール8を取得した災害情報メールボックス401に対応する同報メールリスト513を同報メールリストデータベース512から取得し、電子メールチェック部501が取得した前記災害情報メール8を、同報メールリスト513に含まれる電子メールアドレスに対して配信する。
【0037】
前述のように、この発明の実施の形態2は、前述のこの発明の実施の形態1の災害位置情報管理システム1に、さらに、電子メール8を受信し保存する災害情報用メールボックス401を前記メールサーバ4に複数個設けると共に、前記災害情報用メールボックス401の各々に対して関連付けられた同報メールリスト513を用いて、電子メール受信時に同報メールを前記メールリスト513の各宛先に送信する同報メール送信部511を設けたものである。
換言すれば、この発明の実施の形態2の災害位置情報管理システムは、災害情報電子メール8を受信する災害情報用メールボックス401を複数持ち、各々の災害情報用メールボックス401に対して、あらかじめ関連付けられた同報メールリストを用いて、災害情報電子メール受信時に同報メールリスト513の宛先に同報メールを送信するものである。
【0038】
このような構成にすることにより、災害に対応する複数の関係者を前記同報メールリスト513に登録しておけば、災害発生時に被災現場から災害情報メールが送られて来た際に、複数の関係者に災害の発生や被害の発生をいち早く通知出来ると共に、災害情報も同時に配信できるため、迅速な復旧活動を支援することができる。
【0039】
換言すれば、災害情報メールが送信された場合に即時に災害状況を把握したいメンバーにも同報メールが配信されるため、災害復旧活動の迅速化が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】この発明の実施の形態1を示す図で、災害位置情報管理システムの一例を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1を示す図で、災害位置情報管理システムが使用される状況の事例を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態1を示す図で、災害位置情報管理システムの動作の事例を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態1を示す図で、災害位置情報管理システムで使用するプロファイル(profile)の事例を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態1を示す図で、災害位置情報管理システムで受信する災害情報メールの事例を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態1を示す図で、災害位置情報管理システムで使用する地図・災害情報データベースで管理されている災害情報の事例を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態1を示す図で、災害位置情報管理システムの災害情報表示機能で表示される電子地図と災害シンボルの事例を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態2を示す図で、災害位置情報管理システムの他の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0041】
1 災害位置情報管理システム、
2 携帯電話、
201 写真撮影機能、
202 位置測定機能、
203 電子メール作成機能、
204 電子メール送信機能、
3 ファイアウォール、
4 メールサーバ、
401 災害情報用メールボックス、
5 災害位置情報管理サーバ、
501 電子メールチェック部、
502 電子メール添付情報処理部、
503 位置情報解析部、
504 プロファイルデータベース、
505 プロファイル、
506 プロファイルエディタ部、
507 災害シンボル登録部、
508 地図・災害情報データベース、
509 電子地図、
510 写真・説明文、
511 同報メール送信部、
512 同報メールリストデータベース、
513 同報メールリスト、
514 同報メールリストエディタ部、
6 災害情報表示機能、
7 被災現場、
8 災害情報メール、
9 インターネット。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被災現場の撮影画像情報及び位置情報を添付して送信してきた各種電子メールを保存するメールサーバ、電子地図及び災害情報を保管する地図・災害情報データベース、各種電子メールに対応したプロファイルを保管したプロファイルデータベース、前記メールサーバに保存された電子メールに添付の前記撮影画像情報を前記地図・災害情報データベースに保管する電子メール添付情報処理部、及び前記メールサーバに保存された電子メールに添付の前記位置情報から前記プロファイルデータベースに保管された対応プロファイルによって前記被災現場の緯度経度情報を得る位置情報解析部を備え、前記緯度経度情報により前記被災現場の位置及び撮影画像を前記電子地図に関連付ける災害位置情報管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の災害位置情報管理システムにおいて、電子メールを受信し保存する災害情報用メールボックスを前記メールサーバに複数個設けると共に、前記災害情報用メールボックスの各々に対して関連付けられた同報メールリストを用いて、電子メール受信時に同報メールを前記メールリストの各宛先に送信する同報メール送信部を設けたことを特徴とする災害位置情報管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−243778(P2006−243778A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−54152(P2005−54152)
【出願日】平成17年2月28日(2005.2.28)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】