説明

無線通信機器および音楽再生装置

【課題】
無線通信接続を確立するための認証コードの入力操作を容易に行える無線通信機器を提供する。
【解決手段】
ワイヤレスヘッドホン1、オーディオプレーヤ2には圧力センサー部141、142が備えられる。圧力センサー部141および142は、圧力を数値として出力が可能となっており、それぞれに同じ圧力が加えられた場合には、同じ数値が出力されるものとする。よって圧力センサー部お互いに押し付けた場合には、それぞれの圧力センサー部は同じ数値を出力することになり、この出力値を、無線通信を確立するための認証コードとして用いる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、他の機器と無線通信が可能な無線通信機器に関し、特に無線通信を確立するための前もって認証処理が必要な無線通信機器の認証処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、無線通信機器は相手方の機器との間で、通信を行う場合には両者の認証を必要とする。この時、Bluetooth規格に基づく無線通信の場合、使用者がPIN(個人識別番号)
を両方の無線通信機器に対して直接入力することにより両者を無線接続するための認証キーを作成する。
【特許文献1】特開2003−179609号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上述したようなPINコードは、文字や数字を入力する必要があるため、入力手段に乏しい携帯型の機器では入力操作が煩雑となってしまう。また文字や数字を入力する際に、入力ミスをしたり、他人から見られたりする場合があり、セキュリティ上の課題があった。
【0004】
そこで、上述した課題を解決するため、無線通信接続を確立するための認証コードの入力操作を容易に行える無線通信機器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上述したような課題を解決するため、他の機器との無線通信を行う無線部と、他の機器との無線通信を確立する際に、無線部を介して認証処理を行う認証部と、前記認証部の認証処理に用いる認証コードを格納するメモリと、前記他の機器と接触動作が可能な圧力センサと、この圧力センサを前記他の機器との接触させた時に検出した検出値を、前記認証コードに変換して前記メモリに格納する符号化処理部とを具備したものである。
【0006】
また、本発明は上述した課題を解決するため、他の機器との無線通信を行う無線部と、他の機器との無線通信を確立する際に、無線部を介して認証処理を行う認証部と、前記認証部の認証処理に用いる認証コードを格納するメモリと、使用者固有の情報を得るための生体情報取得部と、この生体情報取得部で取得して生体情報を前記認証コードに変換して前記メモリに格納する符号化処理部とを具備したものである。
【0007】
また本発明は上述した課題を解決するため、音楽コンテンツを格納する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された音楽コンテンツを再生する再生部と、再生された音声データを、ヘッドホンに対して無線出力する無線部と、前記ヘッドホンとの無線通信を確立する際に、無線部を介して認証処理を行う認証部と、前記認証部の認証処理に用いる認証コードを格納するメモリと、前記ヘッドホンとの接触動作が可能な圧力センサと、この圧力センサを前記ヘッドホンとの接触させた時に検出した検出値を、前記認証コードに変換して前記メモリに格納する符号化処理部とを具備したものである。
【0008】
また本発明は上述した課題を解決するため、音楽コンテンツを格納する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された音楽コンテンツを再生する再生部と、再生された音声データを、ヘッドホンに対して無線出力する無線部と、前記ヘッドホンとの無線接続を確立する際に、前記無線部を介して認証処理を行う認証部と、前記認証部の認証処理に用いる認証コードを格納するメモリと、使用者固有の情報を得るための指紋読み取り部と、この指紋読み取り部で取得して指紋情報を前記認証コードに変換して前記メモリに格納する符号化処理部とを具備したものである。
【発明の効果】
【0009】
無線通信接続を確立するための認証コードの入力操作を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明における一実施形態について図面を用いて説明する。
【0011】
図1は、本実施形態におけるオーディオプレーヤとワイヤレスヘッドホンのシステム構成を示す概念図である。ワイヤレスヘッドホン1とオーディオプレーヤ2は、BluetoothのプロファイルであるA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)に従って音声データの送受信を行う。つまりオーディオプレーヤ2からトランスポートチャネルを使ってストリーミングにより送信される音声データを、ワイヤレスヘッドホン1にて受信することでワイヤレスヘッドホン1で音声データを再生することが出来る。
【0012】
また、AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)に従い、ワイヤレスヘッドホン2に具備されているボタンの操作に基づく制御信号をオーディオプレーヤ1に送信することによりオーディオプレーヤ1の再生制御を行うものである。
【0013】
このようなシステム構成において、本実施形態の特徴は、オーディオプレーヤ、ワイヤレスヘッドホンの両装置間のBuluetooth接続構築に伴う認証処理を行う際必要なPIN入力を簡単化するために、双方の装置における生体情報取得結果を符号化したものをPINコードに用いるものである。
【0014】
以下、本実施形態の特徴を各装置の構成および動作フローチャートを用いながら説明していく。
【0015】
図2は、本実施形態におけるワイヤレスヘッドホン1の概念図である。ワイヤレスヘッドホン1は、音を出力するための左耳用スピーカユニット101、右耳用スピーカユニット102、無線通信を行うためのアンテナ104、頭部に装着する際に使用するヘッドバンド103、ユーザによる操作を入力する入力部105、生体情報取得を行うための生体情報取得部106、接続状態等をユーザに通知するためのLEDのような表示部107から構成される。なお、これはあくまでも実現方法の一例であり、形状や各装置の位置や数が必ずしもこのようなものである必要は無い。
【0016】
図3は、オーディオプレーヤ2の概念図である。オーディオプレーヤ2は、無線通信を行うためのアンテナ120、有線のヘッドホンを接続するためのヘッドホンジャック121、各種情報表示を行う表示部122、ユーザによる各種操作を行わせるための入力部123、生体情報取得を行うための生体情報取得部130から構成される。なお、これはあくまでも実現方法の一例であり、形状や各装置の位置や数が必ずしもこのようなものである必要は無い。
【0017】
図4は、ワイヤレスヘッドホン1のシステム構成図である。ワイヤレスヘッドホン1はスピーカユニット101,102、入力部105、生体情報取得部106、表示部107、システム制御部108、メモリ109、Bluetooth無線部110、音声出力部111、電源部112を備えている。
【0018】
システム制御部108はワイヤレスヘッドホン1の動作を制御するために設けられたプロセッサであり、メモリ109に格納されたプログラムを実行することにより、入力部105、生体情報取得部106、表示部107、Bluetooth無線部110、音声出力部111および電源部112をそれぞれ制御する。
【0019】
メモリ109は例えば不揮発性のメモリデバイスから構成されており、ここには、ワイヤレスヘッドホン1の動作を制御するためのプログラムが格納されている。このプログラムには、A2DPおよびAVRCPの機能および、後述する生体情報取得処理をシステム制御部108に実行させるためのルーチンなどが含まれている。
【0020】
Bluetooth無線部110は、オーディオプレーヤ2との間の無線通信をBluetoothの規格に準拠した手順で実行するデバイスであり、ベースバンド処理部およびRF部を備えている。
【0021】
音声出力部111は、オーディオプレーヤ2からストリーミングで送信される音声をBluetooth無線部110およびシステム制御部108を介して受信しながら、それをスピーカユニット101,102から音として出力可能な電気信号に変換する処理を実行する。
【0022】
生体情報取得部106は、生体情報取得を行うモジュールであり、ここでは指紋認証を行うモジュールとする。生体情報取得部106では、ユーザの指紋を読み取り、読み取った結果のデータをシステム制御部108が取り込むことが可能となっている。なお、生体情報取得部106は、システム制御部108で実行されるプログラムにより、生体情報取得以外にも、入力部105のような機能も兼ね備えることが可能なものとする。
【0023】
図5は、オーディオプレーヤ2のシステム構成図である。音を出力するための音声出力部128と、有線のヘッドホンを接続するためのヘッドホン端子121と、各種情報表示のための表示部122と、ユーザによる操作を行わせるための入力部123が設けられている。
【0024】
さらにBluetoothによる通信を行うためのBluetooth無線部126と、オーディオプレーヤとして機能するためのプログラムや各種データの保持および、プログラム動作時の作業領域としてのメモリ125と、音楽データを保持するHDD127と、電源を供給するための電源部129と、オーディオプレーヤ2として動作させるためのプログラムの実行と制御を行うシステム制御部124と、生体情報取得部130から構成される。
【0025】
生体情報取得部130は、生体情報取得を行うモジュールであり、ここでは指紋認証を行うモジュールとする。生体情報取得部130では、ユーザの指紋を読み取り、読み取った結果のデータをシステム制御部124が取り込むことが可能となっている。なお、生体情報取得部130は、システム制御部124で実行されるプログラムにより、生体情報取得以外にも、入力部123のような機能も兼ね備えることが可能なものとする。なお、生体情報取得部130は、ワイヤレスヘッドホン1が具備する生体情報取得部106と同一のものもしくは、同じ指紋を読み取った際に同じデータが出力されるものであるものとする。
【0026】
図6は、Bluetooth接続時の認証シーケンス図である。ワイヤレスヘッドホン1のBluetooth無線部110とオーディオプレーヤ2のBluetooth無線部126がBluetoothの接続を行う際に認証が必要な場合にこの図のシーケンスで認証が実行される。
【0027】
まず、ユーザがオーディオプレーヤ2の入力部123および表示部122により、ワイヤレスヘッドホン1への接続開始の指示を行う(ステップS1)。次にオーディオプレーヤ2の無線部は、ワイヤレスヘッドホン1の無線部に対する接続要求を出力する(ステップS2)。そして、ワイヤレスヘッドホン1の無線部はBluetooth接続の開始にあたり認証が必要であるためにオーディオプレーヤ2に対して認証要求を出力する(ステップS3)。
【0028】
次にオーディオプレーヤ2はUI部に対して認証のためのPIN入力要求を行う(ステップS4)。次にUI部は、後述する生体情報取得処理を起動しその結果をPIN入力応答として無線部に出力する(ステップS5)。無線部はステップS3での認証要求に対する応答をステップS5のPIN入力応答を用いて行うと共に、ワイヤレスヘッドホンに対して認証要求を出力する(ステップS6)。次にワイヤレスヘッドホン1はUI部に対して認証のためのPIN入力要求を行う(ステップS7)。
【0029】
次にUI部は、後述する生体情報取得処理を起動しその結果をPIN入力応答として無線部に出力する(S8)。次に無線部は、S6の認証要求に対する応答をS8のPIN入力応答を用いて行う。この手順により無線接続の認証が完了することで、無線接続が完了し無線通信が可能な状態となる(S10)。なお、ワイヤレスヘッドホン1およびオーディオプレーヤ2で実行される生体情報取得処理においては、ユーザはそれぞれの機器に対し図7に示すように生体情報取得を行う場合の図で示すように同じ指を使って行うものとする。
【0030】
図7は、生体情報取得を行う場合の図で、後述する生体情報取得処理が起動された場合に、ユーザはワイヤレスヘッドホン1の生体情報取得部106および、オーディオプレーヤ2の生体情報取得部130のそれぞれに対し同じ指を使って指紋を読み込ませるものとする。
【0031】
図8は、生体情報取得処理のフロー図である。処理が開始されるとまず、ユーザに対して生体情報取得処理が開始されたことを通知する(ステップS10)。通知は、ワイヤレスヘッドホン1の場合であれば表示部107にて行われ、オーディオプレーヤ2の場合であれば表示部122にて行われる。
【0032】
次に、ユーザによる指紋を読み込ませる動作により指紋の読み取りが完了したかを判断する(ステップS11)。ここで指紋の読み取りが完了するまで待ち状態(ステップS11のNO)となるが、一定時間内に完了しない場合にはタイムアウトとなり認証処理は終了する(ステップS11のtimeout)。指紋の読み取りが完了すると(ステップS11のYES)、指紋の読み取り結果のデータを用いて符号化処理を行う(ステップS12)。符号化処理ではBluetoothのPINコードの最大桁以下の符号化データが生成される。
【0033】
最後に符号化されたデータはPINコードとして処理結果として返され(ステップS13)、本処理が終了する。なお本処理は、ステップS10の通知処理を除いてはワイヤレスヘッドホン1およびオーディオプレーヤ2のそれぞれで同一の処理が行われるものとする。
【0034】
図9は、生体情報取得部を圧力センサー部に置き換えた場合の実施例である。
【0035】
ワイヤレスヘッドホン1には、生体情報取得部106の代わりに、圧力センサー部141が備えられる。また、オーディオプレーヤ2には、生体情報取得部130の変わりに、圧力センサー部142が備えられる。圧力センサー部141および142は、圧力を数値として出力が可能となっており、それぞれに同じ圧力が加えられた場合には、同じ数値が出力されるものとする。よって図に示すように圧力センサー部141と圧力センサー部142をお互いに押し付けた場合には、それぞれの圧力センサー部は同じ数値を出力することになる。
【0036】
なお、圧力センサーによって出力される圧力の数値はBluetoothのPIN入力の有効桁で示される範囲で変化するような数値が出力されるように調整が可能なものとする。
【0037】
図10は、圧力センサーを用いた場合の接続時の認証処理シーケンス図である。基本的なシーケンスは図6の生体情報取得を用いた場合の接続時の処理シーケンスと同様である。異なる処理は、ステップS2の接続要求後にワイヤレスヘッドホン1にて、後述する圧力値取得処理が起動されるステップS201ところにある。その後、オーディオプレーヤ1におけるPIN入力要求(ステップS4)によってオーディオプレーヤ1において圧力値取得処理が起動されると、ユーザは図9に示すようにそれぞれの圧力センサー部同士を押し付けることにより、圧力値取得処理によりそれぞれに同じ数値のPINコードが出力されることになる。そのため接続の認証に成功し、Bluetoothの接続が完了しデータ通信が可能な状態となる。
【0038】
図11は、圧力値取得処理のフロー図である。
【0039】
処理が開始されるとまず、ユーザに対して圧力値取得処理が開始されたことを通知する(ステップS20)。通知は、ワイヤレスヘッドホン1の場合であれば表示部107にて行われ、オーディオプレーヤ2の場合であれば表示部122にて行われる。
【0040】
次に、圧力値の読み取りが完了したかを判断する(ステップS11)。ここで圧力値の読み取りが完了するまで待ち状態(ステップS21のNO)となるが、一定時間内に完了しない場合にはタイムアウトとなり処理は終了する(ステップS21のtimeout)。ここでユーザは、ワイヤレスヘッドホン1とオーディオプレーヤ2の双方で圧力値取得処理が開始されたことを認知し、図9に示すようにそれぞれの圧力センサー部同士を押し付ける。
【0041】
その操作により圧力値取得が完了すると(ステップS21のYES)、圧力値を読み取った数値をPINコードとして処理結果として返し(ステップS22)、本処理が終了する。なお本処理は、S20の通知処理を除いてはワイヤレスヘッドホン1およびオーディオプレーヤ2のそれぞれで同一の処理が行われるものとする。
【0042】
なお、前述した実施例では、オーディオプレーヤとワイヤレスヘッドホンの構成を用いたが、Bluetoothのような無線通信接続のようにそれぞれの無線装置でPINコードの入力を行うことにより認証を行わせる手法を用いている無線通信装置を備えた、例えばPCや携帯電話やカーナビといった機器に対しても適用が可能である。
【0043】
また、スキャナやバーコードリーダーのようなデータ取得が可能な装置を使うという応用も可能である。
【0044】
以上説明したように、本実施形態によれば、認証時におけるPINコード入力を指をかざすか、圧力センサー同士を押し付けあうだけで済ませることが出来るため、わざわざテンキーのようなもので数桁の数値を入力するよりも遥かに認証にかかる時間を短縮することができる。
【0045】
また、PINとして入力される値が、テンキーで入力する値よりも複雑になるため、セキュリティ向上する。
【0046】
また、生体情報取得装置や圧力センサーを利用することで、PINコードを入力させるようなテンキーを装置に実装する必要が無いため、小型装置への適用が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本実施形態におけるオーディオプレーヤとワイヤレスヘッドホンのシステム構成を示す概念図。
【図2】本実施形態におけるワイヤレスヘッドホンの概念図。
【図3】オーディオプレーヤの概念図。
【図4】ワイヤレスヘッドホンのシステム構成図。
【図5】オーディオプレーヤのシステム構成図。
【図6】Bluetooth接続時の認証シーケンス図。
【図7】生体情報取得を行う場合の概念図。
【図8】生体情報取得処理のフローチャート。
【図9】生体情報取得部を圧力センサー部に置き換えた場合の動作例を示す図である
【図10】圧力センサーを用いた場合の接続時の認証処理シーケンス図。
【図11】圧力値取得処理のフロー図
【符号の説明】
【0048】
1…ワイヤレスヘッドホン、2…オーディオプレーヤ、101,102…スピーカユニット、103…ヘッドバンド、104…アンテナ、105…入力部、106…生体情報取得部、107…表示部、120…アンテナ、121…ヘッドホン端子、122…表示部、123…入力部、130…生体情報取得部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
他の機器との無線通信を行う無線部と、
他の機器との無線通信を確立する際に、無線部を介して認証処理を行う認証部と、
前記認証部の認証処理に用いる認証コードを格納するメモリと、
前記他の機器と接触動作が可能な圧力センサと、
この圧力センサを前記他の機器との接触させた時に検出した検出値を、前記認証コードに変換して前記メモリに格納する符号化処理部と、
を具備したことを特徴とする無線通信機器。
【請求項2】
他の機器との無線通信を行う無線部と、
他の機器との無線通信を確立する際に、無線部を介して認証処理を行う認証部と、
前記認証部の認証処理に用いる認証コードを格納するメモリと、
使用者固有の情報を得るための生体情報取得部と、
この生体情報取得部で取得して生体情報を前記認証コードに変換して前記メモリに格納する符号化処理部と、
を具備したことを特徴とする無線通信機器。
【請求項3】
前記符号化処理部は、前記生体情報取得部で取得した生体情報を、Buluetooth方式の無線通信で用いられるPINコードに変換することを特徴とする
請求項1記載の無線通信機器。
【請求項4】
音楽コンテンツを格納する記憶装置と、
前記記憶装置に記憶された音楽コンテンツを再生する再生部と、
再生された音声データを、ヘッドホンに対して無線出力する無線部と、
前記ヘッドホンとの無線通信を確立する際に、無線部を介して認証処理を行う認証部と、
前記認証部の認証処理に用いる認証コードを格納するメモリと、
前記ヘッドホンとの接触動作が可能な圧力センサと、
この圧力センサを前記ヘッドホンとの接触させた時に検出した検出値を、前記認証コードに変換して前記メモリに格納する符号化処理部と、
を具備したことを特徴とする無線通信機器。
【請求項5】
音楽コンテンツを格納する記憶装置と、
前記記憶装置に記憶された音楽コンテンツを再生する再生部と、
再生された音声データを、ヘッドホンに対して無線出力する無線部と、
前記ヘッドホンとの無線接続を確立する際に、前記無線部を介して認証処理を行う認証部と、
前記認証部の認証処理に用いる認証コードを格納するメモリと、
使用者固有の情報を得るための指紋読み取り部と、
この指紋読み取り部で取得して指紋情報を前記認証コードに変換して前記メモリに格納する符号化処理部と、
を具備したことを特徴とする音楽再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−102373(P2007−102373A)
【公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−289073(P2005−289073)
【出願日】平成17年9月30日(2005.9.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】