説明

現像剤補給容器、現像剤補給システム及び画像形成装置

【課題】 従来、エアーを利用して現像剤補給容器から現像剤受入れ装置へ現像剤を補給する装置では、現像剤受入れ装置側にフィルタを設けているが、現像剤補給容器から現像剤受入れ装置側へエアーと現像剤の混合気を送り続ける圧送方式を採用した場合、フィルタが目詰まりしてしまい、画質低下を招く恐れがあった。
【解決手段】 現像剤受け入れ装置内のエアーを現像剤補給容器側に移動させる吸気動作と、現像剤補給容器内のエアーを現像剤受け入れ装置側へ移動させる排気動作と、が交互に行われるように動作するポンプ部を現像剤補給容器に設けた。このような構成とすることにより、現像剤受入れ装置に設けられたフィルタに対して、現像剤補給容器側への吸気動作時に現像剤をフィルタから払い落す逆洗効果が働き、フィルタの目詰まりが抑制される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
現像剤を受入れる現像剤受入れ部と、前記現像剤受入れ部の内外への通気を許容する通気部材と、を有する現像剤受入れ装置に着脱可能な現像剤補給容器であって、
現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記現像剤受入れ部に向けて排出する排出口と、
前記現像剤受入れ装置から駆動力が入力される駆動入力部と、
前記駆動入力部に入力された駆動力により前記排出口を介した排気動作と吸気動作が交互に繰り返し行われるように動作するポンプ部と、
を有することを特徴とする現像剤補給容器。
【請求項2】
前記現像剤補給容器に収容される現像剤の流動性エネルギーは4.3×10−4(kg・m/s)以上4.14×10−3(kg・m/s)以下であり、前記排出口の面積は12.6(mm)以下であることを特徴とする請求項1の現像剤補給容器。
【請求項3】
前記ポンプ部は往復動に伴いその容積が可変な容積可変型ポンプを有することを特徴とする請求項1又は2の現像剤補給容器。
【請求項4】
前記ポンプ部の容積増加に伴い前記現像剤収容部内が負圧状態となるように前記排出口が現像剤で実質的に閉塞されるように構成したことを特徴とする請求項3の現像剤補給容器。
【請求項5】
前記ポンプ部は伸縮可能な蛇腹状ポンプを有することを特徴とする請求項3又は4の現像剤補給容器。
【請求項6】
前記駆動入力部は回転駆動力を受けるように構成されており、前記駆動入力部が受けた回転駆動力により前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記排出口に向けて搬送する搬送部と、前記駆動入力部が受けた回転駆動力を前記ポンプ部を動作させる力へ変換する駆動変換部と、を有することを特徴とする請求項3乃至5のいずれかの現像剤補給容器。
【請求項7】
前記ポンプ部に接続されその先端に開口が形成されたノズル部を有し、前記ノズル部は前記開口が前記排出口の近傍に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかの現像剤補給容器。
【請求項8】
前記ノズル部にはその先端側の周囲に開口が複数形成されていることを特徴とする請求項7の現像剤補給容器。
【請求項9】
現像剤受入れ装置と、前記現像剤受入れ装置に着脱可能な現像剤補給容器と、を有する現像剤補給システムにおいて、
前記現像剤受入れ装置は、現像剤を受入れる現像剤受入れ部と、前記現像剤受入れ部の内外への通気を許容する通気部材と、前記現像剤補給容器へ駆動力を付与する駆動部と、を有し、
前記現像剤補給容器は、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記現像剤受入れ部に向けて排出する排出口と、前記駆動部から駆動力が入力される駆動入力部と、前記駆動入力部に入力された駆動力により前記排出口を介した排気動作と吸気動作が交互に繰り返し行われるように動作するポンプ部と、
を有することを特徴とする現像剤補給システム。
【請求項10】
前記現像剤補給容器に収容される現像剤の流動性エネルギーは4.3×10−4(kg・m/s)以上4.14×10−3(kg・m/s)以下であり、前記排出口の面積は12.6(mm)以下であることを特徴とする請求項9の現像剤補給システム。
【請求項11】
前記ポンプ部は往復動に伴いその容積が可変な容積可変型ポンプを有することを特徴とする請求項9又は10の現像剤補給システム。
【請求項12】
前記ポンプ部の容積増加に伴い前記現像剤収容部内が負圧状態となるように前記排出口が現像剤で実質的に閉塞されるように構成したことを特徴とする請求項11の現像剤補給システム。
【請求項13】
前記ポンプ部は伸縮可能な蛇腹状ポンプを有することを特徴とする請求項11又は12の現像剤補給システム。
【請求項14】
前記駆動入力部は回転駆動力を受けるように構成されており、前記駆動入力部が受けた回転駆動力により前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記排出口に向けて搬送する搬送部と、前記駆動入力部が受けた回転駆動力を前記ポンプ部を動作させる力へ変換する駆動変換部と、を有することを特徴とする請求項11乃至13のいずれかの現像剤補給システム。
【請求項15】
前記ポンプ部に接続されその先端に開口が形成されたノズル部を有し、前記ノズル部は前記開口が前記排出口の近傍に位置するように設けられていることを特徴とする請求項9乃至14のいずれかの現像剤補給システム。
【請求項16】
前記ノズル部にはその先端側の周囲に開口が複数形成されていることを特徴とする請求項15の現像剤補給システム。
【請求項17】
現像剤を受入れる現像剤受入れ部と、前記現像剤受入れ部の内外への通気を許容する通気部材と、を備えた現像剤受入れ装置を有する画像形成装置に着脱可能な現像剤補給容器であって、
現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記現像剤受入れ部に向けて排出する排出口と、
前記画像形成装置から駆動力が入力される駆動入力部と、
前記駆動入力部に入力された駆動力により前記現像剤受入れ部の外部への通気と内部への通気が前記通気部材を介して交互に繰り返し行われるように動作するポンプ部と、
を有することを特徴とする現像剤補給容器。
【請求項18】
前記現像剤補給容器に収容される現像剤の流動性エネルギーは4.3×10−4(kg・m/s)以上4.14×10−3(kg・m/s)以下であり、前記排出口の面積は12.6(mm)以下であることを特徴とする請求項17の現像剤補給容器。
【請求項19】
前記ポンプ部は往復動に伴いその容積が可変な容積可変型ポンプを有することを特徴とする請求項17又は18の現像剤補給容器。
【請求項20】
前記ポンプ部の容積増加に伴い前記現像剤収容部内が負圧状態となるように前記排出口が現像剤で実質的に閉塞されるように構成したことを特徴とする請求項19の現像剤補給容器。
【請求項21】
前記ポンプ部は伸縮可能な蛇腹状ポンプを有することを特徴とする請求項19又は20の現像剤補給容器。
【請求項22】
前記駆動入力部は回転駆動力を受けるように構成されており、前記駆動入力部が受けた回転駆動力により前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記排出口に向けて搬送する搬送部と、前記駆動入力部が受けた回転駆動力を前記ポンプ部を動作させる力へ変換する駆動変換部と、を有することを特徴とする請求項19乃至21のいずれかの現像剤補給容器。
【請求項23】
前記ポンプ部に接続されその先端に開口が形成されたノズル部を有し、前記ノズル部は前記開口が前記排出口の近傍に位置するように設けられていることを特徴とする請求項17乃至22のいずれかの現像剤補給容器。
【請求項24】
前記ノズル部にはその先端側の周囲に開口が複数形成されていることを特徴とする請求項23の現像剤補給容器。
【請求項25】
現像剤受入れ装置と、前記現像剤受入れ装置に着脱可能な現像剤補給容器と、を有する画像形成装置において、
前記現像剤受入れ装置は、現像剤を受入れる現像剤受入れ部と、前記現像剤受入れ部の内外への通気を許容する通気部材と、前記現像剤補給容器へ駆動力を付与する駆動部と、を有し、
前記現像剤補給容器は、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記現像剤受入れ部に向けて排出する排出口と、前記駆動部から駆動力が入力される駆動入力部と、前記駆動入力部に入力された駆動力により前記現像剤受入れ部の外部への通気と内部への通気が前記通気部材を介して交互に繰り返し行われるように動作するポンプ部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項26】
前記現像剤補給容器に収容される現像剤の流動性エネルギーは4.3×10−4(kg・m/s)以上4.14×10−3(kg・m/s)以下であり、前記排出口の面積は12.6(mm)以下であることを特徴とする請求項25の画像形成装置。
【請求項27】
前記ポンプ部は往復動に伴いその容積が可変な容積可変型ポンプを有することを特徴とする請求項25又は26の画像形成装置。
【請求項28】
前記ポンプ部の容積増加に伴い前記現像剤収容部内が負圧状態となるように前記排出口が現像剤で実質的に閉塞されるように構成したことを特徴とする請求項27の画像形成装置。
【請求項29】
前記ポンプ部は伸縮可能な蛇腹状ポンプを有することを特徴とする請求項27又は28の画像形成装置。
【請求項30】
前記駆動入力部は回転駆動力を受けるように構成されており、前記駆動入力部が受けた回転駆動力により前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記排出口に向けて搬送する搬送部と、前記駆動入力部が受けた回転駆動力を前記ポンプ部を動作させる力へ変換する駆動変換部と、を有することを特徴とする請求項27乃至29のいずれかの画像形成装置。
【請求項31】
前記ポンプ部に接続されその先端に開口が形成されたノズル部を有し、前記ノズル部は前記開口が前記排出口の近傍に位置するように設けられていることを特徴とする請求項25乃至30のいずれかの画像形成装置。
【請求項32】
前記ノズル部にはその先端側の周囲に開口が複数形成されていることを特徴とする請求項31の現像剤補給容器。
【請求項33】
現像剤を受入れる現像剤受入れ部と、前記現像剤受入れ部の内外への通気を許容する通気部材と、を備えた現像剤受入れ装置に着脱可能な現像剤補給容器であって、
4.3×10−4(kg・m/s)以上4.14×10−3(kg・m/s)以下の流動性エネルギーを有する現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部に収容された現像剤の排出を許容する開口面積が12.6(mm)以下のピンホールと、
前記現像剤補給装置から駆動力が入力される駆動入力部と、
前記駆動入力部が受けた駆動力により前記ピンホールを通して内部に向かう気流と外部に向かう気流を交互に繰り返し発生させる気流発生機構と、
を有することを特徴とする現像剤補給容器。
【請求項34】
現像剤受入れ装置と、前記現像剤受入れ装置に着脱可能な現像剤補給容器と、を有する現像剤補給システムにおいて、
前記現像剤受入れ装置は、現像剤を受入れる現像剤受入れ部と、前記現像剤受入れ部の内外への通気を許容する通気部材と、前記現像剤補給容器へ駆動力を付与する駆動部と、を有し、
前記現像剤補給容器は、4.3×10−4(kg・m/s)以上4.14×10−3(kg・m/s)以下の流動性エネルギーを有する現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に収容された現像剤の排出を許容する開口面積が12.6(mm)以下のピンホールと、前記駆動部から駆動力が入力される駆動入力部と、前記駆動入力部が受けた駆動力により前記ピンホールを通して内部に向かう気流と外部に向かう気流を交互に繰り返し発生させる気流発生機構と、
を有することを特徴とする現像剤補給システム。
【請求項35】
現像剤を受入れる現像剤受入れ部と、前記現像剤受入れ部の内外への通気を許容する通気部材と、を備えた現像剤受入れ装置に着脱可能な現像剤補給容器であって、
4.3×10−4(kg・m/s)以上4.14×10−3(kg・m/s)以下の流動性エネルギーを有する現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部に収容された現像剤の排出を許容する開口面積が12.6(mm)以下のピンホールと、
前記現像剤補給装置から駆動力が入力される駆動入力部と、
前記駆動入力部が受けた駆動力により、前記通気部材を通して前記現像剤受入れ部の内部に向かう気流と外部に向かう気流が交互に発生するように、前記ピンホールを通して内部に向かう気流と外部に向かう気流を交互に発生させる気流発生機構と、
を有することを特徴とする現像剤補給容器。
【請求項36】
現像剤受入れ装置と、前記現像剤受入れ装置に着脱可能な現像剤補給容器と、を有する現像剤補給システムにおいて、
前記現像剤受入れ装置は、現像剤を受入れる現像剤受入れ部と、前記現像剤受入れ部の内外への通気を許容する通気部材と、前記現像剤補給容器へ駆動力を付与する駆動部と、を有し、
前記現像剤補給容器は、4.3×10−4(kg・m/s)以上4.14×10−3(kg・m/s)以下の流動性エネルギーを有する現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に収容された現像剤の排出を許容する開口面積が12.6(mm)以下のピンホールと、前記駆動部から駆動力が入力される駆動入力部と、前記駆動入力部が受けた駆動力により、前記通気部材を通して前記現像剤受入れ部の内部に向かう気流と外部に向かう気流が交互に発生するように、前記ピンホールを通して内部に向かう気流と外部に向かう気流を交互に繰り返し発生させる気流発生機構と、
を有することを特徴とする現像剤補給システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図77】
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【公開番号】特開2012−93736(P2012−93736A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−213058(P2011−213058)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】