説明

画像形成装置、ファイルの自動出力方法並びにファイルの自動出力プログラム。

【課題】外部記憶装置に対して、パソコン等の端末装置から自動印刷を希望するファイルの設定を行うことなく、外部記憶装置からユーザの希望するファイルの出力を、自動的に行うことが可能な画像形成装置等を提供する。
【解決手段】USBコネクタ13に、外部記憶装置14が接続されると、設定手段20により設定されたフォルダと一致するフォルダが、外部記憶装置14に保存されているか否かの判定を行う。判定の結果、一致するフォルダが存在すると判定された場合、データ取得手段25によって、当該ファイルに含まれるデータが取得され、取得されたデータが出力手段11、24、26によって出力される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、接続された外部記憶装置からのデータの読み出しが可能な、多機能デジタル複合機であるMFP((Multi function peripherals)等の画像形成装置、ファイルの自動出力方法並びにファイルの自動出力プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、USBメモリ等の外部記憶装置では、保存ファイルの検索を素早く行うために、フォルダの中に、さらに複数個のフォルダを階層的に作成してファイルの保存を行う階層構造のファイル管理方式によって、ファイル管理が行われている。
【0003】
そのため、階層構造のファイル管理方式でファイルが管理されているUSBメモリをパーソナルコンピュータ(以下では、パソコン)や画像形成装置等のデバイスに接続してファイルを読み出すような場合、ユーザは、フォルダを開く操作を複数回繰り返すことによって読み出したいファイルに到達し、そして当該ファイルを指定して処理実行の指示を行うという作業が必要となることがある。
【0004】
このような作業がパソコンで行われる場合、パソコンには多彩な設定変更手段や内容指示手段が備えられており、かつ、表示スペースも十分確保されている。そのため、ユーザは当該作業に困難性を感じる恐れはないと考えられる。
【0005】
一方、画像形成装置のように表示スペースが十分に確保されていないデバイスにおいて、このような作業を行うことは、表示されたフォルダやファイル等が見づらい等の理由により、困難であることが多い。
【0006】
そこで、リムーバブルメディアに対して、ユーザが予めパソコン等で自動出力の設定を行い、リムーバルメディアが画像処理装置に接続された際に、自動的に出力させる技術が提案されている(特許文献1参照)
【特許文献1】特開2006−215929号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、リムーバブルメディアに対して、パソコン等の端末装置から自動出力の設定を行う必要があり、この設定を行うことが煩わしいという問題がある。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、外部記憶装置に対して、パソコン等の端末装置から自動出力の設定を行うことなく、外部記憶装置が接続された際に、当該外部記憶装置からのデータの出力を自動的に行うことが可能な画像形成装置、自動処理方法並びに自動処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)外部記憶装置と解除可能に接続するための接続手段と、前記接続手段への外部記憶装置の接続を検知する検知手段と、外部記憶装置に含まれるファイルを出力させるためのフォルダを設定する設定手段と、外部記憶装置の接続が検知された際に、外部記憶装置に、設定されたフォルダと一致するものが保存されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により一致するものが保存されていると判定された場合、一致すると判定されたフォルダに含まれるファイルのデータを外部記憶装置から取得するデータ取得手段と、前記取得されたデータを出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記出力手段が、ファイル内容を表示する表示手段である前項1に記載の画像形成装置。
(3)前記出力手段が、データの印刷動作を行う作像手段である前項1に記載の画像形成装置。
(4)前記出力手段が、データの送信を行う送信手段である前項1に記載の画像形成装置。
(5)画像形成装置が省電力モード中である場合、設定手段により設定されたフォルダが外部記憶装置に保存されていた場合には、省電力モードを解除する前項1〜 4のいずれかに記載の画像形成装置。
(6)出力可能な枚数を算出する第一算出手段と、接続された外部記憶装置に保存されている出力対象のファイルのデータに基づいて、出力必要枚数を算出する第二算出手段と、第一算出手段により算出された第一算出値と、第二算出手段により算出された第二算出値とを比較する比較手段と、前記2つの算出値の比較を行うことにより、出力するか否かの判定を行う判定手段と、前記判定手段により第二算出値が第一算出値より多い場合には、出力を行わないように出力手段を制御する制御手段と、を備えている前項1に記載の画像形成装置。
(7)前記設定手段は、ユーザ毎にまたはユーザが属する部門毎にフォルダを設定する前項1に記載の画像形成装置。
(8)認証手段を備え、前記判定手段は認証されたユーザまたは部門に設定されたフォルダと一致するものが外部記憶装置に保存されているか否かの判定を行う前項7に記載の画像形成装置。
(9)外部記憶装置を解除可能に接続するための接続手段への外部記憶装置の接続を検知するステップと、外部記憶装置に保存されているファイルを出力させるためのフォルダを設定するステップと、外部記憶装置の接続が検知された際に、外部記憶装置に、設定されたフォルダと一致するものが保存されているか否かを判定するステップと、一致するものが保存されていると判定された場合、一致すると判定されたフォルダに含まれるファイルのデータを外部記憶装置から取得するステップと、前記取得されたデータを出力するステップと、を備えたことを特徴とするデータの自動処理方法。
(10)外部記憶装置を解除可能に接続するための接続手段への外部記憶装置の接続を検知するステップと、外部記憶装置に保存されているファイルを出力させるためのフォルダを設定するステップと、外部記憶装置の接続が検知された際に、外部記憶装置に、設定されたフォルダと一致するものが保存されているか否かを判定するステップと、一致するものが保存されていると判定された場合、一致すると判定されたフォルダに含まれるファイルのデータを外部記憶装置から取得するステップと、前記取得されたデータを出力するステップと、を画像形成装置のコンピュータに実行させるためのデータ処理プログラム。
【発明の効果】
【0010】
前項(1)に記載の発明によれば、外部記憶装置を接続手段に接続すると、接続された外部記憶装置に保存されているフォルダの中に、設定手段によって設定されたフォルダと一致するものが存在するか否かが判定され、存在すればそのフォルダに含まれるファイルのデータが自動的出力される。これにより、自動的に出力を行いたいファイルを、自動出力の設定がなされたフォルダと一致するフォルダに保存しておくだけで、当該ファイルのデータを自動的に出力させることが可能となるので、ユーザはパソコン等で予め自動出力の設定を行う煩わしさから解放される。
【0011】
前項(2)に記載の発明によれば、接続された外部記憶装置に保存されているファイルのデータを自動的に、表示手段に表示することが可能となる。
【0012】
前項(3)に記載の発明によれば、接続された外部記憶装置に保存されているファイルのデータを作像手段によって自動的に印刷することができる。
【0013】
前項(4)に記載の発明によれば、接続された外部記憶装置に保存されているファイルのデータを自動的に送信することができる。
【0014】
前項(5)に記載の発明によれば、外部記憶装置が装着された際に、省電力モードであった場合には、自動的に省電力モードの解除が可能となる。
【0015】
前項(6)に記載の発明によれば、第二算出値が第一算出値より多い場合にはファイルのデータの出力は行われない。これにより、出力が途中で終了してしまう状況を抑制することができる。
【0016】
前項(7)に記載の発明によれば、自動出力させるフォルダをユーザ毎または部門毎に設定することができる。
【0017】
前項(8)に記載の発明によれば、認証されたユーザや部門それぞれに対して、自動出力させるファイルの設定が可能となる。
【0018】
前項(9)に記載の発明によれば、接続された外部記憶装置に保存されているフォルダと、設定手段によって設定されたフォルダとが一致すれば、外部記憶装置に保存されているフォルダに含まれるファイルのデータが自動的に出力される。
【0019】
これにより、ユーザは自動出力させたいファイルを、自動出力設定されているのと同じフォルダに入れておくだけで、ファイルの自動出力が可能となるから、ユーザはパソコン等で自動的に表示するファイルを指定する煩わしさから解放される。
【0020】
前項(10)に記載の発明によれば、自動出力させるファイルが含まれているフォルダの設定処理、装着された外部記憶装置に、設定されたフォルダと一致するものが保存されているか否かの判定処理、及び外部記憶装置が装着され、前記判定ステップにおいて一致するものが保存されていると判定された場合には、前記フォルダに含まれるファイルのデータを取得して出力させる処理を画像形成装置のコンピュータに実行させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
(実施形態1)
以下、本発明に係る一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置が用いられたファイル自動出力システムの構成を示した図である。
【0023】
図1に示すように、ファイル自動出力システムは、画像形成装置1、カードリーダ2及び端末装置3等を備え、画像形成装置1と端末装置3とはインターネット、LAN等のネットワーク4を介して通信可能となされている。
【0024】
画像形成装置1は、読み取った原稿の画像データを印刷したり、ネットワーク4を介して端末装置3との間で、画像データ等の送受信を行う機能を有しており、スキャナ部10、作像部11及び給紙部12等を備えている。
【0025】
スキャナ部10は、CCDセンサ等を備え、ユーザによりプラテンガラスや自動原稿搬送装置(いずれも図示せず)上にセットされた原稿を読み取り、画像データに変換する。また、この実施形態では、接続手段としてのUSBコネクタ13を備え、外部記憶装置の一例であるUSBメモリ14との接続が可能である。
【0026】
作像部11は、スキャナ部10で読み取られた原稿の画像データや、USBメモリ14等から読み出した画像データ等の印刷データを用紙に印刷する。
【0027】
給紙部12は、用紙を種類毎に収納するものであり、印刷指示がなされると用紙が給紙部12から1枚ずつ取り出され、作像部11に搬送される。
【0028】
カードリーダ2は、ユーザが所持し、ユーザを一意に識別するIDカードを挿入するためのカード挿入口を備えている。画像形成装置1の利用を希望するユーザにより、IDカードがカード挿入口に挿入されると、カードリーダ2は、挿入されたIDカードからユーザ名やパスワード等のカード情報を読み取り、読み取ったカード情報を画像形成装置1に送信する。
【0029】
端末装置3は、通信機能を備えたパソコン等からなり、画像形成装置1との間で、ネットワーク4を介して画像データ等の送受信を行う。
【0030】
USBメモリ14は、外部記憶装置として利用され、階層構造のファイル管理方式によって、ファイル管理がなされている。また、端末装置3等により画像データ等の書込みや、フォルダの作成や消去が可能である。
【0031】
次に、画像形成装置1の電気的構成を、図2を参照しながら説明する。
【0032】
図2に示すように、画像形成装置1は、スキャナ部10、作像部11、給紙部12、USBメモリ14と接続可能なUSBコネクタ13、CPU20、ROM21、RAM22、記憶部23、通信インターフェイス部(I/F部)24、通信部25、操作表示部26及びユーザ認証部27等を備えている。なお、スキャナ部10、作像部11、USBコネクタ13については、既に説明したので、再度の説明は省略する。
【0033】
CPU20は、ROM21に保存されているプログラムを実行することにより、画像形成装置1の全体を統括的に制御する。この実施形態では、USBメモリ14に保存されているファイルを自動出力させるためのフォルダの設定(以下では、設定されたフォルダを自動出力対象フォルダという)、装着されたUSBメモリ14に、自動出力対象フォルダと一致するフォルダが保存されているか否かの判定、及び保存されていると判定された場合、当該フォルダに含まれるファイルの印刷、送信又は表示等の出力制御等を行うが、詳しくは後述する。
【0034】
ROM21は、CPU20が実行するプログラムやその他のデータを格納する。
【0035】
RAM22は、CPU20がプログラムを実行する際の作業領域となるものであり、プログラムやプログラムを実行する際のデータ等を一時的に保存する。
【0036】
記憶部23は、ハードディスク等の記憶媒体からなり、スキャナ部10によって読み取られた原稿の画像データやその他のデータ、各種プログラム等を記憶する。この実施形態では、ユーザ毎やユーザが属する部門毎に設定された自動出力対象フォルダのリスト(後述する)や、ユーザ認証の際に使用されるユーザ名、パスワード等も保存されている。
【0037】
通信インターフェイス部(I/F部)24は、端末装置3等の外部装置とデータの送受信を行う通信手段として機能する。
【0038】
通信部25は、CPU20による制御のもとでUSBコネクタ13に接続されたUSBメモリ14に保存されているフォルダやファイルの確認や、ファイルの読み出し、書込み等を行う。
【0039】
操作表示部26は、ユーザが入力操作を行うとともに、ジョブの終了通知を含むメッセージや各種画面などをユーザに提供するためのものであり、テンキーやスタートキー等の複数のキーからなるキー入力部28と、モード設定画面やメッセージ等を表示するタッチパネル式の液晶表示部29とを備えている。この実施形態は、USBメモリ14から読み出されたファイル等が表示される。
【0040】
ユーザ認証部27は、カードリーダ2から受信したカード情報に基づいて、IDカードを挿入したユーザの認証を行う。この実施形態では、カードリーダからのカード情報と、記憶部23に保存されている情報との照合が行われ、一致すれば「画像形成装置にてユーザ登録済み」として、画像形成装置1が利用可能となる。
【0041】
次に、USBメモリ14に保存されているフォルダ及びファイルの構成を、図3を参照しながら説明する。
【0042】
図3に示すように、USBメモリ14は階層構造のファイル管理方式でファイル管理されている。
【0043】
まず、最上位に位置するフォルダとして、フォルダ「temp」、「work」、「MY Documents」、「MFP」等があり、それぞれのフォルダの中には、下位フォルダやファイルが保存されている。
【0044】
例えば、フォルダ「MFP」には、ファイル「favoritel.jpg」と「walkman.txt」が保存されている。
【0045】
次に、USBメモリ14が接続された際に、USBメモリ14に保存されているフォルダの中で、自動出力対象となるフォルダの設定方法を、図4〜図7を参照しながら、説明する。なお、このフォルダ設定は、ユーザ単位で可能となっており、設定が終了すると、図7に示す自動出力対象フォルダのリストに登録される。また、フォルダ設定はユーザが属する部門単位で設定可能としても良い。
【0046】
ユーザがキー入力部28や液晶表示部29から所定の操作を行うと、自動出力対象フォルダの設定を行う自動出力フォルダ設定画面30(図4)が液晶表示部29に表示される。
【0047】
自動出力フォルダ設定画面30において、ユーザによってフォルダ入力欄31に自動出力対象フォルダが入力され、「OK」ボタン32が押下されると、図5に示すUSB自動出力設定画面40が表示される。なお、図4の設定画面30において、「変更」ボタン33が押下されると、液晶表示部29に再入力画面が表示され、自動出力対象フォルダの設定の内容を変更することができる。
【0048】
USB自動出力設定画面40では、出力形態の設定が行われる。具体的には、自動印刷を行うか否かを設定する自動印刷設定項目41、自動表示を行うか否かを設定する自動表示設定項目42、及び自動送信を行うか否かを設定する自動送信設定項目43等が表示され、ユーザにより各項目についての設定が行われる。また、自動送信設定項目43において、「する」が選択された場合、送信方法の設定を行う自動送信形式選択項目44から送信方法の選択が行われ、選択された送信方法に応じてメールアドレスやFAX番号等を設定する画面に移行する。
【0049】
例えば、自動送信形式選択項目44で、自動送信形式として「e−meil」が選択されると、送信先のメールアドレスの入力を受け付ける送信先設定画面50(図6に示す)が液晶表示部29に表示される。メールアドレス入力欄51に送信先のメールアドレスが入力され、「OK」ボタン52が押下されると、設定が完了する。なお、「変更」ボタン53が押下されると、メールアドレス入力欄51に入力されたメールアドレスはクリアーされ、再度入力を受け付ける状態となる。
【0050】
図7は、上記方法で設定された、ユーザ毎の自動出力対象フォルダを表す自動出力対象フォルダのリストを示したものである
このリストは、通し番号、ユーザ名、パスワード、自動出力対象フォルダ、印刷設定欄、表示設定欄、送信設定欄、送信形式及び送信宛先等から構成され、ユーザ毎に設定された内容が示されている。
【0051】
例えば、ユーザAについては、自動出力対象フォルダとして「MFP1」が設定されており、自動出力の方法としては、印刷、送信が設定されている。また、送信形式としてFAXが、また送信宛先としては「0123−45−678」の回線番号が、それぞれ設定されている。
【0052】
ユーザAがUSBメモリ14を接続すると、当該USBメモリ14に前もって設定された「MFP1」のフォルダと同一名称のフォルダが保存されているか否かの判定が行われ、その結果、当該フォルダが存在し、かつ、当該フォルダ内に画像データがある場合には、送信宛先に、当該画像データが自動送信される。
【0053】
また、ユーザCによってUSBメモリ14が接続されると、USCメモリ14に「自動」という名称のフォルダが保存されているか否かの判定がなされる。保存されている場合、フォルダ「自動」に含まれるファイルが、液晶表示部29に表示され、かつ、電子メールにより所定のアドレスへ送信される。
【0054】
なお、ユーザDの自動出力対象フォルダの欄が空白である。これは、自動出力対象フォルダの設定がなされていないことを意味する。この場合、ユーザDによってUSBメモリ14が接続されても、自動出力に関する処理は実行されない。
【0055】
次に、USBメモリ14が接続された際の画像形成装置1の動作を、図8を参照しながら説明する。なお、ここでは、自動出力対象フォルダとして、「MFP」が設定されており、また自動出力に関する処理として印刷のみが設定されているものとする。
【0056】
ユーザが、USBメモリ14をUSBコネクタ13に接続すると、
A:USBメモリ14の接続が検知される。
【0057】
B:画像形成装置1は、USBメモリ14内のフォルダ構成を確認し、自動印刷対象フォルダの名称である「MFP」と一致するフォルダが存在するか否かの判定を行う。
【0058】
C:一致するフォルダが存在すると判定された場合、画像形成装置1は一致するフォルダに含まれているファイル「favoritel.jpg」と「walkman.txt」の印刷を行う。
[画像形成装置1の動作]
次に、画像形成装置1の動作を図9及び図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。この動作は、CPU20がROM21等の記録媒体に保存されているプログラムを実行することにより、実現される。また、自動出力に関する処理として印刷のみが設定されている。
【0059】
ユーザがIDカードをカードリーダ2のカード挿入口に差込むと、カードリーダ2はIDカードからカード情報を読み取り、読み取ったカード情報を画像形成装置1に送信する。
【0060】
カード情報を受信した画像形成装置1のCPU20は、ユーザ認証部27を介して当該ユーザを認証するか否かの判定を行う(ステップS10)。なお、IDカード未挿入の場合、画像形成装置1は使用不可能であり、液晶表示部29には、カードを入れてくださいの旨の表示がされる。
【0061】
認証失敗の場合(ステップS10でNO)、処理を終了する。一方、認証成功の場合(ステップS10でYES)、カード情報に基づいて、当該ユーザに対応する自動出力対象フォルダについての情報を、図7に示す自動出力対象フォルダリストから読み出す。
【0062】
次に、USBメモリ14の接続の検出を行い(ステップS11)、接続が検出されない場合(ステップS11でNO)、処理を終了する。一方、接続が検出された場合(ステップS11でYES)、自動出力の設定がなされている否かの判定が行われ(ステップS12)、設定されていない場合(ステップS12でNO)、処理を終了する。一方、設定されている場合(ステップS12でYES)、接続されたUSBメモリ14のフォルダ構成の確認が行われ(ステップS13)、自動出力対象フォルダと一致するフォルダがあるか否かの判定が行われる(ステップS14)。
【0063】
自動出力対象フォルダと一致するフォルダがない場合(ステップS14でNO)、処理を終了する。一方、自動出力対象フォルダと一致するフォルダが存在する場合(ステップS14でYES)、一致するフォルダに含まれているファイルの確認を行い(ステップS15)、印刷可能なフィアイルが存在するか否かの判定がなされる(ステップS16)。
【0064】
なお、自動印刷可能ファイルの判別は、ファイルの拡張子を確認することで可能である。例えば、*.txtの拡張子ファイルはテキストファイルとして印刷可能と判断され、また*.pdfの拡張子ファイルはpdfファイルと判断して印刷可能と判断される。
【0065】
印刷可能なファイルが存在しない場合(ステップS16でNO)、処理を終了する。一方、自動印刷可能なファイルが存在する場合(ステップS16でYES)、図11に示す自動印刷可能ファイルリスト60が作成される(ステップS17)。
【0066】
なお、この自動印刷可能ファイルリスト60は、図11に示すように、No(ファイルの通し番号)、ファイル名、印刷可能/不可能、印刷済みか否か等の各パラメータをUSBメモリ14に保存されている自動出力対象フォルダと一致したフォルダに含まれるファイル1つずつに対して登録していくことによって作成される。即ち、この場合、自動出力対象フォルダと一致するUSBメモリ14のフォルダには、ファイル「txt1.txt」、「favorite1.jpg」、「My doc.exe」、「会議.pdf」が含まれており、これらファイルそれぞれについて、上記パラメータが登録される。なお、印刷不可及び印刷済みと登録されたファイルについては、印刷は行われない。
【0067】
印刷可能ファイルリスト60が作成された後、印刷が実行され(ステップS18)、印刷可能なすべてのファイルの印刷が終了したか否かの判定が行われる(ステップS19)。
【0068】
印刷可能なすべてのファイルの印刷が終了していない場合(ステップS19でNO)、ステップS18に戻り、全ての印刷が終了したと判定されるまで、ステップS18及びステップS19を繰り返す。一方、印刷可能なすべてのファイルの印刷が終了した場合(ステップS19でYES)、処理を終了する。
【0069】
このように、本実施形態によれば、自動出力対象フォルダと一致するフォルダに含まれているファイルのデータは、USBメモリ14がUSBコネクタ13に接続された際に自動的に印刷される。これにより、自動出力対象フォルダと名称が一致するフォルダに印刷を希望するファイルを入れておくだけで、USBメモリ14が画像形成装置1に接続された際に、当該ファイルデータの印刷が自動的に行われるので、ユーザは自動印刷を行いたいファイルデータをパソコン等の端末装置で、予め設定しておくという煩わしさから解放される。また、ユーザは、印刷対象のファイルの検索を行う必要はないので、迅速に当該ファイルの印刷を行うことができる。また、画像形成装置1で設定された自動出力対象フォルダと一致するフォルダを複数のUSBメモリ内に保存しておけば、複数のUSBメモリを抜き差しすることにより、次々に、フォルダ内のファイルを自動的に印刷することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置が用いられた自動出力システムを、図面を参照しながら説明する。本実施形態で使用される画像形成装置は、一定時間全く操作がされなかった場合、省電力モードに入る機能を有している。
【0070】
なお、上記以外の画像形成装置1の機能や構成、及びシステム構成等は、第1実施形態と同じなので再度の説明は、省略する。また、本実施形態では、自動出力に関する処理として、印刷、送信及び表示がそれぞれ設定されているものとする。
[画像形成装置1の動作]
次に、画像形成装置1の動作を、図9、図12及び図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、この動作は、CPU20がROM21等の記録媒体に保存されているプログラムを実行することにより、実現される。
【0071】
ユーザにより、USBメモリ14がUSBコネクタ13に接続される。
【0072】
まず、図9に示すステップS10〜ステップS14までの動作が実行されるが、この動作は、第1実施形態と同じなので、再度の説明は省略する。
【0073】
次に、図12のステップS21に進んで、省電力モードになっているか否かの判定がなされ(ステップS21)、省電力モードになっていない場合(ステップS21でNO)、このまま処理の実行が可能であるから、ステップS23に進む。一方、省電力モードになっていた場合(ステップS21でYES)、以降の処理を実行するために、省電力モードを解除し(ステップS22)、ステップS23に進む。
【0074】
ステップS23で、自動印刷設定がなされているか否かの判定が行われ、設定されている場合(ステップS23でYES)、自動印刷処理を行う(ステップS24)。なお、自動印刷処理は、図10に示すフローチャートのステップS15からステップS19における処理を同じなので、再度の説明は省略する。
【0075】
自動印刷処理の終了後、ステップS25に進む。一方、自動印刷設定がなされていない場合(ステップS23でNO)、ステップS25に進む。
【0076】
ステップS25では、自動送信設定がなされているか否かの判定が行われ、設定されていない場合(ステップS25でNO)、図13に示すフローチャートのステップS30に進む。一方、設定されている場合(ステップS25でYES)、送信先が設定されているか否かの判定が行われる(ステップS26)。
【0077】
設定されていない場合(ステップS26でNO)、送信の実行はできないから、図13に示すフローチャートのステップS30に進む。一方、設定されている場合(ステップS26でYES)、設定されている送信方法が、E-mail送信であるか、或いは画像ファイルのみのFAX送信であるかの判定がなされる(ステップS27)。
【0078】
E-mail送信である場合(ステップS27で「e-mail」)、すべてのファイルをe-mail形式に変換後、送信を行い(ステップS28)、図13に示すフローチャートのステップS30に進む。一方、FAX通信である場合(ステップS27で「FAX」)、送信可能なすべての画像ファイルをFAX送信し(ステップS29)、図13に示すフローチャートのステップS30に進む。なお、画像データのみFAXで送信する処理は、自動送信設定されファイルと一致するUSBメモリ14に含まれるファイルの拡張子によって、FAX送信可能/不可能を判断し、実行される。
【0079】
ステップS30では、ファイル一覧表示設定がなされているか否かの判定がなされ、設定されていない場合(ステップS30でNO)、処理を終了する。一方、設定されている場合(ステップS30でYES)、液晶表示部29に出力対象フォルダと一致するフォルダに含まれるファイルの一覧を表示し(ステップS31)、処理を終了する。
【0080】
このように、本実施形態によれば、自動出力対象フォルダと一致するフォルダに含まれているファイルは、USBメモリ14がUSBコネクタ13に接続された際、自動的に印刷、送信又は/及び液晶表示部29に表示される。これにより、自動出力対象フォルダと一致するフォルダに印刷を希望するファイルを入れておくだけで、USBメモリ14が画像形成装置1に接続された際に、当該ファイルの印刷、送信又は/及び表示が自動的に行われるので、ユーザは自動出力の設定をパソコン等の端末装置で、予め行う煩わしさから解放される。
【0081】
また、画像形成装置1が省電力モードであっても、USBメモリ14が接続されると、自動的に省電力モードが解除され、自動出力処理が実行される。これにより、迅速に印刷起動掛けを行うことが可能となるので、画像データの印刷や送信を急いで行うような場合に便利である。
【0082】
また、出力を希望するファイルの検索を行う必要はないので、ユーザはファイル検索の手間から解放され、かつ、迅速にファイルの印刷や送信を行うことができる。
【0083】
さらに、画像形成装置1側で、ユーザ毎に自動出力を行うフォルダの設定を行うことが可能なので、各ユーザのUSBメモリに対して何ら特別な設定を行うことなく、ユーザ毎に異なるフォルダからの出力が可能となる。
(実施形態3)
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置が用いられた自動出力システムを、図面を参照しながら説明する。本実施形態は、コインベンダーと画像形成装置とが接続され、コインベンダーに投入された金額に応じて、ファイルの印刷を行うものである。
【0084】
図14は、第3実施形態に係る自動出力システムの構成を示した図である。
【0085】
図14に示すように、自動出力システムは、画像形成装置1とコインベンダー70等を備えており、画像形成装置1とコインベンダー70は通信可能となされている。
【0086】
コインベンダー70は、コイン投入口を備え、コイン投入口からコインが投入されると、その投入された金額の管理を行うものである。この実施形態では、コインが投入されると、投入され金額を画像形成装置1に送信する。
【0087】
画像形成装置1のCPU20は、これまで説明した機能を有する他、本実施形態では、コインベンダー70に投入された金額を超える枚数の印刷禁止等の印刷枚数に関する機能を有している。即ち、コインベンダー70に投入された金額からの印刷可能枚数の算出や、算出された印刷可能枚数と接続されたUSBメモリ14から読み出したファイルから算出された印刷必要枚数との比較を行うことにより、印刷を行うか否かの判定等を行う。
【0088】
なお、画像形成装置1のその他の機能・構成等は第1実施形態と同じなので、再度の説明は省略する。また、本実施形態では、自動出力に関する処理として印刷のみが設定されているものとする。
[画像形成装置1の動作]
次に、画像形成装置1の動作を、図9及び図15に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、この動作は、CPU20がROM21等の記録媒体に保存されているプログラムを実行することにより、実現される。
【0089】
ユーザがコインベンダー70にコインを投入し、USBコネクタ13にUSBメモリ14を接続する。
【0090】
まず、図9のステップS10〜ステップ14までの動作が実行されるが、この動作は、第1実施形態と同じなので、再度の説明は省略する。
【0091】
次に、自動出力対象フォルダに一致するフォルダに含まれているファイルの確認を行い(図15のステップS41)、印刷可能なファイルが存在するか否かの判定が行われる(ステップS42)。
【0092】
印刷可能なファイルが存在しない場合(ステップS42でNO)、処理を終了する。一方、印刷可能なファイルが存在する場合(ステップS42でYES)、印刷可能ファイルリスト60が作成され(ステップS43)、印刷可能なすべてのファイルを印刷するのに必要な金額が算出される(ステップS44)。
【0093】
次に、ユーザによってコインベンダー70に投入された金額の確認が行われ(ステップS45)、投入金額不足のため、途中で印刷の実行が中止され、印刷済みファイルとそうでないファイルとが混同するのを防止するために、印刷可能なすべてのファイルが印刷可能か否かの判定が行われる(ステップS46)。この判定は前述したように、算出された印刷可能枚数と接続されたUSBメモリ14から読み出したファイルから算出された印刷必要枚数との比較を行うことにより、行われる。
【0094】
投入金額の不足で、印刷可能なすべてのファイルの印刷が可能でない場合(ステップS46でNO)、その旨を液晶表示部29に表示し(ステップS47)、処理を終了する。一方、印刷可能なすべてのファイルの印刷が可能な場合(ステップS46でYES)、ファイルの印刷が行われ(ステップS48)、印刷可能なすべてのファイルが印刷されたか否かの判定が行われる(ステップS49)。
【0095】
印刷可能なすべてのファイルの印刷が終了していない場合(ステップS49でNO)、ステップS47に戻り、印刷可能なすべてのファイルの印刷が終了したと判定されるまで、ステップS47及びステップS48を繰り返す。一方、印刷可能なすべてのファイルの印刷が終了したと判定された場合(ステップS49でYES)、処理を終了する。
【0096】
このように、本実施形態では、コインベンダー70に投入された金額の不足により印刷可能なすべてのファイルが印刷できない場合には、すべてのファイルに対して印刷が実行されないので、印刷可能なファイルのうち、一部のみ印刷がされてしまう状況を抑制することができる。
【0097】
なお、本実施形態では、投入された金額が不足していた場合、印刷を行わない構成としたが、これに限定されず、例えば、図16に示すファイル選択画面75を液晶表示部29に表示させ、ユーザから印刷するファイルの選択を受け付け、選択受付後、スタートボタン80が押下されることにより、選択されたファイルを印刷する構成としても良い。 ファイル選択画面75には、ファイルの選択を促す旨のメッセージと共に、印刷可能なファイルの一覧やそれぞれのファイルを印刷するのに要する金額等が表示されている。
【0098】
また、本実施形態では、コインベンダー70に投入された金額を基準として、印刷可能なすべてのファイルが印刷可能か否かの判定を行う構成としたが、これに限定されず、例えば予め設定された一ヶ月当りの印刷可能枚数を基準として、印刷可能なすべてのファイルが印刷可能か否かを判定する構成としても良い。
【0099】
また、本実施形態では、印刷を行う構成としたが、これに限定されず送信を行う構成としても良い。
【0100】
また、第1、第2及び第3実施形態では、カードリーダ2を介してユーザ認証を行う構成としたが、これに限定されず、ユーザがキー入力部28や液晶表示部29からユーザ名等の入力操作を行うことにより、ユーザ認証を行う構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】第一実施形態に係る画像形成装置が用いられた自動ファイル出力システムの構成を示した図である。
【図2】画像形成装置1の電気的構成を示した図である。
【図3】USBメモリのフォルダ構成を示した図である。
【図4】自動出力設定画面の一例を示す図である。
【図5】USB自動出力設定画面の一例を示す図である。
【図6】送信先設定画面の一例を示す図である。
【図7】ユーザ毎に設定された自動出力対象フォルダ名等を示した一覧を示す図である。
【図8】画像形成装置の動作を説明するための図である。
【図9】第1実施形態に用いられている画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】図9に示したフローチャートの続きである。
【図11】自動印刷可能ファイルリストの一例を示す図である。
【図12】第2実施形態に用いられている画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】図12に示したフローチャートの続きである。
【図14】第3実施形態に係る自動出力システムの構成を示す図である。
【図15】第3実施形態に用いられている画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】ファイル選択画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0102】
1・・・画像形成装置
2・・・カードリーダ
3・・・端末装置
4・・・インターネット
11・・・作像部
13・・・USBコネクタ
14・・・USBメモリ
20・・・CPU
21・・・ROM
22・・・RAM
23・・・記憶部
24・・・通信インターフェイス部(I/F部)
25・・・通信部
26・・・操作表示部
27・・・ユーザ認証部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部記憶装置と解除可能に接続するための接続手段と、
前記接続手段への外部記憶装置の接続を検知する検知手段と、
外部記憶装置に含まれるファイルを出力させるためのフォルダを設定する設定手段と、
外部記憶装置の接続が検知された際に、外部記憶装置に、設定されたフォルダと一致するものが保存されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により一致するものが保存されていると判定された場合、一致すると判定されたフォルダに含まれるファイルのデータを外部記憶装置から取得するデータ取得手段と、
前記取得されたデータを出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記出力手段が、ファイル内容を表示する表示手段である請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記出力手段が、データの印刷動作を行う作像手段である請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記出力手段が、データの送信を行う送信手段である請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
画像形成装置が省電力モード中である場合、設定手段により設定されたフォルダが外部記憶装置に保存されていた場合には、省電力モードを解除する請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
出力可能な枚数を算出する第一算出手段と、
接続された外部記憶装置に保存されている出力対象のファイルのデータに基づいて、出力必要枚数を算出する第二算出手段と、
第一算出手段により算出された第一算出値と、第二算出手段により算出された第二算出値とを比較する比較手段と、
前記2つの算出値の比較を行うことにより、出力するか否かの判定を行う判定手段と、
前記判定手段により第二算出値が第一算出値より多い場合には、出力を行わないように出力手段を制御する制御手段と、
を備えている請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記設定手段は、ユーザ毎にまたはユーザが属する部門毎にフォルダを設定する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
認証手段を備え、前記判定手段は認証されたユーザまたは部門に設定されたフォルダと一致するものが外部記憶装置に保存されているか否かの判定を行う請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
外部記憶装置を解除可能に接続するための接続手段への外部記憶装置の接続を検知するステップと、
外部記憶装置に保存されているファイルを出力させるためのフォルダを設定するステップと、
外部記憶装置の接続が検知された際に、外部記憶装置に、設定されたフォルダと一致するものが保存されているか否かを判定するステップと、
一致するものが保存されていると判定された場合、一致すると判定されたフォルダに含まれるファイルのデータを外部記憶装置から取得するステップと、
前記取得されたデータを出力するステップと、
を備えたことを特徴とするデータの自動処理方法。
【請求項10】
外部記憶装置を解除可能に接続するための接続手段への外部記憶装置の接続を検知するステップと、
外部記憶装置に保存されているファイルを出力させるためのフォルダを設定するステップと、
外部記憶装置の接続が検知された際に、外部記憶装置に、設定されたフォルダと一致するものが保存されているか否かを判定するステップと、
一致するものが保存されていると判定された場合、一致すると判定されたフォルダに含まれるファイルのデータを外部記憶装置から取得するステップと、
前記取得されたデータを出力するステップと、
を画像形成装置のコンピュータに実行させるためのデータ処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−5032(P2009−5032A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−163210(P2007−163210)
【出願日】平成19年6月20日(2007.6.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WALKMAN
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】