説明

画像形成装置

【課題】メカユニットに対してLEDユニットを備えた上カバーを閉じたときに、LEDヘッドを感光に対して容易に位置決めすることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
位置決め手段は、一方の側面34bの側に設けられ、露光手段(長手支持体34)の第1当接部153において当接する第1当接部材103及び露光手段の第2当接部183において当接する第2当接部材133と、他方の側面の側34cに設けられ、露光手段の第3当接部163において当接する第3当接部材113とを有し、第3当接部163は、露光手段を露光面32aの主走査方向から見たときに、第1当接部153を含み、かつ第3基準面163aと平行である第1平行面153aと、第2当接部183を含み、かつ第3
基準面163aと平行である第2平行面183aとの間に位置していることを特徴とする

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子写真感光体に露光手段によって選択的な露光を行い潜像を形成し、潜像を現像剤で現像して記録媒体に転写する複写機やプリンタ等の画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置では、画像書き込み方式(露光方式)として、レーザ走査方式や、以下に説明するLED露光方式が、実用化されている。LED露光方式は、複数の発光素子を直線的に並べた発光手段からの発光を、結像手段を用いて感光体表面に露光することにより、感光体表面に潜像を形成する方式である。
図17は、LEDヘッド212の本体に対する従来の位置決め方法を示している。LEDヘッド212の両端部には、位置決め用の嵌合部位が合わせて3箇所設けられている。
【0003】
すなわち、LEDヘッド212の一端側において、その下部に丸孔221が設けられると共に、その上部に溝部223が設けられている。そして、丸孔221は、ピントピン200の下嵌合部200bと嵌合すると共に、溝部223は、ピントピン200の上嵌合部200cと嵌合する。他端側は、貫通孔である長丸孔222と、ピントピン232の根元部232bとが係合する。
【0004】
一方、LEDヘッド12の高さ方向の位置決めについては、ピントピン200、232の高さをベース部材223、224に対し調整し、LEDヘッド212を前後2箇所のピントピンの台座に搭載している。
【0005】
また、ピントピンの嵌合部200b、ピントピン232の根元部232bがそれぞれ、丸孔221及び長丸孔222と嵌合するため、丸孔221及び長丸孔222と、嵌合部200b及び根元部232bとの間には、半径方向に嵌合ガタが設けられている。これは、当然のことながら、隙間が無いと、ユニットが着脱できないためである。また、機内昇温による熱膨張に際して、本体側とユニット側のスパン変化を拘束しないようにして、ユニット内に応力が発生するのを防止したものである。(例えば特許文献1参照)
【特許文献1】特開2002−14524号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、従来の構成では、丸孔221及び長丸孔222と、嵌合部200b及び根元部232bとの間にそれぞれ嵌合ガタが生じる。そのため、丸孔221、長丸孔222、嵌合部200b及び根元部232bは、嵌合ガタなどによるずれを調整するために、各部品に非常に高い精度が要求されている。よって各部品は成形加工する際に、長い時間を必要とするとともに高価であるという問題点がある。
【0007】
そこで本発明は、ガタが生じることなく、LEDヘッドを感光体に対して容易に位置決めすることができる画像形成装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、開口部が備えられた第1機体と、第1機体の開口部を覆うように、第1機体に開閉可能に取り付けられた第2機体と、第2機体に備えられ、主走査方向に沿ってライン状に露光する露光手段と、第1機体に備えられ、露光手段によって潜像が形成される感光体と、第2機体が閉じられたときに、露光手段が位置決めされる位置決め手段とを備え、露光手段は、複数の発光素子が主走査方向
に並べられた露光面と、露光面に対向して配置された対向面と、露光面の主走査方向を面内に含み、かつ露光面と対向面とを繋ぐ一方の側面と、一方の側面に対向して配置された他方の側面とを有し、位置決め手段は、一方の側面の側に設けられ、露光手段の第1当接部において当接する第1当接部材及び露光手段の第2当接部において当接する第2当接部材と、他方の側面の側に設けられ、露光手段の第3当接部において当接する第3当接部材とを有し、第3当接部は、露光手段を露光面の主走査方向から見たときに、前記露光面と前記対向面とを繋ぐ方向において、前記第1当接部と前記第2当接部との間に位置していることを特徴とするものである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、第2当接部材は、露光面と対向面とを繋ぐ方向において、第1当接部材よりも露光面に近い位置に配置され、第1当接部材及び第3当接部材のうち、少なくとも1つがローラであることを特徴とするものである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、第1当接部材及び第3当接部材がローラであることを特徴とするものである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、第2当接部材は、当接平面を有し、前記露光手段は、当接平面と当接すると共に、第2当接部を含む当接対向平面を有し、第2当接部は、当接対向平面中、感光体に最も近い位置であることを特徴とするものである。
【0012】
請求項5に記載の発明は、露光手段は、露光面の主走査方向の端部付近に設けられた突出部を有し、当接平面に対向する当接対向平面は、突出部に設けられていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項6に記載の発明は、露光手段は、第3当接部材によって第1当接部材及び第2当接部材の方向へ向かって付勢されていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項7に記載の発明は、感光体は、搬送方向に沿って無端移動し、露光手段は、感光体の周面に直接当接する第4当接部材を備え、第3当接部材は、感光体の搬送移動方向上流側に位置し、第1当接部材及び第2当接部材は、感光体の搬送移動方向下流側に位置していることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、露光手段が備えられた第2機体を第1機体に対して閉じたときに、露光手段は、一方の側面の側に設けられ、露光手段の第1当接部において当接する第1当接部材及び露光手段の第2当接部において当接する第2当接部材と、他方の側面の側に設けられ、露光手段の第3当接部において当接する第3当接部材とによって位置決めされ、第3当接部は、露光手段を露光面の主走査方向から見たときに、前記露光面と前記対向面とを繋ぐ方向において、前記第1当接部と前記第2当接部との間に位置している。このように、露光手段は、第1当接部材、第2当接部材及び第3当接部材によって当接されることで、第1機体に容易に位置決めされることができる。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、第2当接部材は、露光面と対向面とを繋ぐ方向において、第1当接部材よりも露光面に近い位置に配置され、第1当接部材及び第3当接部材は、少なくとも1つがローラである。つまり、第1当接部材及び第3当接部材は、第2当接部材よりも第1機体の開口部に近い位置に配置されている。これにより露光手段は、第2機体が閉じられたとき、第2当接部材よりも先に第1当接部材及び第3当接部材に当接しながら案内される。よって、第1当接部材及び第3当接部材の少なくとも一方にローラを用いることで、露光手段は、円滑に案内されることができる。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、第1当接部材及び第3当接部材がローラである。第1機体の開口部に近い第1当接部材及び第3当接部材の両方がローラであることによって、露光手段は、より円滑に案内されることができる。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、第2当接部材は、当接平面を有し、露光手段は、当接平面と当接すると共に、第2当接部を含む当接対向平面を有し、第2当接部は、当接対向平面中、感光体に最も近い位置である。第2当接部材が、平らな面である当接平面を有し、この当接平面に対向する当接対向平面も平らな面を有するので、互いに位置決めをした際に、接触部分が多くなり露光手段をより安定させることが可能となる。また、第2当接部が、当接対向平面中、感光体に近い位置に配置されることによって、より露光手段を安定させることができる。
【0019】
請求項5に記載の発明によれば、露光手段は、露光面の主走査方向に突出して設けられた突出部を有し、当接平面に対向する当接対向面は、突出部に設けられている。露光手段の主走査方向の端部付近に突出部を設けることによって、他の部材の障害になることなく当接平面と当接対向平面とを接触することができる。
【0020】
請求項6に記載の発明によれば、露光手段は、第3当接部材によって第1当接部材及び第2当接部材の方向へ向かって付勢されている。これにより、露光手段を位置決めする際には、露光手段が第1機体に対して円滑に案内されるとともに、露光手段が完全に位置決めされた際には、第3当接部材が露光手段を第1当接部材及び第2当接部材の方向へ向かって付勢し、露光手段を安定させることが可能となる。
【0021】
請求項7の発明によれば、感光体は、搬送方向に沿って無端移動し、露光手段は、感光体の周面に直接当接する第4当接部材を備え、第3当接部材は、感光体の搬送移動方向上流側に位置し、第1当接部材及び第2当接部材は、感光体の搬送移動方向下流側に位置している。第4当接部が感光体と接触することによって、露光手段と感光体との深度方向の位置決めをすることができる。また、感光体に当接している第4当接部は、感光体の移動により、第4当接部も移動しようとする力が加えられる。しかしながら、感光体が移動した場合であっても、感光体の搬送移動方向下流側に第1当接部材と第2当接部材との2点が設けられているので、露光手段は感光体の搬送による力を受けても安定した状態を保つことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の画像形成装置5の全体を示す概略図である。図1における画像形成装置5は、図面左方向、右方向、奥方向及び手前方向をそれぞれ、前側、後側、左側及び右側とする。
【0023】
図1において、上ケースに1(請求項に記載の第2機体に相当)は、上面に開口部3a(請求項に記載の開口部に相当)を有するメカユニット3(請求項に記載の第1機体に相当)に対して、上ケース1の後方に設けられた回転支軸穴2とメカユニット3の後方に設けられた回転支軸4とにより回動自在に軸支されている。
【0024】
メカユニット3には、記録用紙の搬送方向を示す矢印A方向において、その上流から順にブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)に対応する4つのドラムユニット10Y,10M,10C,10Kが着脱可能に配置されている。
【0025】
各ドラムユニット10には、矢印B方向に回転する感光体11Y,11M,11C,11Kおよび各感光体11に対応した転写ローラ12Y,12M,12C,12Kがそれぞれ備え
られている。記録用紙は、感光体11対応して回転する転写ローラ12との協働で搬送ベルト14に吸着されて矢印A方向に搬送され、順次所定色の画像が転写される。
【0026】
一方、上ケース1は、各ドラムユニット10の感光体11の周面に対応する位置で4つのLEDユニット20Y,20M,20C,20K(請求項に記載の露光手段に相当)がそ
れぞれ備えられている。
【0027】
図2は、図1の上ケース1をメカユニット3に対して開いた状態から、上ケース1を閉じた状態を示している。上ケース1が閉じられると、LEDユニット20の先端部に設けられたLEDヘッド32(後に説明)が、各々対応する感光体11の周面に近接配置され、感光体11の露光周面への露光が可能となる。各感光体11は、矢印B方向に回転し、露光位置を挟んで前側が下流、後側が上流である。この場合、露光位置を挟んで露光済みの側が下流(請求項の『感光体の搬送移動方向下流』に相当)、未露光の側が上流(『感光体の搬送移動方向上流』に相当)である。なお、露光は、感光体11の左右方向(主走査方向)に沿ってライン状に行われる。また、本発明の実施の形態においては、感光体11はドラム状のものを使用しているが、感光体11は、例えばベルト状のものでもよい。
【0028】
図3はLEDユニット20の全体を示す斜視図である。なお、LEDユニット20は、LEDユニット20Y,20M,20C及び20Kのいずれも同様のものである。
図3におけるLEDユニット20は、図面左斜下、右斜上が、それぞれ画像形成装置5の左側、右側である。
LEDヘッド32を有する支持体30は、LEDホルダ40に嵌められる。接続部材50は、LEDホルダ40及び支持体30を接続する。このように一体となった支持体30、LEDホルダ40及び接続部材50は、LED支持部材60によって支持される。これら全部が一体となったものがLEDユニット20であり、次に各部品の詳細について説明する。
【0029】
図4はLEDヘッド32を備えた支持体30及びLEDホルダ40の斜視図である。なお、図4〜図6は、図面左斜下、右斜上がそれぞれ、画像形成装置5の左側、右側である。また、支持体30は、支持体30の中央付近から右側にかけての図が省略されているが、特別な記載がある部分を除き、ほぼ左右対称のものである。
【0030】
支持体30は、画像形成装置5の左右方向(露光の主走査方向)に平行な長手支持体34と、長手支持体34の両端に一体又は別体に設けられた側面支持体35とを有し、長手支持体34の下方には、LEDヘッド32が備えられている。LEDヘッド32は、主走査方向に沿ってライン状に並べられたLEDアレイ31と、セルフォックレンズアレイ(図示せず)とをユニット化したものである。LEDヘッド32の光の照射方向の面である露光面32aは、上ケース1を閉じたときに感光体11と対向する位置にある。
【0031】
側面支持体35は、外側に向かって突出したボス37a,37bと、円形状の凹部36
とが備えられており、ボス37a,37bには、後述するネジ58a,58bを嵌め込むためのネジ孔38a,38bがそれぞれ設けられている。
【0032】
LEDホルダ40は、側面支持体35のボス37a,37bにそれぞれ嵌合するための
小判孔41a,41bと、小判孔41a及び小判孔41bの間にある角孔42と、後述す
るネジ58cで固定するためのネジ孔43とが、貫通した状態で備えられている。また、LEDホルダ40は、右方向にホルダ側部49が備えられており、ホルダ側部49は、右方向に延出するホルダ前部49aと、ホルダ前部49aに対向する方向にホルダ後部49bと、ホルダ前部49a及びホルダ後部49bの上部を繋ぐホルダ上部49cとが備えられている(図3参照)。
【0033】
また、LEDホルダ40は、主走査方向の端部において、下付近に上下方向に縦長い縦長突起47と、突出部48及び突出部48に設けられた当て面48a(請求項に記載の当接対向平面に相当)が設けられている。また、突出部48の近傍には感光体11に当接するローラ55(請求項に記載の第4当接部に相当)が回転可能に備えられている。
【0034】
図5は、支持体30がLEDホルダ40に嵌合された状態の斜視図と、LEDホルダ40及び支持体30を接続する接続部材50の斜視図とを示している。
【0035】
ホルダ側部49は、側面支持体35を前後方向から挟み込むようにして備えられている(図3参照)。LEDホルダ40に設けられている小判孔41a,41bは、側面支持体
35に設けられているボス37a,37bにそれぞれ嵌合する。小判孔41a,41bは小判形状になっており、ボス37a,37bと小判孔41a,41bとの間には、それぞれ隙間ができるように設けられている。よってLEDホルダ40は、支持体30に対して上下方向に若干移動できるように備えられている。
【0036】
接続部材50は、C字状に曲がった湾曲孔51と円柱突起部54とを有する。円柱突起部54は、外側に向かって突出する第1凸部54dと、内側に向かって突出する第2凸部54bとが備えられている。第1凸部54dには、後述する止め輪67が嵌められる溝54aと、マイナスドライバーが挿入される縦穴54cとが形成され、第2凸部54bには
、偏心カム53が設けられている。
【0037】
図6は、接続部材50を、支持体30及びLEDホルダ40に取り付けた状態を示している。また、図7(a)は、図6を前方向から見た図であり、図7(b)は、図7(a)のC−C断面図である。以下、図5から図6に至るまでの作業を説明する。
【0038】
まず、側面支持体35及びLEDホルダ40は、小判孔41a,41b及びネジ孔38
a,38bに、それぞれネジ58a,58bが嵌め込まれ、互いに仮止めされる。その後、接続部材50は、第2凸部54bが側面支持体35の凹部36に嵌合され、偏心カム53がLEDホルダ40の角孔42に嵌められる。
【0039】
なお、第1凸部54d及び第2凸部54bはそれぞれ円の中心位置が同じである。また、図7(b)で示すように、第2凸部54bは2点鎖線、偏心カム53は実線で描かれており、偏心カム53の円の中心は、第1凸部54d及び第2凸部54bの円の中心位置と異なっている。よって、側面支持体35及びLEDホルダ40と接続部材50とは、円柱突起部54の縦穴54cにマイナスドライバーを差し込み、回転させることによって互いの上下方向を位置合わせされる。
【0040】
次に、ネジ孔43及び湾曲孔51がネジ58cで固定され、最後に、先に仮止めしていたネジ58a,58bを締めることで、側面支持体35及びLEDホルダ40と接続部材
50とが互いに固定される。これにより各部品は、多少の誤差を生じたとしても、組み立て時に最終調整することが可能である。LEDヘッド32の露光面32aは、感光体11に対して数十ミクロンオーダーで厳しく管理する必要があるので、このような組み立てを行うことにより、精度良く位置合わせすることができる。
【0041】
図8は、接続部材50によって一体となった支持体30及びLEDホルダ40に、LED支持部材60を嵌めた様子を示す斜視図である。また、図8は、図面左斜上、右斜下が、それぞれ画像形成装置5の左側、右側である。なお、図8におけるローラ55は、図示しない感光体11に接触している状態を示している。
【0042】
LED支持部材60は、感光体11の主走査方向と平行に配置される長手支持部61を有し、その長手支持部61の側面に側面支持部62が設けられている。側面支持部62の上方には、上ケース1に設けられた穴(図示せず)に嵌合する円形ボス63が備えられており、中央付近には長方形の長角孔64が備えられている。
【0043】
接続部材50に備えられた円柱突起部54の第1凸部54dは、側面支持部62の長角孔64に嵌められる。円柱突起部54の直径は、長角孔64の幅方向(短手方向)の長さよりも小さく設けられている。よって円柱突起部54は、長角孔64の幅方向に若干の移動ができるようになっている。また、接続部材50によって接続された支持体30及びLEDホルダ40の上下方向の移動は、上はLEDホルダ40から延出している係止部44によって規制され、下は円柱突起部54によって規制されている。なお、係止部44は、前後方向の移動も規制している。
【0044】
止め輪67は、側面支持部62の下方から、長角孔64の両端部に設けられた規制部65,66に沿って溝54aに嵌められる。これにより、接続部材50によって接続された
支持体30及びLEDホルダ40は、止め輪67が側面支持部62の止め部62a,62
bに当接することによって、LED支持部材60に対して外れないようにされている。つまり、この止め輪67を嵌めることで、LEDヘッド32は、感光体11の主走査方向の移動が規制されている。
【0045】
また、止め輪67から規制部65,66までの距離は、隙間ができるように設けられて
いる。よって、円柱突起部54の第1凸部54dは、長角孔64内を、前後上下左右方向にある程度移動できるように設けられている。また、規制部65,66は、止め輪67が
容易に外されないようにするために設けられている。
【0046】
図9は、LEDユニット20が案内されるメカユニット3の案内部80を示した図である。メカユニット3の一部である前側メカユニット130は、案内部80を挟んで前側に備えられ、LEDユニット20を案内する案内面131、縦長突起47が挿入されるガイド溝123、第2当接部材133(請求項に記載の第2当接部材に相当)、ローラ状の第1当接部材103(請求項に記載の第1当接部材に相当)などが備えられている。また、第1当接部材103の回転中心軸である第1当接部材軸102は、前側メカユニット130に設けられている第1当接部材支持部100の第1当接部材軸受け101に遊嵌され、回動自在に備えられている。
【0047】
一方、案内部80を挟んで後側に配置され、メカユニット3の一部である後側メカユニット120は、LEDユニット20を案内するガイド面121、ローラ状の第3当接部材113(請求項に記載の第3当接部材に相当)などが配置されている。第1当接部材103と向かい合うような位置で、かつ案内部80を挟んで第1当接部材103と反対側に配置された第3当接部材113は、第1当接部材103と同様に、第3当接部材支持部110の第3当接部材軸受け111に嵌遊され、回動自在に備えられている。
【0048】
また、第3当接部材支持部110は後側メカユニット120から延出されたアーム94に設けられ、アーム94は、アーム軸128を中心に回動自在に備えられている。アーム94には、第3当接部材113の方向に位置する当て規制面94bと、その反対側にバネ付勢面94aが備えられている。バネ付勢面94aには、十字形状のバネ支え部材115が設けられ、バネ支え部材115と対向するようにバネ支え部材125が後側メカユニット120に設けられている。バネ支え部材115,125の間には、付勢バネ126が介在
しており、第3当接部材113は、付勢バネ126によって第1当接部材103の方向へ向かって付勢されている。
【0049】
なお、図9は、上ケース1が閉じられ、LEDユニット20が案内されたときの案内部80の様子を示したものである(LEDユニット20は図示せず)。上ケース1が開かれたときには、当て規制面94bは、付勢バネ126によって第1当接部材103の方向へ移動され、ガイド面121の端部に接触した位置で停止している。
【0050】
図10は上ケース1が閉じられた状態であり、LEDユニット20が案内部80を通過して、位置決めされた様子を示した図である。また、図11は、図10を上から見た様子を示している。なお、図11においては、説明を分かり易くするために、上ケース1、LED支持部材60及びバネ46は記載していない。
【0051】
ホルダ前部49a及びホルダ前部49aと対向する位置にあるLEDホルダ後部49bは、それぞれ案内面131及びガイド面121に案内されながら案内部80に挿入されていき、第1当接部材103及び第3当接部材113に案内される。前述したように、LED支持部材60は上ケース1に固定されているが、接続部材50によって一体となった支持体30及びLEDホルダ40は、LED支持部材60に対して揺動可能に支持されているので、案内面131やガイド面121に沿って挿入することが可能である。
【0052】
なお、LEDホルダ40ホルダ上部49cには、十字形状のバネ係止部材45が備えられ、そのバネ係止部材45の周りには、バネ46が嵌められている(図8参照)。よって、上ケース1が完全に閉じる直前の位置において、ローラ55は感光体11に当接しているが、LEDホルダ40はバネ46に付勢されているので、ローラ55を感光体11に無理に押し付けることなく上下方向の位置決めすることができる。
【0053】
また、左右方向の位置決めは、図11に示すように縦長突起47によって規制される。上ケース1が閉じられると同時に、長手支持体34は、第1当接部材103及び第3当接部材113に案内され、LEDユニット20の左側に備えられている縦長突起47は、ガイド溝123に案内される。縦長突起47は、ガイド溝123の縦長面123a,123
bのいずれか一方に当接し、LEDヘッド20の主走査方向の移動を規制している。なお、縦長突起47は、LEDユニット20の左側にしか備えられていない。LEDユニット20は、画像形形成装置5の駆動時に機内昇温によって熱膨張するため、左右どちらか一方にのみ縦長突起47を設けている。
【0054】
図12は、位置決されたLEDユニット20の断面を右方向から見た図である。支持体30の長手支持体34は、露光面32aに対向する対向面34aと、露光面32aの主走査方向を面内に含み、かつ露光面32a及び対向面34aを繋ぐ一方の側面34bと、一方の側面34bと反対側に配置された他方の側面34cとを有している。
【0055】
第1当接部材103及び第2当接部材133は、一方の側面34bの側に設けられ、第3当接部材113は他方の側面34cの側に配置されている。つまり、第1当接部材103及び第2当接部材133は、画像形成装置5の前側(一方の側面34bの側)からLEDユニット20に当接し、第3当接部113は、画像形成装置5の後側(他方の側面34cの側)からLEDユニット20に当接している。
【0056】
図13は、図12に突出部48を記載したものである。長手支持体34の左側(図面奥方向)には、二点鎖線で記載されている突出部48がLEDホルダ40に備えられている。突出部48の当て面48aは、第2当接部材133の当接平面132(図14参照)に対向する位置で当接している。
【0057】
次に、請求項に記載の第1当接部、第2当接部及び第3当接部について図13を参照して説明する。第1当接部153は、第1当接部材103が長手支持体34の一方の側面3
4bに当接している位置であり、第3当接部163は、第3当接部材113が長手支持体34の他方の側面34cに当接している位置である。また、第2当接部材133の当接平面132と突出部48の当て面48aとは、互いに面と面で接触しているが、ここでいう第2当接部183は、当て面48aの最も下に位置している。
【0058】
他方の側面34c上において、第3当接部材113が他方の側面34cへ付勢する力の方向(第3当接部163を含み、かつ他方の側面34cと垂直な方向)を第3基準面163aとする。また、第1当接部153を含み、かつ第3基準面163aと平行な面を第1平行面153aとし、同じく第3基準面163aと平行で、かつ第2当接部183を含む面を第2平行面183aとする。第3当接部163は、他方の側面34cに当接し、かつ
、第1平行面153aと第2平行面183aとの間に位置するように配置される。第3当接部163を第1平行面153aと第2平行面183aとの間に位置させることで、長手支持体34は、安定した体勢を保つことができる。
【0059】
また、感光体11は、矢印B方向に向かって回転(無端移動)している。よって、感光体11に当接しているローラ55は、感光体11の回転により前方向に向かって移動しようとする力が加えられている。この力に伴い長手支持体34も前方向に向かって移動するが、長手支持体34は、感光体11の搬送方向下流側(前方向)に設けられた第1当接部材103及び第2当接部材133の2点で受け止められるため、安定した姿勢を保つことができる。
【0060】
また、図14に示すように、感光体11の回転によって突出部48の当て面48aは、第2当接部材133の当接平面132に当接する状態となる。感光体11付近に備えられた第2当接部材133は、感光体11の回転の影響を受けやすい。よって互いの位置決めを平面と平面(当て面48a及び当接平面132)で行い、さらに、ローラ55の回転中
心を、第2当接部183を含む第2平行面183aよりも上に位置させることにより、L
EDユニット20をより安定させることが可能となる。
【0061】
なお、本発明の実施の形態の位置決め手段は第1当接部材103、第2当接部材133及び第3当接部材113である。また、本発明の実施の形態では、第1当接部材103及び第3当接部材113が、それぞれ長手支持体34の一方の側面34b及び他方の側面34cに当接し、LEDホルダ40に設けた突出部48の当接面48aが当接平面132に
当接しているが、これに限らない。つまり、一方の側面34bの側及び他方の側面34cの側(メカユニット3の前側及び後側)から、互いにメカユニット20の方向へ向かって当接すればよく、例えば以下のような実施の形態でもよい。
【0062】
図15の(a)〜(e)及び図16の(e),(f)は、本発明の他の実施例を示す。なお、
図15の(a)〜(e)及び図16の(e),(f)はすべて図面左側、右側がそれぞれ画像形
成装置5の前側、後側を示している。
【0063】
図15(a)は、第1当接部材104、第2当接部材134、第3当接部材114がすべてローラで構成されている本発明の他の実施例である。第1当接部材104と一方の側面34bとが当接する点が第1当接部204であり、第2当接部材134と一方の側面34bとが当接する点が第2当接部234である。また、第3当接部材114と他方の側面34cとが当接する点が第3当接部214である。
【0064】
他方の側面34c上において、第3当接部材114が他方の側面34cへ付勢する力の方向(第3当接部214を含み、かつ他方の側面34cと垂直な方向)を第3基準面214aとし、第1当接部204を含み、かつ第3基準面214aと平行な面を第1平行面204a、同じく第3基準面214aと平行で、かつ第2当接部234を含む面を第2平行
面234aとする。第3当接部214は、他方の側面34cに当接し、かつ、第1平行面
204aと第2平行面234aとの間に位置するように配置される。
【0065】
図15(b)は、第1当接部材105、第3当接部材115がローラであり、第2当接部材135が平面を有する部材で構成されている本発明の他の実施例である。第1当接部材105と一方の側面34bとが当接する点が第1当接部205であり、第2当接部材135と一方の側面34bとが当接する点が第2当接部235である。また、第3当接部材115と他方の側面34cとが当接する点が第3当接部215である。なおこの場合、第2当接部材135の平面と一方の側面34bとは、面と面とで互いに当接しているが、ここでいう第2当接部235は、板状の第2当接部材135の最も下に位置する。
【0066】
他方の側面34c上において、第3当接部材115が他方の側面34cへ付勢する力の方向(第3当接部215を含み、かつ他方の側面34cと垂直な方向)を第3基準面215aとし、第1当接部205を含み、かつ第3基準面215aと平行な面を第1平行面205a、同じく第3基準面215aと平行で、かつ第2当接部235を含む面を第2平行面235aとする。第3当接部215は、他方の側面34cに当接し、かつ、第1平行面
205aと第2平行面235aとの間に位置するように配置される。
【0067】
図15(c)は、第1当接部材106がローラであり、第2当接部材136及び第3当接部材116が平面を有する部材で構成されている本発明の他の実施例である。第1当接部材106と一方の側面34bとが当接する点が第1当接部206であり、第2当接部材136と一方の側面34bとが当接する点が第2当接部236である。また、第3当接部材116と他方の側面34cとが当接する点が第3当接部216である。なおこの場合、第2当接部材136の平面及び一方の側面34b、また、第3当接部材116の平面及び他方の側面34cは、それぞれ面と面とで互いに当接している。しかし、ここでいう第2当接部236は、板状の第2当接部材136の最も下に位置する。また、第3当接部216は、板状の第3当接部材116の中央に位置する。
【0068】
他方の側面34c上において、第3当接部材116が他方の側面34cへ付勢する力の方向(第3当接部216を含み、かつ他方の側面34cと垂直な方向)を第3基準面216aとし、第1当接部206を含み、かつ第3基準面216aと平行な面を第1平行面206a、同じく第3基準面216aと平行で、かつ第2当接部236を含む面を第2平行面236aとする。第3当接部216は、他方の側面34cに当接し、かつ、第1平行面
206aと第2平行面236aとの間に位置するように配置される。
【0069】
図15(d)は、第1当接部材107、第2当接部材137、第3当接部材117がすべて平面を有する板状の部材で構成されている本発明の他の実施例である。第1当接部材107と一方の側面34bとが当接する点が第1当接部207であり、第2当接部材137と一方の側面34bとが当接する点が第2当接部237である。また、第3当接部材117と他方の側面34cとが当接する点が第3当接部217である。なお、この場合、第1当接部材107、第2当接部材137及び第3当接部材117は、それぞれ長手支持体34に対して互いに面と面とで当接している。しかし、ここでいう第1当接部207は、板状の第1当接部材107の最も上に位置し、第2当接部237は、板状の第3当接部材137の最も下に位置し、第3当接部217は、板状の第3当接部材117の中央に位置する。
【0070】
他方の側面34c上において、第3当接部材117が他方の側面34cへ付勢する力の方向(第3当接部217を含み、かつ他方の側面34cと垂直な方向)を第3基準面217aとし、第1当接部207を含み、かつ第3基準面217aと平行な面を第1平行面207a、同じく第3基準面217aと平行で、かつ第2当接部237を含む面を第2平行
面237aとする。第3当接部217は、他方の側面34cに当接し、かつ、第1平行面
207aと第2平行面237aとの間に位置するように配置される。
【0071】
図16(e)は、第1当接部材108、第2当接部材138、第3当接部材118がすべてローラで構成されており、また、一方の側面34bと他方の側面34cとが平行でない場合のその他の実施例を示している。この場合、第1当接部材108及び第2当接部材138と一方の側面34bとが当接し、第3当接部材118と他方の側面34aとが当接する。第1当接部材108と一方の側面34bとが当接する点が第1当接部208であり、第2当接部材138と一方の側面34bとが当接する点が第2当接部238である。また、第3当接部材118と他方の側面34cとが当接する点が第3当接部218である。
【0072】
他方の側面34c上において、第3当接部材118が他方の側面34cへ付勢する力の方向(第3当接部218を含み、かつ他方の側面34cと垂直な方向)を第3基準面218aとし、第1当接部208を含み、かつ第3基準面218aと平行な面を第1平行面208a、同じく第3基準面218aと平行で、かつ第2当接部238を含む面を第2平行面238aとする。第3当接部218は、他方の側面34cに当接し、かつ、第1平行面
218aと第2平行面238aとの間に位置するように配置する。
【0073】
図16(f)は、第1当接部材109、第2当接部材139、第3当接部材119がすべてローラで構成されている。また、長手支持体34を長手方向から見たときに、長手支持体34の形状が平行四辺形である場合のその他の実施例を示している。この場合、第1当接部材109及び第2当接部材139が一方の側面34bに当接し、第3当接部材119の平面と他方の側面34aとが当接する。第1当接部材109と一方の側面34bとが当接する点が第1当接部209であり、第2当接部材139と一方の側面34bとが当接する点が第2当接部239である。また、第3当接部材119と他方の側面34cとが当接する点が第3当接部219である。
【0074】
他方の側面34c上において、第3当接部材119が他方の側面34cへ付勢する力の方向(第3当接部219を含み、かつ他方の側面34cと垂直な方向)を第3基準面219aとし、第1当接部209を含み、かつ第3基準面219aと平行な面を第1平行面209a、同じく第3基準面219aと平行で、かつ第2当接部239を含む面を第2平行面239aとする。第3当接部219は、他方の側面34cに当接し、かつ、第1平行面
209aと第2平行面239aとの間に位置するように配置する。
【0075】
また、図16(f)は、他方の側面34cが右上方向に向かって傾斜している場合を示し、図16(e)は、他方の側面34cと一方の側面34bとが共に右上方向に向かって傾斜している場合を示しているが、これに限らず、例えば左上方向に向かって傾斜していてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】画像形成装置の全体を示す概略図である。
【図2】図1の状態から、上カバーを閉じた様子を示す図である。
【図3】LEDユニットの全体を示す斜視図である
【図4】LEDホルダ及び支持体の斜視図である。
【図5】支持体にLEDホルダを取り付けた様子を示す斜視図である。
【図6】図5の支持体及びLEDホルダに接続部材を取り付けた様子を示す斜視図である。
【図7】LEDユニットを前側から見た正面図及びその断面図である。
【図8】図Bの状態の円柱突起部に止め輪を嵌めた様子を示す斜視図である。
【図9】LEDユニットが案内される案内部を示した斜視図である。
【図10】LEDユニットがメカユニットに対して位置決めされた斜視図である。
【図11】図10を上から見た平面図である。
【図12】メカユニット及びLEDユニットの断面を右側から見た図である。
【図13】各当接部の位置を示す図である。
【図14】メカユニット及びLEDユニットの断面を左側から見た図である。
【図15】(a)〜(e)は、本発明のその他の実施例を示す図である。
【図16】(e),(f)は、本発明のその他の実施例を示す図である。
【図17】従来の画像形成装置のLEDユニットの位置決めを示す図である。
【符号の説明】
【0077】
1…上ケース
3…メカユニット
11…感光体
20…LEDユニット
30…支持体
32…LEDヘッド
32a…露光面
34…長手支持体
34a…対向面
34b…一方の側面
34c…他方の側面
40…LEDホルダ
44…バネ係止部材
46…バネ
47…縦長突起
48…突出部
48a…当て面
50…接続部材
54…円柱突起部
55…ローラ
60…LED支持部材
64…長角孔
103,104,105,106,107,108,109…第1当接部材
153,204,205,206,207,208,209…第1当接部
153a,204a,205a,206a,207a,208a,209a…第1平行面
113,114,115,116,117,118,119…第3当接部材
163,214,215,216,217,218,219…第3当接部
163a,214a,215a,216a,217a,218a,219a…第3基準面
126…付勢バネ
132…当接平面
133,134,135,136,137,138,139…第2当接部材
183,234,235,236,237,238,239…第2当接部
183a,234a,235a,236a,237a,238a,239a…第2平行面


【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部が備えられた第1機体と、
前記第1機体の開口部を覆うように、第1機体に開閉可能に取り付けられた第2機体と、
前記第2機体に備えられ、主走査方向に沿ってライン状に露光する露光手段と、
前記第1機体に備えられ、前記露光手段によって潜像が形成される感光体と、
前記第2機体が閉じられたときに、前記露光手段が位置決めされる位置決め手段とを備え、
前記露光手段は、
複数の発光素子が主走査方向に並べられた露光面と、
前記露光面に対向して配置された対向面と、
前記露光面の主走査方向を面内に含み、かつ前記露光面と前記対向面とを繋ぐ一方の側面と、
前記一方の側面に対向して配置された他方の側面とを有し、
前記位置決め手段は、
前記一方の側面の側に設けられ、前記露光手段の第1当接部において当接する第1当接部材及び前記露光手段の第2当接部において当接する第2当接部材と、
前記他方の側面の側に設けられ、前記露光手段の第3当接部において当接する第3当接部材とを有し、
前記第3当接部は、
前記露光手段を前記露光面の主走査方向から見たときに、
前記露光面と前記対向面とを繋ぐ方向において、
前記第1当接部と前記第2当接部との間に位置していることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記第2当接部材は、前記露光面と前記対向面とを繋ぐ方向において、前記第1当接部材よりも前記露光面に近い位置に配置され、
前記第1当接部材及び前記第3当接部材は、少なくとも1つがローラであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1当接部材及び前記第3当接部材がローラであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第2当接部材は、当接平面を有し、
前記露光手段は、前記当接平面と当接すると共に、前記第2当接部を含む当接対向平面を有し、
前記第2当接部は、前記当接対向平面中、前記感光体に最も近い位置であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記露光手段は、前記露光面の主走査方向の端部付近に設けられた突出部を有し、
前記当接平面に対向する前記当接対向平面は、前記突出部に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記露光手段は、前記第3当接部材によって前記第1当接部材及び第2当接部材の方向へ向かって付勢されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記感光体は、搬送方向に沿って無端移動し、
前記露光手段は、前記感光体の周面に直接当接する第4当接部材を備え、
前記第3当接部材は、前記感光体の搬送移動方向上流側に位置し、
前記第1当接部材及び前記第2当接部材は、前記感光体の搬送移動方向下流側に位置していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2008−275819(P2008−275819A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−118278(P2007−118278)
【出願日】平成19年4月27日(2007.4.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.セルフォック
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】