説明

画像形成装置

【課題】駆動ローラに僅かにでも“振れ”が生じていても、中間転写ベルトユニット全体の振動を抑制して画像品質に悪影響を及ぼす恐れを払拭できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】フレーム104に対して固定した支軸113にボールベアリングを介して駆動ローラ14を軸支すると共に、フレーム104の外方へ突出した支軸113を主基準軸とし、第1の従動ローラ15近傍の、前側板104a及び後側板104bの双方から突設した軸を従基準軸102として、後側板104b側の主基準軸113と従基準軸102とを、装置本体の後側板110bの位置決め孔110cに挿嵌すると共に、前側板104a側の主基準軸113と従基準軸102とに、前側板110aに設けた位置決め孔110cに挿嵌し、前側板110aを装置本体に止着して、中間転写ベルトユニットAを装置本体の所定位置に位置決め支持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、更に詳しくは、中間転写ベルトユニットや2次転写ベルトユニット等のベルト搬送ユニットと装置本体との位置決め支持構造の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置は、中間転写ベルトユニットや2次転写ベルトユニット等のベルト搬送ユニットと装置本体とを着脱可能に、且つ、位置決め可能な支持構造を備えているものがある。
例えば、中間転写ベルトユニットを、平行に配設した一対の側板(前後フレーム)と、その一対の側板にベアリングを介して軸支し位置決め基準軸として軸端を前後フレームから突出した駆動ローラと、その駆動ローラと所定の距離をおいてその駆動ローラと同様に軸架した従動ローラと、その従動ローラと駆動ローラとの間に前後フレームに複数軸架した転写ローラとを備えて構成し、一方、装置本体は、基準軸としての軸端を挿入させるベアリングを側板(装置本体の)に設け、そのベアリングの孔に軸端を挿入することで、中間転写ベルトユニットを装置本体に、着脱可能及び位置決め可能に支持している。
この支持構造を備えた画像形成装置によれば、装置本体の側板で駆動ローラの軸端を軸支するから、中間転写ベルトユニットの側板を利用した支持構造と比べ、駆動ローラと中間転写ベルトユニットの側板との取り付け精度が無視でき、中間転写ベルトユニットを装置本体に極めて高精度に組み込むことができる(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007−183561公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した支持構造を備えた画像形成装置でも、以下の問題点があった。すなわち、装置本体の側板で駆動ローラの軸端を軸支した構成であることから、駆動ローラに僅かにでも“振れ”が生じていた場合、中間転写ベルトユニット全体が振動してしまい、画像品質に悪影響を及ぼす恐れがあった。
そこで本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記技術課題を達成するために、本発明にかかる画像形成装置は、下記の技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1にかかる画像形成装置は、用紙またはトナー像を搬送させる無端ベルトが掛架されるローラが軸支された支軸を、平行に配設された一対の側板に止着させると共に、一対の前記側板の外方に前記支軸の両端を突出させたベルト搬送ユニットと、装置本体に設けられ、前記軸端を挿嵌させて前記ベルト搬送ユニットを前記装置本体の所定位置に位置決め支持させる位置決め部とを備えたことを特徴とする。
請求項2にかかる画像形成装置は、請求項1において、前記ローラと前記支軸との間にベアリングを介在させたことを特徴とする。
請求項3にかかる画像形成装置は、請求項1または2において、前記ローラは、外部からの回転力を受ける被回転伝達部が設けられ、該被回転伝達部に伝達された回転力により前記無端ベルトを回動させる駆動ローラであることを特徴とする。
請求項4にかかる画像形成装置は、請求項1または2において、前記ローラは、従動ローラであることを特徴とする。
請求項5にかかる画像形成装置は、請求項1または2において、前記ローラは、外部からの回転力を受ける被回転伝達部が設けられ、該被回転伝達部に伝達された回転力により前記無端ベルトを回動させる駆動ローラと、従動ローラであることを特徴とする。
請求項6にかかる画像形成装置は、請求項1乃至5の何れか1項において、前記ベルト搬送ユニットは、中間転写ベルトユニットであることを特徴とする。
請求項7にかかる画像形成装置は、請求項1乃至5の何れか1項において、前記ベルト搬送ユニットは、2次転写ベルトユニットであることを特徴とする。
請求項8にかかる画像形成装置は、請求項1乃至5の何れか1項において、前記ベルト搬送ユニットは、中間転写ベルトユニットと、2次転写ベルトユニットとであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、平行に配設した一対の側板の外方に両端が突出するように支軸を止着し、その止着した支軸でローラを軸支したベルト搬送ユニットを、装置本体の所定位置にその軸端を挿嵌して位置決め支持し、固定した支軸に軸支したローラが回転するようにしたから、仮に、駆動ローラに僅かにでも“振れ”が生じていたとしても、中間転写ベルトユニット全体が振動することなく、したがって、画像品質に悪影響を及ぼす恐れを払拭できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
次に、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。まず、本実施の形態にかかる画像形成装置を備えた画像形成システムの概略を説明し、本発明の要部であるベルト搬送ユニットと画像形成装置の装置本体との位置決め支持構造は後述する。図中、符号100は電子写真方式の画像形成装置、符号200はそれを載せる給紙テーブル、符号300は画像形成装置100上に取り付けるスキャナ、400はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。
画像形成システムは、図1に示すように、画像形成装置100と、それを載せる給紙テーブル200と、画像形成装置100上に取り付けるスキャナ300と、さらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)400とを備えて構成される。
画像形成装置100には、中央に、中間転写ベルト10(無端ベルト)を設ける。図1に示すように、図示例では、中間転写ベルト10を支持させる3つの支持ローラ(駆動ローラ14、第1の従動ローラ15、第2の従動ローラ16に掛け回して図中時計回りに回転搬送可能とする。この中間転写ベルト10、3つの支持ローラ14・15・16等で、中間転写ベルトユニットA(ベルト搬送ユニット)が構成されるが、その詳細は後述する。
この図示例では、3つのうち、第1の従動ローラ15の左に、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置17を設ける。
【0007】
また、駆動ローラ14と第1の従動ローラ15間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、ブラック・シアン・マゼンタ・イエロの4つの画像形成部18を横に並べて配置してタンデム画像形成部20を構成する。
そのタンデム画像形成部20の上には、図1に示すように、さらに露光装置21を設ける。
一方、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成部20と反対の側には、装置本体に着脱可能な2次転写ベルトユニット22を備える。この2次転写ベルトユニット22は、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して構成し、中間転写ベルト10を介して第2の従動ローラ16に押し当てて配置し、中間転写ベルト10上の画像をシートに転写する。
2次転写ベルトユニット22の横には、シート上の転写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。
上述した2次転写ベルトユニット22には、画像転写後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えてなる。もちろん、2次転写ベルトユニット22として、非接触のチャージャを配置してもよい。なお、図示例では、このような2次転写ベルトユニット22および定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成部20と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28を備える。
【0008】
さて、いまこのカラー複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動して後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで駆動ローラ14を回転駆動し、これにより第1の従動ローラ15と第2の従動ローラ16が従動回転し、中間転写ベルト10が回転する。同時に、個々の画像形成部18でその感光体40を回転して各感光体40上にそれぞれ、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
【0009】
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して画像形成装置100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写ベルトユニット22との間にシートを送り込み、2次転写ベルトユニット22で転写してシート上にカラー画像を記録する。
画像転写後のシートは、2次転写ベルトユニット22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。
【0010】
次に本発明の要部であるベルト搬送ユニットと画像形成装置の装置本体との位置決め支持構造について説明する。この位置決め支持構造は、中間転写ベルトユニットA(ベルト搬送ユニット)と、位置決め部とを備えて構成されている。
中間転写ベルトユニットAは、図2及び図3に示すように、略逆三角形状に形成された前側板104a及び後側板104b(一対の側板)とが平行に配設され、図示しないステーが適宜その前側板104a及び後側板104bとに架設されて一体化されたフレーム104と、そのフレーム104上側の一方の端部(図2において右方の端部)に、前側板104a及び後側板104bより外方へ軸両端が突出されると共に軸中途部が前側板104a及び後側板104bとに止着されて前側板104aと後側板104bとを結ぶように架設された支軸113と、その支軸113の、前側板104aと後側板104bとの間に、ボールベアリング111(図3)を介して支軸113に軸支された駆動ローラ14と、その駆動ローラ14の、後側板104b側の端部と一体成形、または、後側板104b側の端部と一体となるように止着された歯車114(被回転伝達部)と、フレーム104上側の他方の端部(図2において左方の端部)の、前側板104aと後側板104bとに軸架された第1の従動ローラ15と、フレーム104下側の頂部(図2において中央下方)の、前側板104aと後側板104bとに軸架された第2の従動ローラ16と、駆動ローラ14と第1の従動ローラ15との間に画像形成部の配設ピッチと同ピッチで前側板104aと後側板104bとに軸架された一次転写ローラ62と、この一次転写ローラ62と駆動ローラ14と第1の従動ローラ15と第2の従動ローラ16に掛架された中間転写ベルト10と、第1の従動ローラ15近傍の、前側板104a及び後側板104bの双方から突設された従基準軸102とを備えてなる。このうち、上述した支軸113の軸両端が、中間転写ベルトユニットAを装置本体の所定位置に位置決めさせる部位となり、この支軸113が主基準軸となる。
【0011】
位置決め部は、画像形成装置の装置本体に設けられ、支軸113の軸端及び従基準軸102と対応する位置に位置決め孔110cが穿設された後側板110bと、装置本体に着脱可能に形成されると共に支軸113の軸端及び従基準軸102と対応する位置に位置決め孔110cが穿設された前側板110aとを備えて構成される。
以上のように構成された本実施の形態にかかる画像形成装置は、画像形成装置の装置本体に設けた後側板110bの一対の位置決め孔110cに、中間転写ベルトユニットAの後側板104bから突出した主基準軸と従基準軸102とを挿嵌し、駆動ローラ14の後側板104b側の端部に設けた歯車114と装置本体の後側板110bから突出した歯車112(駆動モータと連係している)とを噛合し、前側板110aの一対の位置決め孔110cに中間転写ベルトユニットAの前側板104aから突出した主基準軸と従基準軸102とを挿嵌し、その前側板110aを装置本体に止着して、中間転写ベルトユニットAを画像形成装置の装置本体にセットする。
このように本実施の形態にかかる画像形成装置は、フレーム104に対して固定した支軸113を主基準軸とし、第1の従動ローラ15近傍の、前側板104a及び後側板104bの双方から突設した軸を従基準軸102として、その主基準軸と従基準軸102とを、装置本体の後側板110bと前側板110aに設けた位置決め孔110cに挿嵌して位置決め支持し、固定した支軸113にボールベアリング111を介して軸支した駆動ローラ14が回転するようにしたから、仮に、駆動ローラ14に僅かにでも“振れ”が生じていたとしても、中間転写ベルトユニットA全体が振動することがない。したがって、画像品質に悪影響を及ぼす恐れを払拭できる。
【0012】
また、上述した実施の形態では、従基準軸102を、第1の従動ローラ15近傍の前側板104a及び後側板104bの双方から突設したものを例示したが、その従基準軸102の代わりに、図4及び図5に示すように、第1の従動ローラ15廻りを上述した駆動ローラ14廻りと実質的に同じ構成にして支軸115を従基準軸としても良い(駆動ローラ14廻りと共通する構成部は同一符号を付す)。なお、当然のことながら、従動ローラであるため、外部からの回転力を受ける被回転伝達部としての歯車114は不要である。
また、上述した実施の形態では、中間転写ベルトユニットAを例示したが、用紙を搬送させてその用紙にトナー像を転写(2次転写)させる2次転写ベルトユニット22にも適用可能である。
以上、本実施の形態にかかる画像形成装置を説明したが、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成図である。
【図2】中間転写ベルトユニットと位置決め部との関係を示す分解斜視図である。
【図3】駆動ローラ廻りの縦断面図である。
【図4】中間転写ベルトユニットと位置決め部との関係を示す他の態様の分解斜視図である。
【図5】図4の駆動ローラ廻りの縦断面図である。
【符号の説明】
【0014】
100 画像形成装置、A 中間転写ベルトユニット、10 中間転写ベルト(無端ベルト)、14 駆動ローラ、15 第1の従動ローラ、104a 前側板(中間転写ベルトユニットの)、104b 後側板(中間転写ベルトユニットの)、110a 前側板(装置本体の)、110b 後側板(装置本体の)、111 ボールベアリング、113 支軸、114 歯車(被回転伝達部)、22 2次転写ベルトユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙またはトナー像を搬送させる無端ベルトが掛架されるローラが軸支された支軸を、平行に配設された一対の側板に止着させると共に、一対の前記側板の外方に前記支軸の両端を突出させたベルト搬送ユニットと、
装置本体に設けられ、前記軸端を挿嵌させて前記ベルト搬送ユニットを前記装置本体の所定位置に位置決め支持させる位置決め部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記ローラと前記支軸との間にベアリングを介在させたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記ローラは、外部からの回転力を受ける被回転伝達部が設けられ、該被回転伝達部に伝達された回転力により前記無端ベルトを回動させる駆動ローラであることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記ローラは、従動ローラであることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記ローラは、外部からの回転力を受ける被回転伝達部が設けられ、該被回転伝達部に伝達された回転力により前記無端ベルトを回動させる駆動ローラと、従動ローラであることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記ベルト搬送ユニットは、中間転写ベルトユニットであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記ベルト搬送ユニットは、2次転写ベルトユニットであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記ベルト搬送ユニットは、中間転写ベルトユニットと、2次転写ベルトユニットとであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−282402(P2009−282402A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−135800(P2008−135800)
【出願日】平成20年5月23日(2008.5.23)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】