説明

発振回路

【課題】従来技術よりも正確な位相差を得ることができる発振回路を提供する。
【解決手段】複数のオペアンプ20−1〜20−4をループ状に直列に接続して構成されるリング発振回路202を含み、複数のオペアンプ20−1〜20−4における複数の出力信号を加算合成して第1の出力信号Vout1として出力すると共に、複数のオペアンプ20−1〜20−4における残りの総ての出力信号を加算合成して第2の出力信号Vout2として出力することによって上記課題を解決することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、正確な位相差をもった出力信号を得ることができるリング発振回路に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムでは、受信機は局部発振器において生成されるローカル信号を用いて、無線周波数の受信信号を所定の中間周波数fIFへダウンコンバートする。例えば、周波数fの無線信号Aを受信する場合、局部発振器はf−fLO=fIFを満たす周波数fLOのローカル信号を生成する。このとき、fLO−f=fIFを満たす周波数fの無線信号Bも中間周波数fIFに変換される。したがって、周波数fBの無線信号Bが存在する場合、所望の無線信号Aに無線信号Bが重畳して受信されてしまう。この無線信号Bの受信をイメージ受信という。
【0003】
このような、イメージ受信による雑音を低減したり、直交変換されたI/Qコンポジット信号の復調したりするためのミキサを構成するために互いに90°の位相差を有するローカル信号を発生させる回路が必要とされる。このように所望の位相差を有する信号を生成する回路としてリング発振回路が知られている。
【0004】
リング発振回路100は、図4に示すように、複数のオペアンプ10を直列に接続した回路である。図4では、4つのオペアンプ10−1〜10−4を直列に接続した例を示している。オペアンプ10の相互間の接続は、一箇所において前段の差動出力と次段の差動出力とを位相を反転させて接続し、残りの箇所において反転させずに接続する。すなわち、1段目のオペアンプ10−1の非反転出力端子は2段目のオペアンプ10−2の非反転入力端子に接続され、1段目のオペアンプ10−1の反転出力端子は2段目のオペアンプ10−2の反転入力端子に接続される。同様に、2段目以降のオペアンプ10−2,10−3の非反転出力端子は次段のオペアンプ10−3,10−4の非反転入力端子に接続され、オペアンプ10−2,10−3の反転出力端子は次段のオペアンプ10−3,10−4の反転入力端子に接続される。最終段のオペアンプ10−4の反転出力端子は1段目のオペアンプ10−1の非反転入力端子に接続され、最終段のオペアンプ10−4の非反転出力端子は1段目のオペアンプ10−1の反転入力端子に接続される。
【0005】
このように複数のオペアンプ10−1〜10−4をリング状に接続することによって、1段目のオペアンプ10−1の非反転入力端子に入力される信号と最終段のオペアンプ10−4の反転出力端子から出力される信号とが同位相となり、1段目のオペアンプ10−1の反転入力端子に入力される信号と最終段のオペアンプ10−4の非反転出力端子から出力される信号とが同位相となり、リング発振回路100全体としての位相差は360°となる。したがって、理想的には図4に示すように、1段目のオペアンプ10−1の非反転入力端子に入力される信号に対して2段目から最終段までの非反転入力端子に入力される信号は45°,90°,135°の位相差を有し、1段目から最終段までの反転入力端子に入力される信号は180°,225°,270°,315°の位相差を有することになる。このようにして、リング発振回路100を用いて理想的には所望の位相差を有する信号を得ることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
リング発振回路100を実際に使用する場合、図5に示すように、オペアンプ10−1〜10−4を相互に接続する配線から出力信号を取り出すための配線を引き出し、バッファ素子12等を介して信号を取り出す必要がある。このような回路構成にすると、配線抵抗及び寄生容量、バッファ素子12等の入力インピーダンス等の影響によって、リング発振回路100の各オペアンプ10−1〜10−4の出力信号の位相差が上記の理想値からずれてしまい、本来の目的である正確な位相差を有する信号を得ることができなくなる問題を生ずる。
【0007】
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を鑑み、従来技術よりも正確な位相差を得ることができるリング発振回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、複数のオペアンプをループ状に直列に接続して構成されるリング発振回路を含む発振回路であって、前記複数のオペアンプにおける複数の出力信号を加算合成して第1の出力信号として出力する第1の加算回路と、前記複数のオペアンプにおける残りの総ての出力信号を加算合成して第2の出力信号として出力する第2の加算回路とを含むことを特徴とする。
【0009】
例えば、前記第1の出力信号と、前記第2の出力信号と、の位相差を略90°又は略180°となるように加算合成を行うことが好適である。
【0010】
このように、リング発振回路を構成する複数のオペアンプの総ての出力端子から等しく信号を取り出して加算合成することによって、配線抵抗や寄生容量等によるインピーダンス等の影響によって出力信号の位相差の理想値からずれを小さくすることができる。したがって、正確な位相差を有するローカル信号を得ることができる。
【0011】
例えば、前記リング発振回路は、前記複数のオペアンプとして第1〜第4のオペアンプを備え、前記第1のオペアンプの非反転出力端子が前記第2のオペアンプの非反転入力端子に接続され、前記第2のオペアンプの非反転出力端子が前記第3のオペアンプの非反転入力端子に接続され、前記第3のオペアンプの非反転出力端子が前記第4のオペアンプの非反転入力端子に接続され、前記第4のオペアンプの非反転出力端子が前記第1のオペアンプの反転入力端子に接続され、前記第1のオペアンプの反転出力端子が前記第2のオペアンプの反転入力端子に接続され、前記第2のオペアンプの反転出力端子が前記第3のオペアンプの反転入力端子に接続され、前記第3のオペアンプの反転出力端子が前記第4のオペアンプの反転入力端子に接続され、前記第4のオペアンプの反転出力端子が前記第1のオペアンプの非反転入力端子に接続され、前記第1の加算回路は、前記第1のオペアンプの非反転出力端子、前記第3のオペアンプの非反転出力端子、前記第2のオペアンプの反転出力端子及び前記第4のオペアンプの反転出力端子の出力信号を前記第1の出力信号として加算出力し、前記第2の加算回路は、前記第2のオペアンプの非反転出力端子、前記第4のオペアンプの非反転出力端子、前記第1のオペアンプの反転出力端子及び前記第3のオペアンプの反転出力端子の出力信号を前記第2の出力信号として加算出力する構成とすることができる。
【0012】
リング発振回路をこのように構成することによって、基準信号に対して0(同位相),45°,135°及び270°の位相のずれを有する信号が加算されて第1の出力信号となり、基準信号に対して90°,180°,225°及び315°の位相のずれを有する信号が加算されて第2の出力信号となる。すなわち、シンプルな回路構成によって、互いに180°の位相差を有する第1の出力信号と第2の出力信号とを得ることができる。
【0013】
同様に、前記第1の加算回路と前記第2の加算回路に入力する信号の組み合わせを変更することによって互いに90°の位相差を有する第1の出力信号と第2の出力信号とを得ることもできる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、リング発振回路を用いて従来技術よりも正確な位相差を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の実施の形態における発振回路200は、図1に示すように、リング発振回路202、フェーズロック回路(PLL:Phase Locked Loop)204、基準信号源206、低域通過フィルタ(LPF:Low Pass Filter)208、発振周波数制御回路210を含んで構成される。発振回路200は、周波数fで互いに180°の位相差を有する出力信号Vout1,Vout2をそれぞれ出力端子T1,T2から出力する。出力信号Vout1,Vout2は、PLL204の基準発振信号VOSCとして使用される。
【0016】
リング発振回路202は、入力端から出力端への信号の伝達時間を発振周波数制御回路210が出力する電流に応じて可変制御可能な差動型のオペアンプ20を複数含んで構成される。複数のオペアンプ20は、互いに直列接続されてリング発振回路202の主要部を構成する。また、リング発振回路202は、出力信号Vout1,Vout2を生成して出力する。リング発振回路202の詳細な構成については後述する。
【0017】
PLL204は、リング発振回路202が出力する発振信号VOSCと基準信号源206が出力する基準信号との位相差に応じた発振周波数制御電圧Vtuneを生成して出力する。発振周波数制御電圧Vtuneは、所定のフィルタ係数を有するLPF208によって平滑化され、発振周波数制御回路210に入力される。
【0018】
発振周波数制御回路210は、差動増幅器を含んで構成される。発振周波数制御回路210は、平滑化された発振周波数制御電圧Vtuneを受けて、発振周波数制御電圧Vtuneと所定の基準電圧Vcとの差に応じて、2つの出力電流Ia,Ibの値の比を変化させる。例えば、発振周波数制御電圧Vtuneが低下すると出力電流比Ia/Ibを増加させ、発振周波数制御電圧Vtuneが増大すると出力電流比Ia/Ibを低下させるように出力電流Ia,Ibの値の比を調整する。出力電流Ia,Ibは、それぞれリング発振回路202に含まれるオペアンプ20へ供給されて発振周波数の制御に利用される。
【0019】
図2は、リング発振回路202の具体的な構成を示す回路図である。リング発振回路202は、オペアンプ20−1〜20−4、トランジスタTr1〜Tr8、抵抗素子R1〜R8及び電流源I1〜I8を含んで構成される。
【0020】
本実施の形態におけるリング発振回路202の主要部は、4つのオペアンプ20−1〜20−4を含み、上述のリング発振回路100と同様の構成を有する。すなわち、4つのオペアンプ20−1〜20−4が直列に接続され、その一箇所において前段の差動出力と次段の差動出力とを位相を反転させて接続し、残りの箇所において反転させずに接続する。具体的には、1段目のオペアンプ20−1の非反転出力端子は2段目のオペアンプ20−2の非反転入力端子に接続され、1段目のオペアンプ20−1の反転出力端子は2段目のオペアンプ20−2の反転入力端子に接続される。同様に、2段目以降のオペアンプ20−2,20−3の非反転出力端子は次段のオペアンプ20−3,20−4の非反転入力端子に接続され、オペアンプ20−2,20−3の反転出力端子は次段のオペアンプ20−3,20−4の反転入力端子に接続される。最終段のオペアンプ20−4の反転出力端子は1段目のオペアンプ20−1の非反転入力端子に接続され、最終段のオペアンプ20−4の非反転出力端子は1段目のオペアンプ20−1の反転入力端子に接続される。
【0021】
オペアンプ20−1〜20−4は、入力端子と出力端子との間に互いに並列に設けられた高速パス及び低速パスをそれぞれ有する。発振周波数制御回路210の出力電流Iaは,オペアンプ20−1〜20−4における高速パスの差動増幅回路の電流源とされる。一方、発振周波数制御回路210の出力電流Ibは、オペアンプ20−1〜20−4における低速パスの差動増幅回路の電流源とされる。発振周波数制御電圧Vtuneが低下して出力電流Iaが増加すると、オペアンプ20−1〜20−4のそれぞれにおいて高速パスでの信号伝達が優勢となり、オペアンプ20−1〜20−4全体としての信号伝達時間が減少して、発振信号VOSCの位相遅れを解消することができる。一方、発振周波数制御電圧Vtuneが増大して出力電流Ibが増加すると、オペアンプ20−1〜20−4のそれぞれにおいて低速パスでの信号伝達が優勢となり、オペアンプ20−1〜20−4全体としての信号伝達時間が増加して、発振信号VOSCの位相進みを解消することができる。
【0022】
また、オペアンプ20−1〜20−4の各出力端子はエミッタ・フォロワ回路に接続される。エミッタ・フォロワ回路は2つの加算回路を構成している。オペアンプ20−1の非反転出力端子はトランジスタTr1のベースに接続され、オペアンプ20−2の非反転出力端子はトランジスタTr2のベースに接続され、オペアンプ20−3の非反転出力端子はトランジスタTr3のベースに接続され、オペアンプ20−4の非反転出力端子はトランジスタTr4のベースに接続される。また、オペアンプ20−1の反転出力端子はトランジスタTr5のベースに接続され、オペアンプ20−2の反転出力端子はトランジスタTr6のベースに接続され、オペアンプ20−3の反転出力端子はトランジスタTr7のベースに接続され、オペアンプ20−4の反転出力端子はトランジスタTr8のベースに接続される。トランジスタTr1〜Tr8のコレクタには電源電圧Vccが印加され、トランジスタTr1〜Tr8のエミッタは電流源I1〜I8を介して接地される。
【0023】
また、トランジスタTr1のエミッタ、トランジスタTr3のエミッタ、トランジスタTr6のエミッタ及びトランジスタTr8のエミッタは、それぞれ抵抗素子R1,R3,R6及びR8を介して出力端子T1に接続される。トランジスタTr2のエミッタ、トランジスタTr4のエミッタ、トランジスタTr5のエミッタ及びトランジスタTr7のエミッタは、それぞれ抵抗素子R2,R4,R5及びR7を介して出力端子T2に接続される。このように、エミッタ・フォロワ回路を介して、オペアンプ20−1〜20−4から出力される信号が加算されて出力される。
【0024】
オペアンプ20−1〜20−4の非反転出力端子からは、オペアンプ20−1の非反転入力端子に入力される信号に対して位相がそれぞれ45°,90°,135°及び180°ずれた信号が出力される。また、オペアンプ20−1〜20−4の反転出力端子からは、オペアンプ20−1の非反転入力端子に入力される信号に対して位相がそれぞれ225°,270°,315°及び360°(オペアンプ20−1の非反転入力端子に入力される信号と同位相)ずれた信号が出力される。すなわち、図3に示すように、出力端子T1からは、オペアンプ20−1の非反転入力端子に入力される信号に対して0(同位相),45°,135°及び270°の位相のずれを有する信号(図3注が加算されて出力電圧Vout1として出力され、出力端子T2からは、オペアンプ20−1の非反転入力端子に入力される信号に対して90°,180°,225°及び315°の位相のずれを有する信号が加算されて出力電圧Vout2として出力される。
【0025】
このように、それぞれ位相がずれた信号を加算して出力することによって、図3に示すように、出力電圧Vout1と出力電圧Vout2とは互いに位相が180°ずれた信号となる。したがって、出力電圧Vout1及び出力電圧Vout2をPLL204の入力信号として用いることができる。
【0026】
リング発振回路202では、発振回路200を構成する総てのオペアンプの総ての出力端子から信号を取り出して加算・出力するので、配線抵抗や寄生容量等によるインピーダンス等の影響によって出力信号の位相差の理想値からずれを小さくすることができる。したがって、正確な位相差を有するローカル信号を得ることができる。なお、PLL回路は入力インピーダンスが高い回路であるのでリング発振回路202へ与える影響は小さい。
【0027】
なお、本実施の形態では、互い180°の位相差を有する信号を発生させる回路構成を示したが、これに限定されるものではない。45°,90°,135°,180°,225°,270°,315°及び360°の位相差を有する信号内からそれぞれの加算回路に入力する信号の組み合わせを変更することによって互いに90°の位相差を有する信号等を得ることができる。これによって、イメージ受信による雑音を低減したり、直交変換されたI/Qコンポジット信号の復調したりするためのミキサを構成することができる。
【0028】
また、本実施の形態では、リング発振回路を4つのオペアンプで構成したが、これに限定されるものではなく、オペアンプの数を増減させてもよい。すなわち、リング発振回路を構成する総てのオペアンプの総ての出力端子から等しく出力を取り出し、所望の位相差となるように出力信号を合成して出力する構成であれば少なくとも本発明の技術的思想の適用範囲となる。ただし、リング発振回路を4つのオペアンプで構成することによって、回路構成がシンプルとなり、発振作用を安定させることができると共に、製造コストを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施の形態における発振回路の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるリング発振回路の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるリング発振回路の作用を説明するベクトル図である。
【図4】従来のリング発振回路の基本構成を示す図である。
【図5】従来のリング発振回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
【0030】
10−1〜10−4 オペアンプ、12 バッファ素子、20−1〜20−4 オペアンプ、Tr1〜Tr8 トランジスタ、R1〜R8 抵抗素子、I1〜I8 電流源、100 リング発振回路、200 発振回路、202 リング発振回路、206 基準信号源、210 発振周波数制御回路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のオペアンプをループ状に直列に接続して構成されるリング発振回路を含む発振回路であって、
前記複数のオペアンプにおける複数の出力信号を加算合成して第1の出力信号として出力する第1の加算回路と、前記複数のオペアンプにおける残りの総ての出力信号を加算合成して第2の出力信号として出力する第2の加算回路とを含むことを特徴とする発振回路。
【請求項2】
請求項1に記載の発振回路であって、
前記リング発振回路は、前記複数のオペアンプとして第1〜第4のオペアンプを備え、
前記第1のオペアンプの非反転出力端子が前記第2のオペアンプの非反転入力端子に接続され、前記第2のオペアンプの非反転出力端子が前記第3のオペアンプの非反転入力端子に接続され、前記第3のオペアンプの非反転出力端子が前記第4のオペアンプの非反転入力端子に接続され、前記第4のオペアンプの非反転出力端子が前記第1のオペアンプの反転入力端子に接続され、前記第1のオペアンプの反転出力端子が前記第2のオペアンプの反転入力端子に接続され、前記第2のオペアンプの反転出力端子が前記第3のオペアンプの反転入力端子に接続され、前記第3のオペアンプの反転出力端子が前記第4のオペアンプの反転入力端子に接続され、前記第4のオペアンプの反転出力端子が前記第1のオペアンプの非反転入力端子に接続され、
前記第1の加算回路は、前記第1のオペアンプの非反転出力端子、前記第3のオペアンプの非反転出力端子、前記第2のオペアンプの反転出力端子及び前記第4のオペアンプの反転出力端子の出力信号を前記第1の出力信号として加算出力し、
前記第2の加算回路は、前記第2のオペアンプの非反転出力端子、前記第4のオペアンプの非反転出力端子、前記第1のオペアンプの反転出力端子及び前記第3のオペアンプの反転出力端子の出力信号を前記第2の出力信号として加算出力することを特徴とする発振回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−158732(P2007−158732A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−351390(P2005−351390)
【出願日】平成17年12月6日(2005.12.6)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】