説明

真空ポンプ

真空ポンプ(50)が、ポンプ排出装置と、ポンプ排出装置を駆動するシャフト(10)と、シャフト(10)を回転させるモータ(60)と、シャフト(10)を回転可能に支持する支承装置とを有し、支承装置は、シャフト(10)の第1の部分を支持する転がり軸受(12)と、スラスト軸受(30)とを有する。スラスト軸受(30)は、複数の転がり要素(36)が転がり軸受(12)の外レース(18)及びスラスト軸受(30)のレース(34)と支承接触状態に維持されるようこれら転がり要素(36)を収容する。このようにして、転がり軸受(12)の半径方向運動を許容しながら転がり軸受(12)の軸方向運動に抵抗することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、真空ポンプの支承装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図2は、従来知られている真空ポンプ50の断面図であり、この真空ポンプは、単一のシャフトにより駆動されるポンプ排出装置を有している。図示の装置は、ターボ分子ポンプ排出機構52及びホルベック(Holweck)ポンプ排出機構54を有し、ホルベックポンプ排出機構は、分子ドラグポンプ排出機構である。ターボ分子ポンプ排出機構及びホルベックポンプ排出機構のそれぞれのロータ58,59は、シャフト56によって駆動されるよう構成されており、シャフトをモータ60で回転させると、シャフトがポンプ排出装置52,54を駆動するようになっている。シャフト56は、2つの軸受から成る支承装置によって支持され、これら2つの軸受は、図示のようにシャフトのそれぞれの端部のところに位置決めされ、或いは、端部相互間の中間に位置決めされる。図2においては、転がり軸受64が、シャフト56の第1の部分を支持し、磁気軸受62が、シャフト56の第2の部分を支持している。磁気軸受62に代わる手段として第2の転がり軸受を用いてもよい。磁気軸受を用いる場合、当該技術分野において周知のようにバックアップ軸受を組み込むことも又望ましい場合がある。図3と関連して以下に詳細に説明するように、転がり軸受64は、シャフト56の第2の端部とポンプ50のハウジング部分66との間に設けられる。
【0003】
かかるポンプでは、転がり軸受64は、或る程度、半径方向に動くことができる(半径方向応従性である)が、軸方向に動くのを阻止することが望ましい。軸方向運動が生じると、これにより、ターボ分子ポンプ排出機構のロータ羽根又は回転翼とステータが衝突する場合があり、その結果、ポンプが破損することになる。残留不均衡状態により引き起こされるポンプロータからポンプハウジングへの振動の伝達を減少させるために、ラジアル軸受の、或る程度の半径方向運動を可能にすることが有利である。
【0004】
転がり軸受64の拡大図である図3を参照して先行技術の支承(ベアリング)装置を説明する。転がり軸受は、シャフト56に対して固定された内レース68と、外レース70と、ケージ73によって支持されていて、内レースと外レースの相対回転を可能にする複数の転がり要素72とから成る。転がり軸受64は、その要素の摩耗を減少させるため潤滑が行なわれ、遮蔽体要素74が、転がり軸受からの潤滑剤の滲出に抵抗するために設けられている。遮蔽体は、ばねクリップ、又は、他の締結具により定位置に保持される別個の部品であるのがよく、或いは変形例として、軸受の外リングの一体部分であってもよい。半径方向減衰リング75が、外レース70の半径方向運動を減衰させるために外レース70とハウジング部分66との間に半径方向に位置決めされている。外レース70の端面とハウジング部分66との間に軸方向減衰リング76が設けられ、この軸方向減衰リング76は、外レースの軸方向運動に抵抗するが、その半径方向運動は許容する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、軸方向減衰リング76は、外レースの軸方向運動には適切には抵抗しない。その理由は、これは、或る程度軸方向に圧縮可能であり、時間の経過につれて問題を悪化させるクリープ(又は圧縮歪み)を生じるという欠点がある。
【0006】
さらに、転がり軸受64に潤滑剤を用いても、ポンプ排出装置の潜在的に高い回転速度に起因して、転がり軸受は作動中に温度が上昇する。かかる温度上昇により、もし熱を転がり軸受から消散させなければ、転がり軸受の迅速な破損が生じる。先行技術の装置と関連した別の問題は、軸方向減衰リング76がエラストマーで作られ、このエラストマーは、熱伝導率が低く、外レースからハウジング部分への熱の伝導を行ないにくくするということにある。ハウジング部分は典型的には、アルミニウム合金で作られ、かかる材料の熱伝導率が約150W/mKなので比較的低温に維持される場合がある。
改良型真空ポンプを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、真空ポンプであって、ポンプ排出装置と、ポンプ排出装置を駆動するシャフトと、シャフトを回転させるモータと、シャフトを回転可能に支持する支承装置とを有し、支承装置は、シャフトの第1の部分を支持する転がり軸受と、転がり軸受の軸方向運動に抵抗すると共に転がり軸受の半径方向運動を許容するために、複数の転がり要素を転がり軸受の外レース及びスラスト軸受のレースと支承接触状態で収容するスラスト軸受とを有することを特徴とする真空ポンプを提供する。
【0008】
本発明は又、真空ポンプであって、ポンプ排出装置と、ポンプ排出装置を駆動するシャフトと、シャフトを回転させるモータと、シャフトを回転可能に支持する支承装置とを有し、支承装置は、シャフトの第1の部分を支持する転がり軸受と、転がり軸受の外レースから間隔を置いて位置するケージを備えたスラスト軸受とを有し、ケージは、転がり軸受の軸方向運動に抵抗すると共に転がり軸受の半径方向運動を許容するために複数の転がり要素を転がり軸受の外レース及びスラスト軸受のレースと支承接触状態で収容していることを特徴とする真空ポンプを提供する。
本発明の他の好ましい特徴は、引用形式で記載されている請求項に記載されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明を十分に理解できるようにするために、例示として与えられているに過ぎないその実施形態について添付の図面を参照して以下に説明する。
実施形態は、図2に示す全体構造を有し、先行技術とは転がり軸受の構造及び取り付け方のみが異なっている。したがって、煩雑になるのを避けるために、図1、図4及び図5に示す転がり軸受装置についてのみ以下に詳細に説明する。
【0010】
図1を参照すると、真空ポンプは、軸受装置によって支持されたシャフト10を有する。支承装置は、シャフト10の第1の部分を支持した転がり軸受12を有し、この転がり軸受は、図2を参照して説明したのと同じ仕方でシャフト10とハウジング部分14との間に位置決めされている。図1に示す装置は、軸線Aを中心として回転対称である。支承装置は更に、シャフト10の第2の部分を支持した磁気軸受を有する。なお、これは図1には示されていない。
【0011】
転がり軸受12は、シャフト10に対して固定された内レース16と、外レース18と、ケージ21内に設けられていて、内レースと外レースの相対回転を可能にする複数の転がり要素20とを有している。転がり要素20は好ましくは、高強度鋼又はセラミックで作られた玉軸受である。例えば、油又はグリースであるのがよい潤滑剤22が、軸受12の可動部分相互間の摩擦及び摩耗を減少させるために設けられている。遮蔽体又はフランジ部分24が、外レース18の軸方向端部から半径方向内方に延びていて、外レースと一体になっている。変形例として、遮蔽体部分24は、別個の部品であってもよい。遮蔽体部分は、転がり軸受からの潤滑剤22の滲出に抵抗する。遮蔽体要素25も又、潤滑剤の滲出に抵抗するよう設けられている。半径方向減衰リング26が、ハウジング部分14に設けられた円周方向凹部28内に収容されていて、転がり軸受12の過剰の半径方向運動に抵抗するようになっている。変形例として、減衰リング26を、図4に例示するように外レースに設けられた円周凹部内に収容してもよい。
【0012】
スラスト軸受30は、外レース18(一体遮蔽体部分24を含む)の軸方向端面とハウジング部分14の肩32との間に位置決めされている。スラスト軸受は、円板34の形態をしたレースを有し、この円板は、好ましくは高強度材料、例えば鋼で作られ、肩32に当接する。複数の転がり要素36が、円板34及び外レース18と接触状態で設けられていて、外レースの軸方向運動に抵抗するがその比較的自由な半径方向運動を可能にするようになっている。転がり要素36は、ケージ38に設けられたポケットにそれぞれ収容され、このケージは、ハウジング部分14及び円板34に対して固定されていて、外レース18の軸方向端面から間隔を置いて設けられている。変形例として、転がり要素を外レース18に直接形成されるポケット又は円周方向溝内に設けてもよい。ポケットは、各々がポンプ回転軸線に平行な軸線を持つ円筒形凹部として形成されたものであるのがよい。ハウジング部分14は、転がり軸受と比較して比較的低い温度状態に維持される。その理由は、ハウジング部分は、可動部品ではなく、冷却可能であって、代表的には熱伝導率の高い材料で作られているからである。したがって、熱は、ハウジング部分に固定されているケージ38から容易に伝わって、ケージがポンプの使用中、転がり軸受12よりも低い温度状態に保たれるようになっている。かかる組立体は、ケージ38と外レース18との間に僅かな軸方向隙間を持つよう構成される。熱を転がり軸受12からスラストレース30に伝達する熱経路を作るためにこの隙間を油又はグリースで満たすのがよい。油又はグリースは、代表的には、熱伝導率が約0.10〜0.16W/mKである。
【0013】
先行技術においては、軸方向減衰リングの典型的な熱抵抗は、18K/Wであり、半径方向減衰リングは、65K/Wであり、支承取付け手段について約14K/Wの正味の熱抵抗が生じる。本実施形態によれば、熱抵抗は、5K/W未満であり、転がり軸受を、これよりも低温に維持することができる。
【0014】
ケージ38は、転がり軸受12とスラストレース30との間の熱経路を改良するようケージ38と外レース18の端面及び遮蔽体部分24との間に僅かな隙間Cを生じさせるよう正確に製造されている。隙間Cは、0.5mm未満である。ただし、これは好ましくは、0.37mm未満である。より好ましくは、隙間Cは、0.10mm未満である。転がり軸受12からスラストレース30に伝わることができる熱の量は、隙間Cの寸法にほぼ反比例し、したがって、外レース18の軸方向端面とケージ38の接触の恐れを生じさせないで、隙間Cを減少させると、熱伝達量が増加する。潤滑剤、例えば油又はグリースを隙間C内に入れた場合、転がり軸受12からスラストレース30に消散させることができる熱の量が一段と増加する。一例を挙げると、隙間Cが約0.05〜0.1mmであり、これに油又はグリースを充填すると、支承取付け手段の熱抵抗は、約1.3〜2.6K/Wである。
【0015】
ケージ38は、転がり軸受12からスラストレース30への熱経路に沿う熱抵抗を減少させるよう熱伝導率の高い材料、例えば、青銅又は青銅合金で作られている。例えば、ケージを熱伝導率が約50〜80W/mKの燐青銅で作るのがよい。ケージ38の形状(即ち、転がり軸受に向かって広い表面積を持つ形状)は、熱抵抗を減少させる。これと同様に、外レース18と一体であるのがよい遮蔽体部分24は、ケージ38に向いた外レースの表面積を増大させ、かくして、これまた熱抵抗を減少させる。円板34及び軸受外レース18は好ましくは、熱伝導率が46W/mKの高炭素鋼、例えば、AISI52100高炭素鋼で作られる。
【0016】
上述のことから、軸方向隙間は、熱を転がり軸受から消散させる熱抵抗がケージよりも大きいことは理解されよう。その理由は、油又はグリースの熱伝導率は、燐青銅の熱伝導率の約1/500だからである。しかしながら、ケージは、厚さが約5mmの場合、即ち、油又はグリースで満たされた隙間の厚さの約500倍であれば、同じ程度に影響を及ぼすようになる。
転がり要素36と外レース18の相互接触面積は、小さく、これは、この経路によっては無視できるほどの量の熱しか転がり軸受からスラスト軸受に伝達できず、それ自体では転がり軸受から十分な熱を消散させることができないということを意味している。
【0017】
本発明の第2の実施形態が、図4に示されており、図4においては、スラストレース85が図1に示す実施形態の場合と同様に外レース83から間隔を置いて位置するのではなく、外レース83と接触状態に配置されていることが理解できる。したがって、隙間Cは、先の実施形態の場合よりも外レース83から長い距離のところに設けられる。かかる構成により、外レース83からスラストレースケージ87までの熱伝導率が向上するが、これから円板86への熱伝導率は減少する。
スラストレース85と転がり軸受82の外レース83との間の同心性を維持するため、肩88が、ケージ87に形成され、この肩は、外レース83に設けられた凹部89に協働する。
【0018】
上述したように、半径方向減衰リング26を外レース83の外面に設けられた円周方向凹部84内に収容することができ、かかる構成は、図4に示されている。
本発明の第3の実施形態が、図5に示されている。この場合、スラストレース95のケージ97は、転がり軸受92の外レース93の一体部分として設けられている。この場合も又、隙間Cは、リング96に隣接して設けられ、この隙間を先の実施形態の場合と同様に潤滑剤又はグリースで満たして転がり軸受92とハウジング部分14との間の熱経路を形成するのがよい。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施形態としての真空ポンプの転がり軸受を示す拡大断面図である。
【図2】先行技術の真空ポンプの断面図である。
【図3】図2に示す真空ポンプの転がり軸受を示す拡大断面図である。
【図4】本発明の別の実施形態としての真空ポンプの転がり軸受を示す断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態としての真空ポンプの転がり軸受を示す断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
真空ポンプであって、ポンプ排出装置と、ポンプ排出装置を駆動するシャフトと、シャフトを回転させるモータと、シャフトを回転可能に支持する支承装置とを有し、支承装置は、シャフトの第1の部分を支持する転がり軸受と、転がり軸受の軸方向運動に抵抗すると共に転がり軸受の半径方向運動を許容するために複数の転がり要素を転がり軸受の外レース及びスラスト軸受のレースと支承接触状態で収容するスラスト軸受とを有することを特徴とする真空ポンプ。
【請求項2】
スラスト軸受は、複数の転がり要素が収納されたケージを有することを特徴とする請求項1記載の真空ポンプ。
【請求項3】
ケージは、転がり軸受の外レースから間隔を置いて位置していることを特徴とする請求項2記載の真空ポンプ。
【請求項4】
ケージは、スラスト軸受のレースから間隔を置いて位置していることを特徴とする請求項2記載の真空ポンプ。
【請求項5】
ケージは、転がり軸受の外レースと一体であることを特徴とする請求項4記載の真空ポンプ。
【請求項6】
スラスト軸受は、転がり軸受の外レースに形成された複数のポケットを有し、複数の転がり要素は、それぞれポケット内に配置されていることを特徴とする請求項1記載の真空ポンプ。
【請求項7】
スラスト軸受は、転がり軸受の外レースに形成された円周方向溝を有し、この円周方向溝内には、複数の転がり要素が配置されていることを特徴とする請求項1記載の真空ポンプ。
【請求項8】
支承装置は、シャフトの第2の部分を支持する磁気軸受を有することを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項9】
転がり軸受は、玉軸受であることを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項10】
ポンプ排出装置は、ターボ分子ポンプ排出機構から成ることを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項11】
熱経路が、熱を転がり軸受からスラストレースに伝達することを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項12】
外レースは、転がり軸受からの潤滑剤の滲出に抵抗する遮蔽体を有し、熱経路が、遮蔽体とスラストレースのケージとの間に設けられていることを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項13】
遮蔽体は、外レースと一体であることを特徴とする請求項12記載の真空ポンプ。
【請求項14】
潤滑剤が、外レースの端面とケージとの間の隙間の中に設けられていることを特徴とする請求項1〜13のうちいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項15】
外レースの端面とケージとの間の隙間は、0.5mm未満であることを特徴とする請求項1〜14のうちいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項16】
隙間は、0.10mm未満であることを特徴とする請求項15記載の真空ポンプ。
【請求項17】
ケージは、熱伝導率の高い材料で作られていることを特徴とする請求項1〜16のうちいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項18】
ケージは、熱伝導率が50W/mKよりも高い材料で作られていること特徴とする請求項1〜17のうちいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項19】
ケージは、青銅又は青銅合金で作られていることを特徴とする請求項1〜18のうちいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項20】
スラストレースの転がり要素は、外レースの軸方向運動に抵抗する高強度鋼又はセラミックで作られていることを特徴とする請求項1〜19のうちいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項21】
転がり要素の外レースとポンプハウジングとの間の熱経路の熱抵抗は、5K/W未満であることを特徴とする請求項1〜20のうちいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項22】
真空ポンプであって、ポンプ排出装置と、ポンプ排出装置を駆動するシャフトと、シャフトを回転させるモータと、シャフトを回転可能に支持する支承装置とを有し、支承装置は、シャフトの第1の部分を支持する転がり軸受と、転がり軸受の外レースから間隔を置いて位置するケージを備えたスラスト軸受とを有し、ケージは、転がり軸受の軸方向運動に抵抗すると共に、転がり軸受の半径方向運動を許容するために、複数の転がり要素を転がり軸受の外レース及びスラスト軸受のレースと支承接触状態で収容していることを特徴とする真空ポンプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2006−525466(P2006−525466A)
【公表日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−506175(P2006−506175)
【出願日】平成16年4月27日(2004.4.27)
【国際出願番号】PCT/GB2004/001756
【国際公開番号】WO2004/097224
【国際公開日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【出願人】(591004445)ザ ビーオーシー グループ ピーエルシー (59)
【Fターム(参考)】