説明

筒型防振装置

【目的】筒型マウントにおける直交3軸方向のバネ比コントロールの自由度を大きくする。
【構成】外筒2の内側に内筒3に配置し、これらを略ハの字形の弾性脚5で連結する。主たる振動の入力方向をZ、これと直交する内筒の軸方向をY、これらY・Zにそれぞれ直交する方向をXとしたとき、弾性脚5をY・Z方向と平行かつX方向に直交する面で切断した断面を台形とする。この台形形状において上面を下面より短くして正立状態にすれば、X方向のバネを小さくできる。逆に倒立状態にすると大きくできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はエンジンマウント等に用いられる筒型防振装置に関する。
【背景技術】
【0002】
筒型マウントは公知であり、内外筒間を内筒の軸方向から見て略ハの字状をなして左右へ延びる弾性脚で連結し、この弾性脚における中央部でハの字の頂点部分に内筒を位置させ、内筒から垂直方向下方へ静止荷重をかけるようになっている。内筒の軸方向と平行でかつ弾性脚の傾斜面に略直交する面で弾性脚を切断した断面(以下、弾性脚の傾斜面直交断面という)は、図3にも符号5で示す部分のように略長方形をなしている。
【0003】
なお、本願では、内筒の軸方向をY方向、このY方向に直交して略ハの字状をなす弾性脚の頂部を通る方向をZ方向、これらY及びZ方向とそれぞれ直交する方向をX方向とするものとする(図1参照)。
上記筒型マウントにおいては、ゴム等からなる弾性脚が入力振動に対して一種のゴムバネとして機能し、X・Y・Z各方向の振動入力に対してそれぞれ所定の異なるバネを生じるようになっている。
【特許文献1】特開昭56−149216号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、主となる振動の入力方向であるZ方向のバネを決定すると、X・Y方向のバネは、弾性体材料や車体レイアウト上等の制約により、大体の大きさが自動的に決定されてしまう。
すなわち、X方向のバネを変更するには、弾性脚のハの字状に開く角度(以下、開き角という)を変化させればよい。しかし、この場合には、ゴム等の弾性脚構成材料における硬度上の制約があるため、開き角の選択幅は比較的小さな範囲に限定され、チューニング幅が狭いものとなってしまう。
また、Y方向のバネを大きくするには、内筒の軸方向へ弾性脚を長く形成すればよいが、このようにするとマウント全体の軸方向長さが増大するため、車体レイアウト上の制約が生じた。
【0005】
したがって、X・Y・Zの各バネを個々独立的に自由に決定し、Zに対するX,Yの各バネ比を自由にコントロールすることが難しかった。しかし、弾性脚は、X方向の入力に対して内筒の変位を直接受ける部分と他の部分ではバネ作用が異なる。したがって、このバネ作用に注目して特殊な構造にすることによってX方向のバネを変化させることができる可能性がある。
そこで本願発明は、弾性脚の開き角を無理な角度に変えたりすることなく、X方向のバネを自由に変化させてバネ比のコントロールにおける自由度を高めることを目的とする。

【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため筒型防振装置に係る請求項1の発明は、外筒とその内側へ配設した内筒と、これら内外筒間を連結するとともに、内筒の軸方向から見て略ハの字状をなす弾性脚とを備えた筒型防振装置において、
前記内筒の軸方向をY方向、このY方向に直交して前記略ハの字状をなす弾性脚の頂部を通る方向をZ方向、これらY及びZ方向とそれぞれ直交する方向をX方向とするとき、前記Y及びZ方向にそれぞれ平行する面にて切断した断面(以下、YZ方向平行断面という)が略台形形状をなすことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は上記請求項1において、前記断面における前記略台形形状において、前記Z方向を上下方向にして配置したとき上側になる上辺が下側になる下辺より短いことを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は上記請求項1において、前記断面における前記略台形形状において、前記Z方向を上下方向にして配置したとき上側になる上辺が下側になる下辺より長いことを特徴とする。

【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明によれば、弾性脚のYZ方向平行断面を略台形にしたので、この略台形形状が正立か倒立かにより、全体としての断面積が一定であっても、略台形形状内において内筒のX方向変位を直接受ける部分の断面積が大小に異なり、この断面積の相違により、内筒のX方向変位に応じて圧縮・引っ張り変形を主体とする部分の弾性体ボリュームも変化するので、X方向のバネの大きさが変化する。このため、弾性脚の上記YZ方向平行断面における略台形形状を正立又は倒立させるだけでX方向のバネを増大又は減少させることができ、Y・Z方向のバネを変えずに、弾性脚のX方向におけるバネのみを容易かつ自由に変化させることができる。このため弾性脚全体におけるX,Y,Z各方向のバネ比コントロールにおける自由度を高めることができる。
【0010】
請求項2の発明によれば、弾性脚のYZ方向平行断面における台形の上辺を下辺より短くなるように正立させたので、X方向の入力を受けるZ方向にて上方側の断面積が小さくなり弾性体のボリュームが少なくなるため、この部分のバネが低くなる。その結果、YZ方向平行断面が長方形のベース形状のものに対してX方向のバネをより小さくすることができる。
【0011】
請求項3の発明によれば、弾性脚のYZ方向平行断面における台形の上辺を下辺より長くなるように倒立させたので、X方向の入力を受けるZ方向にて上方側の断面積が大きくなり弾性体のボリュームが大きくなるため、この部分のバネが高くなる。その結果、YZ方向平行断面が長方形のベース形状のものに対してX方向のバネをより大きくすることができる。

【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は実施例に係る筒型エンジンマウント1の斜視図であり、外筒2、内筒3及び弾性脚4で一体に構成されている。外筒2は車体フレーム(図示省略)側へ取付けられ、内筒3は貫通穴4に通した取付部材を介してエンジン(いずれも図示省略)側へ取付けられ、エンジンからの振動を弾性脚5で吸収し、車体フレーム側への振動伝達を遮断する公知のものである。なお、図の上下方向は主たる振動の入力方向Zと一致し、内筒3の軸方向はY方向、これらY・Zと直交する方向がX方向である。
本実施例では、Z方向は静止荷重のかかる垂直方向である。また必要によりZ方向を上下方向、Y方向を左右方向、X方向を前後方向ということもある。
【0013】
図2は内筒3へエンジンの静止荷重が負荷された状態における筒型エンジンマウント1をX方向に沿って切断した横断面図である。外筒2と内筒3の間は正面視(内筒3の軸方向から示す状態)で略ハの字状もしくは山形をなす弾性脚5で連結されている。弾性脚5の頂点部分近傍となる弾性脚5の上部に内筒3が位置する。また内筒3は外筒2の中心より上側へ偏心して位置している。
図中の符号6及び7は弾性脚5を挟んで上下に形成されるスグリ穴であり、内筒3の軸方向へ貫通している。符号8はストッパであり、外筒2から内筒3へ向かって略山形断面に突出する弾性部であり、動的荷重が負荷されたときにおける内筒3の下方に対する過大変形を阻止する。
【0014】
弾性脚5は適宜な弾性材料、本実施例ではゴム材料からなり、所定のバネ定数を有するゴムバネとして機能し、内筒3へ入力する振動に対して弾性変形して振動を吸収する。弾性脚5における内筒3の中心Oと外筒2を結ぶ中間線Mは、左右の弾性脚5、5間で所定の開き角度θをなしている。開き角度θは、弾性脚5を構成するゴム材料の硬度による制約の範囲内で所望のZ方向におけるバネが得られるよう予め適切な値に選定されている。また、1/2θは中間線MとZ方向である中心Oを通る垂線Nとのなす角であって、これを弾性脚5の傾斜角とする。この傾斜角の大小によってもZ方向におけるバネの大きさが変化する。
【0015】
中間線Mは、図示横断面にて弾性脚5の幅Wのほぼ中間を通る直線である。幅Wは弾性脚5の図示横断面内を通る内筒3の半径延長線(Mに相当)と略直交する方向における弾性脚5の寸法である。なお、弾性脚5が外筒2と結合する部分のうち周方向両端の点PQをそれぞれ中心Oと結んだとき、これらのほぼ中間を通る直線が中間線Mでもある。
【0016】
この筒型エンジンマウント1を車体へ搭載すると、まず内筒3の軸心Oに対してエンジンの静止荷重がZ方向へ加わり、弾性脚5を弾性変形させて内筒3を外筒2の中心方向へ向かって図の下方へ移動させて図示状態となる。
この状態でZ方向へ振動が入力すると、弾性脚5がZ方向へ弾性変形して、所定のZ方向のゴムバネとして機能することにより振動を吸収する。
【0017】
また、X方向から内筒3に振動が入力すると、内筒3がX方向へ移動し、弾性脚5を内筒3と外筒2の間で圧縮・引っ張り変形主体に弾性変形させて所定のバネ定数を有するX方向のゴムバネとして機能することにより振動を吸収する。
さらにY方向の振動入力に対しては、弾性脚5をせん断変形主体に弾性変形させながら内筒3と外筒2が軸方向へ相対的に移動し、このとき所定のY方向のゴムバネとして機能することにより振動を吸収する。
【0018】
内筒3の下端を通るX方向と平行な下側接線Lを考えたとき、弾性脚5は下側接線Lの上下で作用が部分的に異なり、下側接線Lより上側の上部Aは内筒3によって拘束されかつX方向の振動入力により変位する内筒3を直接受けて、圧縮と引っ張りを主体とする変形部分である。一方、下側接線Lより下側の下部Bは内筒3によって拘束されないためX方向の振動入力により変位する内筒3を圧縮方向で直接受けず、その結果、せん断を主とする弾性変形を生じる部分である。下側接線Lは弾性脚5の上下方向幅(直線Mに沿うにおける弾性脚5の幅)略中間を通っている。
【0019】
図3は図2の3−3線に沿う断面図である(外筒は省略)。弾性脚5の上部AはX方向の振動入力Fに対して内筒3による圧縮と引っ張り主体の弾性変形をする部分であってX方向のバネ形成に主体をなす部分であり、この部分のバネは上部Aの断面積に比例し、さらにこの断面積は上部Aのゴムボリュームと比例するから、断面積(ゴムボリューム)に応じてバネが変化することになる。
【0020】
図4〜6は図2の4−4線に沿う断面図である。この断面は弾性脚5に対して、中間線Mに直交し、かつ内筒3の軸方向に平行する面で切断したものであり、上面10及び下面11にほぼ直交する切断面をなす斜面直交断面を示す。図4及び図5は斜面直交断面が台形形状をなすものである。図6は斜面直交断面が略長方形をなすベース形状を示し、このベース形状は本願発明と比較するためのものであって本願発明に含まれない。
【0021】
図4は弾性脚5の斜面直交断面を正立した台形にしたものであり、この台形を構成する4辺のうち、上スグリ穴6に臨む上面10が、下スグリ穴7に臨む下面11より短いようになっている。Y方向両側となる両側面12及び13はそれぞれ上すぼまりに傾斜する斜面をなす。この台形形状において図の上下方向へ等間隔のセクション(例えば、S1・S2・S3)に区切って考えた場合、各セクションの断面積が上方へ向かって次第に小さくなるから、ゴムボリュームは上側部分ほど小さくなり、各セクションのバネは上側程より小さくなる。この形式の弾性脚5を低バネタイプということにする。
【0022】
図5は同じく弾性脚5の斜面直交断面を台形にしたものであるが倒立させ、上面10を下面11より長くしている。両側面12及び13は下すぼまりに傾斜する。これを高バネタイプということにする。なお、図4〜6の各タイプにおける断面積はそれぞれ同じとする。また、台形の数学的表現では、上面10が上辺、下面11が下辺にそれぞれ相当する。
【0023】
図7は図2の7−7線に沿う断面図であり、Y及びZ方向に平行かつX方向に直交する平面で切った断面である、YZ方向平行断面を示す。弾性脚5は図4と同様に正立した台形形状をなし、上部Aは内筒3に重なり、下部3は内筒3より下方へ延出した部分である。したがって、内筒3がX方向(紙面と垂直方向)へ移動すると、上部Aは主として圧縮・引っ張り変形を受けることになり、下部Bは主としてせん断変形を受けることになる。この状態では上部Aのゴムボリュームは下部Bよりも小さくなっている。
【0024】
図8は図7の断面部における弾性脚5について、正立状態をa、倒立状態をb、ベース状態をcとして、原理的に比較表示したものであり、aは図7と同じである。この図から明らかなように、上部Aのゴムボリュームはベース状態のcに対して、正立状態のaがより小さく、倒立状態のbはより大きくなる。したがって、X方向の振動入力により、外筒2と内筒3が相対的にX方向へ移動するときに弾性脚5にて発生するバネは、主として圧縮・引っ張り変形に関与する上部Aのゴムボリュームの大きな倒立状態(図のb)が最も大きくなり、正立させると(図のa)、主としてせん断変形に関与する下部Bの方が上部Aよりもゴムボリューム大となって、バネは最も弱くなる。
【0025】
したがって、弾性脚5のYZ方向平行断面がaに示す正立状態のとき低バネとなり、bに示す倒立状態のとき高バネとなる。
なお、台形形状は上面10と下面11間の距離(高さ)が一定の場合、側面12、13の傾斜角度を種々変更することにより断面積を変化させることができるので、その結果、X方向において弾性変形する際に圧縮・引っ張り変形に寄与する部分のゴムボリュームを変化させてX方向における必要なバネの大きさを自在に調整させることもできる。
【0026】
また、Y方向における弾性変形はせん断変形が主体的であるため、台形形状が正立又は倒立のいずれであっても弾性変形するゴムボリュームはあまり変化しないので、Y方向におけるバネの変化はほとんど生じず、X方向のバネ変化に対して無視できる程度である。本願では台形形状の変化に対してY方向のバネは一定のものとして説明する。
【0027】
次に、本実施例の作用を説明する。弾性脚5のYZ方向平行断面を図8のaに示すように低バネタイプにすると、X方向のバネがベース形状(図8のc)におけるバネに対して小さくなる。
【0028】
そのうえ、図2に示すように、X方向の振動入力に対しては、弾性脚5の上部Aは圧縮・引っ張り変形が主体になる部分であり、下部Bはせん断変形を主とする部分であり、それぞれ性格を異にし、圧縮・引っ張り変形が主体になる上部Aにおけるゴムボリュームの大きさにより、X方向全体のバネが大きく影響を受ける。
【0029】
そこで、図3に示すような低バネタイプでは、X方向の振動入力Fに対して圧縮・引っ張り変形する実線で示す上部Aの断面積がベース形状と比べて相対的に小さく、この部分のゴムボリュームも相対的に小さくなるため、この部分のバネ減少が大きくなることと、仮想線で示す下部Bのゴムボリュームが大きくてもこの部分はせん断変形が主体であってそれほどバネが大きくならないため、内筒3の変位を大きく許容することになり、X方向全体のバネはベースタイプよりも小さくなる。
【0030】
このX方向のバネは、前述のように弾性脚5のYZ方向平行断面にて表れる台形形状によって自在に変化するものであるが、形状比較が明瞭な図4〜6の斜面直交断面によって便宜的に説明すれば、本実施例の場合では、図6のベース形状タイプに対して、図4の正立断面形状にすると例えば20%程度低くすることができる。
【0031】
なお、Z方向では、上下いずれか側の断面が変化しても、Z方向の振動入力に対して弾性脚5の各部がほぼ同様に作用するから、台形形状を正立又は倒立に変化させてもZ方向のバネがあまり変化しない。Y方向も同様である。したがって、弾性脚のYZ方向平行断面形状を正立状態にするとX方向のバネのみを小さくすることができる。
【0032】
一方、図8のbに示すように倒立した台形とし、上側の断面積をより大きくすると、正立時と逆に、図3の仮想線で示す部分が上部になり、X方向へ移動する内筒3を直接受けて圧縮・引っ張り変形に寄与する部分である上部Aのゴムボリュームが大きくなるから、内筒3を変位しにくくすることになり、X方向全体のバネはベースタイプよりも大きくなる。
この場合、再び斜面直交断面によって便宜的に説明すれば、図5の断面形状とすることによりベース形状タイプ(図6)に対して、例えば20%程度高くすることができる。この場合も、Y・Z方向のバネがあまり変化しないことは同様である。
【0033】
したがって、弾性脚5のYZ方向平行断面を台形とし、その形状を適宜変化させることにより、Y,Z方向のバネをあまり変えずにX方向のバネを自由に変更させることができる。その結果、バネ比コントロールの自由度を上げることができる。しかも、台形を正立又は倒立させるだけでバネの増減を逆転させることができる。このため筒型エンジンマウント1におけるXYZからなる直交3軸方向のバネ比コントロールの自由度を大きくすることができる。
しかもエンジンマウント装置全体としては外形の大きさを変化させないようにすることができる。
【0034】
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、台形形状は左右の側変が同長のものではなく不均一なものなど、部分的に断面積が変化する略台形形状であればよい。また弾性脚の材料はゴムばかりでなく各種の弾性材料を用いることができる。また、エンジンマウント以外のサスペンションブッシュ等各種用途の防振装置に適用できる。

【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】実施例に係る筒型エンジンマウントの斜視図
【図2】上記筒型エンジンマウントの横断面図図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】低バネタイプについての図2の4−4線断面図
【図5】高バネタイプの図4同様断面図
【図6】ベース形状タイプの図4同様断面図
【図7】低バネタイプについての図2の7−7線断面図
【図8】各バネタイプを比較した原理的断面
【符号の説明】
【0036】
1:筒型エンジンマウント、2:外筒、3:内筒、5:弾性脚、10:上面(上辺)、11:下面(下辺)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
外筒とその内側へ配設した内筒と、これら内外筒間を連結するとともに、内筒の軸方向から見て略ハの字状をなす弾性脚とを備えた筒型防振装置において、
前記内筒の軸方向をY方向、このY方向に直交して前記略ハの字状をなす弾性脚の頂部を通る方向をZ方向、これらY及びZ方向とそれぞれ直交する方向をX方向とするとき、前記Y及びZ方向とにそれぞれ平行する面にて前記弾性脚を切断した断面が略台形形状をなすことを特徴とする防振装置。
【請求項2】
前記断面における前記略台形形状において、前記Z方向を上下方向にして配置したとき上側になる上辺が下側になる下辺より短いことを特徴とする請求項1の筒型防振装置。
【請求項3】
前記断面における前記略台形形状において、前記Z方向を上下方向にして配置したとき上側になる上辺が下側になる下辺より長いことを特徴とする請求項1の筒型防振装置。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−128344(P2008−128344A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−313675(P2006−313675)
【出願日】平成18年11月20日(2006.11.20)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【出願人】(000177900)山下ゴム株式会社 (60)
【Fターム(参考)】