説明

米糠等発酵調合液の製造方法

【課題】 癌の抑制、肝炎の改善、滋養強壮、皮膚疾患の治療等の総合的な効果が期待できる米糠等発酵調合液を製造する。
【解決手段】 タンクの一部が開口された開放型タンク1内に、井戸水、糠、塩、竜脳、エチルアルコール、酒粕および糀を所定割合で入れ、これらを撹拌すると共に液面に浮遊する不純物を除去した後、所要期間貯蔵することにより、米糠等発酵原液を製造し、次に、前記米糠等発酵原液を加熱濾過した後、その濾過液と原材料と井戸水とを所定割合で混合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、米糠等を発酵させた発酵原液およびその濾過液、並びに該濾過液と他の原材料を調合した調合液の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、米糠発酵を用いたものとしては、米糠に種々のアミラーゼを加えて得た米糠糖化液に酵母を加えて発酵させた後、塩化ナトリウムを加えて圧搾濾過して得られる米糠発酵エキス粕の有機溶媒抽出物よりなる皮膚癌予防剤が知られている。
【0003】
また、酒粕または米糠発酵エキス粕に有機溶媒を加えて撹拌・抽出した後、抽出物を遠心分離して上清を濃縮したアポトーシス誘導物質も知られている。
【0004】
更に、米糠発酵エキスに含まれるエチルアルコールを原料として用いた入浴剤用の白濁剤や、米粉と酒粕を混合し、水分調整して製造した混合物を蒸した後、これに麹菌を植え付けて麹を製造し、該麹に水と食塩を加えて液状とし、これに酵母を添加して発酵させ、該発酵の終了後に再度、麹を混合して発酵・熟成させてなるモロミを圧搾することにより得られる発酵調味料等も知られている。
【特許文献1】特開2002−322072号
【特許文献2】特開2001−58953号
【特許文献3】特開平11−189526号
【特許文献4】特開平5−30940号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前項で述べたものは、癌予防や入浴剤、調味料といったある特定の用途に使用されるものであり、例えば、癌の抑制、滋養強壮、皮膚疾患の治療、自律神経の高揚といった総合的な効果が期待できるものではなかった。
【0006】
本発明の目的は、癌の抑制、肝炎の改善、滋養強壮、皮膚疾患の治療等の総合的な効果が期待できる米糠等発酵調合液並びにその原液および濾過液の各製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の本発明は、タンクの一部が開口された開放型タンク内に、井戸水、糠、塩、竜脳、エチルアルコール、酒粕および麹を所定割合で入れ、これらを撹拌すると共に、液面に浮遊する不純物を除去した後、所要期間貯蔵する米糠等発酵原液の製造方法に関するものである。なお、井戸水とは、井戸から汲み上げられる水の他、湧水等の天然水も該当する。
【0008】
請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載の製造方法について、井戸水が大寒の日に汲み上げたものであり、糠が中白糠であり、酒粕が新酒粕を一年間熟成させたものであることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3記載の本発明は、前記請求項1または請求項2記載の製造方法について、撹拌の際、少なくとも空気ブローを行うことを特徴とするものである。
【0010】
請求項4記載の本発明は、前記請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載の製造方法について、開放型タンク内への井戸水の注入を複数回にわけて断続的に行い、糠、塩、竜脳、エチルアルコール、酒粕、麹の順で前記タンク内に投入することを特徴とするものである。
【0011】
請求項5記載の本発明は、前記請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項記載の製造方法について、糠、塩、竜脳、エチルアルコール、酒粕および麹の配合割合が、重量比で35〜45:8.5〜9.5:1.5〜2.5:2.0〜3.0:0.3〜0.5:4.5〜5.5であることを特徴とするものである。
【0012】
請求項6記載の本発明は、前記請求項1〜請求項5のうちのいずれか一項記載の製造方法について、タンクでの貯蔵期間が3年以上であることを特徴とするものである。
【0013】
請求項7記載の本発明は、前記請求項1〜請求項5のうちのいずれか一項記載の製造方法について、室温を24〜26℃に設定した上、タンクにおける内容物を29〜31℃に加温すると共に、タンク内に空気を送入することにより、タンクの内容物の発酵熟成を促進させることを特徴とするものである。
【0014】
請求項8記載の本発明は、前記請求項7記載の製造方法について、発酵熟成期間が、10〜14日であることを特徴とするものである。
【0015】
請求項9記載の本発明は、前記請求項1〜請求項8のうちのいずれか一項記載の製造方法により得られた米糠等発酵原液と、活性炭と、井戸水とを所定割合で混合すると共に加熱した後、前記活性炭を除去し、その後循環濾過した後、その濾液を撹拌しながら再び加熱した後、撹拌しながら所要量の安息香酸ナトリウムを加える米糠等発酵原液の濾過液製造方法に関するものである。
【0016】
請求項10記載の本発明は、前記請求項9記載の濾過液製造方法について、各加熱が二重釜による蒸気加熱であることを特徴とするものである。
【0017】
請求項11記載の本発明は、前記請求項9または請求項10記載の濾過液製造方法について、その加熱温度が80〜85℃の範囲であることを特徴とするものである。
【0018】
請求項12記載の本発明は、前記請求項9〜請求項11のうちのいずれか一項記載の製造方法について、活性炭が細粒状と大粒状のニ種類であることを特徴とするものである。
【0019】
請求項13記載の本発明は、前記請求項9〜請求項12のうちのいずれか一項記載の製造方法により得られた米糠等発酵原液の濾過液を循環濾過した後、その濾液と原材料と井戸水とを所定割合で混合する米糠等発酵調合液の製造方法に関するものである。
【0020】
請求項14記載の本発明は、前記請求項13記載の製造方法について、原材料が塩、クエン酸、竜脳、発酵アルコール、ウコン抽出物、カンゾウ抽出物、ドクダミ抽出物および水であることを特徴とするものである。
【0021】
請求項15記載の本発明は、前記請求項13記載の製造方法について、原材料がオリゴ糖、塩、クエン酸、酒粕熟成物、キキョウ抽出物、ウイキョウ抽出物、ケイヒ抽出物、チョウジ抽出物および水であることを特徴とするものである。
【0022】
請求項16記載の本発明は、前記請求項13記載の製造方法について、原材料が塩、クエン酸、竜脳、l−メントール、発酵アルコール、ハッカ抽出物、ガイヨウ抽出物、ガイヨウ軟エキスおよび水であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0023】
本発明の製造方法により得られる米糠等発酵原液を用いた調合液の使用者について、以下に述べるような種々の報告が得られた。
【0024】
癌の抑制に関する報告例:
【0025】
報告例1−57才の男性でリンパ癌の病状において、本発明により得られる調合液で湿布したところ、それまで存在した腫瘍が消滅した。
【0026】
報告例2−70才の女性で乳癌の病状において、本発明により得られる調合液を飲用したところ、乳癌の手術後、肺にも癌の転移があったが、その後、癌の消滅が認められ、また癌の再発もなかった。
【0027】
報告例3−70才の女性で乳癌の病状において、その手術後に癌が肺に転移したが、本発明により得られる調合液を飲用するようになって癌が消滅した。
【0028】
肝炎の治癒に関する報告例:
【0029】
報告例1−51才の男性でB型肝炎の病状において、本発明により得られる調合液を飲用したところ、B型肝炎の治癒が認められた。
【0030】
報告例2−46才の男性でB型肝炎の病状において、長年改善されなかったものが、本発明により得られる調合液の飲用後約3ヶ月で肝炎ウイルスが認められなくなった。
【0031】
皮膚疾患の治癒に関する報告例:
【0032】
報告例1−30才の女性でアトピー性皮膚炎の病状において、本発明により得られる調合液の飲用や噴霧を約半年間行ったところ、痒みが完全になくなり、綺麗な肌となった。
【0033】
報告例2−82才の男性で半身麻痺の寝たきりの状態で床ズレができた病状において、本発明により得られる調合液で湿布したところ、床ズレが解消した。
【0034】
報告例3−31才の女性で全身に突発的に湿疹がでる病状において、本発明により得られる調合液の飲用や噴霧を行ったところ、完治した。
【0035】
報告例4−傷、火傷をしたときに、本発明により得られる調合液を患部に塗布したところ、傷が非常に早く治った。
【0036】
滋養強壮に関する報告例:
【0037】
報告例1−50才の男性で、いつも徹夜の仕事後に本発明により得られる調合液を飲用しているが、体の疲労が解消され、非常に元気になる。
【0038】
報告例2−36才の女性で、以前は風邪をよくひいていたが、本発明により得られる調合液を飲用するようになってから、風邪をひきにくくなった。
【0039】
自律神経失調症の治癒に関する報告例:
【0040】
報告例1−40才の女性で自律神経失調症の病状において、本発明により得られる調合液を飲用するようになってから、病院へ通院する必要もない程回復した。
【0041】
報告例2−41才の男性で神経症の病状において、本発明により得られる調合液を飲用するようになってから、精神的に安定した状態が続いている。
【0042】
糖尿病の治癒に関する報告例:
【0043】
報告例1−62才の男性で糖尿病の病状において、本発明により得られる調合液を飲用するようになってから、血糖値が適正値まで下がって安定している。
【0044】
報告例2−60才の男性で糖尿病の病状において、15年前から高かった血糖値が、本発明により得られる調合液を飲用するようになってから、血糖値が適正値まで下がって安定している。
【0045】
報告例3−50才の男性で糖尿病の病状において、本発明により得られる調合液を飲用するようになって2週間後に尿の色が変化した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0046】
次に、本発明の実施の形態を説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変更実施が可能である。
[米糠等発酵原液の製造]
【0047】
図1に示すように、上部2が開口した有底円筒状の開放型タンク1(直径約1800mm、高さ1750〜1850mm)において、先ずタンク1の最下底部より約20cmの高さ位置まで井戸水を入れ、次に中白糠を適当量投入する。その後、タンク1の最下底部より約1mの高さ位置まで更に井戸水を入れ、櫂棒とエアコンプレッサーによる空気ブローによりタンク1内を撹拌する。
【0048】
次に、タンク1の上縁より約60cm下の高さ位置まで更に井戸水を入れ、櫂棒とエアコンプレッサーによる空気ブローによりタンク1内を撹拌する。そして、ふるい網を用いてタンク1の液面に浮遊する不純物を除去する。この場合、不純物をほぼ完全に除去するために、前記撹拌とふるい網による不純物の除去を繰り返し行うのが好ましい。
【0049】
その後、糠、塩、竜脳、エチルアルコール、酒粕および麹の配合割合を、重量比で35〜45:8.5〜9.5:1.5〜2.5:2.0〜3.0:0.3〜0.5:4.5〜5.5として、前記記載した順番でタンク1内に投入し、櫂棒とエアコンプレッサーによる空気ブローによりタンク1内を撹拌すると共に、ふるい網でタンク1の液面に浮遊する不純物を除去する。次に、タンク1上縁より10cmの高さ位置まで更に井戸水を入れる。その後、約3年以上貯蔵しておくことにより、タンク1内で発酵熟成を行う(長期発酵熟成)。また、前記発酵熟成期間の短縮化を図るため、室温を約25℃に保った状態で、電熱ヒーター等でタンク1内を約30℃に保つと共に、タンク1の底部にエアーポンプ等で空気を送入することにより、タンク1における内容物中の好気性微生物の生育を促進させて、10〜14日間で発酵熟成を完了させる場合もある(短期発酵熟成)。
【0050】
なお、前記井戸水は、大寒の日またはこれに近い日に汲み上げたものが好ましい。
[米糠等発酵原液の濾過液製造]
【0051】
図2に示すように、本工程で使用する加熱釜21は二重釜構造であって、複数の脚体26により支持される断面凹弧状の釜本体22と、釜本体22の内方に載置された略有底円筒状の内容器23とを有し、内容器23と釜本体22との間に加熱蒸気の通路24が形成されている。また、内容器23の底部中央には内容物を下方に排出するためのL字形排出管25が取り付けられている。
【0052】
次に、米糠等発酵原液の濾過液製造について述べるが、米糠等発酵原液の濾過液と他の材料とを調合して最終的に得られる米糠等発酵調合液は3種類あるため、該調合液をA、B、Cとして説明する。
【0053】
調合液A製造用の濾過液について:加熱釜21の内容器23に、重量比で細粒状の活性炭2に対して大粒状の活性炭を1の割合で入れた上、前記開放型タンク1で熟成された米糠等発酵原液180lを内容器23に入れる。その後、内容器23に井戸水40lを入れて撹拌機(図示略)により内容器23内を撹拌すると共に、加熱釜21の通路24内に加熱蒸気を送入して内容器23内を約85℃まで加熱する。
【0054】
図3に示す濾過漏斗31は、前述した活性炭を除去するためのものであって、上部に有底円筒状の濾過部32が設けられ、濾過部32の下方に断面略逆三角形の濾液収集部33が一体に設けられ、濾液収集部33の下端部には濾液の出口管34が一体に設けられている。また、濾過部32の底部32aには円形開口32bが開けられており、濾過部32内には底部35aが網状となされた有底円筒状の濾過材35が固定具36を介して取り付けられている。
【0055】
次に、前記濾過漏斗31を用いて活性炭を除去する工程について述べると、先ず加熱釜21の排出管25におけるバルブ(図示略)を開けて、活性炭を含む内容物を濾過漏斗31の濾過部32に入れることにより、該濾過部32に前記活性炭だけが溜まり、濾液をポンプで待合タンク(いずれも図示略)に移送する。
【0056】
その後、図4に示す小型濾過機41により前記待合タンク内の濾液を循環濾過する。次に、小型濾過機41から、予め洗浄した図2の加熱釜21に濾液を移送し、撹拌機(図示略)によって濾液を撹拌しながら、約80℃まで蒸気加熱を行うと共に、濾液に安息香酸ナトリウム約500gを投入する。
【0057】
調合液Bおよび調合液C製造用の濾過液について:加熱釜21の内容器23に、重量比で細粒状の活性炭2に対して大粒状の活性炭を1の割合で入れた上、前記開放型タンク1で熟成された米糠等発酵原液120lを内容器23に入れる。その後、内容器23に井戸水100lを入れて撹拌機(図示略)により内容器23内を撹拌すると共に、加熱釜21の通路24内に加熱蒸気を送入して約85℃まで加熱する。
【0058】
その後の製造工程は、前記調合液A製造用の濾過液の場合と同様である。
[米糠等発酵調合液の製造]
【0059】
前記二重釜21内における米糠等発酵原液の濾過液を図5に示す大型濾過機42を用いて循環濾過した後、その濾過液を調合用タンク(図示略)に移送し、濾過液を撹拌しながら下記の調合を行う。
【0060】
調合液A製造の場合: 米糠等発酵原液の濾過液約180lと井戸水1242lに対し、安息香酸ナトリウム、塩、クエン酸、竜脳、発酵アルコール、ウコン抽出物、カンゾウ抽出物、ドクダミ抽出物を重量比で、0.5:1.3:1.7:0.13:1.3:2.5:1.3::1.3の割合で調合する。
【0061】
調合液B製造の場合: 米糠等発酵原液の濾過液約120lと井戸水約1242lに対し、安息香酸ナトリウム、オリゴ糖、塩、クエン酸、酒粕熟成物、キキョウ抽出物、ウイキョウ抽出物、ケイヒ抽出物、チョウジ抽出物を重量比で、0.5:144:1.3:1.6:40:2.5:0.75::0.75:0.75の割合で調合する。
【0062】
なお、前記酒粕熟成物とは、この製造時年度に生産された新酒粕を小片にし、これを熟成用タンク内でアルコールを噴霧しつつ、積み重ねて加重した後、密封して3年以上熟成させ、その熟成物とアルコールと井戸水とを別のタンク内において所定割合で混合した後、タンクを密封して更に3年間熟成させたものである。
【0063】
調合液C製造の場合: 米糠等発酵原液の濾過液約120lと井戸水1242lに対し、安息香酸ナトリウム、塩、クエン酸、竜脳、L−メントール、発酵アルコール、ハッカ抽出物、ガイヨウ抽出物、ガイヨウ軟エキス抽出物を重量比で、0.5:0.13:1.5:0.13:0.03:1.3:1:17.5:0.07の割合で調合する。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明に係る米糠等発酵調合液は、癌の抑制、肝炎の治癒、皮膚疾患の治癒、滋養強壮、神経症の改善および糖尿病の治癒等、種々の効果が期待できるため、年齢や性別を問わず、健康飲料や皮膚塗布剤等として幅広い利用が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】開放型タンクの正面図である。
【図2】加熱釜の正面断面図である。
【図3】濾過漏斗の正面断面図である。
【図4】小型循環濾過機の正面図である。
【図5】大型濾過機の正面図である。
【符号の説明】
【0066】
1 開放型タンク
21 加熱釜
22 釜本体
23 内容器
24 通路
25 L字形排出管
26 脚体
31 濾過漏斗
32 濾過部
33 濾液収集部
34 出口管
35 濾過材
36 固定具
41 小型濾過機
42 大型濾過機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タンクの一部が開口された開放型タンク内に、井戸水、糠、塩、竜脳、エチルアルコール、酒粕および糀を所定割合で入れ、これらを撹拌すると共に、液面に浮遊する不純物を除去した後、所要期間貯蔵する、米糠等発酵原液の製造方法。
【請求項2】
井戸水が大寒の日に汲み上げたものであり、糠が中白糠であり、酒粕が新酒粕を一年間熟成させたものであることを特徴とする、請求項1記載の米糠等の発酵原液の製造方法。
【請求項3】
撹拌の際、少なくとも空気ブローを行うことを特徴とする、請求項1または請求項2記載の米糠等発酵原液の製造方法。
【請求項4】
開放型タンク内への井戸水の注入を複数回にわけて断続的に行い、糠、塩、竜脳、エチルアルコール、酒粕、糀の順で前記タンク内に投入することを特徴とする、請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載の米糠等発酵原液の製造方法。
【請求項5】
糠、塩、竜脳、エチルアルコール、酒粕および糀の配合割合が、重量比で35〜45:8.5〜9.5:1.5〜2.5:2.0〜3.0:0.3〜0.5:4.5〜5.5であることを特徴とする、請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項記載の米糠等発酵原液の製造方法。
【請求項6】
タンクでの貯蔵期間が3年以上であることを特徴とする、請求項1〜請求項5のうちのいずれか一項記載の米糠等発酵原液の製造方法。
【請求項7】
室温を24〜26℃に設定した上、タンクにおける内容物を29〜31℃に加温すると共に、タンク内に空気を送入することにより、タンクの内容物の発酵熟成を促進させることを特徴とする、請求項1〜請求項5のうちのいずれか一項記載の米糠等発酵原液の製造方法。
【請求項8】
発酵熟成期間が、10〜14日である請求項7記載の米糠等発酵原液の製造方法。
【請求項9】
請求項1〜請求項8のうちのいずれか一項記載の製造方法により得られた米糠等発酵原液と、活性炭と、井戸水とを所定割合で混合すると共に加熱した後、前記活性炭を除去し、その後循環濾過した後、その濾液を撹拌しながら再び加熱した後、撹拌しながら所要量の安息香酸ナトリウムを加える、米糠等発酵原液の濾過液製造方法。
【請求項10】
各加熱が二重釜による蒸気加熱であることを特徴とする、請求項9記載の米糠等発酵原液の濾過液製造方法。
【請求項11】
加熱温度が80〜85℃の範囲であることを特徴とする、請求項9または請求項10記載の米糠等発酵原液の濾過液製造方法。
【請求項12】
活性炭が細粒状と大粒状のニ種類であることを特徴とする、請求項9〜請求項11のうちのいずれか一項記載の米糠等発酵原液の濾過液製造方法。
【請求項13】
請求項9〜請求項12のうちのいずれか一項記載の製造方法により得られた米糠等発酵原液の濾過液を循環濾過した後、その濾液と原材料と井戸水とを所定割合で混合する、米糠等発酵調合液の製造方法。
【請求項14】
原材料が塩、クエン酸、竜脳、発酵アルコール、ウコン抽出物、カンゾウ抽出物、ドクダミ抽出物および水であることを特徴とする、請求項13記載の米糠等発酵調合液の製造方法。
【請求項15】
原材料がオリゴ糖、塩、クエン酸、酒粕熟成物、キキョウ抽出物、ウイキョウ抽出物、ケイヒ抽出物、チョウジ抽出物および水であることを特徴とする、請求項13記載の米糠等発酵調合液の製造方法。

【請求項16】
原材料が塩、クエン酸、竜脳、l−メントール、発酵アルコール、ハッカ抽出物、ガイヨウ抽出物、ガイヨウ軟エキスおよび水であることを特徴とする、請求項13記載の米糠等発酵調合液の製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2006−36694(P2006−36694A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−219352(P2004−219352)
【出願日】平成16年7月27日(2004.7.27)
【出願人】(503192066)株式会社中村堂 (1)
【Fターム(参考)】