置換チオフェン
本発明は、特に抗ウイルス剤として、とりわけC型肝炎ウイルスに対して使用するための、置換チオフェンおよびその製造方法、疾患の処置および/または予防のためのその使用、および疾患を処置および/または予防する薬剤を製造するためのその使用に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】
式中、
R1は、(C3−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、5員〜7員のヘテロシクリル、フェニルまたは5員もしくは6員のヘテロアリールを表し
[ここで、フェニル、シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールは、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、ヒドロキシメチル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルキルスルホキシル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノチオカルボニルおよび(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノから成る群より互いに独立して選択される]、
R2は、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、5員〜7員のヘテロシクリルまたはベンジルを表し
{ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびベンジルは、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルキルスルホキシル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニル、(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノ、5員〜7員のヘテロシクリル、所望により、アルキルによって置換されていることもある(C3−C7)−シクロアルキルアミノカルボニルおよび所望により、アルキルによって置換されていることもある5員〜7員のヘテロシクリルカルボニルから成る群より互いに独立して選択される[上記において、アルキルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ヒドロキシ、アミノ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルスルホキシルおよび(C1−C6)−アルコキシカルボニルから成る群より互いに独立して選択される]}、
R3は、(C3−C7)−シクロアルキル、5員〜7員のヘテロシクリル、(C6−C10)−アリール、5員〜7員のヘテロアリール、−CH2−R4または−CH2−CH2−R5を表す
〈ここで、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C6−C10)−アリールオキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニル、(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノ、−OR6および−NR7R8から成る群より互いに独立して選択され
{上記において、アルキルは、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルチオ、フェニル、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニルおよび(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノから成る群より互いに独立して選択され[上記において、フェニルは、更に、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニルおよび(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノから成る群より互いに独立して選択される]、
R6およびR7は、互いに独立して、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、5員〜7員のヘテロシクリル、ベンジル、(C6−C10)−アリールまたは5員もしくは6員のヘテロアリールを表し[ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ベンジル、アリールおよびヘテロアリールは、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニルおよび(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノから成る群より互いに独立して選択される]、
R8は、水素、(C1−C6)−アルキルまたは(C3−C7)−シクロアルキルを表すか、または、
R7およびR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5員〜7員のヘテロ環を形成する}、
R4およびR5は、互いに独立して、(C3−C7)−シクロアルキル、5員〜7員のヘテロシクリル、(C6−C10)−アリールまたは5員〜7員のヘテロアリールを表す
[ここで、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニルおよび(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノから成る群より互いに独立して選択される]〉、
の化合物およびその塩、その溶媒和物およびその塩の溶媒和物。
【請求項2】
R1が、ピペリジニル、ピペラジニル、フェニル、ピリジルまたはチエニルを表し
[ここで、ピペリジニル、ピペラジニル、フェニル、ピリジルおよびチエニルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、フッ素、塩素、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、メチル、メトキシ、(C1−C4)−アルキルアミノ、(C1−C4)−アルキルカルボニル、メチルスルホニル、(C1−C4)−アルコキシカルボニルおよび(C1−C4)−アルキルアミノチオカルボニルから成る群より互いに独立して選択される]、
R2が、分枝状の(C3−C5)−アルキル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、テトラヒドロ−2H−ピラニル、ピペリジニル、テトラヒドロ−2H−チオピラニル、オキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニルまたは1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニルを表し
[ここで、アルキルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、メトキシ、メチルチオ、メチルスルホニル、メチルスルホキシルまたはメトキシカルボニルから成る群より互いに独立して選択される]、
R3が、シクロヘキシルまたはフェニルを表す
[ここで、シクロヘキシルおよびフェニルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、ヒドロキシ、(C1−C3)−アルキルおよび−OR6(ここで、R6は、(C1−C3)−アルキルを表す)から成る群より互いに独立して選択される]、
ことを特徴とする請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R1が、ピペリジニル、フェニルまたはピリジルを表し
[ここで、フェニルおよびピリジルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、フッ素、塩素、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、メチル、メトキシおよびメチルスルホニルから成る群より互いに独立して選択され、そして、
ここで、ピペリジニルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、フッ素、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、メチル、メトキシおよびメチルスルホニルから成る群より互いに独立して選択される]、
R2が、分枝状の(C3−C5)−アルキル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、テトラヒドロ−2H−ピラニル、ピペリジニル、テトラヒドロ−2H−チオピラニル、オキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニルまたは1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニルを表し
[ここで、アルキルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、メトキシ、メチルチオ、メチルスルホニル、メチルスルホキシルまたはメトキシカルボニルから成る群より互いに独立して選択される]、
R3が、シクロヘキシルを表す
[ここで、シクロヘキシルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ヒドロキシおよびメチルから成る群より互いに独立して選択される]、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
R2が、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表すことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
R2が、ピロリジニル、テトラヒドロ−2H−ピラニル、ピペリジニル、テトラヒドロ−2H−チオピラニル、オキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニルまたは1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニルを表すことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
R3が、シクロヘキシルを表す[ここで、シクロヘキシルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ヒドロキシおよびメチルから成る群より互いに独立して選択される]ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
式:
【化2】
(式中、R1、R2およびR3は、請求項1に示される意味を有し、そして、
R9は、アルキル、好ましくは、メチル、エチルまたはtert−ブチルを表す)
の化合物を塩基または酸と反応させることを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
【請求項8】
疾患の処置および/または予防のための請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
疾患を処置および/または予防する薬剤を製造するための請求項1〜6のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項10】
ウイルス感染症を処置および/または予防する薬剤を製造するための請求項1〜6のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項11】
ウイルス感染症が、C型肝炎ウイルスまたはフラビウイルス科の群に属する別の例による感染症であることを特徴とする、請求項10に記載の使用。
【請求項12】
請求項1〜6のいずれかに定義されている化合物を、別の活性成分と共に含んで成る薬剤。
【請求項13】
請求項1〜6のいずれかに記載の化合物を、不活性な、非毒性の薬学的に適切な添加剤と共に含んでなる薬剤。
【請求項14】
ウイルス感染症の処置および/または予防のための請求項13に記載の薬剤。
【請求項15】
抗ウイルス的に有効な量の、請求項1〜6のいずれかに記載の少なくとも一つの化合物、請求項12または13に記載の薬剤、または請求項9または11のいずれかによって得られる薬剤を投与することによるヒトおよび動物のウイルス感染症を制御する方法。
【請求項1】
式:
【化1】
式中、
R1は、(C3−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、5員〜7員のヘテロシクリル、フェニルまたは5員もしくは6員のヘテロアリールを表し
[ここで、フェニル、シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールは、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、ヒドロキシメチル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルキルスルホキシル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノチオカルボニルおよび(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノから成る群より互いに独立して選択される]、
R2は、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、5員〜7員のヘテロシクリルまたはベンジルを表し
{ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびベンジルは、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルキルスルホキシル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニル、(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノ、5員〜7員のヘテロシクリル、所望により、アルキルによって置換されていることもある(C3−C7)−シクロアルキルアミノカルボニルおよび所望により、アルキルによって置換されていることもある5員〜7員のヘテロシクリルカルボニルから成る群より互いに独立して選択される[上記において、アルキルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ヒドロキシ、アミノ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルスルホキシルおよび(C1−C6)−アルコキシカルボニルから成る群より互いに独立して選択される]}、
R3は、(C3−C7)−シクロアルキル、5員〜7員のヘテロシクリル、(C6−C10)−アリール、5員〜7員のヘテロアリール、−CH2−R4または−CH2−CH2−R5を表す
〈ここで、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C6−C10)−アリールオキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニル、(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノ、−OR6および−NR7R8から成る群より互いに独立して選択され
{上記において、アルキルは、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルチオ、フェニル、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニルおよび(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノから成る群より互いに独立して選択され[上記において、フェニルは、更に、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニルおよび(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノから成る群より互いに独立して選択される]、
R6およびR7は、互いに独立して、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、5員〜7員のヘテロシクリル、ベンジル、(C6−C10)−アリールまたは5員もしくは6員のヘテロアリールを表し[ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ベンジル、アリールおよびヘテロアリールは、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニルおよび(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノから成る群より互いに独立して選択される]、
R8は、水素、(C1−C6)−アルキルまたは(C3−C7)−シクロアルキルを表すか、または、
R7およびR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5員〜7員のヘテロ環を形成する}、
R4およびR5は、互いに独立して、(C3−C7)−シクロアルキル、5員〜7員のヘテロシクリル、(C6−C10)−アリールまたは5員〜7員のヘテロアリールを表す
[ここで、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、1〜3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルキルアミノ、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルキルカルボニル、(C1−C6)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、(C1−C6)−アルキルアミノカルボニルおよび(C1−C6)−アルキルカルボニルアミノから成る群より互いに独立して選択される]〉、
の化合物およびその塩、その溶媒和物およびその塩の溶媒和物。
【請求項2】
R1が、ピペリジニル、ピペラジニル、フェニル、ピリジルまたはチエニルを表し
[ここで、ピペリジニル、ピペラジニル、フェニル、ピリジルおよびチエニルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、フッ素、塩素、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、メチル、メトキシ、(C1−C4)−アルキルアミノ、(C1−C4)−アルキルカルボニル、メチルスルホニル、(C1−C4)−アルコキシカルボニルおよび(C1−C4)−アルキルアミノチオカルボニルから成る群より互いに独立して選択される]、
R2が、分枝状の(C3−C5)−アルキル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、テトラヒドロ−2H−ピラニル、ピペリジニル、テトラヒドロ−2H−チオピラニル、オキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニルまたは1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニルを表し
[ここで、アルキルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、メトキシ、メチルチオ、メチルスルホニル、メチルスルホキシルまたはメトキシカルボニルから成る群より互いに独立して選択される]、
R3が、シクロヘキシルまたはフェニルを表す
[ここで、シクロヘキシルおよびフェニルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ハロゲン、ヒドロキシ、(C1−C3)−アルキルおよび−OR6(ここで、R6は、(C1−C3)−アルキルを表す)から成る群より互いに独立して選択される]、
ことを特徴とする請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R1が、ピペリジニル、フェニルまたはピリジルを表し
[ここで、フェニルおよびピリジルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、フッ素、塩素、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、メチル、メトキシおよびメチルスルホニルから成る群より互いに独立して選択され、そして、
ここで、ピペリジニルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、フッ素、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、メチル、メトキシおよびメチルスルホニルから成る群より互いに独立して選択される]、
R2が、分枝状の(C3−C5)−アルキル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、テトラヒドロ−2H−ピラニル、ピペリジニル、テトラヒドロ−2H−チオピラニル、オキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニルまたは1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニルを表し
[ここで、アルキルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、メトキシ、メチルチオ、メチルスルホニル、メチルスルホキシルまたはメトキシカルボニルから成る群より互いに独立して選択される]、
R3が、シクロヘキシルを表す
[ここで、シクロヘキシルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ヒドロキシおよびメチルから成る群より互いに独立して選択される]、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
R2が、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表すことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
R2が、ピロリジニル、テトラヒドロ−2H−ピラニル、ピペリジニル、テトラヒドロ−2H−チオピラニル、オキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニルまたは1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニルを表すことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
R3が、シクロヘキシルを表す[ここで、シクロヘキシルは、1〜2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、この置換基は、ヒドロキシおよびメチルから成る群より互いに独立して選択される]ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
式:
【化2】
(式中、R1、R2およびR3は、請求項1に示される意味を有し、そして、
R9は、アルキル、好ましくは、メチル、エチルまたはtert−ブチルを表す)
の化合物を塩基または酸と反応させることを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
【請求項8】
疾患の処置および/または予防のための請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
疾患を処置および/または予防する薬剤を製造するための請求項1〜6のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項10】
ウイルス感染症を処置および/または予防する薬剤を製造するための請求項1〜6のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項11】
ウイルス感染症が、C型肝炎ウイルスまたはフラビウイルス科の群に属する別の例による感染症であることを特徴とする、請求項10に記載の使用。
【請求項12】
請求項1〜6のいずれかに定義されている化合物を、別の活性成分と共に含んで成る薬剤。
【請求項13】
請求項1〜6のいずれかに記載の化合物を、不活性な、非毒性の薬学的に適切な添加剤と共に含んでなる薬剤。
【請求項14】
ウイルス感染症の処置および/または予防のための請求項13に記載の薬剤。
【請求項15】
抗ウイルス的に有効な量の、請求項1〜6のいずれかに記載の少なくとも一つの化合物、請求項12または13に記載の薬剤、または請求項9または11のいずれかによって得られる薬剤を投与することによるヒトおよび動物のウイルス感染症を制御する方法。
【公表番号】特表2007−532481(P2007−532481A)
【公表日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−544336(P2006−544336)
【出願日】平成16年12月16日(2004.12.16)
【国際出願番号】PCT/EP2004/014335
【国際公開番号】WO2005/063734
【国際公開日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願人】(506207901)アイキュリス・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト (30)
【氏名又は名称原語表記】AiCuris GmbH & Co. KG
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年12月16日(2004.12.16)
【国際出願番号】PCT/EP2004/014335
【国際公開番号】WO2005/063734
【国際公開日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願人】(506207901)アイキュリス・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト (30)
【氏名又は名称原語表記】AiCuris GmbH & Co. KG
【Fターム(参考)】
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