説明

船の船体の状況或いは状態を調査し且つ決定するか、又は調査するか、或いは決定するシステムと方法

【課題】
船のドック入り間隔が選定でき、特に船の船体の状況或いは状態に依存して延長できるシステムと方法を提供すること。
【解決手段】
船の船体(10)の状況或いは状態、特に外板(12)を調査及び決定又はそのいずれか一方を行うシステム(100;100’)と方法を提供するために、特に船の船体(10)の状況或いは状態に依存して船のドック入り期間を延長させるように選択でき、外板(12)が特に少なくとも一つ格子或いは回路網によって細区分を備えていて、その細区分は船の船体(10)の状況或いは状態を調査し且つ決定するか、又は調査するか、或いは決定する少なくとも一つの浮動/潜水可能な調査/決定/測定ユニット(20、20’)と機能的に共働する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、船の船体の状況或いは状態を調査し且つ決定するか、又は調査するか、或いは決定するシステムと方法に関する。
【背景技術】
【0002】
船の点検のために所定期間(例えば5年)が設定され、この所定期間の経過の後に、船が塗装、検査、修理、分解検査、保守などのためにドックに入れなけばならない。
【0003】
しっかりと予め決定された期間が経過された後に船のそのような義務としてのドック入りは船主の高い費用と関連される。正確にそのような経済的理由のために、船主の利害関係において可能ならばこれら期間を延長させる、即ち船の状態を決定することに依存して期間を決定する。
【0004】
個々の環境に依存するドック入りの可能性は、さらに船により調査される水が硬度と汚染の可変な割合を示し、異なる範囲に侵略的であり、その結果、船、特に船の船体を異なる程度の強度にさせるので、しっかりと予め決定された塗装、検査、修理、分解検査、保守の間隔が通常には船の船体の現実の状況或いは現実の状態と対応しない背景に対して望ましくなかった。
【特許文献1】特表2003−534202号公報
【特許文献2】特開2005−199736号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この前に記述された不利益や不十分性から出発して略述した先行技術を認識して、この発明の課題は、船のドック入り間隔が選定でき、特に船の船体の状況或いは状態に依存して延長できる最初に記述されたタイプのシステムと方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は請求項1に記述された特徴を有するシステムにより且つ請求項14に記述された特徴を有する方法により達成される。
【0007】
この発明の有益な実施例と適切な更なる展開が従属請求項に特徴付けられている。
【0008】
巡航船、積み荷船或いはタンカーのような船が塗装、検査、修理、分解検査、保守などのためにドッグへもたらされた後の時間或いは期間を決定するために、この発明は、浮動/潜水可能な調査/決定/測定ユニット、特に浮動測定ステーションの形態に構成された水中車両によって船体状況或いは船体状態を自動調査、決定及び測定又はそのいずれか一つを行うシステムと方法を提供する。
【0009】
それで、この発明は、船の船体、特に外板の状況或いは状態を調査及び決定又はそのいずれか一方を行うシステムを提供し、システムが格子正方細区分を有するか、或いは個々のユニットを有する格子或いは回路網から成り、その格子或いは回路網が船の船体の外板の状況或いは状態を調査し且つ決定するか、又は調査するか、或いは決定する少なくとも一つの浮動/潜水可能な調査/決定/測定ユニットと機能的に共働する。
【0010】
格子或いは回路網は特に同じ形状として、正方形、長方形或いは他の幾何学的形状を有する表面構成として形成される個々のユニットに分割される。
【0011】
ユニットは文字、数字或いは文字/数字組合せのような少なくとも一つの指示手段或いは配分手段を備えている。
【0012】
さらに、個々のユニットと指示手段或いは配分手段をもつ格子或いは回路網は調査/決定ユニットによって走査され、光学的に検出されるか、或いは電子的に検出されて測定値に変換され得る。
【0013】
第一実施例によると、船の船体の外板が格子或いは回路網を備えている。この場合には、外板の細区分が塗装によって或いは特に外板の塗料の下に取付けられた設置可能な塗料ストリップによって装備される。
【0014】
第二実施例は、格子或いは回路網が調査/決定/測定ユニットの測定光学的システムに設置されていることを備える。
【0015】
第三実施例は、格子或いは回路網が船の船体と調査/決定/測定ユニットの測定光学的システムの間に視覚的に構成されていることを備える。
【0016】
格子或いは回路網が船の船体に調査/決定/測定ユニットにより伝送された測定光線に挿入されるならば、特に有益である。
【0017】
操縦され且つ無線制御された又は操縦されるか、或いは無線制御されるか、或いは手動制御された水中車両、特に潜水艇或いは潜水艦としての実施例に選択的に、調査/決定ユニットが同様に、調査される船の船体に沿って且つ調査される船の船体からの距離に、特に均一な距離に移動され得るモジュールとして構成される。
【0018】
浮動/潜水可能な調査/決定ユニットの特殊実施例にもかかわらず、この発明によると、特殊船外板構成が機能的に、特に電子機能的に浮動/潜水可能な調査/決定ユニットと共働する。
【0019】
この共働作用のために、調査/決定ユニットは、好ましくは例えば状況或いは状態の光視覚的、写真的或いは視覚的検出のために、例えば船の船体の塗料層厚さ及び粗さ又はそのいずれか一方、特に船の船体の外板の表面を調査/決定する、特に測定する調査/決定手段或いは測定装置を備えている。
【0020】
これら調査/決定手段或いは測定装置は、船の船体に個々のユニットを配置する少なくとも一つの装置として及び個々のユニットに外板の表面を走査する少なくとも一つの装置として及び外板の塗料層厚さ及び外板の粗さ又はそのいずれか一方を測定する少なくとも一つの装置として又はそのいずれか一つ装置として構成されている。
【0021】
この発明は、特に少なくとも一つの格子或いは回路網によって船の船体、特に外板の状況或いは状態を調査及び決定又はそのいずれか一方を行う方法に関し、格子或いは回路網が細区分を備えていて、前記細区分が船の船体或いは外板の状況或いは状態を調査し且つ決定するか、又は調査するか、或いは決定する少なくとも一つの浮動/潜水可能な調査/決定/測定ユニットと機能的に共働する。
【0022】
船の船体或いは外板の状況或いは状態を調査し且つ決定するか、又は調査するか、或いは決定する別の方法は、船の外壁上に部分的或いは全体的に延びている文字、数字或いは文字/数字組合せのような形態の指示手段或いは配分手段を備えた格子正方形細区分或いは個々のユニットを有する視覚的格子或いは回路網が船の船体の外板の絵入り表現と視覚表示として構成され、検査される船と平行に調査し得る浮動/潜水可能な調査/決定/測定ユニットによって外縁に作用されるので、個々の細区分或いはユニットが外板の対応領域或いは部分に設定されていて、その手段により船の船体或いは外板の状況或いは状態が光視覚的、写真的或いは視覚的検出により検査されることにある。
【0023】
さらに、この方法は、調査/決定/測定ユニットによって得られた測定値が評価され、これら測定値は船が塗装、検査、修理、分解検査、保守などのためのドック、特に乾燥ドックに搬入されるべき時間を算出するために使用されることを企図する。
【0024】
この発明は、最終的に文字、数字或いは文字/数字組合せのような形態の指示手段或いは配分手段を有する、特に例えば同じ形状のユニットの細区分を備えた格子或いは回路網によって、船の船体或いは外板の状況或いは状態を調査し且つ決定するか、又は調査するか、或いは決定する少なくとも一つの浮動/潜水可能な調査/決定/測定ユニットの使用に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
この発明は図面の例示実施例を参照して詳細に説明される。
【実施例】
【0026】
図1により且つ図2による線図から推論され得るように、この船の船体10の外板12が個々の平らな正方形16に分割されて船の船体10の状況或いは状態を自動的調査決定するこの発明のシステム100、100’を装備する。
【0027】
これら平らな正方形16は、船の外板12に適用された光学的に検出可能な格子或いは回路網14によって、例えば浮動/潜水可能な調査/決定ユニット20によって配置され得る、塗装によって或いは船の外板の塗料の下に取付けられた塗料ストリップによって、形成されている。同様に、外部から可視できないが、しかし船の側壁に配置され得る格子或いは回路網14を適用することが可能である。
【0028】
平らな正方形領域16はさらに走査可能な文字A,B,C,D...(図1による第一例示実施例を参照)及び走査可能な数字1,2,3,4,...(図2による第二例示実施例、特に図2の拡大円形線図を参照)を指示或いは配分手段として備えて、船の船体10の状況或いは状態の指令し、計画した連続的調査決定を保証する。
【0029】
図1による第一例示実施例では、システム100の第二部品、即ち浮動/潜水可能な調査/決定ユニット20が浮動測定ステーションとして構成された潜水艦20或いは船の形態の無線制御された或いは手動制御されて操縦された水中車両から成る。
【0030】
潜水艦20は例えばレーダーに基づいた及び例えば超音波に基づいた調査/決定ユニット22を備えて、即ち船の船体10に個々の平らな正方形16を配置させる装置、個々の平らな正方形16の船の外板12の表面を走査する装置、船の外板12の塗料の層厚を測定する装置などを備えて船の外板12の表面の状態の状況を測定する。
【0031】
例えばレーダーに基づいて、或いは例えば超音波に基づいて船の外板12に対する検出/測定光線24の反射(或いは少なくとも部分的反射)によって得られた測定値が評価されるか、又はこれら測定値は船が塗装、検査、修理、分解検査、保守などのために乾燥ドックに入らなければならない時間を算出するために使用される。
【0032】
船の外板12の表面状況或いは表面状態は視覚的に検出され得て;特に外板12の塗料層厚さや外板12の粗さが検出される。この場合には、測定装置は、船の外板12が写真的或いは光視覚的に及び電子手段によって又はいずれか一つにより検出され得る。
【0033】
この発明の範囲内では、浮動測定ステーションの形態の浮動/潜水可能な水中車両が第二船から出発して、例えば塗料層厚さや粗さのための船の船体10の調査が完了された後に再びこれに受け入れられることが考慮できる。
【0034】
図2を参照して説明されたシステム100’の第二例示実施例は基本的に図1によるシステム100の第一例示実施例と同じ方法原理に基づいているけれども、調査されるべき船の船体10に沿って移動され得る(二重矢印DP)浮動/潜水可能な調査/決定ユニット20’が船の船体の状況や状態を検出するために使用される。
【0035】
この場合には、調査/決定ユニット20’は例えば調査される船のレール上に配列され得る;特に、調査/決定ユニット20’は船の船体10の外側12上のケーブルによって下降され得る;特に、調査/決定ユニット20’は例えば可動懸架装置26に、可能ならば、船のレールに沿って移動され得る(二重矢印DP)ロッドに取り付けられ得る。
【0036】
この方法では、調査される船の船体10の外板12は連続的に即ち塗料層厚さや粗さのための指示或いは配分手段18の順序1,2,3,4,..によって走査され得る。
【0037】
図2による第二例示実施例の態様では、調査/決定ユニット20’は調査される船自体に配置されていないけれども、一定距離に、特に第二船、特に調査船のレールから均一に一定距離に配置されている。
【0038】
この第二船に沿って調査/決定ユニット20’を移動させることにより、塗料層厚さや粗さのための調査される船の船体10の外板12を連続的に走査することが可能である。
【0039】
この発明によるシステムの他の実施例は図3に示されている。この実施例では、船の船体10の外板12が平らな正方形として構成されたユニット16の形態の可視可能な或いは肉眼では見えない格子或いは回路網を有しない。
【0040】
塗装、検査、修理、分解検査、或いは保守のためのドック入りの時間或いは期間を確定できるために、システムはボート或いは潜水艦の形態の浮動/潜水可能な調査/決定/測定ユニットと調査/決定/測定ユニット20、20’の測定光学システムに配設されるか、或いは船の船体10とユニット20、20’の間に視覚的に構成される(図3)格子或いは回路網とを備える。それで、この格子或いは回路網14はユニット20、20’により船の船体10に伝送された測定或いは観察光線へ挿入され得る。この場合には、格子或いは回路網14は船の船体10の全外板12を覆い得るが、しかし外板の部分のみであって、その外板の部分から移動する格子或いは回路網14によりユニット20、20’が船の船体10と平行に移動するときに外板の他の部分の後の一部分が検出され得て、これが検査されて、船の船体10の測定部分を加えることにより船の船体或いはその外板12の完全監視画像が得られる。この実施例では、格子或いは回路網14は、文字、数字或いは文字と数字の組合せのような指示或いは配分手段18を備えている平らな正方形を形成する個々のユニット16に分割される。視覚的に挿入された格子或いは回路網14の使用或いは格子或いは回路網14の取り扱いは、格子或いは回路網が船の船体10の外板12に加えられる必要はないけれども、調査或いは決定手段と関連して使用され得る。それで、格子或いは回路網は例えば測定光線に関連して、或いは観察光学で使用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】船の前部分から成るこの発明の方法により作動するこの発明のシステムの第一例示実施例の斜視部分横断面図であり、外板が斜視図で平らな正方形の形態の格子模様を有するパターンを備えていて、測定装置を含有する浮動/潜水可能な水中車両から成る。
【図2】調査/決定ユニットから成るこの発明の方法により作動するこの発明のシステムの第二例示実施例の斜視側面図であり、調査/決定ユニットが調査される船、例えば巡航船、積み荷船或いはタンカーの船体に沿う或る距離に移動され得て、船の外板が平らな正方形の形態の格子模様から成るパターンを備えている。
【図3】耐航性調査/決定/測定ユニットから成るこの発明の方法により作動するこの発明のシステムの第三例示実施例の斜視図であり、船の船体の外板が格子正方形の形態の視覚的に構成された格子模様を使用して調査される。
【符号の説明】
【0042】
100....システム
100’...システム
10.....船の船体
12.....船の船体の外板
14.....船の船体10の外板上の可視可能な或いは肉眼では見えない格子或いは回路網
16.....船の船体10の外板上の格子或いは回路網により形成されたユニット、例えば平らな正方形(領域)或いは平らな長方形(領域)
18.....指示或いは配分手段18、例えば走査可能な文字及び走査可能な数字或いはそのいずれか一方
20.....特に水中車両の浮動/潜水可能な調査/決定ユニット
20’....浮動/潜水可能な調査/決定ユニット
22.....調査/決定ユニット20、20’の調査/決定手段、例えばレーダーに基づいた及び例えば超音波に基づいた又はいずれか一方に基づいた調査/決定手段
24.....調査/決定手段22の検出/測定光線
26.....可動懸架装置
28.....懸架装置のケーブル
DP.....二重矢印

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの格子或いは回路網(14)によって船の船体(10)、特に外板(12)の状況或いは状態を調査及び決定又はそのいずれか一方を行うシステム(100;100’)において、船の船体(10)の状況或いは状態を調査し且つ決定するか、又は調査するか、或いは決定する少なくとも一つの浮動/潜水可能な調査/決定/測定ユニット(20、20’)と機能的に共働する細区分を有することを特徴とするシステム。
【請求項2】
船の船体(10)、特に外板(12)の状況或いは状態を調査及び決定又はそのいずれか一方を行うシステム(100;100’)において、システムが格子正方細区分(16’)を有するか、或いは個々のユニット(16)を有する格子或いは回路網(14)から成り、その格子或いは回路網が船の船体(10)の外板(12)の状況或いは状態を調査し且つ決定するか、又は調査するか、或いは決定する少なくとも一つの浮動/潜水可能な調査/決定/測定ユニット(20、20’)と機能的に共働することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
格子或いは回路網(14)は特に同じ形状として、正方形、長方形或いは他の幾何学的形状を有する表面構成として形成される個々のユニット(16)に分割されることを特徴とする請求項1或いは2に記載のシステム。
【請求項4】
ユニット(16)は文字、数字或いは文字/数字組合せのような少なくとも一つの指示手段或いは配分手段(18)を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項5】
個々のユニット(16)と指示手段或いは配分手段(18)をもつ格子或いは回路網(14)は調査/決定ユニット(20、20’)によって走査され、光学的に検出されるか、或いは電子的に検出され、測定された値に変換され得ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
船の船体(10)の外板(12)が格子或いは回路網(14)を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
外板(12)の細区分が塗装によって或いは特に外板(12)の塗料の下に取付けられた設置可能な塗料ストリップによって装備されることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
格子或いは回路網(14)が調査/決定/測定ユニット(20、20’)の測定光学的システムに設置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項9】
格子或いは回路網(14)が船の船体(10)と調査/決定/測定ユニット(20、20’)の測定光学的システムの間に視覚的に構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項10】
格子或いは回路網(14)が船の船体(10)に調査/決定/測定ユニット(20、20’)により伝送された測定光線に挿入されていることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
調査/決定/測定ユニット(20或いは20’)は、操縦され且つ無線制御された又は操縦されるか、或いは無線制御されるか、或いは手動制御された水中車両、特に潜水艇或いは潜水艦として形成されるか、或いは調査される船の船体(10)に沿って且つ調査される船の船体(10)からの距離に、特に均一な距離に移動され得ることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項12】
調査/決定/測定ユニット(20或いは20’)は、例えば状況或いは状態の光視覚的、写真的或いは視覚的検出のために、例えば船の船体(10)の塗料層厚さ及び粗さ又はそのいずれか一方、特に船の船体(10)の外板(12)の表面を調査/決定する、特に測定する調査/決定手段(22)或いは測定装置を備えていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項13】
調査/決定手段(22)或いは測定装置が船の船体に個々のユニット(16)を配置する少なくとも一つの装置として及び個々のユニット(16)に外板(12)の表面を走査する少なくとも一つの装置として及び外板(12)の塗料層厚さ及び外板(12)の粗さ又はそのいずれか一方を測定する少なくとも一つの装置として又はそのいずれか一つ装置として構成されていることを特徴とする請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
特に少なくとも一つの格子或いは回路網(14)によって船の船体(10)、特に外板(12)の状況或いは状態を調査及び決定又はそのいずれか一方を行う方法において、格子或いは回路網が細区分を備えていて、前記細区分が船の船体(10)或いは外板(12)の状況或いは状態を調査し且つ決定するか、又は調査するか、或いは決定する少なくとも一つの浮動/潜水可能な調査/決定/測定ユニット(20、20’)と機能的に共働することを特徴とする方法。
【請求項15】
船の船体(10)或いは外板(12)の状況或いは状態を調査し且つ決定するか、又は調査するか、或いは決定する方法において、船の外壁上に部分的或いは全体的に延びている文字、数字或いは文字/数字組合せのような形態の指示手段或いは配分手段(18)を備えた格子正方形細区分(16’)或いは個々のユニット(16)を有する視覚的格子或いは回路網(14)が船の船体(10)の外板(12)の絵入り表現と視覚表示として構成され、検査される船と平行に調査し得る浮動/潜水可能な調査/決定/測定ユニット(20、20’)によって外縁(12)に作用されるので、個々の細区分(16’)或いはユニット(16)が外板(12)の対応領域或いは部分に設定されていて、その手段により船の船体(10)或いは外板(12)の状況或いは状態が光視覚的、写真的或いは視覚的検出により検査されることを特徴とする方法。
【請求項16】
調査/決定/測定ユニット(20、20’)によって得られた測定値が評価され、これら測定値は船が塗装、検査、修理、分解検査、保守などのためのドック、特に乾燥ドックのもたらされるべき時間を算出するように使用されることを特徴とする請求項14或いは15に記載の方法。
【請求項17】
文字、数字或いは文字/数字組合せのような形態の指示手段或いは配分手段(18)を有する、例えば同じ形状のユニット(16)の細区分を備えた格子或いは回路網(14)によって、船の船体(10)或いは外板(12)の状況或いは状態を調査し且つ決定するか、又は調査するか、或いは決定する少なくとも一つの浮動/潜水可能な調査/決定/測定ユニット(20、20’)を使用することを特徴とする使用方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−137563(P2009−137563A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−107819(P2008−107819)
【出願日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【出願人】(504168581)ベッカー・マリン・システムズ・ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディトゲゼルシャフト (16)
【Fターム(参考)】