説明

被検体の液膜計測方法および液膜計測装置

【課題】容器中の二相流状態における液膜厚さの分布情報を求めるために、CT画像により計測領域を2次元又は3次元の連続的情報として得る。CT装置での時間平均画像において液膜厚さを評価しようとした場合に、液膜分布を計測するために液膜の真値との相関関係を把握することが必要となる。
【解決手段】被検体を透過するエネルギーを持つX線源と、透過X線を検出する検出器と、被検体の全周方向からの透過データが取得可能な機構とからなるX線CT装置と、該被検体内の容器表面の液膜厚さを計測可能な厚さ計測器を少なくとも1つ有し、X線CT装置が取得するCT画像において厚さ計測器の計測位置と対応する箇所の液膜厚さを、厚さ計測器の計測値によりキャリブレーションを実施し、CT画像から液膜厚さを算出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線源と検出器を用いた被検体の検査システムに関し、詳しくは、放射線源と対向面に検出器を設置し、この放射線源と検出器との間に被検体を設置して被検体表面の状態を計測する検査システムに関する。
【背景技術】
【0002】
各種プラントに用いられる配管において、液体を給送する配管では多くの場合に内部が水蒸気と水との気液二相流状態となる。特に、沸騰水型軽水炉(BWR)原子力プラントでは圧力容器内部の燃料棒周囲で高温高圧条件となり、炉出力制御には燃料棒周囲の二相流状態の把握が重要となる。上記条件での二相流は沸騰開始点から環状噴霧流へと状態が遷移し、燃料棒周囲に液膜が発生する。液膜がなくなった状態をドライアウトと言い冷却がされないため熱暴走の危険度が高くなる。そのため、液膜厚さ分布を正確に把握し予測する技術が重要となる。
【0003】
圧力容器のような金属容器内部における液膜厚さ分布については通常の光学的な観測は不可能であり、容器内部の情報を得るためにCT(Computed Tomography)が利用されている。非特許文献1に示す様に、CTは放射線源と検出器を被検体の周囲で回転することにより、全周方向からの透過データを取得し、画像再構成演算により断面像を得るものである。これによりミリメートル以下の分解能を持つ画像が得られる。しかし、二相流のように常時流動状態にあるものを撮像した場合には、得られるCT画像は二相流の流れを時間平均した情報が再構成される。また、特許文献1には、配管内に固着する静止付着物の厚さを測定する測定装置において、放射線源と放射線センサが被測定管を挟んで回動自在に設けられ、被測定管の肉厚を測定する超音波接触子を備え、両者の測定値から付着物の厚さを算出する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−307841号公報
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】奈良林 直、師岡 慎一、秋葉 美幸「X線スキャン法におけるボイド率分布の測定」;混相流計測法、日本原子力学会(2002)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記CT方式においては、放射線源と検出器を被検体の周囲で回転することにより、全周方向からの透過データを取得し、画像再構成演算により断面像を得る。通常CT装置は静止物体の内部構造を検査する目的で使用するため、全周方向からのデータを取得するために10秒以上の時間をかけても、被検体となる静止物体は状態変化がないため透過データを再構成した画像はそのまま内部情報の断層像として利用できる。しかしながら、被検体となる容器内部の流体の速度が数m/sから数十m/sの高速で変化している場合には、放射線源と検出器が透過データを取得している間に時々刻々と状態が変化しており、この場合の透過データは内部状態の変化の時間平均情報を取得することとなり、再構成画像はデータを時間平均した濃淡を持ったグレートーン画像からなる断層像となる。
【0007】
一方、超音波計測などの厚さ計測器ではサンプリング周波数が数kHzから数十kHz以上と高く、液膜厚さの変化に対してほぼリアルタイムに計測することが可能である。しかし、厚さ計測器では計測領域が点状に限られて狭く、これを複数個設置したとしても離散的な限定位置での情報に止まる。
【0008】
金属容器中の液膜厚さの分布情報を求めるためには、CT画像のように計測領域が面積、あるいは体積的に連続な情報として得られることが必要となる。しかしながら、CT装置での時間平均画像において液膜厚さを評価しようとした場合に、液膜の真値との相関関係を把握することが、液膜分布を計測するための課題となる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、内部に気液二層流を給送する容器を有する被検体の前記容器表面の液膜厚さを算出する被検体の液膜厚さ計測方法において、前記被検体を透過するエネルギーを持つ放射線源と透過放射線を検出する検出器を有し前記被検体の全周方向からの透過データを撮像するCT装置と、前記被検体の容器表面の液膜厚さを計測する厚さ計測器を有し、前記CT装置が取得するCT画像において前記厚さ計測器の計測位置と対応する箇所の液膜厚さを前記厚さ計測器の計測値によりキャリブレーションを実施し、取得したCT画像の全範囲について前記容器表面の液膜厚さを算出することを特徴とする。
【0010】
または、被検体の液膜計測方法において、前記厚さ計測器のサンプリング周期を前記被検体内部の容器表面の液膜厚さの変化周期よりも短い周期とすることを特徴とする。
【0011】
または、被検体の液膜計測方法において、前記厚さ計測器の計測結果の時間平均値と、CT画像から計測した液膜厚さとを比較することによりキャリブレーションを実施することを特徴とする。
【0012】
または、被検体の液膜計測方法において、前記被検体の容器内部の流体速度を複数種類変化させて液膜厚さを計測し、キャリブレーションを実施することを特徴とする。
【0013】
または、被検体の液膜計測方法において、前記被検体の容器の高さ方向に厚さ計測器を複数設置して液膜厚さを計測し、キャリブレーションを実施することを特徴とする。
【0014】
または、被検体の液膜計測方法において、前記被検体の容器内部に設けられた構造物内部に厚さ計測器を設置して、前記構造物表面の液膜厚さを計測することを特徴とする。
【0015】
さらに、被検体の液膜計測装置において、内部に気液二層流を給送する容器を有する被検体に対し、該被検体外周に被検体中心軸と対称位置に回動自在に設けられた放射線源と検出器を有するCT装置と、前記被検体の容器外壁に設けられて前記容器厚さ及び容器内部の液膜厚さを検出する厚さ計測器と、該厚さ計測器に対向する位置のCT画像における液膜厚さをキャリブレーションするキャリブレーション制御部と、キャリブレーション後のCT画像から液膜厚さ分布を算出する液膜分布制御部を有することを特徴とする。
【0016】
さらに、被検体の液膜計測装置において、前記厚さ計測器のサンプリング周期を前記被検体内部の容器表面の液膜厚さの変化周期よりも短い周期とすることを特徴とする。
【0017】
さらに、被検体の液膜計測装置において、前記厚さ計測器の計測結果の時間平均値と、CT画像から計測した液膜厚さとを比較することによりキャリブレーションを実施することを特徴とする。
【0018】
さらに、被検体の液膜計測装置において、前記被検体の容器内部の流体速度を複数種類変化させて液膜厚さを計測し、キャリブレーションを実施することを特徴とする。
【0019】
さらに、被検体の液膜計測装置において、前記被検体の容器高さ方向に厚さ計測器を複数設置して液膜厚さを計測し、キャリブレーションを実施することを特徴とする。
【0020】
さらに、被検体の液膜計測装置において、前記被検体の容器内部に設けられた構造物内部に厚さ計測器を設置して、前記構造物表面の液膜厚さを計測することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明は、気液二層流を給送する容器を有する被検体の全周方向からの透過データを撮像するCT装置と、被検体の容器表面の液膜厚さを計測する厚さ計測器を有し、CT装置が取得するCT画像において厚さ計測器の計測位置と対応する箇所の液膜厚さを厚さ計測器の計測値によりキャリブレーションを実施し、取得したCT画像の全範囲について前記容器表面の液膜厚さを算出することにより、可視化が不可能な高速で流動変化する被検体内部の容器表面において、CT装置による液膜計測が可能となり正確な液膜分布計測を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施例1の液膜計測装置を示す模式図
【図2】本発明の実施例1の液膜計測装置を示す平面的な模式図
【図3】本発明の実施例1の液膜計測装置を示すブロック図
【図4】CT画像から液膜厚さを検出する原理を示す模式図
【図5】厚さ計測器による液膜厚さ計測結果を示すグラフ
【図6】CT画像から計測した液膜厚さと、厚さ計測器による液膜厚さ計測値の時間平均値との相関関係を示すグラフ
【図7】厚さ計測器を複数配置した応用例を示す模式図
【図8】本発明の実施例2を示す模式図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に、本発明の実施形態を各実施例について説明する。
【実施例1】
【0024】
図1、図2に本発明の実施例1を示す。図1には液膜計測装置を横方向から見た構成を示し、図2には装置を上方からみた構成を示す。X線源101を内部に有したX線管球102と、検出器103と、支持構造物104を有するX線CT装置が設けられている。X線管球102と検出器103は、支持構造物の回転軸に対し対称位置に配置され、支持構造物104により相対位置が決定される。支持構造物104の回転運動により、被検体である圧力容器105の周囲をX線管102と検出器103が回転する。この際、X線管102と検出器103の相対位置は変化しない。
【0025】
回転動作中、X線管102から照射されたX線106は圧力容器105を透過し、この透過X線が検出器103により検出され透過X線による透過データが得られる。この透過データを回転の一定角度ごとに検出し、全周方向について数百から数千の投影データを取得する。投影データは演算装置107により再構成演算が実施され、最終的にCT画像が得られる。CT画像再構成演算には、周知のFiltered Back Projection法や逐次近似法が用いられる。
【0026】
検出器103にアレイ状の1次元センサ列を用いた場合にはCT画像は2次元断層像となり、検出器103に2次元配列の平面センサを用いた場合にはCT画像は3次元立体像の情報が得られる。
【0027】
これらのCT画像が得られる位置と同じ高さに厚さ計測器108が配置される。このとき少なくともすなわちCT画像のエリア内に超音波センサが設置されていればよい。厚さ計測器108は、超音波式や渦電流式、あるいは電磁誘導式センサなどにより液膜109の厚さを計測するものであり、サンプリング周波数は容器105内部の液膜の変化速度に対して十分な計測量を確保できる、例えば10KHz程度の高い周波数を持ったものとする。
【0028】
図3は、本発明の実機使用時の制御系を含むシステム構成例を示すブロック図である。X線管102は高圧電源201と冷却器202に接続され、X線管システム制御部203により常に安定した管電圧と管電流が供給される。検出器103は検出器制御部204により制御され、データ取り込みタイミングやデータ収集が実施される。X線管システム制御部203および検出器制御部204はさらに中央制御部205に接続されており、中央制御部205にて各機器の動作タイミングが制御される。また、中央制御部205と接続された演算装置107においてデータ演算処理が実施されCT画像が生成される。各装置の動作状態や検査結果はモニタ206にて表示される。
【0029】
厚さ計測器108は、CT画像が取得される高さに圧力容器105に設置され、計測器制御部207にて動作制御、ならびに圧力容器105、液膜109厚さの計測データの取り込みが行われる。計測器制御部207の厚さ検出データと、演算装置107のCT画像データはキャリブレーション制御部208でキャリブレーションされた後、膜圧分布制御部209で膜圧分布が算出される。
【0030】
208は高電圧ケーブル、209は冷却ケーブル、210は高電圧発生器制御ケーブル、
211は冷却機制御ケーブル、212は検出器制御ケーブル、213、214は制御ケーブル、215、216はモニタケーブル、217は制御ケーブル、218は厚さ計測器制御ケーブル、219は性尾魚装置ケーブル、220は計測器ケーブル、221はキャリブレーションケーブルである。
【0031】
図4は、グレースケールで検出されたX線CT画像から、圧力容器の壁厚さと液膜厚さを抽出する原理を示す。液膜は例えば毎秒30m程度の高速で流動しており、同時に液膜厚さも高速で変化している。従って、X線CT画像は液膜変化周期に対して数桁長い時間をかけて透過データを取得しているため、液膜変化の時間平均を現したグレースケール画像となる。液膜厚さの曲線からCT値50%濃度相当部分の厚さをを液膜厚さとすることができる。
【0032】
図5に厚さ計測器108で液膜厚さを計測した結果の一例を示す。液膜の極めて高速の時間変化を捉えている。横軸のフレーム番号は非常に短い時間単位で表示されている、厚さ計測器108で取得した液膜の計測値を時間平均化した値と、CT画像において厚さ計測器108を設置した位置での画像より計測した液膜厚さを比較して、厚さ計測器108の計測値から導出した平均値によりキャリブレーションを実施することによりCT画像からの計測量が真値となる。この位置の相関係数をCT画像の他の部分での画像からの計測値に適用することで液膜分布が算定できる。
【0033】
上記したキャリブレーションの精度をさらに向上させるには、複数の液膜厚さでの相関をとれば良い。そのために、一例として内部流体の速度を変化させる方法がある。内部流体の速度を変えると液膜の様相も変化するために液膜厚さも変わる。大まかな傾向としては、速度を遅くすると液膜は厚くなり、速度を速くすると液膜は薄くなる。3段階に速度を変化させて複数の液膜厚さで相関を取得した応用例の場合のグラフを図6に示す。この様にすることでキャリブレーション精度を向上することが可能となる。
【0034】
また、別の方法としては、図7に示す様に高さ方向に複数の厚さ計測器108を設置する。一般に液膜は高さ方向で厚みが変化するため、この方法により同時に複数点での相関係数を取得することが可能となる。
【実施例2】
【0035】
図8に本発明の実施例2を示す。圧力容器105は内部に熱交換用配管等の別の構造物601を有している。構造物601周囲の液膜厚さを計測する場合に、構造物601の内部に厚さ計測器108を配置して液膜厚さを計測する。厚さ計測器108の設置位置はあらかじめ分かっているため、設置位置に合わせた高さのCT画像を取得し、CT画像から計測した液膜厚さと、厚さ計測器108の計測データの時間平均値を比較することでキャリブレーションを実施する。これにより圧力容器内部に構造物が設けられた場合でも、その表面の液膜厚さの分布について高精度で計測することが可能となる。
【符号の説明】
【0036】
101:X線源
102:X線管球
103:検出器
105:容器
107:演算装置
108:厚さ計測器
109:液膜
208:キャリブレーション制御部
209:液膜分布制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に気液二層流を給送する容器を有する被検体の前記容器表面の液膜厚さを算出する被検体の液膜厚さ計測方法において、
前記被検体を透過するエネルギーを持つ放射線源と透過放射線を検出する検出器を有し前記被検体の全周方向からの透過データを撮像するCT装置と、前記被検体の容器表面の液膜厚さを計測する厚さ計測器を有し、前記CT装置が取得するCT画像において前記厚さ計測器の計測位置と対応する箇所の液膜厚さを前記厚さ計測器の計測値によりキャリブレーションを実施し、取得したCT画像の全範囲について前記容器表面の液膜厚さを算出することを特徴とする被検体の液膜計測方法。
【請求項2】
請求項1に記載の被検体の液膜計測方法において、前記厚さ計測器のサンプリング周期を前記被検体内部の容器表面の液膜厚さの変化周期よりも短い周期とすることを特徴とする被検体の液膜計測方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の被検体の液膜計測方法において、前記厚さ計測器の計測結果の時間平均値と、CT画像から計測した液膜厚さとを比較することによりキャリブレーションを実施することを特徴とする被検体の液膜計測方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の被検体の液膜計測方法において、前記被検体の容器内部の流体速度を複数種類変化させて液膜厚さを計測し、キャリブレーションを実施することを特徴とする被検体の液膜計測方法。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれかに記載の被検体の液膜計測方法において、前記被検体の容器の高さ方向に厚さ計測器を複数設置して液膜厚さを計測し、キャリブレーションを実施することを特徴とする被検体の液膜計測方法。
【請求項6】
請求項1乃至4のいずれかに記載の被検体の液膜計測方法において、前記被検体の容器内部に設けられた構造物内部に厚さ計測器を設置して、前記構造物表面の液膜厚さを計測することを特徴とする被検体の液膜計測方法。
【請求項7】
内部に気液二層流を給送する容器を有する被検体に対し、該被検体外周に被検体中心軸と対称位置に回動自在に設けられた放射線源と検出器を有するCT装置と、前記被検体の容器外壁に設けられて前記容器厚さ及び容器内部の液膜厚さを検出する厚さ計測器と、該厚さ計測器に対向する位置のCT画像における液膜厚さをキャリブレーションするキャリブレーション制御部と、キャリブレーション後のCT画像から液膜厚さ分布を算出する液膜分布制御部を有することを特徴とする被検体の液膜計測装置。
【請求項8】
請求項7に記載の被検体の液膜計測装置において、前記厚さ計測器のサンプリング周期を前記被検体内部の容器表面の液膜厚さの変化周期よりも短い周期とすることを特徴とする被検体の液膜計測装置。
【請求項9】
請求項7または8に記載の被検体の液膜計測装置において、前記厚さ計測器の計測結果の時間平均値と、CT画像から計測した液膜厚さとを比較することによりキャリブレーションを実施することを特徴とする被検体の液膜計測装置。
【請求項10】
請求項7乃至9のいずれかに記載の被検体の液膜計測装置において、前記被検体の容器内部の流体速度を複数種類変化させて液膜厚さを計測し、キャリブレーションを実施することを特徴とする被検体の液膜計測装置。
【請求項11】
請求項7乃至10のいずれかに記載の被検体の液膜計測装置において、前記被検体の容器高さ方向に厚さ計測器を複数設置して液膜厚さを計測し、キャリブレーションを実施することを特徴とする被検体の液膜計測装置。
【請求項12】
請求項7乃至11のいずれかに記載の被検体の液膜計測装置において、前記被検体の容器内部に設けられた構造物内部に厚さ計測器を設置して、前記構造物表面の液膜厚さを計測することを特徴とする被検体の液膜計測装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−63282(P2012−63282A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−208677(P2010−208677)
【出願日】平成22年9月17日(2010.9.17)
【出願人】(507250427)日立GEニュークリア・エナジー株式会社 (858)
【Fターム(参考)】