記憶値カードデータを安全に認証および分配するシステムおよび方法
【課題】通信ネットワークを通してユーザと中央プロセッサ間で記憶値カードデータを安全に認証および分配するコンピュータ化システムおよび方法。
【解決手段】各記憶値カードに対する記憶値カードデータならびに記憶値カードのステータスを変更する要求の信頼されている源を識別する情報および/または有効な要求を送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報を含む複数の記録を含む複数の記録をデータベースに記憶することを可能にする。送信ステップは通信ネットワークを通して要求端末から中央プロセッサに記憶値カードのステータスを変更する要求を送信できる。中央プロセッサは要求端末および/または通信ネットワークが信頼されている源かどうか決定する。要求端末または通信ネットワークが信頼されている源または信頼されている通信ネットワークであるかどうかに基づいて要求を処理することおよびカードを起動することが可能となる。
【解決手段】各記憶値カードに対する記憶値カードデータならびに記憶値カードのステータスを変更する要求の信頼されている源を識別する情報および/または有効な要求を送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報を含む複数の記録を含む複数の記録をデータベースに記憶することを可能にする。送信ステップは通信ネットワークを通して要求端末から中央プロセッサに記憶値カードのステータスを変更する要求を送信できる。中央プロセッサは要求端末および/または通信ネットワークが信頼されている源かどうか決定する。要求端末または通信ネットワークが信頼されている源または信頼されている通信ネットワークであるかどうかに基づいて要求を処理することおよびカードを起動することが可能となる。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は2003年4月11日に出願された米国出願第10/411,971号の利益を主張するものであり、この米国出願は2000年8月18日に出願された米国出願第09/641,363号に対して優先権を主張し、この米国出願は1999年8月19日に出願された米国仮出願第60/149,740号に対して優先権を主張し、これらのすべては参照によりここに組み込まれている。本出願は2002年9月24日に出願された米国出願第10/253,243号および2002年9月24日に出願された国際出願第PCT/US02/30281号に関連する。米国出願第10/253,243号および国際出願第PCT/US02/30281号は2002年7月15日に出願された米国仮出願第60/396,404号および2001年9月24日に出願された米国仮出願第60/324,333号に対して優先権を主張する。これらのすべては参照によりここに組み込まれている。
【発明の分野】
【0002】
本発明は一般的に遠隔のデータ認証と分配に関連する。さらに詳細には、本発明は通信ネットワークを通して複数のユーザと中央プロセッサとの間で、記憶値カードデータを安全に認証および分配するシステムおよび方法に関連する。
【発明の背景】
【0003】
記憶値カードは通信ネットワークを通して認証および分配することができる。通信ネットワークの例は専用電話回線、公衆電話リンク、およびインターネットまたは他のネットワーク化通信を含む。記憶値カードのデータはカードの所有者またはエンドユーザによりプリペイドされるサービスおよび/または製品に関連する。記憶値カードデータにより対処されるかもしれないプリペイドサービスの例は、長距離電話通信、ワイヤレス通信、ページング、およびワイヤレスウェブアクセスを含むインターネット可能な通信サービスを含む。記憶値カードデータにより対処されるかもしれないプリペイドサービスおよび/または製品の他の例は、ギフトカード、プリペイドガスカード、プリペイド食品雑貨カード、プリペイドエンターテイメントカード、ダウンロード可能な着信音カード、ダウンロード可能なゲームカード、MP3,MP4,WMV,WAV,もしくはその他の音楽フォーマットを使用するダウンロード可能な音楽カード、他の任意のダウンロード可能なソフトウェアカード、顧客謝礼カード、あるいは、カードの所有者によりプリペイドされてもよい製品、サービス、または両方のための、他の何らかのタイプの記憶値カードを含む。
【0004】
プリペイド長距離電話カードのような記憶値カードは、一般的に、電話業界で使用され、顧客が長距離通話時間を予め購入することができる。それぞれのカードは印刷された識別番号を有している。関係する識別情報を、磁気的にその中に記憶し、またはバーコードに印刷することができる。識別番号はまた、カード発行者により維持されるデータベース中のファイルに記憶される。従来のビジネスモデルでは、カードがそこから売られることになる小売のロケーションへ送られるとき、データベース中の対応する記録が起動され、カードが顧客によりただちに使用できるようにする。カードをプリペイド長距離カードとして使用するためには、顧客はトールフリー番号をダイヤルしてカード発行者のシステムにアクセスし、識別番号を入力し、その後、望みの長距離通話を行う。
【0005】
これらの先行技術のプリペイド電話カードシステムは、いくつかの欠点を有する。例えば、カードは小売ロケーションの棚上にあるときから起動されているため、カードは盗人により窃盗され容易に使用されるかもしれない。先行技術のプリペイド電話カードシステムの不利点のいくつかを取扱う1つの方法は、プリペイドカード発行者に対して一意的な起動端末をインストールすることである。これは“クローズドシステム”として言及されている。スティムソン氏らに対する米国特許第5,577,199号はそのようなクローズドシステムを開示している。スティムソンシステムでは、カードは予め起動されていない。カードがそこから売られることになる各小売ロケーションに専用の起動端末が提供され、この専用の起動端末は、小売オペレーターが販売の時点でカードの値を設定することを可能にする。起動端末はカード発行者のシステムに接続して、値の量を伝え、カードの起動を要求する。使い切ったカードは、それらが売られるのと同じ方法で、再チャージすることができる。スティムソンシステムの重大な欠点は、単機能の専用ハードウェアを各小売ロケーションにインストールすることを必要とすることであり、これは、ほとんど融通がきかない、高価なシステムとなっていた。
【0006】
ドーフ氏に対する米国特許第6,000,608号は多機能カードシステムを提供し、これは取引を取り扱うクローズドシステムの使用を必要とせずに、カードを変化する量で購入でき、再チャージすることができるプリペイド電話カード起動システムを含む。バンキングシステムに接続されたポイントオブセール装置を使用することによって、ドーフ氏はスティムソン氏の不利点のいくつかを解消しようとするが、ドーフ氏は多数のユーザがアクセス可能な何らかのシステムで結果として起こり得る潜在的セキュリティ違反の検出を強化するためにカード起動要求の源を確認するのに失敗したと考えられている。
【0007】
要求が送信される通信ネットワークに基づいて、記憶値カード起動、動作停止、および/または、値の変更のような、記憶値カード要求を選択的に処理するシステムおよび方法が提供されることがさらに望ましい。加えて、要求の源に基づいて、記憶値カード要求を選択的に処理するシステムおよび方法が提供されることがさらに望ましい。そのような要求は非認証のユーザに使用可能なさまざまな通信ネットワークを通して受信可能である。そのような要求が行われる前に、あるいは同時に、それぞれ、有効な要求を伝送または行うために認証された、複数の通信ネットワークおよび起動要求の複数の源を決定する方法が提供されることがさらに望ましい。
【発明の概要】
【0008】
一般的に言うと、前述の必要性は1つの例示的な実施形態において、通信ネットワークを通して記憶値カードデータを安全に認証および分配するコンピュータ化された方法を提供することによって満たされる。方法は各記憶値カードのための記憶値カードデータを含む複数の記録、ならびに、記憶値カードのステータスを変更する要求の信頼されている源を識別する情報および/または有効な要求を送信すると知られている信頼されている通信ネットワークを識別する情報を含む複数の記録をデータベースに記憶することができる。信頼されている源は、任意の要求者を含むことができ、これは専用回線上のマーチャント端末、特定のまたは識別された電話番号のマーチャント端末、および特定のまたは識別されたインターネットIPアドレスのマーチャント端末を含む。信頼されている源であるとして識別されている信頼されている通信ネットワークは、要求者が静的IPアドレスを持っているときはインターネット、またはWANもしくはLANのような他の何らかのコンピュータネットワーク、専用電話回線のような専用データ回線、および自動番号識別(ANI)を提供する公衆電話交換ネットワークを含んでいてもよい。送信ステップは、記憶値カードのステータスを変更する要求を、通信ネットワークを通して要求端末から中央プロセッサに送信することを可能にする。そのような通信ネットワークは、専用電話回線のような専用データ回線、フレームリレーまたはX.25回路、公衆電話交換ネットワークのような公衆電話リンク、およびマーチャント端末がWANもしくはLANの一部であるネットワークを含むインターネットを含む。中央プロセッサは1以上の通信ネットワークを通して、マーチャント端末からの要求を受信し、それぞれの端末が信頼されている源かどうか、および/または、要求が信頼されている通信ネットワークを通して送信されたかどうか決定するように構成されている。処理ステップは決定ステップに基づいて要求を処理することを可能にする。
【0009】
それらのさらに別の観点では、本発明は通信ネットワークを通して記憶値カード要求を安全に認証および分配するためのコンピュータプログラムコードでエンコードされた、コンピュータ読み取り可能な媒体を提供することにより、前述の必要性を満たす。プログラムコードは、中央プロセッサに結合されたデータベースを制御することと、各記憶値カードのための記憶値カードデータとともに、記憶値カード処理要求を行う信頼されている源を識別する情報、および/または、記憶値カード処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報を含む複数の記録をデータベースに記憶することと、通信ネットワークを通して、要求端末から中央プロセッサへの、記憶値カードを処理するための要求を受信することと、それぞれの要求端末が処理するための要求の信頼されている源であるかどうか、および/または、通信ネットワークが処理するための要求を伝送もしくは送信する信頼されている通信ネットワークかどうか決定することと、決定ステップに基づいて要求を処理することを含む方法をコンピュータに実行させる。
【0010】
他の実施形態を考えることができる。
【0011】
それらのさらに別の観点では、本発明は記憶値カード取引を安全に認証する方法を提供することにより、前述の必要性を満たす。方法は記憶値カード処理要求の1以上の信頼されている源、および/または、記憶値カード処理要求を伝送および/もしくは送信する1以上の信頼されている通信ネットワークを識別する識別ステップを含む。割当ステップは各識別された、信頼されている源および信頼されている通信ネットワークに識別子が割り当てられることを可能にする。記憶ステップは、記憶値カードを処理する要求を受信するように構成されたプロセッサに結合されたデータベース中に識別子を記憶することを可能にする。記憶ステップでは、要求は通信ネットワークを通してユーザ端末から受信される。他のステップでは、それぞれの要求端末が処理のための要求の信頼されている源であるかどうか決定され、および/または、通信ネットワークが処理のための要求を伝送もしくは送信する信頼されている通信ネットワークかどうか決定される。最後に、方法は決定ステップに基づいて要求を処理することを可能にする。
【0012】
他の実施形態を考えることができる。
【0013】
それらのさらに別の観点では、本発明は複数の端末および中央プロセッサ間の通信ネットワークを通して記憶値カード要求を認証するシステムを提供することにより、前述の必要性を満たす。システムは中央プロセッサに結合されたデータベースを具備する。システムはまた、各記憶値カードに対する記憶値カードデータとともに、記憶値カード処理要求を行う信頼されている源を識別する情報、および/または、記憶値カード処理要求を伝送もしくは送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報を含む複数の記録をデータベース中に記憶するように構成された記憶モジュールを具備する。システムはまた、それぞれの記憶値カードの値に対応するパラメータを各記憶された記録中に規定するように構成された値モジュールと、各要求端末から中央プロセッサへの要求を処理するように構成された第1の処理モジュールを具備し、中央プロセッサは、要求が信頼されている源から発信されたかどうか、および/または、要求が信頼されている通信ネットワークによって送信もしくは伝送されたかどうかに基づいて、要求を受け入れるように構成されている。
【0014】
他の実施形態を考えることができる。
【0015】
本発明のさらに別の実施形態にしたがうと、記憶値カード取引を安全に認証する方法が提供される。方法は記憶値カード処理要求の1以上の信頼されている源と、および/または、記憶値カード処理要求を伝送および/もしくは送信する1以上の信頼されている通信ネットワークとを識別することを含む。割当ステップは、各識別された、信頼されている源および信頼されている通信ネットワークに識別子を割り当てることを可能にする。記憶ステップは、プロセッサに結合されたデータベースに識別子を記憶することを可能にする。受信ステップは記憶値カードを処理する要求を受信することを可能にし、要求は通信ネットワークを通してユーザ端末から受信される。決定ステップは、それぞれの要求端末が処理のための要求の信頼されている源かどうか決定することを可能にし、および/または、通信ネットワークが処理するための要求を伝送もしくは送信する信頼されている通信ネットワークであるかどうか決定することを可能にする。最後に、処理ステップは決定ステップに基づいて、要求を処理することを可能にする。
【0016】
他の実施形態を考えることができる。
【0017】
本発明のいくつかの実施形態を詳細に説明する前に、以下の説明で述べられ図中に図示された構成要素の構成および配置の詳細に本発明の適用が限定されるべきでないことを理解すべきである。本発明は他の実施形態が可能であり、さまざまな方法で実施または実行することができる。また、ここで使用されている語句および専門用語は記述目的のためのものであり、限定していると考えるべきではないことも理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】図1は、図1ないし3に示されるようなさまざまな例示的な記憶値カードユーザツリーが本発明を具体化する遠隔記憶値カードデータ管理システムに通信ネットワーク経由でどのように接続されているかを示す概略ブロック図を図解する。
【図2】図2は、図1ないし3に示されるようなさまざまな例示的な記憶値カードユーザツリーが本発明を具体化する遠隔記憶値カードデータ管理システムに通信ネットワーク経由でどのように接続されているかを示す概略ブロック図を図解する。
【図3】図3は、図1ないし3に示されるようなさまざまな例示的な記憶値カードユーザツリーが本発明を具体化する遠隔記憶値カードデータ管理システムに通信ネットワーク経由でどのように接続されているかを示す概略ブロック図を図解する。
【図4】図4は、図1ないし3に示されるようなさまざまな例示的な記憶値カードユーザツリーが本発明を具体化する遠隔記憶値カードデータ管理システムに通信ネットワーク経由でどのように接続されているかを示す概略ブロック図を図解する。
【図5】図5は図1ないし3に示された電気通信カードデータ管理システムの例示的なモジュールのアーキテクチャである。
【図6】図6は図5のシステムにより実現されてもよい本発明の1つの観点を図解する例示的なフローチャートである。
【図7】図7は図4のシステムにより実現されてもよい本発明の他の観点を図解する例示的なフローチャートである。
【図8A】図8Aは、通信ネットワークを図解するブロック図である。
【図8B】図8Bは、通信ネットワークを図解するブロック図である。
【図8C】図8Cは、通信ネットワークを図解するブロック図である。
【図9】図9は、例示的なユーザツリー、および、端末と中央プロセッサとの間の記憶値カードに対する要求の通信パスを図解する。
【図10】図10は、図3のシステムにより実現されてもよい本発明の他の観点を図解する例示的なフローチャートである。
【実施形態の詳細な説明】
【0019】
図1ないし4は、本発明のシステムおよび技術からの恩恵を受けるかもしれないエンティティツリーの例を図解する。図の簡素化のため、トップの顧客/販売者階層は省略されている。各販売者はそれに対して、図解されたタイプの構造の内の任意のもので部下を持つことができる。各ケースにおいて、マーチャント2はトップにあり、ロケーション3の階層は端末12の階層の真上であることに留意すべきである。
【0020】
図1ないし3に示されるように、例えば公衆電話交換ネットワーク、ワイヤレスネットワーク、専用電話回線のような専用データ回線、クレジットカードまたはデビットカードネットワーク、インターネット、イントラネット等の通信ネットワーク10を通して、クレジットもしくはデビットカード取引が認証または拒否され、および/または、ポイントオブセール端末12、例えばクレジットもしくはデビットカード端末が使用されて、本発明の譲受人により管理または動作されるような記憶値カードデータ管理システム14に認証要求が送信される。システム14はデータベース18に結合された中央プロセッサ16を具備する。中央プロセッサ16はホストコンピュータ、コンピュータサーバ、取引を受信して、予め定められた規則にしたがってそれらを処理するソフトウェアアプリケーションを備えたコンピュータシステム、そして他の任意のコンピュータシステムとすることができる。データベース18は本発明の譲受人により発行される各記憶値カードのための記憶値カードデータを含む、複数の記録を記憶する。データベースはまた、例えば記憶値カードを起動させる要求のような、記憶値カード処理要求を行う信頼されている源を識別する情報を記憶することができる。そしてデータベースは、記憶値カード処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報を付加的に記憶することができる。識別情報は、電話番号、静的IPアドレス、パスワード、PIN、マーチャントおよび/または端末ID、あるいは、特定のユーザ、マーチャント端末または通信ネットワークと関係することが可能である、他の一意的なコードとすることができる。コードは端末においてユーザによって選択され、ランダムに割り当てられ、または中央プロセッサ16によるコードのリストから選択されて、端末に割り当てられてもよい。クレジットもしくはデビットカードネットワークの場合は、各記憶値カードの取引要求が、平均して、例えば約2秒のようなある時間内に、取り扱われることが期待され、さもなければ、ユーザはそのネットワークを使用するための認可を失うかもしれない。
【0021】
それぞれの要求端末は、通信ネットワーク10を使用して、認証要求を適切なホストバンク20を通して、中央プロセッサに送信するかもしれない。認証要求はまた、ホストバンク20を経由することなく、通信ネットワーク10に直接ルーティングすることが可能である。図1から3は通信ネットワークおよび中央プロセッサ間の、任意にホストバンクを経由する例示的なリンクアーキテクチャを示している。つまり、リンクアーキテクチャはマーチャントから通信ネットワークへの、ホストバンクへの、そして中央プロセッサへのカード関連データの通信を可能にする。通信ネットワークは、1つの例示的な実施形態ではVisaルートの取引のためのVisaネットワークである。例えばホスト−ホストのアーキテクチャ接続のような、他のリンクアーキテクチャも実施可能であることを理解すべきである。この場合には、専用リンクまたはインターネットのような通信ネットワークは、本発明の譲受人の“ホスト”システムとマーチャントの“ホスト”システムとの間で直接的であるだろう。したがって、本発明はホストバンクを要求するアプリケーションに限定されるものではないので、ホスト−ホスト接続はカード関連データを中央プロセッサへ転送するために、何らかのホストバンクまたはVisaネットワークを必要としない。
【0022】
認証要求は、例えばその端末の電子署名、端末のIPアドレス、端末の電話番号、または端末により提供されたパスワードといった、読取り機に通されたカードと読取りに使用された端末とに関する情報を含むかもしれない。カードを読取り機に通すこと以外にも、カードの識別子を獲得するために他の方法を使用してもよいことを理解すべきである。例えば、情報はバーコードスキャンされ、またはコンピュータのキーボードにより入力することも可能である。さらに、マーチャント端末12は通信ネットワークを通してカード識別子情報を送信することができる何らかのシステムとすることができる。したがって、マーチャント端末12は電話機、電子キャッシュレジスタ、クレジットカード機器、ファックス機器、コンピュータ、または、情報を送受信できる他の機器であってもよい。
【0023】
本発明のシステムの他の観点では、図3および4に示すように、マーチャントおよび端末は、グループに分けることが可能であり、グループ分けの状況が、カード起動、課金、手数料支払、レポート、在庫管理等のようなそれぞれのユーザが実行するかもしれない活動のセットの内からの何らかの特定の活動を実行する目的のためであるかどうかによってグループのメンバーは変化する。例えば、マーチャントXからの端末Aは、マーチャントYからの端末Bとともに、起動グループIに入っていてもよいが、課金の目的では2つの端末は異なるグループに入るかもしれない。また、マーチャントXは、端末A、BおよびCに関連付けられてもよく、したがって端末A、BおよびCは同一グループに分類されてもよい。マーチャントXは、またマーチャントYとその端末D、EおよびFとグループ化されてもよい。このようにして、端末A−Fは例えば同じ起動グループに入ってもよい。中央プロセッサは、要求者が信頼されている源であると考えられている他の端末またはマーチャントと同じグループに入っているかどうかに基づいて、端末が信頼されている源であるかどうか決定するように予め構成されている。
【0024】
所定のグループ内の端末は、通信ネットワークを共有することができる。例えば、所定のグループ内のすべての端末は、それらを中央プロセッサに接続する専用データ回線を共有していてもよい。中央プロセッサが、要求は専用データ回線経由で受信されたことを認識し、専用データ回線は信頼されている源であることを決定したとき、要求を認証することが可能である。同様に、所定のグループ内の端末は、静的IPアドレスのセットを共有することができる。1つの実施形態では、グループと関係したエンティティによって動作されるサーバに端末がログオンしたときに、端末には静的IPアドレスが割り当てられる。サーバエンティティは、IPアドレスの定義されたセットの中から選択されたIPアドレスを端末に割り当てる。定義されたセット内の各IPアドレスは信頼されている源であり、よって、データベースに記憶された識別子情報を有する。
【0025】
これらのグループの管理と定義は、信頼されている源と信頼されている通信ネットワークのリストを、データベースに記憶するように構成されているモジュールの責任である。データベースはまたそれぞれのユーザがそれぞれの端末から実行してもよい活動のセットを示すテーブルを含むことが可能である。
【0026】
図4は記憶値カードマーチャント2のための例示的なエンティティツリーを示す。1以上のマーチャント端末12は、特定の店の位置のような、マーチャントの特定のロケーション3に位置する。1以上のロケーション3は記憶値カードマーチャント2に関係付けられる。記憶値カードマーチャント2はその後、他の記憶値カードマーチャント2と関連付けられ、またはそうでなければ、関係付けられ、他の記憶値カードマーチャント2は次に、付加的な記憶値カードマーチャント2とのさらなる関連を有する。そのような記憶値カードマーチャント2のネットワークによって、所定のマーチャント2は、他のマーチャント2を通して、1以上のロケーション3および端末12と関係付けられてもよい。図の簡素化のために、記憶値カードデータ管理システムを表すブロック、および他の関係するブロックは、図4に示されるユーザエンティティツリーに示されていない。しかしながら、図1ないし3に例示的に図解されるように、またはここにさらに述べられるように、そのような各ユーザエンティティツリーは記憶値カードデータ管理システム14へと、同様に相互接続されていることを理解すべきである。
【0027】
図5は記憶値カードデータ管理システム16との接続について、さらに詳細を図解している。図5に示されるように、中央プロセッサ16は記憶制御モジュール34を含み、記憶制御モジュール34は、各記憶値カードに対する記憶値カードデータ、記憶値カード処理要求を行う信頼されている源を識別する情報、および記憶値カード処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報を含む、複数の記憶値カード記録37をデータベース18に記憶することを可能にする。関係モジュール36は各記憶された記録内で、各記憶値カードおよび各端末に一意的に一致する、それぞれの識別子を関係付けることを可能にし、もしくは、カードまたは端末を他の関係する識別子情報と一致させる。カード値モジュール35は各記憶された記録内で、各記憶値カードの値に対応したパラメータを定義することを可能にする。このパラメータは各記憶値カードの値に対応した金額を含むことが可能であり、またはそのようなパラメータは各記憶値カードの値に対応した時間単位を含むことが可能であり、もしくは上記の両方を含むことが可能である。カード値モジュール35はパラメータまたは方法を定義することも可能であってもよく、このパラメータまたは方法によりカードの値を変更することができる。
【0028】
通信ネットワークを通して送信される記憶値カードデータはI/Oモジュール33により受信されるので、第1の処理モジュール30はそれぞれの要求端末から中央プロセッサへの記憶値カード起動の要求を処理することができる。中央プロセッサはこのように、要求が信頼されている源からのものかどうか、または要求が信頼されている通信ネットワークを通して送信されたかどうかに基づいて、起動要求あるいは、他の処理要求を受入もしくは拒否できる。
【0029】
処理モジュールはまた、値を変更し、値をリフレッシュし、値を返還させ、値を他の商品、サービス、または通貨に切り替え、もしくは記憶値カードのステータスを変更するためのモジュールを含んでいてもよい。他の処理モジュールを考慮することもできる。リフレッシュモジュールはカードの値をカードの元の値に戻してもよい。代わりに、リフレッシュモジュールはカードの元の値をカードの現在の値に付加してもよい。例えば、リフレッシュモジュールにより、15ドルの現在の値と20ドルの元の値を持つカードは、リフレッシュモジュールのタイプによって、20ドル(元の値)に、または35ドル(現在の値+元の値)に増加させることが可能である。一般的に言うと、値は予め定められた増分(10ドルのような)で、または予め定められていない何らかの量で変更することが可能である。返還モジュールは顧客にカードの値またはカードの値の一部を返金してもよく、あるいは顧客の口座に金銭や他のクレジットを提供してもよい。返還モジュールはまた、マーチャント、マーチャントパートナー、または中央処理局を含むカードの売上に関係する他の何らかのエンティティにより提供される他の品物やサービスにカードの値を変えてもよい。
【0030】
本発明の1つの観点では、要求が信頼されている源のセットの内の任意のものにより行われる場合、または要求が信頼されている通信ネットワーク上で伝えられる通信を通して行われる場合のみ、記憶値カードが認証されてもよい。上記の手段を通して、信頼されている源である端末は関係モジュール36によって、それぞれの識別子と関係付けることが可能である。しかしながら、信頼されている源は、所定の取引前に、何らかの関係する識別子を有していないかもしれない。代わりに、信頼されている源はここに記述される手段を通して、信頼されている源であると確認されてもよい。
【0031】
図5にさらに示されるように、端末からのデータがI/Oモジュール33で受信される。1つの実施形態では、要求を行うために使用される通信ネットワークに関する情報は、I/Oモジュール33において受信される要求信号の源に基づいて、第1の処理モジュール30により識別することができる。例えば、専用データ回線はI/Oモジュール33において専用入力を有していてもよく、専用回線を通して行われる要求は、したがって、それらが専用入力を通してI/Oモジュール33において受信されるため、専用データ回線によって送信されたと認識されるだろう。代わりに、専用データ回線は要求通信に対する付加として、識別子情報を伝送または付加することが可能である。例えば、専用データ端末は、マーチャント端末通信が専用データ回線を通して送信されていることを識別するために、すべてのマーチャント端末通信の前または後に、数字の連番“1234567”を送信するように予め構成することが可能である。この実施形態では、中央プロセッサ16は、その後、要求が専用回線を通して行われたことを、専用データ回線を識別する情報を分析することによって決定することができる。
【0032】
記憶値カード起動の要求を処理するように構成されている第1の処理モジュール30は、このデータを分析し、認証または不認可のいずれかを要求端末へ返信する。例えば、第1の処理モジュール30は、データベースにI/Oモジュール33を通してアクセスすることが可能であり、端末の情報をデータベースに記憶された信頼されている源のリストと比較することができる。端末の情報がデータベースの信頼されている源のデータエントリーと一致した場合は、要求は認証される。認証された場合、中央プロセッサに結合されたデータベースは更新され、何らかの認証または不認可を反映することが可能である。情報が信頼されている通信ネットワークを通して受信されるとき、類似のプロセスを使用できる。第1の処理モジュール30は、要求を行うのに使用される通信ネットワークを識別し、通信ネットワークが信頼されているものであると決定した場合、要求を許可する。第1の処理モジュール30は自身で、または、通信ネットワークの識別子情報と、データベース18に記憶された信頼されている通信ネットワークのリストを比較することにより、この決定を行うことが可能である。
【0033】
図5にさらに示されるように、第2の処理モジュール31は、それぞれの記憶値カードと関係する値を変更するための要求を処理することができる。要求は通信ネットワーク上をそれぞれの要求端末から中央プロセッサへと送信される。中央プロセッサはしたがって、その関係値が変更されることになる記憶値カードに対する、記録内に記憶されたそれぞれの識別子が、その記憶値カードおよび端末のために要求端末により実際に送信された識別子と一致しているかどうかに基づいて、値変更要求を受入または拒否することがさらに可能である。第3の処理モジュール32は、それぞれの要求端末から中央プロセッサへの記憶値カード動作停止の要求を処理することができる。このケースでは、中央プロセッサは、要求が信頼されている源からのものであるかどうか、または、要求が信頼されている通信ネットワークを通して送信されたかどうかに基づいて、動作停止要求を受け入れるか、または拒否するように構成されている。
【0034】
図6は、本発明の1つの観点を具体化する記憶値カードデータ管理システムにより実現されてもよい例示的なフローチャート100を図解する。このフローチャートに記述されている方法は、下記の例で使用されている番号456のような関係する識別子が、要求端末に既に割り当てられているときに使用されることが好ましい。ステップ52に示されるように、記憶値カードシリアルNo.123は端末No.456と関係している。ステップ53では、記憶値カードシリアルNo.123の起動要求が処理される。1つの実施形態では、それは下記のように処理されてもよい。ステップ54のように、確認モジュールはその要求が端末No.456から来たかどうかを決定することができる。その後、ステップ56に示されているように、確認モジュールはカード123が、No.456を含むロケーションに割り当てられているかどうか決定する。実際そのような要求が端末No.456から発生され、およびカード123が、No.456を含むロケーションに割り当てられていることを確認モジュールが決定する場合、ステップ57に示されるように、中央プロセッサは要求が受け入れられたことを示すメッセージを発生させる。要求端末がNo.456以外のものであることを確認モジュールが決定した場合、またはカードがロケーションに割り当てられていない場合、ステップ55に示されるように、取引を拒否するメッセージが発行される。
【0035】
図7は、本発明の1つの観点を具体化する記憶値カードデータ管理システムにより実現されてもよい例示的なフローチャート101を図解する。図7のステップ64および65に示されるように、関係する識別子を持っていない端末は、そのシリアルナンバーがどの端末にも関係付けられていない、例示的なシリアルNo.123を有する記憶値カードのステータスを変更する要求を行う。その後、要求は以下のように処理される。ステップ66で、確認および/または認証モジュールは、中央プロセッサのデータベースで識別される源のような信頼されている源から、要求が発生しているかどうか決定することができる。図8にさらに示されるように、確認モジュールの動作は要求が行われた通信ネットワークのタイプに依存する。要求が信頼されている源からのものでない場合、ステップ67で要求は拒否され、さもなければ、留保、または停止される。要求者もしくはマーチャント端末の識別または位置特定のための試み、あるいは、識別されたシリアル番号を有する記憶値カードを無効にするような、適切な活動が行われる。
【0036】
要求が信頼されている源からのものであると決定された場合、要求は処理され続ける。ステップ68に示されるように、識別されていないマーチャント端末は識別子が割り当てられ、その後、ステップ69で、その識別子は記憶値カード識別子と関係付けられる。その後、要求はステップ70で処理および/または受け入れられる。
【0037】
図8A、8Bおよび8Cはさまざまな例示的な通信ネットワークを図解する。通信ネットワークを使用して、要求が信頼されている源から行われたことを確認することができる。図8Aでは、マーチャントデータチャネルインターフェイス12Aは、専用電話回線10Aのようなマーチャントと中央処理装置との間の専用データチャネル経由で、中央処理装置17と通信する。中央処理装置17は、中央プロセッサ、ホストバンク、または他の集中化されたエンティティとすることができる。通信ネットワークは専用データチャネルであるため、マーチャントおよび中央処理装置によって通信ネットワークへのアクセスを許可されるそれらのエンティティに加えて、マーチャントおよび中央処理装置のみが、通信ネットワークへのアクセスを有する。したがって、中央プロセッサは、専用データチャネルを通して行われたすべての要求を認証する。なぜならば、そのような要求は、専用回線にアクセスを有する信頼されているマーチャントに関係付けられている端末からのものであると考えられるためである。この実施形態では、中央処理装置は、要求が専用データ源を通して受信された場合、要求は信頼されている源からのものであることを決定する。
【0038】
中央処理ユニット16は、その後、信頼されている源を識別する情報をデータベース18中に記憶することで、信頼されている源のリストに要求者を加えることができることを理解すべきである。これは、パスワードまたはコードのような識別子を要求者に割り当て、前記識別子情報を信頼されている源としてデータベース18中に記憶することにより達成できる。その後、要求者が、信頼されている通信ネットワークと考えられていない、公衆電話交換ネットワークのような通信ネットワークを通して後に要求を行う場合、要求者は要求を行う間に、それ自身をネットワークを通して識別することができる。中央プロセッサ16は要求者が信頼されている源かどうか決定し、それに応じて要求を許可することができる。将来の要求が自動的に許可されるように、その要求者は、その後の取引のために信頼されている源として分類される。
【0039】
特定の信頼されている要求者からの将来の要求が、実際にその信頼されている要求者からのものかどうか、プロセッサが決定できる1つの方法は、要求者が専用データ回線のような信頼されている通信ネットワークを通して要求を行うときのように、要求者が信頼されている源であることが最初に決定されたときに、識別子情報を要求者に割り当てることである。この実施形態では、プロセッサ16は識別子情報を通信ネットワーク10を通して要求者に通信し、その情報をデータベース18に記憶する。信頼されている源が任意の通信ネットワークを通して後続の要求を行うとき、信頼されている源はプロセッサ16へのその要求中に識別子情報を含める。プロセッサは、識別子情報を伴う要求を受信する。プロセッサは、その後、識別子情報をデータベース18中に記憶された記録と比較することができる。識別子情報をデータベース18中に記憶された識別子情報と比較することにより、プロセッサはマーチャントが信頼されている源かどうか決定することができる。
【0040】
図8Aの1つの例示的な実施形態では、架空の信頼されている源である、ABC ストアーズ・インク(“ABC”)は、1以上のそのマーチャント端末を中央処理装置に接続する専用データ回線を備えている。ABCは、まだ中央処理装置に知られていない新しいマーチャント端末を備えた、新しいABCストアを開店する。特に、ABCストアは識別子情報を割り当てられておらず、データベースはこの特定のABCストアを特に識別する何らかの情報を含んでいない。新しい店の、未識別の端末が専用回線を通して要求を行う。中央処理装置は新しいABC端末の識別子を一度も確認していないが、中央処理装置は要求を処理および許可する。なぜなら、中央処理装置は、ABCの専用回線を通して行われるすべての要求を、信頼されている源により行われた要求として取り扱うからである。事実上、専用回線上の任意の要求者は自動的に信頼されている源である。他の実施形態も考えることができる。
【0041】
しかしながら、他の例示的な実施形態では、新しいABCストア端末は、その要求が許可可能になる以前に、識別子を最初に取得しなければならない。要求を受信し、要求が信頼されている源である専用回線を通して受信されたことを決定する際、中央処理装置は識別子を要求端末に割り当て、識別子を記憶値カード識別子と関係付ける。その後、要求を処理することができ、カードを起動させることができる。他の実施形態も考えることができる。
【0042】
他の実施形態では、中央処理装置は、要求以前に識別子をセットアップする。例えば、新しいABCストアがまもなく開店することを、ABCは中央プロセッサに知らせ、新しいABCストアの端末が要求を行うという場合に、その新しいABCストアのために、識別子が予約される。したがって、要求エンティティが要求を行うとき、要求識別子は既に識別されている。この例では、新しい端末への識別子の割り当てのステップなしで、要求を処理することができる。しかしながら、必要とされる場合、最初の要求のときに、付加的な識別子を付加し、および/または割り当てることができる。例えば、新しいストアにデフォルトパスワードを発行することができ、その後、その新しいストアがその最初の要求を中央プロセッサに行うとき、新しいストアが新しいパスワードを要求する、および/または取得することができる。
【0043】
図8Bでは、一意的な電話番号12Bを有する未識別のマーチャントが、記憶値カードに対する要求を公衆電話交換回線10Bを通して中央プロセッサ16のような中央処理装置17に通信する。そのような通信は、モデム、インターラクティブ音声応答システム(IVR)、または公衆電話交換ネットワークを通して通信する任意の他の手段を使用してもよい。中央処理装置はマーチャントの一意的な電話番号を、通常の電話通話を通して伝送されるDNISおよびANI番号に基づいて識別することができる。同様に、“呼出者ID”機能を使用して、公衆電話交換回線を通して遠隔エンティティと接触しているエンティティの電話番号を識別することができる。中央処理装置は、マーチャント端末の電話番号をデータベース18に記憶された信頼されている源の電話番号と比較することにより、識別された電話番号が信頼されている源であるか決定する。その電話番号が信頼されている源に属していることを中央処理装置17が決定した場合、中央処理装置17は要求を処理および許可する。そうでなければ、要求は拒否される。
【0044】
マーチャント端末を識別する他の方法も考えることができる。
【0045】
図8Bの実施形態では、マーチャント12Bは記憶値カードに対する要求を公衆電話交換回線10Bを通して中央装置に通信する。マーチャント12Bは、例えば中央処理装置17との電話通話の間に連続したトーンを送信することなどにより、パスワードまたは他の識別情報を電話回線を通して入力する。ファックスまたはインターネット通信によるような、電話回線を通して識別情報を送信する他の方法を考えることができる。中央処理装置17はその後、マーチャント12Bの識別情報をデータベース18中にリストアップされた信頼されている源の識別情報と比較する。この比較に基づいて、中央処理装置17はマーチャント12Bが信頼されている源であるかどうか決定する。マーチャント12Bが信頼されている源であることを中央処理装置17が決定した場合、中央処理装置17は要求を処理および許可する。そうでなければ、要求は拒否される。他の実施形態も考えることができる。
【0046】
図8Cでは、静的IP(インターネットプロトコル)アドレスを有するマーチャントコンピュータ端末が、インターネット10C経由で中央処理装置17と通信することにより要求を提示する。技術的によく知られた方法により、マーチャントコンピュータ端末は、モデム、LAN、WAN、ケーブル接続、または他のインターネット接続を通して、インターネットに接続することができる。マーチャント端末には、そのインターネットサービスプロバイダにより、静的IPアドレスが割り当てられる。インターネットサービスプロバイダはマーチャント、マーチャントグループ、または他のサービスプロバイダとすることができる。マーチャント端末12Cは中央処理装置17に要求を通信する。技術的によく知られた方法により、中央処理装置17は受信された電子通信に基づいて、端末12Cの静的IPアドレスを決定する。その静的IPアドレスと信頼されている源のIPアドレスを比較することにより、中央処理装置17は端末12Cが信頼されている源であるか決定することができる。それが信頼されている源であった場合、先の図8Aおよび8Bに対するのと類似した方法で、中央処理装置17は要求を処理し、カードを起動する。それが信頼されている源であると決定されなかった場合、要求は拒否される。
【0047】
1つの実施形態では、要求にはマーチャントコンピュータ端末12Cを識別する情報が伴う。例えば、マーチャント端末12Cはパスワードを入力し、このパスワードは、静的IPアドレスを有するマーチャントコンピュータ12Cから中央処理装置17に送信される。上記の方法を通して、中央処理装置17はパスワードに基づいて、マーチャント端末12Cが信頼されている源かどうか決定することができる。マーチャントコンピュータ12Cが信頼されている源である場合、そのIPアドレスをデータベース中の信頼されている源のリスト内に記憶することなどにより、そのIPアドレスが信頼されている源となるようにしてもよい。しかしながら、いくつかの場合には、所定のマーチャントコンピュータ12Cは、次回それがインターネットにログオンする際に、異なったIPアドレスを有しているかもしれないため、マーチャントコンピュータ12Cが永久静的IPアドレスを有していると知られていない限り、中央処理装置17はそのような静的IPアドレスを除去する。
【0048】
他の実施形態では、中央処理装置17はIPアドレスを信頼されている源として記憶しない。この実施形態では、要求の始めにおける識別子の確認で、取引を認証するのに十分であり、さらなる認証ステップは必要ではない。他の実施形態も考えることができる。
【0049】
1つの実施形態では、マーチャント端末12Cのインターネットサービスプロバイダの仕組みのために、すべてのインターネットセッションごとに、マーチャントは同一の静的IPアドレスを有する。中央処理装置17はこのアドレスを信頼されている源のための識別子としてデータベース中に記憶する。マーチャント12Cは要求をインターネットを通して、同一の静的IPアドレスから行い、中央処理装置17は、マーチャント端末12Cの信頼されている静的IPアドレスのような、信頼されている静的IPアドレスから発せられた要求を識別した後、そのような要求を処理および許可する。
【0050】
他の実施形態では、マーチャント端末12Cには、静的IPアドレスのセットの内の1つが割り当てられ、その各静的IPアドレスは信頼されている源である。マーチャント端末12Cは、前述のように処理される要求を行うことができる。なぜなら、マーチャント端末12Cは、信頼されている源である静的IPアドレスを使用して、常にそのような要求を行うからである。
【0051】
図9は、マーチャント端末およびホストバンクおよび中央プロセッサ間の、例示的なユーザツリーと通信パスとを示している。図9に図解されるように、ポイントオブセール端末12は、最初にマーチャント通信インターフェイス12Dとインターフェイスすることによって、ホストバンクおよび中央プロセッサと通信することができる。マーチャント通信インターフェイス12Dは、任意の数のポイントオブセール端末12と接続することができる。ポイントオブセール端末12は次に任意の数のマーチャントと接続することができる。マーチャント通信インターフェイス12Dは、自身がポイントオブセール端末12となるかもしれない。例えば、ポイントオブセール端末12とマーチャント通信インターフェイスインターフェイス12Dとは、LAN(ローカルエリアネットワーク)またはWAN(ワイドエリアネットワーク)上で接続されたコンピュータであってもよい。複数の端末12からの通信は、通信がマーチャントを離れる前に、最初にマーチャントネットワークハブを経過し、そしてインターネット、専用回線、または外部電話システムのような他の通信ネットワークを通過する。
【0052】
代わりに、図9では図1および2と同じように、ポイントオブセール端末は直接通信ネットワークとインターフェイスすることができる。
【0053】
先の図7ないし9において、要求端末または他の要求エンティティは最初の要求以前にそれと関係する先行識別子を有していないかもしれないことに注目する必要がある。したがって、この範囲では、要求エンティティは中央プロセッサおよびホストバンクに識別されていない。しかしながら、要求エンティティついての他の情報は既に知られているかもしれない。先の図8Aに対して説明したABCの例では、データ管理システム14は、要求者がABCストア端末のようなABCエンティティであったと、既に決定することができた。なぜならABCエンティティだけが、専用回線へのアクセスを有しているからである。識別子を前に未識別である端末に関係付けるステップを完全に除去できることを理解すべきである。これらの方法は電話回線およびインターネットを通しての要求/起動プロセスに等しく適用できることも理解すべきである。
【0054】
購入または起動の際に、あるいはユーザによって選択された任意の時間に、サービスプロバイダおよび/またはカード値がユーザによって選択できることも当業者は理解するだろう。マーチャント端末のような要求端末が、カードまたはPINを要求するとき、要求エンティティはカードに対する特定のドル、分、または他の値を聞く。通信ネットワークを通してユーザにより要求されるより高いまたはより低いドル量を反映させるために、既存の記録がある場合、中央プロセッサは単にカードに対する既存の記録を変更することができる。例えば、顧客は50ドルのような所定の量を特定のカードに割り当てることを要求することができる。取引を認証するプロセスの間、中央プロセッサはその記録を編集して、新しいカード値を反映させることができる。したがって、カード値は可変とすることができる。カード値が最初に固定されていても、またはそれらの値が販売時点までに未識別および非割当であっても、これは当てはまる。同様に、電気通信サービス、または記憶値カードに適用可能な他の何らかの種類のユーザサービスのケースでは、販売時点において、または、後日ユーザによりカードが返還処理されなければならない場合は後において、ユーザはサービスプロバイダを選択してもよい。ユーザが中央プロセッサと相互対話する任意の時点において、そのプロセッサはカードに関係する識別子とともに、カードの現在の値または額面のような他の任意の関係する情報を、修正および変更する能力を備えている。
【0055】
1つの例示的な実施形態では、記憶値カードデータ管理システムは、ウェブベースの、IDおよびパスワード保護アプリケーションを、インターネットアクセスならびに適切なIDおよびパスワードを有する任意の人に使用可能にできる。前述したように、システムはカード発生、マーチャント確立、ロケーション確立、端末セットアップ、マーチャントおよび/またはロケーションに在庫割当するためのそれぞれのモジュールを含む。システムはまた、ウェブベースの起動、動作停止、値の変更、リフレッシュ、および値の返還のような、他のカード関連の活動に使用される。
【0056】
本発明は前述のプロセスを実施するためのコンピュータ実現のプロセスおよび装置の形態で具体化できる。本発明はまた、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、ハードドライブ、または他の何らかのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体のような有形媒体に具体化された、コンピュータ読み取り可能な命令を含んだコンピュータプログラムコードの形態で具体化できる。コンピュータプログラムコードがコンピュータにロードされ、コンピュータにより実行されるとき、コンピュータは本発明を実行する装置となる。本発明はまた、例えば、記憶媒体に記憶され、コンピュータにロードおよび/またはコンピュータにより実行され、あるいは、電気的ワイヤーまたはケーブルのような何らかの送信媒体上で、光ファイバーを通して、または電磁放射により送信される、コンピュータプログラムコードの形態で具体化できる。コンピュータプログラムコードがコンピュータにロードされ、コンピュータにより実行されるとき、コンピュータは本発明を実行する装置となる。汎用コンピュータ上で実現されるとき、コンピュータプログラムコードセグメントは特定の論理回路または処理モジュールを作り出すようにコンピュータを構成する。
【0057】
図10は図3のシステムにより実現される本発明の他の観点を図解する例示的なフローチャートである。ステップ71では人(人々)、プロセッサ、コンピュータ、または他のエンティティは、記憶値カード要求を行うことが認証されている、1つ以上の信頼されている源を識別する。好ましい実施形態では、信頼されている源は、PINを要求することが認証されているマーチャントのリストを含んでいてもよい。同様に、ステップ72では、エンティティは、有効な記憶値カード要求のみを伝送または送信すると知られている、1つ以上の信頼されている通信ネットワークを識別する。信頼されている通信ネットワークは、好ましい実施形態では、認証されたマーチャントまたはマーチャント端末を中央プロセッサに接続する、さまざまな専用データ回線を識別するリストを含んでいてもよい。ステップ71と72は別々に説明されているが、これらの2つのステップは順番に行われる必要がないことを理解すべきである。さらに、新しい源およびネットワークが信頼されている源であると決定されるとき、システムはその信頼されている源のリストを常に更新すべきである。
【0058】
ステップ73では、中央プロセッサ16のようなエンティティは、識別された信頼されている源および識別された信頼されている通信ネットワークに、識別情報を割り当てる。識別情報はマーチャント端末ID番号、あるいは、静的IPアドレスまたは電話番号のような他の識別子であってもよい。通信ネットワークに対して、識別子は特定の通信ネットワークを他のネットワークから識別するために使用される内部コードであってもよい。例えば、プロセッサシステムへの異なる入力を有する、異なった通信ネットワークは、異なる番号を異なる入力に割り当てることにより識別することができる。ステップ74では、識別子はデータベース18に記憶される。通信ネットワークは言葉の伝統的意味での識別子を有していないかも知れず、そのような識別子はデータベースに記憶するために適していないかもしれないことに注目すべきである。例えば、信頼されていない通信ネットワーク以外と、プロセッサへの異なる接続または入力を有することによって、信頼されている通信ネットワークを識別してもよい。したがって、信頼されている通信ネットワークは独立した接続を有することによって、識別することができる。
【0059】
ステップ75では、要求はマーチャント端末から受信される。ここで、マーチャント端末はプロセッサに要求を提示する、任意のエンティティを意味することができる。ステップ76では、プロセッサは要求が信頼されている源からのものであるか、つまり、要求マーチャント端末が信頼されている源であるかどうか決定する。プロセッサは要求者を識別する情報に基づいて、その決定を行うことができる。例えば、電話ネットワークを通して正しくパスワードを入力することで、要求者が信頼されている源であると確認することができる。要求者の電話番号が信頼されている源としてデータベースにリストアップされているか決定することにより電話要求者を確認することができる。インターネットを通して要求する要求者は、信頼されている静的IPアドレスから、または以前に正しいパスワードを提示したと知られている静的IPアドレスから要求を行わせることにより、確認することができる。プロセッサはパスワードのようなそれらの識別子情報をデータベース18に記憶されている識別情報と比較することによって源を確認する。
【0060】
プロセッサはまた、要求を伝送している通信ネットワークが信頼されている通信ネットワークであるか決定する。要求が通信ネットワークを識別する識別子を伝える場合、プロセッサは識別子をデータベース中の信頼されている識別子と比較することができる。この確認プロセスは、また要求がどのようにプロセッサに到着したかを単に決定することによって行うことができる。例えば、入力#3が信頼されている源であり、要求が入力#3経由で到着したとプロセッサが決定する場合、要求は信頼されている源により伝送されたことをプロセッサが決定することができる。技術的によく知られている、他の方法を使用することができる。
【0061】
要求が信頼されている源、または信頼されている通信ネットワークのいずれかからのものであると決定される場合、要求はステップ77で処理および許可される。要求が信頼されている源、または信頼されている通信ネットワークからのものであるとの決定がされない場合、ステップ78で要求は拒否され、他の確認の手段を遂行することができ、または要求は保留カテゴリに入れることができる。
【0062】
他の実施形態を考えることができる。例えば、先の多くの実施形態に対して、要求は、起動、動作停止、値変更に対する要求、またはその他の要求を含む、任意の要求とすることができる。
【0063】
ここに示され、説明された本発明の特定の実施形態は、例示的にすぎないことが理解されるであろう。多くの変形、変更、置換および均等物は、本発明の精神と範囲を逸脱することなく、当業者の心に浮かぶであろう。したがって、ここで説明され、添付図面に示されているすべての主題は、例証にすぎないと考えられ、限定する意味はなく、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみにより決定されることが意図されている。
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は2003年4月11日に出願された米国出願第10/411,971号の利益を主張するものであり、この米国出願は2000年8月18日に出願された米国出願第09/641,363号に対して優先権を主張し、この米国出願は1999年8月19日に出願された米国仮出願第60/149,740号に対して優先権を主張し、これらのすべては参照によりここに組み込まれている。本出願は2002年9月24日に出願された米国出願第10/253,243号および2002年9月24日に出願された国際出願第PCT/US02/30281号に関連する。米国出願第10/253,243号および国際出願第PCT/US02/30281号は2002年7月15日に出願された米国仮出願第60/396,404号および2001年9月24日に出願された米国仮出願第60/324,333号に対して優先権を主張する。これらのすべては参照によりここに組み込まれている。
【発明の分野】
【0002】
本発明は一般的に遠隔のデータ認証と分配に関連する。さらに詳細には、本発明は通信ネットワークを通して複数のユーザと中央プロセッサとの間で、記憶値カードデータを安全に認証および分配するシステムおよび方法に関連する。
【発明の背景】
【0003】
記憶値カードは通信ネットワークを通して認証および分配することができる。通信ネットワークの例は専用電話回線、公衆電話リンク、およびインターネットまたは他のネットワーク化通信を含む。記憶値カードのデータはカードの所有者またはエンドユーザによりプリペイドされるサービスおよび/または製品に関連する。記憶値カードデータにより対処されるかもしれないプリペイドサービスの例は、長距離電話通信、ワイヤレス通信、ページング、およびワイヤレスウェブアクセスを含むインターネット可能な通信サービスを含む。記憶値カードデータにより対処されるかもしれないプリペイドサービスおよび/または製品の他の例は、ギフトカード、プリペイドガスカード、プリペイド食品雑貨カード、プリペイドエンターテイメントカード、ダウンロード可能な着信音カード、ダウンロード可能なゲームカード、MP3,MP4,WMV,WAV,もしくはその他の音楽フォーマットを使用するダウンロード可能な音楽カード、他の任意のダウンロード可能なソフトウェアカード、顧客謝礼カード、あるいは、カードの所有者によりプリペイドされてもよい製品、サービス、または両方のための、他の何らかのタイプの記憶値カードを含む。
【0004】
プリペイド長距離電話カードのような記憶値カードは、一般的に、電話業界で使用され、顧客が長距離通話時間を予め購入することができる。それぞれのカードは印刷された識別番号を有している。関係する識別情報を、磁気的にその中に記憶し、またはバーコードに印刷することができる。識別番号はまた、カード発行者により維持されるデータベース中のファイルに記憶される。従来のビジネスモデルでは、カードがそこから売られることになる小売のロケーションへ送られるとき、データベース中の対応する記録が起動され、カードが顧客によりただちに使用できるようにする。カードをプリペイド長距離カードとして使用するためには、顧客はトールフリー番号をダイヤルしてカード発行者のシステムにアクセスし、識別番号を入力し、その後、望みの長距離通話を行う。
【0005】
これらの先行技術のプリペイド電話カードシステムは、いくつかの欠点を有する。例えば、カードは小売ロケーションの棚上にあるときから起動されているため、カードは盗人により窃盗され容易に使用されるかもしれない。先行技術のプリペイド電話カードシステムの不利点のいくつかを取扱う1つの方法は、プリペイドカード発行者に対して一意的な起動端末をインストールすることである。これは“クローズドシステム”として言及されている。スティムソン氏らに対する米国特許第5,577,199号はそのようなクローズドシステムを開示している。スティムソンシステムでは、カードは予め起動されていない。カードがそこから売られることになる各小売ロケーションに専用の起動端末が提供され、この専用の起動端末は、小売オペレーターが販売の時点でカードの値を設定することを可能にする。起動端末はカード発行者のシステムに接続して、値の量を伝え、カードの起動を要求する。使い切ったカードは、それらが売られるのと同じ方法で、再チャージすることができる。スティムソンシステムの重大な欠点は、単機能の専用ハードウェアを各小売ロケーションにインストールすることを必要とすることであり、これは、ほとんど融通がきかない、高価なシステムとなっていた。
【0006】
ドーフ氏に対する米国特許第6,000,608号は多機能カードシステムを提供し、これは取引を取り扱うクローズドシステムの使用を必要とせずに、カードを変化する量で購入でき、再チャージすることができるプリペイド電話カード起動システムを含む。バンキングシステムに接続されたポイントオブセール装置を使用することによって、ドーフ氏はスティムソン氏の不利点のいくつかを解消しようとするが、ドーフ氏は多数のユーザがアクセス可能な何らかのシステムで結果として起こり得る潜在的セキュリティ違反の検出を強化するためにカード起動要求の源を確認するのに失敗したと考えられている。
【0007】
要求が送信される通信ネットワークに基づいて、記憶値カード起動、動作停止、および/または、値の変更のような、記憶値カード要求を選択的に処理するシステムおよび方法が提供されることがさらに望ましい。加えて、要求の源に基づいて、記憶値カード要求を選択的に処理するシステムおよび方法が提供されることがさらに望ましい。そのような要求は非認証のユーザに使用可能なさまざまな通信ネットワークを通して受信可能である。そのような要求が行われる前に、あるいは同時に、それぞれ、有効な要求を伝送または行うために認証された、複数の通信ネットワークおよび起動要求の複数の源を決定する方法が提供されることがさらに望ましい。
【発明の概要】
【0008】
一般的に言うと、前述の必要性は1つの例示的な実施形態において、通信ネットワークを通して記憶値カードデータを安全に認証および分配するコンピュータ化された方法を提供することによって満たされる。方法は各記憶値カードのための記憶値カードデータを含む複数の記録、ならびに、記憶値カードのステータスを変更する要求の信頼されている源を識別する情報および/または有効な要求を送信すると知られている信頼されている通信ネットワークを識別する情報を含む複数の記録をデータベースに記憶することができる。信頼されている源は、任意の要求者を含むことができ、これは専用回線上のマーチャント端末、特定のまたは識別された電話番号のマーチャント端末、および特定のまたは識別されたインターネットIPアドレスのマーチャント端末を含む。信頼されている源であるとして識別されている信頼されている通信ネットワークは、要求者が静的IPアドレスを持っているときはインターネット、またはWANもしくはLANのような他の何らかのコンピュータネットワーク、専用電話回線のような専用データ回線、および自動番号識別(ANI)を提供する公衆電話交換ネットワークを含んでいてもよい。送信ステップは、記憶値カードのステータスを変更する要求を、通信ネットワークを通して要求端末から中央プロセッサに送信することを可能にする。そのような通信ネットワークは、専用電話回線のような専用データ回線、フレームリレーまたはX.25回路、公衆電話交換ネットワークのような公衆電話リンク、およびマーチャント端末がWANもしくはLANの一部であるネットワークを含むインターネットを含む。中央プロセッサは1以上の通信ネットワークを通して、マーチャント端末からの要求を受信し、それぞれの端末が信頼されている源かどうか、および/または、要求が信頼されている通信ネットワークを通して送信されたかどうか決定するように構成されている。処理ステップは決定ステップに基づいて要求を処理することを可能にする。
【0009】
それらのさらに別の観点では、本発明は通信ネットワークを通して記憶値カード要求を安全に認証および分配するためのコンピュータプログラムコードでエンコードされた、コンピュータ読み取り可能な媒体を提供することにより、前述の必要性を満たす。プログラムコードは、中央プロセッサに結合されたデータベースを制御することと、各記憶値カードのための記憶値カードデータとともに、記憶値カード処理要求を行う信頼されている源を識別する情報、および/または、記憶値カード処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報を含む複数の記録をデータベースに記憶することと、通信ネットワークを通して、要求端末から中央プロセッサへの、記憶値カードを処理するための要求を受信することと、それぞれの要求端末が処理するための要求の信頼されている源であるかどうか、および/または、通信ネットワークが処理するための要求を伝送もしくは送信する信頼されている通信ネットワークかどうか決定することと、決定ステップに基づいて要求を処理することを含む方法をコンピュータに実行させる。
【0010】
他の実施形態を考えることができる。
【0011】
それらのさらに別の観点では、本発明は記憶値カード取引を安全に認証する方法を提供することにより、前述の必要性を満たす。方法は記憶値カード処理要求の1以上の信頼されている源、および/または、記憶値カード処理要求を伝送および/もしくは送信する1以上の信頼されている通信ネットワークを識別する識別ステップを含む。割当ステップは各識別された、信頼されている源および信頼されている通信ネットワークに識別子が割り当てられることを可能にする。記憶ステップは、記憶値カードを処理する要求を受信するように構成されたプロセッサに結合されたデータベース中に識別子を記憶することを可能にする。記憶ステップでは、要求は通信ネットワークを通してユーザ端末から受信される。他のステップでは、それぞれの要求端末が処理のための要求の信頼されている源であるかどうか決定され、および/または、通信ネットワークが処理のための要求を伝送もしくは送信する信頼されている通信ネットワークかどうか決定される。最後に、方法は決定ステップに基づいて要求を処理することを可能にする。
【0012】
他の実施形態を考えることができる。
【0013】
それらのさらに別の観点では、本発明は複数の端末および中央プロセッサ間の通信ネットワークを通して記憶値カード要求を認証するシステムを提供することにより、前述の必要性を満たす。システムは中央プロセッサに結合されたデータベースを具備する。システムはまた、各記憶値カードに対する記憶値カードデータとともに、記憶値カード処理要求を行う信頼されている源を識別する情報、および/または、記憶値カード処理要求を伝送もしくは送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報を含む複数の記録をデータベース中に記憶するように構成された記憶モジュールを具備する。システムはまた、それぞれの記憶値カードの値に対応するパラメータを各記憶された記録中に規定するように構成された値モジュールと、各要求端末から中央プロセッサへの要求を処理するように構成された第1の処理モジュールを具備し、中央プロセッサは、要求が信頼されている源から発信されたかどうか、および/または、要求が信頼されている通信ネットワークによって送信もしくは伝送されたかどうかに基づいて、要求を受け入れるように構成されている。
【0014】
他の実施形態を考えることができる。
【0015】
本発明のさらに別の実施形態にしたがうと、記憶値カード取引を安全に認証する方法が提供される。方法は記憶値カード処理要求の1以上の信頼されている源と、および/または、記憶値カード処理要求を伝送および/もしくは送信する1以上の信頼されている通信ネットワークとを識別することを含む。割当ステップは、各識別された、信頼されている源および信頼されている通信ネットワークに識別子を割り当てることを可能にする。記憶ステップは、プロセッサに結合されたデータベースに識別子を記憶することを可能にする。受信ステップは記憶値カードを処理する要求を受信することを可能にし、要求は通信ネットワークを通してユーザ端末から受信される。決定ステップは、それぞれの要求端末が処理のための要求の信頼されている源かどうか決定することを可能にし、および/または、通信ネットワークが処理するための要求を伝送もしくは送信する信頼されている通信ネットワークであるかどうか決定することを可能にする。最後に、処理ステップは決定ステップに基づいて、要求を処理することを可能にする。
【0016】
他の実施形態を考えることができる。
【0017】
本発明のいくつかの実施形態を詳細に説明する前に、以下の説明で述べられ図中に図示された構成要素の構成および配置の詳細に本発明の適用が限定されるべきでないことを理解すべきである。本発明は他の実施形態が可能であり、さまざまな方法で実施または実行することができる。また、ここで使用されている語句および専門用語は記述目的のためのものであり、限定していると考えるべきではないことも理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】図1は、図1ないし3に示されるようなさまざまな例示的な記憶値カードユーザツリーが本発明を具体化する遠隔記憶値カードデータ管理システムに通信ネットワーク経由でどのように接続されているかを示す概略ブロック図を図解する。
【図2】図2は、図1ないし3に示されるようなさまざまな例示的な記憶値カードユーザツリーが本発明を具体化する遠隔記憶値カードデータ管理システムに通信ネットワーク経由でどのように接続されているかを示す概略ブロック図を図解する。
【図3】図3は、図1ないし3に示されるようなさまざまな例示的な記憶値カードユーザツリーが本発明を具体化する遠隔記憶値カードデータ管理システムに通信ネットワーク経由でどのように接続されているかを示す概略ブロック図を図解する。
【図4】図4は、図1ないし3に示されるようなさまざまな例示的な記憶値カードユーザツリーが本発明を具体化する遠隔記憶値カードデータ管理システムに通信ネットワーク経由でどのように接続されているかを示す概略ブロック図を図解する。
【図5】図5は図1ないし3に示された電気通信カードデータ管理システムの例示的なモジュールのアーキテクチャである。
【図6】図6は図5のシステムにより実現されてもよい本発明の1つの観点を図解する例示的なフローチャートである。
【図7】図7は図4のシステムにより実現されてもよい本発明の他の観点を図解する例示的なフローチャートである。
【図8A】図8Aは、通信ネットワークを図解するブロック図である。
【図8B】図8Bは、通信ネットワークを図解するブロック図である。
【図8C】図8Cは、通信ネットワークを図解するブロック図である。
【図9】図9は、例示的なユーザツリー、および、端末と中央プロセッサとの間の記憶値カードに対する要求の通信パスを図解する。
【図10】図10は、図3のシステムにより実現されてもよい本発明の他の観点を図解する例示的なフローチャートである。
【実施形態の詳細な説明】
【0019】
図1ないし4は、本発明のシステムおよび技術からの恩恵を受けるかもしれないエンティティツリーの例を図解する。図の簡素化のため、トップの顧客/販売者階層は省略されている。各販売者はそれに対して、図解されたタイプの構造の内の任意のもので部下を持つことができる。各ケースにおいて、マーチャント2はトップにあり、ロケーション3の階層は端末12の階層の真上であることに留意すべきである。
【0020】
図1ないし3に示されるように、例えば公衆電話交換ネットワーク、ワイヤレスネットワーク、専用電話回線のような専用データ回線、クレジットカードまたはデビットカードネットワーク、インターネット、イントラネット等の通信ネットワーク10を通して、クレジットもしくはデビットカード取引が認証または拒否され、および/または、ポイントオブセール端末12、例えばクレジットもしくはデビットカード端末が使用されて、本発明の譲受人により管理または動作されるような記憶値カードデータ管理システム14に認証要求が送信される。システム14はデータベース18に結合された中央プロセッサ16を具備する。中央プロセッサ16はホストコンピュータ、コンピュータサーバ、取引を受信して、予め定められた規則にしたがってそれらを処理するソフトウェアアプリケーションを備えたコンピュータシステム、そして他の任意のコンピュータシステムとすることができる。データベース18は本発明の譲受人により発行される各記憶値カードのための記憶値カードデータを含む、複数の記録を記憶する。データベースはまた、例えば記憶値カードを起動させる要求のような、記憶値カード処理要求を行う信頼されている源を識別する情報を記憶することができる。そしてデータベースは、記憶値カード処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報を付加的に記憶することができる。識別情報は、電話番号、静的IPアドレス、パスワード、PIN、マーチャントおよび/または端末ID、あるいは、特定のユーザ、マーチャント端末または通信ネットワークと関係することが可能である、他の一意的なコードとすることができる。コードは端末においてユーザによって選択され、ランダムに割り当てられ、または中央プロセッサ16によるコードのリストから選択されて、端末に割り当てられてもよい。クレジットもしくはデビットカードネットワークの場合は、各記憶値カードの取引要求が、平均して、例えば約2秒のようなある時間内に、取り扱われることが期待され、さもなければ、ユーザはそのネットワークを使用するための認可を失うかもしれない。
【0021】
それぞれの要求端末は、通信ネットワーク10を使用して、認証要求を適切なホストバンク20を通して、中央プロセッサに送信するかもしれない。認証要求はまた、ホストバンク20を経由することなく、通信ネットワーク10に直接ルーティングすることが可能である。図1から3は通信ネットワークおよび中央プロセッサ間の、任意にホストバンクを経由する例示的なリンクアーキテクチャを示している。つまり、リンクアーキテクチャはマーチャントから通信ネットワークへの、ホストバンクへの、そして中央プロセッサへのカード関連データの通信を可能にする。通信ネットワークは、1つの例示的な実施形態ではVisaルートの取引のためのVisaネットワークである。例えばホスト−ホストのアーキテクチャ接続のような、他のリンクアーキテクチャも実施可能であることを理解すべきである。この場合には、専用リンクまたはインターネットのような通信ネットワークは、本発明の譲受人の“ホスト”システムとマーチャントの“ホスト”システムとの間で直接的であるだろう。したがって、本発明はホストバンクを要求するアプリケーションに限定されるものではないので、ホスト−ホスト接続はカード関連データを中央プロセッサへ転送するために、何らかのホストバンクまたはVisaネットワークを必要としない。
【0022】
認証要求は、例えばその端末の電子署名、端末のIPアドレス、端末の電話番号、または端末により提供されたパスワードといった、読取り機に通されたカードと読取りに使用された端末とに関する情報を含むかもしれない。カードを読取り機に通すこと以外にも、カードの識別子を獲得するために他の方法を使用してもよいことを理解すべきである。例えば、情報はバーコードスキャンされ、またはコンピュータのキーボードにより入力することも可能である。さらに、マーチャント端末12は通信ネットワークを通してカード識別子情報を送信することができる何らかのシステムとすることができる。したがって、マーチャント端末12は電話機、電子キャッシュレジスタ、クレジットカード機器、ファックス機器、コンピュータ、または、情報を送受信できる他の機器であってもよい。
【0023】
本発明のシステムの他の観点では、図3および4に示すように、マーチャントおよび端末は、グループに分けることが可能であり、グループ分けの状況が、カード起動、課金、手数料支払、レポート、在庫管理等のようなそれぞれのユーザが実行するかもしれない活動のセットの内からの何らかの特定の活動を実行する目的のためであるかどうかによってグループのメンバーは変化する。例えば、マーチャントXからの端末Aは、マーチャントYからの端末Bとともに、起動グループIに入っていてもよいが、課金の目的では2つの端末は異なるグループに入るかもしれない。また、マーチャントXは、端末A、BおよびCに関連付けられてもよく、したがって端末A、BおよびCは同一グループに分類されてもよい。マーチャントXは、またマーチャントYとその端末D、EおよびFとグループ化されてもよい。このようにして、端末A−Fは例えば同じ起動グループに入ってもよい。中央プロセッサは、要求者が信頼されている源であると考えられている他の端末またはマーチャントと同じグループに入っているかどうかに基づいて、端末が信頼されている源であるかどうか決定するように予め構成されている。
【0024】
所定のグループ内の端末は、通信ネットワークを共有することができる。例えば、所定のグループ内のすべての端末は、それらを中央プロセッサに接続する専用データ回線を共有していてもよい。中央プロセッサが、要求は専用データ回線経由で受信されたことを認識し、専用データ回線は信頼されている源であることを決定したとき、要求を認証することが可能である。同様に、所定のグループ内の端末は、静的IPアドレスのセットを共有することができる。1つの実施形態では、グループと関係したエンティティによって動作されるサーバに端末がログオンしたときに、端末には静的IPアドレスが割り当てられる。サーバエンティティは、IPアドレスの定義されたセットの中から選択されたIPアドレスを端末に割り当てる。定義されたセット内の各IPアドレスは信頼されている源であり、よって、データベースに記憶された識別子情報を有する。
【0025】
これらのグループの管理と定義は、信頼されている源と信頼されている通信ネットワークのリストを、データベースに記憶するように構成されているモジュールの責任である。データベースはまたそれぞれのユーザがそれぞれの端末から実行してもよい活動のセットを示すテーブルを含むことが可能である。
【0026】
図4は記憶値カードマーチャント2のための例示的なエンティティツリーを示す。1以上のマーチャント端末12は、特定の店の位置のような、マーチャントの特定のロケーション3に位置する。1以上のロケーション3は記憶値カードマーチャント2に関係付けられる。記憶値カードマーチャント2はその後、他の記憶値カードマーチャント2と関連付けられ、またはそうでなければ、関係付けられ、他の記憶値カードマーチャント2は次に、付加的な記憶値カードマーチャント2とのさらなる関連を有する。そのような記憶値カードマーチャント2のネットワークによって、所定のマーチャント2は、他のマーチャント2を通して、1以上のロケーション3および端末12と関係付けられてもよい。図の簡素化のために、記憶値カードデータ管理システムを表すブロック、および他の関係するブロックは、図4に示されるユーザエンティティツリーに示されていない。しかしながら、図1ないし3に例示的に図解されるように、またはここにさらに述べられるように、そのような各ユーザエンティティツリーは記憶値カードデータ管理システム14へと、同様に相互接続されていることを理解すべきである。
【0027】
図5は記憶値カードデータ管理システム16との接続について、さらに詳細を図解している。図5に示されるように、中央プロセッサ16は記憶制御モジュール34を含み、記憶制御モジュール34は、各記憶値カードに対する記憶値カードデータ、記憶値カード処理要求を行う信頼されている源を識別する情報、および記憶値カード処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報を含む、複数の記憶値カード記録37をデータベース18に記憶することを可能にする。関係モジュール36は各記憶された記録内で、各記憶値カードおよび各端末に一意的に一致する、それぞれの識別子を関係付けることを可能にし、もしくは、カードまたは端末を他の関係する識別子情報と一致させる。カード値モジュール35は各記憶された記録内で、各記憶値カードの値に対応したパラメータを定義することを可能にする。このパラメータは各記憶値カードの値に対応した金額を含むことが可能であり、またはそのようなパラメータは各記憶値カードの値に対応した時間単位を含むことが可能であり、もしくは上記の両方を含むことが可能である。カード値モジュール35はパラメータまたは方法を定義することも可能であってもよく、このパラメータまたは方法によりカードの値を変更することができる。
【0028】
通信ネットワークを通して送信される記憶値カードデータはI/Oモジュール33により受信されるので、第1の処理モジュール30はそれぞれの要求端末から中央プロセッサへの記憶値カード起動の要求を処理することができる。中央プロセッサはこのように、要求が信頼されている源からのものかどうか、または要求が信頼されている通信ネットワークを通して送信されたかどうかに基づいて、起動要求あるいは、他の処理要求を受入もしくは拒否できる。
【0029】
処理モジュールはまた、値を変更し、値をリフレッシュし、値を返還させ、値を他の商品、サービス、または通貨に切り替え、もしくは記憶値カードのステータスを変更するためのモジュールを含んでいてもよい。他の処理モジュールを考慮することもできる。リフレッシュモジュールはカードの値をカードの元の値に戻してもよい。代わりに、リフレッシュモジュールはカードの元の値をカードの現在の値に付加してもよい。例えば、リフレッシュモジュールにより、15ドルの現在の値と20ドルの元の値を持つカードは、リフレッシュモジュールのタイプによって、20ドル(元の値)に、または35ドル(現在の値+元の値)に増加させることが可能である。一般的に言うと、値は予め定められた増分(10ドルのような)で、または予め定められていない何らかの量で変更することが可能である。返還モジュールは顧客にカードの値またはカードの値の一部を返金してもよく、あるいは顧客の口座に金銭や他のクレジットを提供してもよい。返還モジュールはまた、マーチャント、マーチャントパートナー、または中央処理局を含むカードの売上に関係する他の何らかのエンティティにより提供される他の品物やサービスにカードの値を変えてもよい。
【0030】
本発明の1つの観点では、要求が信頼されている源のセットの内の任意のものにより行われる場合、または要求が信頼されている通信ネットワーク上で伝えられる通信を通して行われる場合のみ、記憶値カードが認証されてもよい。上記の手段を通して、信頼されている源である端末は関係モジュール36によって、それぞれの識別子と関係付けることが可能である。しかしながら、信頼されている源は、所定の取引前に、何らかの関係する識別子を有していないかもしれない。代わりに、信頼されている源はここに記述される手段を通して、信頼されている源であると確認されてもよい。
【0031】
図5にさらに示されるように、端末からのデータがI/Oモジュール33で受信される。1つの実施形態では、要求を行うために使用される通信ネットワークに関する情報は、I/Oモジュール33において受信される要求信号の源に基づいて、第1の処理モジュール30により識別することができる。例えば、専用データ回線はI/Oモジュール33において専用入力を有していてもよく、専用回線を通して行われる要求は、したがって、それらが専用入力を通してI/Oモジュール33において受信されるため、専用データ回線によって送信されたと認識されるだろう。代わりに、専用データ回線は要求通信に対する付加として、識別子情報を伝送または付加することが可能である。例えば、専用データ端末は、マーチャント端末通信が専用データ回線を通して送信されていることを識別するために、すべてのマーチャント端末通信の前または後に、数字の連番“1234567”を送信するように予め構成することが可能である。この実施形態では、中央プロセッサ16は、その後、要求が専用回線を通して行われたことを、専用データ回線を識別する情報を分析することによって決定することができる。
【0032】
記憶値カード起動の要求を処理するように構成されている第1の処理モジュール30は、このデータを分析し、認証または不認可のいずれかを要求端末へ返信する。例えば、第1の処理モジュール30は、データベースにI/Oモジュール33を通してアクセスすることが可能であり、端末の情報をデータベースに記憶された信頼されている源のリストと比較することができる。端末の情報がデータベースの信頼されている源のデータエントリーと一致した場合は、要求は認証される。認証された場合、中央プロセッサに結合されたデータベースは更新され、何らかの認証または不認可を反映することが可能である。情報が信頼されている通信ネットワークを通して受信されるとき、類似のプロセスを使用できる。第1の処理モジュール30は、要求を行うのに使用される通信ネットワークを識別し、通信ネットワークが信頼されているものであると決定した場合、要求を許可する。第1の処理モジュール30は自身で、または、通信ネットワークの識別子情報と、データベース18に記憶された信頼されている通信ネットワークのリストを比較することにより、この決定を行うことが可能である。
【0033】
図5にさらに示されるように、第2の処理モジュール31は、それぞれの記憶値カードと関係する値を変更するための要求を処理することができる。要求は通信ネットワーク上をそれぞれの要求端末から中央プロセッサへと送信される。中央プロセッサはしたがって、その関係値が変更されることになる記憶値カードに対する、記録内に記憶されたそれぞれの識別子が、その記憶値カードおよび端末のために要求端末により実際に送信された識別子と一致しているかどうかに基づいて、値変更要求を受入または拒否することがさらに可能である。第3の処理モジュール32は、それぞれの要求端末から中央プロセッサへの記憶値カード動作停止の要求を処理することができる。このケースでは、中央プロセッサは、要求が信頼されている源からのものであるかどうか、または、要求が信頼されている通信ネットワークを通して送信されたかどうかに基づいて、動作停止要求を受け入れるか、または拒否するように構成されている。
【0034】
図6は、本発明の1つの観点を具体化する記憶値カードデータ管理システムにより実現されてもよい例示的なフローチャート100を図解する。このフローチャートに記述されている方法は、下記の例で使用されている番号456のような関係する識別子が、要求端末に既に割り当てられているときに使用されることが好ましい。ステップ52に示されるように、記憶値カードシリアルNo.123は端末No.456と関係している。ステップ53では、記憶値カードシリアルNo.123の起動要求が処理される。1つの実施形態では、それは下記のように処理されてもよい。ステップ54のように、確認モジュールはその要求が端末No.456から来たかどうかを決定することができる。その後、ステップ56に示されているように、確認モジュールはカード123が、No.456を含むロケーションに割り当てられているかどうか決定する。実際そのような要求が端末No.456から発生され、およびカード123が、No.456を含むロケーションに割り当てられていることを確認モジュールが決定する場合、ステップ57に示されるように、中央プロセッサは要求が受け入れられたことを示すメッセージを発生させる。要求端末がNo.456以外のものであることを確認モジュールが決定した場合、またはカードがロケーションに割り当てられていない場合、ステップ55に示されるように、取引を拒否するメッセージが発行される。
【0035】
図7は、本発明の1つの観点を具体化する記憶値カードデータ管理システムにより実現されてもよい例示的なフローチャート101を図解する。図7のステップ64および65に示されるように、関係する識別子を持っていない端末は、そのシリアルナンバーがどの端末にも関係付けられていない、例示的なシリアルNo.123を有する記憶値カードのステータスを変更する要求を行う。その後、要求は以下のように処理される。ステップ66で、確認および/または認証モジュールは、中央プロセッサのデータベースで識別される源のような信頼されている源から、要求が発生しているかどうか決定することができる。図8にさらに示されるように、確認モジュールの動作は要求が行われた通信ネットワークのタイプに依存する。要求が信頼されている源からのものでない場合、ステップ67で要求は拒否され、さもなければ、留保、または停止される。要求者もしくはマーチャント端末の識別または位置特定のための試み、あるいは、識別されたシリアル番号を有する記憶値カードを無効にするような、適切な活動が行われる。
【0036】
要求が信頼されている源からのものであると決定された場合、要求は処理され続ける。ステップ68に示されるように、識別されていないマーチャント端末は識別子が割り当てられ、その後、ステップ69で、その識別子は記憶値カード識別子と関係付けられる。その後、要求はステップ70で処理および/または受け入れられる。
【0037】
図8A、8Bおよび8Cはさまざまな例示的な通信ネットワークを図解する。通信ネットワークを使用して、要求が信頼されている源から行われたことを確認することができる。図8Aでは、マーチャントデータチャネルインターフェイス12Aは、専用電話回線10Aのようなマーチャントと中央処理装置との間の専用データチャネル経由で、中央処理装置17と通信する。中央処理装置17は、中央プロセッサ、ホストバンク、または他の集中化されたエンティティとすることができる。通信ネットワークは専用データチャネルであるため、マーチャントおよび中央処理装置によって通信ネットワークへのアクセスを許可されるそれらのエンティティに加えて、マーチャントおよび中央処理装置のみが、通信ネットワークへのアクセスを有する。したがって、中央プロセッサは、専用データチャネルを通して行われたすべての要求を認証する。なぜならば、そのような要求は、専用回線にアクセスを有する信頼されているマーチャントに関係付けられている端末からのものであると考えられるためである。この実施形態では、中央処理装置は、要求が専用データ源を通して受信された場合、要求は信頼されている源からのものであることを決定する。
【0038】
中央処理ユニット16は、その後、信頼されている源を識別する情報をデータベース18中に記憶することで、信頼されている源のリストに要求者を加えることができることを理解すべきである。これは、パスワードまたはコードのような識別子を要求者に割り当て、前記識別子情報を信頼されている源としてデータベース18中に記憶することにより達成できる。その後、要求者が、信頼されている通信ネットワークと考えられていない、公衆電話交換ネットワークのような通信ネットワークを通して後に要求を行う場合、要求者は要求を行う間に、それ自身をネットワークを通して識別することができる。中央プロセッサ16は要求者が信頼されている源かどうか決定し、それに応じて要求を許可することができる。将来の要求が自動的に許可されるように、その要求者は、その後の取引のために信頼されている源として分類される。
【0039】
特定の信頼されている要求者からの将来の要求が、実際にその信頼されている要求者からのものかどうか、プロセッサが決定できる1つの方法は、要求者が専用データ回線のような信頼されている通信ネットワークを通して要求を行うときのように、要求者が信頼されている源であることが最初に決定されたときに、識別子情報を要求者に割り当てることである。この実施形態では、プロセッサ16は識別子情報を通信ネットワーク10を通して要求者に通信し、その情報をデータベース18に記憶する。信頼されている源が任意の通信ネットワークを通して後続の要求を行うとき、信頼されている源はプロセッサ16へのその要求中に識別子情報を含める。プロセッサは、識別子情報を伴う要求を受信する。プロセッサは、その後、識別子情報をデータベース18中に記憶された記録と比較することができる。識別子情報をデータベース18中に記憶された識別子情報と比較することにより、プロセッサはマーチャントが信頼されている源かどうか決定することができる。
【0040】
図8Aの1つの例示的な実施形態では、架空の信頼されている源である、ABC ストアーズ・インク(“ABC”)は、1以上のそのマーチャント端末を中央処理装置に接続する専用データ回線を備えている。ABCは、まだ中央処理装置に知られていない新しいマーチャント端末を備えた、新しいABCストアを開店する。特に、ABCストアは識別子情報を割り当てられておらず、データベースはこの特定のABCストアを特に識別する何らかの情報を含んでいない。新しい店の、未識別の端末が専用回線を通して要求を行う。中央処理装置は新しいABC端末の識別子を一度も確認していないが、中央処理装置は要求を処理および許可する。なぜなら、中央処理装置は、ABCの専用回線を通して行われるすべての要求を、信頼されている源により行われた要求として取り扱うからである。事実上、専用回線上の任意の要求者は自動的に信頼されている源である。他の実施形態も考えることができる。
【0041】
しかしながら、他の例示的な実施形態では、新しいABCストア端末は、その要求が許可可能になる以前に、識別子を最初に取得しなければならない。要求を受信し、要求が信頼されている源である専用回線を通して受信されたことを決定する際、中央処理装置は識別子を要求端末に割り当て、識別子を記憶値カード識別子と関係付ける。その後、要求を処理することができ、カードを起動させることができる。他の実施形態も考えることができる。
【0042】
他の実施形態では、中央処理装置は、要求以前に識別子をセットアップする。例えば、新しいABCストアがまもなく開店することを、ABCは中央プロセッサに知らせ、新しいABCストアの端末が要求を行うという場合に、その新しいABCストアのために、識別子が予約される。したがって、要求エンティティが要求を行うとき、要求識別子は既に識別されている。この例では、新しい端末への識別子の割り当てのステップなしで、要求を処理することができる。しかしながら、必要とされる場合、最初の要求のときに、付加的な識別子を付加し、および/または割り当てることができる。例えば、新しいストアにデフォルトパスワードを発行することができ、その後、その新しいストアがその最初の要求を中央プロセッサに行うとき、新しいストアが新しいパスワードを要求する、および/または取得することができる。
【0043】
図8Bでは、一意的な電話番号12Bを有する未識別のマーチャントが、記憶値カードに対する要求を公衆電話交換回線10Bを通して中央プロセッサ16のような中央処理装置17に通信する。そのような通信は、モデム、インターラクティブ音声応答システム(IVR)、または公衆電話交換ネットワークを通して通信する任意の他の手段を使用してもよい。中央処理装置はマーチャントの一意的な電話番号を、通常の電話通話を通して伝送されるDNISおよびANI番号に基づいて識別することができる。同様に、“呼出者ID”機能を使用して、公衆電話交換回線を通して遠隔エンティティと接触しているエンティティの電話番号を識別することができる。中央処理装置は、マーチャント端末の電話番号をデータベース18に記憶された信頼されている源の電話番号と比較することにより、識別された電話番号が信頼されている源であるか決定する。その電話番号が信頼されている源に属していることを中央処理装置17が決定した場合、中央処理装置17は要求を処理および許可する。そうでなければ、要求は拒否される。
【0044】
マーチャント端末を識別する他の方法も考えることができる。
【0045】
図8Bの実施形態では、マーチャント12Bは記憶値カードに対する要求を公衆電話交換回線10Bを通して中央装置に通信する。マーチャント12Bは、例えば中央処理装置17との電話通話の間に連続したトーンを送信することなどにより、パスワードまたは他の識別情報を電話回線を通して入力する。ファックスまたはインターネット通信によるような、電話回線を通して識別情報を送信する他の方法を考えることができる。中央処理装置17はその後、マーチャント12Bの識別情報をデータベース18中にリストアップされた信頼されている源の識別情報と比較する。この比較に基づいて、中央処理装置17はマーチャント12Bが信頼されている源であるかどうか決定する。マーチャント12Bが信頼されている源であることを中央処理装置17が決定した場合、中央処理装置17は要求を処理および許可する。そうでなければ、要求は拒否される。他の実施形態も考えることができる。
【0046】
図8Cでは、静的IP(インターネットプロトコル)アドレスを有するマーチャントコンピュータ端末が、インターネット10C経由で中央処理装置17と通信することにより要求を提示する。技術的によく知られた方法により、マーチャントコンピュータ端末は、モデム、LAN、WAN、ケーブル接続、または他のインターネット接続を通して、インターネットに接続することができる。マーチャント端末には、そのインターネットサービスプロバイダにより、静的IPアドレスが割り当てられる。インターネットサービスプロバイダはマーチャント、マーチャントグループ、または他のサービスプロバイダとすることができる。マーチャント端末12Cは中央処理装置17に要求を通信する。技術的によく知られた方法により、中央処理装置17は受信された電子通信に基づいて、端末12Cの静的IPアドレスを決定する。その静的IPアドレスと信頼されている源のIPアドレスを比較することにより、中央処理装置17は端末12Cが信頼されている源であるか決定することができる。それが信頼されている源であった場合、先の図8Aおよび8Bに対するのと類似した方法で、中央処理装置17は要求を処理し、カードを起動する。それが信頼されている源であると決定されなかった場合、要求は拒否される。
【0047】
1つの実施形態では、要求にはマーチャントコンピュータ端末12Cを識別する情報が伴う。例えば、マーチャント端末12Cはパスワードを入力し、このパスワードは、静的IPアドレスを有するマーチャントコンピュータ12Cから中央処理装置17に送信される。上記の方法を通して、中央処理装置17はパスワードに基づいて、マーチャント端末12Cが信頼されている源かどうか決定することができる。マーチャントコンピュータ12Cが信頼されている源である場合、そのIPアドレスをデータベース中の信頼されている源のリスト内に記憶することなどにより、そのIPアドレスが信頼されている源となるようにしてもよい。しかしながら、いくつかの場合には、所定のマーチャントコンピュータ12Cは、次回それがインターネットにログオンする際に、異なったIPアドレスを有しているかもしれないため、マーチャントコンピュータ12Cが永久静的IPアドレスを有していると知られていない限り、中央処理装置17はそのような静的IPアドレスを除去する。
【0048】
他の実施形態では、中央処理装置17はIPアドレスを信頼されている源として記憶しない。この実施形態では、要求の始めにおける識別子の確認で、取引を認証するのに十分であり、さらなる認証ステップは必要ではない。他の実施形態も考えることができる。
【0049】
1つの実施形態では、マーチャント端末12Cのインターネットサービスプロバイダの仕組みのために、すべてのインターネットセッションごとに、マーチャントは同一の静的IPアドレスを有する。中央処理装置17はこのアドレスを信頼されている源のための識別子としてデータベース中に記憶する。マーチャント12Cは要求をインターネットを通して、同一の静的IPアドレスから行い、中央処理装置17は、マーチャント端末12Cの信頼されている静的IPアドレスのような、信頼されている静的IPアドレスから発せられた要求を識別した後、そのような要求を処理および許可する。
【0050】
他の実施形態では、マーチャント端末12Cには、静的IPアドレスのセットの内の1つが割り当てられ、その各静的IPアドレスは信頼されている源である。マーチャント端末12Cは、前述のように処理される要求を行うことができる。なぜなら、マーチャント端末12Cは、信頼されている源である静的IPアドレスを使用して、常にそのような要求を行うからである。
【0051】
図9は、マーチャント端末およびホストバンクおよび中央プロセッサ間の、例示的なユーザツリーと通信パスとを示している。図9に図解されるように、ポイントオブセール端末12は、最初にマーチャント通信インターフェイス12Dとインターフェイスすることによって、ホストバンクおよび中央プロセッサと通信することができる。マーチャント通信インターフェイス12Dは、任意の数のポイントオブセール端末12と接続することができる。ポイントオブセール端末12は次に任意の数のマーチャントと接続することができる。マーチャント通信インターフェイス12Dは、自身がポイントオブセール端末12となるかもしれない。例えば、ポイントオブセール端末12とマーチャント通信インターフェイスインターフェイス12Dとは、LAN(ローカルエリアネットワーク)またはWAN(ワイドエリアネットワーク)上で接続されたコンピュータであってもよい。複数の端末12からの通信は、通信がマーチャントを離れる前に、最初にマーチャントネットワークハブを経過し、そしてインターネット、専用回線、または外部電話システムのような他の通信ネットワークを通過する。
【0052】
代わりに、図9では図1および2と同じように、ポイントオブセール端末は直接通信ネットワークとインターフェイスすることができる。
【0053】
先の図7ないし9において、要求端末または他の要求エンティティは最初の要求以前にそれと関係する先行識別子を有していないかもしれないことに注目する必要がある。したがって、この範囲では、要求エンティティは中央プロセッサおよびホストバンクに識別されていない。しかしながら、要求エンティティついての他の情報は既に知られているかもしれない。先の図8Aに対して説明したABCの例では、データ管理システム14は、要求者がABCストア端末のようなABCエンティティであったと、既に決定することができた。なぜならABCエンティティだけが、専用回線へのアクセスを有しているからである。識別子を前に未識別である端末に関係付けるステップを完全に除去できることを理解すべきである。これらの方法は電話回線およびインターネットを通しての要求/起動プロセスに等しく適用できることも理解すべきである。
【0054】
購入または起動の際に、あるいはユーザによって選択された任意の時間に、サービスプロバイダおよび/またはカード値がユーザによって選択できることも当業者は理解するだろう。マーチャント端末のような要求端末が、カードまたはPINを要求するとき、要求エンティティはカードに対する特定のドル、分、または他の値を聞く。通信ネットワークを通してユーザにより要求されるより高いまたはより低いドル量を反映させるために、既存の記録がある場合、中央プロセッサは単にカードに対する既存の記録を変更することができる。例えば、顧客は50ドルのような所定の量を特定のカードに割り当てることを要求することができる。取引を認証するプロセスの間、中央プロセッサはその記録を編集して、新しいカード値を反映させることができる。したがって、カード値は可変とすることができる。カード値が最初に固定されていても、またはそれらの値が販売時点までに未識別および非割当であっても、これは当てはまる。同様に、電気通信サービス、または記憶値カードに適用可能な他の何らかの種類のユーザサービスのケースでは、販売時点において、または、後日ユーザによりカードが返還処理されなければならない場合は後において、ユーザはサービスプロバイダを選択してもよい。ユーザが中央プロセッサと相互対話する任意の時点において、そのプロセッサはカードに関係する識別子とともに、カードの現在の値または額面のような他の任意の関係する情報を、修正および変更する能力を備えている。
【0055】
1つの例示的な実施形態では、記憶値カードデータ管理システムは、ウェブベースの、IDおよびパスワード保護アプリケーションを、インターネットアクセスならびに適切なIDおよびパスワードを有する任意の人に使用可能にできる。前述したように、システムはカード発生、マーチャント確立、ロケーション確立、端末セットアップ、マーチャントおよび/またはロケーションに在庫割当するためのそれぞれのモジュールを含む。システムはまた、ウェブベースの起動、動作停止、値の変更、リフレッシュ、および値の返還のような、他のカード関連の活動に使用される。
【0056】
本発明は前述のプロセスを実施するためのコンピュータ実現のプロセスおよび装置の形態で具体化できる。本発明はまた、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、ハードドライブ、または他の何らかのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体のような有形媒体に具体化された、コンピュータ読み取り可能な命令を含んだコンピュータプログラムコードの形態で具体化できる。コンピュータプログラムコードがコンピュータにロードされ、コンピュータにより実行されるとき、コンピュータは本発明を実行する装置となる。本発明はまた、例えば、記憶媒体に記憶され、コンピュータにロードおよび/またはコンピュータにより実行され、あるいは、電気的ワイヤーまたはケーブルのような何らかの送信媒体上で、光ファイバーを通して、または電磁放射により送信される、コンピュータプログラムコードの形態で具体化できる。コンピュータプログラムコードがコンピュータにロードされ、コンピュータにより実行されるとき、コンピュータは本発明を実行する装置となる。汎用コンピュータ上で実現されるとき、コンピュータプログラムコードセグメントは特定の論理回路または処理モジュールを作り出すようにコンピュータを構成する。
【0057】
図10は図3のシステムにより実現される本発明の他の観点を図解する例示的なフローチャートである。ステップ71では人(人々)、プロセッサ、コンピュータ、または他のエンティティは、記憶値カード要求を行うことが認証されている、1つ以上の信頼されている源を識別する。好ましい実施形態では、信頼されている源は、PINを要求することが認証されているマーチャントのリストを含んでいてもよい。同様に、ステップ72では、エンティティは、有効な記憶値カード要求のみを伝送または送信すると知られている、1つ以上の信頼されている通信ネットワークを識別する。信頼されている通信ネットワークは、好ましい実施形態では、認証されたマーチャントまたはマーチャント端末を中央プロセッサに接続する、さまざまな専用データ回線を識別するリストを含んでいてもよい。ステップ71と72は別々に説明されているが、これらの2つのステップは順番に行われる必要がないことを理解すべきである。さらに、新しい源およびネットワークが信頼されている源であると決定されるとき、システムはその信頼されている源のリストを常に更新すべきである。
【0058】
ステップ73では、中央プロセッサ16のようなエンティティは、識別された信頼されている源および識別された信頼されている通信ネットワークに、識別情報を割り当てる。識別情報はマーチャント端末ID番号、あるいは、静的IPアドレスまたは電話番号のような他の識別子であってもよい。通信ネットワークに対して、識別子は特定の通信ネットワークを他のネットワークから識別するために使用される内部コードであってもよい。例えば、プロセッサシステムへの異なる入力を有する、異なった通信ネットワークは、異なる番号を異なる入力に割り当てることにより識別することができる。ステップ74では、識別子はデータベース18に記憶される。通信ネットワークは言葉の伝統的意味での識別子を有していないかも知れず、そのような識別子はデータベースに記憶するために適していないかもしれないことに注目すべきである。例えば、信頼されていない通信ネットワーク以外と、プロセッサへの異なる接続または入力を有することによって、信頼されている通信ネットワークを識別してもよい。したがって、信頼されている通信ネットワークは独立した接続を有することによって、識別することができる。
【0059】
ステップ75では、要求はマーチャント端末から受信される。ここで、マーチャント端末はプロセッサに要求を提示する、任意のエンティティを意味することができる。ステップ76では、プロセッサは要求が信頼されている源からのものであるか、つまり、要求マーチャント端末が信頼されている源であるかどうか決定する。プロセッサは要求者を識別する情報に基づいて、その決定を行うことができる。例えば、電話ネットワークを通して正しくパスワードを入力することで、要求者が信頼されている源であると確認することができる。要求者の電話番号が信頼されている源としてデータベースにリストアップされているか決定することにより電話要求者を確認することができる。インターネットを通して要求する要求者は、信頼されている静的IPアドレスから、または以前に正しいパスワードを提示したと知られている静的IPアドレスから要求を行わせることにより、確認することができる。プロセッサはパスワードのようなそれらの識別子情報をデータベース18に記憶されている識別情報と比較することによって源を確認する。
【0060】
プロセッサはまた、要求を伝送している通信ネットワークが信頼されている通信ネットワークであるか決定する。要求が通信ネットワークを識別する識別子を伝える場合、プロセッサは識別子をデータベース中の信頼されている識別子と比較することができる。この確認プロセスは、また要求がどのようにプロセッサに到着したかを単に決定することによって行うことができる。例えば、入力#3が信頼されている源であり、要求が入力#3経由で到着したとプロセッサが決定する場合、要求は信頼されている源により伝送されたことをプロセッサが決定することができる。技術的によく知られている、他の方法を使用することができる。
【0061】
要求が信頼されている源、または信頼されている通信ネットワークのいずれかからのものであると決定される場合、要求はステップ77で処理および許可される。要求が信頼されている源、または信頼されている通信ネットワークからのものであるとの決定がされない場合、ステップ78で要求は拒否され、他の確認の手段を遂行することができ、または要求は保留カテゴリに入れることができる。
【0062】
他の実施形態を考えることができる。例えば、先の多くの実施形態に対して、要求は、起動、動作停止、値変更に対する要求、またはその他の要求を含む、任意の要求とすることができる。
【0063】
ここに示され、説明された本発明の特定の実施形態は、例示的にすぎないことが理解されるであろう。多くの変形、変更、置換および均等物は、本発明の精神と範囲を逸脱することなく、当業者の心に浮かぶであろう。したがって、ここで説明され、添付図面に示されているすべての主題は、例証にすぎないと考えられ、限定する意味はなく、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみにより決定されることが意図されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークを通して記憶値カードデータを安全に認証および分配するコンピュータ化された方法において、
データベースに複数の記録を記憶することと、
複数の記録は、各記憶値カードに対する記憶値カードデータ、および、
記憶値カード処理要求を行う信頼されている源を識別する情報と、
記憶値カード処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報と、の内の少なくとも1つを含み、
データベースは中央プロセッサに結合され、
通信ネットワークを通して、要求端末から中央プロセッサに、記憶値カードのステータスを変更する要求を送信することと、
それぞれの要求端末が処理要求の信頼されている源であるかどうかと、
通信ネットワークが処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークであるかどうかと、の内の少なくとも1つを決定することと、
決定ステップに基づいて要求を処理することとを含む方法。
【請求項2】
処理ステップが記憶値カードのステータスを変更させることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項3】
前記処理要求が記憶値カードを起動させる要求であり、処理ステップは記憶値カードを起動させることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項4】
前記処理要求が記憶値カードを動作停止させる要求であり、処理ステップは記憶値カードを動作停止させることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項5】
前記処理要求は記憶値カードの値を変更させる要求であり、処理ステップは記憶値カードの値を変更させることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項6】
前記処理要求はカードの現在の値にカードの元の値を加える要求であり、処理ステップはカードの現在の値にカードの元の値を加えることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項7】
前記処理要求は記憶値カードの値または値の一部を返還させる要求であり、処理ステップは記憶値カードの値または値の一部を返還させることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項8】
前記記憶値カードはギフトカードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項9】
前記記憶値カードはプリペイドガスカードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項10】
前記記憶値カードはプリペイド食品雑貨カードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項11】
前記記憶値カードはプリペイドエンターテイメントカードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項12】
前記記憶値カードは着信音をダウンロードするために使用されるカードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項13】
前記記憶値カードはソフトウェアをダウンロードするために使用されるカードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項14】
前記記憶値カードは音楽ファイルをダウンロードするために使用されるカードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項15】
前記記憶値カードは顧客謝礼カードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項16】
通信ネットワークは専用データ回線であり、決定ステップは専用データ回線が信頼されている通信ネットワークであるかどうかに基づいている、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項17】
要求はインターネットを通して送信される、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項18】
端末はモデム経由でインターネットにアクセスする、請求項17記載のコンピュータ化された方法。
【請求項19】
それぞれの要求端末は静的IPアドレスを有し、決定ステップは静的IPアドレスが処理要求の信頼されている源であるかどうかに基づいている、請求項17記載のコンピュータ化された方法。
【請求項20】
それぞれの要求端末は静的IPアドレスが割り当てられ、それぞれの要求端末はネットワークにアクセスするためにパスワードを入力し、パスワードは静的IPアドレスと同じ、または、それに基づいており、端末は静的IPアドレスを用いて中央プロセッサと通信し、決定ステップは静的IPアドレスが要求処理の信頼されている源であるかどうかに基づいている、請求項17記載のコンピュータ化された方法。
【請求項21】
要求はインターネットを通して送信され、それぞれの要求端末は静的IPアドレスを有し、決定ステップは静的IPアドレスが要求処理の信頼されている源であるかどうかに基づいている、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項22】
要求は公衆電話交換ネットワークを通して送信され、それぞれの要求端末は端末により使用される電話番号を識別することにより、信頼されている源であると決定される、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項23】
要求端末の電話番号は自動番号識別を含む方法を使用して識別される、請求項22記載のコンピュータ化された方法。
【請求項24】
要求は公衆電話交換ネットワークを通して送信され、それぞれの端末はパスワードまたは端末IDを中央プロセッサに通信し、端末はパスワードまたは端末IDに基づいて、信頼されている源であると決定される、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項25】
データベースに記憶されている各記録は、それぞれの記憶値カードの値に対応した予め規定された時間単位を表すパラメータをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項26】
データベースに記憶されている各記録は、それぞれの記憶値カードに関係する値に対応した予め規定された1以上のドル値を表すパラメータをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項27】
処理要求は、それぞれの記憶値カードに関係する値を変更するための要求であり、要求はそれぞれの要求端末から中央プロセッサに送信され、中央プロセッサは、その関係する値が変更されるべき記憶値カードに対する記録中に記憶されたそれぞれの識別子が、その記憶値カードおよび端末のために、要求端末によって実際に送信された識別子と一致するかどうかに基づいて変更要求を受け入れるように構成された、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項28】
データベースに記憶された予め規定されたコードのテーブルに基づいて、記憶値カードの起動、動作停止、および/または、値の変更のための要求を選択的にエンコードすることをさらに含み、予め規定されたコードはそれぞれのユーザグループやロケーションと関係している、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項29】
決定ステップに基づいて、識別子を要求端末に割り当て、記憶値カードに一致する記憶された記録中の識別子をそれぞれの端末に関係付けることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項30】
処理要求は、
記憶値カードを起動させることと、
記憶値カードを動作停止させることと、
記憶値カードの値を変更することと、
記憶値カードの値をリフレッシュすること、
記憶値カードを返還処理すること、
の内の少なくとも1つを中央プロセッサにさせる要求である、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項31】
通信ネットワークを通して記憶値カード要求を安全に認証および分配するためのコンピュータプログラムコードでエンコードされた、コンピュータ読み取り可能な媒体において、
前記プログラムコードは、
中央プロセッサに結合されたデータベースを制御することと、
データベースに複数の記録を記憶することと、
複数の記録は、
各記憶値カードに対する記憶値カードデータと、
記憶値カード処理要求を行う信頼されている源を識別する情報、および/または、記憶値カード処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報とを含み、
通信ネットワークを通して、要求端末から中央プロセッサへの、記憶値カードのステータスを変更する要求を受信することと、
それぞれの要求端末が要求の信頼されている源であるかどうかと、
通信ネットワークが要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークであるかどうかと、の内の少なくとも1つを決定することと、
決定ステップに基づいて要求を処理することとを含む方法をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項32】
前記処理要求は記憶値カードを起動させる要求であり、処理ステップは記憶値カードを起動させることをさらに含む、請求項31記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項33】
通信ネットワークは専用データ回線であり、決定ステップは専用データ回線が信頼されている通信ネットワークであるかどうかに基づいている、請求項31記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項34】
要求はインターネットを通して送信される、請求項31記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項35】
端末はモデム経由でインターネットにアクセスする、請求項34記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項36】
それぞれの要求端末は静的IPアドレスを有し、決定ステップは静的IPアドレスが処理要求の信頼されている源であるかどうかに基づいている、請求項34記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項37】
それぞれの要求端末はネットワークにアクセスするためにパスワードを入力し、端末はパスワードに基づいて静的IPアドレスが割り当てられ、端末は静的IPアドレスを用いて中央プロセッサと通信し、決定ステップは静的IPアドレスが要求処理の信頼されている源であるかどうかに基づいている、請求項34記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項38】
要求はインターネットを通して送信され、それぞれの要求端末は静的IPアドレスを有し、決定ステップは静的IPアドレスが要求処理の信頼されている源であるかどうかに基づいている、請求項31記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項39】
要求は公衆電話交換ネットワークを通して送信され、それぞれの要求端末は端末により使用される電話番号を識別することにより、信頼されている源であると決定される、請求項31記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項40】
要求端末の電話番号は自動番号識別を含む方法を使用して識別される、請求項40記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項41】
要求は公衆電話交換ネットワークを通して送信され、それぞれの端末はパスワードを中央プロセッサに通信し、端末はパスワードに基づいて、信頼されている源であると決定される、請求項31記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項42】
複数の端末および中央プロセッサ間の通信ネットワークを通して記憶値カード要求を認証するシステムにおいて、
中央プロセッサに結合されたデータベースと、
データベース中に、
各記憶値カードに対する記憶値カードデータと、
記憶値カード処理要求を行う信頼されている源と要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークとを識別する情報、および/または、記憶値カード処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報と、
を含む複数の記録を記憶するように構成された記憶モジュールと、
各記憶された記録中にそれぞれの記憶値カードの値に対応するパラメータを規定するように構成された値モジュールと、
各要求端末から中央プロセッサへの要求を処理するように構成された第1の処理モジュールとを具備し、
中央プロセッサは、要求が信頼されている源から発信されたかどうか、および/または、要求が信頼されている通信ネットワークによって送信または伝送されたかどうかに基づいて、要求を受け入れるように構成されているシステム。
【請求項43】
前記要求は記憶値カードのステータスを変更する要求であり、処理ステップは記憶値カードを起動させることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項44】
処理ステップは記憶値カードのステータスを変更させることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項45】
前記処理要求は記憶値カードを起動させる要求であり、処理ステップは記憶値カードを起動させることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項46】
前記処理要求は記憶値カードを動作停止させる要求であり、処理ステップは記憶値カードを動作停止させることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項47】
前記処理要求は記憶値カードの値を変更させる要求であり、処理ステップは記憶値カードの値を変更させることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項48】
前記処理要求は記憶値カードをリフレッシュさせる要求であり、処理ステップは記憶値カードをリフレッシュさせることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項49】
前記処理要求は記憶値カードの値を返還させる要求であり、処理ステップは記憶値カードの値を返還させることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項50】
通信ネットワークは専用データ回線であり、処理モジュールは専用データ回線が信頼されている通信ネットワークであるかどうか決定するようにさらに構成されている、請求項42記載のシステム。
【請求項51】
要求はインターネットを通して送信される、請求項42記載のシステム。
【請求項52】
端末はモデム経由でインターネットにアクセスする、請求項51記載のシステム。
【請求項53】
それぞれの要求端末は静的IPアドレスを有し、処理モジュールは静的IPアドレスが処理要求の信頼されている源であるかどうか決定するようにさらに構成されている、請求項51記載のシステム。
【請求項54】
それぞれの要求端末はネットワークにアクセスするためにパスワードを入力し、端末はパスワードに基づいて静的IPアドレスが割り当てられ、端末は静的IPアドレスを用いて中央プロセッサと通信し、処理モジュールは静的IPアドレスが要求処理の信頼されている源であるかどうか決定するようにさらに構成されている、請求項51記載のシステム。
【請求項55】
要求はインターネットを通して送信され、それぞれの要求端末は静的IPアドレスを有し、処理モジュールは静的IPアドレスが要求処理の信頼されている源であるかどうか決定するようにさらに構成されている、請求項42記載のシステム。
【請求項56】
要求は公衆電話交換ネットワークを通して送信され、処理モジュールは、端末により使用される電話番号を識別することにより、それぞれの要求端末が信頼されている源であるかどうか決定するようにさらに構成されている、請求項42記載のシステム。
【請求項57】
処理モジュールは自動番号識別を含む方法を使用して、要求端末の電話番号を決定するようにさらに構成されている、請求項56記載のシステム。
【請求項58】
要求は公衆電話交換ネットワークを通して送信され、それぞれの端末はパスワードを中央プロセッサに通信し、処理モジュールはパスワードに基づいて、端末が信頼されている源であるかどうか決定するようにさらに構成されている、請求項42記載のシステム。
【請求項59】
要求はモデム経由で公衆電話交換ネットワークを通して送信される、請求項42記載のシステム。
【請求項60】
安全に記憶値カード取引を認証する方法において、
記憶値カード処理要求の1以上の信頼されている源と、
記憶値カード処理要求を伝送および/または送信する1以上の信頼されている通信ネットワークと、
の内の少なくとも1つを識別することと、
各識別された、信頼されている源および信頼されている通信ネットワークに識別子を割り当てすることと、
プロセッサに結合されたデータベースに識別子を記憶することと、
通信ネットワークを通してユーザ端末から受信される、記憶値カードを処理する要求を受信することと、
それぞれの要求端末が処理のための要求の信頼されている源であるかどうかと、
通信ネットワークが処理のための要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークであるかどうかと、
の内の少なくとも1つを決定することと、
決定ステップに基づいて要求を処理することとを含む方法。
【請求項61】
前記記憶値カードは音楽ファイルをダウンロードするために使用されるカードであり、前記音楽ファイルはMP3,MP4,WMVおよびWAVフォーマットの内の少なくとも1つを含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項62】
記憶値カードはゲームのダウンロードを可能にする、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項63】
記憶値カードは長距離電話通信を可能にする、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項64】
記憶値カードはワイヤレス通信を可能にする、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項65】
記憶値カードはページングサービスを可能にする、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項66】
記憶値カードはインターネット通信サービスを可能にする、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項67】
記憶値カードはワイヤレスウェブアクセスを可能にする、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項68】
顧客からの要求を受信して、記憶された値を顧客アカウントに追加し、要求は第1の識別子を含み、第1の識別子と記憶された値とは記憶値カードに関係し、顧客アカウントはプロバイダによって管理されることと、
プロバイダに関係したプロバイダ識別子を顧客に提供し、プロバイダ識別子は関係する記憶された値を顧客アカウントに追加するのに有効であることとをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項69】
顧客とプロバイダによって管理されるプロバイダ通信システムとの間の通信を確立することをさらに含む、請求項70記載のコンピュータ化された方法。
【請求項70】
プロバイダ通信システムはIVRシステムである、請求項70記載のコンピュータ化された方法。
【請求項71】
プロバイダ通信システムは、顧客からプロバイダ識別子を受信した後、関係する記憶された値を顧客のアカウントに追加するように構成されている、請求項70記載のコンピュータ化された方法。
【請求項1】
通信ネットワークを通して記憶値カードデータを安全に認証および分配するコンピュータ化された方法において、
データベースに複数の記録を記憶することと、
複数の記録は、各記憶値カードに対する記憶値カードデータ、および、
記憶値カード処理要求を行う信頼されている源を識別する情報と、
記憶値カード処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報と、の内の少なくとも1つを含み、
データベースは中央プロセッサに結合され、
通信ネットワークを通して、要求端末から中央プロセッサに、記憶値カードのステータスを変更する要求を送信することと、
それぞれの要求端末が処理要求の信頼されている源であるかどうかと、
通信ネットワークが処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークであるかどうかと、の内の少なくとも1つを決定することと、
決定ステップに基づいて要求を処理することとを含む方法。
【請求項2】
処理ステップが記憶値カードのステータスを変更させることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項3】
前記処理要求が記憶値カードを起動させる要求であり、処理ステップは記憶値カードを起動させることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項4】
前記処理要求が記憶値カードを動作停止させる要求であり、処理ステップは記憶値カードを動作停止させることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項5】
前記処理要求は記憶値カードの値を変更させる要求であり、処理ステップは記憶値カードの値を変更させることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項6】
前記処理要求はカードの現在の値にカードの元の値を加える要求であり、処理ステップはカードの現在の値にカードの元の値を加えることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項7】
前記処理要求は記憶値カードの値または値の一部を返還させる要求であり、処理ステップは記憶値カードの値または値の一部を返還させることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項8】
前記記憶値カードはギフトカードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項9】
前記記憶値カードはプリペイドガスカードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項10】
前記記憶値カードはプリペイド食品雑貨カードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項11】
前記記憶値カードはプリペイドエンターテイメントカードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項12】
前記記憶値カードは着信音をダウンロードするために使用されるカードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項13】
前記記憶値カードはソフトウェアをダウンロードするために使用されるカードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項14】
前記記憶値カードは音楽ファイルをダウンロードするために使用されるカードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項15】
前記記憶値カードは顧客謝礼カードである、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項16】
通信ネットワークは専用データ回線であり、決定ステップは専用データ回線が信頼されている通信ネットワークであるかどうかに基づいている、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項17】
要求はインターネットを通して送信される、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項18】
端末はモデム経由でインターネットにアクセスする、請求項17記載のコンピュータ化された方法。
【請求項19】
それぞれの要求端末は静的IPアドレスを有し、決定ステップは静的IPアドレスが処理要求の信頼されている源であるかどうかに基づいている、請求項17記載のコンピュータ化された方法。
【請求項20】
それぞれの要求端末は静的IPアドレスが割り当てられ、それぞれの要求端末はネットワークにアクセスするためにパスワードを入力し、パスワードは静的IPアドレスと同じ、または、それに基づいており、端末は静的IPアドレスを用いて中央プロセッサと通信し、決定ステップは静的IPアドレスが要求処理の信頼されている源であるかどうかに基づいている、請求項17記載のコンピュータ化された方法。
【請求項21】
要求はインターネットを通して送信され、それぞれの要求端末は静的IPアドレスを有し、決定ステップは静的IPアドレスが要求処理の信頼されている源であるかどうかに基づいている、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項22】
要求は公衆電話交換ネットワークを通して送信され、それぞれの要求端末は端末により使用される電話番号を識別することにより、信頼されている源であると決定される、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項23】
要求端末の電話番号は自動番号識別を含む方法を使用して識別される、請求項22記載のコンピュータ化された方法。
【請求項24】
要求は公衆電話交換ネットワークを通して送信され、それぞれの端末はパスワードまたは端末IDを中央プロセッサに通信し、端末はパスワードまたは端末IDに基づいて、信頼されている源であると決定される、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項25】
データベースに記憶されている各記録は、それぞれの記憶値カードの値に対応した予め規定された時間単位を表すパラメータをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項26】
データベースに記憶されている各記録は、それぞれの記憶値カードに関係する値に対応した予め規定された1以上のドル値を表すパラメータをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項27】
処理要求は、それぞれの記憶値カードに関係する値を変更するための要求であり、要求はそれぞれの要求端末から中央プロセッサに送信され、中央プロセッサは、その関係する値が変更されるべき記憶値カードに対する記録中に記憶されたそれぞれの識別子が、その記憶値カードおよび端末のために、要求端末によって実際に送信された識別子と一致するかどうかに基づいて変更要求を受け入れるように構成された、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項28】
データベースに記憶された予め規定されたコードのテーブルに基づいて、記憶値カードの起動、動作停止、および/または、値の変更のための要求を選択的にエンコードすることをさらに含み、予め規定されたコードはそれぞれのユーザグループやロケーションと関係している、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項29】
決定ステップに基づいて、識別子を要求端末に割り当て、記憶値カードに一致する記憶された記録中の識別子をそれぞれの端末に関係付けることをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項30】
処理要求は、
記憶値カードを起動させることと、
記憶値カードを動作停止させることと、
記憶値カードの値を変更することと、
記憶値カードの値をリフレッシュすること、
記憶値カードを返還処理すること、
の内の少なくとも1つを中央プロセッサにさせる要求である、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項31】
通信ネットワークを通して記憶値カード要求を安全に認証および分配するためのコンピュータプログラムコードでエンコードされた、コンピュータ読み取り可能な媒体において、
前記プログラムコードは、
中央プロセッサに結合されたデータベースを制御することと、
データベースに複数の記録を記憶することと、
複数の記録は、
各記憶値カードに対する記憶値カードデータと、
記憶値カード処理要求を行う信頼されている源を識別する情報、および/または、記憶値カード処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報とを含み、
通信ネットワークを通して、要求端末から中央プロセッサへの、記憶値カードのステータスを変更する要求を受信することと、
それぞれの要求端末が要求の信頼されている源であるかどうかと、
通信ネットワークが要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークであるかどうかと、の内の少なくとも1つを決定することと、
決定ステップに基づいて要求を処理することとを含む方法をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項32】
前記処理要求は記憶値カードを起動させる要求であり、処理ステップは記憶値カードを起動させることをさらに含む、請求項31記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項33】
通信ネットワークは専用データ回線であり、決定ステップは専用データ回線が信頼されている通信ネットワークであるかどうかに基づいている、請求項31記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項34】
要求はインターネットを通して送信される、請求項31記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項35】
端末はモデム経由でインターネットにアクセスする、請求項34記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項36】
それぞれの要求端末は静的IPアドレスを有し、決定ステップは静的IPアドレスが処理要求の信頼されている源であるかどうかに基づいている、請求項34記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項37】
それぞれの要求端末はネットワークにアクセスするためにパスワードを入力し、端末はパスワードに基づいて静的IPアドレスが割り当てられ、端末は静的IPアドレスを用いて中央プロセッサと通信し、決定ステップは静的IPアドレスが要求処理の信頼されている源であるかどうかに基づいている、請求項34記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項38】
要求はインターネットを通して送信され、それぞれの要求端末は静的IPアドレスを有し、決定ステップは静的IPアドレスが要求処理の信頼されている源であるかどうかに基づいている、請求項31記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項39】
要求は公衆電話交換ネットワークを通して送信され、それぞれの要求端末は端末により使用される電話番号を識別することにより、信頼されている源であると決定される、請求項31記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項40】
要求端末の電話番号は自動番号識別を含む方法を使用して識別される、請求項40記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項41】
要求は公衆電話交換ネットワークを通して送信され、それぞれの端末はパスワードを中央プロセッサに通信し、端末はパスワードに基づいて、信頼されている源であると決定される、請求項31記載のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項42】
複数の端末および中央プロセッサ間の通信ネットワークを通して記憶値カード要求を認証するシステムにおいて、
中央プロセッサに結合されたデータベースと、
データベース中に、
各記憶値カードに対する記憶値カードデータと、
記憶値カード処理要求を行う信頼されている源と要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークとを識別する情報、および/または、記憶値カード処理要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークを識別する情報と、
を含む複数の記録を記憶するように構成された記憶モジュールと、
各記憶された記録中にそれぞれの記憶値カードの値に対応するパラメータを規定するように構成された値モジュールと、
各要求端末から中央プロセッサへの要求を処理するように構成された第1の処理モジュールとを具備し、
中央プロセッサは、要求が信頼されている源から発信されたかどうか、および/または、要求が信頼されている通信ネットワークによって送信または伝送されたかどうかに基づいて、要求を受け入れるように構成されているシステム。
【請求項43】
前記要求は記憶値カードのステータスを変更する要求であり、処理ステップは記憶値カードを起動させることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項44】
処理ステップは記憶値カードのステータスを変更させることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項45】
前記処理要求は記憶値カードを起動させる要求であり、処理ステップは記憶値カードを起動させることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項46】
前記処理要求は記憶値カードを動作停止させる要求であり、処理ステップは記憶値カードを動作停止させることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項47】
前記処理要求は記憶値カードの値を変更させる要求であり、処理ステップは記憶値カードの値を変更させることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項48】
前記処理要求は記憶値カードをリフレッシュさせる要求であり、処理ステップは記憶値カードをリフレッシュさせることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項49】
前記処理要求は記憶値カードの値を返還させる要求であり、処理ステップは記憶値カードの値を返還させることをさらに含む、請求項42記載のシステム。
【請求項50】
通信ネットワークは専用データ回線であり、処理モジュールは専用データ回線が信頼されている通信ネットワークであるかどうか決定するようにさらに構成されている、請求項42記載のシステム。
【請求項51】
要求はインターネットを通して送信される、請求項42記載のシステム。
【請求項52】
端末はモデム経由でインターネットにアクセスする、請求項51記載のシステム。
【請求項53】
それぞれの要求端末は静的IPアドレスを有し、処理モジュールは静的IPアドレスが処理要求の信頼されている源であるかどうか決定するようにさらに構成されている、請求項51記載のシステム。
【請求項54】
それぞれの要求端末はネットワークにアクセスするためにパスワードを入力し、端末はパスワードに基づいて静的IPアドレスが割り当てられ、端末は静的IPアドレスを用いて中央プロセッサと通信し、処理モジュールは静的IPアドレスが要求処理の信頼されている源であるかどうか決定するようにさらに構成されている、請求項51記載のシステム。
【請求項55】
要求はインターネットを通して送信され、それぞれの要求端末は静的IPアドレスを有し、処理モジュールは静的IPアドレスが要求処理の信頼されている源であるかどうか決定するようにさらに構成されている、請求項42記載のシステム。
【請求項56】
要求は公衆電話交換ネットワークを通して送信され、処理モジュールは、端末により使用される電話番号を識別することにより、それぞれの要求端末が信頼されている源であるかどうか決定するようにさらに構成されている、請求項42記載のシステム。
【請求項57】
処理モジュールは自動番号識別を含む方法を使用して、要求端末の電話番号を決定するようにさらに構成されている、請求項56記載のシステム。
【請求項58】
要求は公衆電話交換ネットワークを通して送信され、それぞれの端末はパスワードを中央プロセッサに通信し、処理モジュールはパスワードに基づいて、端末が信頼されている源であるかどうか決定するようにさらに構成されている、請求項42記載のシステム。
【請求項59】
要求はモデム経由で公衆電話交換ネットワークを通して送信される、請求項42記載のシステム。
【請求項60】
安全に記憶値カード取引を認証する方法において、
記憶値カード処理要求の1以上の信頼されている源と、
記憶値カード処理要求を伝送および/または送信する1以上の信頼されている通信ネットワークと、
の内の少なくとも1つを識別することと、
各識別された、信頼されている源および信頼されている通信ネットワークに識別子を割り当てすることと、
プロセッサに結合されたデータベースに識別子を記憶することと、
通信ネットワークを通してユーザ端末から受信される、記憶値カードを処理する要求を受信することと、
それぞれの要求端末が処理のための要求の信頼されている源であるかどうかと、
通信ネットワークが処理のための要求を伝送または送信する信頼されている通信ネットワークであるかどうかと、
の内の少なくとも1つを決定することと、
決定ステップに基づいて要求を処理することとを含む方法。
【請求項61】
前記記憶値カードは音楽ファイルをダウンロードするために使用されるカードであり、前記音楽ファイルはMP3,MP4,WMVおよびWAVフォーマットの内の少なくとも1つを含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項62】
記憶値カードはゲームのダウンロードを可能にする、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項63】
記憶値カードは長距離電話通信を可能にする、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項64】
記憶値カードはワイヤレス通信を可能にする、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項65】
記憶値カードはページングサービスを可能にする、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項66】
記憶値カードはインターネット通信サービスを可能にする、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項67】
記憶値カードはワイヤレスウェブアクセスを可能にする、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項68】
顧客からの要求を受信して、記憶された値を顧客アカウントに追加し、要求は第1の識別子を含み、第1の識別子と記憶された値とは記憶値カードに関係し、顧客アカウントはプロバイダによって管理されることと、
プロバイダに関係したプロバイダ識別子を顧客に提供し、プロバイダ識別子は関係する記憶された値を顧客アカウントに追加するのに有効であることとをさらに含む、請求項1記載のコンピュータ化された方法。
【請求項69】
顧客とプロバイダによって管理されるプロバイダ通信システムとの間の通信を確立することをさらに含む、請求項70記載のコンピュータ化された方法。
【請求項70】
プロバイダ通信システムはIVRシステムである、請求項70記載のコンピュータ化された方法。
【請求項71】
プロバイダ通信システムは、顧客からプロバイダ識別子を受信した後、関係する記憶された値を顧客のアカウントに追加するように構成されている、請求項70記載のコンピュータ化された方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2010−182320(P2010−182320A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−48213(P2010−48213)
【出願日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【分割の表示】特願2006−525497(P2006−525497)の分割
【原出願日】平成16年9月3日(2004.9.3)
【出願人】(505161378)イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド・ディー/ビー/エー・イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド (20)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−48213(P2010−48213)
【出願日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【分割の表示】特願2006−525497(P2006−525497)の分割
【原出願日】平成16年9月3日(2004.9.3)
【出願人】(505161378)イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド・ディー/ビー/エー・イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド (20)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]