説明

車両用変速装置

【課題】機能部品の共通化を可能にして部品点数及び組み付け工数を低減できるとともに、リバースシフトアームの位置精度を向上できる車両用変速装置を提供する。
【解決手段】入力軸5を回転自在に支持する軸受20を固定する固定機能部27aと、各シフトフォーク軸17〜19の2重噛み合いを防止するインターロックプレート25の抜けを防止する押さえ機能部27bと、リバースアイドラギヤ8をリバース位置Rに規制するストッパ機能部27cとを入力軸5の上側周辺に集約し、かつ前記各機能部27a〜27cを1つのプレート27に設けるとともに、該プレート27にリバースアイドラギヤ8に係合するリバースシフトアーム26を揺動可能に設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジン動力を複数の前進段又は後進段の何れかの変速段に変速して出力する手動式の車両用変速装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の変速装置では、作動部品の組み付け精度や組み付け性を高める観点から、各種の機能部品が採用されている。例えば、特許文献1では、入力軸のインプットベアリングを固定するためにリテーナを設けている。また特許文献2では、リバースギヤ軸に爪部を有するワッシャを嵌装させ、該ワッシャをリバースアイドラギヤに当接させることにより、リバースアイドラギヤの軸方向移動を規制するとともに、リバースギヤ軸の回転を規制している。
【0003】
また前記変速装置では、リバースアイドラギヤをリバースギヤ軸にリバース噛合位置とニュートラル位置との間で軸方向移動可能に支持する場合がある(例えば、特許文献3参照)。この場合、リバースアイドラギヤをリバース噛合位置とニュートラル位置との間で移動させるリバースシフトアームを支持部材により揺動自在に支持し、該支持部材を変速機ケースにボルト締め固定するのが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭58−186250号公報
【特許文献2】特許第3961060号
【特許文献3】特開平5−164217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記従来装置では、リテーナ,ワッシャ等を別々に設けているので、部品点数及び組み付け工数が増えるという問題があり、コスト低減の観点から部品の共通化を図ることが要請されている。
【0006】
また前記支持部材を変速機ケースに取付ける場合、支持部材の取付け如何によっては取付けピッチを十分に確保できない場合があり、リバースシフトアームの位置精度不良が生じるおそれがある。
【0007】
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、部品の共通化を可能にして部品点数及び組み付け工数を低減できるとともに、リバースシフトアームの位置精度を向上できる車両用変速装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、エンジン動力が伝達される入力軸と、該入力軸の回転を複数の前進段又は後進段の何れかの変速段に変速させて出力する出力軸と、シフト操作により前記何れかの変速段を選択する複数本のシフトフォーク軸と、前記入力軸の後進用ギヤに噛合するリバース位置と該噛合を解除する中立位置との間で移動可能に支持されたリバースアイドラギヤとを備えた車両用変速装置であって、前記入力軸を回転自在に支持する軸受を固定する固定機能部と、前記各シフトフォーク軸の2重噛み合いを防止するインターロックプレートの抜けを防止する押さえ機能部と、前記リバースアイドラギヤをリバース位置に規制するストッパ機能部とを前記入力軸の上側周辺に集約し、かつ前記各機能部を1つのプレートに設けるとともに、該プレートに前記リバースアイドラギヤに係合するリバースシフトアームを揺動可能に設けたことを特徴としている。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用変速装置において、前記プレートの上辺部には、掻き揚げられた潤滑油を貯留するオイルリザーバ部材を取り付けるための取付け座が一体に形成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明に係る変速装置によれば、入力軸の軸受を固定する固定機能部と、インターロックプレートの抜けを防止する押さえ機能部と、リバースアイドラギヤをリバース位置に規制するストッパ機能部とを入力軸の上側周辺に集約し、これらの各機能部を1つのプレートに設け、該プレートにリバースシフトアームを揺動可能に設けたので、入力軸の上側周辺の空きスペースを有効利用して各機能部を1つのプレートにまとめることができ、従来の機能部品を別々に設ける場合に比べて、部品点数及び組み付け工数を低減することができ、それだけコストを低減できる。
【0011】
また各機能部を入力軸の上側周辺に集約したので、作動部品が潤滑油に常時浸かることはなく、潤滑油に含まれる微細なゴミや金属粉の噛み込みによる作動不良を防止できる。
【0012】
本発明では、前記プレートを入力軸の上側の空きスペースに配置したので、該プレートの取付けピッチを十分に確保することが可能となり、それだけリバースシフトアームの位置精度を高めることができ、リバースアイドラギヤとの係合精度を向上できる。
【0013】
請求項2の発明では、プレートの上辺部にオイルリザーバ部材を取り付けるための取付け座を形成したので、プレートの上辺部の余肉部を利用して強度の高い取付け座を形成することができ、それだけオイルリザーバ部材の取付け強度を向上できる。これによりオイルリザーバ部材の容量を大きくすることが可能となり、作動時の変速機ケース内の潤滑油溜まり量を少なくすることができ、変速ギヤ列の回転抵抗を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施例1による変速装置の展開状態の概略平面図である。
【図2】前記変速装置の側面図である。
【図3】前記変速装置のシフト機構の平面図である。
【図4】前記シフト機構のインターロックプレートの側面断面図(図3のIV-IV線断面図)である。
【図5】前記変速装置のプレートの組み付け状態の側面図である。
【図6】前記プレートの側面図である。
【図7】前記プレートのリバースシフトアームの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0016】
図1及び図7は、本発明の実施例1による車両用変速装置を説明するための図である。なお、本実施例の説明のなかで前後,左右という場合は、特記なき限り、車両に搭載されたシートに着座した状態で車両前進方向に見た場合の前後,左右を意味する。
【0017】
図において、1は自動車のエンジンEに一体に結合された手動式の変速装置を示している。この変速装置1は、エンジンEに接続されたクラッチケース2と、該クラッチケース2に接続された変速機ケース3と、該変速機ケース3に接続されたデフケース4とを備えている。
【0018】
前記クラッチケース2内には、エンジン動力を後述する入力軸5に伝達又は遮断するクラッチ機構(不図示)が収容されている。
【0019】
前記デフケース4内には、デファレンシャル機構9が収容されている。このデファレンシャル機構9は、前記デフケース4に軸受10,10を介して回転自在に支持されたデフハウジング11にデフリングギヤ12をボルト締め固定するとともに、デフハウジング11内に差動歯車機構13を収容した構造を有する。この差動歯車機構13には、左,右の車輪(不図示)に連結される回転軸14,14が結合されている。
【0020】
前記変速機ケース3内には、前述のエンジン動力が伝達される前記入力軸5と、該入力軸5の回転を1速〜5速の前進段又は後進1段の何れかの変速段に変速させて出力する出力軸6と、運転者のシフト操作により前記何れかの変速段を選択する3本の第1,第2,第3シフトフォーク軸17,18,19と、前記入力軸5に形成された後進用ギヤ5aに噛合するリバース位置Rと該噛合を解除する中立位置Nとの間で移動可能に配設されたリバースアイドラギヤ8とが収容されている。
【0021】
ここで、本実施例の変速装置1は、入力軸5及び出力軸6に配設された常時噛み合い式の変速ギヤ列を有し、ニュートラル時には全ての変速ギヤ列が入力軸5,出力軸6に対して回転フリーになっており、変速操作により所望の変速ギヤ列が入力軸5及び出力軸6に対して固定される。
【0022】
前記入力軸5は、クランク軸(不図示)と同軸をなすよう配置されており、クラッチケース2に配置された軸受20と、変速機ケース3に配置された軸受21とにより回転自在に支持されている。
【0023】
前記出力軸6は、入力軸5と平行にかつ該入力軸5の車両後側下方に配置されており、前記クラッチケース2に配置された軸受22と、変速機ケース3に配置された軸受23とにより回転自在に支持されている。この出力軸6の軸方向右側端部に形成されたドライブギヤ6aに前記デフリングギヤ12が噛合している。
【0024】
前記リバースアイドラギヤ8は、リバースアイドラ軸7により回転自在にかつ軸方向に移動自在に支持されており、付勢部材(不図示)により中立位置Nに常時付勢されている。このリバースアイドラギヤ8のボス部8aには、周方向に延びる係合溝8bが形成されている。
【0025】
前記リバースアイドラ軸7は、入力軸5と平行にかつ入力軸5の車両前側下方近傍に配置されており、前記クラッチケース2と変速機ケース3とにより回転不能に支持されている。
【0026】
前記変速機ケース3には、運転席に配設されたシフト操作レバー(不図示)を左右方向及び前後方向に揺動操作することにより所望の変速段に切り換えるシフト機構30が配置されている。このシフト機構30は、前記入力軸5の軸芯aを通る水平面より高所に配置されている。
【0027】
前記シフト機構30は、回動可能かつ軸方向移動可能に縦向きに挿入配置されたコントロール軸31と、該コントロール軸31に直交するよう横向きに挿入配置され、左右に回動させることにより前記コントロール軸31を軸方向に移動させるセレクト軸32とを有する。
【0028】
前記コントロール軸31にはシフト用レバー31aが固定され、前記セレクト軸32にはセレクト用レバー32aが固定されている。このシフト用レバー31a及びセレクト用レバー32aには、それぞれ前記シフト操作レバーに接続されたコントロールケーブル(不図示)が連結されている。
【0029】
前記セレクト軸32の回動によりコントロール軸31を軸方向に移動させることにより、第1〜第3シフトフォーク軸17〜19の何れかを選択するセレクト動作を行い、コントロール軸31を回動させることにより選択された何れかのシフトフォーク軸を軸方向に移動させ、もって所望の変速段のギヤ列を入力軸5,出力軸6に固定するシフト動作を行なう。
【0030】
前記第1〜第3シフトフォーク軸17〜19は、入力軸5と平行にかつ該入力軸5の軸芯aを通る水平面の上側近傍に位置するよう配置され、前記変速機ケース3により軸方向に移動可能に支持されている。第1シフトフォーク軸17は1速−2速用であり、第2シフトフォーク軸18は3速−4速用であり、第3シフトフォーク軸19は5速−後進用である。
【0031】
前記第1〜第3シフトフォーク軸17〜19には、シフト動作時の2重噛み合いを防止する一対のインターロックプレート25,25が配設されている。この各インターロックプレート25は、第1〜第3シフトフォーク軸17〜19間を軸直角方向にスライド可能に配置されており、選択されたシフトフォーク軸のみ軸移動を許容し、残りのシフトフォーク軸は軸移動不能にロックするものである。
【0032】
シフト操作レバーによりセレクト操作が行なわれると、インターロックプレート25は、選択された例えば5速−後進用の第3シフトフォーク軸19との係合を開放し、残りの第1,第2シフトフォーク軸17,18に係合する(図4参照)。この状態からシフト操作が行なわれると、第3シフトフォーク軸19が軸移動し、残りの第1,第2シフトフォーク軸17,18はニュートラル位置に保持される。
【0033】
前記入力軸5の上側には、車両前後方向に延びる板金製のプレート27が配設されている。このプレート27は、車両側方から見ると、前端に位置するリバースアイドラ軸7と後端に位置する第1シフトフォーク軸17とを結ぶ線より長い前後長を有する。
【0034】
前記プレート27は、入力軸5を回転自在に支持する前記軸受20をクラッチケース2に固定する固定機能部27aと、前記インターロックプレート25,25の抜けを防止する押さえ機能部27bと、前記リバースアイドラギヤ8の軸方向移動を規制することにより該リバースアイドラギヤ8をリバース位置Rに保持するストッパ機能部27cとを有する。
【0035】
そして、これらの各機能部27a〜27cは、前記入力軸5の上側周辺に集約され、かつ前記1つのプレート27に一体に形成されている。詳細には、固定機能部27a及び押さえ機能部27bは、入力軸5の軸芯aを通る水平面の上側近傍に配置され、ストッパ機能部27cは前記水平面の下側近傍に配置されている。
【0036】
前記固定機能部27aには、3つの取付け孔27dが前記軸受20の上辺外周を囲むように形成されている。この各取付け孔27dに挿入されたボルト28により前記プレート27はクラッチケース2に固定されている。
【0037】
前記押さえ機能部27bには、後方に延びる延長部27eが一体に形成されている。該延長部27eの延長端にはボルト孔27fが形成されており、該ボルト孔27fに挿入されたボルト28により延長部27eはクラッチケース2に固定されている。これにより前記プレート27の前端に位置する取付け孔27dと後端に位置するボルト孔27fとの取付けピッチPは大幅に拡大されている(図5参照)。この取付けピッチPの間に入力軸5,第1〜第3シフトフォーク軸17〜19が配置されている。
【0038】
前記プレート27には、前縁に続いて車幅方向外側に屈曲して延びる支持片部27gが形成されている。該支持片部27gには、揺動ピン29を介してリバースシフトアーム26が揺動可能に支持されている。このリバースシフトアーム26の下端部には、前記リバースアイドラギヤ8の係合溝8bに常時係合するアーム部26aが屈曲形成されている。
【0039】
前記リバースシフトアーム26は、これの上半部が前記入力軸5の軸芯aを通る水平面より上側に位置しており、該入力軸5の上側周辺に各機能部27a〜27cとともに集約されている。
【0040】
前記支持片部27gには、前後方向に延びるガイド孔27hが形成されている。このガイド孔27hには、前記リバースシフトアーム26に装着されたシフトピン34が係合しており、該シフトピン34には第3シフトフォーク軸19に装着されたリバースシフトフォーク19aが連結されている。
【0041】
シフト操作レバーを後進段に操作すると、第3シフトフォーク軸19が軸移動してリバースシフトアーム26を介してリバースアイドラギヤ8を中立位置Nからリバース位置Rに移動させ、該リバースアイドラギヤ8が入力軸5の後進用ギヤ5aに噛合する。このときリバースアイドラギヤ8はプレート28のストッパ機能部27cに当接し、リバース位置Rに規制される(図1,図7参照)。これにより入力軸5の回転がリバースアイドラギヤ8を介して出力軸6に伝達される。
【0042】
前記プレート27の押さえ機能部27bの上辺部には、平坦面をなす取付け座27iが屈曲形成されている。この取付け座27iには、オイルリザーバ部材36がクリップ部材37を介して取付けられている。
【0043】
このオイルリザーバ部材36は、平面視で、変速機ケース3の中央部全域に渡る大きさを有する(図1参照)。そして前記デフリングギヤ12の回転により掻き上げられた潤滑油が貯留され、該オイルリザーバ部材36に貯留された潤滑油の一部は、樋部36aから入力軸5の軸芯aに形成されたオイル孔5bに供給され、該オイル孔5bから変速ギヤ列の噛合部等に供給される。
【0044】
本実施例によれば、入力軸5の軸受20を固定する固定機能部27aと、第1〜第3シフトフォーク軸17〜19の2重噛み合いを防止するインターロックプレート25の抜けを防止する押さえ機能部27bと、リバースアイドラギヤ8をリバース位置Rに規制するストッパ機能部27cとを入力軸5より上側周辺に集約し、これらの各機能部27a〜27cを1つのプレート27に一体に形成し、さらに該プレート27によりリバースシフトアーム26を揺動可能に支持したので、入力軸5の上方の空きスペースを有効利用して各機能部27a〜27cを1つのプレート27にまとめることができ、従来の機能部品を別々に設定する場合に比べて、部品点数及び組み付け工数を低減することができ、それだけコストを低減できる。
【0045】
ここで、変速機ケース3はエンジンEより低所に位置していることから、変速機ケース3の上側部分は比較的広いスペースを確保し易い。このため入力軸5の上方に各機能部27a〜27c及びシフト機構30を集約することが可能となる。一方、変速機ケース3の下部は最低地上高の制約があり、スペースを確保しにくい。
【0046】
本実施例では、各機能部27a〜27cを入力軸5の上側周辺に集約したので、各シフトフォーク軸17〜19等の作動部品が潤滑油に常時浸かることはなく、潤滑油に含まれる微細なゴミや金属粉の噛み込みによる作動不良を防止できる。
【0047】
本実施例では、前記プレート27を入力軸5の上側の空きスペースに配置したので、該プレート27の取付けピッチPを十分に拡げることができ、それだけリバースシフトアーム26の位置精度を向上でき、ひいてはリバースアイドラギヤ8との係合精度を向上できる。
【0048】
本実施例では、前記プレート27の上辺部にオイルリザーバ部材36を取り付けるための取付け座27iを一体に形成したので、プレート27の上辺部の余肉部を利用して強度の高い取付け座27iを形成することができ、それだけオイルリザーバ部材36の取付け強度を高めることができる。これによりオイルリザーバ部材36の容量を大きくすることができ、潤滑性を確保しつつ作動時の潤滑油レベルを低い位置に保持することができ、それだけ変速ギヤ列の回転抵抗を小さくすることができる。
【符号の説明】
【0049】
1 変速装置
5 入力軸
6 出力軸
8 リバースアイドラギヤ
17〜19 シフトフォーク軸
20 軸受
25 インターロックプレート
26 リバースシフトアーム
27 プレート
27a 固定機能部
27b 押さえ機能部
27c ストッパ機能部
27i 取付け座
36 オイルリザーバ部材
N 中立位置
R リバース位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジン動力が伝達される入力軸と、
該入力軸の回転を複数の前進段又は後進段の何れかの変速段に変速させて出力する出力軸と、
シフト操作により前記何れかの変速段を選択する複数本のシフトフォーク軸と、
前記入力軸の後進用ギヤに噛合するリバース位置と該噛合を解除する中立位置との間で移動可能に支持されたリバースアイドラギヤと
を備えた車両用変速装置であって、
前記入力軸を回転自在に支持する軸受を固定する固定機能部と、
前記各シフトフォーク軸の2重噛み合いを防止するインターロックプレートの抜けを防止する押さえ機能部と、
前記リバースアイドラギヤをリバース位置に規制するストッパ機能部とを
前記入力軸の上側周辺に集約し、かつ前記各機能部を1つのプレートに設けるとともに、
該プレートに前記リバースアイドラギヤに係合するリバースシフトアームを揺動可能に設けた
ことを特徴とする車両用変速装置。
【請求項2】
請求項1に記載の車両用変速装置において、
前記プレートの上辺部には、掻き揚げられた潤滑油を貯留するオイルリザーバ部材を取り付けるための取付け座が一体に形成されている
ことを特徴とする車両用変速装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2012−47282(P2012−47282A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−190594(P2010−190594)
【出願日】平成22年8月27日(2010.8.27)
【出願人】(000002967)ダイハツ工業株式会社 (2,560)
【Fターム(参考)】