説明

車載通信端末装置

【課題】
受信レベルを測定する為の専用の受信レベル判定装置を設けることなく、さまざまな条件で変わる携帯電話の電波状況を把握し、電波環境の悪い地域に近づいたときに事前に自動車の搭乗者に知らせることができるようにする。
【解決手段】
通信業者が提供する通話エリア情報を基に道路毎に所定数の段階に分類した受信レベルが設定された受信レベル情報データベースと、携帯電話から電界強度データを任意或いは所定の時期に取得する手段と、携帯電話から取得した電界強度データを基に走行中の道路と関連付けて前記データベースの受信レベル情報を更新していく受信レベル情報更新手段を備えるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯電話を接続して外部施設とデータ通信ができる車載通信端末に関し、好ましくは自動車等に搭載されるナビゲーション機能を有した車載通信端末装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に携帯電話の通信可能領域に関する情報は通信業者毎にカタログ等で提供されているが、自動車等に搭載されるナビゲーション装置においても特開平10−89984号公報(特許文献1)に記載されているように、携帯電話の通信可能領域のデータを記憶装置に格納しておき、このデータに基づいてナビゲーション装置の表示画面に表示された地図上に通信可能領域を表示するものが提案されている。
【0003】
ところが、前述のカタログ等で紹介されている通信可能領域内であっても自動車が走行している途中にトンネルや高層ビルが立ち並ぶ市街地等のような場所に差し掛かると通話の途中で突然切れてしまうことがある。
これは地理的な条件等で電波環境が悪くなっているためとされているが、これ以外にも時間帯などで変化することもあり、正確なところについては把握できていないのが現状である。
【0004】
また、この他に特開平11−55750号公報(特許文献2)には移動体電話の電波の受信レベルを判定する受信ユニットを設け、受信ユニットによる測定結果(受信レベル)を表示画面の地図画像上に重ねて表示するナビゲーション装置が提案されている。
しかしながら、通信業者や携帯電話の機種によって受信感度が異なっていることがあるため、使用する携帯電話毎に受信ユニットの感度や受信レベルのしきい値を調整しなければならないという不具合を内包している。
【特許文献1】特開平10−89984号公報
【特許文献2】特開平11−55750号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的はこうした問題点に鑑み、受信レベルを測定する為の専用の受信レベル判定装置を設けることなく、さまざまな条件で変わる携帯電話の電波状況を把握し、電波環境の悪い地域に近づいたときに事前に自動車の搭乗者に知らせることができる車載通信端末装置を提供することにある。
尚、ここで携帯電話とは音声通信機能及びデータ通信機能の双方が処理できるものに限らず、少なくともデータ通信機能を備えたものであれば十分である
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題を解決するために本発明の車載通信端末装置においては、道路データに関連付けられ曜日・時間帯毎の電界強度データを保有する電界強度データ格納手段と、携帯電話もしくは携帯電話を介して外部施設と通信を行なうことによって電界強度データを取得する電界強度データ取得手段と、この取得した前記電界強度データを前記電界強度データ格納手段に格納する電界強度データ更新手段を備えたことを特徴する。
【0007】
また、この他に道路(リンク)毎の受信レベル情報を格納した受信情報データベースを外部のサーバに保有するようにしておいて、携帯電話を使って指定された道路(リンク)を指定してサーバから受信レベル情報を取得する受信レベル情報取得手段を車載通信端末装置に備えるようにしても良い。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、走行予定の経路上に電波環境が劣悪な区間があるかどうか判定することができ、電波環境が劣悪な地域に近づいたときに搭乗者に通知することができるので通話中に突然切れてしまうことを未然に防ぐことができる。尚、経路が設定されていない場合でも予め設定することによって同様の処理ができるものである。
また、適時受信レベル情報を更新していくので、通信業者から提供される通話可能エリア情報よりも正確な通話可能なエリア情報を得ることができる。
さらにサーバに受信レベル情報を格納したデータベースを保有することで多くのユーザで情報を共有することもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
発明を実施するための具体的な車載通信端末装置として、現在地を検出する現在位置検出手段と、通信業者が提供する通話エリア情報を基に道路(リンク)毎に関連付けられた曜日・時間帯毎の所定数の段階に分類した電界強度データを保有する電界強度データベースを格納する電界強度データ格納手段と、携帯電話から電界強度データを任意或いは所定の時期に取得する手段と、携帯電話から取得した電界強度データを基に走行中の道路(リンク)と関連付けて前記データベースの電界強度データを更新していく電界強度データ更新手段を備えるようにしたものである。
【実施例1】
【0010】
以下、図面に従い本発明の一実施例を詳細に説明するが、まず図1には本発明の車載通信端末で1つであるナビゲーション装置と携帯電話との接続例を示している。
図1において、携帯電話2は本体にUSB(Universal Serial Bus)端子4aを有しており、USBケーブル3を介してナビゲーション装置のUSB端子4bと接続されるものである。
【0011】
次に、ナビゲーション装置の内部構成例について図2を用いて説明すると、ナビゲーション装置1は演算処理部10、外部記憶装置20、センサ部30、表示部40、入出力部60等から構成されている。
演算処理部10はCPU(Central Processing Unit)11、Flash ROM(Read Only Memory,記憶装置)12、RAM(Random Access Memory)13から構成されている。
もちろん演算処理部10を構成する要素はこれら以外にもあるが、本発明の説明に関連のない構成要素の図示は省略してある。
【0012】
CPU11は後述するアプリケーションプログラムを実行するほか種々の演算をするために用いられる。 例えばセンサ部30からの信号を所定のロジックに従って演算したり、GPS(Global Positioning System)アンテナ54及びGPS信号受信部50からの情報に基づいて車両の現在位置を算出し、算出した現在位置情報から表示に必要な地図情報を外部記憶装置20から読み出して現在位置と共に表示部40に表示する機能を有している。
【0013】
また、CPU11はユーザにより任意に指定された2地点間の距離を後述のデータベースに格納された指定地点の座標値データから算出する処理も行なうことができる。
Flash ROM12はナビゲーション装置1の各種機能のアプリケーションプログラムやその演算に必要なデータなどを記憶しておくもので、ここではFlash ROM12を用いているがこれと同等の機能を有するEPROM等であってもよい。
【0014】
RAM13は処理中の作業エリアとして使用したり、地図データなどを一時記憶したりするために用いられる。
外部記憶装置20は地図データ、道路種別、道路データを構成するノードやリンク構成情報等の経路計算用道路データ、座標値、電話番号、住所等の施設情報などのナビゲーション処理に必要な情報をデータベースとして構築している。
【0015】
そして、外部記憶装置20は前述した情報を記憶しているDVD(Digital Versatile Disk)23が挿入されるDVDドライブ21及びハードディスクドライブ22の一方或いは両方の組み合わせで構成されている。
更に、この外部記憶装置20は上述したデータとは他に通信業者ごとに区分された通話可能地域データを記憶している。
【0016】
センサ部30は方位センサ31、ジャイロ32を備えており、方位センサ31は地球が有している磁場を検出して移動体の向きを検出し、また、ジャイロ32は光ファイバジャイロや振動ジャイロ等が用いられ、移動体が回転した角度を検出するものである。
これらの方位センサ31及びジャイロ32の検出信号はアナログーディジタル変換器(A/D)34によりディジタル信号に変換されて内部バス70を介して演算処理部10に送られる。
【0017】
また、センサ部30は車輪速センサ33を備えており車輪速センサ33は車輪の回転に伴って出力されるパルス信号をカウンタ35により計数することにより移動体の走行距離を検出し、この走行距離信号は同様に内部バス70を介して演算処理部10に送られる。
【0018】
GPS信号受信部50はGPSアンテナ54を介してGPS衛星からの信号を受信し、移動体と衛星との間の距離および距離の変化率を測定することにより、移動体の現在位置、進行方向および進行方位を測定するもので、これらの測定データはSCI(Serial Communication Interface)52から内部バス70を介して演算部10に送られる。
【0019】
更にこの他FM情報受信部でFM放送に重畳されているVICS情報を定期的に受信し、渋滞情報や交通規制及び交通事故発生情報等の交通情報を取り込み内部バス70を介して演算部10に送り、交通情報を地図情報と共に表示部40で表示するように構成されている。
【0020】
表示部40は表示ドライバ41、コントローラ43、バッファ44等よりなる表示制御手段及び液晶パネルやCRT等の表示装置42から構成され、内部バス70を介して演算処理部10から送られてくるデータをバッファ44に格納し、これに基づいて表示装置42に地図、誘導ルート、自車位置などを表示させるものである。
【0021】
入出力部60はユーザによる指示を受け付けるハードスイッチやジョグスイッチなどで構成されるKey PAD62、ユーザの操作するリモコン65からの光信号を受信するリモコン受光部61、演算処理部10が生成したユーザへのメッセージをスピーカ(SP)66で音声信号に変換すると共にマイク68を介して入力される音声信号を取り込んで信号変換するCODEC63等により構成されている。
これらはPIO(Port Input/Output)64及び内部バス70を介して演算処理部10とデータのやり取りを実行する。
【0022】
また、USBコントローラ80は本実施例の携帯電話2のようなUSB端子をもった外部機器に送信すべきデータを通信に適した信号に変換したり、受信した信号を内部で処理するのに適した信号に変換したりするもので、さらにUSB端子への外部機器の接続を監視しており、外部機器が接続された場合には割込み信号としてCPU11に通知するようになっている。
【0023】
次に、ナビゲーション装置1に携帯電話2が接続された際の処理について、図3(a)を用いて説明する。
ユーザによりUSBケーブル3を使って携帯電話2が接続されるとUSBコントローラ80がそれを検出してCPU11に割込み信号として通知する。
この割込み信号を受けたCPU11はステップ100(以下ステップをSと表記する)でUSB割込み処理を開始する。
【0024】
USB割込み処理が開始されると、S102で接続された外部機器の種類を特定するが、これは接続された機器に予め割り与えられている識別コードを要求し、そのコードにより接続された装置の種別をS104で特定する。
ここで、その識別コードが携帯電話のものでなかった場合は本処理を抜けて識別コードに応じた別の処理へ移行する。
また、取得した識別コードが携帯電話であった場合にはS106に進み、携帯電話2に対して接続要求を出し、接続された携帯電話の電話番号などの固有情報を取得する為の初期接続処理を行なう。
【0025】
図3(b)に初期接続処理における車載端末装置(ナビゲーション装置1)と携帯電話2の通信フローを示しており、個人番号表示要求と個人番号表示の応答、ハンズフリー通知ONと接続OKの応答、フォーマット番号要求とフォーマット番号の応答、移動機情報要求と移動機情報の応答を順次に進め、それぞれの要求に対する応答を受けてすべてに対して応答が返ってきた場合に本処理は完了するものである。
【0026】
次にナビゲーション装置1に携帯電話2から電界強度データを取得しデータベースを更新するまでの処理について図4を用いて説明する。
GPS信号受信部50にてGPS衛星からの信号を受信するとCPU11に対して割込みが発生し、これを受けてCPU11はセンサ信号受信割込み処理S200を実行する。
このセンサ信号受信割込み処理S200が起動されると、まずS202でGPS信号を基に自車位置を算出する。
【0027】
自車位置を算出すると、S204で1つ前に算出した位置を含むリンクに対して、現在走行しているリンクが変わったかどうか判定する。
リンクが変わっていない場合にはS208に移行し、変わっていた場合にはS206で携帯電話が接続されているかどうか判定する。
【0028】
携帯電話に接続されていなければ再びS208に移行し、携帯電話に接続されている場合にはS300に進んで電界強度更新処理を実行する。
この電界強度更新処理が完了すると、S208で算出した自車位置に基づいて表示画面上に表示すべき地図範囲を特定する。
そして、S210でその表示範囲に含まれるリンクに対応する電界強度データを外部記憶装置20から読み出して、S212でそのデータを基に地図上にリンクとともに電界強度に応じた、すなわち電界強度の大きさを表すアイコンを描画していく。
ここで、アイコンとは電界強度の大きさを表すものであればその形態は任意のもので良く特に限定しないものである。
【0029】
図5に電界強度データが格納された電界強度データベースの構成例を示しており、リンクIDごとに平日の昼間と夜間及び休日という曜日・時間帯といった時間帯区分の電界強度情報が外部記憶装置20のハードディスク22に格納されている。
ここで、本実施例では圏外を含む6段階で、非常に強いを5、圏外を0というようなデータとして格納されている。
そして、上記した電界強度情報はハードディスク22のメモリマップ上にmからm+1、m+2、‥‥、m+nという形で記憶されている。
尚、初期値としては通信業者が提供する通話可能エリア情報に基づき、通信可能エリアは“5”、それ以外は“圏外”で“0”とし、すべての時間区分に同じデータを格納するように構成されている。
【0030】
但し、予め電界強度が極端に弱いと予想されるトンネル内に関しては通信業者が提供する通話可能エリア内であっても圏外として“0”に設定しておく。
また、通信業者は複数あるので電界強度データベースを通信業者ごとに用意しておき、携帯電話が接続されたことを検出した際にユーザに通信業者を選択してもらうように構成することも可能である。
【0031】
最後に図4に示した電界強度更新処理S300について図6(a)及び図6(b)を用いて説明すると、まず図4のS206で携帯電話が接続されていると判定された場合、S302で図4において特定されたリンクに対応する電界強度情報を外部記憶装置20のハードディスク22より読み出す処理を実行する。
次に、S304で携帯電話2に対してUSBケーブル3を介して電界強度送出要求コマンドを送るが、この電界強度送出要求に対して携帯電話2はその時点での電界強度データをナビゲーション装置に応答して送信する。
【0032】
S306で携帯電話2が電界強度データをナビゲーション装置に応答して送信してきたかを判断し、応答があった場合にはS310に進んで取得した電界強度データで電界強度データベース内の対応する箇所を更新する。
一方、S306で携帯電話2からの応答がなかった場合にはS308に進み、電界強度送出要求コマンドを送出して所定時間経過したかどうかを判断し、所定時間経過していない場合にはS306に戻って応答を待ち、所定時間経過した場合にはS304に戻って再度電界強度送出コマンドを送出するようにする。
【0033】
前述の実施例では電界強度に関する情報を地図上にリンクの表示形態を変えることで表示する例を示したが、ユーザにより経路が設定されていた場合にその経路上に電界強度が弱く、通話が途切れる可能性が高い場合に表示装置42にその旨表示したり、スピーカ66から音声案内を行なうこともできる。
また、本実施例では図6に示すように携帯電話に要求して電界強度データを取得する例を示したが、予め定期的に電界強度データを送出するように携帯電話を設定しておき、携帯電話から電界強度データが送出されてくる度に電界強度データベースを更新するようにすることも可能である。
【0034】
尚、本実施例では携帯電話とのインタフェースがUSBであったが、携帯電話の接続が検出できる構造を持ったインタフェースであれば、どのようなインタフェースを用いた場合でも本発明が適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の車載通信端末と携帯電話の接続例を示す図である。
【図2】本発明の車載通信端末の一実施例であるナビゲーション装置の内部構成を示す図である。
【図3】本発明の車載通信端末における携帯電話接続処理を示す図である。
【図4】本発明の車載通信端末でもあるナビゲーション装置における処理を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の車載通信端末における電界強度データベースの構成を示す図である。
【図6】本発明の車載通信端末における電界強度データ更新処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0036】
1‥ナビゲーション装置、2‥携帯電話、3‥USBケーブル、4a、4b‥USBコネクタ(端子)、10‥演算処理部、11‥CPU、12‥Flash ROM、13‥RAM、20‥外部記憶装置、30‥センサ部、31‥方位センサ、32‥ジャイロ、33‥車輪速センサ、34‥A−D変換器、35‥カウンタ、40‥表示部、50‥GPS信号受信部、60‥入出力部、70‥バス、80‥USBコントローラ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路データ等のナビゲーション処理に必要な情報を記憶する記憶手段と、現在の自車位置を検出する現在位置検出手段と、少なくとも現在の自車位置付近の前記道路データを前記記憶手段から探索する制御手段と、前記制御手段によって探索された道路データを用いて表示画面上に自車位置付近の地図を表示すると共に前記地図上に前記自車位置を表示する表示制御手段とを備えた車載通信端末装置において、
道路データに関連付けられ曜日・時間帯毎の電界強度データを保有する電界強度データ格納手段と、外部と通信を行なうことによって電界強度データを取得する電界強度データ取得手段と、この取得した前記電界強度データを前記電界強度データ格納手段に格納する電界強度データ更新手段を備えたことを特徴する車載通信端末装置。
【請求項2】
道路データ等のナビゲーション処理に必要な情報を記憶する記憶手段と、現在の自車位置を検出する現在位置検出手段と、少なくとも現在の自車位置付近の前記道路データを前記記憶手段から探索する制御手段と、前記制御手段によって探索された道路データを用いて表示画面上に自車位置付近の地図を表示すると共に前記地図上に前記自車位置を表示する表示制御手段とを備えた車載通信端末装置において、
道路データに関連付けられ曜日・時間帯毎の電界強度データを保有する電界強度データ格納手段と、外部と通信を行なうことによって現在の自車位置付近の電界強度データを取得する電界強度データ取得手段と、前記電界強度データ格納手段に格納されている自車位置付近の前記電界強度データを前記取得した前記電界強度データによって更新する電界強度データ更新手段を備えたことを特徴する車載通信端末装置。
【請求項3】
道路データ等のナビゲーション処理に必要な情報を記憶する記憶手段と、現在の自車位置を検出する現在位置検出手段と、少なくとも現在の自車位置付近の前記道路データを前記記憶手段から探索する制御手段と、前記制御手段によって探索された道路データを用いて表示画面上に自車位置付近の地図を表示すると共に前記地図上に前記自車位置を表示する表示制御手段とを備えた車載通信端末装置において、
道路データに関連付けられ曜日・時間帯毎の電界強度データを保有する電界強度データ格納手段と、外部と通信を行なうことによって現在位置している道路付近の電界強度データを取得する電界強度データ取得手段と、前記電界強度データ格納手段に格納されている現在位置している道路の前記電界強度データを前記取得した前記電界強度データによって更新する電界強度データ更新手段を備えたことを特徴する車載通信端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−157746(P2006−157746A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−347920(P2004−347920)
【出願日】平成16年12月1日(2004.12.1)
【出願人】(501348139)株式会社 エイチ・シー・エックス (86)
【Fターム(参考)】