説明

送信装置及び受信装置

【課題】一部の端末装置に対してのみ可変指向性送信を行う場合に、可変指向性送信を行わない信号をアレイアンテナの各アンテナから分散して送信し、送信電力を低減して装置規模の小型化を図る。
【解決手段】可変指向性送信を行う信号を、乗算回路152にて各アンテナ101〜103に対する重み係数を乗算した後、各合成回路155〜157に出力する。可変指向性送信を行わない信号の1つ目を合成回路155に出力し、2つ目を合成回路156に出力し、3つ目を合成回路157に出力し、4つ目を合成回路155に出力する。各合成回路155〜157にて、入力した信号を合成し、合成した各信号をそれぞれ各無線部104〜106にて無線変調し、変調した各信号をそれぞれ各アンテナ101〜103から送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、下り回線において、アダプティブアレイアンテナにより指向性送信を行うディジタル無線通信システムに用いられる送信装置及び受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話や自動車電話等のディジタル無線通信システムは、通信エリアをセルに分割し、各セルに1つの基地局装置を置き、この基地局装置に対し複数の端末装置が同時通信を行うセルラーシステムを採用している。近年、セルラーシステムが急速に普及し、システム利用者が急増してきたため、1つのセルにおけるチャネル容量の増大を図ることが重要な課題となっている。
【0003】
チャネル容量の増大を図る技術の一つとして、アダプティブアレイアンテナがある。「ディジタル移動通信のための波形等化技術」(堀越 淳 監修、(株)トリケップス)等に記載されているように、アダプティブアレイアンテナは、複数アンテナで構成されるアレイアンテナの各アンテナ出力に振幅・位相シフトを加えて合成することによりアレイの指向性が形成されることを利用して、所定の制御アルゴリズムに基づいて、各アンテナ出力の重み係数を決定し、周囲の状態の変化に適応しながら指向性を制御する技術である。
【0004】
アダプティブアレイアンテナを上り回線に適用し、他セルからの干渉を取り除いて受信品質を向上させることにより、上り回線のチャネル容量の増大を図ることができる。
【0005】
また、アダプティブアレイアンテナを下り回線に適用し、基地局装置が目的とする端末装置からの信号到来方向を推定し、推定した方向に指向性送信を行うことにより、回線品質を維持したまま基地局装置からの送信電力を小さくでき、他端末装置への干渉も低減できるので、下り回線のチャネル容量の増大を図ることができる。
【0006】
ここで、下り回線において、基地局装置が通信を行うすべての端末装置に対し信号到来方向を推定し、指向性送信を行うとすると信号処理量が増大し、装置規模が大きくなる問題が生じる。
【0007】
このため、基地局装置に搭載されている従来の送信装置は、高速のデータ伝送を行う端末装置もしくは大きい送信電力を必要とする端末装置など1部の端末装置に対しアレイアンテナを用いて指向性送信を行い、他の端末装置に対しアレイアンテナと別個に用意されたアンテナあるいはアレイアンテナの中の1本を用いてセクター送信やオムニ送信等の指向性の無い送信(以下、「無指向性送信」という)を行っている。
【0008】
これにより、信号処理部の装置規模をさほど増大させることなく、チャネル容量の増大を図ることができる。また、指向性送信を行うことにより、指向性送信のみを行うアレイアンテナにおける送信電力を低減できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記従来の送信装置では、無指向性送信する信号を複数合成して1本のアンテナから送信するため、このアンテナにおける送信電力は低減されない。よって、無線部の増幅動作時におけるダイナミックレンジを抑えることができず、大型で発熱量が大きい増幅器を使用しなければならないという問題を有する。
【0010】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、一部の端末装置に対してのみ指向性送信を行う基地局装置において、無線部での増幅器における必要電力を抑え、装置規模の小型化を図ることができる送信装置及び受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の送信装置は、複数のアンテナと、第1信号から生成される複数の信号成分に対して、指向性送信のための重み付けを行う重み付け手段と、重み付けされた前記複数の信号成分を前記複数のアンテナを用いて送信し、第2信号を前記複数のアンテナのうち何れか一つのアンテナを用いて送信する制御を行う送信制御手段と、を有し、前記送信制御手段は、重み付けされた前記複数の信号成分のうち一つを、前記一つのアンテナを用いて、前記第2信号と同時に送信する制御を行う、構成を採る。
【0012】
また、本発明の受信装置は、送信装置が、第1信号から生成される複数の信号成分に対して指向性送信のための重み付けを行い、第2信号を複数のアンテナのうち何れか一つのアンテナを用いて送信し、重み付けされた前記複数の信号成分のうち一つが、前記一つのアンテナを用いて前記第2信号と同時に送信されるように、重み付けされた前記複数の信号成分を前記複数のアンテナを用いて送信した信号を、受信する構成を採る。
【0013】
本発明の送信装置は、複数のアンテナと、第1信号から生成される複数の信号成分に対して、指向性送信のための重み付けを行う重み付け手段と、重み付けされた前記複数の信号成分を前記複数のアンテナを用いて送信し、第2信号を前記複数のアンテナのうち何れか一つのアンテナを用いて送信する制御を行う送信制御手段と、を有する構成を採る。
【発明の効果】
【0014】
本発明の送信装置及び受信装置によれば、アレイアンテナの各アンテナに無指向性送信信号を振り分けることができるので、各アンテナの送信電力を分散し、送信電力が他に比べて突出して大きいアンテナをなくすことができ、無線部における増幅器の小型化を図ることができる。これは、信号増幅時の位相回転幅が小さくなることでもあり、アダプティブアレイアンテナに必要な無線部キャリブレーションの簡易化にも効果的となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の送信装置を搭載する基地局装置を含む無線通信システムのシステム図
【図2】実施の形態1における基地局装置の構成を示すブロック図
【図3】実施の形態2における基地局装置の構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明にかかる送信装置を搭載した基地局装置を含む無線通信システムを示すシステム図である。
【0017】
図1の基地局装置11は、通信の中継器の役割を果たし、端末装置から無線送信された信号を処理して外部ネットワーク21に無線又は有線送信し、外部ネットワーク21から無線又は有線送信された信号を処理して各端末装置に無線送信する。
【0018】
ここで、図1の基地局装置11は、3本のアンテナ101、102、103を有し、5台の端末装置と同時通信を行い、端末装置1、端末装置2、端末装置3及び端末装置4に対して無指向性送信を行い、端末装置5に対して指向性送信を行なうものとする。
【0019】
(実施の形態1)
図2は、実施の形態1にかかる基地局装置の構成を示すブロック図である。図2に示す基地局装置11は、3本のアンテナ101、102、103と、無線部104、105、106と、送信部107と、受信部108と、信号処理部109、110、111、112、113とから主に構成される。送信部107は、重み係数制御部151と、乗算回路152、153、154と、合成回路155、156、157とを有する。
【0020】
無線部104は、アンテナ101に受信された高周波信号をベースバンド信号に変換して受信部108に出力し、また、合成回路155から入力したベースバンド信号を高周波信号に変換してアンテナ101から無線送信する。無線部105は、アンテナ102に受信された高周波信号をベースバンド信号に変換して受信部108に出力し、また、合成回路156から入力したベースバンド信号を高周波信号に変換してアンテナ102から無線送信する。無線部106は、アンテナ103に受信された高周波信号をベースバンド信号に変換して受信部108に出力し、また、合成回路157から入力したベースバンド信号を高周波信号に変換してアンテナ103から無線送信する。
【0021】
送信部107は、各信号処理部から入力した各端末装置に対する送信信号を分散し、合成して、各無線部に出力する。受信部108は、各無線部から入力したベースバンド信号を復調して各端末装置からの受信信号を取り出して合成し、各信号処理部に出力する。また、受信部108は、指向性受信された端末装置5からの受信信号(以下、「第5受信信号」という)の到来方向を推定し、到来方向に関する情報を信号処理部113に出力する。
【0022】
信号処理部109は、受信部108から入力した端末装置1からの受信信号(以下、「第1受信信号」という)を復号して外部ネットワークに出力し、また、外部ネットワークから入力した端末装置1に対する送信信号(以下、「第1送信信号」という)を符号化して変調し、合成回路155に出力する。
【0023】
信号処理部110は、受信部108から入力した端末装置2からの受信信号(以下、「第2受信信号」という)を復号して外部ネットワークに出力し、また、外部ネットワークから入力した端末装置2に対する送信信号(以下、「第2送信信号」という)を符号化して変調し、合成回路156に出力する。
【0024】
信号処理部111は、受信部108から入力した端末装置3からの受信信号(以下、「第3受信信号」という)を復号して外部ネットワークに出力し、また、外部ネットワークから入力した端末装置3に対する送信信号(以下、「第3送信信号」という)を符号化して変調し、合成回路157に出力する。
【0025】
信号処理部112は、受信部108から入力した端末装置4からの受信信号(以下、「第4受信信号」という)を復号して外部ネットワークに出力し、また、外部ネットワークから入力した端末装置4に対する送信信号(以下、「第4送信信号」という)を符号化して変調し、合成回路155に出力する。
【0026】
信号処理部113は、受信部108から入力した第5受信信号を復号して外部ネットワークに出力し、また、外部ネットワークから入力した端末装置5に対する送信信号(以下、「第5送信信号」という)を符号化して変調し、各乗算回路に平行に出力する。また、信号処理部113は、受信部108から入力した到来方向に関する情報を重み係数制御部151に出力する。
【0027】
重み係数制御部151は、信号処理部113から入力した到来方向に関する情報に基づいて各アンテナ出力の重み係数を算出し、算出した重み係数を各乗算回路に出力する。乗算回路152は、第5送信信号に重み係数制御部151から入力した重み係数を乗算して合成回路155に出力する。乗算回路153は、第5送信信号に重み係数制御部151から入力した重み係数を乗算して合成回路156に出力する。乗算回路154は、第5送信信号に重み係数制御部151から入力した重み係数を乗算して合成回路157に出力する。
【0028】
合成回路155は、信号処理部109、信号処理部112及び乗算回路152から入力した信号を合成して無線部104に出力する。合成回路156は、信号処理部110及び乗算回路153から入力した信号を合成して無線部105に出力する。合成回路157は、信号処理部111及び乗算回路154から入力した信号を合成して無線部106に出力する。
【0029】
次に、図2の基地局装置11における各端末装置からの受信信号の流れについて説明する。
【0030】
アンテナ101から受信された信号は、無線部104により高周波信号からベースバンド信号に変換され、受信部108に出力される。同様に、アンテナ102から受信された信号は無線部105により高周波信号からベースバンド信号に変換され、アンテナ103から受信された信号は無線部106により高周波信号からベースバンド信号に変換され、それぞれ受信部108に出力される。
【0031】
そして、受信部108にて、各無線部からのベースバンド信号は復調処理されて、各端末装置からの受信信号が取り出され、それぞれアダプティブアレイアンテナ処理を含むダイバーシチ合成が行われ、さらに、指向性受信された第5受信信号の到来方向が推定される。
【0032】
第1受信信号は信号処理部109により復号され、外部のネットワークシステムに送信される。同様に、第2受信信号は信号処理部110により復号され、第3受信信号は信号処理部111により復号され、第4受信信号は信号処理部112により復号され、第5受信信号は信号処理部113により復号され、それぞれ外部のネットワークシステムに送信される。
【0033】
また、受信部108にて推定された到来方向に関する情報は、信号処理部113を経由して重み係数制御部151に出力される。そして、重み係数制御部151にて、到来方向に関する情報に基づき、第5送信信号の重み係数が算出され、算出された重み係数が乗算回路152、153、154に出力される。
【0034】
次に、図2の基地局装置11における各端末装置に対する送信信号の流れについて説明する。
【0035】
第1送信信号は、信号処理部109にて符号化され、変調され、合成回路155に出力される。第2送信信号は、信号処理部110にて符号化され、変調され、合成回路156に出力される。第3送信信号は、信号処理部111にて符号化され、変調され、合成回路157に出力される。第4送信信号は、信号処理部112にて符号化され、変調され、合成回路155に出力される。
【0036】
第5送信信号は、信号処理部113にて符号化され、変調される。変調された第5送信信号は、乗算回路152にてアンテナ101に対する重み係数が乗算されて合成回路155に出力される。同様に、変調された第5送信信号は、乗算回路153にてアンテナ102に対する重み係数が乗算されて合成回路156に出力され、乗算回路154にてアンテナ103に対する重み係数が乗算されて合成回路157に出力される。
【0037】
合成回路155に入力された信号は合成され、無線部104にて無線変調され、アンテナ101を通して送信される。合成回路156に入力された信号は合成され、無線部105にて無線変調され、アンテナ102を通して送信される。合成回路157に入力された信号は合成され、無線部106にて無線変調され、アンテナ103を通して送信される。
【0038】
このように、指向性送信以外の信号をアレイアンテナの各アンテナに分散して送信することにより、アンテナの送信電力を分散できるので、送信電力が他に比べて突出して大きいアンテナがなくなり、無線部における増幅器の規模を小型化できる。また、信号増幅時の位相回転幅が小さくなるので、アダプティブアレイアンテナに必要な無線部キャリブレーションの簡易化にも効果がある。
【0039】
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2にかかる基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図3に示す基地局装置において、図2に示す基地局装置と共通する部分については、図2と同一符号を付して説明を省略する。
【0040】
図3に示す基地局装置は、図2の基地局装置にスイッチ制御部201と、接続スイッチ202から213とを追加した構成を採る。
【0041】
スイッチ制御部201は、各信号処理部から入力した各端末装置に対する送信電力と、重み係数151から入力した重み係数に基づいて、各アンテナの送信電力が均一になるように各接続スイッチを制御する。接続スイッチ202から213は、スイッチ制御部201の制御により接続又は切断される。
【0042】
以下、例として、端末装置1に対する送信電力が1.0、端末装置2に対する送信電力が1.5、端末装置3に対する送信電力が1.8、端末装置4に対する送信電力が2.2、端末装置5に対する送信電力が2.0、乗算回路152に出力される重み係数が0.5、乗算回路153に出力される重み係数が0.3、乗算回路154に出力される重み係数が0.2である場合におけるスイッチ制御部201の制御について説明する。
【0043】
まず、スイッチ制御部201は、指向性送信信号の送信電力に重み係数を乗算して、指向性送信信号の各アンテナの送信電力を算出する。本例では、アンテナ101の端末装置5に対する送信電力は1.0、アンテナ102の端末装置5に対する送信電力は0.6、アンテナ103の端末装置5に対する送信電力は0.4となる。
【0044】
次に、各アンテナの送信電力が均一になるように無指向性送信信号を送信するアンテナを割り振る。本例では、第1送信信号をアンテナ103から送信し、第2送信信号をアンテナ103から送信し、第3送信信号をアンテナ101から送信し、第4送信信号をアンテナ102から送信する。これにより、アンテナ101の送信電力が2.8、アンテナ102の送信電力が2.8、アンテナ103の送信電力が2.9となり各アンテナの送信電力の格差が最も少なくなる。
【0045】
最後に、スイッチ制御部201は、アンテナの割り振り結果に基づいて各接続スイッチを制御する。本例では、接続スイッチ204、207、208、212を接続し、他の接続スイッチを切断する。
【0046】
なお、スイッチ制御部201は、各端末装置に対する送信電力、各重み係数の変化に対応して、接続スイッチを適宜制御する。
【0047】
このように、各アンテナの送信電力が同程度になるように、各アンテナに対して各端末装置に対する送信信号を割り振ることにより、実施の形態1に比べさらに装置の小型化を図ることができる。
【0048】
なお、実施の形態2では、指向性送信以外の信号を送信するアンテナの選択をスイッチ切替により行ったが、スイッチ制御部及び接続スイッチの代りに重み係数制御部及び乗算回路を用いて、重み係数制御により行うこともできる。この場合、重み係数制御部は、出力する重み係数の一つを「1」とし、他を「0」とする。乗算回路に重み係数「1」を入力することは接続スイッチを接続することと等価であり、乗算回路に入力した信号がそのまま出力される。また、乗算回路に重み係数「0」を入力することは接続スイッチを切断することと等価であり、乗算回路からは何も出力されない。
【0049】
これにより、各信号処理部は、無指向性送信信号又は指向性送信信号のどちらでも処理することができる。具体的には、各信号処理部は、指向性送信信号を処理する場合、重み係数制御部に到来方向に関する情報に基づいて重み係数を出力させ、無指向性送信信号を処理する場合、重み係数制御部に重み係数「1」又は「0」を出力させる。
【0050】
なお、本発明は、指向性送信と無指向性送信が混在するシステムであれば適用でき、信号多重分割の方式等によっては限定されない。
【符号の説明】
【0051】
1、2、3、4、5 端末装置
11 基地局装置
21 外部ネットワーク
101、102、103 アンテナ
104、105、106 無線部
107 送信部
108 受信部
109、110、111、112、113 信号処理部
151 重み係数制御部
152、153、154 乗算回路
155、156、157 合成回路
201 スイッチ制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のアンテナと、
第1信号から生成される複数の信号成分に対して、指向性送信のための重み付けを行う重み付け手段と、
重み付けされた前記複数の信号成分を前記複数のアンテナを用いて送信し、第2信号を前記複数のアンテナのうち何れか一つのアンテナを用いて送信する制御を行う送信制御手段と、を有し、
前記送信制御手段は、重み付けされた前記複数の信号成分のうち一つを、前記一つのアンテナを用いて、前記第2信号と同時に送信する制御を行う、送信装置。
【請求項2】
送信装置が、第1信号から生成される複数の信号成分に対して指向性送信のための重み付けを行い、第2信号を複数のアンテナのうち何れか一つのアンテナを用いて送信し、重み付けされた前記複数の信号成分のうち一つが、前記一つのアンテナを用いて前記第2信号と同時に送信されるように、重み付けされた前記複数の信号成分を前記複数のアンテナを用いて送信した信号を、受信する受信装置。
【請求項3】
複数のアンテナと、
第1信号から生成される複数の信号成分に対して、指向性送信のための重み付けを行う重み付け手段と、
重み付けされた前記複数の信号成分を前記複数のアンテナを用いて送信し、第2信号を前記複数のアンテナのうち何れか一つのアンテナを用いて送信する制御を行う送信制御手段と、を有する送信装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−110002(P2010−110002A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−291005(P2009−291005)
【出願日】平成21年12月22日(2009.12.22)
【分割の表示】特願2007−311436(P2007−311436)の分割
【原出願日】平成10年9月18日(1998.9.18)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】