説明

通信システムおよび端末網制御装置

【課題】既存の通信システムを利用して、緊急地震速報を報知する。
【解決手段】気象庁5から発せられた緊急地震速報を配信する配信サーバ6に、センタ側網制御装置1は登録される。地震が発生したとき、配信サーバ6は、登録されたセンタ側網制御装置1にネットワーク2を通じてマルチキャストにより緊急地震速報を配信する。センタ側網制御装置1は、受信した緊急地震速報をマルチキャストにより端末網制御装置3に送信する。端末網制御装置3は、緊急地震通報を直接報知する、あるいは表示灯、ブザーといった外部機器4を通じて報知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メータ等の外部機器が接続された端末網制御装置とセンタ装置とがデータ通信を行う通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、地震が発生したことを需要家に報知するシステムが存在する。このシステムにおいて、図6に示すように、気象庁100に設けられた配信サーバ101がネットワーク102を通じて緊急地震速報を配信すると、専用受信端末103が受信して、需要家に地震発生を通知する。このシステムでは、各種の通信インフラが利用される。例えば、特許文献1では、携帯電話を受信端末とし、公衆電話網を利用して、緊急地震速報を受信端末に表示する。さらに、緊急地震速報から得られた情報と受信端末に設定された位置情報とから、震動到来までの時間や予想震度を算出し、需要家に通知している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−148222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、需要家である一般家庭には、ガスメータ、水道メータ等の外部機器からのデータを端末網制御装置とセンタ装置間で通信回線を通じて伝送する自動検針等の通信システムが導入されている。しかしながら、この通信システムは、自動検針のためだけに用いられている。このような既存の通信システムに、緊急地震速報を報知するサービスを付加すれば、需要家には役立つとともに、通信システムの付加価値を高めることができる。
【0005】
そこで、本発明は、上記に鑑み、需要家に新たな設備投資を負担させずに、緊急地震速報を提供できる通信システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、外部機器が接続された端末網制御装置とセンタ装置とがネットワークを通じて通信可能に接続され、外部機器とセンタ装置との間でデータを送受信する通信システムであって、センタ装置は、地震発生時に緊急地震速報を配信する配信サーバにネットワークを通じてデータ受信が可能なように接続され、センタ装置は、配信サーバから緊急地震速報を受信したとき、端末網制御装置に緊急地震速報を送信し、端末網制御装置は、緊急地震速報を報知する。
【0007】
センタ装置が配信サーバに登録されることにより、センタ装置は、配信サーバからのデータを受信可能となる。したがって、センタ装置は、配信サーバから緊急地震速報を提供される。この後、通信システムを利用することにより、端末網制御装置が設置された需要家に緊急地震速報を伝えることができる。
【0008】
端末網制御装置は、緊急地震速報に応じて報知する態様を変える。すなわち、端末網制御装置は、地震の規模が予め設定された規模以上のときの報知と、設定された規模より小さいときの報知とを異ならせる。例えば、設定された規模以上のときには、報知を行うが、規模より小さいときには、報知をしない。また、端末網制御装置は、所定期間に多数の緊急地震速報を受信したとき、地震が多発していると判断して、単なる報知とは異なる態様で地震対策を促す報知を行う。さらいまた、端末網制御装置は、緊急地震速報に基づいて震動の到来時間を算出し、地震の詳細情報を報知する。
【0009】
端末網制御装置は、緊急地震速報を受信したとき、外部機器を動作させる。すなわち、 外部機器が報知器とされ、端末網制御装置は、報知器をオンして、地震発生を報知する。端末網制御装置は、緊急地震速報を表示、音声のいずれか、あるいは両方により報知する。
【0010】
また、外部機器がメータとされ、端末網制御装置は、メータを遮断する。地震発生時にメータが遮断されると、ガス漏れや水漏れを防止できる。
【0011】
端末網制御装置は、配信サーバから緊急地震速報を直接受信する。センタ装置を介さずに緊急地震通報を受信することができるので、地震の発生から短時間で報知可能となり、需要家は余裕を持って地震に対応することができる。
【0012】
端末網制御装置は、外部機器およびセンタ装置と通信を行う制御部を備える。制御部は、配信サーバからネットワークを通じてデータを受信可能とされ、配信サーバから緊急地震速報を受けたとき、緊急地震速報を報知する。なお、センタ装置が配信サーバにネットワークを通じてデータ受信が可能なように接続されているとき、制御部は、配信サーバからセンタ装置を介して緊急地震速報を受信する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によると、通信システムに地震の発生を報知するサービスを簡単に付加できる。しかも、既存の通信システムが利用できるので、需要家に負担を与えずに上記のサービスを導入できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の緊急地震通報の配信サービスを行う通信システムの全体構成図
【図2】端末網制御装置の概略構成を示すブロック図
【図3】端末網制御装置の報知部を示す図
【図4】緊急地震通報を配信するときのフローを示す図
【図5】他の形態の緊急地震通報を配信するときのフローを示す図
【図6】従来の緊急地震通報を配信するときのフローを示す図
【発明を実施するための形態】
【0015】
本実施形態の通信システムは、センタ装置と端末側との間でネットワークを介して自動検針等のデータ通信を行う。図1に示すように、センタ装置として、センタ側網制御装置(C−NCU)1に、コンピュータからなるホスト装置が接続される。センタ側網制御装置1は、ネットワーク2としてのIP網に接続される。端末側では、端末網制御装置(T−NCU)3が需要家宅に設置され、端末網制御装置3に、ガスメータ、水道メータ等の外部機器4が通信可能に接続され、端末網制御装置3はネットワーク2に接続される。1つのセンタ側網制御装置1に対して、複数の端末網制御装置3が接続される。なお、ネットワーク2として、インターネット、WAN、専用線を利用してもよい。
【0016】
図2に示すように、端末網制御装置3は、ネットワーク2を通じてデータを送受信する通信部10と、外部機器4との通信を行うための通信インターフェース11と、センタ側網制御装置1と通信を行う制御部12とを有する。また、端末網制御装置3は、商用電源から供給される電力によって動作するが、停電時でも動作できるように電池、UPS等の補助電源13を備えている。
【0017】
通信部10は、ルータ14に接続され、ルータ14がネットワーク2に接続される。通信部10とルータ14およびルータ14とネットワーク2は、それぞれ有線で接続あるいは無線で接続される。通信部10は、制御部12によって制御され、所定の通信プロトコルでデータの送受信を行う。なお、端末網制御装置3はルータ14を内蔵していてもよい。センタ側網制御装置1は、端末網制御装置3と同じ構成とされる。
【0018】
通信インターフェース11は、特定小電力無線、ブルートゥース(登録商標)、無線LAN等の無線で通信を行う。外部機器4は、図1に示すように、無線子機15に接続され、端末網制御装置3が無線親機となる。通信インターフェース11は、無線子機15を通じて外部機器4との間でデータを送受信する。無線子機15および外部機器4は、複数であってもよい。なお、通信インターフェース11が複数あるとき、他の通信インターフェース11に外部機器4が接続され、両者の間で直接通信が行われる。
【0019】
制御部12は、通信インターフェース11を通じて外部機器4と交信を行い、外部機器4から検針データを取得する。そして、制御部12は、センタ装置からの検針要求に応じて、あるいは端末発呼によって、通信部10を通じて検針データをセンタ装置に送信する。センタ装置では、センタ側網制御装置1が、ネットワーク2を通じて端末側から送信されてきたデータを受信する。センタ側網制御装置1は、データをホスト装置に転送する。ホスト装置は、端末側からのデータを集計するといった管理を行う。
【0020】
ここで、本通信システムでは、付加サービスとして、緊急地震速報を需要家に提供する。気象庁5から発表される緊急地震速報を配信する配信サーバ6と、センタ側網制御装置1とが通信可能なように接続される。配信サーバ6は、ルータを介してネットワーク2に接続され、センタ側網制御装置1もルータを介してネットワーク2に接続される。
【0021】
配信サーバ6に、センタ側網制御装置1が登録される。すなわち、緊急地震速報を提供する配信サービスに対して、本通信システムが契約を結ぶことにより、センタ側網制御装置1は登録される。登録されたセンタ側網制御装置1は、ネットワーク2を通じて配信サーバ6からのデータ受信が可能となる。
【0022】
この配信サービスでは、配信サーバ6は、センタ側網制御装置1を含む登録されている受信端末に、ネットワーク2を通じて高度利用者向け緊急地震速報を配信する。緊急地震速報は、各地域の震度、地震の発生時刻、震源、地震の規模、津波に関する情報といった各種の地震情報を含む。
【0023】
センタ側網制御装置1は、配信サーバ6から受信した緊急地震速報を端末網制御装置3に再配信する。端末網制御装置3は、受信した緊急地震速報を報知する。また、センタ側網制御装置1が緊急地震速報を報知してもよい。
【0024】
図3に示すように、端末網制御装置3に、報知部16が設けられ、制御部12は、緊急地震速報を受け取ったとき、緊急地震速報をメモリに一時的に記憶し、報知部16を動作させて、地震の発生を報知する。報知部16は、ディスプレイ17とスピーカ18とされる。制御部12は、地震情報をディスプレイ17に表示するとともに、まもなく地震が来ることをスピーカ18から音声で出力する。
【0025】
端末網制御装置3において、緊急地震速報を報知する処理を実行するために、制御部12は、報知用アプリケーションソフトを動作させる。このアプリケーションソフトは端末網制御装置3に予め組み込まれている。制御部12は、緊急地震速報を受信したときに報知用アプリケーションソフトの動作により、緊急地震速報に対する処理を実行する。
【0026】
ここで、既設の端末網制御装置3に、このアプリケーションソフトがプリインストールされていない場合、端末網制御装置3に、後からインストールすることにより、配信サービスが利用可能となる。例えば、センタ装置がアップデートとして端末網制御装置3にアプリケーションソフトを配布する。あるいは、端末網制御装置3に、USB端子等の接続端子を設け、USBメモリ等の記憶媒体を接続して、記憶媒体からアプリケーションソフトを転送する。端末網制御装置3は、アプリケーションソフトを入手して、インストールすることができる。したがって、新たな設備投資を行わなくても、簡単に通信システムの付加価値を高めることができる。
【0027】
端末網制御装置3には、接点出力端子19が設けられる。接点出力端子19に外部機器4が接続される。接点出力端子19は、リレー、フォトカプラといったオンオフするスイッチ値を有する。制御部12は、通信インターフェース11を介して接点出力端子19をオンオフする。外部機器4として、メータが接続されているとき、制御部12が接点出力端子19をオンすることにより、メータが遮断され、オフすることにより、メータは復帰する。外部機器4として、表示灯やブザーといった報知器が接続されているとき、制御部12が接点出力端子19をオンすることにより、報知器が作動する。例えば、表示灯は、点灯あるいは点滅し、ブザーは鳴動する。そこで、制御部12は、緊急地震速報を受信したとき、接点出力端子19をオン(短絡)して、外部機器4を動作させる。
【0028】
次に、本通信システムを利用した配信サービスの手順を図4にしたがって説明する。地震が発生したとき、気象庁5は、各地の観測点から地震に関する情報を受信すると、緊急地震速報を作成する。気象庁5は、配信サーバ6に緊急地震速報を配信する。配信サーバ6は、センタ側網制御装置1を含む予め決められた通信端末に緊急地震速報を再配信する。このとき、配信サーバ6は、複数の受信端末に対して、公知のIPv6マルチキャストあるいはIPv4マルチキャストにより緊急地震速報を配信する。配信サーバ6に登録されている全ての受信端末は、緊急地震速報を受信する。
【0029】
センタ側網制御装置1は、緊急地震速報を受信すると、複数の端末網制御装置3にマルチキャストにより配信する。端末網制御装置3は、緊急地震速報を受信すると、制御部12が、緊急地震速報の地震情報に基づいて、需要家に通知するための情報を作成する。
【0030】
制御部12は、端末網制御装置3の設置場所の位置情報を読み出し、位置情報と震源の情報とにより震動が到来するまでの到来時間を算出する。制御部12は、緊急地震速報から需要家に関連する地震情報を抽出して、地震に関する情報を取得する。需要家に関連する地震情報は、予め需要家が設定した情報とされる。
【0031】
制御部12は、取得した情報および算出した情報に基づく地震の詳細情報をディスプレイ17に表示して、地震の報知を行う。このように、地震の詳細情報といった態様で報知することにより、そのまま緊急地震速報を報知する態様に比べて、需要家にとって役立つ情報を報知することができる。需要家は、報知された情報に応じて、必要十分な対策を取ることができる。
【0032】
また、制御部12は、緊急地震速報を受信したとき、すぐに接点出力端子19をオンして、外部機器4を通じて需要家への通知を行う。外部機器4が表示灯の場合、点灯あるいは点滅する。ブザーの場合、警告音が鳴る。メータの場合、メータが遮断される。例えば、ガスメータであれば、需要家宅内へのガスの供給が断たれ、ガス漏れを防ぐことができ、ガスを使用中であれば、瞬間的に火が消え、火災を防げる。水道メータであれば、宅内での水漏れを防げる。
【0033】
ところで、高度利用者向けの緊急地震速報は地震の規模にかかわらず配信される。例えば人体に感じないような地震が発生したときでも、緊急地震速報は配信される。そこで、制御部12は、地震の規模に応じて報知する態様を変える。すなわち、制御部12は、発生した地震の規模が予め設定された規模以上のときには報知し、設定された規模より小さいときには報知しない。あるいは、制御部12は、緊急地震速報を受信したとき、報知するが、設定以上の規模の場合と設定未満の規模の場合とで態様を異ならせる。前者の場合、表示および音声によって報知し、後者の場合、表示だけで報知する。
【0034】
上記では、地震の規模だけで報知の態様を変えたが、震源に応じて報知の態様を変えてもよい。制御部12は、震源と設置場所の位置情報とから遠くで発生した地震で震動が到来するおそれがないと判断したとき、報知をしない、あるいは表示だけの報知を行う。近くで発生した地震あるいは震動が到来するおそれがあると判断したとき、報知する、あるいは表示および音声の報知を行う。また、制御部12は、地震の規模、震源等の複数の情報を組み合わせて、報知の重要度を判断し、重要度の高低に応じて報知の態様を決めてもよい。したがって、不要な報知が行われなくなるので、需要家に余計な不安を与えないようにできる。
【0035】
さらに、制御部12は、所定期間に設定回数以上の緊急地震速報を受信したとき、地震が頻発していることを報知する。このとき、制御部12は、単に地震の発生を報知するだけでなく、大地震の前震や前駆的活動の可能性があることも報知する。このような報知により、地震対策を促すことができ、需要家は事前に地震対策を講じることが可能となる。
【0036】
ここで、規模の小さい地震や影響を受けない地震のとき、緊急地震速報の報知を利用して、避難訓練を行うようにしてもよい。すなわち、制御部12は、設定未満の規模の地震であると判断したとき、あるいは報知の重要度が低いと判断したとき、避難を促す報知を行う。これによって、実際の緊急地震通報を利用して、避難訓練を行うことができ、防災の効果を高めることができる。
【0037】
他の実施形態として、配信サーバ6は、端末網制御装置3に直接緊急地震速報を配信する。配信サーバ6に、端末網制御装置3が登録される。図5に示すように、地震が発生したとき、気象庁5からの緊急地震速報を受信した配信サーバ6は、端末網制御装置3を含む予め決められた通信端末に緊急地震速報をマルチキャストにより配信する。端末網制御装置3は、配信サーバ6からネットワーク2を通じて直接、緊急地震速報を受信する。端末網制御装置3の制御部12は、以後、上記と同様に報知を行う。
【0038】
このように、端末網制御装置3がセンタ側網制御装置1を介さずに緊急地震速報を受信できるので、センタ側網制御装置1を経由する場合に比べて、早く報知することができる。そのため、地震が来るまでの時間に余裕ができ、需要家はあわてることなく地震に対応することができる。
【0039】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。外部機器として、電話機やファクシミリ装置が端末網制御装置に接続されている場合、センタ側網制御装置は、電話機に発信して、電話機を鳴らす。電話機がオフフックされたら、センタ側網制御装置は、地震の発生を音声によって知らせる。ファクシミリ装置の場合、センタ側網制御装置は、ファクシミリ装置に地震情報を送信する。ファクシミリ装置は、地震情報を印刷し、地震情報が需要家に提供される。また、端末網制御装置がLANに接続されている場合、端末網制御装置はLANに接続されたパソコンやテレビと通信可能とされる。すなわち、これらは端末網制御装置に対して外部機器となる。そこで、端末網制御装置は、パソコンやテレビを通じて緊急地震速報を報知してもよい。
【符号の説明】
【0040】
1 センタ側網制御装置
2 ネットワーク
3 端末網制御装置
4 外部機器
5 気象庁
6 配信サーバ
10 通信部
11 通信インターフェース
12 制御部
16 報知部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部機器が接続された端末網制御装置とセンタ装置とがネットワークを通じて通信可能に接続され、外部機器とセンタ装置との間でデータを送受信する通信システムであって、センタ装置は、地震発生時に緊急地震速報を配信する配信サーバにネットワークを通じてデータ受信が可能なように接続され、センタ装置は、配信サーバから緊急地震速報を受信したとき、端末網制御装置に緊急地震速報を送信し、端末網制御装置は、緊急地震速報を報知することを特徴とする通信システム。
【請求項2】
端末網制御装置は、緊急地震速報に応じて報知する態様を変えることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
【請求項3】
端末網制御装置は、緊急地震速報を受信したとき、外部機器を動作させることを特徴とする請求項1または2記載の通信システム。
【請求項4】
端末網制御装置は、地震の規模が予め設定された規模以上のときの報知と、設定された規模より小さいときの報知とを異ならせることを特徴とする請求項2または3記載の通信システム。
【請求項5】
端末網制御装置は、所定期間に多数の緊急地震速報を受信したとき、地震が多発していると判断して、地震対策を促す報知を行うことを特徴とする請求項2または3記載の通信システム。
【請求項6】
端末網制御装置は、緊急地震速報に基づいて震動の到来時間を算出し、地震の詳細情報を報知することを特徴とする請求項2または3記載の通信システム。
【請求項7】
外部機器が報知器とされ、端末網制御装置は、報知器をオンして、地震発生を報知することを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の通信システム。
【請求項8】
外部機器がメータとされ、端末網制御装置は、メータを遮断することを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の通信システム。
【請求項9】
端末網制御装置は、配信サーバから緊急地震速報を直接受信することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の通信システム。
【請求項10】
端末網制御装置は、緊急地震速報を表示により報知することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の通信システム。
【請求項11】
端末網制御装置は、緊急地震速報を音声により報知することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の通信システム。
【請求項12】
外部機器が接続されるとともに、センタ装置にネットワークを通じて通信可能に接続された端末網制御装置であって、外部機器およびセンタ装置と通信を行う制御部を備え、制御部は、地震発生時に緊急地震速報を配信する配信サーバからネットワークを通じてデータを受信可能とされ、配信サーバから緊急地震速報を受けたとき、緊急地震速報を報知することを特徴とする端末網制御装置。
【請求項13】
センタ装置が配信サーバにネットワークを通じてデータ受信が可能なように接続されているとき、制御部は、配信サーバからセンタ装置を介して緊急地震速報を受信することを特徴とする請求項12記載の端末網制御装置。
【請求項14】
制御部は、緊急地震速報に応じて報知する態様を変えることを特徴とする請求項12または13記載の端末網制御装置。
【請求項15】
制御部は、緊急地震速報を受信したとき、外部機器を動作させることを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載の端末網制御装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2010−219752(P2010−219752A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−62889(P2009−62889)
【出願日】平成21年3月16日(2009.3.16)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】