説明

通信装置

【課題】 本発明の課題は、電話に出られない場合でも、電話の内容が重要であるか否かを報知可能な通信装置を提供することである。
【解決手段】 送信するメッセージに重要度のランクに応じた重み付けデータを選択的に付加して送信する。前記重み付けのデータが付加されたデータを受信した場合は、重要度に応じたランクをCPU8によって識別し、識別されたランクに応じて予め設定しておいた演奏データを演奏データ記憶部8から読み出して音声処理部10に発音指示することによりスピーカ7を鳴動させて着信を報知する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置に係り、詳細には、通信装置における着信報知制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話が広く普及している。そのため、複数の人が携帯電話を持っている場所において特定の携帯電話に着信があった場合、通常の着信音で鳴動させるといずれの携帯電話が鳴動しているのか区別できないため、ユーザー毎に個別に着信時の鳴動音(以下、着信メロディと呼ぶ)を設定できるものが知られている。この着信メロディ用の演奏データは、電話端末本体に設けられた電話番号入力用の各数値キーにそれぞれ音高を割当て、使用者の手動操作により曲中の各音の音高を指定したり、音長を指定することによって設定される。また、着信メロディ用の演奏データの設定方法として、演奏データ入力用の装置へ電話端末本体を接続し、着信メロディを設定するものもある。
【0003】また、電話の発信者の指定により着信メロディを鳴動させ、発信者を特定することが容易な電話機として、特開平11−355393号公報に示す携帯電話機がある。この携帯電話機は、着信メロディのデータであるメロディパターンデータを記憶する記憶部と、着信メロディとしてスピーカを鳴動させる制御部等を備えてなる。
【0004】上記携帯電話機は、電話の受信時に、発信側から送信されたメッセージを解析して、送信されたメッセージの中から、予め発信側で作成されたメロディパターンデータを抽出し、このメロディパターンデータより着信メロディを設定し、この着信メロディを鳴動させることにより着信を通知する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば、携帯電話に着信があった場合、着信に気付き、送信相手が分かったとしても、着信内容が緊急を要するものか、重要性が高い連絡事項かが分からなかった。このため、仕事中等、手が離せなく、忙しい時であっても、受話器を取って話を聞くか、或いは受信した電子メールを読んで内容を確認する必要があり、重要性の低い電話を邪魔に感じることが多い。これを避けるために、仕事中等、手が離せなく、忙しい時には、携帯電話を切断状態にせざるを得なかった。
【0006】本発明の課題は、電話に出られない場合でも、電話の内容が重要であるか否かを報知可能な通信装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課題を達成するために、次のような特徴を備えている。なお、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態に対応する構成を1例として例示する。符号等は、後述する図面参照符号等である。
【0008】請求項1記載の発明は、複数の演奏データを記憶する演奏データ記憶手段(例えば、図2に示す演奏データ記憶部11)と、送信するメッセージに重要度のランクに応じた重み付けデータを選択的に付加して送信する重み付けデータ送信手段(例えば、図2に示す無線部13)と、前記重み付けデータが付加されたデータを受信して、重要度のランクを識別する識別手段(例えば、図2に示すCPU8及び図10に示すステップS32)と、前記識別手段によって識別されたランクに応じて前記演奏データ記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して発音指示する発音指示手段(例えば、図2に示すCPU8及図10に示すステップS34,S36)と、を備えることを特徴としている。
【0009】この請求項1記載の発明の通信装置によれば、演奏データ記憶手段は複数の演奏データを記憶し、重み付けデータ送信手段は、送信するメッセージに重要度のランクに応じた重み付けデータを選択的に付加して送信し、識別手段は、前記重み付けデータが付加されたデータを受信して重要度のランクを識別し、発音指示手段は、前記識別手段によって識別されたランクに応じて前記演奏データ記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して発音指示する。
【0010】したがって、受信したデータが重要であるか否かを発音される演奏データによって判別することができるので、送信/受信者の意思の疎通がより緊密になり、情報の伝達をより円滑に行うことができる。
【0011】請求項2記載の発明は、演奏操作によって演奏データを入力する演奏情報入力手段(例えば、図1に示すキー群2)と、送信するメッセージに重要度のランクに応じた重み付けデータを選択的に付加して送信する重み付けデータ送信手段(例えば、図2に示す無線部13)と、前記重み付けデータが付加された受信データを受信して、重要度のランクを識別して記憶する受信データ記憶手段(例えば、図2に示す送信/受信データ記憶部12)と、前記受信データ記憶手段に記憶された受信データを前記演奏情報入力手段の所定の位置から順次割り当て、当該受信データの重要度のランクと共に報知するよう指示する受信記録報知手段(例えば、図2に示すCPU8及び図12に示すステップS63〜S65)と、前記受信記録報知手段の指示によって報知されている前記演奏情報入力手段の所定位置を操作することによって、当該位置に割り当てられている受信データを前記受信データ記憶手段から読み出して再生指示する再生指示手段(例えば、図2に示すCPU8及び図12に示すステップS66〜S72)と、を備えることを特徴とする。
【0012】この請求項2記載の発明の通信装置によれば、演奏情報入力手段は、演奏操作によって演奏データを入力し、重み付けデータ送信手段は、送信するメッセージに重要度のランクに応じた重み付けデータを選択的に付加して送信し、受信データ記憶手段は、前記重み付けデータが付加された受信データを受信して、重要度のランクを識別して記憶し、受信記録報知手段は、前記受信データ記憶手段に記憶された受信データを前記演奏情報入力手段の所定の位置から順次割り当て、当該受信データの重要度のランクと共に報知するよう指示し、再生指示手段は、前記受信記録報知手段の指示によって報知されている前記演奏情報入力手段の所定位置を操作することによって、当該位置に割り当てられている受信データを前記受信データ記憶手段から読み出して再生指示する。
【0013】したがって、受信データの受信記録をその重要度ランクと共に報知することができるので、例えば、複数の受信データが記録されている場合にも重要度の高いものから優先して内容を確認することができ、便利である。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の通信装置において、前記演奏情報入力手段は、音色、音高、音長、リズム、ベロシティからなる演奏データを入力する複数のキーを配列したことを特徴とする。
【0015】したがって、複数のキーにより音色、音高、音長、リズム、ベロシティを入力することができるので、好みの曲を入力することができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の通信装置において、前記演奏情報入力手段に発光体を設け、前記受信記録報知手段は、前記重み付けデータが付加された受信データの重要度のランク応じて選択的に当該発光体を発光指示することを特徴とする。
【0017】したがって、重要度のランクに応じて発光体を発光させて着信を報知することができるため、重要な着信が一目瞭然となり、早急に対応することができる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項2または3記載の通信装置において、前記受信記録報知手段は前記受信データ記憶手段に記憶されている受信データの内で重要度の高いランクに対応する所定の楽音を発音指示することを特徴とする。
【0019】したがって、重要度のランクが高い着信がある場合は、所定の楽音で報知するため、重要な着信があったことを即座に確認でき、早急に対応することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図12を参照して本発明を適用した鍵盤楽器型の携帯電話機1について説明する。まず、構成を説明する。
【0021】図1は本実施の形態における携帯電話機1の外観構成を示す図である。図1に示すように、携帯電話機1は筐体1Aの表面に後述するキー群2及び機能キー群3、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示部4を備え、表示部4の上部にレシーバ(受話部)6、キー群2の下部にマイク(送話部)5が設けられる。また、筐体1Aの右肩部には楽音を出力するスピーカ7と、イヤホンの接続端子15が設けられている。また、筐体1Aの上部には伸縮自在にアンテナ14が設けられており、電話をかけるときにアンテナ14を引き出すようになっている。筐体1Aの裏面には充電パック等の電源部(図示省略)が設けられる。これらの各構成要素は筐体1A内部に収納された回路基板の電子回路(図2参照)に接続され、後述するCPU8により各部の動作が制御される。
【0022】キー群2は、鍵盤型に配設される複数の発光キー2a〜2tにより構成され、各キーの押下信号がCPU8に出力される。
【0023】また、機能キー群3は、電話発信または電話応答時に押下操作される応答キー3a、モード切替に使用されるモードキー3b、各種設定内容を設定/登録するための確定キー3c、電源のオン/オフを行う電源キー3d、設定/登録した内容を消去するクリアキー3e、入力した演奏データ、入力した電話番号データ、入力したメール等を登録する際に操作されるメモリキー3f、メモを記憶するメモキー3g、重み付けデータ登録モード/重み付きデータ送信モード/応答保留モード/留守番電話モード(着信記録確認含む)の設定、メールの各種設定(例えば、作成、送信、受信等)、音量調整等の各種設定時に押下操作される各種設定キー3hにより構成され、各キーの押下信号がCPU8に出力される。電源キー3dは、1秒以上長く押しつづけることにより、携帯電話機本体のオン/オフの切換ができ、通話中又は通話終了後に押下すると、通話(接続)を終了することができる。
【0024】前記発光キー2a〜2tは、電話番号用モードにおいて電話番号データや名前データ等を入力するための数字、文字、記号等のデータ入力キーとなり、演奏用モードにおいて演奏データ入力用の音高/音長/ベロシティ指定キーとなる。上記各モードはモードキー3bの押下操作の都度切り替え設定される。
【0025】例えば、発光キー2aは演奏用モードでは音高「A2」を指定するキーコードが割当てられ、電話番号用モードでは記号「#」を指定するキーコードが割当てられる。同様に、発光キー2bは演奏用モードでは音高「B2」を指定するキーコードが割当てられ、電話番号用モードでは記号「*」を指定するキーコードが割当てられる。また、発光キー2cは演奏用モードでは音高「C3」を指定するキーコードが割当てられ、電話番号用モードでは数値「1」を指定するキーコードが割当てられる。発光キー2d〜2lについても以下同様に、演奏用モードでは順に音高「D3」〜「E4」を指定するキーコードが割当てられ、電話番号用モードでは順に数値「2」〜「0」を指定するキーコードが割当てられる。また、発光キー2m〜2tは、演奏用モードでは順に音高「A2#」〜「D4#」を指定するキーコードが割当てられる。
【0026】更に、各発光キー2a〜2tは鍵盤型に配置されるため音高「A2」「B2」「C3」、「D3」、「E3」、「F3」、「G3」、「A4」、「B4」「C4」「D4」「E4」を指定する発光キー2a〜2lを白色、「A2#」「C3#」、「D3#」、「F3#」、「G3#」、「A3#」、「C4#」、「D4#」を指定する発光キー2m〜2tを黒色とする。
【0027】また、各発光キー2a〜2tはLED(Light Emitting Diode)等により構成される発光素子16a〜16t(以下、LED16a〜16tと呼ぶ)と押鍵の強さを検出する押圧センサ17a〜17tとをそれぞれ内蔵する。
【0028】LED16a〜16tは図示しないLED駆動回路から出力される点灯信号に従って点灯または消灯し、光学的な視覚表示により着信時に重要である旨を報知する。また、発光キー2a〜2tの押鍵操作に伴って発光する。後述する重み付けデータ受信処理(図10参照)において、留守番電話モードに設定され、着信内容が記憶された場合に着信記録確認が指示されると、記憶された複数の着信データは上述したキー群2(例えば、発光キー2a〜2l)に夫々割り当てられ、重要度が高い着信データを割り当てたキーのLEDを点滅又は点灯し、報知する。また、電話の着信時に着信メロディ(演奏データ)を鳴動する時にも鳴動する楽音に対応する音高の発光キー2a〜2tを発光させる。
【0029】なお、発光キー2a〜2lの外部にLED16a〜16lが露出するように設けてもよい。特に黒鍵となる発光キー2m〜2tはLED16m〜16tを内蔵すると光が発散されにくく発光が目立たないので、例えば筐体1Aの各黒鍵となる発光キー2m〜2tに近い位置にそれぞれLED16m〜16tを設け、白鍵となる発光キー2a〜2lは内部にLED16a〜16lを設けるようにしてもよい。
【0030】押圧センサ17a〜17tは、押鍵操作時に加えられた力を検出してCPU8へ出力する。
【0031】表示部4はLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU8からの表示指示に従って生成された表示データを表示する。例えば、電話着信時に発信元の電話番号を表示したり、電話番号登録時に入力された電話番号や名前と共に重み付けデータを表示したり、着信音設定時に曲名等を表示する。
【0032】図2は筐体1A内部に収納される回路基板に実装される電子回路の機能ブロック図である。図2に示すように、携帯電話機1は、LED16a〜16t及び押圧センサ17a〜17tを内蔵した発光キー2a〜2tを含むキー群2、機能キー群3(3a〜3h)、表示部4、マイク5、レシーバ6、スピーカ7、CPU8、音源9、音声処理部10、演奏データ記憶部11、送信/受信データ記憶部12、無線部13、及びアンテナ14により構成される。
【0033】CPU8はキー群2及び機能キー群3から入力されるキー操作信号に従った各処理を実行するため、携帯電話機1の各部の動作を制御する。すなわち、後述する演奏データ処理(図7参照)に従って、重み付けデータ生成・登録処理(図8参照)や重み付きデータ送信処理(図9参照)や重み付けデータ受信処理(図10R>0参照)等を実行制御する。
【0034】重み付けデータ生成・登録処理(図8参照)においてCPU8は、重み付けデータ登録モードの場合に演奏データ登録がされているか否かを判別し、演奏データが登録されていない場合はキー群2に対する演奏操作入力及び外部(例えば、インターネットからダウンロードしたデータ、その他の着信メロディ登録機等)からの入力により取得した演奏データを演奏データ記憶部11に記憶する。また、CPU8は、演奏データの登録が終了すると、登録曲名の一覧を表示部4に表示し、ユーザーによる曲の選択指定及び選択曲名に対する重み付けランクの指定を受け付ける。
【0035】図3は、対応登録ファイル20を示す図である。演奏データは、演奏データ記憶部11に記憶され、演奏データの曲名は、対応登録ファイル20に登録されている。この対応登録ファイル20には、演奏データの曲名に重み付けランクが指定されて登録される。重み付けランクの指定は、曲名の中から所望の曲を選択し、選択した曲に対して重み付けランクであるA〜Cを入力する。重み付けランクは、例えば、Aランクが緊急の場合、Bランクが重要度が高い場合、Cランクが特に急ぎの用事では無い場合等のように、‘A’が重要度が高く、‘C’は重要度が低くランク付けする。
【0036】重み付きデータ送信処理(図9参照)においてCPU8は、送信モードの場合に重み付けデータを送信する場合は、送信元電話番号と送信者氏名に重み付けランクを付加し、受信相手の回線に接続し、呼び出しデータとして受信相手の回線に送信する。
【0037】図4は、送信/受信データ記憶部12に記憶される呼び出しデータの格納例を示す図である。呼び出しデータは送信元電話番号と、送信者氏名とから構成され、ユーザの選択により重み付けデータが付加される。
【0038】重み付けデータ受信処理(図10参照)においてCPU8は、着信データを受信すると、応答保留モードの場合には、着信データに重み付けデータが付加されているか、相手の電話機に予め重要メッセージ報知指定がされているかどうかを判別し、予め重要メッセージ報知指定がされている場合は、付加されている重み付けデータのランクに対応した曲データを対応登録ファイル20を参照して演奏データ記憶部11から読み出し、対応する楽音を音源9において発生し、スピーカ7から放音して重要なメッセージの着信を報知する。また、予め重要メッセージ報知指定がされていない場合は、予め設定された曲データを演奏データ記憶部11から読み出し、対応する楽音を音源9において発生し、スピーカ7から放音して重要でないメッセージの着信を報知する。
【0039】また、重み付けデータ受信処理においてCPU8は、着信データを受信すると、留守番電話モードの場合には、着信データに重み付けデータが付加されているか、予め重要メッセージ報知指定がされているかを判別し、予め重要メッセージ報知指定がされている場合は重み付けデータを付加した受信データ(着信日時、送信相手の氏名、電話番号)を着信順に送信/受信データ記憶部12に記憶する。また、予め重要メッセージ報知指定がされていない場合は受信データを着信順に送信/受信データ記憶部12に記憶する。
【0040】更に、重み付けデータ受信処理においてCPU8は、各種設定キー3hにより着信記録確認が指示されると、送信/受信データ記憶部12に記憶された着信データを順次読み出し、読み出された着信記録を表示部4に表示する。そして、CPU8は、着信データを着信順にキー群2の低い音高のキー(例えば、発光キー2a)から順次割り当てる。また、CPU8は、重み付けランクの上位n位までの着信データを抽出し、抽出された着信データが割り当てられているキーを点滅表示し、着信を報知する。また、CPU8は、点滅表示した発光キーが押下されると、そのキーに割り当てられている着信データの内容を送信/受信データ記憶部12から読み出し、メッセージを音声としてレシーバ6から出力する。或いは、文字データとして表示部4に表示する。
【0041】図5は、上述の重み付けデータ受信処理において受信された着信データのファイル構成を示す図である。図5に示すように着信データファイルには、着信順位、着信日時、送信元電話番号、送信者氏名、重み付けデータ、メッセージデータが記録される。着信日時は、携帯電話に搭載されたタイマー機能を参照して記録される。また、重み付けデータは、重要度に応じて例えば、A〜Cまでにランク分けされて、着信データに付加されている。上述した対応登録ファイル20のランク付けと同様に、重要度は、Aランクが緊急の場合等、最も重要度が高いとし、Bランクは急ぎではないが、重要な場合Cランクが特に重要でない場合等とする。Cランクは、重み付けデータを付加されていない場合としてもよい。この重要度は、A〜Cまでの3段階でなく、例えば1〜5までの5段階等、適宜変更可能である。
【0042】図6は、上述の重み付けデータ受信処理において着信データが着信順に発光キー2c〜2j(音高:C3〜C4までの白鍵)に図5に示した着信順位‘1’〜‘8’までの着信データを割り当てた例を示す。重み付けデータ受信処理において、抽出された着信データは、図6のように、低い音高の発光キーから着信順に割り当てられる。例えば、発光キー2cには着信順位‘1’の着信データ、発光キー2dには着信順位‘2’の着信データ、…のように順次割り当てられる。発光キー2a〜2hに割り当てられた着信データは、重み付けデータのランクA〜Cに従って、重要度の高い(例えば、重み付けデータ‘A’)データ(例えば、着信順位‘1’,‘8’)のみを点滅表示させる。
【0043】音源9は、例えばPCM(Pulse Code Modulation)音源により構成され、所定の音色のPCM波形データが記憶された波形データROM(Read Only Memory)を有する。発光キー2a〜2tの押下操作により所定の音高が指定されると、CPU8は指定された音高に対応するPCM波形データを波形データROMから読み出し、音声処理部10に渡す。音声処理部10は入力されたPCM波形データをD/A変換し、ローパスフィルタ(LPF;Low Pass Filter)により所定の周波数以上の周波数帯域の信号をカットしてノイズを除去し、増幅器を介してスピーカ7へ出力する。スピーカ7は音声処理部10から出力された所定の音色・音高を持つ楽音を放音する。なお、放音する楽音は単音であっても、複数の楽音を同時に放音するものであってもよい。
【0044】波形データROMに記憶される波形データの音色は、例えば、図1に示すような鍵盤楽器型の携帯電話機1であればピアノやオルガン等の鍵盤楽器の音色がプリセットされている。また、複数の音色の波形データを記憶しておき、キー群2を操作することにより複数の音色のなかから所望の音色を選択できるようにしてもよい。
【0045】音声処理部10はA/Dコンバータ、D/Aコンバータ、LPF、及び増幅器等により構成される。通話時にマイク5から入力される音声はA/Dコンバータにより音声ディジタルデータに変換されて無線部13に対して出力される。また、レシーバ6は、受信した音声ディジタルデータをD/Aコンバータによりアナログデータに変換し、増幅器により増幅したアナログデータをスピーカ7から音声出力する。
【0046】演奏データ記憶部11は、演奏操作及び外部からの入力によって登録される演奏データ、演奏データに対する重み付けランクを指定する対応登録ファイル20等を記憶するため、不揮発性の半導体メモリ等の記憶媒体により構成される。
【0047】送信/受信データ記憶部12は、図4の呼び出しデータ、図5の着信データファイル、メール等の送信/受信データ等を記憶するため、不揮発性の半導体メモリ等の記憶媒体により構成される。
【0048】無線部13は音声データを変調、復調する変調復調回路等により構成され、音声処理部10から入力された音声ディジタルデータを携帯電話の通信方式に適合するように変調し、アンテナ14を介して基地局へ送信する。また、無線部13は基地局から送信された着信信号をアンテナ14により受信すると、CPU8に着信検出信号を与え、受信した音声データを復調して音声処理部10へ渡す。音声処理部10では復調された音声ディジタルデータをD/Aコンバータにより音声アナログデータに変換して増幅器を介してレシーバ6から出力する。
【0049】次に動作を説明する。図7は演奏データ処理の流れを説明するフローチャートである。まず、図8に示す重み付けデータ生成・登録処理を実行する(ステップS1)。
【0050】図8は、重み付けデータ生成・登録処理の流れを示すフローチャートである。図8において、まず、携帯電話機1の各種設定キー3hにより重み付けデータ生成・登録モードが指定されたか否かを判別し(ステップS10)、重み付けデータ生成・登録モードが指定されていなければ(ステップS10;NO)、図7のステップS2に移行する。
【0051】また、重み付けデータ生成・登録モードが指定されていれば(ステップS10;YES)、演奏データ記憶部11に所望の演奏データが登録されているか否かを判別する(ステップS11)。所望の演奏データが、登録されていれば(ステップS11;YES)、ステップS15に移行する。また、所望の演奏データが登録されていなければ(ステップS11;NO)、演奏データを演奏操作により入力するか否かを判別する(ステップS12)。演奏操作により入力を行う場合は(ステップS12;YES)、演奏操作により入力した演奏データに曲名をつけて演奏データ記憶部11に記憶する(ステップS13)。演奏操作により演奏データを入力しない場合は(ステップS12;NO)、外部から入力した演奏データと、曲名とを演奏データ記憶部11に記憶する(ステップS14)。
【0052】次いで、表示部4に登録した演奏データの曲名を一覧表示し(ステップS15)、その中から所望の曲を選択し(ステップS16)、選択した曲名に重み付けランク(例えば、ランク‘A’)を指定し、曲名と重み付けランクとの対応を対応登録ファイル20に記憶する(ステップS17)。そして、重み付けランクの指定が終了したか否かを判別し(ステップS18)、ランク指定が終了してなければ(ステップS18;NO)、ステップS16に戻り、処理を続行する。また、ランク指定が終了していれば(ステップS18;YES)、図7R>7のステップS2に移行する。
【0053】図7のステップS2において、図9に示す重み付きデータ送信処理を実行する。図9は、重み付きデータ送信処理の流れを示すフローチャートである。図9R>9を用いて詳細を説明する。
【0054】図9において、各種設定キー3hにより、重み付きデータ送信モードに設定されているか否かを判別し(ステップS20)、送信モードに設定されていなければ(ステップS20;NO)、図7のステップS3に移行する。
【0055】また、送信モードに設定されていれば(ステップS20;YES)、重み付けデータを送信するか否かを判別する(ステップS21)。重み付けデータを送信する場合は(ステップS21;YES)、重み付けランクに応じたスイッチのオン操作に伴って、図4に示すように呼び出しデータに重み付けデータを付加する(ステップS22)。例えば、内容が重要であったり、緊急の場合は、ランク‘A’を指定するキーを押下し、あまり重要でない場合は、ランク‘C’を指定するキーを押下する。
【0056】そして、電話番号を入力し、応答キー3aを押下して、受信相手に回線を接続し(ステップS23)、呼び出しデータを送信する(ステップS24)。次いで、呼び出しデータを送信した相手の携帯電話機が留守番電話状態か否かを判別し(ステップS25)、留守番電話状態であれば(ステップS25;YES)、メッセージを送信する(ステップS26)。また、留守番電話状態でなければ(ステップS25;NO)、通常の会話をする(ステップS27)。そして、メッセージの送信又は会話が終了すると、図7のステップS3に移行する。
【0057】図7のステップS3において、図10〜12に示す重み付けデータ受信処理を実行する。図10は、重み付けデータ受信処理の流れを示すフローチャートである。図10を用いて詳細を説明する。
【0058】図10において、まず、携帯電話機1に着信があるか否かを判別する(ステップS30)。着信が無ければ(ステップS30;NO)、図7の重み付けデータ受信処理及び演奏データ処理を終了する。また、着信が有れば(ステップS30;YES)、携帯電話機1が受信モード或いは応答保留モード状態か否かを判別する(ステップS31)。受信モード或いは応答保留モードでなければ(ステップS31;NO)、図11に示すステップS50に移行する。
【0059】また、受信モード或いは応答保留モードであれば(ステップS31;YES)、着信データに重み付けデータが付加されているか否かを判別する(ステップS32)。着信データに重み付けデータがなければ(ステップS32;NO)、ステップS35に移行し予め設定された所定の演奏データを演奏データ記憶部11から読み出す。
【0060】また、着信データに重み付けデータが有れば(ステップS32;YES)、更に携帯電話機1に予め重要メッセージ報知指定が指定されているか否かを判別する(ステップS33)。予め重要メッセージ報知指定が指定されていれば(ステップS33;YES)、対応登録ファイル20を参照して重み付けデータのランクに対応した演奏データを演奏データ記憶部11から読み出す(ステップS34)。また、予め重要メッセージ報知指定が指定されていなければ(ステップS33;NO)、ステップS35に移行する。
【0061】そして、CPU8は音源9に対して読み出された演奏データの楽音を発音するよう指示し、スピーカ7から放音する(ステップS36)。そして、応答キー3aが押下されたか否かを判別し、(ステップS37)。応答キー3aが押下されていなければ(ステップS37;NO)、ステップS36に戻り、応答キー3aが押下されるまで、演奏データの楽音をスピーカ7から放音する。また、応答キー3aが押下されると(ステップS37;YES)、演奏データの楽音を停止して(ステップS38)、通話状態にする(ステップS39)。そして、電源キー3dを押下されたか否かを判別し(ステップS40)、電源キー3dが押下されなければ(ステップS40;NO)、ステップS39に移行し、通話状態を続行する。また、電源キー3dが押下されれば(ステップS40;YES)、重み付けデータ受信処理及び図7の演奏データ処理を終了する。
【0062】図11は、重み付けデータ受信処理において、携帯電話機1が受信モード或いは応答保留モード状態にない場合(つまり、留守番電話モード)に、実行される処理である。まず、携帯電話機1が留守番電話モード状態か否かを判別する(ステップS50)。留守番電話モード状態でなければ(ステップS50;NO)、重み付けデータ受信処理及び図7の演奏データ処理を終了する。
【0063】また、留守番電話モード状態であれば(ステップS50;YES)、着信データに重み付けデータがあるか否かを判別する(ステップS51)。着信データに重み付けデータがなければ(ステップS51;NO)、送信/受信データ記憶部12に着信順に着信日時、送信相手の氏名、電話番号、メッセージの着信を記憶する(ステップS54)。
【0064】また、着信データに重み付けデータがあれば(ステップS51;YES)、予め重要メッセージ報知指定されているか否かを判別する(ステップS52)。そして、重要メッセージ報知指定がされていなければ(ステップS52;NO)、ステップS54に移行する。また、重要メッセージ報知指定がされていれば(ステップS52;YES)、送信/受信データ記憶部12に着信順に着信日時、送信相手の氏名、電話番号、メッセージ及び重み付けデータの着信を記憶する(ステップS53)。そして、図12に示すステップS60に移行する。
【0065】そして、各種設定キー3hにより着信記録確認が指示されたか否かを判別する(ステップS60)。着信記録確認が指示されなければ(ステップS60;NO)、重み付けデータ受信処理及び演奏データ処理を終了する。
【0066】また、着信記録確認が指示されれば(ステップS60;YES)、送信/受信データ記憶部12に記憶されている着信データを着信順に順次読み出す(ステップS61)。そして、読み出された着信データ(着信日時、送信者氏名、重み付けデータ)を表示部4に着信順に表示すると共に(ステップS62)、図6に示した割り当てのように、キー群2の低い音高の発光キーから順次着信データを割り当てる(ステップS63)。また、着信データファイルの中から上位n位(例えば、上位2位)までの着信データ(例えば、着信順位‘1’及び‘8’)を抽出し(ステップS64)、抽出した着信データが割り当てられた発光キー(例えば、2c、2j)を点滅するようにLED駆動回路に指示をし、LEDを発光させる(ステップS65)。
【0067】そして、点滅している発光キー(例えば、2c)を押下操作されたか否かを判別する(ステップS66)。点滅している発光キーが押下操作されると(ステップS66;YES)、押下された点滅発光キーを全点灯状態にし(ステップS67)、ステップS70に移行する。
【0068】また、点滅している発光キーが押下操作されない場合は(ステップS66;NO)、非点灯のキーが押下されたか否かを判別し(ステップS68)、非点灯の発光キーが押下されなければ(ステップS68;NO)、重み付けデータ受信処理及び演奏データ処理を終了する。
【0069】また、非点灯の発光キーが押下されれば(ステップS68;YES)、押下された発光キー(例えば、発光キー2d〜2i)に着信データが割り当てられているか否かを判別する(ステップS69)。押下された発光キーに着信データが割り当てられていなければ(ステップS69;NO)、重み付けデータ受信処理及び演奏データ処理を終了する。
【0070】そして、押下された発光キーに着信データが割り当てられていれば(ステップS69;YES)、押下された発光キーに対する着信データ(例えば、メッセージ)を再生する(例えば、レシーバ6から音声出力する。又は、文字データとして表示部4に表示する。)(ステップS70)。
【0071】次いで、着信データの再生が終了し、各種設定キー3hにより終了指示が入力されたか否かを判別する(ステップS71)。再生終了指示が入力されなければ(ステップS71;NO)、ステップS66に戻り、更に他のメッセージの再生処理を繰り返す。また、再生終了指示が入力されれば(ステップS71;YES)、発光キーの全てを消灯し、表示部4に表示している着信データ及びメッセージを消去し、音声の再生を停止する(ステップS72)。そして、重み付けデータ受信処理及び演奏データ処理を終了する。
【0072】以上のように、本実施の形態の携帯電話機1は、演奏操作や外部から入力した演奏データを登録し、登録した演奏データに重み付けランクを対応付けておき、重み付けランクが付加された着信があった場合に重み付けランクに対応した着信メロディを鳴動する。また、電話をかける場合に、重み付けデータを付加した呼び出しデータを送信する。この場合、相手からの電話に出られない場合にも、重み付けデータを付加した状態で着信履歴を送信/受信データ記憶部12に記憶し、着信履歴を確認する際に、各着信データをそれぞれ発光キーに割り当てて、重要度の高い着信データについては点滅表示を行う。
【0073】したがって、受信した電話又はメールが重要であるか否かを着信メロディによって判別することができるので、送信/受信者の意思の疎通がより緊密になり、情報の伝達がより円滑に行うことができる。また、相手の電話機に重要度を報知することができる。さらに、相手からの電話に出られない場合にも、発光キーの点滅によって重要度の高いデータを着信したことが確認ができる。
【0074】なお、本発明に係る携帯電話機1の外観構成は図1に示すものに限定されるものではなく適宜変更可能である。例えば、携帯電話の筐体の形状をギター等の弦楽器、トロンボーン等の金管楽器、クラリネット等の木管楽器、またはマラカス等の打楽器等の各種楽器そのものの形状を模したものとしてもよい。更に、筐体の形状に応じた音色がプリセットされているものとしてもよい。
【0075】また、発光キー2a〜2t等によって指定可能な音高の範囲は任意であり、また、具体的な筐体の形状や配置するキーの種類、配設箇所等は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、キーの種類として、留守番電話キー、重要度キー等、良く使う機能を機能キーとして、独立させても良い。
【0076】また、着信記録確認が指示された場合に、着信順に着信データを読み出したが、重要度が高い順に着信データを読み出し、キーに割り当てるようにしてもよい。更に、点滅しているキーを押すことにより、重要なメッセージを優先的に録音再生したり、電子メールを音声出力により再生することにしてもよい。
【0077】さらに、着信記録確認が指示され、着信を報知する場合に、重要度のランクが高い着信については、発光キーの点滅により着信を報知するとしたが、所定の楽音により発音を報知しても良く、点滅と楽音の発音とにより着信を報知するようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、受信したデータが重要であるか否かを発音される演奏データによって判別することができるので、送信/受信者の意思の疎通がより緊密になり、情報の伝達をより円滑に行うことができる。
【0079】請求項2記載の発明によれば、受信データの受信記録をその重要度ランクと共に報知することができるので、例えば、複数の受信データが記録されている場合にも重要度の高いものから優先して内容を確認することができ、便利である。
【0080】請求項3記載の発明によれば、複数のキーにより音色、音高、音長、リズム、ベロシティを入力することができるので、好みの曲を入力することができる。
【0081】請求項4記載の発明によれば、重要度のランクに応じて発光体を発光させて着信を報知することができるため、重要な着信が一目瞭然となり、早急に対応することができる。
【0082】請求項5記載の発明によれば、重要度のランクが高い着信がある場合は、所定の楽音で報知するため、重要な着信があったことを即座に確認でき、早急に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における携帯電話機1の外観構成を示す図である。
【図2】回路基板に実装される電子回路の機能ブロック図である。
【図3】対応登録ファイル20を示す図である。
【図4】呼び出しデータの格納例を示す図である。
【図5】着信データのファイル構成を示す図である。
【図6】着信データが着信順に発光キーに割り当てられた例を示す図である。
【図7】演奏データ処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】重み付けデータ生成・登録処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】重み付きデータ送信処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】重み付けデータ受信処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】重み付けデータ受信処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】重み付けデータ受信処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話機
1A 筐体
2 キー群
2a〜2l 発光キー(白鍵)
2m〜2t 発光キー(黒鍵)
3 機能キー群
3a 応答キー
3b モードキー
3c 確定キー
3d 電源キー
3e クリアキー
3f メモリキー
3g メモキー
3h 各種設定キー
4 表示部
5 マイク
6 レシーバ
7 スピーカ
8 CPU
9 音源
10 音声処理部
11 演奏データ記憶部
12 送信/受信データ記憶部
13 無線部
14 アンテナ
15 イヤホンの接続端子
16a〜16t 発光素子
17a〜17t 押圧センサ
20 対応登録ファイル

【特許請求の範囲】
【請求項1】複数の演奏データを記憶する演奏データ記憶手段と、送信するメッセージに重要度のランクに応じた重み付けデータを選択的に付加して送信する重み付けデータ送信手段と、前記重み付けデータが付加されたデータを受信して、重要度のランクを識別する識別手段と、前記識別手段によって識別されたランクに応じて前記演奏データ記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して発音指示する発音指示手段と、を備えることを特徴とする通信装置。
【請求項2】演奏操作によって演奏データを入力する演奏情報入力手段と、送信するメッセージに重要度のランクに応じた重み付けデータを選択的に付加して送信する重み付けデータ送信手段と、前記重み付けデータが付加された受信データを受信して、重要度のランクを識別して記憶する受信データ記憶手段と、前記受信データ記憶手段に記憶された受信データを前記演奏情報入力手段の所定の位置から順次割り当て、当該受信データの重要度のランクと共に報知するよう指示する受信記録報知手段と、前記受信記録報知手段の指示によって報知されている前記演奏情報入力手段の所定位置を操作することによって、当該位置に割り当てられている受信データを前記受信データ記憶手段から読み出して再生指示する再生指示手段と、を備えることを特徴とする通信装置。
【請求項3】前記演奏情報入力手段は、音色、音高、音長、リズム、ベロシティからなる演奏データを入力する複数のキーを配列したことを特徴とする請求項2記載の通信装置。
【請求項4】前記演奏情報入力手段に発光体を設け、前記受信記録報知手段は、前記重み付けデータが付加された受信データの重要度のランク応じて選択的に当該発光体を発光指示することを特徴とする請求項2または3記載の通信装置。
【請求項5】前記受信記録報知手段は前記受信データ記憶手段に記憶されている受信データの内で重要度の最も高いランクに対応する所定の楽音を発音指示することを特徴とする請求項2または3記載の通信装置。

【図3】
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【図4】
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【図1】
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【図6】
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【図2】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2001−298503(P2001−298503A)
【公開日】平成13年10月26日(2001.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−111090(P2000−111090)
【出願日】平成12年4月12日(2000.4.12)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】