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運転支援装置、及び錘部材
説明

運転支援装置、及び錘部材

【課題】運転者が容易かつ確実に導入することが可能であり、運転者の使い勝手がよく、報知された情報等をユーザが確実に認識できる運転支援装置、及び錘部材を提供する。
【解決手段】運転支援装置1は、ワイヤクリップ21がヘルメット71の側面を挟持することによって、ヘルメット71の側面かつ下端部に着脱可能に装着される。運転支援装置1は、GPS衛星から送信された電波を受信することによって、位置座標を取得することができる。運転支援装置1は、ケーブル43を介してスピーカ44と接続している。運転支援装置1は、取得した位置座標に基づいて交通監視情報を特定し、スピーカ44を介して、特定した交通監視情報の音声を出力する。自動二輪車等を運転する運転者は、交通監視情報を認識し、交通安全に配慮して運転を行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘルメットに取り付けられる運転支援装置、及び錘部材に関する。より詳細には、車両の現在位置に基づいた情報を、ヘルメットを着用した運転者に提供することによって、運転者の運転を支援する運転支援装置、及び錘部材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、原動機付自転車や自動二輪車などのオートバイに使用される運転支援装置が提案されている。運転支援装置は、車両の現在位置に基づいた情報を運転者に提供することによって、運転者の運転を支援するものである。例えば特許文献1では、車載装置を備えた運転支援システムが提案されている。車載装置には全地球測位システム(GPS)が設けられている。ヘルメットには、無線通信装置、ディスプレイ、及びスピーカが設けられている。車載装置は、無線通信装置との間で無線通信を実行することによって、車両の現在位置から目的地までの経路に関する情報を無線通信装置に対して送信する。ヘルメットに設けられたディスプレイ及びスピーカは、車載装置から受信した情報を出力する。ヘルメットを装着した運転者は、ディスプレイやスピーカから出力される情報を参照することによって、目的地までの経路を認識することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−280982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら特許文献1に記載されたシステムでは、GPS衛星からの電波が遮られない場所に車載装置を取り付ける必要がある。オートバイの場合、GPS衛星からの電波を良好に受信するためには、周辺に金属物等がない電波を遮らない場所に車載装置を取付ける必要がある。しかしながらオートバイの場合、四輪車のダッシュボード上に比べ、金属物等が複雑に配置されており、最適な取付け場所が少ない。このため、車種によって色々な取付け金具等を用意する必要がある。オートバイのミラーの支柱に車載装置を取付けることを推奨しているメーカもあるが、走行中に外れると重大な事故になる可能性もありうる。このため、車載装置を取付ける場所として良好な場所を確保することは難しい。更に、盗難の問題や防水、防塵、振動対策等も必要となる。従って運転者は、特許文献1に記載されたシステムを容易に導入することができないという問題点がある。
【0005】
また、特許文献1に記載されたシステムでは、車載装置とヘルメット側の無線通信装置との間で無線通信を実行するために、少なくとも送信機と受信機が必要であり、システムのコストがアップしてしまうという問題点がある。そこでこの問題点を解決するため、車載装置とヘルメット側装置との間の通信を、無線ではなく有線によって行うこともできる。しかし、車載装置とヘルメット側装置との間の通信を有線によって行う場合、オートバイから運転者が乗り降りした場合に、通信を行うための通信線を接続したり外したりする必要がある。また、走行中も通信線が風等で飛ばされないように、通信線を衣服の内部に通す等する必要がある。このように有線によって通信が行われる場合、使い勝手が悪くなるという問題がある。
【0006】
また、車載装置にLCDやランプ等の表示器を設け、車両の現在位置に基づいた情報等の報知を、表示器による警報等によって行う方法もある。しかしながらこの場合、運転者は、運転中は表示器等を常に見ているわけにはいかないので、警報等の報知に気付かない可能性が高くなるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、運転者が容易かつ確実に導入することが可能であり、運転者の使い勝手がよく、報知された情報等をユーザが確実に認識できる運転支援装置、及び錘部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第一態様に係る運転支援装置は、ヘルメットに取り付けられる運転支援装置であって、前記運転支援装置を、前記ヘルメットの横側面且つ下端に取り付けるための取付部と、車両の位置を特定するための電波を受信する第一アンテナであって、前記取付部によって前記運転支援装置が前記ヘルメットに取り付けられた状態で、前記ヘルメットの横側面に対して外方向である第一方向に指向性を有する第一アンテナと、前記第一アンテナを介して受信された電波に基づいて車両の位置を特定し、電気信号に基づいて振動することによって音を運転者に認識させることが可能な振動手段であって前記ヘルメットに取り付けられた振動手段を介して、特定された前記車両の位置に基づく音声を運転者に認識させるための制御を行う第一制御手段とを備えている。
【0009】
第一態様によれば、運転支援装置は、ヘルメットの下端に直接取り付けられ、車両に取り付ける必要がないので、運転支援装置を取り付けるための場所を、車両に確保する必要がない。従って運転者は、運転支援装置を容易に導入することができる。運転支援装置がヘルメットの横側に取り付けられることによって、ヘルメットをかぶった運転者の手が容易に届く状態になる。従って、ヘルメットをかぶった運転者は、運転支援装置を容易に操作することができる。例えば運転者は、運転中に運転支援装置を操作することが可能となる。
【0010】
運転支援装置は、車載装置を設ける必要がないので、車載装置とヘルメット側装置との間で通信を行う必要がない。このため、車載装置とヘルメット側装置との間で無線通信を行うために必要な無線通信機器が不要となるので、運転支援装置のコストを抑制することができる。また、車載装置とヘルメット側装置との間で有線通信を行うために必要な通信線が不要となるので、運転者の使い勝手を向上させることができる。
【0011】
運転支援装置が車両に取り付けられた場合、車両の駐車時等に、運転支援装置が盗まれてしまう可能性がある。これに対して本発明では、運転支援装置はヘルメットに取り付けられる。ヘルメットは、運転者によって常時所持されることが想定される。このため、運転支援装置が盗まれてしまうことを防止することができる。
【0012】
運転支援装置が車両に取り付けられた場合、運転支援装置は屋外に放置される場合があるので、降雨や粉塵から運転支援装置を保護するためのカバー等が必要となる。これに対して本発明では、運転支援装置はヘルメットに取り付けられる。運転者はヘルメットを屋内に保管することが想定されるので、降雨や粉塵への対策措置を簡易化することができる。
【0013】
運転支援装置がヘルメットに取り付けられた状態で、車両の位置を特定するための電波を受信する第一アンテナは、ヘルメットの横側面に対して外方向である第一方向に指向性を有することになる。これによって運転支援装置は、車両の位置を特定するための電波を良好に受信することができるので、受信した電波に基づいて車両の位置を正確に特定することができる。
【0014】
LED等の表示手段を介して視覚的に運転者に情報が通知される場合、運転者が表示手段に視線を向けていない状態では、運転者は通知された情報に気づかないので、情報を見落としてしまう可能性がある。これに対して本発明では、音による通知を行うことができるので、運転者に対して情報を確実に通知することができる。
【0015】
運転支援装置が車両に取り付けられた場合、運転者は、運転支援装置に設けられたスピーカから出力される音声を聞くことになる。このような場合、運転者は、スピーカから出力される音声が周囲の雑音等によってかき消されてしまい、音を聞き取り難くなる。これに対して本発明では、振動手段がヘルメットに取り付けられる。振動手段として、スピーカやイヤホンの他、骨伝導装置等が挙げられる。従ってヘルメットを着用した運転者は、振動手段を介して音を確実に認識することができる。
【0016】
また第一態様において、前記取付部は、前記ヘルメットの内側に当接する第一当接部と、前記ヘルメットの外側に当接する第二当接部とを備えるとよい。また、前記第一当接部及び前記第二当接部が前記ヘルメットを挟持することによって、前記運転支援装置を前記ヘルメットに取り付けるとよい。これによって、運転支援装置が粘着テープ等によってヘルメットに取り付けられる場合と比較して、運転支援装置をヘルメットに対して確実に取り付けることができる。従って、走行中に運転支援装置がヘルメットから外れてしまう不具合を防止することができる。
【0017】
また、第一当接部及び第二当接部を設けて両部でヘルメットを挟持することによって、運転支援装置をヘルメットに対して着脱可能に取り付けることができる。従って、運転支援装置が不要な場合には、運転者はヘルメットから運転支援装置を容易に取り外すことができる。これによって、運転者がヘルメットを取り扱う場合に運転支援装置が邪魔になってしまうことを防止することができる。
【0018】
また第一態様において、道路に設置された交通監視装置からの電波を受信する第二アンテナであって、前記ヘルメットを被った運転者が運転する車両の進行方向と同一方向である第二方向に指向性を有する第二アンテナを備えるとよい。また、前記第二アンテナを介して電波を受信した場合に、前記振動手段を介して音声を運転者に認識させるための制御を行う第二制御手段を備えるとよい。これによって運転支援装置は、交通監視装置が近付いていることを運転者に通知することができる。交通監視装置は、一般的に速度が超過し易い場所や、交通事故が発生し易い場所に設置されていることが多い。交通監視装置が近付いていることを通知することは、運転者の安全運転に寄与するものである。このため、交通監視装置が近付いていることを運転中の運転者に通知することによって、運転者に安全運転を促すことができる。また第一態様において、前記第二アンテナは、前記運転支援装置が前記ヘルメットに取り付けられた状態で前記第二方向に指向性を有するように、取り付けられる向きが調整されるとよい。
【0019】
また第一態様において、前記ヘルメットの状態を検出する検出手段を備えるとよい。また、前記運転支援装置の電源のON/OFFを切り替えるスイッチを備えるとよい。また、前記スイッチによって前記運転支援装置の電源がONされている状態で、前記検出手段によって検出された前記ヘルメットの状態に基づき、運転者が前記ヘルメットを脱いだ状態であると判断された場合に、前記運転支援装置の電源をOFFする制御を行う第三制御手段を備えるとよい。
【0020】
ヘルメットが運転者に着用されていない場合、運転者への通知処理を行う必要がない。このため運転支援装置は、ヘルメットが運転者に着用されていない場合には、運転支援装置の電源をOFFし、各種処理を停止させることができる。これによって運転支援装置は、消費電力を抑制することができる。従って、運転支援装置を駆動する電源、例えば電池等の消費を抑制することができる。
【0021】
運転者がスイッチをOFFする操作をし忘れることによって、運転支援装置の電源の電力が不要に消費される場合がある。これに対して本発明では、ヘルメットが着用されていない状態で、運転支援装置の電源は自動的にOFFされる。これによって、運転者が電源スイッチのOFF操作をし忘れた場合であっても、電力が不要に消費されることを防止することができる。
【0022】
また第一態様において、前記検出手段は、前記ヘルメットの内側に設けるとよい。検出手段は、ヘルメットの内側に運転者の頭部があるか否かを検出することになる。第三制御手段は、検出手段による検出結果に基づいて、ヘルメットの着脱を判断することができる。検出手段は外部に露出しないので、降雨や粉塵に対して検出手段を保護するためのカバー等が不要となる。このため、簡易な方法で検出手段をヘルメットに設けることができる。
【0023】
また第一態様において、前記検出手段は、物体が接触したことを検出する接触センサであるとよい。第三制御手段は、検出手段に運転者の頭部が接触しているか否かを判断することによって、ヘルメットの着脱を判断することができる。従って運転支援装置は、ヘルメットの着脱を容易に判断することができる。
【0024】
また第一態様において、前記検出手段は、前記ヘルメットの下端に設けるとよい。検出手段は、ヘルメットの下側に運転者の体の一部があるか否かを検出することになる。運転者の体の一部として、例えば、運転者の肩部が挙げられる。第三制御手段は、検出手段による検出結果に基づいて、ヘルメットの着脱を判断することができる。また、ヘルメットを着用した状態で、検出手段は運転者と接触しない。従って、検出手段が運転者に接触してしまって運転者に不快感を与えてしまうことがない。
【0025】
また第一態様において、前記検出手段は、前記取付部に設けるとよい。検出手段は、取付部の近傍に運転者の体の一部があるか否かを検出することになる。運転者の体の一部として、例えば、運転者の頭部、首部、肩部等が挙げられる。第三制御手段は、検出手段による検出結果に基づいて、ヘルメットの着脱を判断することができる。検出手段をヘルメットに直接取り付ける必要がないので、運転者は、検出手段の取り付けを容易に行うことができる。
【0026】
また第一態様において、前記検出手段は、物体が近接したことを検出する近接センサであるとよい。第三制御手段は、検出手段の近傍に運転者の体の一部が近接しているか否かを判断することによって、ヘルメットの着脱を判断することができる。検出手段として接触センサが使用された場合、検出手段との間に僅かな隙間が発生すると、実際にはヘルメットが着用されている場合であっても、ヘルメットが脱がれたと判断されてしまう可能性がある。これに対して、検出手段として近接センサが使用されることによって、運転支援装置は、ヘルメットの着脱を確実に検出することができる。
【0027】
また第一態様において、前記検出手段は、前記ヘルメットが静止していることを検出するとよい。また前記第三制御手段は、前記検出手段によって前記ヘルメットが静止していることが検出された状態が、所定時間継続した場合に、運転者が前記ヘルメットを脱いだ状態であると判断するとよい。ヘルメットは、運転中は常時移動しているためである。これによって運転支援装置は、運転者がヘルメットを脱いだ状態であることを正確に判断することができる。
【0028】
また第一態様において、前記検出手段は、加速度センサであるとよい。運転支援装置は、検出手段として加速度センサを用いることで、ヘルメットが静止した状態であるか否かを容易に判断することができる。
【0029】
また第一態様において、前記検出手段は、前記振動手段と一体で取り付けられるとよい。これによって、振動手段と検出手段とを一体化することができる。従って運転者は、振動手段及び検出手段を容易にヘルメットに取り付けることができる。
【0030】
また第一態様において、前記振動手段に接続された第一配線、及び、前記検出手段に接続された第二配線は、同一の被服で覆われ、一体化されるとよい。これによって、第一配線及び第二配線が絡まってしまうことを防止することができる。従って運転者は、振動手段及び検出手段を容易に取り扱うことができる。また、運転者がヘルメットを着用する場合に、第一配線及び第二配線が着用の妨げとなってしまうことを防止できる。運転者は、容易にヘルメットを着脱することができる。
【0031】
また第一態様において、前記第一アンテナ、及び前記第一制御手段を少なくとも備えた本体部とを電気的に接続することが可能な共通のコネクタを備えるとよい。運転者は、振動手段及び検出手段と本体部とを容易に着脱することができる。これによって運転者は、本体部のみをヘルメットから取り外して持ち歩くことが容易に可能となる。
【0032】
また第一態様において、前記取付部は、前記本体部に対して着脱可能に設けるとよい。また前記コネクタは、前記本体部が前記取付部に装着された場合に、前記第一配線及び前記第二配線と前記本体部とを電気的に接続するとよい。これによって、コネクタを接続する作業が不要となるため、運転者の利便性を向上させることができる。
【0033】
また第一態様において、前記振動手段を介して運転者に音楽を認識させるように制御する第四制御手段を備えるとよい。運転者は、車両の位置に対応する音とともに、音楽を認識することができる。これによって、運転中における運転者の快適性を向上させることができる。
【0034】
また第一態様において、前記車両の位置の履歴を記憶手段に記憶する記憶制御手段を備えるとよい。これによって運転者は、履歴情報を参照することによって、運転経路を確認することができる。特に、検出手段、スイッチ、及び第三制御手段を備えた場合、ヘルメットを脱いだ状態になると、その時点で履歴の記憶が終了することになるので、運転者がいちいち履歴の記録の終了の指示をする必要がない。
【0035】
また第一態様において、前記記憶手段に記憶された前記車両の位置の履歴を出力する出力手段を備えるとよい。運転者は、記憶手段に記憶された履歴情報を、PC等に取り込むことができる。運転者は、運転支援装置の位置の履歴を容易に参照することができる。
【0036】
また第一態様において、前記車両の位置の履歴を記憶手段に記憶する記憶制御手段を備えるとよい。また、外部機器と接続する接続手段を備えるとよい。また、前記接続手段によって前記外部機器と接続された状態で、前記記憶手段に記憶された前記車両の位置の履歴を前記外部機器に出力する出力手段を備えるとよい。また前記第三制御手段は、運転者が前記ヘルメットを脱いだ状態であると判断された場合であっても、前記接続手段によって前記外部機器が接続されている場合には、前記運転支援装置の電源をOFFしなくてもよい。これによって、運転者がヘルメットを脱いだ状態であると判断された場合であっても、車両の位置の履歴が出力されている状態である場合には、運転支援装置の電源はOFFされない。これによって運転支援装置は、運転支援装置の位置の履歴を確実に出力することができる。
【0037】
また第一態様において、前記取付部は、前記第一アンテナ、及び前記第一制御手段を少なくとも備えた本体部に対して着脱可能に設けるとよい。また、前記ヘルメットの状態を検出する検出手段を備えるとよい。また、前記運転支援装置の電源のON/OFFを切り替えるスイッチを備えるとよい。また、前記スイッチによって前記運転支援装置の電源がONされている状態で、前記検出手段によって検出された前記ヘルメットの状態に基づき、運転者が前記ヘルメットを脱いだ状態であると判断された場合に、前記運転支援装置の電源をOFFする制御を行う第三制御手段を備えるとよい。また、前記第三制御手段は、前記スイッチによって前記運転支援装置の電源がONされている状態で、運転者が前記ヘルメットを脱いだ状態であると判断された場合であっても、少なくとも前記本体部が前記ヘルメットから取り外された状態である場合には、前記スイッチによって前記電源がOFFされた場合を除き、前記運転支援装置の電源をOFFしなくてもよい。運転支援装置のうち少なくとも本体部がヘルメットから取り外されて使用される場合、運転支援装置の電源はOFFされない。従って、位置の履歴を記憶する用途で、運転支援装置がヘルメットから取り外されて使用される場合、電源はOFFされない。これによって運転支援装置は、位置の履歴を記憶する用途で使用される場合の運転者の利便性を向上させることができる。
【0038】
また第一態様において、前記運転支援装置は、前記ヘルメットの左右横側面のうち一方の横側面且つ下端に取付けられる第一部分、及び、前記ヘルメットの左右横側面のうち他方の横側面且つ下端に取付けられる第二部分を備えるとよい。また、前記第一アンテナ、及び前記第一制御手段は、前記第一部分及び前記第二部分のうち少なくとも一方に格納されるとよい。また、前記第一部分及び前記第二部分の重量が略同一であるとよい。第一部分及び第二部分をヘルメットの左右側面に其々取付けることによって、ヘルメットに加わる運転支援装置の重量配分を、左右で均一化させることができる。これによって、ヘルメットを着用した運転者への荷重負担を軽減させることができる。
【0039】
なお、ヘルメットの左右の重量配分を均一化する構成としては、例えば、第一部分に第一アンテナ及び第一制御手段が格納され、第二部分には、重量配分を均一化するための錘のみが格納されるとよい。これによって、運転支援装置の構成を簡素化することができるので、運転支援装置のコストを抑制できる。なおこの場合、第二部分は第一部分よりも小さな筐体で覆われるとよい。
【0040】
また、第一部分及び第二部分の重量が其々100グラム以上となる場合、第一部分及び第二部分の重量配分を均一化させることによって、特に優れた効果を発揮する。運転支援装置の重量が重い場合、運転者は、左右のバランスの不均一さを不快に感じ易くなるためである。一方、第一部分及び第二部分の重量が其々100グラムよりも軽い場合、左右の重量配分を均一化する必要性は小さいので、第一部分及び第二部分を設けることなく、第一アンテナ及び第一制御手段は共通の筐体に格納されるとよい。
【0041】
例えば、車両の位置を特定するための電波を送信する機器としてGPS衛星が使用された場合を仮定する。この場合、ヘルメットの左右側面のうち、車両が道路を走行する状態で道路の中央側の側面に取り付けられる第一部分及び第二部分のうち何れか一方側に、第一アンテナが格納されるとよい。これによって、GPS衛星から送信される電波がビル等の建築物によって遮蔽され難くなる。従って運転支援装置は、第一アンテナを介して受信される電波の強度を高めることができるので、第一アンテナを介して受信された電波に基づいて車両の位置を正確に特定することができる。
【0042】
また例えば、ヘルメットの左右側面のうち、車両が道路を走行する状態で道路の側道側の側面に取り付けられる第一部分及び第二部分のうち何れか一方側に、第二アンテナが格納されるとよい。これによって、交通監視装置からの電波の受信強度を高めることができる。交通監視装置は、通常、道路の側道側に設置される場合が多いためである。従って運転支援装置は、交通監視装置が近付いていることを運転者に正確に通知することができる。
【0043】
また例えば、ヘルメットの左右側面のうちいずれか一方側に、アンテナ及びアンテナで捉えた信号の受信回路等のモジュールが格納された部分を設けるとよい。その他のモジュールが格納された部分は、ヘルメット背面に取り付けた筐体内に収めるようにしてもよい。ヘルメットの左右側面に必要最小限の物を置くことになるので、ヘルメットの左右側面の重量を軽くすることができる。また、前面投影面積を小さくしスリムに見せることができる。その他のモジュ−ルを、例えばヘルメットの背面の中心につけることによって、ヘルメットの左右の重量差を軽減することができる。
【0044】
また第一態様において、前記第一部分及び前記第二部分の形状は、走行中において前記第一部分に生じる前記空気抵抗に基づいて前記ヘルメットの一方の横側面に加わる力と、前記第二部分に生じる前記空気抵抗に基づいて前記ヘルメットの他方の横側面に加わる力とが略同一になる形状とするとよい。これによって、走行中のヘルメットに対して左右いずれかの方向にのみ大きな力が加わることを防止できる。従って運転支援装置は、運転者に不快感を与えてしまうことを防止できる。なお第一部分及び第二部分の形状として、ヘルメットの横側面から突出する外方向(横方向)の長さを、他の方向、例えば、ヘルメットの前後方向や上下方向の長さよりも小さくすると、空気抵抗が少なくなり好ましい。
【0045】
また第一態様において、前記第一部分及び前記第二部分のうち少なくとも前方の形状は、前記ヘルメットに取り付けられた状態で、前記第一部分及び前記第二部分からの距離が等しい位置に仮想的に配置される対称面に対して対称位置に配置した場合に鏡像対称となる形状とするとよい。これによって、車両の走行中において、第一部分及び第二部分に加わる空気抵抗を均等に保つことができる。従って、走行中のヘルメットに対して左右いずれかの方向にのみ大きな力が加わり、運転者に不快感を与えてしまうことを防止できる。
【0046】
なお、走行中の空気抵抗の左右のバランスを取る方法としては、例えば上述のように、第一部分と第二部分のうち少なくとも前方の形状を特定する方法が挙げられるが、更に、第一部分と第二部分の全体形状を同一とすることがより好ましい。また第一部分及び第二部分の形状として、ヘルメットの横側面から突出する外方向(横方向)の長さを、他の方向、例えば、ヘルメットの前後方向や上下方向の長さよりも小さくすると、空気抵抗が少なくなり好ましい。
【0047】
また第一態様において、前記ヘルメットのうち、前記運転支援装置が取り付けられる側と反対側に取り付けられた部材である錘部材の重量と、前記運転支援装置の重量とが略同一であるとよい。錘部材をヘルメットに取付けることによって、ヘルメットに加わる重量配分を、運転支援装置及び錘部材で均一化させることができる。これによって、ヘルメットの左右に加わる力をほぼ均等にできるので、ヘルメットを着用した運転者への荷重負担を軽減させることができる。
【0048】
また第一態様において、前記運転支援装置の形状は、走行中において前記運転支援装置に生じる前記空気抵抗に基づいて、前記ヘルメットのうち前記運転支援装置が取り付けられる横側面に加わる力と、前記錘部材に生じる前記空気抵抗に基づいて、前記ヘルメットのうち前記錘部材が取り付けられる横側面に加わる力とが略同一になる形状とするとよい。これによって、走行中のヘルメットに対して左右いずれかの方向にのみ大きな力が加わることを防止できる。従って運転支援装置は、運転者に不快感を与えてしまうことを防止できる。なお運転支援装置の形状として、ヘルメットの横側面から突出する外方向(横方向)の長さを、他の方向、例えば、ヘルメットの前後方向や上下方向の長さよりも小さくすると、空気抵抗が少なくなり好ましい。
【0049】
また第一態様において、前記運転支援装置のうち少なくとも前方の形状と、前記錘部材のうち少なくとも前方の形状とは、前記運転支援装置及び前記錘部材が前記ヘルメットに取り付けられた状態で、前記運転支援装置及び前記錘部材からの距離が等しい位置に仮想的に配置される対称面に対して対称位置に配置した場合に鏡像対称となる形状とするとよい。これによって、車両の走行中において、運転支援装置及び錘部材に加わる空気抵抗を均等に保つことができる。これによって、走行中のヘルメットに対して左右いずれかの方向にのみ大きな力が加わり、運転者に不快感を与えてしまうことを防止できる。
【0050】
また第一態様において、道路に設置された交通監視装置からの電波を受信するアンテナであって前記第二アンテナとは異なる第三アンテナを備え、前記第三アンテナは、前記第二方向に対して直交する第三方向に指向性を有し、前記第二制御手段は、前記第二アンテナ及び前記第三アンテナのうち少なくともいずれかを介して電波を受信した場合、前記振動手段を介して音を運転者に認識させるための制御を行うとよい。これによって、交通監視装置から送信される電波が一方向だけでなく様々な方向から到来する場合であっても、其々を良好な感度で受信することができる。従って、運転支援装置をヘルメットから取り外し、使用者が所持して使用する場合であっても、交通監視装置を正確に検出して使用者に報知することができる。
【0051】
また第一態様において、前記第一方向は、前記第二方向に対して直交しており、前記第三方向は、前記第一方向と同一方向か、又は、前記第一方向と反対方向であるとよい。第一方向と第三方向とが同一である場合、例えば使用者は、第一方向及び第三方向が使用者の進行方向を向いた状態で、運転支援装置を自身の前側で所持して使用するとよい。これによって、車両の位置を特定するための電波と、交通監視装置から送信される電波とを、第一アンテナ及び第三アンテナによって良好な感度で受信することができる。
【0052】
一方、第三方向と第一方向とが反対方向を向いている場合、例えば使用者は、第一方向又は第三方向が使用者の進行方向を向いた状態で、運転支援装置を自身の前側で所持して使用するとよい。これによって、運転支援装置は、進行方向から到来する電波を、進行方向に指向性が向けられたアンテナによって直接受信できるとと同時に、進行方向から到来し使用者によって反射した電波を、進行方向と反対方向に指向性が向けられたアンテナによって受信することができる。従ってこの場合も、車両の位置を特定するための電波と、交通監視装置から送信される電波とを、第一アンテナ及び第三アンテナによって良好な感度で受信することができる。
【0053】
また第一態様において、前記第二アンテナ及び前記第三アンテナを介して受信した電波の受信処理を司る共通のモジュールを備えるとよい。これによって、モジュールを共通化できるので、運転支援装置のコストを抑制できる。
【0054】
本発明の第二態様に係る錘部材は、前記ヘルメットのうち、前記運転支援装置が取り付けられる側と反対側に取り付けられ、前記運転支援装置の重量と略同一重量を有していることを特徴とする。第二態様によれば、錘部材をヘルメットに取付けることによって、ヘルメットに加わる重量配分を、運転支援装置及び錘部材で均一化させることができる。これによって、ヘルメットの左右に加わる力をほぼ均等にできるので、ヘルメットを着用した運転者への荷重負担を軽減させることができる。
【0055】
また第二態様において、前記錘部材の形状は、前記錘部材に生じる前記空気抵抗に基づいて、前記ヘルメットのうち前記錘部材が取り付けられる横側面に加わる力と、走行中において前記運転支援装置に生じる前記空気抵抗に基づいて、前記ヘルメットのうち前記運転支援装置が取り付けられる横側面に加わる力とが略同一になる形状とするとよい。これによって、走行中のヘルメットに対して左右いずれかの方向にのみ大きな力が加わることを防止できる。これによって錘部材は、運転者に不快感を与えてしまうことを防止できる。なお錘部材の形状として、ヘルメットの横側面から突出する外方向(横方向)の長さを、他の方向、例えば、ヘルメットの前後方向や上下方向の長さよりも小さくすると、空気抵抗が少なくなり好ましい。
【0056】
また第二態様において、前記錘部材のうち少なくとも前方の形状と、前記運転支援装置のうち少なくとも前方の形状とは、前記錘部材及び前記運転支援装置が前記ヘルメットに取り付けられた状態で、前記錘部材及び前記運転支援装置からの距離が等しい位置に仮想的に配置される対称面に対して鏡像対称とするとよい。これによって、車両の走行中において、運転支援装置及び錘部材に加わる空気抵抗を均等に保つことができる。これによって、走行中のヘルメットに対して左右いずれかの方向にのみ大きな力が加わり、運転者に不快感を与えてしまうことを防止できる。
【0057】
なお上述において、走行中の空気抵抗のバランスを取るための形状として、各種の形状をとりうるが、実際に運転者がヘルメットを着用して走行実験を行い、運転者が左右のバランスに違和感を覚えない程度の形状とすればよい。好ましくは、走行時の状態を再現する風洞実験等を行って、左右のバランスをとることができる形状とするのがよい。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】運転支援装置1の斜視図である。
【図2】運転支援装置1の正面図である。
【図3】運転支援装置1の左側面図である。
【図4】運転支援装置1の底面図である。
【図5】取付部20の斜視図である。
【図6】ワイヤクリップ21の斜視図である。
【図7】運転支援装置1の内部構造を示す斜視図である。
【図8】運転支援装置1の内部構造を示す斜視図である。
【図9】運転支援装置1が取り付けられた状態のヘルメット71の左側面図である。
【図10】運転支援装置1の電気的構成を示すブロック図である。
【図11】電源制御処理を示すフローチャートである。
【図12】変形例における運転支援装置1の内部構造を示す斜視図である。
【図13】変形例における運転支援装置1の内部構造を示す底面図である。
【図14】運転支援装置1及び錘部材111が取り付けられた状態のヘルメット71の正面図である。
【図15】変形例における運転支援装置7が取り付けられた状態のヘルメット71の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0059】
以下、本発明の一実施形態である運転支援装置1について、図面を参照して説明する。これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。記載されている装置の構成等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
【0060】
運転支援装置1は、検出対象となる目標物の位置情報を記憶し、GPSにより検出した車両の位置に、その記憶した目標物の位置が接近した場合に、運転者に対して警報を発するものである。運転支援装置1はヘルメットに取り付けられ、原動機付自転車や自動二輪車などのオートバイに搭乗する運転手に対して警報を発する。運転支援装置1の具体例としては、例えばレーダ探知装置等が挙げられる。
【0061】
運転支援装置1による検出対象となる目標物として、例えば、速度測定装置(レーダのようにレーダ波(マイクロ波)を発する速度測定装置や、ループコイルのように、レーダ波を発しない速度測定装置を含む)、制限速度切替りポイント、取締エリア、検問エリア、駐禁監視エリア、Nシステム、交通監視システム、交差点監視ポイント、信号無視抑止システム、警察署、事故多発エリア、車上狙い多発エリア、急/連続カーブ(高速道)、分岐/合流ポイント(高速道)、ETCレーン事前案内(高速道)、サービスエリア(高速道)、パーキングエリア(高速道)、パーキングエリア(高速道)、ハイウェイオアシス(高速道)、スマートインターチェンジ(高速道)、PA/SA内ガソリンスタンド(高速道)、トンネル(高速道)、ハイウェイラジオ受信エリア(高速道)、県境告知、道の駅、ビューポイントパーキング等がある。以下、運転者に報知する目標物を、報知対象物ともいう。
【0062】
上述した報知対象物の中には、交通事故の発生し易い危険な場所に設置されるものが含まれている。従って運転支援装置1は、これらの報知対象物への接近を運転者に知らせることで、交通事故の発生しやすい場所において運転者に安全運転を促すことができる。このように、報知対象物への接近を運転者に知らせることによって、交通情報を運転者に認識させることができるばかりでなく、運転者の安全運転に寄与することもできる。
【0063】
図1から図9を参照し、運転支援装置1の構造について説明する。図1の左下側、右上側、左上側、右下側、上側、及び下側を、運転支援装置1の前側、後側、左側、右側、上側、及び下側と定義する。図9の左斜め下側、右斜め上側、手前側、奥行き側、左斜め上側、及び右斜め下側を、ヘルメット71の前側、後側、左側、右側、上側、及び下側と定義する。
【0064】
図1に示すように、運転支援装置1は箱状の本体部2を備えている。本体部2の左右方向の幅は、前方に向けて徐々に細くなっている。本体部2の上面に、JOYボタン11、押ボタン12、13、及びLED14が設けられている。本体部2の下面に、取付部20が着脱可能に設けられている。取付部20は、ヘルメット71(図9参照)に運転支援装置1を取付けるためのものである。本体部2の後面には、イヤホンプラグ41(図9参照)を差し込むためのイヤホンジャック42(図7参照)が設けられている。以下、其々について詳説する。
【0065】
JOYボタン11は、本体部2の上面のうち前方に設けられている。JOYボタン11は、複数の接点を有する多方向スイッチである。押ボタン12、13は、本体部2の上面のうち後方に、左右に並んで設けられている。左側に押ボタン12が設けられ、右側に押ボタン13が設けられている。JOYボタン11及び押ボタン12、13は、運転者が運転支援装置1に対して各種設定を入力するためのボタンである。JOYボタン11、押ボタン12、13のうち少なくともいずれかは、運転支援装置1の電源スイッチを兼ねている。LED14は、本体部2の上面のうち押ボタン13の前方に設けられている。LED14は、点灯することによって、運転支援装置1の状態を運転者に通知する。
【0066】
図3及び図4に示すように、本体部2の下面且つ前側に支持部315が設けられており、下面且つ後側に支持部316が設けられている。図3に示すように、支持部315は、本体部2の下面から下方に延び、下方先端において後方に曲折し、後方に僅かに延びている。支持部316は、本体部2の下面から下方に延び、下方先端において前方に曲折し、前方に僅かに延びている。支持部315、316がヘルメットマウント31を支持することによって、取付部20は本体部2に取り付けられる。詳細は後述する。
【0067】
図2から5に示すように、取付部20は、ワイヤクリップ21及びヘルメットマウント31を備えている。図5に示すように、ヘルメットマウント31は、前後方向を長手方向とする略長方形状の板体である。ヘルメットマウント31の右側且つ前後方向中央部分に、ツマミ321が設けられている。ツマミ321は、右方に突出している。ツマミ321の上面に、凸部322が設けられている。図3に示すように、ヘルメットマウント31の前端部且つ上部に、前方に突出した突出部313が設けられている。ヘルメットマウント31の後端部且つ上部に、後方に突出した突出部314が設けられている。突出部313、314は、本体部2に対してヘルメットマウント31を下方左側から右方(図3における紙面手前から奥行き方向)にスライドさせることによって、突出部313、314は、其々、支持部315、316に嵌まる。ツマミ321の上面に設けられた凸部322は、本体部2の下面に設けられた図示外の凹部に嵌る。これによってヘルメットマウント31は、本体部2に装着される。
【0068】
なお、本体部2から取付部20を取り外す場合、ツマミ321を下方に押し下げる。これによって、ツマミ321上面に設けられた凸部322は、本体部2下面に設けられた凹部から外れる。このようにして、本体部2から取付部20を容易に外すことができる。
【0069】
図5に示すように、ヘルメットマウント31の前側に中空部311が設けられている。ヘルメットマウント31の後側に中空部312が設けられている。ワイヤクリップ21は、中空部311、312に嵌められている。図6に示すように、ワイヤクリップ21は、曲折した棒状の部材である。ワイヤクリップ21は、延設部211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、及び221を備えている。延設部211は、ワイヤクリップ21がヘルメットマウント31(図5参照)に嵌められた状態で、中空部311(図5参照)内を左斜め前方に延びる。延設部212は、延設部211の左端から右方に延びている。図5に示すように、延設部212の右端は、ヘルメットマウント31の右端に設けられた開口部から右方に突出している。延設部213は、延設部212の右端から延び、下方に向けて180°湾曲している。延設部214は、延設部213の下端から左方斜め上方向に延びている。図6に示すように、延設部215は、延設部214の左端から下方斜め下方向に僅かに延びている。図2及び3に示すように、延設部214、215の接続部分と、ヘルメットマウント31とは接触している。
【0070】
図6に示すように、延設部216は、延設部215の左端から後方に延びている。延設部217は、延設部216の後端から右方斜め上方向に僅かに延びている。延設部218は、延設部217の右端から右方斜め下方向に延びている。図2及び3に示すように、延設部217及び延設部218の接続部分と、ヘルメットマウント31とは接触している。図6に示すように、延設部219は、延設部218の右端から延び、上方に向けて180°湾曲している。図5に示すように、延設部220は、延設部219の上端から左方に延び、ヘルメットマウント31の右端に設けられた開口部から中空部312内に入っている。図6に示すように、延設部221は、ワイヤクリップ21がヘルメットマウント31(図5参照)に嵌められた状態で、延設部220の左端から右斜め前方に延び、中空部312(図5参照)内を通っている。
【0071】
図5、6に示すように、ワイヤクリップ21は、延設部211、212が中空部311内に固定され、延設部220、221が中空部312に固定されることによって、ヘルメットマウント31に固定されている。延設部211は、延設部212の左端から右斜め後方に延びており、延設部221は、延設部220の左端から右斜め前方に延びている。このため、ワイヤクリップ21をヘルメットマウント31から引き抜こうとする場合、延設部211の右端は中空部311の内壁面に引っ掛り、延設部221の右端は中空部312の内壁面に引っ掛かる。このため、ワイヤクリップ21はヘルメットマウント31から容易に抜けない。
【0072】
ワイヤクリップ21のうち延設部214、215、216、217、及び218とヘルメットマウント31との間の距離が広がるように、ワイヤクリップ21を変形させた場合、変形に対して反発する方向に応力が作用する。このため、延設部214、215、216、217、及び218には、ヘルメットマウント31に向かう方向の付勢力が働く。
【0073】
図9に示すように、運転支援装置1は、ヘルメット71の左横側面且つ下端に取り付けられる。運転支援装置1がヘルメット71に取り付けられる場合、ワイヤクリップ21とヘルメットマウント31(図5等参照)との間に、ヘルメット71の横側面が嵌められる。ヘルメット71の内側に、ワイヤクリップ21のうち延設部214、215、216、217、及び218(図6参照)が接触する。ヘルメット71の外側に、ヘルメットマウント31(図5参照)が接触する。延設部214、215、216、217、及び218に働く付勢力によって、ワイヤクリップ21及びヘルメットマウント31は、ヘルメット71の横側面を挟持する。
【0074】
以上のように、取付部20によって運転支援装置1をヘルメット71に取付けることによって、粘着テープ等によってヘルメット71に運転支援装置1が取り付けられる従来の場合と比較して、運転支援装置1をヘルメット71に対して確実に保持させることができる。従って、走行中に運転支援装置1がヘルメット71から外れてしまう不具合を防止することができる。また、ヘルメットマウント31及びワイヤクリップ21を設けて両部でヘルメット71を挟持することによって、運転支援装置1をヘルメットに対して着脱可能に取り付けることができる。従って、運転支援装置1が不要な場合には、運転者はヘルメット71から運転支援装置1を容易に取り外すことができる。これによって、運転者がヘルメット71を取り扱う場合に運転支援装置1が邪魔になってしまうことを防止することができる。
【0075】
さらに運転支援装置1では、本体部2及び取付部20が着脱可能であるため、取付部20によって運転支援装置1がヘルメット71に装着された状態で、本体部2のみをヘルメット71から取り外すことができる。これによって運転者は、本体部2のみを所持して使用することができるので、ポケットやポーチ等に入れて利用することも可能となる。
【0076】
図4に示すように、本体部2の下面のうちヘルメットマウント31が装着される部分の左側に、USBジャック52が設けられている。図示外のUSBケーブルは、本体部2から取付部20が外された状態で、USBジャック52に差し込まれる。運転支援装置1は、USBジャック52に接続したUSBケーブルを介して、外部機器と通信を行うことができる。外部機器の一例として、周知のPCが挙げられる。運転支援装置1は、外部機器と通信を行うことによって各種データを外部機器から取得し、記憶部15(図11参照、後述)に記憶することができる。また、記憶部15に記憶された各種データを、外部機器に対して出力することができる。なおUSBケーブルは、運転支援装置1がヘルメット71に装着されて使用される場合には取り外される。
【0077】
図3、4及び7に示すように、本体部2の後面にイヤホンジャック42が設けられている。図9に示すように、イヤホンプラグ41がイヤホンジャック42に差し込まれる。イヤホンプラグ41は、本体部2に対して着脱可能である。イヤホンプラグ41に接続したケーブル43の先端に、スピーカ44が接続されている。ケーブル43内には、制御部10(図11参照、後述)からスピーカ44に対して電気信号を伝達するための第一配線が設けられている。イヤホンプラグ41をイヤホンジャック42に差し込むことによって、制御部10とスピーカ44とは、第一配線を介して電気的に接続する。制御部10は、第一配線を介して電気信号をスピーカ44に伝達することによって、スピーカ44の表面441から音を出力させる。スピーカ44は、裏面442をヘルメット71の内側に貼付することによって、ヘルメット71の内側に取り付けられる。運転支援装置1は、スピーカ44を介して音を出力することによって、ヘルメット71を着用した運転者に対して警報を通知する。なお図9では、説明を容易化するため、スピーカ44はヘルメット71の外部に位置しているが、運転支援装置1が実際に使用される場合は、スピーカ44はヘルメット71の内部に貼付される。
【0078】
スピーカ44の表面441に、接触センサ45が設けられている。接触センサ45は、スピーカ44の表面441の筐体に組み込まれることによって、スピーカ44と一体となっている。接触センサ45は、物体が接触センサ45に接触したことを検出することができる。接触センサ45として、スイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、静電容量方式等、従来周知の様々な方式の接触センサを使用することができる。接触センサ45は、スピーカ44がヘルメット71の内側に取り付けられた状態で、運転者がヘルメット71を着用しているか否かを判断するために使用される。運転者がヘルメット71を着用している場合、運転者の頭部が接触センサ45に接触するので、このような場合にヘルメット71が着用された状態であることを検出できる。スピーカ44と接触センサ45とは一体化されているので、運転者は、接触センサ45を単体でヘルメット71内に取り付ける場合と比較して、接触センサ45を容易にヘルメット71内に取り付けることができる。また接触センサ45は、ヘルメット71の内側に設けられることになるため、外部に露出しない。このため、降雨や粉塵に対して検出手段を保護するために必要なカバー等を接触センサ45に設ける必要がない。このため、接触センサ45の構成を簡易にすることができる。
【0079】
ケーブル43内には、接触センサ45から出力される電気信号を伝達する第二配線が設けられている。ケーブル43は、第一配線及び第二配線が同一の被覆によって覆われた構成を有している。これによって、第一配線及び第二配線が別々に設けられている場合のように、第一配線及び第二配線が絡まってしまうことを防止することができる。運転者は、スピーカ44及び接触センサ45を容易に取り扱うことができる。また、運転者がヘルメット71を着用する場合に、第一配線及び第二配線が着用の妨げとなってしまうことを防止できる。運転者は、容易にヘルメット71を着脱することができる。
【0080】
イヤホンプラグ41をイヤホンジャック42(図7参照)に差し込むことによって、制御部10とスピーカ44とが第一配線を介して電気的に接続すると同時に、制御部10と接触センサ45とは、第二配線を介して電気的に接続する。制御部10は、接触センサ45から出力される電気信号を、第二配線を介して受信することによって、接触センサ45に物体が接触しているか否かを判断する。スピーカ44を本体部2に接続するためのコネクタと、接触センサ45を本体部2に接続するためのコネクタとが共通化されていることになるので、運転者は、スピーカ44及び接触センサ45と本体部2とを容易に着脱することができる。運転者は、スピーカ44及び接触センサ45を本体部2から取り外し、本体部2のみを持ち歩くことが容易に可能となる。
【0081】
図7、8を参照し、運転支援装置1の本体部2の内部構造について説明する。図7に示すように、本体部2内には、基板61、62、及び図示外のバッテリー等が設けられている。本体部2内の前方から後方に亘って、基板61が設けられている。本体部2内の後方且つ基板61の上方に、基板62が設けられている。基板61の後方且つ下側に、図示外のバッテリーが設けられている。基板61の上面且つ前側に、JOYボタン11が実装されている。基板61の上面且つ後側に、制御部10(図10参照)及び記憶部15(図10参照)が実装されている。図8に示すように、基板61の下面に、マイクロ波モジュール66、及びパッチアンテナ64が実装されている。基板62には、押ボタン12、13、LED14、及びGPSモジュール63が実装されている。
【0082】
図8にて示されるマイクロ波モジュール66は、報知対象物から送信される無線信号等を、パッチアンテナ64を介して受信することができる。報知対象物から送信される無線信号の具体例として、速度測定装置から出力される所定周波数のマイクロ波(レーダー信号)が挙げられる。マイクロ波モジュール66は、複数の周波数の無線信号を区別して受信するために、複数のマイクロ波モジュールを内部に備えていてもよい。マイクロ波モジュール66は、無線信号を受信した場合、受信した無線信号の信号レベルを検出し、Received Signal Strength Indication(RSSI)として出力する。制御部10(図11参照)は、マイクロ波モジュール66から出力されたRSSIの電圧レベルに基づいて、受信された無線信号の信号レベルを認識し、無線信号を送信した対象物と自車両との間の距離を予測する。
【0083】
パッチアンテナ64は、マイクロ波モジュール66の側面に設けられている。パッチアンテナ64の平面のうちマイクロ波モジュール66と接する面と反対側の面は、前方斜め左側を向いている。より詳細には、パッチアンテナ64の平面に直交する方向のうち前方に向かう側の方向が、ワイヤクリップ21(図6参照)のうち延設部213、219(図6参照)を結ぶ線分に対して左側に45度傾いている。パッチアンテナ64は、本体部2の前方斜め左側に指向性を有している。図9に示すように、ヘルメット71の横側面下端は、ヘルメット71が運転者によって着用された状態で、通常、運転者の運転する車両の進行方向(図9における左側)に対して前側が下方に約45度傾斜する。運転支援装置1は、ワイヤクリップ21のうち延設部213、219がヘルメット71の横側面下端に当接した状態で保持される。延設部214,215、217、及び218(図6参照)の延びる方向は、ヘルメット71の横側面下端に対して直交し、延設部216(図6参照)の延びる方向は、ヘルメット71の横側面下端と平行になる。またワイヤクリップ21は、延設部213、219を結ぶ線分と本体部2の前後方向とが平行となるように、ヘルメットマウント31(図5参照)を介して本体部2に取り付けられる。運転支援装置1は、本体部2の前後方向がヘルメット71の横側面下端と平行になるように、ヘルメット71に装着される。このため、運転支援装置1がヘルメット71に装着された場合、運転者の運転する車両の進行方向に対して本体部2の前方向は下方に45度傾斜することになるので、本体部2内に設けられたパッチアンテナ64は、ちょうど車両の進行方向に指向性を有することになる。従ってパッチアンテナ64は、車両の進行方向に存在する報知対象物から送信される無線信号を高い感度で受信することができる。
【0084】
パッチアンテナ64の取付角度は、取付部20(特にワイヤクリップ21)の配置に基づいて設定される。詳細には次のとおりである。、まず、取付部20の配置に基づいて、運転支援装置1がヘルメット71にどのような角度で装着されるかを特定する。また、運転者がどのような姿勢でヘルメット71を被り車両を運転するかに応じて、ヘルメット71と車両の進行方向との関係を特定する。そして、ヘルメット71に装着された状態の運転支援装置1に対して、車両の進行方向がどの方向に該当するかを決定する。決定した車両の進行方向に、パッチアンテナ64における受信感度が強い方向が向くように、パッチアンテナ64の取付角度が設定される。
【0085】
図7、8にて示されるGPSモジュール63は、GPS衛星から送信される無線信号を受信するための無線モジュールである。GPSモジュール63は、受信した無線信号に基づいて位置座標を特定し、出力する。制御部10は、GPSモジュール63から出力された位置座標に基づき、自車両の現在位置を特定する。
【0086】
GPS衛星から送信される無線信号を受信するアンテナ68が、GPSモジュール63に内蔵されている。アンテナ68は、運転支援装置1の上面に対して上方向に指向性を有している。従って図9に示すように、運転支援装置1がヘルメット71の左側面に取り付けられた状態で、アンテナ68は、ヘルメット71の左側面に対して外方向に指向性を有することになる。なおGPS衛星から送信される電波は、水平方向及に少なくとも指向性を有するアンテナであれば、良好に受信されることが一般的に知られている。このため第二アンテナ68は、ヘルメット71の左側面に取り付けられた状態で、水平方向及び水平方向よりも上方に指向性を有することがより好ましい。運転支援装置1は、GPS衛星から送信される電波を良好に受信することができるので、受信した電波に基づいて車両の位置を正確に特定することができる。
【0087】
図10を参照し、運転支援装置1の電気的構成について説明する。運転支援装置1は、制御全体を司る制御部10を備えている。制御部10は、CPU、ROM、RAM、I/O、周辺回路等を含むマイコン等で構成されている。ROMには、CPUの実行するプログラムが少なくとも記憶される。制御部10は、GPSモジュール63、マイクロ波モジュール66、記憶部15、JOYボタン11、押ボタン12、13、LED14、及び着脱センサ67と電気的に接続している。記憶部15は、例えばEEPROMやフラッシュメモリである。GPSモジュール63は、アンテナ68と電気的に接続している。マイクロ波モジュール66は、パッチアンテナ64と電気的に接続している。また制御部10は、イヤホンジャック42(図7参照)にイヤホンプラグ41(図9参照)を差し込んだ状態で、スピーカ44及び接触センサ45と電気的に接続する。
【0088】
記憶部15には、報知対象物の種別を示す情報、報知対象物の位置を示す緯度及び経度の情報、スピーカ44から出力する音のデータが対応付けられて記憶されている。また記憶部15には、後述する履歴情報が記憶される。着脱センサ67は、本体部2(図1等参照)に取付部20(図1等参照)が装着されているか否かを検出することが可能なセンサである。着脱センサ67は、本体部2の下面、且つ、本体部2に取付部20が装着された状態で、ヘルメットマウント31と接触する部分に設けられている。着脱センサ67は、物体が接触しているか否かを示す電気信号を出力することができる。着脱センサ67として、接触センサを使用することができる。
【0089】
制御部10は、GPSモジュール63から位置座標を取得することによって特定した自車両の現在位置、及び、記憶部15に記憶された報知対象物の位置情報に基づき、自車両から報知対象物までの距離を判断する。制御部10は、自車両から報知対象物までの距離が所定距離よりも小さくなった場合、報知対象物の種類に応じた音声を記憶部15から読み出し、スピーカ44から出力する。例えば、速度測定装置が500m未満に接近した場合には、「500m先 速度測定装置です。スピード注意」という音声をスピーカ44から出力する。
【0090】
また制御部10は、マイクロ波モジュール66から出力されるRSSIの電圧レベルに基づき、所定周波数帯のマイクロ波を発するレーダが自車両の近くにあるか否かを判断する。RSSIの信号レベルは、パッチアンテナ64において受信される無線信号の強度に比例して大きくなる。このため制御部10は、RSSIと所定閾値とを比較することによって、自車両から速度測定装置までの距離が所定距離よりも小さくなったか否かを判断することができる。制御部10は、自車両から速度測定装置までの距離が所定距離よりも小さくなった場合、報知対象物の種類に応じた音声を記憶部15から読み出し、スピーカ44から出力する。例えば、RSSIが所定閾値を越える場合、「レーダです。スピード注意」という音声をスピーカ44から出力する。
【0091】
以上のようにして運転支援装置1は、自車両の近くに報知対象物があることを運転者に通知することができる。運転者は、スピーカ44から出力される音声を聞くことによって、自車両の近くに報知対象物があることを認識できる。報知対象物の中には、交通事故の発生し易い危険な場所、例えば、速度が超過しやすい場所等に設置されるものが含まれている。従って運転支援装置1は、自車両が報知対象物に接近していることを、スピーカ44から出力される音声によって運転者に知らせることで、交通情報を運転者に認識させることができると同時に、交通事故の発生しやすい場所において運転者に安全運転を促すことができる。
【0092】
更に制御部10は、GPSモジュールから位置座標を取得することによって特定した車両位置の履歴を、記憶部15に記憶する。制御部10は、USBジャック52(図4参照)にUSBケーブルが接続された状態で、記憶部15に記憶された車両位置の履歴情報を外部機器に出力する。運転支援装置1は、所謂GPSロガーとして使用することも可能であることになる。運転者は、履歴情報を外部機器に取り込むことができるので、運転支援装置1の位置の履歴を容易に参照することができる。
【0093】
図11を参照し、制御部10において実行される各種処理のうち、電源制御を司る電源制御処理について説明する。JOYボタン11、及び押ボタン12、13のうちいずれかを介し、運転支援装置1の電源をONするための操作が運転者によって行われた場合に、ROMに記憶された電源制御処理のプログラムを制御部10が実行することによって、電源制御処理は実行される。なお、報知対象物の接近に伴う報知処理等、運転支援装置1が通常行う周知の処理については省略する。
【0094】
はじめに制御部10は、運転支援装置1が装着されたヘルメット71を運転者が着用した状態であるか否かを、接触センサ45から出力される電気信号に基づいて判断する(S11)。制御部10は、接触センサ45に物体が接触している場合、運転者がヘルメット71を着用していると判断する。一方制御部10は、接触センサ45に物体が接触していない場合、ヘルメット71は運転者によって着用されていない状態であると判断する。運転支援装置1が装着されたヘルメット71を運転者が着用していると判断した場合(S11:YES)、制御部10は、運転支援装置1が運転者によって使用されている状態であると判断する。この場合、処理はS11に戻る。
【0095】
一方、運転支援装置1が装着されたヘルメット71が運転者によって着用されていない状態であると判断した場合(S11:NO)、運転支援装置1は運転者によって使用されていない可能性がある。このような場合、必要に応じて運転支援装置1の電源をOFFするために、処理はS13に進む。
【0096】
ヘルメット71が運転者に着用されていない場合、運転支援装置1は運転者への報知処理を行う必要がない。このため運転支援装置1は、ヘルメット71が運転者に着用されていない場合には、後述する他の条件を満たした場合、運転支援装置1の電源をOFFし、各種処理を停止させることができる。これによって運転支援装置1は、バッテリーの消費を抑制することができる。例えば、運転者が運転支援装置1の電源をOFFする操作をし忘れることによって、運転支援装置1の電源の電力が不要に消費される場合がある。これに対して本発明では、ヘルメット71が着用されていない状態では、運転支援装置1の電源を自動的にOFFすることができる。これによって、運転者が電源スイッチのOFF操作をし忘れた場合であっても、電力が不要に消費されることを防止することができる。
【0097】
S13において、制御部10は、USBジャック52にUSBケーブルが接続されており、USBケーブルを介して外部機器が接続されているかを判断する(S13)。USBケーブルを介して外部機器が接続されていない場合(S13:NO)、運転支援装置1の電源をOFFしてよいかを判断するために、処理はS15に進む。一方、USBケーブルを介して外部機器が接続されている場合(S13:YES)、制御部10はUSBケーブルを介して外部機器に履歴情報を出力している最中である可能性がある。このような状態で運転支援装置1の電源をOFFしてしまうと、外部機器は履歴情報を正確に取得することができない。そこでこのような場合、制御部10は、S11でヘルメット71が着用されていないと判断した場合でも、運転支援装置1の電源をOFFせず、処理はS11に戻る。これによって運転支援装置1は、履歴情報を外部機器に対して確実に出力することができる。
【0098】
S15において、制御部10は、本体部2に取付部20が装着されているか否かを、着脱センサ67から出力される信号に基づいて判断する(S17)。着脱センサ67に物体が接触していない場合、制御部10は、本体部2は取付部20から取り外されていると判断する(S17:NO)。このような場合、ユーザは、本体部2をヘルメット71から取り外し、位置の履歴を記憶するために(GPSロガーとして)本体部2を使用している可能性がある。このような状態で運転支援装置1の電源をOFFしてしまうと、ユーザは、位置の履歴を記憶する用途で本体部2をヘルメット71から取り外し使用することができなくなってしまう。そこでこのような場合、制御部10は、S11でヘルメットが着用されていないと判断した場合でも、運転支援装置1の電源をOFFしない。S15でスタートさせたタイマーをストップし(S19)、処理はS11に戻る。これによってユーザは、運転支援装置1のうち本体部2をヘルメット71から取り外し、本体部2のみを所持して使用することができる。従って運転支援装置1は、本体部2のみをGPSロガーとして使用することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0099】
一方、S15において、制御部10は、本体部2に取付部20が装着されていると判断した場合(S17:YES)、ヘルメット71が着用されていない状態であると判断されてから所定時間以上経過したか否かが、S15でスタートしたタイマーに基づいて判断する(S21)。ヘルメット71が着用されていない状態であると判断してからの経過時間が所定時間未満である場合(S21:NO)、処理はS17に戻る。一方、ヘルメット71が着用されていない状態であると判断してからの経過時間が所定時間以上となった場合(S21:YES)、ヘルメット71が運転者に着用されていないので運転者への報知処理を行う必要がなく、且つ、本体部2に取付部20が装着されているため運転支援装置1が他の用途で使用されていないことになる。この場合、運転支援装置1の電源をOFFする(S23)。電源制御処理は終了する。これによって、運転者が運転支援装置1の電源をOFFする操作をし忘れているような場合に、電力の消費を抑制することができる。また、ヘルメット71が脱がれた状態になると、その時点で履歴情報の記憶が終了することになるので、運転者はいちいち履歴情報の記録の終了の指示をする必要がない。
【0100】
なお、上述の電源制御処理の実行中に、JOYボタン11、及び押ボタン12、13を介して運転支援装置1の電源をOFFする操作が運転者によって入力された場合、運転者の指示に応じ、制御部10は運転支援装置1の電源をOFFする。
【0101】
以上説明したように、運転支援装置1は、ヘルメット71の横面に直接取り付けることができるので、車両側に取り付ける必要がない。このため、運転支援装置1を取り付けるための場所を、車両に確保する必要がない。従って運転者は、運転支援装置1を容易に導入することができる。また運転支援装置1は、車載装置を設ける必要がないため、車載装置との間で通信を行うための通信機能が不要となり、運転支援装置1のコストを抑制することができる。また、車載装置との間を通信線で接続した場合のように通信線が邪魔になって使い勝手が悪くなるようなことがない。運転支援装置1はヘルメット71の横側面下側に取り付けられるので、ヘルメット71を被った運転者の手が容易に届く状態になる。従って、ヘルメット71を被った運転者は、運転支援装置1に設けられたJOYボタン11、押ボタン12、13等を容易に操作することができる。例えば運転者は、運転中に各ボタンを操作し、運転支援装置1の設定を調整することが可能となる。
【0102】
また運転支援装置1は、ヘルメット71に取り付けられるため、運転者がヘルメット71を常時所持することによって、運転支援装置1が盗まれてしまうことを容易に防止することができる。また、運転者がヘルメット71を屋内に保管することによって、運転支援装置1は降雨や粉塵にさらされることを防止できるので、降雨や粉塵への対策措置を簡易化することができる。さらに、運転支援装置1がヘルメット71に直接取り付けられるので、オートバイ等に直接取り付けられた場合のように、エンジンの駆動による振動が運転支援装置1に対して直接伝わらない。このため、運転支援装置1に対する振動への対策措置を簡易化することができる。
【0103】
また運転支援装置1はスピーカ44を介し、音による報知を行うことができるので、運転者に対して情報を確実に通知することができる。LED等の表示手段を介して視覚的に運転者に情報が報知される場合、運転者が表示手段に視線を向けていない状態では、運転者は報知された情報に気づかず、情報を見落としてしまう可能性があるためである。
【0104】
なお、アンテナ68が本発明の「第一アンテナ」に相当する。スピーカ44が本発明の「振動手段」に相当する。GPSモジュール63から取得した自車両位置に基づき、スピーカ44を制御して音声を出力させる制御を行う制御部10等が本発明の「第一制御手段」に相当する。ワイヤクリップ21が本発明の「第一当接部」に相当する。ヘルメットマウント31が本発明の「第二当接部」に相当する。パッチアンテナ64が本発明の「第二アンテナ」に相当する。マイクロ波モジュール66から取得したRSSIに基づき、スピーカ44を制御して音声を出力させる制御を行う制御部10等が、本発明の「第二制御手段」に相当する。接触センサ45が本発明の「検出手段」に相当する。JOYボタン11、押ボタン12、13が本発明の「スイッチ」に相当する。図11のS23の処理を行う制御部10等が本発明の「第三制御手段」に相当する。イヤホンジャック42が本発明の「共通のコネクタ」に相当する。USBジャック52が本発明の「接続手段」に相当する。USBジャック52に接続されたUSBケーブルを介し、外部機器に位置の履歴を出力する制御を行う制御部10等が本発明の「出力手段」に相当する。
【0105】
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。上述の実施形態では、接触センサ45はスピーカ44と一体となって設けられていた。本発明はこの構成に限定されない。運転者がヘルメット71を着用していることを検出するためのセンサは、接触センサに限定されず、例えば、代わりに近接センサを用いても良い。近接センサは、物体が近接センサに近付いたことを非接触で検出することが可能なセンサである。近接センサとして、磁界方式、電界方式、電磁波方式、超音波方式、光学方式等、従来周知の様々な方式の近接センサを使用することができる。
【0106】
近接センサを用いることによって、運転支援装置1は、ヘルメット71の着脱を確実に検出することができる。接触センサ45が使用された場合、運転者の頭部と接触センサ45との間に僅かな隙間が発生すると、実際にはヘルメット71が継続して着用されているにもかかわらず、ヘルメット71が脱がれたと判断される可能性があるためである。これに対して近接センサは、運転者の頭部が近接していることを検出することができるので、運転者がヘルメット71を着用しているにも関わらずヘルメット71が脱がれたと誤認識してしまうことがない。
【0107】
運転者がヘルメット71を着用していることを検出するためのセンサとして近接センサを使用した場合、近接センサの設置場所はスピーカ44に限定されない。例えば近接センサは、ヘルメット71の下端部に設けられてもよい。そして近接センサは、ヘルメット71の下方に物体が近接するか否かを検出してもよい。
【0108】
上述の場合、近接センサは、ヘルメット71の下方に、ヘルメット71を着用した運転者の体の一部があるか否かを検出することになる。運転者の体の一部として、例えば、運転者の肩部が挙げられる。制御部10は、近接センサの近くに物体が存在する場合、ヘルメット71が運転者によって着用されていると判断することができる。近接センサがヘルメット71の下端部に設けられる場合、運転者がヘルメット71を着用した状態で、近接センサは運転者と接触しない。従って、近接センサが運転者に接触してしまって運転者に不快感を与えてしまうことがない。
【0109】
また近接センサは、取付部20に設けられていてもよい。そして近接センサは、取付部20の下方に物体が近接しているか否かを検出してもよい。
【0110】
上述の場合、近接センサは、取付部20の下方に、ヘルメット71を着用した運転者の体の一部があるか否かを検出することになる。運転者の体の一部として、例えば、運転者の頭部、首部、肩部等が挙げられる。制御部10は、近接センサの近くに物体が存在する場合、ヘルメット71が運転者によって着用されていると判断することができる。近接センサが取付部20に設けられた場合、近接センサがヘルメット71の下端部に設けられる場合と同様、運転者がヘルメット71を着用した状態で、近接センサは運転者と接触しない。従って、近接センサが運転者に接触してしまって運転者に不快感を与えてしまうことがない。加えて、近接センサを予め取付部20に固定しておくことができるので、ヘルメット71にセンサを取り付ける作業が不要となる。このため運転者は、近接センサの取り付けを容易に行うことができる。また、運転支援装置1の使用中に、近接センサがヘルメット71から外れてしまうことを防止できる。
【0111】
接触センサ及び近接センサの代わりに、加速度センサを用いても良い。制御部10は、加速度センサが所定時間以上継続して静止していることを検出した場合に、ヘルメット71が運転者によって着用されていないと判断しても良い。ヘルメット71は、運転中が着用している状態では常時動いているため、加速度センサが長時間継続して静止している場合、ヘルメット71は運転者によって着用されていない可能性が高いためである。
【0112】
加速度センサを用いることによって、制御部10は、ヘルメット71が運転者によって着用されていない状態であることを正確かつ容易に判断することができる。接触センサや近接センサが用いられた場合、ヘルメット71を着用する運転者の頭部の状態、例えば、頭部の向いている状態によっては、実際にはヘルメット71が継続して着用されているにもかかわらず、ヘルメット71が脱がれたと判断される可能性があるためである。なお、加速度センサが用いられた場合、加速度センサの取り付けられる場所は、運転支援装置1のいずれかの場所であってもよいし、ヘルメット71のいずれかの場所であってもよい。また、運転者に直接取り付けられてもよい。
【0113】
記憶部15には、音楽をスピーカ44から出力するために必要なデータが記憶されていてもよい。音楽を出力するために必要なデータとして、例えば、「.mid」「.mp3」「.wav」「.wma」等の形式の音楽ファイルが挙げられる。制御部10は、JOYボタン11、押ボタン12、13を介して運転者から音楽再生の指示操作が入力された場合に、記憶部15からデータを読み出し、スピーカ44を介して音楽を出力してもよい。制御部10は、JOYボタン11、押ボタン12、13を介した入力操作に応じ、スピーカ44から出力される音楽の音量を調節できるようにしてもよい。これによって運転者は、報知対象物に関する報知だけでなく、音楽も併せて聞くことができる。運転支援装置1は、運転中における運転者の快適性を向上させることができる。なおこの場合において、音楽をスピーカ44から出力するための制御を行う制御部10等が本発明の「第四制御部」に相当する。
【0114】
なお、音楽をスピーカ44から出力するために必要なデータは、記憶部15以外の記憶媒体に記憶されていてもよい。例えば運転支援装置1は、近距離無線通信機能を有していてもよい。運転支援装置1は、近距離無線通信機能を利用して、外部の音楽再生装置と通信を行うことによって、音楽をスピーカ44から出力するために必要なデータを取得してもよい。
【0115】
上述の実施形態では、イヤホンプラグ41(図9参照)がイヤホンジャック42(図7参照)に差し込まれることによって、スピーカ44に接続する第一配線、及び、接触センサ45に接続する第二配線と、本体部2とが電気的に接続していた。これによって、制御部10はスピーカ44を介して音を出力することが可能となっていた。また制御部10は、接触センサ45に物体が接触しているか否かを特定することが可能となっていた。本発明はこれに限定されない。イヤホンプラグ41及びイヤホンジャック42に相当するコネクタが、本体部2及び取付部20に設けられていてもよい。
【0116】
例えば以下のようにしてもよい。図3のうち、本体部2に設けられた支持部315、及び、ヘルメットマウント31に設けられた突出部313のうち、双方が接触する部分に電極を設ける。また、本体部2に設けられた支持部316、及び、ヘルメットマウント31に設けられた突出部314のうち、双方が接触する部分に電極を設ける。また、スピーカ44及び接触センサ45に接続するケーブル43は、取付部20に接続される。そして、スピーカ44に接続する第一配線を、突出部313に設けた電極に接続し、接触センサ45に接続する第二配線を、突出部314に設けた電極に接続する。なお、支持部315、316に設けられた電極は、制御部10に接続する。
【0117】
本体部2にヘルメットマウント31が取り付けられた場合、支持部315に設けられた電極と、突出部313に設けられた電極とが導通する。また支持部316に設けられた電極と、突出部314に設けられた電極とが導通する。これによって、スピーカ44に接続する第一配線、及び、接触センサ45に接続する第二配線は、制御部10と電気的に接続する。
【0118】
以上のようにすることで、イヤホンプラグ41をイヤホンジャック42が不要となるので、イヤホンプラグ41及びケーブル43が運転の邪魔になってしまうことを防止できる。また、本体部2を取付部20に装着することによってスピーカ44及び接触センサ45が使用可能となるので、運転者の操作性、利便性を向上させることができる。また、本体部2のみをヘルメット71から取り外した際、スピーカ44及び接触センサ45はヘルメット71側に取り付けられた状態のままになるので、運転者は、本体部2のみをヘルメット71から外して使用することが容易に可能となる。なおこの場合において、支持部315、316、及び突出部313、314が本発明の「共通のコネクタ」に相当する。
【0119】
上述では、ヘルメット71を着用した運転者に音を伝えるためにスピーカ44が使用されているが、音を伝えるためのデバイスはスピーカ44に限定されない。例えば、運転者の頭骨を直接振動させることによって運転者に音を認識させる骨伝導に用いられる専用スピーカを用いても良い。これによって、周囲の騒音が非常に大きい場合でも、運転者は確実に音を認識することができる。
【0120】
運転支援装置1は、GPS衛星を利用した方法とは異なる方法で、自車両位置を特定しても良い。例えば運転支援装置1は、携帯電話基地局から送信される電波を受信することによって、自車両位置を特定しても良い。
【0121】
運転支援装置1は、パッチアンテナ64と同一の周波数帯域の電波を受信できる別のパッチアンテナを備えていてもよい。以下、図12及び13を参照して説明する。図12では、マイクロ波モジュール66の底面に、平面板状のパッチアンテナ72が設けられている。パッチアンテナ72は、パッチ部73、74、及びストリップライン75を備えている。パッチ部73、74は、正方形状の導体箔である。ストリップライン75は、パッチ部73、74とマイクロ波モジュール66とを接続するための伝送路である。パッチアンテナ72は、複数のパッチ部73、74を設けることによって受信感度を高めている。パッチアンテナ72は、平面に直交し且つパッチ部73、74が設けられている側に向かう方向に指向性を有している。従ってパッチアンテナ72は、本体部2の下方向に指向性を有していることになる。
【0122】
パッチアンテナ72は、パッチアンテナ64と略同一周波数帯域の電波を受信することができるように調整されている。このためパッチアンテナ72は、報知対象物から送信される無線信号、例えば速度測定装置から送信される所定周波数のマイクロ波を受信することができる。ストリップライン75のうちパッチ部73、74と接触する側と反対側の端は、マイクロ波モジュール66に接続されている。マイクロ波モジュール66は、パッチアンテナ64、72の両方を介して無線信号を受信することができる。
【0123】
マイクロ波モジュール66は、パッチアンテナ64、72を介して受信される無線信号の強度に応じた電圧レベルのRSSI信号を出力する。制御部10は、マイクロ波モジュール66から出力されるRSSIの電圧レベルに基づいて、自車両から報知対象物までの距離を判断する。制御部10は、判断結果に応じて音声をスピーカ44から出力する。これによって運転支援装置1は、パッチアンテナ64、72のうちいずれかを介して受信した無線信号に基づいて、速度測定装置等の報知対象物に関する情報を運転者に対して報知することができる。
【0124】
上述のようにパッチアンテナ72は、本体部2の下方向に指向性を有している。これに対して、図8に示すように、パッチアンテナ64は、マイクロ波モジュール66の側面に設けられており、本体部2の前方斜め左方向に指向性を有している。このため、パッチアンテナ64、72は、互いに直交する方向に指向性を有していることになる。また、GPSモジュール63に内蔵されているアンテナ68は、本体部2の上方向に指向性を有している。このためパッチアンテナ72及びアンテナ68は、反対方向に指向性を有していることになる。
【0125】
本体部2が取付部20から取り外され、本体部2のみを使用者が所持して使用する場合を想定する。本体部2の形状は、前後方向を長手方向とする箱体であり、上下方向の長さは、左右方向の長さよりも短い。このため、使用者が本体部2を胸ポケットに入れて所持する場合、通常、本体部2の上側又は下側を使用者側に向けた状態で胸ポケットに入れることになる。例えば、本体部2の上側を使用者側に向けた状態で胸ポケットに入れた状態を想定する。図13は、胸ポケットに入れた状態の本体部2を、使用者の正面側から見た様子を示している。本体部2の下側が、使用者の前方、即ち、使用者が歩行する場合の進行方向(図13の手前側)を向いた状態になる。
【0126】
図13のように本体部2を胸ポケットに入れた場合、パッチアンテナ72は使用者の前方に指向性を有する状態になる。使用者の前方に設置された報知対象物から送信された無線信号が、使用者の前方(進行方向)から到来した場合、パッチアンテナ72における受信感度の強い方向と、無線信号の到来方向とは一致する。従ってこのような場合、パッチアンテナ72は無線信号を良好に受信することができる。従って運転支援装置1は、使用者の前方に設置された速度測定装置等の報知対象物との間の距離を正確に特定することができるので、報知対象物に関する情報を運転者に対して正確に報知することができる。
【0127】
一方、GPSモジュール63に内蔵されているアンテナ68は、本体部2の上方向に指向性を有しているので、図13のように本体部2を胸ポケットに入れた場合、アンテナ68は使用者の後方に指向性を有する状態になる。ここで、GPS衛星から送信される電波が使用者の前方から到来した場合、アンテナ68において受信感度の強い方向と電波の到来方向とは逆方向になる。従ってこのままでは、使用者の前方から到来する電波を良好に受信することができないことになる。しかしながら、使用者の前方から到来する電波は、使用者に衝突して反射する。反射波の方向と、アンテナ68において受信感度の強い方向とは一致する。このためアンテナ68は、反射波を受信することによって、GPS衛星から送信された電波を良好に受信することができる。特に昨今のGPS衛生用アンテナは高感度化が進んでいるため、反射によって強度が弱められた電波であっても良好に受信することができる。またアンテナ68は、使用者の後方から使用者を通過して到来した電波を良好に受信することができる。従って運転支援装置1は、受信した電波に基づいて車両の位置を正確に特定することができる。
【0128】
一方、図13とは逆に、本体部2の上側を使用者の前方に向けた状態で、本体部2を胸ポケットに入れた場合を想定する。GPSモジュール63に内蔵されているアンテナ68は、使用者の前方に指向性を有する状態になる。このためアンテナ68は、GPS衛星から送信される電波が使用者の前方から到来した場合、この電波を良好に受信することができる。またパッチアンテナ72は、使用者の後方に指向性を有する状態になっている。使用者の前方に設置された報知対象物から送信された無線信号が、使用者の前方から到来した場合、使用者によって無線信号は反射され、反射波がパッチアンテナ72に到来する。このためパッチアンテナ72は、反射波を受信することによって、使用者の前方に設置された報知対象物から送信された無線信号を良好に受信することができる。
【0129】
以上のように運転支援装置1は、パッチアンテナ72を備えることによって、速度測定装置等の報知対象物から送信される電波が本体部2の上下方向から到来する場合であっても、電波を良好に受信することができる。このため、使用者が本体部2を取付部20から取り外し、本体部2のみを胸ポケットに入れて使用する場合に、報知対象物を正確に検出して使用者に報知することができる。従って運転支援装置1は、ヘルメット71に取り付けた状態と、ヘルメット71から取り外した状態との両状態で使用することが可能となる。なお、パッチアンテナ72及びアンテナ68は、反対方向に指向性を有しているが、使用者で反射される反射波を受信することができるので、パッチアンテナ72及びアンテナ68の両方で電波を良好に受信することができる。
【0130】
また運転支援装置1は、パッチアンテナ64、72がマイクロ波モジュール66に接続されている。このためマイクロ波モジュール66は、パッチアンテナ64、72を介して電波を受信することができる。このように、電波を受信するためのモジュールを共通化することができるので、運転支援装置1のコストを抑制することができる。
【0131】
なお上述では、パッチアンテナ72とアンテナ68とは逆方向に指向性を有しているが、同一方向に指向性を有していてもよい。例えば、本体部2を使用者の胸ポケットに入れた状態で、パッチアンテナ72とアンテナ68とが使用者の前方に指向性を有している場合、使用者の前方から到来する電波を、パッチアンテナ72とアンテナ68との両方で良好に受信することができる。一方、パッチアンテナ72とアンテナ68とが、使用者の後方に指向性を有している場合、使用者の前方から到来する電波は、使用者によって反射され、パッチアンテナ72及びアンテナ68に到来する。従ってこの場合も、パッチアンテナ72とアンテナ68との両方で電波を良好に受信することができる。
【0132】
ヘルメット71のうち一方の横側面に運転支援装置1が取り付けられた場合に、ヘルメット71のうち他方の横側面に、運転支援装置1と略同一の重量を備えた錘部材111を取り付けてもよい。以下、図14を参照して説明する。図14では、ヘルメット71の左側面下端部に、運転支援装置1が取り付けられている。また、ヘルメット71の右側面下端部に、錘部材111が取り付けられている。錘部材111は、運転支援装置1を左右反転させ、且つ、JOYボタン11、押ボタン12、13、及びLED14を取り除いた形状を有している。錘部材111は、ヘルメットマウント112及びワイヤクリップ113によってヘルメット71に装着されている。錘部材111の重量は、運転支援装置1の重量と略同一である。
【0133】
錘部材111をヘルメット71に装着することによって、ヘルメット71の左右に加わる重量配分を、運転支援装置1及び錘部材111で均一化させることができる。これによって、ヘルメット71の左右に加わる力をほぼ均等にできるので、ヘルメット71を着用した運転者への荷重負担を軽減させることができる。運転支援装置1及び錘部材111の重量配分が不均一である場合、ヘルメット71のうち片側に過大な荷重が掛かるので、運転者は不快に感じる。これに対して、荷重配分を均一化することによって、運転者はヘルメット71の荷重を感じ難くなるので、快適に運転を行うことができる。
【0134】
また、運転支援装置1及び錘部材111の形状は左右対称関係にある。即ち、錘部材111の形状は、運転支援装置1及び錘部材111がヘルメット71の左右側面における対称位置に取り付けられた状態で、運転支援装置1及び錘部材111からの距離が等しい位置に仮想的に配置される対称面、即ちヘルメット71の左右方向略中心を通り前後方向に仮想的に設けた対称面に対して、運転支援装置1の形状と鏡像対称となる形状であることになる。これによって、走行中に錘部材111に生じる空気抵抗は、運転支援装置1に生じる空気抵抗と略同一となる。このため、ヘルメット71のうち錘部材111が取り付けられている横側面に加わる力と、本体部2が取り付けられている横側面に加わる力とが略同一になる。これによって、車両の走行中において、運転支援装置1及び錘部材111に加わる空気抵抗を均等に保つことができるので、走行中のヘルメット71に対して左右いずれかの方向にのみ大きな力が加わることを防止できる。従って錘部材111は、ヘルメット71の左右に均等に力が加わるようにすることで、運転者に不快感を与えてしまうことを防止できる。
【0135】
なお上述では、運転支援装置1の形状と錘部材111の形状とが左右対称関係を有しているので、例えば、運転支援装置1の形状を左右対称形状とすることによって、運転支援装置1と錘部材11とを同一形状とすることができる。運転支援装置1と錘部材111とで形状を共通化することによって、走行中のヘルメット71に対して左右いずれかの方向にのみ大きな力が加わることを防止できるばかりでなく、運転支援装置1と錘部材111とで同一筐体を使用することができるので、運転支援装置1及び錘部材111の製造コストを抑制することができる。
【0136】
上述において、運転支援装置1及び錘部材111の形状は、少なくとも前方の形状が上述の条件を満たしていれば、走行中のヘルメット71に対して左右に加わる力の差を小さくすることができる。
【0137】
なお、運転支援装置1及び錘部材111の形状として、例えば、運転支援装置1及び錘部材111がヘルメット71に装着された状態で、運転支援装置1及び錘部材111をヘルメット71の前方から見た場合の表面積が小さくなるようにすると、運転支援装置1及び錘部材111に加わる風圧を抑制することができるため、空気抵抗が少なくなり好ましい。
【0138】
運転支援装置1は、異なる二つの筐体(第一部分及び第二部分)を備えていてもよい。以下、本発明の変形例における運転支援装置7について、図15を参照して説明する。運転支援装置7は、第一部分8、及び第二部分9を備えている。第一部分8は、ヘルメット71の左側面下端部に装着されている。第二部分9は、ヘルメット71の右側面下端部に装着されている。
【0139】
第一部分8の形状は、上述の実施形態における運転支援装置1と同一である。第一部分8は、ワイヤクリップ124及びヘルメットマウント125によってヘルメット71の左側面下端部に装着されている。第一部分8には、JOYボタン121、及び押ボタン122、123が設けられている。
【0140】
第二部分9は、第一部分8を左右反転させた形状を有している。第二部分9は、ワイヤクリップ134及びヘルメットマウント135によってヘルメット71の右側面下端部に装着されている。第二部分9には、JOYボタン131、及び押ボタン132、133が設けられている。なお、JOYボタン、及び押ボタンは、第一部分8、及び第二部分9のうちいずれか一方に設けられていてもよい。
【0141】
第一部分8、及び第二部分9の形状は左右対称関係にある。即ち、第一部分8及び第二部分9がヘルメット71の左右側面における対称位置に取り付けられた状態で、第一部分8及び第二部分9の形状は、第一部分8及び第二部分9からの距離が等しい位置に仮想的に配置される対称面、即ちヘルメット71の左右方向中心を通り前後方向に仮想的に設けられた対称面に対して、第一部分8の形状と第二部分9の形状とが鏡像対称となっている。これによって、走行中に第一部分8に生じる空気抵抗と、第二部分9に生じる空気抵抗とは略同一となる。このため、ヘルメット71の左右側面に加わる力は略同一になる。これによって、車両の走行中において、第一部分8及び第二部分9に加わる空気抵抗を均等に保つことができるので、走行中のヘルメット71に対して左右いずれかの方向にのみ大きな力が加わることを防止できる。これによって運転支援装置7は、運転者に不快感を与えてしまうことを防止できる。
【0142】
なお上述では、第一部分8の形状と第二部分9の形状とが左右対称関係を有しているので、例えば、第一部分8及び第二部分9の形状を、其々左右対称形状とすることによって、第一部分8及び第二部分9を同一形状とすることができる。第一部分8と第二部分9とで形状を共通化することによって、走行中のヘルメット71に対して左右いずれかの方向にのみ大きな力が加わることを防止できるばかりでなく、第一部分8と第二部分9とで同一筐体を使用することができるので、運転支援装置7の製造コストを抑制することができる。
【0143】
また、マイクロ波モジュール66及びパッチアンテナ64(図8参照)は、第一部分8内に設けられる。GPSモジュール63及びアンテナ68(図7参照)は、第二部分9内に設けられる。制御部10は、第一部分8に設けられる。第一部分8のイヤホンジャック42(図7参照)に、イヤホンプラグ41が差し込まれる。これによって、スピーカ44及び接触センサ45が使用可能となる。
【0144】
なお、第一部分8と第二部分9との間で、有線通信や無線通信が行えるようにしてもよい。第二部分9から第一部分8に対して、自車両の位置座標に関するデータが送信されてもよい。第一部分8内に設けられた制御部10は、第二部分9から受信した自車両の位置座標のデータに基づいて、スピーカ44から出力する音を制御してもよい。なお制御部10は、第二部分9に設けられてもよい。イヤホンプラグ41は、第二部分9のイヤホンジャック42に差し込まれていてもよい。
【0145】
第一部分8、及び第二部分9は、重量が略同一となるように調整されている。このように運転支援装置7では、重量が略同一である第一部分8及び第二部分9をヘルメット71の左右側面に其々取付けることによって、ヘルメット71に加わる運転支援装置7の重量配分を、左右で均一化させている。これによって、ヘルメット71を着用した運転者への荷重負担を軽減させている。第一部分8及び第二部分9の重量配分が不均一である場合、ヘルメット71のうち片側に過大な荷重が掛かるので、運転者は不快に感じる。これに対して、荷重配分を均一化することによって、運転者はヘルメット71の荷重を感じ難くなるので、快適に運転を行うことができる。
【0146】
ここで、第一部分8及び第二部分9の其々の重量が約100グラム以上となる場合、第一部分8、及び第二部分9の重量配分を左右で均一化させることによって、特に優れた効果を発揮する。運転支援装置7の重量が比較的重い場合、運転者は、左右のバランスの不均一さを不快に感じ易くなるためである。一方、第一部分8及び第二部分9の其々の重量が約100グラムよりも軽い場合、運転者は、左右の重量バランスの不均一さを不快に感じにくくなる。このためこのような場合には、運転支援装置1のように、第一部分8及び第二部分9に分割せず、一の筐体のみを備えていてもよい。
【0147】
上述において、第一部分8及び第二部分9の形状は、少なくとも前方の形状が上述の条件を満たしていれば、走行中のヘルメット71に対して左右に加わる力の差を小さくすることができる。
【0148】
なお、第一部分8及び第二部分9の形状として、例えば、第一部分8及び第二部分9がヘルメット71に装着された状態で、第一部分8及び第二部分9をヘルメット71の前方から見た場合の表面積が小さくなるようにすると、第一部分8及び第二部分9に加わる風圧を抑制することができるため、空気抵抗が少なくなり好ましい。
【0149】
運転支援装置7では、マイクロ波モジュール66及びパッチアンテナ64を備えた第一部分8は、ヘルメット71の左右側面のうち、車両が道路を走行する状態で道路の側道側の横側面に相当する左側面に装着されることになる。マイクロ波モジュール66は、報知対象物から送信される無線信号を、パッチアンテナ64を介して受信する。従って、マイクロ波モジュール66及びパッチアンテナ64を備えた第一部分8がヘルメット71の左側に取り付けられることによって、報知対象物から送信される無線信号をより良好に受信することができる。報知対象物は、通常、道路の側道側に設置される場合が多いため、パッチアンテナ64を道路の側道側により近づけることによって、建物や標識などの障害物の影響を受け難くなるためである。従って運転支援装置7は、報知対象物が近付いていることを精度良く認識することができるので、運転者への報知を正確に実行することができる。
【0150】
一方、運転支援装置7では、GPSモジュール63及びアンテナ68を備えた第二部分9は、ヘルメット71の左右側面のうち、車両が道路を走行する状態で道路の中央側の横側面に相当する右側面に取り付けられる。GPSモジュール63は、GPS衛星から送信される電波を、アンテナ68を介して受信する。従って、GPSモジュール63及びアンテナ68を備えた第二部分9がヘルメット71の右側に取り付けられることによって、GPS衛星から送信される電波をより良好に受信することができる。道路の中央側は比較的オープンな空間であることが多いため、GPS衛星から送信される電波は、ビル等の建築物によって遮蔽され難くなるためである。従って運転支援装置7は、車両の位置を正確に特定することができる。
【0151】
なお上述では、第一部分8にマイクロ波モジュール66及びパッチアンテナ64が格納され、第二部分9にGPSモジュール63及びアンテナ68が格納されていた。例えば、第一部分8、及び第二部分9のうちいずれか一方に、すべての電子デバイスを格納してもよい。この場合、電子デバイスが格納されていない側には、第一部分8、及び第二部分9の重量配分を均一化するための錘のみが格納されていてもよい。これによって、運転支援装置7の構成を簡素化することができるので、運転支援装置7の製造コストを抑制できる。なおこの場合、電子デバイスが格納されていない側の部位は、電子デバイスが格納されている側の部位よりも小さな筐体であってもよい。
【0152】
また例えば、運転支援装置7に格納される電子デバイスのうち、パッチアンテナ64及びマイクロ波モジュール66のみを第一部分8に格納し、アンテナ68及びGPSモジュール63のみを第二部分9に格納してもよい。そして、制御部10を含む残りの電子デバイスは、ヘルメット71の背面に装着した筐体に格納してもよい。ケーブル43は、筐体に接続されても良い。第一部分8、及び第二部分9は、新たに設けた筐体との間で有線通信及び無線通信を行えるようにしても良い。そして、マイクロ波モジュール66から出力されるRSSI、及び、GPSモジュール63から送信される位置座標情報は、有線通信又は無線通信によって筐体に伝送されても良い。これによって、ヘルメット71の横側面には必要最小限の重量負荷が加わることになるので、ヘルメット71に加わる左右の重量配分を更に均一化させることができる。
【0153】
本体部2は防水構造を有していてもよい。これによって、本体部2が取付部20から取り外されて使用される場合、本体部2が濡れてしまうような環境下でも使用することができるようになるので、本体部2の使い勝手を向上させることができる。
【0154】
報知対象物から送信される無線信号の具体例として、所定周波数のマイクロ波(レーダー信号)の他に、取締り連絡用無線機から送信される無線信号、各警察本部と移動局との間で送受信されるデジタル無線信号、警察専用の自動車携帯電話システムにおいて使用される無線信号、及び、緊急車両から送信される無線信号等が挙げられる。
【符号の説明】
【0155】
1、7 運転支援装置
2 本体部
8 第一部分
9 第二部分
10 制御部
11、121、131 JOYボタン
12、13、122、123、132、133 押ボタン
15 記憶部
20 取付部
21、113、124、134 ワイヤクリップ
31、112 ヘルメットマウント
41 イヤホンプラグ
42 イヤホンジャック
43 ケーブル
44 スピーカ
45 接触センサ
52 USBジャック
64 パッチアンテナ
68 アンテナ
71 ヘルメット
111 錘部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘルメットに取り付けられる運転支援装置であって、
前記運転支援装置を、前記ヘルメットの横側面且つ下端に取り付けるための取付部と、
車両の位置を特定するための電波を受信する第一アンテナであって、前記取付部によって前記運転支援装置が前記ヘルメットに取り付けられた状態で、前記ヘルメットの側面に対して外方向である第一方向に指向性を有する第一アンテナと、
前記第一アンテナを介して受信された電波に基づいて車両の位置を特定し、電気信号に基づいて振動することによって音を運転者に認識させることが可能な振動手段であって前記ヘルメットに取り付けられた振動手段を介して、特定された前記車両の位置に基づく音を運転者に認識させるための制御を行う第一制御手段と
を備えたことを特徴とする運転支援装置。
【請求項2】
前記取付部は、
前記ヘルメットの内側に当接する第一当接部と、
前記ヘルメットの外側に当接する第二当接部と
を備え、
前記第一当接部及び前記第二当接部が前記ヘルメットを挟持することによって、前記運転支援装置を前記ヘルメットに取り付けることを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
【請求項3】
道路に設置された交通監視装置からの電波を受信する第二アンテナであって、前記運転支援装置が前記ヘルメットに取り付けられた状態で、前記ヘルメットを被った運転者が運転する車両の進行方向と同一方向である第二方向に指向性を有する第二アンテナと、
前記第二アンテナを介して電波を受信した場合に、前記振動手段を介して音を運転者に認識させるための制御を行う第二制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の運転支援装置。
【請求項4】
前記第二アンテナは、
前記運転支援装置が前記ヘルメットに取り付けられた状態で前記第二方向に指向性を有するように、取り付けられる向きが調整されていることを特徴とする請求項3に記載の運転支援装置。
【請求項5】
前記ヘルメットの状態を検出する検出手段と、
前記運転支援装置の電源のON/OFFを切り替えるスイッチと、
前記スイッチによって前記運転支援装置の電源がONされている状態で、前記検出手段によって検出された前記ヘルメットの状態に基づき、運転者が前記ヘルメットを脱いだ状態であると判断された場合に、前記運転支援装置の電源をOFFする制御を行う第三制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の運転支援装置。
【請求項6】
前記検出手段は、前記ヘルメットの内側に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の運転支援装置。
【請求項7】
前記検出手段は、物体が接触したことを検出する接触センサであることを特徴とする請求項6に記載の運転支援装置。
【請求項8】
前記検出手段は、前記ヘルメットの下端に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の運転支援装置。
【請求項9】
前記検出手段は、前記取付部に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の運転支援装置。
【請求項10】
前記検出手段は、物体が近接したことを検出する近接センサであることを特徴とする請求項8又は9に記載の運転支援装置。
【請求項11】
前記検出手段は、前記ヘルメットが静止していることを検出し、
前記第三制御手段は、
前記検出手段によって前記ヘルメットが静止していることが検出された状態が、所定時間継続した場合に、運転者が前記ヘルメットを脱いだ状態であると判断することを特徴とする請求項5に記載の運転支援装置。
【請求項12】
前記検出手段は、加速度センサであることを特徴とする請求項11に記載の運転支援装置。
【請求項13】
前記検出手段は、前記振動手段と一体で取り付けられることを特徴とする請求項5から12のいずれかに記載の運転支援装置。
【請求項14】
前記振動手段に接続された第一配線、及び、前記検出手段に接続された第二配線は、同一の被服で覆われ、一体化されていることを特徴とする請求項5から13のいずれかに記載の運転支援装置。
【請求項15】
前記第一アンテナ、及び前記第一制御手段を少なくとも含む本体部と、
前記第一配線及び前記第二配線と前記本体部とを電気的に接続することが可能な共通のコネクタを備えたことを特徴とする請求項14に記載の運転支援装置。
【請求項16】
前記取付部は、前記本体部に対して着脱可能に設けられており、
前記コネクタは、
前記本体部が前記取付部に装着された場合に、前記第一配線及び前記第二配線と前記本体部とを電気的に接続することを特徴とする請求項15に記載の運転支援装置。
【請求項17】
前記振動手段を介して運転者に音楽を認識させるように制御する第四制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載の運転支援装置。
【請求項18】
前記車両の位置の履歴を記憶手段に記憶する記憶制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の運転支援装置。
【請求項19】
前記記憶手段に記憶された前記車両の位置の履歴を出力する出力手段を備えたことを特徴とする請求項18に記載の運転支援装置。
【請求項20】
前記車両の位置の履歴を記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
外部機器と接続する接続手段と、
前記接続手段によって前記外部機器と接続された状態で、前記記憶手段に記憶された前記車両の位置の履歴を前記外部機器に出力する出力手段と
を備え、
前記第三制御手段は、
運転者が前記ヘルメットを脱いだ状態であると判断された場合であっても、前記接続手段によって前記外部機器が接続されている場合には、前記運転支援装置の電源をOFFしないことを特徴とする請求項5に記載の運転支援装置。
【請求項21】
前記取付部は、前記第一アンテナ、及び前記第一制御手段を少なくとも備えた本体部に対して着脱可能に設けられており、
前記ヘルメットの状態を検出する検出手段と、
前記運転支援装置の電源のON/OFFを切り替えるスイッチと、
前記スイッチによって前記運転支援装置の電源がONされている状態で、前記検出手段によって検出された前記ヘルメットの状態に基づき、運転者が前記ヘルメットを脱いだ状態であると判断された場合に、前記運転支援装置の電源をOFFする制御を行う第三制御手段と
を備え、
前記第三制御手段は、
前記スイッチによって前記運転支援装置の電源がONされている状態で、運転者が前記ヘルメットを脱いだ状態であると判断された場合であっても、少なくとも前記本体部が前記取付部から取り外された状態である場合には、前記スイッチによって前記電源がOFFされた場合を除き、前記運転支援装置の電源をOFFしないことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の運転支援装置。
【請求項22】
前記運転支援装置は、前記ヘルメットの横側面のうち一方の側面且つ下端に取付けられる第一部分、及び、前記ヘルメットの横側面のうち他方の側面且つ下端に取付けられる第二部分を備え、
前記第一アンテナ、及び前記第一制御手段は、前記第一部分及び前記第二部分のうち少なくとも一方に格納され、
前記第一部分及び前記第二部分の重量が略同一であることを特徴とする請求項1から21のいずれかに記載の運転支援装置。
【請求項23】
前記第一部分及び前記第二部分の形状は、走行中において前記第一部分に生じる前記空気抵抗に基づいて前記ヘルメットの一方の側面に加わる力と、前記第二部分に生じる前記空気抵抗に基づいて前記ヘルメットの他方の側面に加わる力とが略同一になる形状としたことを特徴とする請求項22に記載の運転支援装置。
【請求項24】
前記第一部分及び前記第二部分のうち少なくとも前方の形状は、前記ヘルメットに取り付けられた状態で、前記第一部分及び前記第二部分からの距離が等しい位置に仮想的に配置される対称面に対して対称位置に配置した場合に鏡像対称となる形状としたことを特徴とする請求項22に記載の運転支援装置。
【請求項25】
前記ヘルメットのうち、前記運転支援装置が取り付けられる側と反対側に取り付けられた部材である錘部材の重量と、前記運転支援装置の重量とが略同一であることを特徴とする請求項1から21のいずれかに記載の運転支援装置。
【請求項26】
前記運転支援装置の形状は、走行中において前記運転支援装置に生じる前記空気抵抗に基づいて、前記ヘルメットのうち前記運転支援装置が取り付けられる側面に加わる力と、前記錘部材に生じる前記空気抵抗に基づいて、前記ヘルメットのうち前記錘部材が取り付けられる側面に加わる力とが略同一になる形状としたことを特徴とする請求項25に記載の運転支援装置。
【請求項27】
前記運転支援装置のうち少なくとも前方の形状と、前記錘部材のうち少なくとも前方の形状とは、前記運転支援装置及び前記錘部材が前記ヘルメットに取り付けられた状態で、前記運転支援装置及び前記錘部材からの距離が等しい位置に仮想的に配置される対称面に対して対称位置に配置した場合に鏡像対称となる形状としたことを特徴とする請求項25に記載の運転支援装置。
【請求項28】
道路に設置された交通監視装置からの電波を受信するアンテナであって前記第二アンテナとは異なる第三アンテナを備え、
前記第三アンテナは、前記第二方向に対して直交する第三方向に指向性を有し、
前記第二制御手段は、
前記第二アンテナ及び前記第三アンテナのうち少なくともいずれかを介して電波を受信した場合、前記振動手段を介して音を運転者に認識させるための制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の運転支援装置。
【請求項29】
前記第一方向は、前記第二方向に対して直交しており、
前記第三方向は、
前記第一方向と同一方向か、又は、前記第一方向と反対方向であることを特徴とする請求項28に記載の運転支援装置。
【請求項30】
前記第二アンテナ及び前記第三アンテナを介して受信した電波の受信処理を司る共通のモジュールを備えたことを特徴とする請求項28又は29に記載の運転支援装置。
【請求項31】
請求項25から27のいずれかに記載された錘部材であって、
前記ヘルメットのうち、前記運転支援装置が取り付けられる側と反対側に取り付けられ、前記運転支援装置の重量と略同一重量を有していることを特徴とする錘部材。
【請求項32】
前記錘部材の形状は、走行中において前記錘部材に生じる前記空気抵抗に基づいて、前記ヘルメットのうち前記錘部材が取り付けられる側面に加わる力と、前記運転支援装置に生じる前記空気抵抗に基づいて、前記ヘルメットのうち前記運転支援装置が取り付けられる側面に加わる力とが略同一になる形状としたことを特徴とする請求項31に記載の錘部材。
【請求項33】
前記錘部材のうち少なくとも前方の形状と、前記運転支援装置のうち少なくとも前方の形状とは、前記錘部材及び前記運転支援装置が前記ヘルメットに取り付けられた状態で、前記錘部材及び前記運転支援装置からの距離が等しい位置に仮想的に配置される対称面に対して対称位置に配置した場合に鏡像対称となる形状としたことを特徴とする請求項31に記載の錘部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2013−61299(P2013−61299A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−201273(P2011−201273)
【出願日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【出願人】(391001848)株式会社ユピテル (238)
【出願人】(508320239)株式会社YPK (6)
【Fターム(参考)】