説明

道路標識柱

【課題】道路標識柱に表示装置を着脱可能に取り付け、表示装置を軸回りの任意の方向に向けて保持することができる道路標識柱を提供する。
【解決手段】表示部本体と円筒状の筒状体と上側突起及び下側突起を有する表示装置を、標識柱本体2の頭部4に着脱可能とし、標識柱本体2を埋設用脚部に対して螺合し使用する道路標識柱で、頭部4に筒状体は通過するが上側突起及び下側突起は通過しない円形の取付穴4dと、取付穴4dの周縁の一部に筒状体の下側突起が通過し軸回りに回転し抜け止めするキー溝4eを設け、取付穴4dの周縁上面には、取付穴4dの内径よりも大径で、上側突起及び下側突起が通過する大きさの円形状の立壁部4cを取付穴4dと同心状に設け、立壁部4cの内周面に、筒状体が軸回りに回転した際に上側突起が弾性的に乗り越え可能な多数の凸部4fを、隣接する凸部4f間に上側突起が係合し得る一定の間隔をおいて突設する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車両の規制、誘導を行うために路面に着脱可能に立設される道路標識柱に関し、詳しくは、頭部に表示装置を着脱可能に取り付け可能とした道路標識柱に関する。
【背景技術】
【0002】
首都圏の国道のように交通量の多い道路の舗装工事等を行う際には、一部車線を規制して工事する必要がある場合がある。昼間は交通量が多いため、このような工事は夜間に行われることが多い。
【0003】
工事の際は、工事箇所を示したり、車両を規制、誘導したりする目的で、一般にバリケード、防護柵、ロードコーン等が路面に設置されるが、車両の規制、誘導の方法としては、路面に立設される道路標識柱を使用する方法もある。道路標識柱は、路面に間隔をおいて複数立設されることにより、道路の外側線やセンターラインを表示したり、分流を行ったりするために使用されるものであり、高い視認性を有し、しかも、容易に屈撓する弾性を持つことにより車両等と接触しても相手側に与えるダメージが少ないという利点を有しているため、工事の際の車両の規制、誘導にも有効であると考えられる。
【0004】
道路標識柱には、台座を路面に対して接着剤によって完全に固定してしまう接着固定式のものの他に、路面に埋設された埋設用脚部に、道路標識柱の下端のボルトを、道路標識柱自体を回転させながら螺合することにより着脱可能に取り付ける着脱式のものがある。しかし、夜間工事では夜間のみの規制となるため、毎回の工事終了時に道路標識柱ごと路面から取り外しし且つ規制時間を短縮する必要があることから、夜間工事における車両の規制、誘導の目的では、取り外しのできない接着固定式ではなく、着脱可能な道路標識柱が好ましい。
【0005】
ところで、夜間工事では、昼間よりも高い注意喚起を行う必要があることから、点滅発光する工事灯や反射部材等の表示装置を使用する必要がある(特許文献1)。
【0006】
従来一般に使用されている表示装置の一例を図8〜図10に示す。
【0007】
この表示装置は工事灯10の例であり、内部にLED等からなる発光部(図示せず)が収容された工事灯本体11と、工事灯本体11の下端に設けられた円筒状の筒状体12とからなっている。一般に筒状体12は合成樹脂製であり、その外周面には、その下側と上側に分かれて、それぞれ矩形状に突出する2つの突起13、14が一体に突出形成されている。下側突起13の筒状体12の軸回りの位置は、工事灯本体11の上方から見た平面視で、上側突起14に対して反時計回りに90°回転した位置に配置されている。
【0008】
このような工事灯10をロードコーンの上部に取り付ける場合について説明すると、図9に示すように、ロードコーン100の上端面101は平坦に形成され、工事灯10の筒状体12の外径と同じもしくはやや大径の取付け穴102を有している。取付け穴102の周縁の一部には、筒状体12の下側突起13及び上側突起14が挿通可能なキー溝103が、取付け穴102の軸方向(縦方向)に沿って形成されている。
【0009】
このようなロードコーン100の取付け穴102に工事灯10を装着する場合、まず、筒状体12の下側突起13がキー溝103に嵌合するように筒状体12を取付け穴102に挿入し(図10(a))、下側突起13がキー溝103の下方に抜けたら、工事灯10を反時計回りに90°回転させて上側突起14をキー溝103に嵌合させ、工事灯本体11の下端縁11aがロードコーン100の上端面101と当接するまで更に下方に押し込む(図10(b))。このようにしてロードコーン100に装着された工事灯10は、下側突起13によって取付け穴102からの抜け止めが図られると共に、上側突起14がキー溝103と係合することによって回転が阻止される。
【0010】
従って、道路標識柱に表示装置を取り付ける場合も、標識柱本体の頭部に上記同様の取付け穴及びキー溝を設けることによって表示装置を装着できるようにすれば便利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2006−112085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかし、このような表示装置を道路標識柱に取り付ける場合、以下のような道路標識柱に特有の課題がある。
【0013】
表示装置は、夜間工事において車両の規制、誘導を行う際の注意喚起を効果的に促すことができるようにするため、適正な方向を向くように設置される必要がある。路面上に載置されるだけのロードコーンの場合は、ロードコーン自体の向きを自由に調整することによって表示装置を適正な向きとすることが簡単にできるが、路面に埋設された埋設用脚部に螺合することによって着脱可能に立設される道路標識柱の場合は、螺合完了時の道路標識柱の軸回りの向きが埋設用脚部との組み合わせによって決まってしまうため、これによって頭部に装着される表示装置の向きも決まってしまう。すなわち、ある道路標識柱と埋設用脚部との組み合わせでは、表示装置の向きが車両の規制、誘導のために適正な方向を向いていたとしても、その道路標識柱を路面の別の場所に埋設されている埋設用脚部に取り付けてしまうと、表示装置が適正な方向を向かない場合が生じてしまう。
【0014】
このため、表示装置の向きが適正な向きとなるように路面に立設されている道路標識柱であっても、夜間工事を一旦終了する度に埋設用脚部から取り外してしまうと、次の夜間工事を開始する際に別の埋設用脚部と組み合わされてしまうことによって、表示装置の向きが異なってしまい、車両の適正な規制、誘導を行うことができなくなるという問題がある。
【0015】
このような問題は、予め道路標識柱に番号をふっておき、毎回同じ埋設用脚部との組み合わせとなるようにしておけば解決されるが、非常に手間がかかる作業であり、限られた規制時間内に工事を行う必要がある夜間工事を行う上では現実的な解決策ではない。
【0016】
また、上側突起14をキー溝103と係合させずに回転自在となるようにしておくことで、表示装置を任意の方向に向けることができるようにすることも考えられるが、道路標識柱は、車両等との接触時に与えるダメージを少なくするために全体が弾性的に撓むことができるようになっていることから、工事や車両の通過による振動、風圧等によって、道路標識柱の頭部側が揺動し易く、そのとき発生する振動によって表示装置の向きが意図しない方向に向いてしまうおそれがあり、やはり現実的な解決策にはならない。
【0017】
このように、道路標識柱の頭部に表示装置を設ける場合は、車両等と接触した際に簡単に離脱することがないようにすることはもちろんのこと、道路標識柱を立設した後に、表示装置を任意の方向に向けることができ、なお且つ、表示装置が意図しない方向に向くことがないようにするという相反する課題を解決することが求められる。
【0018】
そこで、本発明は、路面に埋設された埋設用脚部に回転しながら取り付けられる道路標識柱の頭部に表示装置を着脱可能に取り付けることができると共に、表示装置を軸回りの任意の方向に向け、且つ、その方向を保持することができる道路標識柱を提供することを課題とする。
【0019】
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
【課題を解決するための手段】
【0020】
上記課題は以下の各発明によって解決される。
【0021】
(請求項1)
表示部本体と、前記表示部本体の下端に設けられた円筒状の筒状体と、前記筒状体の外周面の上下に分かれて設けられた上側突起及び下側突起とを有する表示装置を、標識柱本体の頭部に着脱可能とし、該標識柱本体を路面に埋設された埋設用脚部に対して螺合することにより路面に立設して使用される道路標識柱であって、
前記頭部に、前記表示装置の前記筒状体は通過するが、前記上側突起及び前記下側突起は通過し得ない円形の取付け穴と、該取付け穴の周縁の一部に、前記筒状体の前記下側突起が通過し、該筒状体が軸回りに回転することによって抜け止めされるキー溝とが設けられ、
前記取付け穴の周縁上面には、該取付け穴の内径よりも大径で且つ前記上側突起及び下側突起が通過し得る大きさの円形状の立壁部が前記取付け穴と同心状に設けられ、
前記立壁部の内周面には、前記筒状体が軸回りに回転した際に前記上側突起が弾性的に乗り越え可能な多数の凸部が、隣接する凸部間に前記上側突起が係合し得る一定の間隔をおいて突設されていることを特徴とする道路標識柱。
(請求項2)
前記頭部は、前記標識柱本体と別体に形成され、該標識柱本体の上端に固着されていることを特徴とする請求項1記載の道路標識柱。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、路面に埋設された埋設用脚部に回転しながら取り付けられる道路標識柱の頭部に表示装置を着脱可能に取り付けることができると共に、表示装置を軸回りの任意の方向に向け、且つ、その方向を保持することができる道路標識柱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明に係る道路標識柱の正面図
【図2】(a)は頭部の平面図、(b)は断面図
【図3】道路標識柱の頭部の部分を示す断面図
【図4】道路標識柱の頭部の平面図
【図5】表示装置付きの道路標識柱の正面図
【図6】表示装置付きの道路標識柱の他の例を示す部分正面図
【図7】表示装置付きの道路標識柱の更に他の例を示す部分正面図
【図8】表示装置の一例を示す正面図
【図9】ロードコーンにおける表示装置の取付け部を示す斜視図
【図10】表示装置の装着方法を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0025】
図1は、本発明に係る道路標識柱の正面図であり、道路標識柱1は、円筒状の標識柱本体2の下端に該標識柱本体2よりもやや大径な台座3が固着されていると共に、上端にキャップ状の頭部4が固着されている。
【0026】
標識柱本体2は、一般に可撓性を有する例えばポリウレタンエラストマー等のポリウレタン樹脂によって上下端がそれぞれ開口した中空円筒状に形成され、その上部側の外周面には、ドライバーの注意喚起のための適宜本数の再帰反射シート5が巻回されている。
【0027】
台座3の下端中央には、1本の取付けボルト6が下向きに突設されている。取付けボルト6の頭部(図示せず)は台座3に一体に取り付けられており、道路標識柱1は、この取付けボルト6を、予め路面に埋設された埋設用脚部7の雌ねじに対して、標識柱本体2自体を回転させながら螺合することにより、該埋設用脚部7に取り付けられ、路面に立設される。このような取付け構造及び方法は公知である。
【0028】
頭部4は、標識柱本体2とは別体に合成樹脂によって形成され、標識柱本体2の上端開口2aを覆うように取り付けられ、接着剤によって一体に固着されている。このように頭部4を標識柱本体2とは別体に形成することにより、既存の標識柱本体2をそのまま使用することができるため、既存の製造工程において頭部部分のみの変更を行うだけで済み、製造コストを抑えることができると共に、既設の道路標識柱に対しても簡単に表示装置を着脱可能となるように改修することができる。
【0029】
頭部4の詳細を図2に示す。図2(a)は頭部4の平面図、(b)は断面図である。
【0030】
頭部4の上端面4aは平坦面に形成されており、その中央部には、円形状の凹部4bが凹設されている。凹部4bの内径は、図8に示す表示装置(工事灯10)の筒状体12に突設された下側突起13及び上側突起14を含む筒状体12の外径と同じもしくはやや大径となるように形成されている。この凹部4bによって該凹部4bの底面から立ち上がる円形状の立壁部4cが形成される。
【0031】
凹部4bの更に中央部には、筒状体12の下側突起13及び上側突起14を含まない外径と同じもしくはやや大径となる円形の取付け穴4dを有している。この取付け穴4dは、筒状体12を通過させることができるが、上側突起14及び下側突起13を通過させることができない大きさを有しており、立壁部4cと同心状に形成されている。具体的な径は、装着対象となる表示装置の筒状体12の外径によって決められる。
【0032】
取付け穴4dは、頭部4の厚み方向に延び、該頭部4を貫通するように形成されている。この取付け穴4dの軸方向の長さL1は、筒状体12に形成されている上側突起14の下端と下側突起13の上端との間の軸方向の距離をL2(図8)としたとき、L1≦L2となっている。
【0033】
取付け穴4dの周縁の一部には、筒状体12を取付け穴4dに嵌合させて挿入した際に、下側突起13が挿通可能な一つのキー溝4eが、取付け穴4dの軸方向(縦方向)に沿って形成されている。このキー溝4eも取付け穴4dと同様、頭部4の厚み方向に延び、該頭部4を貫通するように形成されており、その軸方向の長さは、取付け穴4dの軸方向の長さL1と同一である。
【0034】
立壁部4cの内周面には、多数の凸部4fが、キー溝4eが配置されている部位を除いて、中心に向けて所定の同一高さで一体に突設されている。本実施形態に示す凸部4fは、立壁部4cの高さ方向に沿って延びる凸条によって形成された好ましい態様を示しているが、立壁部4cの高さ方向の少なくとも一部に突出していればよい。
【0035】
凸部4fは、キー溝4eが配置されている部位を除いて、立壁部4cの内周面に沿って一定の間隔で配置されている。この間隔は、隣接する凸部4f、4f間に筒状体12の上側突起13が嵌り込むことによって互いに係合し得る程度の間隔に設定される。本実施形態では、キー溝4eが配置されている部位を除いて、中心に対して周方向に30°ずつずらして(θ=30°)、合計10個の凸部4fを形成しているが、この角度θは上側突起14の幅に応じて適宜決められる。
【0036】
次に、この道路標識柱1の頭部4に、図8に示す工事灯10を装着する方法について図3〜図5を用いて説明する。
【0037】
図3は道路標識柱1の頭部4の部分を示す断面図、図4は平面図である。
【0038】
まず、筒状体12の下側突起13がキー溝4eに嵌合するように筒状体12を取付け穴4dに挿入する(図3(a)、図4(a))。
【0039】
そのまま下まで押し込むと、上側突起14が凹部4bの底面(上面)に当接し、それ以上の押し込みが阻止される。L1≦L2であるため、このとき下側突起13はキー溝4eの下端を抜け出ている。
【0040】
上側突起14が凹部4bの底面に当接したら、工事灯本体11が所望の向きとなるように該工事灯本体11を軸回りに回転させる。ここでは工事灯本体11を平面視で時計回りに90°回転させた様子を示しているが、回転角度は、上側突起14がキー溝4eと一致しない角度であれば任意とすることができる。
【0041】
この回転により、筒状体12も一体に軸回りに回転するので、下側突起13は取付け穴4dの下方においてキー溝4eの位置から外れた位置となる(図3(b)、図4(b))。これにより工事灯10は抜け止めされ、万が一、道路標識柱1に車両等が接触しても、工事灯10が離脱して飛散するようなことが防止される。
【0042】
この回転時、上側突起14は立壁部4cの内側を周方向に回転する。このとき、上側突起14の先端は、立壁部4cの内周面に突設された各凸部4fと当接し、且つ、該凸部4fを弾性的に次々に乗り越えながら、30°ずつ「カチカチ」と回転していく。各凸部4fは、先端が丸め加工されているため、上側突起14を円滑に弾性的に乗り越えさせることができる。
【0043】
凸部4fを乗り越えた上側突起14は、工事灯本体11が所望の向きとなった位置で、隣接する凸部4f、4f間に嵌り込み、該凸部4f、4f間に係合する。これにより、工事灯10が所望の向きに配置された表示装置(工事灯10)付きの道路標識柱1となる(図5)。
【0044】
工事灯10の向きは、上側突起14が隣接する凸部4f、4f間に係合した位置で保持され、上側突起14が凸部4fを弾性的に乗り越えるような強制的な回転力を掛けない限り回転することはないので、振動等によって工事灯10が意図しない方向に向いてしまうような問題は生じない。従って、この道路標識柱1によれば、その頭部4に取り付けた表示装置によって、工事中は安全に車両の規制、誘導を行い続けることができる。
【0045】
本発明において、表示装置とは、車両や人に対して注意喚起を促したり、情報を表示したりするものであり、以上説明した点滅発光する工事灯10に何ら限らず、以下に例示するものであってもよい。
【0046】
図6はいわゆるデリネータとして使用される反射板20からなる表示装置を示している。下側突起13及び下側突起14を有する筒状体12の上端に、反射板本体21を装着することにより、工事灯10の場合と同様にして、道路標識柱1の頭部4に、任意の向きとなるように着脱可能に取り付けることができる。
【0047】
また、図7は文字や図形を表示した表示板30からなる表示装置を示している。下側突起13及び下側突起14を有する筒状体12の上端に、表示板本体31を装着することにより、工事灯10の場合と同様にして、道路標識柱1の頭部4に、任意の向きとなるように着脱可能に取り付けることができる。
【0048】
本発明に係る道路標識柱1によれば、これら各種の表示装置を、道路標識柱1の立設場所や規制、誘導の目的に応じて、工事期間中は適宜組み合わせて使用することもできる。
【符号の説明】
【0049】
1:道路標識柱
2:標識柱本体
2a:上端開口
4:頭部
4a:上端面
4b:凹部
4c:立壁部
4d:取付け穴
4e:キー溝
4f:凸部
5:反射シート
6:取付けボルト
7:埋設用脚部
10:工事灯(表示装置)
11:工事灯本体
11a:下端縁
12:筒状体
13:下側突起
14:上側突起
20:反射板(表示装置)
21:反射板本体
30:表示板(表示装置)
31:表示板本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部本体と、前記表示部本体の下端に設けられた円筒状の筒状体と、前記筒状体の外周面の上下に分かれて設けられた上側突起及び下側突起とを有する表示装置を、標識柱本体の頭部に着脱可能とし、該標識柱本体を路面に埋設された埋設用脚部に対して螺合することにより路面に立設して使用される道路標識柱であって、
前記頭部に、前記表示装置の前記筒状体は通過するが、前記上側突起及び前記下側突起は通過し得ない円形の取付け穴と、該取付け穴の周縁の一部に、前記筒状体の前記下側突起が通過し、該筒状体が軸回りに回転することによって抜け止めされるキー溝とが設けられ、
前記取付け穴の周縁上面には、該取付け穴の内径よりも大径で且つ前記上側突起及び下側突起が通過し得る大きさの円形状の立壁部が前記取付け穴と同心状に設けられ、
前記立壁部の内周面には、前記筒状体が軸回りに回転した際に前記上側突起が弾性的に乗り越え可能な多数の凸部が、隣接する凸部間に前記上側突起が係合し得る一定の間隔をおいて突設されていることを特徴とする道路標識柱。
【請求項2】
前記頭部は、前記標識柱本体と別体に形成され、該標識柱本体の上端に固着されていることを特徴とする請求項1記載の道路標識柱。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2013−72207(P2013−72207A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−211500(P2011−211500)
【出願日】平成23年9月27日(2011.9.27)
【出願人】(000004385)NOK株式会社 (1,527)
【Fターム(参考)】