説明

遠隔レクチャーシステム、サーバ装置及びそれらに用いる遠隔レクチャー方法

【課題】 携帯電話機に関する不明な操作方法についてオペレータから直接レクチャーを受けることが可能な遠隔レクチャーシステムを提供する。
【解決手段】 認証サーバ21はユーザAが遠隔レクチャーを利用する際にログインするためのユーザ認証、遠隔から操作を行うオペレータが業務開始時にログインするためのオペレータ認証をそれぞれ行う。遠隔制御サーバ22は、携帯電話機1に対するオペレータの操作方法の指示、携帯電話機1に対する制御状態の管理、遠隔レクチャーに対応するオペレータ管理等のように、携帯電話機1とオペレータ端末3との間の制御を行う。遠隔制御サーバ22は、遠隔制御を行う際に使用する情報を管理する遠隔制御情報管理データベース25と連携している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は遠隔レクチャーシステム、サーバ装置及びそれらに用いる遠隔レクチャー方法に関し、特に携帯電話機の操作方法をレクチャーするための遠隔レクチャー方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話機においては、カメラやテレビ受像機能を内蔵したり、専用のアプリケーションソフトウェアやゲームソフトウェア等の格納及び実行、配信される音楽の格納及び再生、赤外線等による近距離通信機能等、高機能化してきている中で、それらの機能の操作方法(ボタンの長押しや複数ボタンの組み合わせ等)が徐々に複雑化してきている。
【0003】
今後、携帯電話機にさらに新しい機能が提供されることが予想されるが、携帯電話機の操作方法の複雑化によって、携帯電話機のユーザがそれらの機能を十分に使いこなすことができない可能性が考えられる。
【0004】
現在、携帯電話機のユーザがその操作方法を知らない場合、
(1)携帯電話機の説明書で操作方法を調査する
(2)直接、電話機でサポートセンタへ問い合わせる
(3)携帯電話機通信キャリアのショップの窓口で直接質問する
等の方法で分からない操作方法を調べることが可能である(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−300293号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来の携帯電話機では、分からない操作方法を調べる際に、
(1)携帯電話機の説明書が手元になければならない
(2)電話機等でサポートセンタに問い合わせることができたとしても、自動音声ガイダンスによるサポートの場合に操作方法における不明な点を細部まで一度に、かつ即時に伝えることが困難である
(3)問い合わせの対応時間はサポート時間内に限定される
等のような制限が生じるため、携帯電話機のユーザが操作方法に不明確な点があった場合であっても十分なサポートを受けられないことが考えられる。
【0006】
つまり、従来の携帯電話機における不明な操作方法を知る場合には、携帯電話機のユーザが、「携帯電話機の説明書を読んで該当箇所について各自で調査する」、もしくは「携帯電話機通信キャリアのキャリアショップや携帯電話機メーカのサポートセンタに問い合わせる」等の方法で、操作方法を教えてもらっている。しかしながら、一般的に、普段から携帯電話機の説明書を所持していることは少なく、サポートセンタに問い合わせる際もサポートの利用が時間帯によって制限されてしまう。
【0007】
また、サポート対応時間内にサポートセンタに問い合わせることができたとしても、自動音声ガイダンスの場合には該当する機能の操作方法を即時に知ることができないため、サポートとしては不十分な面がある。
【0008】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、携帯電話機に関する不明な操作方法についてオペレータから直接レクチャーを受けることができる遠隔レクチャーシステム、サーバ装置及びそれらに用いる遠隔レクチャー方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明による遠隔レクチャーシステムは、携帯電話通信キャリアによって提供される通信網を介して他の端末との通信を行う携帯電話機の画面に当該携帯電話機内の各種機能の操作を例示する遠隔レクチャーを行う遠隔レクチャーシステムであって、
オペレータの入力に応じて前記携帯電話機の各種機能の遠隔操作を行うための要求を出力するオペレータ端末と、
前記オペレータ端末からの要求に応答して前記携帯電話機の各種機能を制御する遠隔制御サーバと、
前記携帯電話機を操作するユーザの認証と前記オペレータ端末を操作するオペレータの認証とを行う認証サーバとを備え、
前記認証サーバにて認証されたオペレータが操作するオペレータ端末からの要求に応答して前記認証サーバにて認証されたユーザが操作する携帯電話機の各種機能の操作を例示している。
【0010】
本発明によるサーバ装置は、携帯電話通信キャリアによって提供される通信網を介して他の端末との通信を行う携帯電話機の画面に当該携帯電話機内の各種機能の操作を例示する遠隔レクチャーを行うサーバ装置であって、
オペレータの入力に応じて前記携帯電話機の各種機能の遠隔操作を行うための要求を出力するオペレータ端末からの要求に応答して前記携帯電話機の各種機能を制御する遠隔制御手段と、前記携帯電話機を操作するユーザの認証と前記オペレータ端末を操作するオペレータの認証とを行う認証手段とを備え、
前記遠隔制御手段が、前記認証手段にて認証されたオペレータが操作するオペレータ端末からの要求に応答して前記認証手段にて認証されたユーザが操作する携帯電話機の各種機能の操作を例示している。
【0011】
本発明による遠隔レクチャー方法は、携帯電話通信キャリアによって提供される通信網を介して他の端末との通信を行う携帯電話機の画面に当該携帯電話機内の各種機能の操作を例示する遠隔レクチャーを行うサーバ装置に用いる遠隔レクチャー方法であって、
前記サーバ装置が、オペレータの入力に応じて前記携帯電話機の各種機能の遠隔操作を行うための要求を出力するオペレータ端末からの要求に応答して前記携帯電話機の各種機能を制御する遠隔制御処理と、前記携帯電話機を操作するユーザの認証と前記オペレータ端末を操作するオペレータの認証とを行う認証処理とを実行し、
前記遠隔制御処理において、前記認証処理にて認証されたオペレータが操作するオペレータ端末からの要求に応答して前記認証処理にて認証されたユーザが操作する携帯電話機の各種機能の操作を例示している。
【0012】
すなわち、本発明の遠隔レクチャーシステムは、携帯電話通信キャリア内のオペレータが遠隔からユーザの携帯電話機に対して制御・指示を行うことで、携帯電話機の操作方法をユーザにレクチャーするものである。
【0013】
これによって、本発明の遠隔レクチャーシステムでは、ユーザが所有する携帯電話機に対して、ユーザから遠隔にいる携帯電話通信キャリア内のオペレータが遠隔操作を行うことで、携帯電話機の各機能の操作方法をレクチャーすることが可能となる。つまり、本発明の遠隔レクチャーシステムでは、ユーザが所有する携帯電話機に対して、ユーザから遠隔にいる携帯電話通信キャリア内のオペレータからの入力に応じて携帯電話機の画面に当該携帯電話機内の各種機能の操作を例示する遠隔レクチャーを行っているので、携帯電話機の各機能の操作方法をレクチャーすることが可能となる。
【0014】
また、本発明の遠隔レクチャーシステムでは、遠隔から携帯電話機を制御する際に第三者によって携帯電話機が不正に利用される可能性が考えられるため、ユーザ及びオペレータそれぞれに対して認証を行うことで、携帯電話機の第三者による不正利用を防止することが可能となる。尚、オペレータの認証はオペレータ業務の開始時に実行する。
【0015】
したがって、本発明の遠隔レクチャーシステムでは、ユーザが携帯電話機を利用する際に、ある機能の操作方法が分からない場合であっても、従来の制約に縛られることなく、携帯電話機に関する不明な操作方法についてオペレータから直接レクチャーを受けることが可能となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、携帯電話機に関する不明な操作方法についてオペレータから直接レクチャーを受けることができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による遠隔レクチャーシステムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による遠隔レクチャーシステムは、ユーザAが使用する携帯電話機1と、携帯電話通信キャリアB内の遠隔制御システム2及びオペレータ端末3とから構成されている。尚、本実施例では、携帯電話機1を利用する人をユーザ、携帯電話機1に対して遠隔からレクチャーを行う人をオペレータと定義する。
【0018】
携帯電話機1はモバイルネットワーク100(携帯電話通信キャリアBが提供)を介して携帯電話通信キャリアB内の遠隔制御システム2及びオペレータ端末3とに接続可能となっている。
【0019】
遠隔制御システム2は認証サーバ21と、遠隔制御サーバ22と、ユーザ情報管理データベース(DB)23と、オペレータ情報管理データベース24と、遠隔制御情報管理データベース25とから構成され、社内LAN(Local Area Network)ネットワーク200を介してオペレータ端末3に接続されている。
【0020】
オペレータ端末3は携帯電話通信キャリアBの遠隔制御システム2内にいるオペレータが携帯電話機1の操作方法をユーザAに遠隔からレクチャーする際に使用する操作指示用の端末である。
【0021】
認証サーバ21はユーザAが遠隔レクチャーを利用する際にログインするためのユーザ認証、遠隔から操作を行うオペレータが業務開始時にログインするためのオペレータ認証をそれぞれ行う。ここで、遠隔レクチャーとは、携帯電話機1の画面に当該携帯電話機1内の各種機能(上記の背景技術で述べた携帯電話機1内蔵の機能)の操作を例示する処理(具体的には、ボタンの長押しや複数ボタンの組み合わせ等の例示)を示している。
【0022】
ユーザ認証はユーザ情報[ユーザID(IDentifier)、パスワード、電話番号、機種情報、ユーザ名等]を管理するユーザ情報管理データベース23の情報とサービスを利用する際にユーザAが携帯電話機1のボタンで入力した情報(ユーザID、パスワード)を照合することで実現する。
【0023】
ユーザ認証時に入力する情報(ユーザID、パスワード)は各ユーザが本サービスの利用前に登録済みであることを前提とする。携帯電話機1のユーザA以外の第三者による不正登録を防止するため、
(1)携帯電話機1の利用契約時に登録
(2)携帯電話通信キャリアBのサービスショップ訪問時に登録
(3)Web上の登録専用ページにアクセスして登録[この場合、登録前にセキュリティパスワード(携帯電話機1のWeb利用開始時に登録するパスワードのことで、主にコンテンツ購入時等に使用)を入力]
というような登録方法で登録される。また、パスワードは新規で作成したパスワードまたはセキュリティパスワードを利用する。
【0024】
オペレータ認証は、オペレータが業務開始時に遠隔制御システム2にログインする際に入力する情報(オペレータID、パスワード)とオペレータ情報(オペレータID、パスワード、オペレータ名等)を管理するオペレータ情報管理データベース24の情報を照合することで実現する。オペレータ認証で使用するID及びパスワードは携帯電話通信キャリアB内の社内LANネットワーク200を通じて、オペレータ端末3の遠隔制御アプリケーションソフトウェア(以下、遠隔制御アプリケーションとする)上で登録・更新の処理を実行する。
【0025】
遠隔制御サーバ22は、携帯電話機1に対するオペレータの操作方法の指示、携帯電話機1に対する制御状態の管理、遠隔レクチャーに対応するオペレータ管理等のように、携帯電話機1とオペレータ端末3との間の制御を行う。また、遠隔制御サーバ22は、遠隔制御を行う際に使用する情報(ユーザ情報管理データベース23から取得した携帯電話機1の電話番号及び機種情報、オペレータからの回答待機時間等)を管理する遠隔制御情報管理データベース25と連携している。
【0026】
携帯電話機1は、直接オペレータ端末3に接続せず、携帯電話通信キャリアBが提供するモバイルネットワーク100を介して、遠隔制御システム2と相互に接続されている。一方、オペレータ端末3は社内LANネットワーク200を介して、遠隔制御システム2と相互に接続されている。
【0027】
ユーザ情報管理データベース23は遠隔レクチャーを利用することが可能なユーザの情報(ユーザID、パスワード、電話番号、機種情報等)を管理する。オペレータ情報管理データベース24は遠隔レクチャーに対応可能なオペレータの情報(オペレータID、パスワード、遠隔レクチャー対応状況)を管理する。
【0028】
遠隔制御情報管理データベース25では遠隔制御のやり取りを行う上で必要な情報(オペレータからの遠隔レクチャー対応可否通知の待機時間)を管理する。遠隔制御情報管理データベース25では遠隔レクチャーを利用するユーザ・遠隔レクチャーを利用するユーザに対応するオペレータ・電話番号・機種情報を管理しているため、それらの情報のマッピングをとることが可能である。
【0029】
尚、上記の遠隔制御システム2を一つのサーバ装置で実現することも可能であり、その場合にはサーバ装置を、認証サーバ21の処理を行う認証手段と、遠隔制御サーバ22の処理を行う遠隔制御手段と、ユーザ情報管理データベース23と、オペレータ情報管理データベース24と、遠隔制御情報管理データベース25とから構成すればよい。
【0030】
図2は図1の携帯電話機1の構成例を示すブロック図である。図2において、携帯電話機1はCPU(中央処理装置)11と、CPU11が実行する制御プログラム12aを格納するメインメモリ12と、CPU11が制御プログラム12aを実行する際に作業領域として使用されかつCPU11にて実行される遠隔レクチャーアプリケーションソフトウェア(以下、遠隔レクチャーアプリケーションとする)131を格納する記憶部13と、表示部14と、モバイルネットワーク100との無線通信を制御する無線通信制御部15と、操作ボタンやマイク、スピーカ等を含む入出力部16とから構成されている。尚、CPU11、メインメモリ12、記憶部13、表示部14、無線通信制御部15、入出力部16はそれぞれ内部バス110に接続されている。
【0031】
図3は図1の認証サーバ21や遠隔制御サーバ22の構成例を示すブロック図である。図3において、サーバ4はCPU41と、CPU41が実行する制御プログラム42aを格納するメインメモリ42と、CPU41が制御プログラム42aを実行する際に作業領域として使用される記憶部43と、表示部44と、他の機器との通信を制御する通信制御部45と、操作ボタンやマイク、スピーカ等を含む入出力部46とから構成されている。尚、CPU41、メインメモリ42、記憶部43、表示部44、通信制御部45、入出力部46はそれぞれ内部バス410に接続されている。
【0032】
図4は図1のオペレータ端末3の構成例を示すブロック図である。図4において、オペレータ端末3はCPU31と、CPU31が実行する制御プログラム32aを格納するメインメモリ32と、CPU31が制御プログラム32aを実行する際に作業領域として使用されかつCPU31にて実行される遠隔制御アプリケーション331を格納する記憶部33と、表示部34と、社内LANネットワーク200との通信を制御する通信制御部35と、操作ボタンやマイク、スピーカ等を含む入出力部36とから構成されている。尚、CPU31、メインメモリ32、記憶部33、表示部34、通信制御部35、入出力部36はそれぞれ内部バス310に接続されている。
【0033】
図5〜図10は本発明の一実施例による遠隔レクチャーシステムの動作を示すシーケンスチャートである。これら図1〜図10を参照して本発明の一実施例による遠隔レクチャーシステムの動作について説明する。尚、図5〜図10に示す携帯電話機1の処理、認証サーバ21や遠隔制御サーバ22の処理、オペレータ端末3の処理はそれぞれCPU11,41,31が制御プログラム12a,42a,32aを実行することで実現される。
【0034】
オペレータはオペレータ端末3上で遠隔制御アプリケーション331を起動する(図5のa1)。遠隔制御アプリケーション331を起動した後、オペレータ端末3では表示部34上にオペレータ認証画面を表示する(図5のa2)。オペレータはオペレータ端末3上のオペレータ認証画面上でオペレータIDとパスワードとを入力し、遠隔制御サーバ22に対してオペレータ認証結果を要求する(図5のa3)。
【0035】
遠隔制御サーバ22はオペレータ端末3からオペレータ認証結果が要求されると、認証サーバ21に対して、オペレータ認証結果の取得要求を行う(図5のa4)。認証サーバ21は、オペレータが入力した情報を基にオペレータ情報管理データベース24の照合を行う(図5のa5)。認証サーバ21はこの照合によって得たオペレータ認証結果を遠隔制御サーバ22に対して応答する(図5のa6)。
【0036】
遠隔制御サーバ22は認証サーバ21からオペレータ認証結果の応答が返ってくると、オペレータ端末3に対して認証サーバ21から取得したオペレータ認証結果を応答する(図5のa7)。オペレータ端末3はオペレータ認証結果を受取ると、表示部34上の画面に表示する(図5のa8)。
【0037】
上記のオペレータ認証に成功すると、オペレータはユーザAからの問合せに応じて、携帯電話機1の遠隔レクチャーが可能になる。また、上記のオペレータ認証に失敗すると、オペレータ端末3の表示部34上にオペレータ認証画面が表示されるので、オペレータは再度、オペレータID・パスワードを入力する。認証サーバ21及び遠隔制御サーバ22では、オペレータ端末3との間で上記のa2〜a8の処理が、オペレータ認証に成功するまで繰り返し実行される。
【0038】
一方、ユーザ認証は、携帯電話機1のユーザA以外の第三者による携帯電話機1に対する遠隔レクチャーの不正利用を防止するために行われる。その場合には、まず、携帯電話機1から遠隔レクチャー専用URL(Uniform Resource Locator)に接続し、携帯電話機1から遠隔制御サーバ22に対してユーザ認証画面の表示を要求する(図6のb1)。
【0039】
遠隔制御サーバ22は携帯電話機1からユーザ認証画面の表示が要求されると、携帯電話機1に対してユーザ認証画面の表示を応答する(図6のb2)。これによって、携帯電話機1上にはユーザ認証画面が表示される(図6のb3)。ユーザAは携帯電話機1上のログイン画面でユーザIDとパスワードとを入力し、遠隔制御サーバ22に対してユーザ認証結果を要求する(図6のb4)。
【0040】
遠隔制御サーバ22は携帯電話機1からユーザ認証結果が要求されると、認証サーバ21に対してユーザ認証結果の取得要求を行う(図6のb5)。認証サーバ21は遠隔制御サーバ22からユーザ認証結果の取得要求が行われると、ユーザAが入力した情報を基にユーザ情報管理データベース23の照合及び携帯電話機1の情報(電話番号・機種情報)の検索を行い、遠隔制御サーバ22に対してユーザ認証結果と携帯電話機1の電話番号・機種情報とを応答する(図6のb6)。
【0041】
遠隔制御サーバ22は認証サーバ21からユーザ認証結果と携帯電話機1の電話番号・機種情報との応答が返ってくると、それらユーザ認証結果と携帯電話機1の電話番号・機種情報との遠隔制御情報管理データベース25への書込み処理を行う(図6のb7)。遠隔制御サーバ22は書込み処理が終了すると、携帯電話機1に対して、認証サーバ3から取得したユーザ認証結果を応答する(図6のb8)。この場合、遠隔制御サーバ22はユーザ認証結果と合わせて、同時にオペレータ問い合わせ中であることを表示する画面も応答する。携帯電話機1上には、ユーザ認証結果及びオペレータ問い合わせ中であることを表示する画面が表示される(図6のb9)。
【0042】
上記のユーザ認証に成功すると、携帯電話機1上には、ユーザ認証に成功したことに加えてオペレータ問合せ中であることが表示される。上記のユーザ認証に失敗すると、携帯電話機1上には、再度、ユーザ認証画面が表示され、ユーザID・パスワードの入力が行われる。上記のb3〜b9の処理は、ユーザ認証に成功するまで繰り返し行われる。
【0043】
上述したオペレータ認証及びユーザ認証に成功した後、あるいはオペレータ認証及びユーザ認証が行われている間、遠隔制御サーバ22は、遠隔レクチャーに対応可能であるオペレータをリストアップするため、オペレータ情報管理データベース24に対して検索処理を実行する(図7のc1)。
【0044】
遠隔制御サーバ22は、オペレータ情報管理データベース24から遠隔レクチャーに対応可能なオペレータの情報をリストアップする(図7のc2)。遠隔制御サーバ22は、リストアップされた全てのオペレータに対して遠隔レクチャー対応可否を問合せるプッシュ(Push)を通知する(図7のc3)。
【0045】
オペレータ端末3上では遠隔レクチャー対応可否を問合せるプッシュの受信をトリガとして、遠隔レクチャー対応可否の問合せ画面が表示される(図7のc5)。遠隔制御サーバ22は、いずれかのオペレータから遠隔レクチャー対応了承の応答が得られるまで、事前に遠隔制御情報管理データベース25に設定した待機時間中、オペレータからの問合せ結果通知を待機する(図7のc4)。
【0046】
遠隔制御サーバ22は、c12の処理において、設定した待機時間中にオペレータからの問合せ通知(遠隔レクチャー対応可能)が全くない場合、携帯電話機1に対して対応不可であることを通知する。
【0047】
オペレータ端末3は遠隔レクチャー対応可否の問合せ画面で入力が行われると、遠隔制御サーバ22に対して、遠隔レクチャー対応可否の問合せへの対応可否結果の通知及び対応有無結果の通知要求を行う(図7のc6)。遠隔制御サーバ22は、オペレータからの対応可否結果の通知内容を基に遠隔レクチャーに対応するオペレータを決定する(図7のc7)。基本的には、最初に問合せ可能とする通知を行ったオペレータが遠隔レクチャーに対応する。
【0048】
遠隔制御サーバ22は、オペレータ情報管理データベース24にて管理する遠隔レクチャーに対応するオペレータの情報に対して、遠隔レクチャーに対応中であることの書込み処理を実行する(図7のc8)。この後、遠隔制御サーバ22は、各オペレータ端末3に遠隔レクチャーの対応有無に対する問合せ結果を応答する(図7のc9)。遠隔レクチャーに対応するオペレータには携帯電話機1の電話番号・機種情報を反映した遠隔操作画面の表示も同時に応答する。
【0049】
これによって、オペレータ端末3上には遠隔レクチャー対応有無の結果が表示される(図7のc10)。遠隔レクチャーに対応するオペレータ端末3上には、携帯電話機1の電話番号・機種情報を反映した遠隔操作画面が表示される。この後、オペレータ端末3は遠隔制御サーバ22に対して、携帯電話機1上における遠隔レクチャーアプリケーション131の起動を指示するプッシュ転送要求を行う(図8のc11)。遠隔制御サーバ22は、携帯電話機1に対して、携帯電話機1の電話番号を指定して遠隔レクチャーアプリケーション131の起動を指示するプッシュ通知を実行する(図8のc12)。
【0050】
携帯電話機1は遠隔レクチャーアプリケーション131の起動指示のプッシュ通知の受信をトリガとして、遠隔レクチャーアプリケーション131が起動する(図8のc13)。携帯電話機1は遠隔制御サーバ22に対して、遠隔レクチャーアプリケーション131の起動指示のプッシュ通知の受付けを応答する(図8のc14)。
【0051】
遠隔制御サーバ22は携帯電話機1から遠隔レクチャーアプリケーション131の起動指示のプッシュ通知の受付けの応答が送られてくると、オペレータ端末3に対して、遠隔レクチャーアプリケーション131の起動実行を指示するプッシュの転送完了を応答する(図8のc15)。
【0052】
携帯電話機1は遠隔レクチャーアプリケーション131が起動すると、遠隔レクチャーに対応するオペレータを通信相手とする遠隔レクチャー用インスタントメッセージ(IM:Instant Messaging)画面[以下、遠隔レクチャー用IM画面]を起動する(図9のd1)。ユーザAは携帯電話機1上で不明な操作方法に対して、遠隔レクチャー用IM画面上で問い合わせ内容を入力し、オペレータ宛にIMで送信する(図9のd2)。
【0053】
遠隔制御サーバ22は携帯電話機1から問い合わせ内容がIMにて送られてくると、オペレータ端末3に対して、ユーザAのレクチャー要望内容を記述したIMを転送する(図9のd3)。オペレータ端末3は遠隔制御サーバ22から問い合わせ内容がIMにて転送されてくると、携帯電話機1からのレクチャー要望内容が記述されたIMの内容を表示する(図9のd4)。
【0054】
オペレータ端末3はオペレータが入力した携帯電話機1に対するレクチャー内容の実行を指示するプッシュ転送を遠隔制御サーバ22に対して要求する(図9のd5)。遠隔制御サーバ22はオペレータ端末3からプッシュ転送が要求されると、オペレータが入力した携帯電話機1に対するレクチャー内容の実行を指示するプッシュの内容に基づいて、携帯電話機1に対する制御管理状態を更新する(図9のd6)。
【0055】
遠隔制御サーバ22は携帯電話機1に対して、レクチャー内容の実行を指示するプッシュを通知する(図9のd7)。携帯電話機1は遠隔制御サーバ22に対して、レクチャー内容の実行を指示するプッシュの受付け完了を応答する(図9のd8)。遠隔制御サーバ22は携帯電話機1からプッシュの受付け完了の応答が返ってくると、オペレータ端末3に対してレクチャー内容の実行を指示するプッシュの転送完了を応答する(図9のd9)。
【0056】
携帯電話機1では、オペレータがオペレータ端末3から入力したレクチャー内容を表示し(図9のd10)、その表示したレクチャー内容の処理を実行する(図9のd11)。この場合、携帯電話機1では、ユーザAが表示されたレクチャー内容と同一の操作を実行した場合、実行した操作通りに処理を実行する。また、携帯電話機1では、ユーザAが表示されたレクチャー内容と異なる操作を実行した場合、操作を実行せず、実行した操作が誤っていることを画面上に表示する。ユーザAが誤操作であることを確認後、画面上で了承する(例えば、OKボタンを押下する等)と、携帯電話機1の表示部14の画面上には、再び、上記と同一のレクチャー内容が表示される。
【0057】
携帯電話機1は遠隔制御サーバ22に対して、実行操作結果の反映を要求する(図10のd12)。遠隔制御サーバ22は携帯電話機1から受取った実行操作結果の内容を基に携帯電話機1に対する制御管理状態を更新する(図10のd13)。この後、遠隔制御サーバ22は携帯電話機1に対して、処理実行結果の受付けを応答する(図10のd14)。
【0058】
携帯電話機1は処理実行結果の受付け応答を受けて、次の遠隔レクチャー用IM画面を表示する(図10のd15)。遠隔制御サーバ22は携帯電話機1の制御管理状態が更新されたことを受け、オペレータ端末3に対して画面更新実行指示をプッシュで通知する(図10のd16)。
【0059】
オペレータ端末3は画面更新実行指示のプッシュを受信すると(図10のd17)、オペレータ端末3上で更新ボタンの押下等によって更新処理を実行し、遠隔制御サーバ22に対して携帯電話機1の制御管理状態画面の表示を要求する(図10のd18)。遠隔制御サーバ22はオペレータ端末3に対して、携帯電話機1の制御管理状態画面の表示を応答する(図10のd19)。
【0060】
上記のd2〜d15の処理は、携帯電話機1における操作方法の不明な点が解決されるまで繰り返し実行される。遠隔レクチャーを終了する際も、上記のd2〜d15の処理と同様の操作によって遠隔レクチャーを完了することが可能である。また、d18,d19の動作によって、オペレータは随時携帯電話機1に対する制御管理状態を確認することが可能である。
【0061】
このように、本実施例では、今後の携帯電話機の高機能化にともなって、さらに操作方法が複雑になった場合やユーザAが携帯電話機1の操作方法を知らない場合であっても、遠隔にいるユーザAに対して遠隔から携帯電話機1の操作を制御することで、携帯電話機1の操作方法をレクチャーすることが可能となり、携帯電話機1の操作性の利便性が向上するため、その効果は顕著である。
【0062】
また、現状において携帯電話機1の操作方法が不明な場合、「携帯電話機の説明書が手元にある必要がある」、もしくは「サポート時間内に通信キャリアや携帯電話機メーカのサポートセンタに問い合わせる必要がある」といった制限があるが、本実施例では、本システムが24時間稼動している場合、本システムを利用することによって、それらの制限を解決することが可能になるため、その効果は顕著である。
【0063】
本発明では、上記の図6のb1〜b4の処理において、携帯電話機1のWebブラウザ上でユーザ認証情報(ユーザID及びパスワード)の入力を行っている。しかしながら、遠隔レクチャー専用電話番号に発信後に自動音声案内が流れる場合を仮定すると、ユーザ認証情報の入力に関しては、その自動音声案内にしたがったボタン押下によって入力することで実現することも可能である。
【0064】
また、本発明では、上記の図9のd1〜d4において、携帯電話機1からオペレータ端末3に対するレクチャーを要望する内容の通知を遠隔レクチャー用IM画面上で行っているが、遠隔レクチャーアプリケーション131及び遠隔制御アプリケーション331が音声機能対応版IMに対応していれば、携帯電話機1からオペレータ端末3に対して、音声でレクチャーを要望する内容を通知することも可能である。この場合、ユーザAはレクチャー内容自体に不明な点があったとしても、画面上で入力する手間を省略することが可能になる。さらに、本実施例では、オペレータからユーザAに対して遠隔レクチャー内容に関する補足を行うことが容易になるため、ユーザAとオペレータとの間において、よりリアルタイムなやり取りが実現される。
【産業上の利用可能性】
【0065】
本発明の技術は携帯電話機1とパーソナルコンピュータ(オペレータ端末3)との間でのやり取りに適用される。また、本発明の技術は、
(1)携帯電話機の高機能化が進み、オペレータ認証等に関するセキュリティ面の問題がクリアされれば、携帯電話機のユーザ同士で遠隔レクチャーを実行することが可能となる
(2)課題がクリアされれば、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)等の移動体端末との組合せであっても、相互に遠隔レクチャーを実現することが可能となる
という場合にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明の一実施例による遠隔レクチャーシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の携帯電話機の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の認証サーバや遠隔制御サーバの構成例を示すブロック図である。
【図4】図1のオペレータ端末の構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施例による遠隔レクチャーシステムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図6】本発明の一実施例による遠隔レクチャーシステムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図7】本発明の一実施例による遠隔レクチャーシステムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図8】本発明の一実施例による遠隔レクチャーシステムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図9】本発明の一実施例による遠隔レクチャーシステムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図10】本発明の一実施例による遠隔レクチャーシステムの動作を示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
【0067】
1 携帯電話機
2 遠隔制御システム
3 オペレータ端末
4 サーバ
11,31,41 CPU
12,32,42 メインメモリ
12a,32a,42a 制御プログラム
13,33,43 記憶部
14,34,44 表示部
15 無線通信制御部
16,36,46 入出力部
21 認証サーバ
22 遠隔制御サーバ
23 ユーザ情報管理データベース
24 オペレータ情報管理データベース
25 遠隔制御情報管理データベース
35,45 通信制御部
100 モバイルネットワーク
110,310,410 内部バス
131 遠隔レクチャーアプリケーションソフトウェア
200 社内LANネットワーク
331 遠隔制御アプリケーション

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯電話通信キャリアによって提供される通信網を介して他の端末との通信を行う携帯電話機の画面に当該携帯電話機内の各種機能の操作を例示する遠隔レクチャーを行う遠隔レクチャーシステムであって、
オペレータの入力に応じて前記携帯電話機の各種機能の遠隔操作を行うための要求を出力するオペレータ端末と、
前記オペレータ端末からの要求に応答して前記携帯電話機の各種機能を制御する遠隔制御サーバと、
前記携帯電話機を操作するユーザの認証と前記オペレータ端末を操作するオペレータの認証とを行う認証サーバとを有し、
前記認証サーバにて認証されたオペレータが操作するオペレータ端末からの要求に応答して前記認証サーバにて認証されたユーザが操作する携帯電話機の各種機能の操作を例示することを特徴とする遠隔レクチャーシステム。
【請求項2】
前記携帯電話機を前記遠隔制御サーバ及び前記認証サーバを介して前記オペレータ端末に接続することを特徴とする請求項1記載の遠隔レクチャーシステム。
【請求項3】
前記オペレータ端末は、前記遠隔操作を行うための遠隔制御アプリケーションを格納する手段を含み、
前記携帯電話機は、前記遠隔制御サーバからの指示に応答して前記各種機能を動作させるための遠隔レクチャーアプリケーションを格納する手段を含み、
前記遠隔制御アプリケーションからの要求に応じて前記遠隔レクチャーアプリケーションが前記各種機能を動作させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の遠隔レクチャーシステム。
【請求項4】
前記遠隔レクチャーを利用することが可能なユーザの情報を管理するユーザ情報管理データベースと、前記遠隔レクチャーに対応可能なオペレータの情報を管理するオペレータ情報管理データベースと、前記遠隔制御のやり取りを行う上で必要な情報を管理する遠隔制御情報管理データベースとを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の遠隔レクチャーシステム。
【請求項5】
前記認証サーバは、前記ユーザ情報管理データベース及び前記オペレータ情報管理データベースを参照して前記ユーザ認証及び前記オペレータ認証を行い、
前記遠隔制御サーバは、前記オペレータ情報管理データベースを参照して前記携帯電話機から要求される操作方法の遠隔レクチャーに対応するオペレータ端末を決定し、前記遠隔制御情報管理データベースと連携して前記携帯電話機に対する前記オペレータの操作方法の指示、前記携帯電話機に対する制御状態の管理、前記遠隔レクチャーに対応するオペレータの管理を行うことを特徴とする請求項4記載の遠隔レクチャーシステム。
【請求項6】
携帯電話通信キャリアによって提供される通信網を介して他の端末との通信を行う携帯電話機の画面に当該携帯電話機内の各種機能の操作を例示する遠隔レクチャーを行うサーバ装置であって、
オペレータの入力に応じて前記携帯電話機の各種機能の遠隔操作を行うための要求を出力するオペレータ端末からの要求に応答して前記携帯電話機の各種機能を制御する遠隔制御手段と、前記携帯電話機を操作するユーザの認証と前記オペレータ端末を操作するオペレータの認証とを行う認証手段とを有し、
前記遠隔制御手段が、前記認証手段にて認証されたオペレータが操作するオペレータ端末からの要求に応答して前記認証手段にて認証されたユーザが操作する携帯電話機の各種機能の操作を例示することを特徴とするサーバ装置。
【請求項7】
前記携帯電話機を前記遠隔制御手段及び前記認証手段を介して前記オペレータ端末に接続することを特徴とする請求項6記載のサーバ装置。
【請求項8】
前記遠隔制御手段は、前記オペレータ端末内に格納されかつ前記遠隔操作を行うための遠隔制御アプリケーションからの要求に応じて、前記携帯電話機内に格納されかつ前記遠隔制御手段からの指示に応答して前記各種機能を動作させるための遠隔レクチャーアプリケーションを、前記各種機能が動作するように制御することを特徴とする請求項6または請求項7記載のサーバ装置。
【請求項9】
前記遠隔レクチャーを利用することが可能なユーザの情報を管理するユーザ情報管理データベースと、前記遠隔レクチャーに対応可能なオペレータの情報を管理するオペレータ情報管理データベースと、前記遠隔制御のやり取りを行う上で必要な情報を管理する遠隔制御情報管理データベースとを含むことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか記載のサーバ装置。
【請求項10】
前記認証手段は、前記ユーザ情報管理データベース及び前記オペレータ情報管理データベースを参照して前記ユーザ認証及び前記オペレータ認証を行い、
前記遠隔制御手段は、前記オペレータ情報管理データベースを参照して前記携帯電話機から要求される操作方法の遠隔レクチャーに対応するオペレータ端末を決定し、前記遠隔制御情報管理データベースと連携して前記携帯電話機に対する前記オペレータの操作方法の指示、前記携帯電話機に対する制御状態の管理、前記遠隔レクチャーに対応するオペレータの管理を行うことを特徴とする請求項9記載のサーバ装置。
【請求項11】
携帯電話通信キャリアによって提供される通信網を介して他の端末との通信を行う携帯電話機の画面に当該携帯電話機内の各種機能の操作を例示する遠隔レクチャーを行うサーバ装置に用いる遠隔レクチャー方法であって、
前記サーバ装置が、オペレータの入力に応じて前記携帯電話機の各種機能の遠隔操作を行うための要求を出力するオペレータ端末からの要求に応答して前記携帯電話機の各種機能を制御する遠隔制御処理と、前記携帯電話機を操作するユーザの認証と前記オペレータ端末を操作するオペレータの認証とを行う認証処理とを実行し、
前記遠隔制御処理において、前記認証処理にて認証されたオペレータが操作するオペレータ端末からの要求に応答して前記認証処理にて認証されたユーザが操作する携帯電話機の各種機能の操作を例示することを特徴とする遠隔レクチャー方法。
【請求項12】
前記携帯電話機を前記サーバ装置を介して前記オペレータ端末に接続することを特徴とする請求項11記載の遠隔レクチャー方法。
【請求項13】
前記遠隔制御処理において、前記オペレータ端末内に格納されかつ前記遠隔操作を行うための遠隔制御アプリケーションからの要求に応じて、前記携帯電話機内に格納されかつ前記遠隔制御処理からの指示に応答して前記各種機能を動作させるための遠隔レクチャーアプリケーションを、前記各種機能が動作するように制御することを特徴とする請求項11または請求項12記載の遠隔レクチャー方法。
【請求項14】
前記遠隔レクチャーを利用することが可能なユーザの情報を管理するユーザ情報管理データベースと、前記遠隔レクチャーに対応可能なオペレータの情報を管理するオペレータ情報管理データベースと、前記遠隔制御のやり取りを行う上で必要な情報を管理する遠隔制御情報管理データベースとを前記サーバ装置に設けたことを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか記載の遠隔レクチャー方法。
【請求項15】
前記認証処理において、前記ユーザ情報管理データベース及び前記オペレータ情報管理データベースを参照して前記ユーザ認証及び前記オペレータ認証を行い、
前記遠隔制御処理において、前記オペレータ情報管理データベースを参照して前記携帯電話機から要求される操作方法の遠隔レクチャーに対応するオペレータ端末を決定し、前記遠隔制御情報管理データベースと連携して前記携帯電話機に対する前記オペレータの操作方法の指示、前記携帯電話機に対する制御状態の管理、前記遠隔レクチャーに対応するオペレータの管理を行うことを特徴とする請求項14記載の遠隔レクチャー方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−336112(P2007−336112A)
【公開日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−164142(P2006−164142)
【出願日】平成18年6月14日(2006.6.14)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】