説明

電子機器、その制御方法、及びプログラム

【課題】装着される電池ユニットの種別を判定し、電池ユニットの種別に応じた動作を行なうようにする。
【解決手段】カメラ本体100のシステム制御回路1が、電池ユニット3に接続されたコネクタ4内の通信端子を介して電池ユニット3との間で通信を行い、電池ユニット3からの応答があったか否かの判定を行う。電池ユニット3からの応答があった場合には、応答内容が正しいか否かを判定し、また、電池ユニット3からの応答がない場合には、電池ユニット3の電圧を検出して、電池ユニット3の状態を判定する。これらの判定による各判定結果に基づいて、装着される電池ユニットの種別を判定し、それぞれの電池ユニットに適切な動作を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数種類の電池ユニットが装着可能な電子機器、その制御方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
昨今のカメラは一般的に、電池の電力によって動作するが、最近の電池は、カメラ本体と通信を行い、電池容量、電池電圧、放電電流量、電池の劣化度合いなどの電池情報をカメラへ送信することが可能となっている。
【0003】
すなわち、電池の中に通信機能を持ったマイコンIC等を搭載し、電源端子に付加された通信端子がカメラ内部のマイコンICと接続されることで電池情報の受け渡しを行なっている。カメラは、通信により得られた電池情報をカメラ上に表示する。
【0004】
こうした電池は消耗品であるので、撮影チャンスを逃さないためにユーザは予備電池を購入するが、予備電池の中には、通信内容が規定仕様を満たさない規定外電池も存在する。
【0005】
このような規定外電池を装着してカメラ本体の動作を行なうと、正確な電池情報を得られないだけでなく、電源の正常な供給が期待できず、カメラが故障する可能性がある。
【0006】
そこで従来のカメラでは、電池装着時の通信初期に特殊なIDコードの照合を行なうことで、正規品電池であるか規定外電池であるかの判定を行うものがある。そして、規定外電池であると判定すると、この電池の使用を禁止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−285567号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記従来のカメラでは、規定外電池が挿入された場合に、カメラがこの規定外電池の使用を一律に禁止する。しかしながら、この規定外電池でも、電源として使用してもカメラ本体に支障ないものもあり得、この規定外電池の使用を一律に禁止することは好ましくない。
【0008】
また、この規定外電池には、電池性能として正規品電池と同一性能形態をもつが通信機能を持たない電池が含まれる。こうした通信マイコンICを搭載せずに電源のみを正常に供給する電池でも、カメラ本体が動作することが望ましい。
【0009】
また、正規品電池であっても故障などにより通信不能となることがあり得るので、その場合は、カメラ上にて警告を表示した上で、撮影動作の禁止とすることが望ましい。
【0010】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、電池能力を判定し、それぞれの電池能力に応じた動作を行なうようにした電子機器、その制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明は、複数種類の電池ユニットが装着可能な電子機器であって、装着された電池ユニットとの間で通信を行うための通信端子と、前記通信端子を介して前記電池ユニットとの間で通信を行う通信手段と、前記電池ユニットからの応答があるか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段によって、前記電池ユニットからの応答があると判定された場合に、前記電池ユニットからの応答が正しいか否かを判定する第2の判定手段と、前記電池ユニットが接続された前記通信端子の電圧を検出する電圧検出手段と、前記第1の判定手段によって、前記電池ユニットからの応答がないと判定される場合に、前記電圧検出手段にて検出された前記通信端子の電圧が規定の電圧に達しているか否かを判定する第3の判定手段と、前記第2の判定手段の判定結果または前記第3の判定手段の判定結果に基づいて、前記電子機器の動作を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、正規品電池、規定外電池、通信不可電池および故障電池を判定することが可能となり、それぞれの電池に適した電子機器の動作が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施の形態に係る電子機器の構成を示すブロック図である。この撮電子機器は、一眼レフレックス方式のデジタルカメラである。
【0015】
カメラ本体100には、絞り機能を備える交換可能な撮影レンズ9が装着可能となっている。また、カメラ本体100には、電池ユニット3および外部メモリ30が装着可能となっている。電池ユニット3は、図1に示す例では、内部にマイクロコンピュータを搭載し、カメラ本体100との間で通信可能である。通信内容は、電池容量、電池電圧、放電電流量、電池温度、電池劣化情報等があり、こうした電池情報がカメラ本体100に送信され、カメラ本体100内のメモリに記録される。なお、カメラ本体100には、通信可能な電池ユニット3以外の電池ユニットも装着可能である。こうした電池ユニットの装着に関しては、図8および図11を参照して後述する。
【0016】
図中1は、カメラ本体100全体を制御するシステム制御回路(制御手段)であり、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、時計機能を内部に有するマイクロコンピュータで構成される。このシステム制御回路1が、電池ユニット3との間の通信制御を行ない、電池ユニット3の能力や種類に応じて、各動作モードの処理および制御を行う。
【0017】
2は電源制御部であり、DC−DCコンバータにより構成されており、システム制御回路1の指示に基づいて、必要な電圧を必要な各部へ供給する。
【0018】
電池ユニット3の電源端子はこの電源制御部2に接続され、カメラ本体100の電源に問題が発生すると、電源制御部2がカメラ本体100への電源供給を直ちにオフする。
【0019】
4はカメラ本体100側のコネクタであり、5は、このコネクタ4に接続される電池ユニット3側のコネクタである。両コネクタには、電源ライン用および通信ライン用の端子が設けられている。通信ラインは、カメラ本体100のシステム制御回路1に直接繋がり、これによって、電池装着の判断が行われる。電源ラインは、前述のように電源制御部2に繋がる。
【0020】
電池ユニット3およびコネクタ4,5の構成については、後に詳述する。
【0021】
6は、撮影レンズ9のフォーカシングを制御する測距制御部であり、測距センサを含んで構成され、複数の測距点に基づいて、焦点調節を行う。また、システム制御回路1にて演算された絞り値(Av値)に合わせて、撮影レンズ9内の絞りを開閉する。測距制御部6は、撮影レンズ9に対する焦点調節や絞り開閉を、レンズ接続端子7,8を介して行う。レンズ接続端子7はカメラ本体100側、レンズ接続端子8は撮影レンズ9側の端子である。
【0022】
10は、シャッタ11の動作を制御する露光制御部であり、測光センサを含んで構成される。露光制御部10は、システム制御回路1にて演算されたシャッタ秒時(Tv値)に基づいて、シャッタ11の先幕12および後幕13を開閉する。
【0023】
20は、光学像を電気信号に変換する撮像素子であり、例えばCCD(Charge Coupled Device)で構成される。21は、撮像素子20からのアナログ出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0024】
22はタイミング発生部であり、撮像素子20やA/D変換器21やD/A変換器24に、クロック信号や制御信号を供給する。タイミング発生部22は、メモリ制御部23及びシステム制御回路1により制御される。
【0025】
25は画像処理部であり、A/D変換器21からのデータまたはメモリ制御部23からのデータに対して、所定の画素補間処理や色変換処理を行なう。
【0026】
26は画像表示メモリであり、27は、TFT型カラーLCD(Liquid Crystal Display)等から成る情報表示部である。画像表示メモリ26に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器24を介して情報表示部27に送られ、情報表示部27で表示される。情報表示部27は、カメラ背面に配置され、撮影後の画像確認に利用されたり、システム制御回路1から送られた情報の表示(例えば、電池の能力や種類に応じた告知表示)に利用されたりする。
【0027】
28は画像データメモリであり、撮影した静止画像や付帯する撮影情報のコード化されたものを格納するためのメモリである。画像データメモリ28は、所定枚数の静止画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。
【0028】
29は、画像データを圧縮伸長しファイル化する画像ファイル生成部である。画像ファイル生成部29では、画像データメモリ28に格納された画像データを読み出して圧縮処理または伸長処理を行ない、処理を終えたデータを、メモリ接続端子31,32を介して外部メモリ30に書き込む。メモリ接続端子31はカメラ本体100側、メモリ接続端子32は外部メモリ30側の端子である。
【0029】
外部メモリ30は、PCMCIAカードやフラッシュメモリカード等の規格に準拠した、例えばカード型の取り外し可能なメモリであり、撮影した画像データの保存先となる。
【0030】
41は、操作スイッチ47近辺の視認し易い位置に設置された撮影情報表示部であり、システム制御回路1でのプログラムの実行に応じたカメラ本体100の動作状態を、文字やアイコンなどで表示する。撮影情報表示部41には、電池の能力や種類に応じた電池マークが表示される。
【0031】
42は、電源供給が断たれても記憶を継続するEEPROMなどの不揮発性メモリであり、撮影条件などの設定情報を記録する。不揮発性メモリ42には、後述の禁止電圧の設定データが記録される。
【0032】
43は、本撮像装置で実行されるべき撮影モードを選択するためのモードダイアルである。
【0033】
44は、撮影開始を発動させるシャッタスイッチSW1であり、シャッタボタン(図示せず)の操作途中(半押し)でONとなり、撮影動作開始を指示する。45は、シャッタボタンの操作完了(全押し)でONとなるシャッタスイッチSW2である。シャッタスイッチSW(2)45のONによって、撮像素子20から画像データを読み出して画像処理部25を経て外部メモリ30に書込む一連の撮影処理の動作開始を指示する。
【0034】
46は、撮影条件などを設定するための回転型ダイアルスイッチであり、ダイアルスイッチ46を回転させることにより、例えばTv値やAv値を大きい値または小さい値に変化させることができる。ダイアルスイッチ46の回転で変化した値は、撮影情報表示部41に表示され、ユーザはこれを見ながら設定を行える。
【0035】
47は、カメラ本体100の外装に設置された各種の操作スイッチであり、さまざまな撮影条件を決定するスイッチや、撮影された画像の編集・閲覧を指示するためのスイッチなどで構成される。
【0036】
次に、通信機能を有する電池ユニット3とカメラ本体100との接続構成について、図2を参照して説明する。
【0037】
図2は、通信機能を有する電池ユニット3およびコネクタ4,5の詳しい構成を示すブロック図である。
【0038】
電池ユニット3は、通信機能を持った正規品電池ユニットであり、電池セル202と、過放電などの監視を行なう保護回路203と、電池制御回路204とを含む。
【0039】
電池制御回路204は、ワンチップマイクロコンピュータ(マイコンIC)で構成され、電池制御回路204の中には通信機能部204aと、電池残容量を監視する残容量検出部204bとが存在する。電池制御回路204は、各種の電池情報を取得して記録し、それを通信データ化してカメラ本体100のシステム制御回路1へ通信する。
【0040】
電池ユニット3の外装に設けられたコネクタ5は、電池セル202の正極に接続される端子207、電池セル202の負極に接続される端子210を有する。またコネクタ5は、電池ユニット3側の通信送信端子208および通信受信端子209を有し、それぞれ電池制御回路204の通信ポートと接続される。通信受信端子209と端子210との間には、端子210に対する通信受信端子209の端子電圧を検出するための抵抗205が接続される。
【0041】
カメラ本体100側のコネクタ4は、電池正極端子207に接続される端子212と、電池負極端子210に接続される端子215とを有し、これらの端子は、カメラ本体100内の電源制御部2に接続される。またコネクタ4は、カメラ本体100側の通信受信端子213および通信送信端子214を有し、それらは電池ユニット3側の通信送信端子208および通信受信端子209にそれぞれ接続される。
【0042】
通信受信端子213および通信送信端子214は、カメラ本体100のシステム制御回路1の通信ポートに接続される。通信受信端子213には、抵抗216を介してカメラ電源Vcが接続される。
【0043】
次に、電池ユニット3とカメラ本体100との間で行われる通信について、図2〜図5を参照して説明する。
【0044】
図3は、カメラ本体100のシステム制御回路1から送信されるカメラ送信信号の波形(A)と、該カメラ送信信号を受信した電池ユニット3の電池制御回路204からステム制御回路1へ送信される応答信号の波形(B)とを示す図である。図4および図5は、図1に示すシステム制御回路1で行われる電池装着処理の手順を示すフローチャートである。なお、図4および図5に示すフローチャートには、図8および図11を参照して後述する構成の電池ユニットがカメラ本体100に接続された場合の処理も含む。
【0045】
電池ユニット3がカメラ本体100に装着されると、カメラ本体100では、電源端子212,215から電源が供給されてシステム制御回路1が起動され、システム制御回路1は電池ユニット3との通信を開始する。すなわち、図4および図5に示す電池装着処理が実行される。
【0046】
システム制御回路1は、通信送信端子214に接続された通信ポートにカメラ送信信号を発生させ、電池ユニット3との通信を試みる。このときのカメラ送信信号には、予め定められた特定のIDコードや暗号化コードが含まれる(S301)。
【0047】
電池ユニット3側の通信受信端子209は、カメラ本体100からのカメラ送信信号が送信される前は低電圧となっており、カメラ送信信号が送信されて抵抗205に高電圧が発生する(図3(A)参照)。この高電圧の発生を検出した電池制御回路204は、カメラ本体100から送信されたカメラ送信信号に含まれるコードの照合を行なう。
【0048】
すなわち、電池制御回路204は、規定のコードを保持しており、カメラ送信信号に含まれるコードを該規定のコードと照合する。そして、同一のコードであれば、予め定められた特定のIDコードや暗号化コードを含んだ応答信号を、通信送信端子208を介してカメラ本体100側へ送信する(図3(B)参照)。
【0049】
ステップS302(第1の判定手段)では、カメラ本体100のシステム制御回路1が、電池制御回路204から応答信号が送信されるかどうかを判定する。カメラ本体100のシステム制御回路1は、電池制御回路204から応答信号が送信されると(S302でYES)、ステップS303(第2の判断手段)にて、応答信号に含まれる通信内容が正しい内容であるか否かを判別する。その結果、正しい通信内容であればステップS304へ進み、正しい通信内容でなければステップS309へ進む。
【0050】
ステップS304では、システム制御回路1が、カメラ本体100に装着された電池ユニット3が正規品電池と判定し、その後、電池ユニット3に対して電池情報の送信を要求する(S305)。この結果、システム制御回路1は、電池ユニット3から規定の通信コードにて電池情報を取得し(S306)、これをシステム制御回路1のメモリ部(図示せず)に記録する(S307)。
【0051】
その後は、電池情報を表示する通常動作モードへ移行する(S308)。
【0052】
図6は、通常動作モードにおいて表示される電池情報の一例を示す図である。
【0053】
図6(A)は、カメラ本体100の外装に設置された撮影情報表示部41に表示される電池情報の一例であり、取得された電池情報から電池残量の情報のみを抽出して表示している。電池残量に応じて電池マークが変化する。
【0054】
図6(B)は、カメラ本体100の背面に設置された情報表示部27に表示される電池情報(バッテリ情報)の一例である。取得された電池情報から、電池残容量、電池電圧、電池温度、電池劣化度の情報を抽出して数値で表示している。
【0055】
以上説明したように、電池ユニット3から送信された応答信号に含まれる通信内容が正しい内容であるならば、カメラ本体100は正規品電池装着と判定して通常動作モードに移行し、電池情報の表示が行われる。
【0056】
一方、ステップS309では、システム制御回路1が、カメラ本体100に装着された電池ユニット3が規定外電池と判定し、その後、通信不能告知表示を行なう(S310)。
【0057】
図7は、通信不能告知表示の一例を示す図である。
【0058】
図7(A)は、カメラ本体100の外装に設置された撮影情報表示部41に表示される通信不能告知表示の一例であり、バッテリマーク枠のみを表示して通信不能を表す。
【0059】
図7(B)は、カメラ本体100の背面に設置された情報表示部27に表示される通信不能告知表示の一例である。バッテリマーク枠のみを表示して通信不能を表すとともに、電池ユニット3との通信不成立で電池情報が得られないことから、「バッテリと通信できません」とユーザに告知表示を行なう。
【0060】
また、図7(C)は、情報表示部27に表示される通信不能告知表示の他の例である。すなわち、「バッテリと通信できません」とユーザに告知表示を行なうとともに、「このバッテリを使用しますか?」とユーザに問い合わせ、ユーザから、「はい」または「いいえ」の入力をさせるようにする(図4のステップS311)。
【0061】
ユーザが「はい」を選択すると(S311でYES)規定外電池動作モードへ移行する(S312)。この規定外電池動作モードについては、図13および図14を参照して後に詳述する。
【0062】
ユーザが「いいえ」を選択すると(S311でNO)、電池ユニット3に問題がある可能性があるため、注意文の告知や、メーカサービス情報の告知を行ない(S313)、撮影動作を行なわない撮影動作停止モードへ移行する(S314)。メーカサービス情報とは、例えば「最寄のサービスステーションをご利用ください」という告知表示である。
【0063】
撮影動作停止モードへ移行すると、カメラ本体100の動作を全く停止させるのではなく、ステップS310と同じ通信不能告知表示を行う。
【0064】
次に、図5のステップS315〜S317を説明するに先立って、通信機能を持たない簡易型電池ユニット601とカメラ本体100との接続構成について説明する。すなわち、図1に示す電池ユニット3は、内部にマイクロコンピュータを搭載し、カメラ本体100との間で通信可能である電池ユニットであるが、カメラ本体100には、通信機能を持たない簡易型電池ユニットも接続可能である。
【0065】
図8は、通信機能を持たない電池ユニット601並びにコネクタ604およびコネクタ4の詳しい構成を示すブロック図である。なお、図8において、図2に示す構成と同一部分に対しては同一の参照符号を付してその説明を省略する。
【0066】
図中の601は簡易型電池ユニットであり、電池セル602と、過放電などの監視を行なう保護回路603と、通信端子設定用抵抗609〜612とから構成される。簡易型電池ユニット601は、図2に示す通信可能な電池ユニット3における電池制御回路204を含まない簡易な構成となっている。
【0067】
604は、電池ユニット601の外装に設けられたコネクタであり、コネクタ604は、電池セル602の正極に接続される端子605と、負極に接続される端子608とを有する。またコネクタ604は、電池ユニット601側の通信ポート設定端子606,607を有し、これらは通信端子設定用抵抗609〜612に接続される。通信ポート設定端子606,607には、通信端子設定用抵抗609〜612によって、電池セル602の出力電圧を分圧した電圧が発生する。
【0068】
次に、図8に示す電池ユニット601とカメラ本体100との間で行われる通信について、図4および図5に示すフローチャート並びに図8および図9を参照して説明する。
【0069】
図9は、カメラ本体100のシステム制御回路1から送信されるカメラ送信信号の波形(A)と、電池ユニット601側のコネクタ604の通信ポート設定端子606,607に発生する端子電圧(B)とを示す図である。
【0070】
電池ユニット601がカメラ本体100に装着されると、カメラ本体100では、電源端子212,215から電源が供給されてシステム制御回路1が起動され、システム制御回路1は電池ユニット601との通信を開始する。すなわち、図4および図5に示す電池装着処理が実行される。
【0071】
システム制御回路1は、通信送信端子214に接続された通信ポートにカメラ送信信号を発生させ(図9(A)参照)、電池ユニット601との通信を試みる(S301)。
【0072】
一方、電池ユニット601側の通信ポート設定端子606,607は、通信端子設定用抵抗609〜612によって分圧されて得られた各規定電圧に設定されていて、カメラ本体100に対して応答信号を送信しない(図9(B)参照)。そのため、カメラ本体100のシステム制御回路1は、電池ユニット601から応答がないと判別し(S302でNO)、図5のステップ315へ進む。
【0073】
ステップ315(第3の判断手段)では、システム制御回路1(電圧検出手段)が、カメラ本体100側の通信受信端子213の電圧を検出するとともに、検出した電圧が規定電圧に達しているか否かの判定を行なう。その結果、通信受信端子213の電圧が規定電圧に達しているので、ステップS316へ進む。
【0074】
ステップS316では、カメラ本体100に装着された電池ユニットは通信不可電池と判定し、非通信電池動作モードへ移行する(S317)。
【0075】
図10は、非通信電池動作モードにおいて表示される電池残量情報の一例を示す図である。
【0076】
図10(A)は、カメラ本体100の外装に設置された撮影情報表示部41に表示される電池残量情報の一例であり、電池残量に応じて電池マークが変化する。なお、システム制御回路1は電池ユニット601との通信ができないため、電池情報が得られない。そこで、システム制御回路1は、カメラ本体100内で電池電圧の検出を行い、この検出された電池電圧を表示に使用する。
【0077】
図10(B)は、カメラ本体100の背面に設置された情報表示部27に表示される電池残量情報の一例である。上記と同様に、システム制御回路1は電池ユニット601との通信ができないため電池情報が得られず、検出された電池電圧を表示するのみで、電池情報に関わる数値表示は行なわない。
【0078】
以上のように、ステップS315における通信端子電圧判定により、通信受信端子213の電圧が規定電圧に達していると判定された電池ユニットは通信不可電池であると判定され、非通信電池動作モードに移行して、電池情報を除いた電池残量表示が行われる。
【0079】
次に、図5のステップS318、S319(S315,S313,S314)を説明するに先立って、故障した電池ユニット801とカメラ本体100との接続構成について説明する。
【0080】
図11は、故障している電池ユニット801並びにコネクタ804およびコネクタ4の構成を示すブロック図である。なお、図11において、図2に示す構成と同一部分に対しては同一の参照符号を付してその説明を省略する。
【0081】
図中の801は、故障している電池ユニットであり、電池セル802と、過放電などの監視を行なう保護回路803とが正常に動作する。804は、電池ユニット801の外装に設けられたコネクタであり、コネクタ804は、電池セル802の正極に接続される端子805と、負極に接続される端子808とを有する。またコネクタ804は、電池ユニット801側の通信ポート設定端子806,807を有しているが、これらの通信ポート設定端子806,807と電池ユニット801内部との間に断線があったり、この電池ユニット801内部に故障があったりしたとする。または、通信ポート設定端子806,807とカメラ本体100側の端子213,214との接続に故障があったとする。
【0082】
こうした故障があったときに、図11に示す電池ユニット801とカメラ本体100との間で行われる通信について、図4および図5に示すフローチャート並びに図11および図12を参照して説明する。
【0083】
図12は、カメラ本体100のシステム制御回路1から送信されるカメラ送信信号の波形(A)と、電池ユニット801側のコネクタ804の通信ポート設定端子806,807に発生する端子電圧(B)とを示す図である。
【0084】
電池ユニット801がカメラ本体100に装着されると、カメラ本体100では、電源端子212,215から電源が供給されてシステム制御回路1が起動され、システム制御回路1は電池ユニット801との通信を開始する。すなわち、図4および図5に示す電池装着処理が実行される。
【0085】
システム制御回路1は、通信送信端子214に接続された通信ポートにカメラ送信信号を発生させ(図12(A)参照)、電池ユニット801との通信を試みる(S301)。
【0086】
一方、電池ユニット801側には上記のような故障があるため、カメラ本体100に対して応答信号を送信しない(図12(B)参照)。そのため、カメラ本体100のシステム制御回路1は、電池ユニット801から応答がないと判別し(S302でNO)、ステップ315へ進む。
【0087】
ステップ315では、システム制御回路1が、カメラ本体100側の通信受信端子213の電圧が規定電圧に達しているか否かの判定を行なう。その結果、通信受信端子213の電圧が規定電圧に達していないので、ステップS318へ進む。
【0088】
ステップS318では、カメラ本体100に装着された電池ユニットは、故障した電池ユニットであると判定する。そして、図7(B)に示す告知表示と同じように、「バッテリと通信できません」とユーザに告知表示を行なう(S319)。なお、この告知表示では、「電池が異常です」「電池を入れ替えてください」などの、ユーザに電池ユニットの再装着を促す告知であってもよい。
【0089】
その後、注意文の告知や、メーカサービス情報の告知を行ない(S313)、撮影動作を行なわない撮影動作停止モードへ移行する(S314)。
【0090】
撮影動作停止モードへ移行すると、カメラ本体100の動作を全く停止させるのではなく、ステップS319と同じ通信不能告知表示を行う。
【0091】
以上のように、図4および図5に示す電池装着処理では、電池ユニットからの応答信号に含まれる通信内容をチェックしたり(ステップS303)、カメラ本体100側の通信受信端子213の電圧をチェックしたりする(ステップS303)。そして、こうしたチェックの結果に基づいて、電池の能力や種類に応じた各種カメラ動作モードへ振り分ける。
【0092】
次に、図13および図14を参照して、図4のステップS312において移行される規定外電池動作モードについて説明する。
【0093】
図13は、正規品電池ユニットの放電経過を示すグラフであり、図14は、規格外電池ユニットの放電経過を示すグラフである。図13および図14では、縦軸に電池電圧V、横軸に経過時間をそれぞれ表しており、実線の曲線901,903は、無負荷放電時の電池電圧を、破線の曲線902,904は、パルス放電時の電池電圧を表す。なお、曲線901,903では、電池放電条件を同一とし、また曲線902,904では、同じ電流量のパルス放電が行われるものとする。
【0094】
図13に示すように、正規品電池ユニットが放電すると無負荷時の電池電圧Vは曲線901のように変化する。そして、パルス放電に対しては、電池電圧Vが瞬間的に降下し、曲線902のように変化する。
【0095】
満充電された正規品電池ユニットの電池電圧901は、最大電圧となり、放電に応じて徐々に下降する。カメラ本体100の不揮発性メモリ42には、その電圧値以下ではカメラ本体100の正常動作が保障されない禁止電圧905(動作禁止電圧)の値を予め記憶しておく。そして、規定外電池動作モードでは、正規品電池ユニットのパルス放電時の電池電圧902が禁止電圧値905に至ると(タイミングt)、カメラ本体100は、正常動作できない旨の告知表示を行い、動作を停止する。
【0096】
正規品電池ユニットがさらに放電すると、パルス放電時の電池電圧902が急激に電圧降下を起こし、終止電圧906に到達すると、保護回路203が作動して正規品電池ユニットの放電を停止する。
【0097】
一方、規定外電池ユニットでは、通信内容や電池残量データなどの信頼性が低い可能性があるとともに、規定外電池ユニットから出力される電池電圧に問題を持っているものもある。例えば、図14に示すように、規定外電池ユニットが放電すると無負荷放電時の電池電圧Vは曲線903のように変化する。そして、パルス放電時の電池電圧Vは曲線904のように変化する。すなわち、曲線904は、図13に示す正規品電池ユニットのパルス放電時の電池電圧902に比べ、低い電池電圧Vを呈する。
【0098】
こうした規定外電池ユニットをカメラ本体100で使用すると、撮影時の温度環境や連続撮影などの使用条件によっては、電池放電が突然のように停止し、カメラ本体100側のトラブルとなる場合もある。また、規定外電池ユニット側では、パルス放電時の電池電圧904が終止電圧906以下となって過放電状態となり、充電回復しない場合もあり得る。
【0099】
そこで、カメラ本体100の不揮発性メモリ42に、前述の禁止電圧905よりも所定量だけ高めに設定した規定外電池禁止電圧907(動作禁止電圧)の値を予め記憶する。この所定量は、規定外電池ユニットが異常電池電圧を出力しても、カメラ本体100が安全に動作できる電圧範囲を考慮して決定される。そして、図14に示すように、規定外電池動作モードでは、規定外電池ユニットのパルス放電時の電池電圧904が規定外電池禁止電圧値907に至ると(タイミングt)、カメラ本体100は、正常動作できない旨の告知表示を行い、動作を停止する。
【0100】
以上のように、規定外電池動作モードでは、カメラ本体100を動作停止させるための判定基準となる禁止電圧を、正規品電池ユニットでの禁止電圧905よりも所定量だけ高めに設定した規定外電池禁止電圧907に設定する。そして、規定外電池が装着されたカメラ本体100では、この規定外電池禁止電圧907に基づいて動作停止を行う。これによって、規定外電池が装着された場合でも、カメラ本体100が安全に動作できる。
【0101】
以上説明したように、本実施の形態では、通信機能を持った電池ユニットが装着されるカメラ本体において、各種の電池ユニットの能力や種類に応じてカメラ本体を安全に動作させることを実現している。この各種の電池ユニットとしては、通信機能を持つ電池ユニット、通信機能を持つが通信機能が異常な電池ユニット、通信機能を持つが通信機能が故障している電池ユニット、通信機能を持たない電池ユニットなどがある。
【0102】
すなわち、装着される電池ユニットの通信能力に応じて、撮像装置の動作を決定することが可能となる。これにより、撮像装置を安全に動作させることが可能となるとともに、電池ユニットの通信能力に応じた適正な表示が可能となる。
【0103】
また、規定外電池ユニットの装着に対してユーザが使用/不使用を選択できるようにする。
【0104】
また、装着された電池能力に応じて、撮像装置の動作禁止をさせる最低電源電圧値を変更する。これにより、撮像装置を安全な電池電圧範囲で動作させることができる。
【0105】
〔他の実施の形態〕
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。すなわち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給する。そして、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
【0106】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0107】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。すなわち例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードを、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0108】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0109】
更に、前述した実施の形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。すなわち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
【図面の簡単な説明】
【0110】
【図1】本発明の一実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図2】通信機能を有する電池ユニットおよびコネクタの詳しい構成を示すブロック図である。
【図3】カメラ本体のシステム制御回路1から送信されるカメラ送信信号の波形(A)と、該カメラ送信信号を受信した電池ユニットの電池制御回路からステム制御回路へ送信される応答信号の波形(B)とを示す図である。
【図4】図1に示すシステム制御回路で行われる電池装着処理の手順を示すフローチャート(1/2)である。
【図5】図1に示すシステム制御回路で行われる電池装着処理の手順を示すフローチャート(2/2)である。
【図6】通常動作モードにおいて表示される電池情報の一例を示す図である。
【図7】通信不能告知表示の一例を示す図である。
【図8】通信機能を持たない電池ユニット並びにコネクタの詳しい構成を示すブロック図である。
【図9】カメラ本体のシステム制御回路から送信されるカメラ送信信号の波形(A)と、電池ユニット側のコネクタの通信ポート設定端子に発生する端子電圧(B)とを示す図である。
【図10】非通信電池動作モードにおいて表示される電池残量情報の一例を示す図である。
【図11】故障している電池ユニット並びにコネクタの構成を示すブロック図である。
【図12】カメラ本体のシステム制御回路から送信されるカメラ送信信号の波形(A)と、電池ユニット側のコネクタの通信ポート設定端子に発生する端子電圧(B)とを示す図である。
【図13】正規品電池ユニットの放電経過を示すグラフである。
【図14】規格外電池ユニットの放電経過を示すグラフである。
【符号の説明】
【0111】
1:システム制御回路
3:通信機能をもつ電池ユニット
4:コネクタ
5:コネクタ
27:情報表示部
41:撮影情報表示部
100:カメラ本体
213:通信受信端子
214:通信送信端子
601:通信機能を持たない簡易型電池ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種類の電池ユニットが装着可能な電子機器であって、
装着された電池ユニットとの間で通信を行うための通信端子と、
前記通信端子を介して前記電池ユニットとの間で通信を行う通信手段と、
前記電池ユニットからの応答があるか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段によって、前記電池ユニットからの応答があると判定された場合に、前記電池ユニットからの応答が正しいか否かを判定する第2の判定手段と、
前記電池ユニットが接続された前記通信端子の電圧を検出する電圧検出手段と、
前記第1の判定手段によって、前記電池ユニットからの応答がないと判定される場合に、前記電圧検出手段にて検出された前記通信端子の電圧が規定の電圧に達しているか否かを判定する第3の判定手段と、
前記第2の判定手段の判定結果または前記第3の判定手段の判定結果に基づいて、前記電子機器の動作を制御する制御手段と
を有することを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記制御手段は、前記第2の判定手段によって前記電池ユニットからの応答が正しくないと判定された場合に、前記第2の判定手段によって前記電池ユニットからの応答が正しいと判定された場合よりも、前記電池ユニットの動作禁止電圧を高く設定することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御手段は、前記第3の判定手段によって前記通信端子の電圧が規定の電圧に達していると判定された場合に、装着された電池ユニットによる前記電子機器の動作を許可し、前記第3の判定手段によって前記通信端子の電圧が規定の電圧に達していないと判定された場合には、装着された電池ユニットによる前記電子機器の動作を許可しないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
装着された電池ユニットの電池残量を表示する表示手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記第2の判定手段によって前記電池ユニットからの応答が正しいと判定された場合に、前記電池ユニットとの通信によって取得する電池情報に基づいて、前記電池ユニットの残量表示を行い、前記第3の判定手段によって前記通信端子の電圧が規定の電圧に達していると判定された場合に、前記電圧検出手段によって検出した電圧に基づいて、前記電池ユニットの残量表示を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御手段は、前記第2の判定手段によって前記電池ユニットからの応答が正しくないと判定された場合に、前記電池ユニットによる前記電子機器の動作を行うか否かを使用者に確認するための表示を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子機器。
【請求項6】
通信端子を有する電池ユニットが装着可能であって、前記通信端子の電圧を検出することができる電子機器の制御方法であって、
前記通信端子を介して前記電池ユニットとの間で通信を行う通信ステップと、
前記電池ユニットからの応答があるか否かを判定する第1の判定ステップと、
前記第1の判定ステップによって、前記電池ユニットからの応答があると判定された場合に、前記電池ユニットからの応答が正しいか否かを判定する第2の判定ステップと、
前記第1の判定ステップによって、前記電池ユニットからの応答がないと判定された場合に、前記通信端子の電圧が規定の電圧に達しているか否かを判定する第3の判定ステップと、
前記第2の判定ステップの判定結果または前記第3の判定ステップの判定結果に基づいて、前記電子機器の動作を制御する制御ステップと
を有することを特徴とする電子機器の制御方法。
【請求項7】
通信端子を有する電池ユニットが装着可能であって、前記通信端子の電圧を検出することができる電子機器の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記通信端子を介して前記電池ユニットとの間で通信を行う通信ステップと、
前記電池ユニットからの応答があるか否かを判定する第1の判定ステップと、
前記第1の判定ステップによって、前記電池ユニットからの応答があると判定された場合に、前記電池ユニットからの応答が正しいか否かを判定する第2の判定ステップと、
前記第1の判定ステップによって、前記電池ユニットからの応答がないと判定された場合に、前記通信端子の電圧が規定の電圧に達しているか否かを判定する第3の判定ステップと、
前記第2の判定ステップの判定結果または前記第3の判定ステップの判定結果に基づいて、前記電子機器の動作を制御する制御ステップと
を有することを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2008−193784(P2008−193784A)
【公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−24177(P2007−24177)
【出願日】平成19年2月2日(2007.2.2)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】