説明

電気機器

【課題】状況に応じた画像を表示する電気機器を提供する。
【解決手段】受付部が機器本体から取り外された時の機器本体の動作状況を検出する。正常な場合に受付部が取り外された時、取り外される前とは異なる画像であり、検出された動作状況に対応する画像を表示部に表示する。異常が発生した場合に受付部が取り外された時、取り外される前と同一の画像を表示部に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部を有する受付部が機器本体から脱着可能な電気機器に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機またはファクシミリ装置等の各種画像処理装置として、操作部に表示面を有するタッチパネルを用いた画像処理装置が知られている。表示面にさまざまな内容を表示することができ、状況に応じて異なる内容を表示することにより、表示面を多目的に利用することができ、画像処理装置の利便性が向上する。例えば、ユーザによる操作を受付ける前に、操作ボタンを示す操作画面を表示することで、タッチパネルにより操作を受付けることができ、操作性が向上する。ユーザによる操作を受付けた後に、画像処理装置の処理状況を表示することで、ユーザがタッチパネルを見ながら処理の実行状況を把握でき、処理待ちに対するユーザの不安を解消する。また、画像処理装置に紙つまりまたはインク不足などの異常が発生して、操作部による操作だけではなく、手動による操作が必要になった場合に、画像処理装置の回復に必要な操作手順に関する手順画面を表示することで、ユーザはタッチパネルを見ながら操作手順を確認でき、画像処理装置の回復が容易になる。
【0003】
ところで、画像処理装置の利便性を向上させるために、表示面を有する操作部が画像処理装置本体から脱着可能である画像処理装置が知られている。また、通常とは異なる内容を表示して、取り外した操作部を利用する画像処理装置が知られている。
【0004】
例えば、特許文献1には、操作部が画像処理装置本体から取り外された時に、通常の操作画面から簡略化した操作画面に切替えて表示する画像処理装置について記載されている。このような構成により、身長の低い子供、車椅子に乗る非健常者、立ったままの操作が困難である老人等が操作部を用いて入力を行ない、画像処理装置の利用を容易にすることが提案されている。
【0005】
また、特許文献2には、画像処理装置本体に異常が発生した場合に、画像処理装置本体の回復に必要な操作手順を表示する画像処理装置について記載されている。このような構成を用いて、画像処理装置本体に異常が発生した場合に、ユーザが操作部を取り外して画面を見ながら画像処理装置本体の回復操作を行ない、異常状況の回復を容易にすることが提案されている。
【特許文献1】特開2003−094764号公報
【特許文献2】特開2006−231675号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の画像処理装置では、操作部が画像処理装置本体から取り外された場合に、簡略化した操作画面が自動的に表示される。画像処理装置に異常が発生した場合に操作部が取り外されたときにも、ユーザの意図に関わりなく、簡略化した操作画面が自動的に表示される。特許文献2の画像処理装置では、画像処理装置が正常な場合に操作部が取り外されたときには、画像処理装置本体の状況に関わりなく、操作部の取り外しの前後で同一の画面が表示される。画像処理装置本体に異常が発生した場合には、画像処理装置本体の異常回復に関する画面が自動的に表示されるが、操作部と画像処理装置とが無線により通信を行っており、ユーザの意図に関わりなく、取り外された操作部と画像処理装置との相対位置により画面の表示内容が自動的に切換わるため、ユーザが操作部を持ち異常発生場所まで移動する間にも画面が切換わり、不慣れなユーザに混乱を生ずる虜があり、改善が求められていた。
【0007】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、機器本体が正常な場合に指示を受付ける受付部が取り外されたときには、受付部の取り外し前とは異なる画像を表示部に表示し、異常が発生した場合に受付部が取り外されたときには、受付部の取り外し前と同一の画像を表示部に表示する電気機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る電気機器は、表示部を有し、指示を受付ける脱着可能な受付部と、前記指示に係る動作を行う機器本体とを備え、前記機器本体が正常である場合に前記受付部が前記機器本体から取り外されたとき、前記受付部の取り外し前と異なる画像を前記表示部に表示し、前記機器本体が異常である場合に前記受付部が前記機器本体から取り外されたとき、前記受付部の取り外し前と同一の画像を前記表示部に表示することを特徴とする。
【0009】
本発明にあっては、表示部はユーザが視認すべき画像を表示する。表示部を有する受付部はユーザによる指示を受付ける。機器本体が正常である場合に受付部が取り外されたとき、受付部の取り外し前と異なる画像を表示部に表示する。機器本体が異常である場合に受付部が取り外されたとき、受付部の取り外し前と同一の画像を表示部に表示する。
【0010】
本発明に係る電気機器は、前記正常である場合に前記受付部が取り外されたとき、該受付部が取り外された時点での前記機器本体の夫々の動作状況に応じた画像を前記表示部に表示することを特徴とする。
【0011】
本発明にあっては、機器本体が正常である場合に受付部が取り外されたとき、受付部が取り外された時点での機器本体の動作状況に応じた画像であり、受付部の取り外し前と異なる画像を表示部に表示する。
【0012】
本発明に係る電気機器は、前記異常である場合に前記受付部が取り外された後、前記表示部に表示した画像を異なる画像に切替える切替手段を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明にあっては、機器本体が異常である場合に受付部が取り外されたとき表示した画像を、切替手段により異なる画像に切替える。
【0014】
本発明に係る電気機器は、前記受付部は、前記機器本体に取り付けられた場合は該機器本体と有線通信を行い、前記機器本体から取り外された場合は該機器本体と無線通信を行うことを特徴とする。
【0015】
本発明にあっては、前記受付部が前記機器本体に取り付けられた場合、前記受付部は前記機器本体と有線による通信を行い、前記機器本体から取り外された場合、前記機器本体と無線による通信を行うように構成する。
【0016】
本発明に係る電気機器は、前記受付部は、接触によって前記指示を受付けるキーを一又は複数有するタッチパネルを備えることを特徴とする。
【0017】
本発明にあっては、前記受付部はタッチパネルを備え、例えばユーザの指先が前記タッチパネルのキーに触れた場合、接触が生じたキーに係る指示を受付け、受付けた指示に従って前記機器本体を操作する。
【0018】
本発明に係る電気機器は、前記異常である場合、前記受付部の取り外し前後に表示する画像は、前記異常に係る画像であることを特徴とする。
【0019】
本発明にあっては、機器本体が異常である場合に受付部が取り外されたとき、発生した異常に係る画像を受付部の取り外し前後の表示部に表示する。
【0020】
本発明に係る電気機器は、前記指示に基づいて画像が形成される用紙を搬送する搬送経路を備え、前記異常は前記搬送経路の用紙のつまりであることを特徴とする。
【0021】
本発明にあっては、受付部が受付けた指示に基づいて、搬送経路を用いて用紙を搬送する。搬送経路における用紙のつまりが発生した場合に受付部が取り外されたとき、受付部の取り外し前と同一の画像を表示部に表示する。
【0022】
本発明に係る電気機器は、前記指示に基づいて画像が形成される用紙を給紙する給紙部を備え、前記異常は前記給紙部の用紙切れであることを特徴とする。
【0023】
本発明にあっては、受付部が受付けた指示に基づいて、給紙部から用紙を給紙する。給紙部における用紙切れが発生した場合に受付部が取り外されたとき、受付部の取り外し前と同一の画像を表示部に表示する。
【0024】
本発明に係る電気機器は、前記受付部が受付けた指示に応じて画像の形成に用いるトナーを供給するトナー供給部を備え、前記異常は前記トナー供給部のトナー不足が原因であることを特徴とする。
【0025】
本発明にあっては、受付部が受付けた指示に基づいて、トナー供給部から画像の形成に用いるトナーが供給される。トナー供給部におけるトナー不足が発生した場合に受付部が取り外されたとき、受付部の取り外し前と同一の画像を表示部に表示する。
【0026】
本発明に係る電気機器は、前記有線通信は、USBまたはIEEE1934に準拠していることを特徴とする。
【0027】
本発明にあっては、有線通信の方式として普及しているUSBまたはIEEE1934規格を採用しており、有線通信手段の製造コストを抑えることができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明の電気機器は、機器本体が正常な場合に受付部が取り外されたときは、機器本体からの受付部の取り外しをトリガとして、受付部の取り外し前とは異なる画像が表示部に表示される。例えば、ユーザが指示を行う前であり、機器本体が待機している待機中に受付部が取り外された場合、文字および操作キーを拡大した操作画像を表示部に表示し、ユーザが操作を行った後であり、機器本体が操作に係る動作を行っているジョブ実行中に受付部が取り外された場合、操作に係る動作の状況(ジョブ実行状況)を示す画像を表示部に表示することができる。画像の表示を切替えるために、ユーザは例えば受付部の操作キーの操作をする必要がないため、ユーザの利便性を高めることができる。
しかし機器本体に異常が発生した場合に受付部が取り外されたときは、受付部の取り外される前後で同一の画像が表示される。例えば受付部の取り外し前には発生した異常の場所を示す画像が表示し、受付部の取り外し後にも発生した異常の場所を示す同一の画像を表示する。ユーザは取り外した受付部の表示部に表示される表示内容を手元で確認しながら異常が発生した場所まで移動することができる。また異常が発生した場所まで移動した後は、切替手段を操作して、発生した異常を解消するための処置方法を表示し、ユーザによる発生した異常の解消を容易にし、電気機器の利便性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明に係る電気機器をコピー機能、印刷機能、ファクシミリ機能等を有するデジタル複合機に適した形態について図面を用いて具体的に説明する。
【0030】
(実施の形態1)
図1は本発明に係るデジタル複合機の一例を示す斜視図、図2は本発明に係るデジタル複合機の内部構成を示す模式的断面図である。本発明の実施の形態1に係るデジタル複合機は、最上側に設けられた原稿読取部10、その下側に設けられた記録用紙に画像を形成する画像形成部20、画像形成部20により画像が形成された記録用紙が排出される排紙部40、排紙部40の下側に設けられ、画像形成部20に記録用紙を供給する給紙部50等からなる機器本体1と、機器本体1を操作するためのユーザの指示を受付ける受付部7とを備えている。
【0031】
原稿読取部10は、複数枚のシートからなる原稿を順次的に取り込むためのADF(Automatic Document Feeder)、及び読取るべき原稿を整列させた状態で載置するための原稿台16、ADFによって取り込まれた原稿または原稿台16に載置された原稿の画像(オブジェクト)を読取る読取ユニット8及び裏読取ユニット9等を備えている。
【0032】
原稿読取部10に搭載されているADFは、読取用の原稿をフェイスアップの状態で積層するための原稿トレイ11、原稿トレイ11に積層された原稿を最上層から一枚ずつ取り込むためのピックアップローラ13、一枚以上の原稿が取り込まれることを防ぐサバキ板14、ピックアップローラ13により取り込んだ原稿を原稿台16まで搬送する搬送ローラ15、画像の読取が済んだ原稿が排出される排紙トレイ17、画像を読取った後に原稿を排紙トレイ17へ排出する排紙ローラ17a、原稿トレイ11上の原稿の有無を検知する原稿検知センサ12等を備えている。
【0033】
原稿読取部10に搭載されている読取ユニット8は、原稿の表面に記録されている画像を読取るために光源ユニット19a、ミラーユニット19b、結像レンズ18a、及びCCD18b等を備えている。
【0034】
光源ユニット19aは、露光ランプから照射される読取用の照明光を凹面のリフレクタにより原稿台16の適宜の読取位置に集光させ、原稿台16の面に対して反射面を45°に設置したミラーによって原稿からの反射光の光路を90°変更し、ミラーユニット19bへと導くように構成されている。ミラーユニット19bは、光源ユニット19aのミラーによって90°変更された光路を更に180°変更するために、反射面が相互に直交するように配置された一対のミラーを備えている。ADFから供給される原稿のシートを読取る場合には、光源ユニット19aを所定の読取位置に保持した状態で画像を読取り、原稿台16にセットされた原稿を読取る場合には、光源ユニット19aを原稿台16の面に平行に走査させるように構成されている。
【0035】
ミラーユニット19bによって導かれた光は、結像レンズ18aの作用によりCCD18bに結像する。CCD18bは略一直線上に配置したフォトセルを数千個備えている。各フォトセルは光電変換を行い、入射した光をその光量に応じたアナログ電気信号に変換して出力する。CCD18bから出力されたアナログ信号は、図示しないAD変換器によりデジタル信号に変換され、原稿読取時の光源の配光特性、CCD18bの感度ムラ等の補正が施された後、画像データとして生成される。生成された画像データは後述する画像メモリ105(図6参照)へ出力される。
【0036】
一方、裏読取ユニット9は、原稿の裏面(上側面)を読取るものである。裏読取ユニット9は、原稿台16の上方に配置されており、原稿の裏面を照射する露光ランプ(LEDアレイ、蛍光灯等)、画素毎に、原稿の反射光を集光するセルフォックレンズアレイ、及びセルフォックレンズアレイを通じて受光した原稿の反射光を光電変換して、アナログの画像信号を出力する密着イメージセンサ(CIS;Contact Image Sensor)等を備えている。
【0037】
画像形成部20は、感光体ドラム23、感光体ドラム23を帯電させる帯電器25、帯電した感光体ドラム23上に潜像を書き込むレーザ書込装置21、感光体ドラム23上の潜像を現像する現像器22、感光体ドラム23上の残留している現像剤を除去して感光体ドラム23を再生するクリーニングユニット24、感光体ドラム23にトナーを供給する図示しないトナー供給部、感光体ドラム23表面のトナーを記録用紙に転写する転写装置28等からなる電子写真方式のプロセス部を備えており、このプロセス部に用紙を搬送することによって画像形成を行う。なお、記録用紙の片面だけを印刷するための用紙搬送路S1と、記録用紙の両面に印刷するための両面原稿搬送路S2との合流位置には分岐爪(図示せず)が設けられ、印刷する記録形式、つまり、記録用紙の片面に印刷を行うか、両面に印刷を行うか等を示す印刷モード(両面印刷・片面印刷、白黒印刷・カラー印刷等)に応じて記録用紙の表裏を反転させる。
【0038】
また、画像形成部20は、プロセス部の下方(上流側)に用紙を収容するための給紙カセット30を備えており、用紙搬送路S1の近傍に設けられたピックアップローラ30aによって収容された用紙を1枚ずつ分離給送する。給紙カセット30から分離給送された用紙がプロセス部へ搬送された場合、その用紙はレジストローラ31によって一旦保持される。レジストローラ31は、図示しないレジスト前検知スイッチの検知信号に基づいて、感光体ドラム23上のトナー像の先端を、用紙の画像形成領域の先端に合わせるタイミングに制御して、感光体ドラム23の回転に合わせてプロセス部へ搬送するように構成されている。
【0039】
更に、画像形成部20の下側には給紙部50が設置されており、複数種類の用紙を収容するために給紙カセット51、52、53が設けられている。給紙部50では、前述と同様に、給紙カセット51、52、53が夫々備えるピックアップローラ51a、52a、53aにより収容された用紙が一枚ずつ分離給送され、用紙搬送路S1を通じて画像形成部20のプロセス部へ搬送される。
【0040】
プロセス部にてトナー像が転写された用紙は、プロセス部の下流側に設置された定着ユニット27へと搬送される。定着ユニット27は、ヒートローラ及び加圧ローラを備えており、これら2つのローラによりトナー像が転写された用紙を挟んで回転させ、ヒートローラの熱によりトナー像を用紙上に加熱定着させる。
【0041】
定着ユニット27によりトナー像を加熱定着させた用紙は、本デジタル複合機が備える幾つかの排紙トレイの何れかに排出される。デフォルトの設定では、排紙すべき用紙が排紙トレイ34に導かれるように搬送ローラ32及び切替ゲート33が制御され、排紙ローラ34aを通じてフェイスダウンの状態で排紙トレイ34上に排出される。一方、排紙部40が備える排紙トレイ41に用紙を排出することが指定されている場合、切替ゲート33を切替えて搬送ローラ35により排紙部40に用紙を導き、切替ゲート41a及び排紙ローラ41bを通じて排紙トレイ41上に用紙を排出する。排紙トレイ42(又は排紙トレイ43)に排出する場合も同様であり、切替ゲート41a,42a,43aにより搬送経路を制御し、排紙ローラ42b(又は排紙ローラ43b)を駆動することにより目的のトレイに用紙を排出する。
【0042】
また、フェイスアップの状態で用紙を排出する場合、又は用紙の両面に画像形成を行う場合には、搬送ローラ32,35により用紙を一旦把持した後、搬送ローラ32,35を逆方向に回転駆動させて搬送ローラ36により両面原稿搬送路S2へ用紙を導く。フェイスアップの状態で排紙を行う場合には、排紙ローラ37aを通じて排紙トレイ37へ排出する。また、用紙の両面に画像形成を行う場合には、両面原稿搬送路S2を介して再び画像形成部20のレジストローラ31へ導き、画像形成部20のプロセス部において用紙の裏面側にトナー像の形成を行う。なお、両面原稿搬送路S2の下端側には手差トレイ38が設置されており、給紙カセット30,51,52,53に収容されていない種類の用紙をピックアップローラ38aにより取り込めるように構成されている。
【0043】
読取ユニット8の正面側に取り付けられ、ユーザの指示を受け付ける受付部7は、ユーザによる操作が行われる操作部6と、ユーザに対して報知すべき情報を表示する表示部5とにより構成されている。図3は実施の形態1に係るデジタル複合機の受付部7の一例を示す例示図であり、図4は受付部7が機器本体1から取り外された状態における斜視図である。
【0044】
操作部6には、コピージョブを実行するためのコピーキー、印刷ジョブを実行するためのプリンタキー、ファクシミリジョブを実行するためのファックスキー、受付けたジョブの処理状況を表示部5に表示するためのジョブ状況キー、スタートキー、テンキー、電源キー等のハードキーが設けられている。表示部5は例えば液晶ディスプレイからなり、操作部6の操作に応じた画像表示、待機、動作(ジョブの実行)、異常等の機器本体1の動作状況に係る画像表示、及び画像の切替を行う。また、表示部5の画面は、タッチパネル5Aからなる。つまり、表示部5の画面は、指示毎に割り当てられた複数の所定領域を有し、該所定領域がいわゆるソフトキー5B(キー)として機能する。従って、ユーザはソフトキー5Bを指先等にて触れることにより、該ソフトキー5Bに係る指示を受付けるように構成されている。換言すれば、表示部5の画面は指示を受付ける受付部としての機能を有する。
【0045】
受付部7は着脱可能に機器本体1に取り付けられており、受付部7が機器本体1に取り付けられた場合は、機器本体1と有線通信を行い、機器本体1から取り外された場合は、機器本体1と無線通信を行うように構成されている。受付部7及び機器本体1の間の有線通信は一対の接続端子3a,3b(図5参照)を介して行われる。受付部7の背面には、機器本体1とシリアル通信(有線通信)を行うための接続端子3bが設けられており、機器本体1の接続端子3bと対応する位置には受付部7とシリアル通信を行うための機器本体1側の接続端子3aが設けられている。また、受付部7は送受信機(図示せず)を備えており、機器本体1から取り外された場合は、該送受信機を用いて機器本体1との通信を行う。
【0046】
また、読取ユニット8の正面側には、外部からのデータの授受を行うためのUSBポート4,4,4,4を設けている。USBポート4,4,4,4を介してUSBメモリMのような可搬型記録媒体との接続及び周辺機器との接続を行う。
【0047】
図5は本発明の実施の形態1に係るデジタル複合機の要部構成を示すブロック図であり、図6は制御部100の要部構成を示すブロック図である。デジタル複合機は制御部100を備えており、制御部100には、前述した原稿読取部10、画像形成部20、受付部7、接続端子3a,3bの他、無線通信部2、切替部62、通信IF60、HDD61等のハードウェアがバス63を介して接続されている。
【0048】
無線通信部2は、受付部7側の前記送受信機との1:1の無線通信ができるようにIPアドレス、ID等を有する送受信機(図示せず)を備えており、受付部7が機器本体1から取り外された場合、前記送受信機を用いて受付部7側の前記送受信機との無線通信を行う。
【0049】
切替部62は、制御部100の指示に従って、受付部7と機器本体1との間の通信を、接続端子3a,3bを介した有線通信から無線通信部2を介した無線通信に、又は無線通信から有線通信に切り替える。また、接続端子3a,3bは、例えば、USB、IEEE1934のインタフェース等からなる。
【0050】
通信IF60は、ローカルエリアネットワーク、インターネット網等の通信ネットワークに接続するためのインタフェースを備えている。実施の形態1に係るデジタル複合機は、通信IF60を介して外部機器との接続を確立させ、接続が確立された外部機器と各種データの授受を行う。
【0051】
HDD61は、磁気記録媒体を有する記憶装置であり、その記憶領域は各種のデータを記憶するデータ記憶領域として利用されている。HDD61に記憶されるデータとして、原稿読取部10にて原稿を読取ることにより取得した画像データ、通信IF60で受信した印刷ジョブに係る画像データ等が挙げられる。
【0052】
制御部100は、CPU101、ROM103、RAM104、画像メモリ105、形成画像処理部106及び画面画像作成部102等を備えている。
【0053】
CPU101は、ROM103に予め格納されている制御プログラムをRAM104上にロードして実行することにより、前述の各種ハードウェアの制御を行い、装置全体を本発明に係る電気機器として動作させる。なお、CPU101は、受付部7が機器本体1から取り外されているか否かの判定、装置本体の動作状況の検知等を行う。また、ROM103には、前記制御プログラムの他、表示部5に表示すべき画像、例えば、異常の発生場所を示す画像、発生した異常を解消するためのガイダンス画像、ジョブの処理状況を示す画像、表示すべき文字の大きさ等を増減した画像、後述のソフトキー5Bの面積を増減した画像等の作成に係るプログラムが記憶されている。
【0054】
画面画像作成部102は、ROM103に記憶されているデータに基づき、表示部5の画面に表示すべき画像の作成を行う。例えば、画面画像作成部102は操作部6の操作に応じて表示部5に表示すべき画像を変更する。
【0055】
画像メモリ105は、例えば、原稿読取部10にて取得した画像データ、通信IF60を通じて受信した印刷ジョブに係る画像データ、形成画像処理部106により処理すべき画像データ、画面画像作成部102により作成された画像データ等を記憶する。また、その記憶領域の一部は、表示部5に表示すべき画像、例えば、ユーザから何ら指示を受付けていない機器本体1の待機中に表示すべき画像、受付けた指示に係る諸般の動作を行っている動作中に表示すべき画像、機器本体1に異常が発生したときに表示すべき画像、発生した異常の解消のための画像、ジョブの処理状況を示す画像、表示すべき文字の大きさ又は後述のソフトキー5Bの面積を増減した画像等に係るデータが記憶されている。
【0056】
待機中に表示すべき画像には、本発明に係るデジタル複合機の全体斜視図と、幾つかのジョブに係る複数のソフトキー、現在待機中である旨又はユーザの指示を受け付けることが出来る旨をユーザに通知するテキスト(例えば、「コピー読み込みできます。」「待機中」等)等が表示される。一方、表示すべき文字の大きさ又はソフトキーの面積を増減した画像には、基本ジョブ又は重要機能に係るソフトキーが、待機中に表示すべき画像に表示されたソフトキーより広い面積にて、拡大された文字を用いて選択的に表示される。なお、現在待機中である旨をユーザに通知するテキスト等が拡大された文字を用いて表示される。
【0057】
動作中に表示すべき画像には、待機中に表示すべき画像と大きく異なっていないが、現在何れかのジョブを実行している旨をユーザに通知するテキスト(例えば、「コピー中です。」、「イメージ送信中です。」等)等が表示される。一方、ジョブの処理状況を示す画像には、現在実行中のジョブの内容、該ジョブの処理率、次に実行すべきジョブのリスト等の情報、現在何れかのジョブを実行している旨をユーザに通知するテキスト等が表示される。
【0058】
異常が発生したときに表示すべき画像には、発生した異常の内容、異常発生の場所等に係る情報及び表示画像の切替えに用いるソフトキーが表示される。例えば、搬送経路の給紙カセットにて用紙のつまりが発生した場合、「紙がつまりました。」とのテキスト、用紙のつまりが発生した場所は給紙カセットである旨をユーザに通知(例えば、矢印、用紙のつまり発生場所の点滅)する画像及びソフトキー5B(操作ガイド)のポップアップウィンドウが表示される。ソフトキー5B(操作ガイド)は表示部に表示してある画像を異なる画像に切替えるためのソフトキーであり、ソフトキー5B(操作ガイド)が操作されると、「紙がつまりました。」とのテキスト及び用紙のつまりが発生した場所を示す表示中の画像を、用紙のつまりを解消するための詳しい処理方法を示す画像に切替えて表示する。発生した給紙カセットの用紙切れが発生した場合は、「用紙切れです。」とのテキスト、用紙切れが発生した給紙カセットの場所をユーザに通知(例えば、矢印、用紙切れ発生場所の点滅)する画像、及びソフトキー5B(操作ガイド)が表示される。ソフトキー5B(操作ガイド)が操作されると、「用紙切れです。」とのテキスト及び用紙切れが発生した給紙カセットの場所を示す表示中の画像を、用紙切れを解消するための詳しい処理方法を示す画像に切替えて表示する。トナーカートリッジのトナー不足が発生した場合は、「トナー不足です。」とのテキスト、トナー不足が発生したトナーカートリッジの場所をユーザに通知(例えば、矢印、トナー不足発生場所の点滅)する画像、及びソフトキー5B(操作ガイド)が表示される。ソフトキー5B(操作ガイド)が操作されると、「トナー不足です。」とのテキスト及びトナー不足が発生したトナーカートリッジの場所を示す表示中の画像を、トナー不足を解消するための詳しい処理方法を示す画像に切替えて表示する。
【0059】
一方、ソフトキー5B(操作ガイド)が操作された後に表示される画像は、発生した異常を解消するための詳しい処理方法を示す画像であり、発生した異常をユーザが自ら解決するための処置方法に係る詳細な情報を示す画像である。例えば、上述したように給紙カセットにて用紙のつまりが発生した場合に表示されるソフトキー5B(操作ガイド)が操作されると、カセットの抜き出し方法の説明図等が表示される。
【0060】
形成画像処理部106は、例えば、受付部7を介して受付けた指示に従って画像メモリ105に記憶された画像データに対する処理を実行する。つまり、形成画像処理部106は、前記画像データに基づき、拡大、縮小等の処理を行う。
【0061】
図7は本発明の実施の形態1に係るデジタル複合機のCPU101が行う処理手順を示すフローチャートである。説明の便宜上、実施の形態1に係るデジタル複合機は機器本体1の動作状況として第1動作状況、第2動作状況および第3動作状況の3つの場合を有するものとする。
【0062】
上記の第1動作状況とは、機器本体1がコピー、印刷、ファクシミリの機能に係る何れのジョブも実行してない状況、又はユーザから何ら指示を受付けておらず機器本体が待機している状況である。
【0063】
第2動作状況とは、コピー、印刷、ファクシミリの機能に係るジョブを実行するために機器本体1が諸般の動作を行っている状況をいう。詳しくは、コピー機能においては、原稿の読み込み、記録用紙の取り込み、前記画像データに基づく画像の形成、画像形成後の記録用紙の排出等に係る動作を行っている状況である。印刷機能においては、印刷すべき画像データの外部装置からの受信、既に記憶している画像データの読み出し、記録用紙の取り込み、前記画像データに基づく画像の形成、画像形成後の記録用紙の排出等に係る動作を行っている状況である。また、ファクシミリ機能においては、原稿の読み込み、読み込んだ画像データの送信、印刷すべき画像データの外部装置からの受信、記録用紙の取り込み、前記画像データに基づく画像の形成、画像形成後の記録用紙の排出等に係る動作を行っている状況である。
【0064】
第3動作状況とは、用紙のつまり、用紙切れ、トナー不足、外部との通信切れ等が発生し、受付けた指示に係るジョブを正常に完了することが出来ない異常な状況である。つまり、第1動作状況および第2動作状況は、機器本体が正常である場合の動作状況であり、第3動作状況は、機器本体が異常である場合の動作状況である。
【0065】
実施の形態1に係るデジタル複合機に電源が供給された場合、機器本体1の動作状況は第1動作状況になり、上述したように、幾つかのジョブに係る複数のソフトキー5B、及び現在待機中である旨をユーザに通知するテキスト、例えば、「コピー読み込みできます。」のテキストが表示部5に表示される。その後、ユーザが前記ハードキー又はソフトキーを操作することによってユーザから指示を受付け、受付けた指示に係るジョブを実行するために機器本体1が諸般の動作を行い、機器本体1は第2動作状況となる。前記ジョブが実行されている前または途中に用紙のつまり、用紙切れ、トナー不足等の異常が発生した場合、機器本体1は第3動作状況になる。一方、異常が発生することなくユーザの指示に係るジョブの実行が完了した場合、又は発生した異常が解消された場合は、機器本体1は再び第1動作状況になる。つまり、デジタル複合機が電源オンの状態である場合、機器本体1の動作状況は第1動作状況、第2動作状況および第3動作状況の何れかにおかれることとなる。以下においては、機器本体1の動作状況が第1動作状況、第2動作状況および第3動作状況の何れか一つである中、受付部7が機器本体1から取り外される場合を例として説明する。受付部7が機器本体1から取り外される前は、接続端子3a及び接続端子3bが相互接続して受付部7及び機器本体1が有線通信を行っている。
【0066】
CPU101は受付部7が機器本体1から取り外されたか否かの判定を行う(S101)。該判定は接続端子3a及び接続端子3bの間の導通を監視することにより行う。つまり、接続端子3a及び接続端子3bの間の導通を検出した場合、受付部7が機器本体1から取り外されていないとCPU101は判定し、接続端子3a及び接続端子3bの間の導通がないことを検出した場合、受付部7が機器本体1から取り外されたと判定する。
【0067】
CPU101は、受付部7が機器本体1から取り外されていないと判定した場合(S101:NO)、受付部7が機器本体1から取り外されるまで前記判定を繰り返す。この際、表示部5に表示される画像は、例えばユーザによる前記ハードキー又はソフトキーの操作がない限り、変化しない。一方、CPU101は受付部7が機器本体1から取り外されたと判定した場合(S101:YES)、無線による通信を行う(S102)。つまり、CPU101は無線による通信を切替部62に指示し、CPU101の指示に応じて切替部62は接続端子3a及び接続端子3bを介した有線通信を中止し、無線通信部2を用いた無線通信に切り替え、無線通信部2の前記送受信部と受付部7の前記送受信部との無線通信が行われる。なお、このように、受付部7が機器本体1から取り外された場合は有線通信から無線通信に切り替えるように構成しても良く、常に有線通信及び無線通信を共に行うように構成しても良い。つまり、受付部7が機器本体1から取り外されていない場合は有線通信によるデータが優先され、受付部7が機器本体1から取り外された場合は無線通信によるデータが優先されるように構成しても良い。
【0068】
次いでCPU101は、受付部7が機器本体1から取り外された時点での機器本体1の各部位の状況を検知する(S103)。CPU101は検知結果を用いて、正常であるが何れのジョブも実行していない(又はユーザからの指示を待っている)第1動作状況か、コピー、印刷、データ送信等のジョブを正常に実行している第2動作状況か、用紙のつまり、用紙切れ、又はトナー不足等の異常が発生している第3動作状況かを判定する。
【0069】
例えば、第2動作状況に関しては、原稿検知センサ12が原稿トレイ11上に原稿があるか否か、定着ユニット27のヒートローラの温度が所定温度以上であるか否か、読取ユニット8、裏読取ユニット9及び前記プロセス部等に所定の駆動電圧を印加しているか否か等を検知する。また、第1動作状況に関して、受け付けた、又は予約されたジョブがあるか否か等を検知する。
【0070】
一方、第3動作状況に関して、例えば、手差トレイ38又は給紙カセット30,51,52,53に載置されている記録用紙の有無を検知する用紙補給センサにより記録用紙があるか否か、画像が形成された用紙の排出を検知する排紙検知センサにより、所定時間以内にピックアップローラ38a、51a,52a,53aを通過した記録用紙の排出があるか否か、トナーカートリッジのトナー排出口からのトナーの排出量(例えば単位時間当たり)の監視により、その排出量が所定値以下であるか否か等を検知する。また、読取ユニット8、裏読取ユニット9及び前記プロセス部等の導通の有無を検出する導通検出手段を備え、導通検出手段により導通があるか否か検知する。
【0071】
CPU101は、S103での検知結果に基づき、機器本体1に異常が発生した第3動作状況であるか否かの判定を行う(S104)。
例えば、排紙検知センサの検知結果に基づき、第3動作状況か否かの判定を行う。
また、用紙補給センサの検知結果に基づき、第3動作状況か否かの判定を行う。
また、トナーの排出量の監視に基づき、第3動作状況か否かの判定を行う。
【0072】
CPU101は、機器本体1が第3動作状況であると判定した場合(S104:YES)、発生した異常の内容および場所を示す画像の作成を画面画像作成部102に指示し、画面画像作成部102は画像メモリ105に記憶されているデータに基づき、画像を作成し、作成された画像は表示部5に表示される(S105)。
第3動作状況と判定される場合には、受付部が取り外される前にすでに機器本体1に異常が発生している。機器本体1に異常が発生したときには、受付部が取り外される前にすでに表示部5に発生した異常の内容、場所、及びソフトキー5B(操作ガイド)を示す画像が表示されている。つまり、機器本体1が異常である場合、受付部7の取り外し前後で、表示部5には同一の画像が表示される。
【0073】
例えば、所定時間以内に記録用紙の排出がなく、用紙のつまりによる第3動作状況であると判定した場合には、「紙がつまりました。」とのテキスト、用紙のつまりが発生した給紙カセットの場所を示す画像、及び発生した用紙のつまりを解消する詳しい処理方法を表示する指示を受付けるためのソフトキー5B(操作ガイド)が表示部5に表示される。
また、手差トレイ38又は給紙カセット30,51,52,53に載置されている記録用紙が無く、用紙切れによる第3動作状況であると判定した場合には、「用紙切れです。」とのテキスト、用紙切れが発生した給紙カセットの場所を示す画像、及び発生した用紙切れを解消する詳しい処理方法を表示する指示を受け付けるためのソフトキー5B(操作ガイド)が表示部5に表示される。
また、トナー排出口からのトナーの排出量が所定値以下であり、トナー不足による第動作状況であると判定した場合には、「トナー不足です。」とのテキスト、トナー不足が発生したトナーカートリッジの場所を示す画像、及び発生したトナー不足を解消する詳しい処理方法を表示する指示を受け付けるためのソフトキー5B(操作ガイド)が表示部5に表示される。
【0074】
以下の説明においては、用紙のつまりを例として、第3動作状況と判定した場合に、受付部7が機器本体1から取り外される前後に表示部5に表示される画像を、図8を用いて詳しく説明する。図8は受付部7が機器本体1から取り外される前後に表示部5に表示される画像の一例を示す例示図である。受付部7が機器本体1から取り外される前の表示部5には、用紙のつまりが発生した旨を通知する「紙がつまりました。」というテキスト、用紙のつまり発生場所を示す矢印及び用紙のつまりを解消する詳しい処理方法を表示する指示を受け付けるためのソフトキー5B(操作ガイド)がポップアップウィンドウとして表示されている。また、受付部7が機器本体1から取り外された後の表示部5にも、受付部7が機器本体1から取り外される前と同じ、用紙のつまりが発生した旨を通知する「紙がつまりました。」というテキスト、用紙のつまり発生場所を示す矢印及び用紙のつまりを解消する詳しい処理方法を表示する指示を受け付けるためのソフトキー5B(操作ガイド)がポップアップウィンドウとして表示されている。つまり、受付部の脱着前後で同一の画像が表示される。ユーザは受付部7を取り外し、脱着前後で同一である用紙のつまり発生場所の画像の表示内容を手元で確認しながら、用紙のつまりが発生した場所まで移動する。
【0075】
CPU101は、ソフトキー5B(操作ガイド)が操作されたか否か判定を行う(S110)。該判定はソフトキー5B(操作ガイド)の押下を監視することにより行う。CPU101は、ソフトキー5B(操作ガイド)が操作されたと判定した場合(S110:YES)、発生した異常を解消するための詳しい処理方法を示す画像の作成を画面画像作成部102に指示する。画面画像作成部102は画像メモリ105に記憶されているデータに基づき、発生した異常を解消するための詳しい処理方法を示す画像を作成する。作成された異常を解消するための詳しい処理方法を示す画像は、受付部が取り外されたときに表示された異常の内容および場所を示す画像と切替えて表示部5に表示される(S111)。ソフトキー5B(操作ガイド)が操作されていないと判定した場合(S110:NO)、発生した異常の内容および場所を示す画像を継続して表示する。
【0076】
用紙のつまりを例として、ソフトキー5B(操作ガイド)の操作後に表示される画像を図9を用いて詳しく説明する。図9は、受付部7が機器本体1から取り外された後に「操作ガイド」が操作されたときに、表示部5に表示される画像の一例を示す例示図である。第3動作状況と判定された場合に受付部7が機器本体1から取り外された後ソフトキー5B(操作ガイド)が操作される前は、前述の図8の画像が表示されている。ソフトキー5B(操作ガイド)が操作された後は、「フィニッシャーの前カバーを開いてください。」という用紙のつまりを解消する詳しい処理方法に係るテキスト及び該テキストを補充する説明図が表示される。ソフトキー5B(操作ガイド)を操作する前の画像の表示内容を手元で確認しながら用紙のつまりが発生した場所まで移動したユーザは、ソフトキー5B(操作ガイド)を操作し、取り外した受付部の表示部に表示される発生した用紙のつまりを解消する詳しい処理方法の内容を手元で確認しながら用紙のつまりを解消する。
【0077】
一方、CPU101は、機器本体1が第3動作状況でなく正常であると判定した場合(S104:NO)、機器本体1が第2動作状況であるか否かの判定を行う(S106)。CPU101は、機器本体1がジョブを実効するために動作を行っている第2動作状況であると判定した場合(S106:YES)、画面画像作成部102にジョブの処理状況画像の作成を指示し、画面画像作成部102は画像メモリ103に記憶されているデータに基づき、当該ジョブの処理状況等を示すジョブの処理状況画像を作成し、作成された前記ジョブの処理状況画像は表示部5に表示される(S107)。つまり、受付部7が機器本体1から取り外される前、機器本体1の動作状況はコピー、印刷、データ送信等のジョブを実行している動作中であり、現在何れかのジョブを実行している旨をユーザに通知するテキストが表示される。その後、受付部7が機器本体1から取り外された場合、現在実行中のジョブの内容、該ジョブの処理率、次に実行すべきジョブのリスト等の情報が表示部5に表示される。
【0078】
以下、第2動作状況において、受付部7が機器本体1から取り外される前後の表示部5の画像変化を、図10及び図11を用いて詳しく説明する。図10は受付部7が機器本体1から取り外される前に表示部5に表示する画像の一例を示す例示図であり、図11は受付部7が機器本体1から取り外された後に表示部5に表示する画像の一例を示す例示図である。受付部7が機器本体1から取り外される前の表示部5においては、「コピー中です。コピー予約できます。」というテキストが表示され、現在コピーのジョブが実行中である旨を通知している。一方、受付部7が機器本体1から取り外された後の表示部5には、取り外される前の画像とは異なり、現在実行中のジョブが印刷である旨、該印刷の処理率、及び次はデータ伝送、コピーなどのジョブが順番に行われることを示すリストが表示されている。この画像は、本来であれば、受付部7の操作部6に設けられたハードキーの「ジョブ状況」を操作することによって表示部5に表示される画像であり、ユーザによる「ジョブ状況」のハードキーの操作を省略し、ユーザの便宜を図ることが出来る。例えば、ユーザがコピーを行う場合であって、コピーすべき原稿の量が多い場合は、コピーが開始された後に受付部7を取り外し、取り外された受付部7を持って席へ戻り、ジョブ(コピー)の処理状況を確認しながらコピーの終了までに別の仕事を行うことが出来る。
【0079】
一方、CPU101は、機器本体1が第2動作状況でないと判定した場合(S106:NO)、機器本体1が第1動作状況であるか否かの判定を行う(S108)。CPU101は、機器本体1が何れのジョブも実行してない、又はユーザから何ら指示を受付けておらず機器本体が待機している第1動作状況であると判定した場合(S108:YES)、表示部5に表示すべき文字の大きさが異なる(取り外される前より拡大又は縮小)画像の作成を画面画像作成部102に指示し、画面画像作成部102は画像メモリ105に記憶されているデータに基づき、表示すべき文字の大きさが異なる画像を作成し、作成された画像は表示部5に表示される(S109)。つまり、受付部7が機器本体1から取り外される前、機器本体1がコピー、印刷、ファクシミリの機能に係る何れのジョブも実行しておらず、ユーザの指示を受け付けることが出来る旨をユーザに通知するテキストが表示部5に表示される。その後、受付部7が機器本体1から取り外された場合、取り外される前の画像とは異なり、文字の大きさを取り外される前より拡大又は縮小した画像が表示部5に表示される。すなわち、機器本体1が第1動作状況である場合に、受付部7が機器本体1から取り外されたときは、ユーザが車椅子を利用する身体不自由者、老人等であり、受付部7に手は届くものの、視線より高い位置にあり表示部5の表示内容が確認できないことから受付部7を外したことが想定できるので、これに対応するために、例えば表示すべき文字のうち重要な情報に係る文字は大きく拡大して表示し、付加的情報に係る文字は小さくして表示する等、いわゆるユニバーサルデザインの画像を表示部5に表示する。
【0080】
また、機器本体1が第1動作状況である場合に受付部7を機器本体1から取り外したユーザが障害を有しない健常者である場合に備え、表示すべき文字の大きさが増減される以前の画像に戻すためのソフトキー5Bがポップアップウィンドウとして表示されるように構成しても良い。
【0081】
なお、S109では表示すべき文字の大きさを拡大又は縮小した画像を表示部5に表示する場合を例として説明したがこれに限るものでなく、上述したような本発明の趣旨から、視覚不自由者、知的不自由者、老人等の視認性を高める画像であれば良い。
【0082】
一方、CPU101は、機器本体1が第1動作状況でないと判定した場合(S108:NO)、S107の処理に移動し、ジョブの処理状況を表示するジョブの処理状況画像を表示部5に表示する。
【0083】
上述した実施の形態1においては、機器本体1が第2動作状況である場合に受付部7が取り外されたとき、当該ジョブの処理状況が表示部5に表示される場合を例として説明したが、これに限るものでない。例えば、計時手段をさらに設け、機器本体1が何れかの動作(ジョブ)を開始した後、所定時間以内に受付部7が取り外された場合は、ジョブの処理状況画像を表示部5に示し、所定時間後に受付部7が取り外された場合は、表示すべき文字の大きさを増減した画像を表示部5に表示するように構成しても良い。
【0084】
以上のようなデジタル複合機においては、機器本体1が正常である場合に受付部7が取り外されたとき、受付部7の取り外し前と異なる画像を表示部5に表示する。受付部7を取り外したときの画像は、受付部7が取り外された時の機器本体1の動作状況に応じた画像であり、受付部7が取り外された後にユーザの利用が期待される画像をユーザによる表示切替の操作をすることなしに複数の状況に応じて表示することで、ユーザの便宜を図ることができる。また、機器本体1が異常である場合に受付部7が機器本体1から取り外されたときには、受付部7の取り外し前と同一の画像を表示部5に表示する。受付部7を取り外したときの画像は、受付部7が取り外された後にユーザの利用が期待される発生した異常の内容および場所を示す画像であり、受付部7の取り外し前と同一の画像である。ユーザは表示切替の操作をすることなしに、取り外した受付部の表示部に表示される表示内容を手元で確認しながら異常が発生した場所まで移動することができる。異常の発生した場所まで移動した後に、ソフトキー5B(操作ガイド)を操作して夫々の異常の回復に必要な操作手順を示す画面を表示して、手元で表示内容を確認しながら異常の回復に必要な操作をすることができ、デジタル複合機の利便性が高まる。
【0085】
(実施の形態2)
図12は本発明の実施の形態2に係るデジタル複合機の表示部5が機器本体1から取り外された状態における斜視図であり、図13は本発明の実施の形態2に係るデジタル複合機の要部構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2に係るデジタル複合機は、受付部7の表示部5のみが着脱可能に取り付けられている。表示部5が機器本体1に取り付けられた場合は、機器本体1と有線通信を行い、機器本体1から取り外された場合は、機器本体1と無線通信を行うように構成されている。表示部5及び機器本体1の間の有線通信は一対の接続端子3c,3dを介して行われる。表示部5の背面には、機器本体1とシリアル通信(有線通信)を行うための接続端子3dが設けられており、機器本体1の接続端子3dと対応する位置には表示部5とシリアル通信を行うための機器本体1側の接続端子3cが設けられている。また、表示部5は送受信機(図示せず)を備えており、機器本体1から取り外された場合は、該送受信機を用いて機器本体1との通信を行う。
【0086】
無線通信部2は、表示部5側の前記送受信機との1:1の無線通信ができるようにIPアドレス、ID等を有する送受信機(図示せず)を備えており、表示部5が機器本体1から取り外された場合、前記送受信機を用いて表示部5側の前記送受信機との無線通信を行う。
【0087】
図14は本発明の実施の形態2に係るデジタル複合機のCPU101が行う処理手順を示すフローチャートである。説明の便宜上、実施の形態2に係るデジタル複合機は機器本体1の動作状況として第1動作状況、第2動作状況、及び第3動作状況の3つの場合を有することとする。以下の説明においては第3動作状況として用紙のつまりが発生する場合を例として説明する。
【0088】
ユーザが受付部7の電源キーを操作することにより、実施の形態2に係るデジタル複合機の電源をオンにする。その後、機器本体1の動作状況は正常であるが何れのジョブも実行していない(又はユーザからの指示を待っている)第1動作状況、コピー、印刷、データ送信等のジョブを正常に実行している第2動作状況、及び用紙のつまり、用紙切れ、又はトナー不足等の異常が発生している第3動作状況の何れかの状況に該当することになる。また、この際、表示部5は機器本体1から取り外されておらず、接続端子3c及び接続端子3dは相互接続した状態であり、機器本体1と有線通信を行っている。
【0089】
CPU101は表示部5が機器本体1から取り外されたか否かの判定を行う(S201)。該判定は、CPU101が接続端子3c及び接続端子3dの間の導通を監視することによって行う。
【0090】
CPU101は、表示部5が機器本体1から取り外されていないと判定した場合(S201:NO)、表示部5が機器本体1から取り外されるまで前記判定を繰り返す。一方、CPU101は、表示部5が機器本体1から取り外されたと判定した場合(S201:YES)、無線による通信を行う(S202)。
【0091】
次いでCPU101は、表示部5が機器本体1から取り外されたその時点における機器本体1の各部位の状況を検知する(S203)。CPU101は、例えば、原稿トレイ11上に原稿の有無、定着ユニット27のヒートローラの温度、読取ユニット8等の駆動電圧、受付けたジョブの有無、記録用紙の有無、用紙排出の有無、トナーの排出量、読取ユニット8等の導通の有無などを検知する。
【0092】
CPU101は、S203での検知結果に基づき、機器本体1に異常が発生した第3動作状況であるか否かの判定を行う(S204)。CPU101は、機器本体1が第3動作状況であると判定した場合(S204:YES)、発生した異常の内容、場所および異常を解消する詳しい処理方法を表示する指示を受け付けるためのソフトキー5B(操作ガイド)を示す画像を表示部5に表示する(S205)。
第3動作状況と判定される場合は、受付部が取り外される前にすでに機器本体1に異常が発生している。機器本体1に異常が発生したときには、受付部が取り外される前にすでに表示部5に発生した異常の内容、場所、及びソフトキー5B(操作ガイド)を示す画像が表示されている。つまり、機器本体1が異常である場合、受付部7の取り外し前後で、表示部5には同一の画像が表示される。
【0093】
CPU101は、ソフトキー5B(操作ガイド)が操作されたか否か判定を行う(S210)。CPU101は、ソフトキー5B(操作ガイド)が操作されたと判定した場合(S210:YES)、発生した異常を解消するための詳しい処理方法を示す画像を表示部5に表示させる(S211)。ソフトキー5B(操作ガイド)が操作されていないと判定した場合(S210:NO)、発生した異常の内容および異常発生の場所を示す画像を継続して表示させる。
【0094】
一方、CPU101は、機器本体1が第3動作状況でなく正常であると判定した場合(S204:NO)、機器本体1が第2動作状況であるか否かの判定を行う(S206)。CPU101は、機器本体1が第2動作状況であると判定した場合(S206:YES)、読み込んだ原稿の枚数、印刷した原稿の枚数、データ伝送率等当該ジョブの処理状況を表示するジョブの処理状況画像を表示部5に表示させる(S207)。
【0095】
一方、CPU101は、機器本体1が第2動作状況でないと判定した場合(S206:NO)、機器本体1が第1動作状況であるか否かの判定を行う(S208)。CPU101は、機器本体1が第1動作状況であると判定した場合(S208:YES)、タッチパネル5Aのソフトキー5Bの数又は面積が異なる(例えば面積の拡大、数の減少等)画像を表示部5に表示させる(S209)。詳しくは、受付部7が機器本体1から取り外される前、機器本体1がコピー、印刷、ファクシミリの機能に係る何れのジョブも実行しておらず、ユーザの指示を受付けることが出来る旨をユーザに通知するテキストが表示部5に表示してある。その後、受付部7が機器本体1から取り外された場合、受付部7が機器本体1から取り外される前よりソフトキー5Bの面積を増減した画像を表示部5に表示させる。
【0096】
以下、第1動作状況において、受付部7が機器本体1から取り外される前後の表示部5の画像変化を、図15及び図16を用いて詳しく説明する。図15は表示部5が機器本体1から取り外される前に表示部5に表示される画像の一例を示す例示図であり、図16は表示部5が機器本体1から取り外された後に表示部5に表示される画像の一例を示す例示図である。表示部5が機器本体1から取り外される前の表示部5においては、「コピー読み込みできます。」というテキストが表示されおり、何れのジョブも実行しておらず、ユーザからの指示を受け付けることが出来る旨を通知している。一方、表示部5が機器本体1から取り外された後の表示部5においては、取り外される前に比べてソフトキー5Bの数を減らし、基本ジョブ又は重要機能に係るソフトキー5Bのみが、広い面積及び拡大された文字を用いて表示されたいわゆるユニバーサルデザインの画像が表示されている。なお、S209ではソフトキー5Bの面積を拡大した画像を表示部5に表示する場合を例として説明したがこれに限るものでなく、上述したような本発明の趣旨から、頻繁に操作される基本機能又は重要機能に係るソフトキー5Bは面積を拡大して表示し、頻繁に使用しない付加的機能に係るソフトキー5Bは面積を減少して表示するようにしても良い。
【0097】
一方、CPU101は、機器本体1が第1動作状況でないと判定した場合(S208:NO)、S207の処理に移動し、ジョブの処理状況を表示するジョブの処理状況画像を表示部5に表示する。
【0098】
実施の形態1と同様であり、対応する部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0099】
なお、実施の形態1及び実施の形態2においては、受付部7又は表示部5が機器本体1に取り付けられた場合は、機器本体1と有線による通信を行い、機器本体1から取り外された場合は、機器本体1と無線による通信を行うように構成されている場合を例として説明したが、これに限るものでない。例えば、自動巻き取り機能を有する伸縮性の有線コードを用いて受付部7又は表示部5と、機器本体1とを繋ぎ、受付部7又は表示部5が機器本体1から取り外された場合であっても、有線による通信が出来るように構成しても良い。また、受付部7又は表示部5が機器本体1と常に無線による通信を行うように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0100】
【図1】本発明に係るデジタル複合機の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るデジタル複合機の内部構成を示す模式的断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るデジタル複合機の受付部の一例を示す例示図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るデジタル複合機の受付部が装置本体から取り外された状態における斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るデジタル複合機の要部構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係るデジタル複合機の制御部の要部構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係るデジタル複合機のCPUが行う処理手順を示すフローチャートである。
【図8】機器本体が第3動作状況である場合において受付部が機器本体から取り外される前後に表示部に表示される画像の一例を示す例示図である。
【図9】機器本体が第3動作状況である場合において受付部が機器本体から取り外された後に「操作ガイド」が操作されたときに表示部に表示される画像の一例を示す例示図である。
【図10】機器本体が第2動作状況である場合において受付部が機器本体から取り外される前に表示部に表示する画像の一例を示す例示図である。
【図11】機器本体が第2動作状況である場合において受付部が機器本体から取り外された後に表示部に表示される画像の一例を示す例示図である。
【図12】本発明の実施の形態2に係るデジタル複合機の表示部が機器本体から取り外された状態における斜視図である。
【図13】本発明の実施の形態2に係るデジタル複合機の要部構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態2に係るデジタル複合機のCPUが行う処理手順を示すフローチャートである。
【図15】機器本体が第1動作状況である場合おいて受付部が機器本体から取り外される前に表示部に表示される画像の一例を示す例示図である。
【図16】機器本体が第1動作状況である場合おいて受付部が機器本体から取り外された後に表示部に表示される画像の一例を示す例示図である。
【符号の説明】
【0101】
1 機器本体
3a,3b,3c,3d 接続端子
5 表示部
5B ソフトキー(操作ガイド)
6 操作部
7 受付部
20 画像形成部
50 給紙部
62 切替部
100 制御部
S1 用紙搬送路
S2 両面原稿搬送路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部を有し、指示を受付ける脱着可能な受付部と、前記指示に係る動作を行う機器本体とを備え、
前記機器本体が正常である場合に前記受付部が前記機器本体から取り外されたとき、前記受付部の取り外し前と異なる画像を前記表示部に表示し、
前記機器本体が異常である場合に前記受付部が前記機器本体から取り外されたとき、前記受付部の取り外し前と同一の画像を前記表示部に表示すること
を特徴とする電気機器。
【請求項2】
前記正常である場合に前記受付部が取り外されたとき、該受付部が取り外された時点での前記機器本体の夫々の動作状況に応じた画像を前記表示部に表示すること
を特徴とする請求項1に記載の電気機器。
【請求項3】
前記異常である場合に前記受付部が取り外された後、前記表示部に表示した画像を異なる画像に切替える切替手段を備えること
を特徴とする請求項1又は2に記載の電気機器。
【請求項4】
前記受付部は、
前記機器本体に取り付けられた場合は該機器本体と有線通信を行い、前記機器本体から取り外された場合は該機器本体と無線通信を行うこと
を特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の電気機器。
【請求項5】
前記受付部は、接触によって前記指示を受付けるキーを一又は複数有するタッチパネルを備えること
を特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載の電気機器。
【請求項6】
前記異常である場合、前記受付部の取り外し前後に表示する画像は、前記異常に係る画像であること
を特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の電気機器。
【請求項7】
前記指示に基づいて画像が形成される用紙を搬送する搬送経路を備え、
前記異常は前記搬送経路の用紙のつまりであること
を特徴とする請求項1から6の何れか一つに記載の電気機器。
【請求項8】
前記指示に基づいて画像が形成される用紙を給紙する給紙部を備え、
前記異常は前記給紙部の用紙切れであること
を特徴とする請求項1から6の何れか一つに記載の電気機器。
【請求項9】
前記受付部の受付けた指示に応じた画像の形成に用いるトナーを供給するトナー供給部を備え、
前記異常は前記トナー供給部のトナー不足が原因であること
を特徴とする請求項1から6の何れか一つに記載の電気機器。
【請求項10】
前記有線通信は、USBまたはIEEE1934に準拠していること
を特徴とする請求項4に記載の電気機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−208441(P2009−208441A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−56709(P2008−56709)
【出願日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.セルフォック
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】