説明

2つの結合された層を用いたプログラマブルROM及び動作方法

3D集積素子(10)として実施された読み出し専用メモリは、第1の層(10’)、第2の層(10’’)及び該第1の層を該第2の層に結合する結合層間接続(28、30、32、34、36、38)を有する。2つの層の間の物理的結合は、読み出し専用メモリのプログラミングを実施する。層はウエハ形式又はダイ形式であってもよい。第1の層は、機能能動素子(26、27、46、48、49)及び少なくとも1つの未プログラミング能動素子(40、41、42、43)を有する。第2の層は、少なくとも1つの未プログラミング能動素子に関連付けられる少なくとも導電性経路(16、17)を有する。結合層間接続は、少なくとも1つの未プログラミング能動素子をプログラミングするために及び導電性経路をプログラミング済み能動素子に提供するために、少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続(32、34、36、38)を有する。従って、2つの層は、プログラミングされたROMを形成する。2つの層を結合することにより他の種類のプログラマブル記憶素子が実施されてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して半導体に関し、より詳細には半導体読み出し専用メモリ(ROM)及びそのプログラミングに関する。
【背景技術】
【0002】
3D(三次元)集積技術として知られる集積技術は、全体の回路面積を減少させるために、単一の集積回路内で種々の回路の層を用いる。3D集積技術は、一例として1又は複数の半導体メモリ及び論理回路に適用される。しかしながら、このような3D技術は、複雑な半導体製造技術を必要とする。
【0003】
プログラム可能な読み出し専用メモリ(ROM)は、一般に集積回路内に実装される。このようなメモリは、フィールド・プログラマブルとして知られているものは製造後又はマスクROMとして知られているメモリは製造中に設定される。製造後にプログラミングされるある種のメモリは、フィールド・プログラマブル・メモリであり、一般的にヒューズ又はアンチヒューズを用いる。フィールド・プログラマブル・メモリは、マスクROMでは必要ない追加回路を必要とし、この追加回路は回路面積を消費しコストを増大させる。例えば、フィールド・プログラミングの実施は高いプログラミング電圧を必要とする。更に、フィールド・プログラミングは、速度が遅く、試験装置の相当な時間を消費する。プログラミング・マスクを用いて製造中に設定されるメモリは、フィールド・プログラマブルROMの遅いプログラミングにかかる費用を回避する。しかしながら、集積回路がカスタムICに類似しており独自のプロセス及び取り扱いを必要とするという不利点がある。従って、この種の製品についての在庫管理は一層注意深く監視されなければならない。また、ROMのマスク・プログラミング段階から集積回路の完成までの間の製造時間の長さは、プログラミングが製造過程の比較的早期に生じる場合には、顧客にとって問題になりうる。
【0004】
半導体メモリに関連する実装密度を増大させるために、複数のチップ・メモリ・モジュールを実装する場合がある。このようなモジュールは、一般的にプログラマブルでないダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)の形態である。プログラマブルプログラマブル・メモリが実装される場合、このようなメモリは一般的にフラッシュ・メモリである。しかしながら、フラッシュ・メモリ・モジュールは、ROMと比較してコストがかなり高く、ROM製品よりもデータの安全性が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、2つの結合された層を用いたプログラマブルROM及び動作方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明は、例を用いて説明されるが、添付の図面により限定されない。図中の類似の参照符号は同様の要素を示す。図中の要素は、簡単且つ明確に示されており、必ずしも縮尺通りに描かれていない。
【図1】本発明に従ってプログラミングされる読み出し専用メモリ(ROM)の部分の概略図を示す。
【図2】第1の層内に実装される図1のROMの部分の部分的な概略図を示す。
【図3】第2の層内に実装される図1のROMの部分の部分的な概略図を示す。
【図4】第1の実施形態による、図1のROMのプログラミングを完成するために第1の層の第2の層との結合を第1の方向から示した透視図である。
【図5】図1乃至4に示したプログラミングによる、第1の層の第2の層との結合を第2の方向から示した透視図である。
【図6】第2の実施形態による、図1のROMのプログラミングを完成するために第1の層の第2の層との結合を第1の方向から示した透視図である。
【図7】図1乃至6に示したプログラミングによる、第1の層の第2の層との結合を第2の方向から示した透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、メモリ・セル11、12、13及び14のようなメモリ・セルのアレイを有する読み出し専用メモリ又はROM10の概略を図示する。ある形態では、ROM10は、一般にシステム・オン・チップ(SOC)と表される集積回路上のプロセッサ、論理回路、制御回路等のような追加回路の一部である。別の形態のROM10は、独立型メモリ集積回路であってよい。各メモリ・セルは、アクセス・トランジスタとして実装される。説明の便宜上、対称的な行及び列のアレイ内に配置された多数のメモリ・セルの一部のみが示される。ROM10内には、列選択線16及び列選択線17のような複数の列選択線がある。また、列選択線に直交するワード線23及び24のような複数のワード線もある。ROM10内には、第1のビット線20及び第2のビット線21のような複数のビット線がある。ビット線20及び21は、ワード線に直交する。ビット線20及び21を含む各ビット線は、センス増幅器46の対応する入力に接続される。列選択トランジスタ26は、N型トランジスタであり、VDDと付された供給電圧に接続されたドレインを有する。列選択トランジスタ26のゲートは、「列選択1」と付された第1の列選択信号に接続される。列選択トランジスタ26のソースは、接続層間接続28に接続される。接続層間接続28は、該接続が2つの別個の層を物理的に接続することを意味する六角形により示される。本願明細書で用いられるように、用語「層」は、集積回路ウエハ、集積回路ダイ又は回路を支持するための他の種類の基盤を示す。層間接続28は、列選択線16に接続される。列選択トランジスタ27は、N型トランジスタであり、VDDと付された供給電圧に接続されたドレインを有する。列選択トランジスタ27のゲートは、「列選択2」と付された第2の列選択信号に接続される。列選択トランジスタ27のソースは、接続層間接続30に接続される。接続層間接続30も、該接続が2つの別個の層を物理的に接続することを意味する六角形により示される。層間接続30は、列選択線17に電気的に接続される。列選択線16は、開プログラマブル層間接続32に電気的に接続される。開プログラマブル層間接続32は、層間で物理的に又は電気的に接続されていない層間接続である。従って、開プログラマブル層間接続32は「0」にプログラミングされる。列選択線16は、開プログラマブル層間接続36にも接続される。開プログラマブル層間接続36も、層間で物理的に又は電気的に接続されていない層間接続である。従って、開プログラマブル層間接続36は「0」にプログラミングされる。列選択線17は、閉プログラマブル層間接続34にも接続される。閉プログラマブル層間接続34は、各接続層間接続28及び30が接続される同一の層に物理的に接続される層間接続である。更に、閉プログラマブル層間接続34は、列選択線17及びトランジスタ41のドレインに電気的に接続される。従って、閉プログラマブル層間接続34は論理「1」にプログラミングされる。列選択線17は、開プログラマブル層間接続38にも接続される。開プログラマブル層間接続38は、層間で物理的に又は電気的に接続されていない層間接続である。従って、開プログラマブル層間接続38は論理「0」にプログラミングされる。トランジスタ40は、メモリ・セル11を実装するために用いられ、N型トランジスタである。トランジスタ40のドレインは、開プログラマブル層間接続32に接続される。トランジスタ40のゲートはワード線23に接続される。トランジスタ40のソースはビット線20に接続される。トランジスタ41は、メモリ・セル12を実装するために用いられ、N型トランジスタである。トランジスタ41のドレインは、閉プログラマブル層間接続34に接続される。トランジスタ41のゲートはワード線23に接続される。トランジスタ41のソースはビット線21に接続される。トランジスタ42は、メモリ・セル13を実装するために用いられ、N型トランジスタである。トランジスタ42のドレインは、開プログラマブル層間接続36に接続される。トランジスタ42のゲートはワード線24に接続される。トランジスタ42のソースはビット線20に接続される。トランジスタ43は、メモリ・セル14を実装するために用いられ、N型トランジスタである。トランジスタ43のドレインは、開プログラマブル層間接続38に接続される。トランジスタ43のゲートはワード線24に接続される。トランジスタ43のソースはビット線21に接続される。ワード線ドライバ48は、ワード線1イネーブル信号を受信する入力を有する。ワード線ドライバ48の出力はワード線23に接続される。ワード線ドライバ49は、ワード線2イネーブル信号を受信する入力を有する。ワード線ドライバ49の出力はワード線24に接続される。
【0008】
実際には、ROM10は、2つの層を用いて実施されるプログラマブルROMである。ROM10は1回のみプログラミング可能である。2つの層は、結合インタフェースを介してプログラミングされたROMを実装する必要がある。2つの層間の結合インタフェースは、選択的な閉プログラマブル層間接続と接続層間接続との接続である。本願明細書に記載される層は、種々の形態で実施されてもよいが、通常は複数のダイを有する半導体ウエハ又は半導体ダイである。ROM10の機能を以下に簡単に説明する。プログラミングされているので、メモリ・セル11、12、13及び14のいずれかがアドレス指定されると、図1に示された前にプログラミングされたビット値がセンス増幅器46により検知される。例えば、メモリ・セル12をアドレス指定するために、ワード線1イネーブル信号がイネーブルされるのと同時に、列選択2信号がアクティブにされる。トランジスタ40及び41は共に導通され、一方でトランジスタ42及び43は導通されない。更に、供給電圧VDDが列選択トランジスタ27、接続層間接続30及び閉プログラマブル層間接続34を介してトランジスタ41に接続される。トランジスタ41は導通しているので、ビット線2に電流が流れ、該電流は論理「1」としてセンス増幅器46により検知される。ROM10のプログラミングは、ライン・ドライバ、センス増幅器、メモリ・セル・トランジスタ及び選択トランジスタの形成後に行われる。特に、ROM10のプログラミングは、これらの形成された素子に対するプロセスの表面安定化処理段階が行われた後に行われる。表面安定化処理段階は、次の処理及び環境条件から予め形成された素子を保護する表面安定化材料による被覆である。ROM10のプログラミングは、ROM10内の特定の点で電気的接続が要求されるか否かに依存して、2つの層間の接続を形成することにより又は接続を形成しないことにより実施される。例えば、論理「1」にプログラミングしたい全てのメモリ・セル・トランジスタは、閉プログラマブル層間接続34のようなメモリ・セル・トランジスタの近くの閉プログラマブル層間接続を有する。論理「0」にプログラミングしたい全てのメモリ・セル・トランジスタは、開プログラマブル層間接続32、36及び38のようなメモリ・セル・トランジスタの近くの開プログラマブル層間接続を有する。ROM10のプログラミングを完了するために、第1の層を第2の層に結合するために、2つの層は共に結合される。一形態では、閉プログラマブル層間接続は微細パッドで実施される。微細パッドは導電性結合パッドである。一形態では、微細パッドはCuSn合金でできている。別の形態では、微細パッドは銅又はその合金でできている。更に別の形態では、微細パッドは金又はその合金でできている。他の金属及び導電性材料が用いられてもよい。別の形態では、閉プログラマブル層間接続は貫通電極(through substrate via:TSV)で実施される。適切なTSV材料は、銅、タングステン、それらの合金及び金属を含む他の導電性材料を含む。
【0009】
図2は、第1の層内に実装される図1の概略図の一部を示す。第1の層は、例えば半導体ウエハ又は半導体ダイであってよい。プログラマブルROM10の全ての構造的結合が実施されなくてもよいので、図2はROM10’を示す。比較の便宜上、図1及び図2の同一の要素は同一の参照符号を付される。ROM10をROM10’と比較すると、列選択線16及び列選択線17が実装されていないことが分かる。つまり、接続層間接続28’及び30’をそれぞれプログラマブル層間接続に電気的に接続する相互接続は、図2の第1の層には実装されていない。
【0010】
図3は、第2の層内に実装される図1の概略図の一部を示す。第2の層も、例えば半導体ウエハ又は半導体ダイであってよい。プログラマブルROM10の残りの構造的結合は第2の層内に実施されなくてもよいので、図3はROM10’’を示す。比較の便宜上、図1及び図3の同一の要素は同一の参照符号を付される。ROM10をROM10’’と比較すると、列選択線16及び列選択線17が第2の層のROM10’’内に実装されていることが分かる。つまり、接続層間接続28’及び30’をそれぞれプログラマブル層間接続32’、36’とプログラマブル層間接続34’、38’とに電気的に接続する相互接続又は導体は、図3の第2の層にある。図3から直ちに分かるように、所望の全ての層間接続は第2の層内に更に実装される。従って、メモリ・セル12は論理「1」にプログラミングされることが望ましいので、閉プログラマブル層間接続34’’が実装される。メモリ・セル11、13及び14は論理「0」にプログラミングされることが望ましいので、第2の層内のこれらのメモリ・セル内には如何なる閉プログラマブル層間接続も実装されない。接続層間接続28及び30は、ROM10内で接続されることが望ましいので、ROM10’’は接続層間接続28’’及び30’’を実装する。従って、ROM10’’は、所定のプログラムに従って、ROM10’内のプログラミングを補完するように実装される。
【0011】
図4は、3D集積チップ50内の図1のROM10を実装するための、第1の層52と第2の層54の接続を示す透視図である。図1と図4を比較するため、共通の要素は同様の参照符号を有する。図4中の矢印により直ちに分かるように、第1の層52は、第2の層54に接続される。ギャップ56が2つの層の間に存在する。このギャップは、該ギャップを空隙のまま残すよりも構造的完成度を向上させるため、(図示されない)誘電体により満たされてよい。第1の層52内に実装されているように示されるメモリ・セル11は、論理ゼロにプログラミングされる。従って、第1の層52内のトランジスタ40のドレインと第2の層54内の列選択線16との間の如何なる電気的接続も存在しない。対照的に、メモリ・セル12は論理1としてプログラミングされ、第1の層52内のトランジスタ41のドレインと第2の層54内の列選択線17との間には閉プログラマブル層間接続34’及び34’’を介して電気的接続が存在する。図4を参照すると、列選択線16及び17は図の平面から出てくるように示されている。メモリ・セル12は論理「1」としてプログラミングされるので、列選択線17はメモリ・セル12に接続される。また、メモリ・セル11は論理「0」としてプログラミングされるので、列選択線16はメモリ・セル12に接続されない。従って、図4から直ちに分かるように、第1の層52の第2の層54への接続は、ROM10のプログラミングを達成する。表面安定化処理層は、少なくとも第2の層54の露出面に存在する。表面安定化処理層は、第1の層52の露出面にも存在してよい。表面安定化処理層は、第1の層52及び第2の層54の厚さに対して非常に薄いので、表面安定化処理層は図4及び次の断面図中で参照符号を付されない。層間接続34’’は、表面安定化処理材料により取り囲まれ、第2の層の表面に直接接触する。ある形態では、表面安定化処理材料は、層間接続が配置された領域内で、第2の層54からエッチングされる。表面安定化処理層は、層間接続を形成する前に形成される。結果として、層間接続の形成は、3D集積チップ50の製造に関連するプロセス・フローの早期の部分に統合されない。従って、3D集積チップ50の形成は、別個の、製造後の設備内で続けて行われるウエハ製造設備内で行われてよい。本願明細書に記載される方法は、ウエハ製造現場で製造される製品の種々の使用のために、より柔軟性を有する。
【0012】
図5は、3D集積チップ50内の図1のROM10を実装するための、第1の層52と第2の層54の接続を示す第2の透視図である。図1と図5を比較するため、再び共通の要素は同様の参照符号を有する。図5中の矢印は、第1の層52が第2の層54に接続されることを示す。図5から分かるように、メモリ・セル12及び14は列選択トランジスタ27と一緒に示される。列選択トランジスタ27は、図5中に30’及び30’’により集合的に表された接続層間接続30に接続されているように示される。同様に、メモリ・セル12は、閉層間接続34の構成部分34’及び34’’により論理「1」にプログラミングされるとして示される。メモリ・セル14は、第2の層からの構成部分38を有さずに構成部分38’のみを有することにより、論理「0」にプログラミングされるとして示される。従って、ギャップ56又はギャップ56を満たす誘電体は、トランジスタ43が列選択線17に電気的に接続されないようにする。センス増幅器46のような他の能動回路は、層52内に実装される。一形態では、層52は半導体ダイであり、能動回路はバルク基盤内に実装される。
【0013】
図6は、本発明によりプログラミングされたROMの別の実施形態を示す。ROM150は、第2の層154に結合された第1の層152を有する。前述の説明との比較の便宜上、図6及び7中の図1−5中の要素と同様の要素は同一の参照符号を付される。第2の層154内で微細パッドを用いる代わりに、図示された実施形態は第2の層154内にTSVを実装する。第2の層154は基盤156を有する。一形態では、基盤156は単結晶シリコンであるが、他の半導体材料が用いられてもよい。基盤156のオーバーレイは、相互接続誘電体158である。一形態では、相互接続誘電体158は酸化物であるが、他の誘電体材料が用いられてもよい。第2の層154の基盤156内には、貫通電極132及び貫通電極134のような複数のTSVが形成される。貫通電極132に隣接して誘電体126があり、貫通電極134に隣接して誘電体127がある。貫通電極132は、導電性要素120を介して列選択線116に接続される。貫通電極134は、導電性要素121を介して列選択線17に接続される。貫通電極132及び貫通電極134は、実質的に同一の長さであり、第2の層154からほぼ同じだけ延在している。第1の層152上には、閉プログラマブル層間接続34’が形成され、トランジスタ41に関連付けられたメモリ・セル12を列選択線17に電気的に接続させる。従って、第1の層152が第2の層154に結合される結果として、メモリ・セル12は論理1にプログラミングされる。列選択線116とトランジスタ40との間に如何なる電気的接続も存在しないとき、トランジスタ40に関連付けられたメモリ・セル11は、論理0にプログラミングされる。理解されるべき点は、閉プログラマブル層間接続34’と貫通電極134との結合と共に、更なる導電性材料が用いられてよいことである。従って、2つの別個のウエハ又はダイの結合の結果として、ROM150のプログラミングが達成される。
【0014】
図7は、ROM150の代替の図を示す。図7では、列選択線117の全長の一部が第2の層154の相互接続誘電体158内にあるとして示される。この図では、トランジスタ41及び43並びにそれらの接続の別の考えに加えて、接続層間接続が示される。第1の層152内には、センス増幅器46のような追加能動回路がある。第2の層154の基盤156内に形成された貫通電極130及び134は、第1の層152への電気的接続を構成する。一方で、貫通電極138は、第1の層152への電気的接続を構成しない。従って、トランジスタ41に関連付けられたメモリ・セル12は論理「1」にプログラミングされ、トランジスタ43に関連付けられたメモリ・セル14は論理「1」にプログラミングされる。この観点から、ROM150のプログラミングを達成するために2つの層が必要であることが明らかである。
【0015】
以上から理解されるべき点は、マスク・プログラマブルROMのような半導体メモリを形成及びプログラミングする方法が提供されることである。理解されるべき点は、各層内に実装された微細パッドがROMをプログラミングするために用いられてよいことである。このように、微細パッドはプログラミングのためのマスクとして機能する。他の実施形態では、貫通電極(TSV)がROMをプログラミングするために用いられてもよい。本願明細書に記載された微細パッド及びTSVにより提供されるマスク・プログラミング機能は、2つの層の何れか一方のみ又は両方に実施されてもよい。例えば、2つの層間の開接続は、一方の層のみ又は両方の層内に微細パッド又はTSVの欠落として実施されてもよい。
【0016】
一形態では、プログラマブル読み出し専用メモリが提供される。第1の層は、列選択トランジスタ26及び27、ワード線ドライバ48及び49並びにセンス増幅器46のような機能能動素子を有する。第1の層は、メモリ・セル11−14のトランジスタ40−43のような少なくとも1つの未プログラミング(non-programmed)能動素子も有する。第2の層は、少なくとも1つの未プログラミング能動素子に関連付けられた少なくとも導電性経路を有する。第1の層及び第2の層は、両方とも半導体ウエハであってよい。別の形態では、第1の層及び第2の層は、両方とも半導体ダイであってよい。更に別の形態では、第1の層及び第2の層は、両方とも、ダイ・モジュールのような複数のダイのグループであってよい。結合層間接続は、第1の層を第2の層に結合する。結合層間接続は、少なくとも1つの未プログラミング能動素子をプログラミングするために及び導電性経路をプログラミング済み能動素子に関連付けるために、少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続を有する。一形態では、機能能動素子は、複数の列選択トランジスタ、複数のワード線ドライバ及びセンス増幅器を有する。別の形態では、少なくとも1つの未プログラミング能動素子は、トランジスタのアレイを更に有する。該トランジスタのアレイは、第1の層内に配置され、複数の行及び列を形成し、アレイ内の各トランジスタは電気的に接続されていない1つの電極を有する。
【0017】
別の形態では、少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続は、閉プログラマブル層間接続又は開プログラマブル層間接続を有する。更に別の形態では、閉プログラマブル層間接続は第1の論理状態を表し、開プログラマブル層間接続は第1の論理状態と異なる第2の論理状態を表す。更に別の形態では、閉プログラマブル層間接続では微細パッド接続が存在し、開プログラマブル層間接続では結合インタフェースに微細パッドが存在しない。更に別の形態では、少なくとも1つのプログラマブル層間接続は結合された微細パッド接続を有する。別の形態では、結合された微細パッド接続は、(i)CuSn(銅/スズ)合金接合材、(ii)Cu−Cu(銅/銅)接合材及び(iii)Au−Au(金/金)接合材から選択された1つを有する。更に別の形態では、少なくとも1つのプログラマブル層間接続のプログラミングは、第1の層、第2の層及び第1の層と第2の層の両方の組み合わせを有するグループから選択された1つの微細パッドのマスク・パターンにより定められる。更に別の形態では、第1の層及び第2の層のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの貫通電極を有する基盤である。ここで、少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続は、(i)結合された微細パッド及び貫通電極接続により形成された閉プログラマブル層間接続又は(ii)微細パッド及び貫通電極が結合インタフェースに存在しないことにより形成された開プログラマブル層間接続の何れかを更に有する。別の形態では、第1の層は、少なくとも1つの未プログラミング能動素子に結合された少なくとも1つの貫通電極を更に有する基盤を有する。ここで、少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続は、結合された微細パッド及び貫通電極を用いてプログラミングされる少なくとも1つの未プログラミング能動素子を更に有する。別の形態では、第2の層は、導電性経路に結合された少なくとも1つの貫通電極を更に有する基盤を有する。少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続は、少なくとも1つの未プログラミング能動素子をプログラミングするために及び少なくとも1つの貫通電極で導電性経路を未プログラミング能動素子に接続するために、導電性材料を更に有する。別の形態では、第1の層は半導体ウエハ又は半導体ダイを有し、第2の層は半導体ウエハ又は半導体ダイを有する。更に別の形態では、機能能動素子及び少なくとも1つの未プログラミング能動素子はシステム・オン・チップの一部を有する。
【0018】
一形態では、プログラミング済み記憶素子は、機能能動素子及び少なくとも1つの未プログラミング能動素子を有する第1の層を有する。第2の層は、少なくとも1つの未プログラミング能動素子に関連付けられる少なくとも導電性経路を有する。結合層間接続は、第1の層を第2の層に結合する。結合層間接続は、少なくとも1つの未プログラミング能動素子をプログラミングするために及び導電性経路を少なくとも1つのプログラミング済み能動素子に関連付けるために、少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続を有する。少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続は、閉プログラマブル層間接続又は開プログラマブル層間接続のうちの1つを有する。閉プログラマブル層間接続は第1の論理状態を表し、開プログラマブル層間接続は第2の論理状態を表す。第2の論理状態は、第1の論理状態と異なる。閉プログラマブル層間接続は、微細パッド接続の存在を有する。開プログラマブル層間接続は、結合インタフェースに微細パッド接続の不存在を有する。第1の層は半導体ウエハ又は半導体ダイの少なくとも一方を有し、第2の層は半導体ウエハ又は半導体ダイの少なくとも一方を有する。
【0019】
別の形態では、プログラマブル記憶素子を形成する方法が提供される。機能能動素子及び少なくとも1つの未プログラミング能動素子を有する第1の層が設けられる。少なくとも1つの未プログラミング能動素子に関連付けられた少なくとも導電性経路を有する第2の層が設けられる。第1の層は、層間接続を用いて第2の層に結合される。結合層間接続は、少なくとも1つの未プログラミング能動素子をプログラミングしてプログラミング済み能動素子にするために及び導電性経路をプログラミング済み能動素子に関連付けるために、少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続を有する。別の形態では、第1の層及び第2の層のうちの少なくとも1つの表面層は、第1の層を第2の層に結合する前に表面安定化処理を施される。従って、ROMのプログラミングは、表面安定化処理の後に製造の後期段階で行うことができる。従って、プログラミングのコストは低減し、プログラミングは、層の表面安定化処理の前に製造処理フローの一部として行われる場合よりも通常早期に行われる。貫通電極が結合層間接続として両方の層に実装されるとき、いずれの層の表面にも表面安定化処理は必要ない。別の形態では、少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続は、閉プログラマブル層間接続又は開プログラマブル層間接続のうちの1つとして形成される。閉プログラマブル層間接続は第1の論理状態を表し、開プログラマブル層間接続は第2の論理状態を表す。第2の論理状態は、第1の論理状態と異なる。閉プログラマブル層間接続は微細パッド接続を有し、開プログラマブル層間接続は第1の層と第2の層との間の結合インタフェースに微細パッドの不存在を有する。一形態では、結合層間接続は、結合された微細パッド接続を更に有する。結合された微細パッド接続は、ある形態では、(i)CuSn合金接合材、(ii)Cu−Cu接合材及び(iii)Au−Au接合材から選択された1つを有する。他の合金が実施されてもよい。別の形態では、第1の層は半導体ウエハ又は半導体ダイのいずれかとして設けられ、第2の層は半導体ウエハ又は半導体ダイのいずれかとして設けられる。
【0020】
本発明は特定の導電型又は電位の極性に関して記載されたが、当業者は導電型及び電位の極性が逆にされてもよいことを理解する。更に、本願明細書及び特許請求の範囲の用語「前」、「後」、「上部」、「下部」、「高い」、「上方」、「下方」、「低い」等は、説明を目的として用いられており、必ずしも恒久的な相対位置を表すものではない。理解されるべき点は、これらの用いられる用語が、本願明細書に記載された実施形態を例えば図示された方向又は本願明細書に記載された方向以外の他の方向で動作させるような適切な環境下で相互に交換可能であることである。
【0021】
本発明は特定の実施形態に関して本願明細書で説明されたが、種々の変化及び変更が、本発明の範囲及び添付の特許請求の範囲から逸脱することなくなされてよい。例えば、方法は、ROMに加えて他のマスク・プログラマブル素子を形成するために用いられてもよい。例として、本願明細書の教示を用いたマスク・プログラマブル・メモリ・セルは、ヒューズ、アンチヒューズ及びフラッシュ不揮発性メモリ・セルのような他の種類のメモリ・セルと組み合わせて用いられてもよい。このような組み合わせは、同一のメモリ・アレイ内又は3D素子の異なるメモリ・アレイ内に存在してもよい。更に、他の形態では、第1の層は、機能能動素子、少なくとも1つの未プログラミング能動素子及び少なくとも1つのプログラミング済み能動素子を有する。このような実施形態では、第1の層にある少なくとも1つのプログラミング済み能動素子は、種々の知られているプログラミング構造及び方法の何れを用いてプログラミングされてもよい。本実施形態では、第1の層にある少なくとも1つの未プログラミング能動素子は、3D素子の一部の安全性を強化するために用いられてよい。ROM内のプログラミングされたコードの変更は、3D素子の構造的な完全性を破壊しなければ不可能なので、安全性の強化は、本願明細書に記載されたプログラマブルROMとともに提供される。自動車用マイクロコントローラのようなプログラマブルROMを用いた多くの適用では、ROMに格納された製造者のプログラムが変更されないことが、安全性及び信頼性の面から非常に重要である。更に別の形態では、2つの層が互いに結合されるとき機能的に接続される第1の層及び第2の層の両方に機能能動素子がある。技術は、第1の層のROMメモリ・アレイの第1の部分のトランジスタ及び第2の層のROMメモリ・アレイの第2部分のトランジスタを実装するために必要な場合に適用されてよい。単一の3D素子内では、結合は微細パッド接続及び貫通電極(TSV)と組み合わされて実装されてよい。
【0022】
明細書及び図面は、限定ではなく説明と考えられ、全ての変更は本願発明の範囲内に包含されるとみなされる。特定の実施形態に関して本願明細書に記載された如何なる利点、利益又は問題の解決法も、必須、必要又は必要不可欠な特徴又は如何なる若しくは全ての請求項の要素であると考えられるべきではない。
【0023】
本願明細書で用いられる単数を示す語は1又は複数を意味する。また、請求項中の「少なくとも1つの」及び「1又は複数の」のような修飾語の使用は、同一の請求項が「1又は複数の」又は「少なくとも1つの」のような修飾語及び単数を表す冠詞を有するときでも、単数を表す不定冠詞による他の請求項の要素の導入が該導入された請求項の要素を含む特定の請求項を該要素を1つのみ有する発明に限定すると考えられるべきではない。定冠詞についても同様である。特に示されない限り、「第1」及び「第2」のような語は、これらの語が表す要素間を任意に区別するために用いられる。従って、これらの語は必ずしも要素間の時間的又は他の優先順位を示すものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機能能動素子及び少なくとも1つの未プログラミング能動素子を有する第1の層;
該少なくとも1つの未プログラミング能動素子に関連付けられる少なくとも1つの導電性経路を有する第2の層;及び
前記第1の層を該第2の層に結合する結合層間接続;
を有し、
前記結合層間接続は、前記少なくとも1つの未プログラミング能動素子をプログラミングし前記導電性経路を前記少なくとも1つの未プログラミング能動素子に結合する少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続を有する、
ことを特徴とするプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項2】
前記機能能動素子は:
複数の列選択トランジスタ;
複数のワード線ドライバ;及び
センス増幅器;
を有する、
ことを特徴とする請求項1記載のプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項3】
前記少なくとも1つの未プログラミング能動素子は、トランジスタのアレイを更に有し、
該トランジスタのアレイは、第1の層内に配置され、複数の行及び列を形成し、アレイ内の各トランジスタは電気的に接続されていない1つの電極を有する、
ことを特徴とする請求項2記載のプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項4】
前記少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続は、閉プログラマブル層間接続又は開プログラマブル層間接続を有する、
ことをとする請求項1記載のプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項5】
前記閉プログラマブル層間接続は第1の論理状態を表し、前記開プログラマブル層間接続は第1の論理状態と異なる第2の論理状態を表す、
ことを特徴とする請求項4記載のプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項6】
前記閉プログラマブル層間接続は微細パッド接続の存在を有し、
前記開プログラマブル層間接続は結合インタフェースに微細パッドの不存在を有する、
ことを特徴とする請求項4記載のプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項7】
前記結合層間接続は、結合された微細パッド接続を更に有する、
ことを特徴とする請求項1記載のプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項8】
前記結合された微細パッド接続は、(i)CuSn合金接合材、(ii)Cu−Cu接合材及び(iii)Au−Au接合材から選択された1つを有する、
ことを特徴とする請求項7記載のプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項9】
前記少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続のプログラミングは、前記第1の層、前記第2の層及び前記第1の層と前記第2の層の両方の組み合わせを有するグループから選択された1つの微細パッドのマスク・パターンにより定められる、
ことを特徴とする請求項1記載のプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項10】
前記第1の層及び前記第2の層のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの貫通電極を有する基盤を有し、
前記少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続は、(i)結合された微細パッド及び貫通電極接続により形成された閉プログラマブル層間接続、又は(ii)微細パッド及び貫通電極の結合インタフェースのおける不存在により形成された開プログラマブル層間接続の何れかを更に有する、
ことを特徴とする請求項1記載のプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項11】
前記第1の層は、前記少なくとも1つの未プログラミング能動素子に結合された少なくとも1つの貫通電極を更に有する基盤を有し、
前記少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続は、前記結合された微細パッド及び前記貫通電極を用いてプログラミングされる少なくとも1つの未プログラミング能動素子を更に有する、
請求項10記載のプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項12】
前記第2の層は、導電性経路に結合された少なくとも1つの貫通電極を更に有する基盤を有し、
前記少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続は、前記少なくとも1つの未プログラミング能動素子をプログラミングするために及び前記少なくとも1つの貫通電極で前記導電性経路を前記未プログラミング能動素子に接続するために、導電性材料を更に有する、
ことを特徴とする請求項10記載のプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項13】
前記第1の層は半導体ウエハ又は半導体ダイを有し、前記第2の層は半導体ウエハ又は半導体ダイを有する、
ことを特徴とする請求項1記載のプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項14】
機能能動素子及び前記少なくとも1つの未プログラミング能動素子はシステム・オン・チップの一部を有する、
ことを特徴とする請求項1記載のプログラマブル読み出し専用メモリ。
【請求項15】
機能能動素子及び少なくとも1つの未プログラミング能動素子を有する第1の層;
該少なくとも1つの未プログラミング能動素子に関連付けられる少なくとも導電性経路を有する第2の層;及び
前記第1の層を前記第2の層に結合する結合層間接続;
を有し、
前記結合層間接続は、前記少なくとも1つの未プログラミング能動素子をプログラミングし、前記導電性経路を前記少なくとも1つの未プログラミング能動素子に結合するために、少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続を有し、
前記少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続は、閉プログラマブル層間接続及び開プログラマブル層間接続のうちの1つを有し、
前記閉プログラマブル層間接続は第1の論理状態を表し、前記開プログラマブル層間接続は該第1の論理状態と異なる第2の論理状態を表し、
前記閉プログラマブル層間接続は微細パッド接続の存在を有し、前記開プログラマブル層間接続は結合インタフェース内の該微細パッドの不存在を有し、
前記第1の層は半導体ウエハ及び半導体ダイのうちの少なくとも1つを有し、前記第2の層は半導体ウエハ及び半導体ダイのうちの少なくとも1つを有する、
ことを特徴とするプログラミングされた記憶素子。
【請求項16】
機能能動素子及び少なくとも1つの未プログラミング能動素子を有する第1の層を設ける段階;
該少なくとも1つの未プログラミング能動素子に関連付けられる少なくとも1つの導電性経路を有する第2の層を設ける段階;及び
結合層間接続を形成するために、層間接続を用いて前記第1の層を前記第2の層に結合する段階;
を有し、
前記結合層間接続は、前記少なくとも1つの未プログラミング能動素子をプログラミングしてプログラミング済み能動素子にし及び前記導電性経路を該プログラミング済み能動素子に関連付ける、少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続を有する、
ことを特徴とするプログラマブル記憶素子を形成する方法。
【請求項17】
前記第1の層を前記第2の層に結合する前に、該第1の層及び該第2の層のうちの少なくとも1つの表面層に表面安定化処理を施す段階;
を更に有する請求項16記載の方法。
【請求項18】
閉プログラマブル層間接続又は開プログラマブル層間接続として少なくとも1つの結合されたプログラマブル層間接続を形成する段階;
を更に有し、
前記閉プログラマブル層間接続は第1の論理状態を表し、前記開プログラマブル層間接続は該第1の論理状態と異なる第2の論理状態を表し、
前記閉プログラマブル層間接続は微細パッド接続を有し、前記開プログラマブル層間接続は前記第1の層と前記第2の層との間の結合インタフェースにおける該微細パッドの不存在を有する、
ことを特徴とする請求項17記載の方法。
【請求項19】
結合された微細パッド接続として前記結合層間接続を形成する段階;
を更に有し、
前記結合された微細パッド接続は、(i)CuSn合金接合材、(ii)Cu−Cu接合材及び(iii)Au−Au接合材から選択された1つを有する、
ことを特徴とする請求項17記載の方法
【請求項20】
半導体ウエハ又は半導体ダイの何れかとして前記第1の層を設ける段階;及び
半導体ウエハ又は半導体ダイの何れかとして前記第2の層を設ける段階;
を更に有する請求項17記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2010−541281(P2010−541281A)
【公表日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−528016(P2010−528016)
【出願日】平成20年8月27日(2008.8.27)
【国際出願番号】PCT/US2008/074453
【国際公開番号】WO2009/045666
【国際公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【出願人】(504199127)フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド (806)
【Fターム(参考)】