説明

2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、カップラー、特定の界面活性剤及び酸化剤を含む酸性pHの染料組成物

【課題】天然のまたは染色された毛髪上で十分に目に見え、且つ毛根から毛先まで十分に均一である赤色、銅色、またはマホガニー色の色調を与える、ケラチン繊維染色用の新規な組成物を提供することである。
【解決手段】本発明は、酸化塩基としての2,3-ジアミノ-6,7-ジヒドロ-1H,5H-ピラゾロ[1,2-a]ピラゾール-1-オンまたはこの付加塩、少なくとも1つのカップラー、オキシアルキレン化またはグリセロール化脂肪アルコール、サルフェートまたはスルホネート型のアニオン界面活性剤、及びベタイン型両性界面活性剤から選択される少なくとも1つの界面活性剤、並びに少なくとも1つの酸化剤を含み、組成物のpHが5.5〜7.5の範囲である、ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、例えば毛髪等の染色用組成物を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、酸化塩基(oxidation base)としての2,3-ジアミノ-6,7-ジヒドロ-1H,5H-ピラゾロ[1,2-a]ピラゾール-1-オンまたはこの付加塩、少なくとも1つのカップラー、オキシアルキレン化またはグリセロール化脂肪アルコール、サルフェートまたはスルホネート型のアニオン界面活性剤、及びベタイン型両性界面活性剤から選択される少なくとも1つの界面活性剤、並びに少なくとも1つの酸化剤を含み、組成物のpHが5.5〜7.5の範囲である、ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、例えば毛髪等の染色用組成物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特にオルト-またはパラ-フェニレンジアミン、オルト-またはパラ-アミノフェノール、及び複素環式化合物、例えばジアミノピラゾール誘導体、ピラゾロ[1,5-a]-ピリミジン誘導体、ピリミジン誘導体、ピリジン誘導体、インドール誘導体、及びインドリン誘導体等、一般に酸化塩基として知られている酸化染料前駆体を含む染料組成物でケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、例えば毛髪を染色することは、既知の慣行である。酸化染料前駆体または酸化塩基は、無色または薄く着色した化合物であり、酸化性生成物と組み合わされると、酸化縮合プロセスを経て染料または着色された化合物を生じ得る。このようにして永久的な着色が得られる。
【0003】
また、これら酸化塩基により得られる濃淡を、これらにカップラーまたは調色剤を組み合わせることにより、変化させることができることも知られており、後者はメタ-フェニレンジアミン、メタ-アミノフェノール、メタ-ヒドロキシフェノール、及びある種の複素環式化合物から特に選択される。
【0004】
酸化塩基及びカップラーとして使用される分子の多様性により、広範囲の色を得ることが可能になる。
【0005】
標準的な酸化塩基、例えばパラ-アミノフェノール、オルト-アミノフェノール、及びこれらの誘導体等を(場合により、酸性pHで標準的なカップラーと組み合わせて)使用しても、天然のまたは染色された毛髪上で十分に目に見え、且つ毛根から毛先まで十分に均一である赤色、銅色、またはマホガニー色の色調において明度を有する濃淡を得ることはできない。
【特許文献1】英国特許第1026978号
【特許文献2】英国特許第1153196号
【特許文献3】フランス特許出願第2801308号
【特許文献4】ドイツ特許第2359399号
【特許文献5】日本特許第88-169571号
【特許文献6】日本特許第0563124号
【特許文献7】ヨーロッパ特許第0770375号
【特許文献8】国際公開第96/15765号
【特許文献9】フランス特許出願第2750048号
【特許文献10】ドイツ特許第3843892号
【特許文献11】ドイツ特許第4133957号
【特許文献12】国際公開第94/08969号
【特許文献13】国際公開第94/08970号
【特許文献14】フランス特許出願第2733749号
【特許文献15】ドイツ特許第19543988号
【特許文献16】フランス特許第2586913号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、十分に目に見え、強く、色鮮やか、且つ審美的で、あまり選択的でなく、毛髪がさらされ得る様々な攻撃因子、例えばシャンプー、光、汗、及び永続的に形を整える施術等に非常に抵抗性である、赤色、銅色、またはマホガニー色の色調において明度を有する着色を酸性pHで得ることを可能にする、ケラチン繊維染色用の新規な組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
従って、本発明の主題は、適切な染色媒体中に、
・以下の式(I)の2,3-ジアミノ-6,7-ジヒドロ-1H,5H-ピラゾロ[1,2-a]ピラゾール-1-オン及びこの付加塩から選択される少なくとも1つの酸化塩基;
【化1】

・少なくとも1つカップラー;
・オキシアルキレン化またはグリセロール化脂肪アルコール、サルフェート型またはスルホネート型アニオン界面活性剤、及びベタイン型両性界面活性剤から選択される少なくとも1つの界面活性剤;並びに
・少なくとも1つの酸化剤;
を含み、組成物のpHが5.5〜7.5の範囲であり、組成物がオキシアルキレン化またはグリセロール化脂肪アルコールを含む場合、それは、3-アミノ-2-メチルアミノ-6-メトキシピリジン;ブロモデカンN,N-ジメチルエタノールアミンで4級化されている1,3-ビス(イソシアナトメチルシクロヘキサン)N,N-ジメチルエタノールアミンとポリオキシエチレンとの縮合から得られる脂肪鎖カチオン性ポリウレタン;エチレンオキシド150または180モルを含むポリエチレングリコール、デシルアルコール、及びメチレンビス(4-シクロヘキシルイソシアネート)の重縮合物;グリセロール2モルでポリグリセロール化されたセテアリルアルコールとグリセロール6モルでポリグリセロール化されたセテアリルアルコールとの混合物;へキシレングリコールのいずれをも含まないという条件を有する、ケラチン繊維の染色用組成物である。
【0008】
本発明は、ケラチン繊維上に、天然のまたは染色された毛髪上で十分に目に見え、且つ毛根から毛先まで十分に均一である赤色、銅色、またはマホガニー色の色調において明度を有する着色を得ることを可能にする。
【0009】
本発明の別の主題は、本発明の組成物を使用する、ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、例えば毛髪等を染色する方法、及びまたケラチン繊維染色のためのこの組成物の使用である。
【0010】
最後に、本発明の主題は、第一に酸化塩基としての2,3-ジアミノ-6,7-ジヒドロ-1H,5H-ピラゾロ[1,2-a]ピラゾール-1-オンまたはこの付加塩、カップラー、並びにオキシアルキレン化またはグリセロール化脂肪アルコール、サルフェート型またはスルホネート型アニオン界面活性剤、及びベタイン型両性界面活性剤から選択される界面活性剤を含む染料組成物と、第二に酸化剤を含む組成物とを含む染色キットである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
他に示されなければ、本発明の関係で与えられる数値の範囲の限界値は、これらの範囲に包含される。
【0012】
式(I)の2,3-ジアミノ-6,7-ジヒドロ-1H,5H-ピラゾロ[1,2-a]ピラゾール-1-オン及びこの付加塩から選択される酸化塩基は、一般的に当該染料組成物のおよそ全重量に対して、それぞれ0.001重量%〜10重量%、好ましくは0.005重量%〜6重量%の量で本発明の組成物中に存在する。
【0013】
本発明の関係において有用であるカップラーを、メタ-フェニレンジアミン、メタ-アミノフェノール、メタ-ジフェノール、ナフタレン系カップラー、及び複素環式カップラー、並びにこれらの付加塩から選択することができる。
【0014】
列挙され得る例は、2-メチル-5-アミノフェノール、5-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルフェノール、6-クロロ-2-メチル-5-アミノフェノール、3-アミノフェノール、1,3-ジヒドロキシベンゼン、1,3-ジヒドロキシ-2-メチルベンゼン、4-クロロ-1,3-ジヒドロキシベンゼン、2,4-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチルオキシ)-ベンゼン、2-アミノ-4-(β-ヒドロキシエチルアミノ)-1-メトキシ-ベンゼン、1,3-ジアミノベンゼン、1,3-ビス(2,4-ジアミノ-フェノキシ)プロパン、3-ウレイドアニリン、3-ウレイド-1-ジメチル-アミノベンゼン、セサモール、1-β-ヒドロキシエチルアミノ-3,4-メチレンジオキシベンゼン、α-ナフトール、2-メチル-1-ナフトール、6-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキシ-N-メチル-インドール、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン、6-ヒドロキシベンゾ-モルホリン、3,5-ジアミノ-2,6-ジメトキシピリジン、1-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-3,4-メチレンジオキシベンゼン、及び2,6-ビス(β-ヒドロキシエチルアミノ)トルエン、並びにこれらの酸との付加塩を含む。
【0015】
本発明の好ましい一実施形態によれば、カップラーはメタ-アミノフェノールから選択される。好ましくは、本発明の関係で有用であるメタ-アミノフェノールは、以下の式(II):
【化2】

[式中、R1及びR2は、同じであっても異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、モノヒドロキシアルキル基、ポリヒドロキシアルキル基、モノアミノアルキル基を表し;R1及びR2は、これらが結合している窒素原子と共に、飽和または不飽和の、1つまたは複数のヘテロ原子を含む5員〜7員の環状基を形成し、それは、カルボキシル基、カルボキサミド基、ヒドロキシル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基、及びジアルキルアミノ基から選択される1つまたは複数の基で置換されていても、置換されていなくてもよく、アルキル基は、場合により、1つまたは複数のヒドロキシル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基、またはジアルキルアミノ基によって置換されており;R3は、互いに独立して、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、モノヒドロキシアルキル基、ポリヒドロキシアルキル基、モノヒドロキシアルコキシ基、ポリヒドロキシアルコキシ基を表し;nは、0と3の間の整数である]
の化合物及びこれらの付加塩から選択される。
【0016】
本発明の関係において、「アルキル基」という用語は、他に示されなければ、直鎖または分岐のC1〜C10、好ましくはC1〜C6、さらに好ましくはC1〜C4のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、イソブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、またはヘキシル基等を意味する。
【0017】
本発明の関係において、ヘテロ原子を、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、及びリン原子から選択することができる。
【0018】
本発明の関係において、ハロゲン原子を、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、及びフッ素原子から選択することができる。
【0019】
本発明の特定の一実施形態によれば、R1及びR2は、互いに独立して、水素原子;アルキル基、例えばメチル基またはエチル基等;モノヒドロキシアルキル基、例えばβ-ヒドロキシエチル基またはγ-ヒドロキシプロピル基等を表し、あるいはR1及びR2は、これらが結合している窒素原子と共に、ピロリジン、ピペリジン、ホモピペリジン、ピペラジン、ホモピペラジン、及びモルホリンの複素環から選択される環を形成し、前記環は、1つまたは複数のヒドロキシル基、アミノ基、モノ(C1-C2)アルキルアミノ基、ジ(C1-C2)アルキルアミノ基、カルボキシル基、またはカルボキサミド基、あるいは場合により、1つまたは複数のヒドロキシル基、アミノ基、モノ(C1-C2)アルキルアミノ基、またはジ(C1-C2)アルキルアミノ基で置換されているC1-C4アルキル基で置換されている可能性があり、とりわけピロリジン、2,5-ジメチルピロリジン、ピロリジン-2-カルボン酸、3-ヒドロキシピロリジン-2-カルボン酸、4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボン酸、2,4-ジカルボキシピロリジン、3-ヒドロキシ-2-ヒドロキシメチルピロリジン、2-カルボキサミドピロリジン、3-ヒドロキシ-2-カルボキサミドピロリジン、2-ヒドロキシメチルピロリジン、3,4-ジヒドロキシ-2-ヒドロキシメチルピロリジン、3-ヒドロキシピロリジン、3,4-ジヒドロキシピロリジン、3-アミノピロリジン、3-メチルアミノピロリジン、3-ジメチルアミノピロリジン、4-アミノ-3-ヒドロキシピロリジン、3-ヒドロキシ-4-(β-ヒドロキシエチル)アミノピロリジン、ピペリジン、2,6-ジメチルピペリジン、2-カルボキシピペリジン、2-カルボキサミドピペリジン、2-ヒドロキシメチルピペリジン、3-ヒドロキシ-2-ヒドロキシメチルピペリジン、3-ヒドロキシピペリジン、4-ヒドロキシピペリジン、3-ヒドロキシメチルピペリジン、ホモピペリジン、2-カルボキシホモピペリジン、2-カルボキサミドホモピペリジン、ホモピペラジン、N-メチルホモピペラジン、N-(2-ヒドロキシエチル)ホモピペラジン、ピペラジン、4-メチルピペラジン、4-エチルピペラジン、4-(β-ヒドロキシエチル)ピペラジン、及びモルホリンから選択され、これらは、とりわけ以下の群:ピロリジン-1-イル;ピペリジン-1-イル;ピペラジン-1-イル;4-メチルピペラジン-1-イル; 4-エチルピペラジン-1-イル;4-(β-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル;モルホリン-4-イルを形成する。
【0020】
本発明の特定の一実施形態によれば、R3は、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、及びモノヒドロキシアルコキシ基から選択される。例として、R3は、塩素原子、メチル基、メトキシ基、及びβ-ヒドロキシエチルオキシ基から選択される。
【0021】
本発明の特定の一実施形態によれば、nは0、1、または2を表す。例として、nは1または2に等しい。nが1に等しい場合、R3は2の位置にあってよく、nが2に等しい場合、R3は2及び4の位置にあるか、2及び6の位置にあってよい。
【0022】
本発明の関係において有用である式(II)の置換メタ-アミノフェノールとしては、5-アミノ-2-メトキシフェノール、5-アミノ-2-(β-ヒドロキシエチルオキシ)フェノール、5-アミノ-2-メチルフェノール、5-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルフェノール、5-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-4-メトキシ-2-メチルフェノール、5-アミノ-4-メトキシ-2-メチルフェノール、5-アミノ-4-クロロ-2-メチルフェノール、6-クロロ-2-メチル-5-アミノフェノール、5-アミノ-2,4-ジメトキシフェノール、5-(γ-ヒドロキシプロピルアミノ)-2-メチルフェノール、3-ジメチルアミノフェノール、2-メチル-5-ジメチルアミノフェノール、2-エチル-5-ジメチルアミノフェノール、2-メトキシ-5-ジメチルアミノフェノール、2-エトキシ-5-ジメチルアミノフェノール、2-(β-ヒドロキシエチル)-5-ジメチルアミノフェノール、3-ジエチルアミノフェノール、2-メチル-5-ジエチルアミノフェノール、2-エチル-5-ジエチルアミノフェノール、2-メトキシ-5-ジエチルアミノフェノール、2-エトキシ-5-ジエチルアミノフェノール、2-(β-ヒドロキシエチル)-5-ジエチルアミノフェノール、3-ジ(β-ヒドロキシエチル)アミノフェノール、2-メチル-5-ジ(β-ヒドロキシエチル)アミノフェノール、2-エチル-5-ジ(β-ヒドロキシエチル)アミノフェノール、2-メトキシ-5-ジ(β-ヒドロキシエチル)アミノフェノール、2-エトキシ-5-ジ(β-ヒドロキシエチル)アミノフェノール、2-(β-ヒドロキシエチル)-5-ジ(β-ヒドロキシエチル)アミノフェノール、3-ピロリジン-1-イルフェノール、2-メチル-5-ピロリジン-1-イルフェノール、2-エチル-5-ピロリジン-l-イルフェノール、2-メトキシ-5-ピロリジン-1-イルフェノール、2-エトキシ-5-ピロリジン-1-イルフェノール、2-(β-ヒドロキシエチル)-5-ピロリジン-1-イルフェノール、3-ピペリジン-1-イルフェノール、2-メチル-5-ピペリジン-1-イルフェノール、2-エチル-5-ピペリジン-1-イルフェノール、2-メトキシ-5-ピペリジン-1-イルフェノール、2-エトキシ-5-ピペリジン-1-イルフェノール、2-(β-ヒドロキシエチル)-5-ピペリジン-1-イルフェノール、3-ピペラジン-1-イルフェノール、2-メチル-5-ピペラジン-1-イルフェノール、2-エチル-5-ピペラジン-1-イルフェノール、2-メトキシ-5-ピペラジン-1-イルフェノール、2-エトキシ-5-ピペラジン-1-イルフェノール、2-(β-ヒドロキシエチル)-5-ピペラジン-1-イルフェノール、3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェノール、2-メチル-5-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェノール、2-エチル-5-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェノール、2-メトキシ-5-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェノール、2-エトキシ-5-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェノール、2-(β-ヒドロキシエチル)-5-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェノール、3-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェノール、2-メチル-5-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェノール、2-エチル-5-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェノール、2-メトキシ-5-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェノール、2-エトキシ-5-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェノール、2-(β-ヒドロキシエチル)-5-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェノール、3-(4-(β-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェノール、2-メチル-5-(4-(β-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェノール、2-エチル-5-(4-(β-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェノール、2-メトキシ-5-(4-(β-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェノール、2-エトキシ-5-(4-(β-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェノール、2-(β-ヒドロキシエチル)-5-(4-(β-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェノール、3-モルホリン-4-イルフェノール、2-メチル-5-モルホリン-4-イルフェノール、2-エチル-5-モルホリン-4-イルフェノール、2-メトキシ-5-モルホリン-4-イルフェノール、2-エトキシ-5-モルホリン-4-イルフェノール、2-(β-ヒドロキシエチル)-5-モルホリン-4-イルフェノールをとりわけ挙げることができる。
【0023】
好ましい一実施形態によれば、R1及びR2は、互いに独立して、水素原子またはモノ-もしくはポリヒドロキシアルキル基を表す。5-アミノ-2-メチルフェノール及び5-[N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ]-2-メチルフェノールが特に好ましい。
【0024】
別の好ましい実施形態によれば、メタ-アミノフェノールは、塩素化メタ-アミノフェノールから選択される。本発明の目的のために、「塩素化メタ-アミノフェノール」という用語は、その構造中に少なくとも1つの塩素を含むメタ-アミノフェノールを意味する。6-クロロ-2-メチル-5-アミノフェノールが特に好ましい。
【0025】
本発明の組成物において、カップラーは、一般的に当該染料組成物の全重量に対して、それぞれ約0.001重量%〜10重量%、好ましくは0.005重量%〜6重量%の量で存在する。
【0026】
オキシアルキレン化脂肪アルコールを、以下の式(III):
【化3】

[式中、Rは、8〜40、好ましくは8〜30個の炭素原子を含む飽和または不飽和の、直鎖または分岐の基を表し、Zは、以下のそれぞれの式:
【化4】

を有するオキシエチレン(i)基及び/またはオキシプロピレン(ii)1基、及び(ii)2基を表し、mは、1〜250、好ましくは2〜100の範囲であるエチレンオキシド(i)基及び/またはプロピレンオキシド(ii)1基または(ii)2基の数を表す]
の化合物から選択することができる。
【0027】
グリセロール化脂肪アルコールを、以下の式(IV):
【化5】

[式中、Rは、8〜40、好ましくは8〜30個の炭素原子を含む飽和または不飽和の、直鎖または分岐の基を表し、Zは、以下の式:
【化6】

を有するグリセロール化基(iii)を表し、nは、グリセロール基(iii)の数を表し、1〜30、好ましくは1〜10である]
の化合物から選択することができる。
【0028】
本発明の組成物は、これらのオキシアルキレン化またはグリセロール化脂肪アルコールの混合物を包含し得る。
【0029】
本発明により特に好ましいオキシアルキレン化脂肪アルコールは、10〜20個の炭素原子及び2〜40個のエチレンオキシド基を含む飽和または不飽和の、直鎖または分岐の脂肪アルコールである。
【0030】
オキシアルキレン化脂肪アルコール型の化合物としては、以下の市販の製品:
Mergital LM2(Cognis)[ラウリルアルコール2 EO]
Ifralan L12(Ifrachem)及びRewopal 12(Goldschmidt)[ラウリルアルコール 12 EO];
Empilan KA 2.5/90FL(Albright & Wilson)及びMergital BL309(Cognis)[デシルアルコール3 EO];
Empilan KA 5/90FL(Albright & Wilson)及びMergital BL589(Cognis)[デシルアルコール5 EO];
Brij 58(Uniqema)及び Simulsol 58(SEPPIC)[セチルアルコール 20 EO];
Eumulgin 05(Cognis)[オレオセチルアルコール 5 EO];
Mergital OC30(Cognis)[オレオセチルアルコール 30 EO];
Brij 72(Uniqema)[ステアリルアルコール 2 EO];
Brij 76(Uniqema)[ステアリルアルコール 10 EO];
Brij 78P(Uniqema)[ステアリルアルコール20 EO];
Brij 700(Uniqema)[ステアリルアルコール 100 EO];
Eumulgin B1(Cognis)[セチルステアリルアルコール 12 EO];
Eumulgin L(Cognis)[セチルアルコール 9 EO 及び 2 PO];
Witconol APM(Goldschmidt)[ミリスチルアルコール 3 PO];
を特に挙げることができる。
【0031】
グリセロール化脂肪アルコール型の化合物としては、グリセロール4モルを含むラウリルアルコール(INCI名:ポリグリセリル-4-ラウリルエーテル)、グリセロール4モルを含むオレイルアルコール(INCI名:ポリグリセリル-4-オレイルエーテル)、グリセロール2モルを含むオレイルアルコール(INCI名:ポリグリセリル-2-オレイルエーテル)、グリセロール2モルを含むセテアリルアルコール、グリセロール6モルを含むセテアリルアルコール、グリセロール6モルを含むオレオセチルアルコール、グリセロール6モルを含むオクタデカノール、及びグリセロール1.5モルを含むラウリルアルコール(INCI名:グリセリルラウリルエーテル)を特に挙げることができる。
【0032】
脂肪アルコールは、脂肪アルコールの混合物も表すことができ、このことは、いくつかのオキシアルキレン化またはグリセロール化脂肪アルコール種が混合物の形で市販の製品中に共存し得ることを意味する。
【0033】
本発明によれば、サルフェート型またはスルホネート型アニオン性界面活性剤は、少なくとも1つのサルフェート官能基(-OSO3Hまたは-OSO3-)及び/または1つのスルホネート官能基(-SO3Hまたは-SO3-)を含むアニオン性界面活性剤である。
【0034】
本発明の関係で、単独または混合物として使用され得るサルフェート型またはスルホネート型アニオン性界面活性剤は、例えばアルキルサルフェート、アルキルアミドサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、アルキルアミドエーテルサルフェート、アルキルアリールエーテルサルフェート、アルキルエーテルスルホサクシネート、アシルイセチオネート、メチルアシルタウレート、またはα-オレフィンスルホネートの塩(特にアルカリ金属塩、特にナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩、またはマグネシウム塩)であり、これらすべての種々の化合物のアルキル基またはアシル基は、好ましくは8〜24個の炭素原子を含み、アリール基は、好ましくはフェニル基またはベンジル基を表す。
【0035】
エチレンオキシド基またはプロピレンオキシド基の平均数は、特に2〜50、とりわけ2〜10の範囲であってよい。
【0036】
ベタイン型両性界面活性剤を、(C8〜C20)アルキルベタイン、スルホベタイン、(C8〜C20)アルキルアミド(C1〜C6)アルキルベタイン、及び(C8〜C20)アルキルアミド(C1〜C6)アルキルスルホベタインから選択することができる。
【0037】
本発明によれば、ベタインの群に属する両性界面活性剤、例えばアルキルベタイン、特にHenkel社によって30%AMを含む水溶液としてDehyton AB 30の名称で販売されているココイルベタイン、またはアルキルアミドベタイン、特にココアミドプロピルベタイン、例えばGoldschmidt社から販売されているTegobetaine(登録商標)F50を使用することがとりわけ好ましい。
【0038】
オキシアルキレン化またはグリセロール化脂肪アルコール、サルフェート型またはスルホネート型アニオン性界面活性剤、及びベタイン型両性界面活性剤から選択される界面活性剤は、一般的に当該組成物の全重量に対して、0.05重量%〜50重量%、好ましくは0.5重量%〜40重量%、さらに好ましくは1重量%〜20重量%の量で存在する。
【0039】
本発明の組成物は、パラ-フェニレンジアミン、ビス(フェニル)アルキレンジアミン、パラ-アミノフェノール、ビス-パラ-アミノフェノール、オルト-アミノフェノール、オルト-フェニレンジアミン、及び2,3-ジアミノ-6,7-ジヒドロ-1H,5H-ピラゾロ[1,2-a]ピラゾール-1-オン以外の複素環式塩基、並びにこれらの付加塩から選択される少なくとも1つの追加の酸化塩基を含んでよい。
【0040】
列挙され得るパラ-フェニレンジアミンとしては、例えばパラ-フェニレンジアミン、パラ-トリレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジプロピル-パラ-フェニレンジアミン、4-アミノ-N,N-ジエチル-3-メチルアニリン、N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、4-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルアニリン、4-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-クロロアニリン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-フルオロ-パラ-フェニレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、N-(β-ヒドロキシプロピル)-パラ-フェニレンジアミン、2-ヒドロキシメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジメチル-3-メチル-パラ-フェニレンジアミン、N-エチル-N-(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、N-(β,γ-ジヒドロキシプロピル)-パラ-フェニレンジアミン、N-(4'-アミノフェニル)-パラ-フェニレンジアミン、N-フェニル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、2-β-アセチルアミノエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、N-(β-メトキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、4-アミノフェニルピロリジン、2-チエニル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルアミノ-5-アミノトルエン、3-ヒドロキシ-1-(4'-アミノフェニル)ピロリジン、及び6-(4-アミノフェニルアミノ)ヘキサン-1-オール、並びにこれらの付加塩がある。
【0041】
前に列挙されたパラ-フェニレンジアミン中で、パラ-フェニレンジアミン、パラ-トリレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン、2-β-アセチルアミノエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、及び6-(4-アミノフェニルアミノ)ヘキサン-1-オール、並びにこれらの付加塩が特に好ましい。
【0042】
列挙され得るビス(フェニル)アルキレンジアミンとしては、例えばN,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、N,N'-ビス-(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(4-メチルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(エチル)-N,N'-ビス(4'-アミノ-3'-メチルフェニル)エチレンジアミン、及び1,8-ビス(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,6-ジオキサオクタン、並びにこれらの付加塩がある。
【0043】
列挙され得るパラ-アミノフェノールとしては、例えばパラ-アミノフェノール、4-アミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ-3-フルオロフェノール、4-アミノ-3-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メチルフェノール、4-アミノ-2-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メトキシメチルフェノール、4-アミノ-2-アミノメチルフェノール、4-アミノ-2-(β-ヒドロキシエチルアミノメチル)フェノール、及び4-アミノ-2-フルオロフェノール、並びにこれらの酸との付加塩がある。
【0044】
列挙され得るオルト-アミノフェノールとしては、例えば2-アミノフェノール、2-アミノ-5-メチルフェノール、2-アミノ-6-メチルフェノール、及び5-アセトアミド-2-アミノフェノール、並びにこれらの付加塩がある。
【0045】
列挙され得る複素環式塩基としては、例えばピリジン誘導体、ピリミジン誘導体、及びピラゾール誘導体がある。
【0046】
列挙され得るピリジン誘導体としては、例えば特許の英国特許第1026978号及び英国特許第1153196号において記載されている化合物、例えば2,5-ジアミノピリジン、2-(4-メトキシフェニル)アミノ-3-アミノピリジン、2,3-ジアミノ-6-メトキシピリジン、2-(β-メトキシエチル)アミノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン、及び3,4-ジアミノピリジン、並びにこれらの付加塩等がある。
【0047】
本発明において有用である他のピリジン酸化塩基は、例えばフランス特許出願第2801308号に記載されている3-アミノピラゾロ-[1,5-a]ピリジン酸化塩基またはこれらの付加塩である。例としては、ピラゾロ[1,5-a]ピリド-3-イルアミン、2-アセチルアミノピラゾロ[1,5-a]ピリド-3-イルアミン、2-モルホリン-4-イルピラゾロ[1,5-a]ピリド-3-イルアミン、3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-カルボン酸、2-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリド-3-イル-アミン、(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリド-7-イル)メタノール、2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリド-5-イル)エタノール、2,3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリド-7-イル)エタノール、(3-アミノピラゾロ-[1,5-a]ピリド-2-イル)メタノール、3,6-ジアミノピラゾロ[1,5-a]-ピリジン、3,4-ジアミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン、ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3,7-ジアミン、7-モルホリン-4-イルピラゾロ-[1,5-a]ピリド-3-イルアミン、ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3,5-ジアミン、5-モルホリン-4-イルピラゾロ[1,5-a]ピリド-3-イルアミン、2-[(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリド-5-イル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、2-[(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリド-7-イル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、3-アミノピラゾロ-[1,5-a]ピリド-5-オール、3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリド-4-オール、3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリド-6-オール、3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリド-7-オール、及びこれらの付加塩を挙げることができる。
【0048】
列挙され得るピリミジン誘導体としては、例えば特許のドイツ特許第2359399号、日本特許第88-169571号、日本特許第0563124号、ヨーロッパ特許第0770375号、または特許出願の国際公開第96/15765号に記載されている化合物、例えば2,4,5,6-テトラアミノピリミジン、4-ヒドロキシ-2,5,6-トリアミノピリミジン、2-ヒドロキシ-4,5,6-トリアミノピリミジン、2,4-ジヒドロキシ-5,6-ジアミノピリミジン、及び2,5,6-トリアミノピリミジン、並びにピラゾロピリミジン誘導体、例えば特許出願のフランス特許出願第2750048号に記載されているもの等があり、列挙され得るものとしては、ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン、2,5-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン、ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン、2,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン、3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-オール、3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-オール、2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミノ)エタノール、2-(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イルアミノ)エタノール、2-[(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、2-[(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、5,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン、2,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン、2,5,N7,N7-テトラメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン、及び3-アミノ-5-メチル-7-イミダゾリルプロピルアミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン、並びにこれらの付加塩及びこれらの互変異性体(互変異性平衡が存在する場合)を挙げることができる。
【0049】
列挙され得るピラゾール誘導体としては、ドイツ特許第3843892号及びドイツ特許第4133957号、及び特許出願の国際公開第94/08969号、国際公開第94/08970号、フランス特許出願第2733749号、及びドイツ特許第19543988号に記載されている化合物、例えば4,5-ジアミノ-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)ピラゾール、3,4-ジアミノピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(4'-クロロベンジル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1,3-ジメチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-フェニルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-メチル-3-フェニルピラゾール、4-アミノ-1,3-ジメチル-5-ヒドラジノピラゾール、1-ベンジル-4,5-ジアミノ-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-tert-ブチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-tert-ブチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-(4'-メトキシフェニル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-ヒドロキシメチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-イソプロピルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-イソプロピルピラゾール、4-アミノ-5-(2'-アミノエチル)アミノ-1,3-ジメチルピラゾール、3,4,5-トリアミノピラゾール、1-メチル-3,4,5-トリアミノピラゾール、3,5-ジアミノ-1-メチル-4-メチルアミノピラゾール、及び3,5-ジアミノ-4-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-1-メチルピラゾール、並びにこれらの付加塩がある。
【0050】
本発明の組成物が、1つまたは複数の追加の酸化塩基を含む場合、これらは、一般的に当該染料組成物のおよそ全重量に対して、それぞれ0.001重量%〜10重量%、好ましくは0.005重量%〜6重量%の量で存在する。
【0051】
一般的に、本発明の関係において使用され得る酸化塩基及びカップラーの付加塩を、特に、酸との付加塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、(C1〜C4)アルキルスルホン酸塩、トシル酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、リン酸塩、及び酢酸塩、並びに塩基との付加塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、アミン、またはアルカノールアミン等から選択することができる。
【0052】
酸化剤を、ケラチン繊維の酸化染色に従来的に使用されている酸化剤、例えば過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属臭素酸塩、過酸塩、例えば過ホウ酸塩及び過硫酸塩、過酸、並びにオキシダーゼ酵素から選択することができ、列挙され得るものとしては、例えばペルオキシダーゼ、2-電子オキシドレダクターゼ、例えばウリカーゼ等、及び4-電子オキシゲナーゼ、例えばラッカーゼ等であり、前記オキシダーゼ酵素は、場合によりこれらの補因子(cofactors)の存在下にある。過酸化水素が特に好ましい。
【0053】
酸化剤は、一般的に当該組成物の全重量に対して、0.01重量%〜30重量%、好ましくは0.1重量%〜20重量%の量で存在する。
【0054】
本発明による染料組成物のpHは、5.5〜7.5、好ましくは5.7〜6.9の範囲である。ケラチン繊維の染色に通常使用されている酸性化剤もしくは塩基性化剤によって、あるいは標準的なバッファー系を使用することによって、pHを所望の値に調節することができる。
【0055】
列挙され得る酸性化剤としては、例えば、無機酸または有機酸、例えば、塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸、及び乳酸、並びにスルホン酸がある。
【0056】
列挙され得る塩基性化剤としては、例えば、アンモニア水、アルカリ性炭酸塩、アルカノールアミン、例えばモノ-、ジ-、及びトリエタノールアミン、並びにこれらの誘導体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、並びに以下の式(V):
【化7】

[式中、Wは、ヒドロキシル基またはC1〜C4アルキル基で置換されているまたは置換されていないプロピレン残基であり;Ra、Rb、Rc、及びRdは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、C1〜C4アルキル基、またはC1〜C4ヒドロキシアルキル基を表す]
の化合物がある。
【0057】
染料保持体(support)としても知られている、染色に適切な媒体は、一般的に水または水と水に十分に可溶性でない化合物を溶解させるための少なくとも1つの有機溶媒との混合物からなる化粧用媒体である。有機溶媒として、例えばC1〜C4低級アルカノール、例えばエタノール及びイソプロパノール等;ポリオール及びポリオールエーテル、例えば2-ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及びモノメチルエーテル等、並びに芳香族アルコール、例えばベンジルアルコールまたはフェノキシエタノール等、並びにこれらの混合物を挙げることができる。
【0058】
溶媒は、一般的に当該染料組成物のおよそ全重量に対して、好ましくは1重量%〜40重量%、さらに好ましくはおよそ5重量%〜30重量%の割合で存在する。
【0059】
本発明による染料組成物は、毛髪の染色用組成物に従来的に使用されている種々の補助剤、例えば、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性もしくは双性イオン性の界面活性剤、またはそれらの混合物、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性もしくは双性イオン性のポリマー類、またはそれらの混合物、無機または有機の増粘剤、特にアニオン性、カチオン性、非イオン性、または両性の会合性ポリマー増粘剤、酸化防止剤、浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、バッファー、分散剤、コンディショニング剤、例えばシリコーン(揮発性であってもまたは非揮発性であってもよく、また変性されていても変性されていなくてもよい)、皮膜形成剤、セラミド、保存剤、及び乳白剤等をさらに含有し得る。
【0060】
前記の補助剤は、一般的に、これらのそれぞれについて、当該染料組成物の全重量に対して、0.01重量%〜20重量%の量で存在している。
【0061】
言うまでもなく、当業者であれば、本発明による酸化染料組成物に本質的に関係する有利な特性が、考慮される添加物によって悪影響を受けない、または実質的に受けないような、このまたはこれらの任意の付加的な化合物を選択するように注意するはずである。
【0062】
本発明による染料組成物は種々の形態、例えば液状、クリーム、またはゲルの形態、あるいはケラチン繊維、特にヒトの毛髪の染色に適した任意の他の形態をとり得る。
【0063】
本発明による方法は、所望の着色を発現させるのに十分な時間、前で定義された本発明による組成物を繊維に適用し、その後前記繊維をすすぎ、場合によりシャンプーで洗い、再びすすぎ、乾燥させる方法である。
【0064】
ケラチン繊維上に着色を発現させるのに必要な時間は、一般的に2〜60分、好ましくは3〜40分、さらに好ましくは5〜30分である。
【0065】
本発明の特定の一実施形態によれば、前記方法は、一方で、適切な染色媒体中に、2,3-ジアミノ-6,7-ジヒドロ-1H,5H-ピラゾロ[1,2-a]ピラゾール-1-オン及びこの付加塩から選択される少なくとも1つの酸化塩基、少なくとも1つのカップラー、並びにオキシアルキレン化またはグリセロール化脂肪アルコール、サルフェートまたはスルホネート型のアニオン界面活性剤及びベタイン型両性界面活性剤から選択される少なくとも1つの界面活性剤を含む組成物(A)を、他方で、適切な染色媒体中に、少なくとも1つの酸化剤を含む組成物(B)を別々に貯蔵する工程と、次いで、ケラチン繊維に適用する前の使用時にこれらを一緒に混合する工程とを含んだ第1の工程を含む。
【0066】
組成物(A)及び(B)は、これらの混合物が、オキシアルキレン化またはグリセロール化脂肪アルコールを含む場合、混合物は、3-アミノ-2-メチルアミノ-6-メトキシピリジン;ブロモデカンN,N-ジメチルエタノールアミンで4級化された1,3-ビス(イソシアナトメチルシクロヘキサン)N,N-ジメチルエタノールアミンとポリオキシエチレンとの縮合から得られる脂肪鎖カチオン性ポリウレタン;エチレンオキシド150モルまたは180モルを含むポリエチレングリコール、デシルアルコール、及びメチレンビス(4-シクロヘキシルイソシアネート)の重縮合物;グリセロール2モルでポリグリセロール化されたセテアリルアルコールとグリセロール6モルでポリグリセロール化されたセテアリルアルコールとの混合物;へキシレングリコールのいずれをも含まないものである。
【0067】
組成物(A)及び(B)はさらに、毛髪染料組成物に従来的に使用されている、且つ前に定義されたような種々の補助剤を含んでよい。
【0068】
組成物(A)のpHは、一般的におよそ3〜12、好ましくはおよそ5〜11である。前に定義された酸性化剤もしくは塩基性化剤によって、あるいは標準的なバッファー系を使用することによって、pHを所望の値に調節することができる。
【0069】
組成物(B)のpHは、組成物(A)と混合後、ケラチン繊維に適用される、結果として得られた組成物のpHが5.5〜7.5、さらに好ましくは5.6〜6.9の範囲になるようなpHである。前に定義された酸性化剤もしくは塩基性化剤によって、あるいは標準的なバッファー系を使用することによって、pHを所望の値に調節することができる。
【0070】
本発明の別の主題は、第1コンパートメントが前に定義された組成物(A)を含み、第2コンパートメントが前に定義された組成物(B)を含む複合コンパートメント染色装置すなわち「キット」または任意の他の複合コンパートメントコンディショニングシステムである。これらの装置は、毛髪に所望の混合物を適用する手段、例えば本出願人名のフランス特許第2586913号に記載されている装置を備え付けることができる。
【0071】
また、本発明の主題はさらに、ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、例えば毛髪の酸化染色のための、前に定義された本発明による組成物の使用でもある。
【0072】
以下の実施例は、本発明を例示するために役立つが、本質的に本発明を限定するものではない。
【実施例】
【0073】
<実施例1>
以下の組成物を調製した。
【表1】

【0074】
使用時に、前記組成物1重量部を、pHが2.3に等しい20容量の過酸化水素溶液1重量部と混合する。6.8±0.2の最終pHが得られる。
【0075】
得られた混合物を90%の白髪を含む天然の、またはパーマによりウエーブした灰色の毛髪の房に適用する。22℃±3℃で20分の放置時間後、前記房をすすぎ、標準的なシャンプーで洗い、再びすすぎ、次いで乾燥させる。
【0076】
毛髪着色を視覚的に評価する。強い銅色の明度を有する濃淡が得られる。
【0077】
<実施例2>
以下の組成物を調製した。
【表2】

【0078】
使用時に、前記組成物1重量部を、pHが1.8±0.3に等しい6.7容量の過酸化水素溶液1重量部と混合する。6.5±0.3の最終pHが得られる。
【0079】
得られた混合物を90%の白髪を含む天然の、またはパーマによりウエーブした灰色の毛髪の房に適用する。33℃で20分の放置時間後、前記房をすすぎ、標準的なシャンプーで洗い、再びすすぎ、次いで乾燥させる。
【0080】
毛髪着色を視覚的に評価する。赤の濃淡が得られる。
【0081】
<実施例3>
以下の組成物を調製した。
【表3】

【0082】
使用時に、前記組成物1重量部を、pHが1.8±0.3に等しい6.7容量の過酸化水素溶液1重量部と混合する。6.5±0.3の最終pHが得られる。
【0083】
得られた混合物を90%の白髪を含む天然の、またはパーマによりウエーブした灰色の毛髪の房に適用する。33℃で20分の放置時間後、前記房をすすぎ、標準的なシャンプーで洗い、再びすすぎ、次いで乾燥させる。
【0084】
毛髪着色を視覚的に評価する。マホガニー色の濃淡が得られる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
適切な染色媒体中に、
・以下の式(I)の2,3-ジアミノ-6,7-ジヒドロ-1H,5H-ピラゾロ[1,2-a]ピラゾール-1-オン及びこの付加塩から選択される少なくとも1つの酸化塩基;
【化1】

・少なくとも1つカップラー;
・オキシアルキレン化またはグリセロール化脂肪アルコール、サルフェート型またはスルホネート型アニオン界面活性剤、及びベタイン型両性界面活性剤から選択される少なくとも1つの界面活性剤;並びに
・少なくとも1つの酸化剤;
を含み、組成物のpHが5.5〜7.5の範囲であり、組成物がオキシアルキレン化またはグリセロール化脂肪アルコールを含む場合、それは、3-アミノ-2-メチルアミノ-6-メトキシピリジン;ブロモデカンN,N-ジメチルエタノールアミンで4級化されている1,3-ビス(イソシアナトメチルシクロヘキサン)N,N-ジメチルエタノールアミンとポリオキシエチレンとの縮合から得られる脂肪鎖カチオン性ポリウレタン;エチレンオキシド150または180モルを含むポリエチレングリコール、デシルアルコール、及びメチレンビス(4-シクロヘキシルイソシアネート)の重縮合物;グリセロール2モルでポリグリセロール化されたセテアリルアルコールとグリセロール6モルでポリグリセロール化されたセテアリルアルコールとの混合物;へキシレングリコールのいずれをも含まないという条件を有する、ケラチン繊維の染色用組成物。
【請求項2】
前記カップラーが、メタ-フェニレンジアミン、メタ-アミノフェノール、メタ-ジフェノール、ナフタレン系カップラー、及び複素環式カップラー、並びにこれらの付加塩から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記カップラーがメタ-アミノフェノールから選択される、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記メタ-アミノフェノールが、以下の式(II):
【化2】

[式中、R1及びR2は、同じであっても異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、モノヒドロキシアルキル基、ポリヒドロキシアルキル基、モノアミノアルキル基を表し;R1及びR2は、これらが結合している窒素原子と共に、飽和または不飽和の、1つまたは複数のヘテロ原子を含む5員〜7員の環状基を形成し、それは、カルボキシル基、カルボキサミド基、ヒドロキシル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基、及びジアルキルアミノ基から選択される1つまたは複数の基で置換されていても、置換されていなくてもよく、アルキル基は、場合により、1つまたは複数のヒドロキシル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基、またはジアルキルアミノ基によって置換されており;R3は、互いに独立して、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、モノヒドロキシアルキル基、ポリヒドロキシアルキル基、モノヒドロキシアルコキシ基、ポリヒドロキシアルコキシ基を表し;nは、0と3の間の整数である]
の化合物及びこれらの付加塩から選択される、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記R1及びR2が、互いに独立して、水素原子またはモノ-もしくはポリヒドロキシアルキル基を表す、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
前記カップラーが塩素化メタ-アミノフェノールから選択される、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
前記オキシアルキレン化脂肪アルコールが、直鎖状または分岐状であり、飽和または不飽和であり、且つ8〜40個の炭素原子、並びに1〜250個のエチレンオキシド基及び/またはプロピレンオキシド基を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
前記グリセロール化脂肪アルコールが、直鎖状または分岐状であり、飽和または不飽和であり、且つ8〜40個の炭素原子及び1〜30個のグリセロール基を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
前記サルフェート型またはスルホネート型アニオン性界面活性剤が、アルキルサルフェート、アルキルアミドサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、アルキルアミドエーテルサルフェート、アルキルアリールエーテルサルフェート、アルキルエーテルスルホサクシネート、アシルイセチオネート、メチルアシルタウレート、またはα-オレフィンスルホネートのそれぞれの塩から選択され、これらすべての種々の化合物のアルキル基またはアシル基が8〜24個の炭素原子を含み、アリール基がフェニル基またはベンジル基を表し、且つエチレンオキシド基またはプロピレンオキシド基の平均数が2〜50の範囲である、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
前記ベタイン型両性界面活性剤が、(C8〜C20)アルキルベタイン、スルホベタイン、(C8〜C20)アルキルアミド(C1〜C6)アルキルベタイン、及び(C8〜C20)アルキルアミド(C1〜C6)アルキルスルホベタインから選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項11】
パラ-フェニレンジアミン、ビス(フェニル)アルキレンジアミン、パラ-アミノフェノール、ビス-パラ-アミノフェノール、オルト-アミノフェノール、オルト-フェニレンジアミン、及び2,3-ジアミノ-6,7-ジヒドロ-1H,5H-ピラゾロ[1,2-a]ピラゾール-1-オン以外の複素環式塩基、並びにこれらの付加塩から選択される少なくとも1つの追加の酸化塩基を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項12】
前記酸化剤が、過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属臭素酸塩、過酸塩、過酸、及びオキシダーゼ酵素から選択される、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】
所望の着色を発現させるのに十分な時間、請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物を繊維に適用し、その後前記繊維をすすぎ、場合によりシャンプーで洗い、再度すすぎ、乾燥させる、ケラチン繊維の染色方法。
【請求項14】
一方で、適切な染色媒体中に、2,3-ジアミノ-6,7-ジヒドロ-1H,5H-ピラゾロ[1,2-a]ピラゾール-1-オン及びこの付加塩から選択される少なくとも1つの酸化塩基、少なくとも1つのカップラー、並びにオキシアルキレン化またはグリセロール化脂肪アルコール、サルフェートまたはスルホネート型のアニオン界面活性剤及びベタイン型両性界面活性剤から選択される少なくとも1つの界面活性剤を含む組成物(A)を、他方で、適切な染色媒体中に、少なくとも1つの酸化剤を含む組成物(B)を別々に貯蔵する工程と、次いで、ケラチン繊維に適用する前の使用時にこれらを一緒に混合する工程とを含んだ予備工程を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
ケラチン繊維の酸化染色のための、請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物の使用。

【公開番号】特開2008−138001(P2008−138001A)
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−309392(P2007−309392)
【出願日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【出願人】(391023932)ロレアル (950)
【Fターム(参考)】