説明

BACE阻害剤としてのアミド

本発明は、式I:



のBACE阻害剤、その使用方法、及び、その調整方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物又はその薬理学的に許容できる塩。
【化1】


(式中、
1は、それぞれ独立して、ハロ、ヒドロキシ、チオール、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7アルコキシ、C3−C7シクロアルコキシ、オキソ、およびNR45から選択される3個以下の基で任意に置換された(C3−C7シクロアルキル)0-1(C1−C6アルキル)、(C3−C7シクロアルキル)0-1(C2−C6アルケニル)、(C3−C7シクロアルキル)0-1(C2−C6アルキニル)、もしくはC3−C7シクロアルキル、ハロで任意に置換されたビフェニル、水素、
【化2】

であり、
2は、C1−C3アルキル、フェニル環が、ハロ、C3−C7シクロアルキルでアルキル鎖が任意に置換されたC1−C6アルコキシ、およびアルキル鎖がC3−C7シクロアルキルで任意に置換されたC1−C6アルキルチオからなる群より選択される置換基で任意に一置換されたベンジル、またはフェニル環が、ハロから独立して選択される第1の置換基と、ハロ、アルキル鎖がC3−C7シクロアルキルで任意に置換されたC1−C6アルコキシ、およびアルキル鎖がC3−C7シクロアルキルで任意に置換されたC1−C6アルキルチオから独立して選択される第2の置換基とで任意に二置換されたベンジルであり、
3は、以下のとおりであり、
i)以下の式のピペリジン−2−イル部分、
【化3】

ii)以下の式のテトラヒドロピリジン−2−イル部分、
【化4】

iii)以下の式のピペラジン−2−イル部分、
【化5】

iv)ホモピペリジン−2−イル、
v)ハロ、C1−C6アルキル、およびC1−C6アルコキシから選択される1個または2個の置換基で任意に置換された1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−イル、
vi)2−アザビシクロ[2.2.2]オクト−(5Z)エン−3−イル、
vii)C1−C4アルコキシで任意に置換されたC1−C10アルキルで任意に置換された2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプト−3−イル、または、
viii)任意にオキソで置換されたか、または任意に独立してヒドロキシ、フルオロ、およびC1−C6アルキルから選択される1個または2個の置換基で置換された2−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル、
xは、CH、N、またはN+−O-であり、
Yは、CR11、N、またはN+−O-であり、
Qは、CR12、N、またはN+−O-であり、
4は、水素、3個以下のフルオロ、またはフェニルで任意に置換されたC1−C6アルキルであり、
5は、水素、3個以下のフルオロで任意に置換されたC1−C6アルキル、フェニル、−C(O)(3個以下のフルオロで置換されたC1−C6アルキル)、または−SO2(任意に3個以下のフルオロで任意に置換されたC1−C6アルキル)であり、
6およびR7は、メチル、エチル、およびプロピルからなる群より独立して選択され、
8は、水素またはC1−C6アルキルであり、
9は、C3−C5シクロアルキル、sec−ブチル、または−CH213であり、
10は、−CF214、−OR15、−CH2C(O)CH3、−S(O)1-216、−NR17SO218、(C1−C3アルコキシ)−カルボニル、任意にハロで置換されたフェニル、1,3−ジオキソラン−2−イル、1,3−ジオキサン−2−イル、1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロイソチアゾール−2−イル、または任意にC1−C3アルキルで置換されたテトラゾール−5−イルであり、
11は、水素、クロロ、イソブチル、CH219;CF220、1,1,1−トリフルオロ−2−ヒドロキシエト−2−イル、1個または2個のフッ素原子で任意に置換されたC2−C4アルケニル、OR21、C(O)R22、N(メチル)(メチルスルホニル)、N(メチル)(アセチル)、ピロリジン−2−オン−1−イル、メチルスルホニル、N,N−ジメチルアミノスルホニル、ヒドロキシメチル、メトキシ、フルオロ、およびメチルスルホニルからなる群より選択される1個または2個の置換基で任意に置換されたフェニル、1,3−ジオキソラン−2−イル、1,3−ジチオラン−2−イル、1,3−オキサチオラン−2−イル、1,3−ジオキサン−2−イル、1,3−ジチアン−2−イル、ピリジニル、チアゾリル、オキサゾリル、または任意にメチルで置換された1,2,4−オキサジアゾリルであり、
12は、水素またはフルオロであり、
13は、エチニルまたはシクロプロピルであり、
14は、水素またはメチルであり、
15は、ジフルオロメチルまたはメタンスルホニルであり、
16は、C1−C4アルキル、C3−C6シクロアルキル、フェニル、または−NR2526であり、
17は、水素、任意に3個以下のフッ素原子で置換されたC1−C3アルキル、またはC3−C6シクロアルキルであり、
18は、C1−C3アルキルまたはC3−C6シクロアルキルであり、
19は、フルオロ、ヒドロキシ、またはC1−C3アルコキシであり、
20は、水素、フェニル、またはフリルであり、
21は、1個または2個のフッ素原子で任意に置換されたC1−C3アルキルであり、
22は、C1−C3アルキル、C3−C5シクロアルキル、C2−C3アルケニル、C1−C3アルコキシ、NR2324、メチルまたは1個もしくは2個のフッ素原子で任意に置換されたピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、フェニル、ピリジニル、またはフリルであり、
23は、水素またはメチルであり、
24は、メチル、エチル、またはプロピルであり、
25は、水素またはメチルであり、
26は、メチルであるか、または、
25およびR26は、これらが付着する窒素原子と共になってピロリジンまたはピペリジン環を形成し、
29は、水素またはC1−C6アルキルであり、
30は、水素またはC1−C6アルキルであり、
29およびR30は、これらが付着する炭素と共になってC3−C6シクロアルキル環を形成し、
31は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、または任意にC1−C6アルキルで一置換されたフェニルであり、
32は、水素、R33、または−(CH20-2−OR33であり、
33は、任意に1−6フッ素原子で置換されたC1−C10アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、または−(CH20-3−R34であり、
34は、ハロ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、およびトリフルオロメトキシからなる群よりそれぞれ独立して選択される1個または2個の置換基で任意に置換されたC3−C7シクロアルキルもしくはフェニル、任意にハロで置換されたチエニル、任意にハロで置換されたベンゾチエニル、任意にC1−C4アルキルで置換されたチアゾリル、またはアダマンチルであり、
35は、−(CH20-6−R34、−C(O)−(CH20-6−R34、−C(O)−(C1−C10アルキル)、−C(O)−(任意にフェニルで置換されたC1−C4アルコキシ)、任意に1−6フッ素原子で置換されたC1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、またはC2−C10アルキニルであり、
36およびR37は、両方とも水素であるか、またはこれらが付着する炭素原子と共になってカルボニル基を形成する。ただし、a)X、Y、およびQのうちの1つだけが、NまたはN+−O-であってもよく、且つ、b)XがCHであり、YはCR11であり、かつQがCR12であるときに、R11およびR12のうちの1つが水素以外であることを条件とする。)
【請求項2】
アルツハイマー病の治療のための医薬品の製造における、請求項1記載の化合物の使用。
【請求項3】
軽度の認知障害がアルツハイマー病へ進行するのを予防するための医薬品の製造における、請求項1記載の化合物の使用。
【請求項4】
BACEの阻害によって改善又は予防できる疾病又は症状を治療するための医薬品の製造における、請求項1記載の化合物の使用。
【請求項5】
薬理学的に許容できる賦形剤、担体、又は希釈剤と組み合わせて請求項1記載の化合物を含有する、A−βペプチドの過剰レベルに起因する症状の治療に適合された医薬製剤。
【請求項6】
薬理学的に許容できる担体、希釈剤、又は賦形剤と組み合わせて請求項1記載の化合物を含有する医薬製剤。
【請求項7】
式IIIの化合物又はその酸付加塩。
【化6】

III
(式中、
1は、ハロ、ヒドロキシ、チオール、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7アルコキシ、C3−C7シクロアルコキシ、オキソ、およびNR45からそれぞれ独立して選択される3個以下の基で任意に置換された(C3−C7シクロアルキル)0-1(C1−C6アルキル)、(C3−C7シクロアルキル)0-1(C2−C6アルケニル)、(C3−C7シクロアルキル)0-1(C2−C6アルキニル)、もしくはC3−C7シクロアルキル、ハロで任意に置換されたビフェニル、水素、
【化7】

であり、
2は、C1−C3アルキル、フェニル環が、ハロ、C3−C7シクロアルキルでアルキル鎖が任意に置換されたC1−C6アルコキシ、およびアルキル鎖がC3−C7シクロアルキルで任意に置換されたC1−C6アルキルチオからなる群より選択される置換基で任意に一置換されたベンジル、または、フェニル環が、独立してハロから選択される第1の置換基と、ハロ、アルキル鎖がC3−C7シクロアルキルで任意に置換されたC1−C6アルコキシ、およびアルキル鎖がC3−C7シクロアルキルで任意に置換されたC1−C6アルキルチオから独立して選択される第2の置換基とで二置換されたベンジルであり、
3'は、以下のとおりであり、
ix)以下の式のピペリジン−2−イル部分:、
【化8】

x)以下の式のテトラヒドロピリジン−2−イル部分、
【化9】

xi)以下の式のピペラジン−2−イル部分、
【化10】

xii)1−位が可変要素R28で置換されたホモピペリジン−2−イル、
xiii)1−位が可変要素R28で置換され、かつハロ、C1−C6アルキル、およびC1−C6アルコキシから選択される1個または2個の置換基で任意にさらに置換された1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−イル、
xiv)2−位が可変要素R28で置換された2−アザビシクロ[2.2.2]オクト−(5Z)エン−3−イル、
xv)2−位が可変要素R28で置換され、かつ任意にC1−C4アルコキシで置換されたC1−C10アルキルで任意にさらに置換された2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプト−3−イル、または、
xvi)2−位が可変要素R28で置換され、かつ任意にオキソでさらに置換され、またはヒドロキシ、フルオロ、およびC1−C6アルキルから独立して選択される1個または2個の置換基で任意にさらに置換された2−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル、
xは、CH、N、またはN+−O-であり、
Yは、CR11、N、またはN+−O-であり、
Qは、CR12、N、またはN+−O-であり、
4は、水素、3個以下のフルオロ、またはフェニルで任意に置換されたC1−C6アルキルであり、
5は、水素、3個以下のフルオロで任意に置換されたC1−C6アルキル、フェニル、−C(O)(3個以下のフルオロで任意に置換されたC1−C6アルキル)、または−SO2(3個以下のフルオロで任意に置換されたC1−C6アルキル)であり、
6およびR7は、メチル、エチル、およびプロピルからなる群より独立して選択され、
8は、水素またはC1−C6アルキルであり、
9は、C3−C5シクロアルキル、sec−ブチル、または−CH213であり、
10は、−CF214、−OR15、−CH2C(O)CH3、−S(O)1-216、−NR17SO218、(C1−C3アルコキシ)−カルボニル、1,3−ジオキソラン−2−イル、1,3−ジオキサン−2−イル、1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロイソチアゾール−2−イル、または任意にC1−C3アルキルで置換されたテトラゾール−5−イルであり、
11は、水素、クロロ、イソブチル、CH219;CF220、1,1,1−トリフルオロ−2−ヒドロキシエト−2−イル、1個または2個のフッ素原子で任意に置換されたC2−C4アルケニル、OR21、C(O)R22、N(メチル)(メチルスルホニル)、N(メチル)(アセチル)、ピロリジン−2−オン−1−イル、メチルスルホニル、N,N−ジメチルアミノスルホニル、ヒドロキシメチル、メトキシ、フルオロ、およびメチルスルホニルからなる群より選択される1個または2個の置換基で任意に置換されたフェニル、1,3−ジオキソラン−2−イル、1,3−ジチオラン−2−イル、1,3−オキサチオラン−2−イル、1,3−ジオキサン−2−イル、1,3−ジチアン−2−イル、ピリジニル、チアゾリル、オキサゾリル、または任意にメチルで置換された1,2,4−オキサジアゾリルであり、
12は、水素またはフルオロであり、
13は、エチニルまたはシクロプロピルであり、
14は、水素またはメチルであり、
15は、ジフルオロメチルまたはメタンスルホニルであり、
16は、C1−C4アルキル、C3−C6シクロアルキル、フェニル、または−NR2526であり、
17は、水素、3個以下のフッ素原子で任意に置換されたC1−C3アルキル、またはC3−C6シクロアルキルであり、
18は、C1−C3アルキルまたはC3−C6シクロアルキルであり、
19は、フルオロ、ヒドロキシ、またはC1−C3アルコキシであり、
20は、水素、フェニル、またはフリルであり、
21は、1個または2個のフッ素原子で任意に置換されたC1−C3アルキルであり、
22は、C1−C3アルキル、C3−C5シクロアルキル、C2−C3アルケニル、C1−C3アルコキシ、NR2324、メチルまたは1個もしくは2個のフッ素原子で任意に置換されたピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、フェニル、ピリジニル、またはフリルであり、
23は、水素またはメチルであり、
24は、メチル、エチル、またはプロピルであり、
25は、水素もしくはメチルであり、
26は、メチルであるか、または
25およびR26は、これらが付着する窒素原子と共になってピロリジンまたはピペリジン環を形成し、
27は、水素または窒素保護基であり、
28は、水素または窒素保護基であり、
29は、水素またはC1−C6アルキルであり、
30は、水素またはC1−C6アルキルであり、
29およびR30は、これらが付着する窒素と共になってC3−C6シクロアルキル環を形成し、
31は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、または任意にC1−C6アルキルで一置換されたフェニルであり、
32は、水素、R33、または−(CH20-2−OR33であり、
33は、任意に1−6フッ素原子で置換されたC1−C10アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、または−(CH20-3−R34であり、
34は、ハロ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、およびトリフルオロメトキシからなる群よりそれぞれ独立して選択される1個または2個の置換基で任意に置換されたC3−C7シクロアルキルもしくはフェニル、任意にハロで置換されたチエニル、任意にハロで置換されたベンゾチエニル、任意にC1−C4アルキルで置換されたチアゾリル、またはアダマンチルであり、
35は、−(CH20-6−R34、−C(O)−(CH20-6−R34、−C(O)−(C1−C10アルキル)、−C(O)−(任意にフェニルで置換されたC1−C4アルコキシ)、任意に1−6フッ素原子で置換されたC1−C10アルキル、C2−C10アルケニルまたはC2−C10アルキニルであり、
36およびR37は、両方とも水素であるか、またはこれらが付着する炭素原子と共になってカルボニル基を形成し、
38は、水素または酸素保護基であり、ただし、a)X、Y、およびQのうちの1つだけが、NまたはN+−O-であってもよく、b)XがCHであり、YはCR12であり、かつQがCR12であるときに、R11およびR12のうちの1つが水素以外であり、およびc)少なくとも一つのR27、R28、およびR38は、水素以外であることを条件とする。)
【請求項8】
式IVの化合物又はその酸付加塩。
【化11】

IV
(式中、
1は、ハロ、ヒドロキシ、チオール、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C7アルコキシ、C3−C7シクロアルコキシ、オキソおよびNR45からそれぞれ独立して選択される3個以下の基で任意に置換された(C3−C7シクロアルキル)0-1(C1−C6アルキル)、(C3−C7シクロアルキル)0-1(C2−C6アルケニル)、(C3−C7シクロアルキル)0-1(C2−C6アルキニル)もしくはC3−C7シクロアルキル、ハロで任意に置換されたビフェニル、水素、
【化12】

であり、
2は、C1−C3アルキル、フェニル環が、ハロ、任意にC3−C7シクロアルキルでアルキル鎖が置換されたC1−C6アルコキシ、およびアルキル鎖がC3−C7シクロアルキルで任意に置換されたC1−C6アルキルチオからなる群より選択される置換基で任意に一置換されたベンジル、またはフェニル環が、独立してハロから選択される第1の置換基と、ハロ、任意にアルキル鎖がC3−C7シクロアルキルで置換されたC1−C6アルコキシ、および任意にアルキル鎖がC3−C7シクロアルキルで置換されたC1−C6アルキルチオから独立して選択される第2の置換基とで任意に二置換されたベンジルであり、
3'は、以下のとおりであり、
ix)以下の式のピペリジン−2−イル部分、
【化13】

x)以下の式のテトラヒドロピリジン−2−イル部分、
【化14】

xii)以下の式のピペラジン−2−イル部分、
【化15】

xii)1−位が可変要素R28で置換されたホモピペリジン−2−イル、
xiii)1−位が可変要素R28で置換され、かつハロ、C1−C6アルキルおよびC1−C6アルコキシから選択される1個または2個の置換基で任意にさらに置換された1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−イル、
xiv)2−位が可変要素R28で置換された2−アザビシクロ[2.2.2]オクト−(5Z)エン−3−イル、
xv)2−位が可変要素R28で置換され、かつ任意にC1−C4アルコキシで置換されたC1−C10アルキルで任意にさらに置換された2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプト−3−イル、または、
xvi)2−位が可変要素R28で置換され、かつ任意にオキソでさらに置換されたか、または独立してヒドロキシ、フルオロおよびC1−C6アルキルから選択される1個または2個の置換基で任意にさらに置換された2−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル、
xは、CH、NまたはN+−O-であり、
Yは、CR11、NまたはN+−O-であり、
Qは、CR12、NまたはN+−O-であり、
4は、水素、任意に3個以下のフルオロまたはフェニルで置換されたC1−C6アルキルであり、
5は、水素、任意に3個以下のフルオロで置換されたC1−C6アルキル、フェニル、−C(O)(任意に3個以下のフルオロで置換されたC1−C6アルキル)または−SO2(任意に3個以下のフルオロで置換されたC1−C6アルキル)であり、
6およびR7は、独立してメチル、エチルおよびプロピルからなる群より選択され、
8は、水素またはC1−C6アルキルであり、
9は、C3−C5シクロアルキル、sec−ブチル、または−CH213であり、
10は、−CF214、−OR15、−CH2C(O)CH3、−S(O)1-216、−NR17SO218、(C1−C3アルコキシ)−カルボニル、1,3−ジオキソラン−2−イル、1,3−ジオキサン−2−イル、1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロイソチアゾール−2−イル、または任意にC1−C3アルキルで置換されたテトラゾール−5−イルであり、
11は、水素、クロロ、イソブチル、CH219;CF220、1,1,1−トリフルオロ−2−ヒドロキシエト−2−イル、1個または2個のフッ素原子で任意に置換されたC2−C4アルケニル、OR21、C(O)R22、N(メチル)(メチルスルホニル)、N(メチル)(アセチル)、ピロリジン−2−オン−1−イル、メチルスルホニル、N,N−ジメチルアミノスルホニル、ヒドロキシメチル、メトキシ、フルオロおよびメチルスルホニルからなる群より選択される1個または2個の置換基で任意に置換されたフェニル、1,3−ジオキソラン−2−イル、1,3−ジチオラン−2−イル、1,3−オキサチオラン−2−イル、1,3−ジオキサン−2−イル、1,3−ジチアン−2−イル、ピリジニル、チアゾリル、オキサゾリル、または任意にメチルで置換された1,2,4−オキサジアゾリルであり、
12は、水素またはフルオロであり、
13は、エチニルまたはシクロプロピルであり、
14は、水素またはメチルであり、
15は、ジフルオロメチルまたはメタンスルホニルであり、
16は、C1−C4アルキル、C3−C6シクロアルキル、フェニルまたは−NR2526であり、
17は、水素、3個以下のフッ素原子で任意に置換されたC1−C3アルキルまたはC3−C6シクロアルキルであり、
18は、C1−C3アルキルまたはC3−C6シクロアルキルであり、
19は、フルオロ、ヒドロキシまたはC1−C3アルコキシであり、
20は、水素、フェニルまたはフリルであり、
21は、1個または2個のフッ素原子で任意に置換されたC1−C3アルキルであり、
22は、C1−C3アルキル、C3−C5シクロアルキル、C2−C3アルケニル、C1−C3アルコキシ、NR2324、メチルまたは1個もしくは2個のフッ素原子で任意に置換されたピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、フェニル、ピリジニルまたはフリルであり、
23は、水素またはメチルであり、
24は、メチル、エチルまたはプロピルであり、
25は、水素またはメチルであり、
26は、メチルであるか、または
25およびR26は、これらが付着する窒素原子と共になってピロリジンまたはピペリジン環を形成し、
28は、水素または窒素保護基であり、
29は、水素またはC1−C6アルキルであり、
30は、水素またはC1−C6アルキルであり、
29およびR30は、これらが付着する窒素と共になってC3−C6シクロアルキル環を形成し、
31は、水素、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキルまたは任意にC1−C6アルキルで一置換されたフェニルであり、
32は、水素、R33、または−(CH20-2−OR33であり、
33は、任意に1−6フッ素原子で置換されたC1−C10アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニルまたは−(CH20-3−R34であり、
34は、ハロ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシ、トリフルオロメチルおよびトリフルオロメトキシからなる群よりそれぞれ独立して選択される1個または2個の置換基で任意に置換されたC3−C7シクロアルキルもしくはフェニル、任意にハロで置換されたチエニル、ハロで任意に置換されたベンゾチエニル、C1−C4アルキルで任意に置換されたチアゾリルまたはアダマンチルであり、
35は、−(CH20-6−R34、−C(O)−(CH20-6−R34、−C(O)−(C1−C10アルキル)、−C(O)−(任意にフェニルで置換されたC1−C4アルコキシ)、任意に1−6フッ素原子で置換されたC1−C10アルキル、C2−C10アルケニルまたはC2−C10アルキニルであり、
36およびR37は、両方とも水素であるか、またはこれらが付着する炭素原子と共になってカルボニル基を形成し、
38は、水素または酸素保護基であり、
39およびR40は、独立してメチル、エチルもしくはプロピルから選択され、ただし、X、YおよびQのうちの1つだけがNまたはN+−O-であってもよいことを条件とする。)

【公表番号】特表2007−533740(P2007−533740A)
【公表日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−509507(P2007−509507)
【出願日】平成17年4月8日(2005.4.8)
【国際出願番号】PCT/US2005/012189
【国際公開番号】WO2005/108391
【国際公開日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(594197872)イーライ リリー アンド カンパニー (301)
【Fターム(参考)】