説明

CETP阻害剤

式Iの構造を有する化合物(該化合物の医薬として許容される塩を含む。)は、CETP阻害剤であり、HDLコレステロールを上昇させ、LDLコレステロールを低下させ、及びアテローム性動脈硬化症を治療又は予防するのに有用である。式(I)の化合物において、Bは、フェニル以外の環状基であり、Bは、Bが式(I)の構造の残りに接続されている位置に対してオルトである位置に環状の置換基を有する。式(I)の5員環は、Bの他に、第二の環状置換基を有する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iを有する化合物又は医薬として許容されるその塩。
【化1】

(Yは、−C(=O)−及び−(CRR)−からなる群から選択され;
Xは、−O−、−NH−、−N(C−Cアルキル)−及び−(CRR)−からなる群から選択され;
Zは、−C(=O)−、−S(O)−及び−C(=N−R)−(Rは、H、−CN及び1から11個のハロゲンで場合によって置換されているC−Cアルキルからなる群から選択される。)からなる群から選択され;
各Rは、H、−C−C−アルキル及びハロゲンからなる群から独立に選択され(−C−C−アルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。);
Bは、A及びAからなる群から選択され、Aは、構造:
【化2】

を有し;
及びRは、各々、H、−C−C−アルキル、ハロゲン及び−(C(R)からなる群から選択され(−C−C−アルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。);
は、H、−C−C−アルキル、ハロゲン、A及び−(C(R)からなる群から選択され(−C−C−アルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。);
式Iの化合物が1つの基A及び1つの基Aを含むように、B及びRの1つはAであり;並びにB、R、R及びRの1つは、A又は−(C(R)であり;
Dは、
(a)ナフチル;
(b)1から2個の二重結合を場合によって含む5から7員の非芳香族シクロアルキル環に縮合されたフェニル環;
(c)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環;並びに
(d)2個の縮合環並びにN、−S(O)x−、O及び−N(O)−から独立に選択される1から5個のヘテロ原子を含む8から11員の二環式ヘテロ芳香環系(該環系は、各環が、独立に、飽和、部分的に不飽和又は芳香族であるように、1から5個の二重結合を場合によって含む。);
からなる群から選択され;
及び式Iの構造の残りが、環D上で互いにオルトであるように、環Dは、互いに結合されている少なくとも2つの炭素原子を含み、2つの炭素原子の一方は基Aに結合されており、及び2つの炭素原子の他方は、式Iの構造の残りに接続されており;
は、
(a)フェニル及びナフチルから選択される芳香環;
(b)1から2個の二重結合を場合によって含む5から7員の非芳香族シクロアルキル環に縮合されたフェニル環;
(c)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環;並びに
(d)2個の縮合環並びにN、−S(O)x−、O及び−N(O)−から独立に選択される1から5個のヘテロ原子を含む8から11員の二環式ヘテロ芳香環系(該環系は、各環が、独立に、飽和、部分的に不飽和又は芳香族であるように、1から5個の二重結合を場合によって含む。);
からなる群から選択され;
が結合している環DへのAの結合点が環Aの炭素原子であり;
は、Rから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており;
は、
(a)フェニル及びナフチルから選択される芳香環;
(b)1から2個の二重結合を場合によって含む5から7員の非芳香族シクロアルキル環に縮合されたフェニル環;
(c)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環;
(d)2個の縮合環並びにN、−S(O)x−、O及び−N(O)−から独立に選択される1から5個のヘテロ原子を含む8から11員の二環式ヘテロ芳香環系(該環系は、各環が、独立に、飽和、部分的に不飽和又は芳香族であるように、1から5個の二重結合を場合によって含む。);並びに
(e)1から3個の二重結合を場合によって有するC−Cシクロアルキル環;
からなる群から選択され;
は、Rから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており;
が結合している式Iの構造へのAの結合点が環Aの炭素原子であり;
各Rは、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−OC−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)C−Cシクロアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−C(=O)SCC−Cアルキル、−OH、−NR、−C(=O)NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−NRC(=O)NR、−S(O)−Cアルキル、−S(O)NR、−NRS(O)NRハロゲン、−CN、−NO、フェニル、ナフチル並びにN、S及びOから独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から独立に選択され、前記複素環は、カルボニル基も場合によって含み、及び1から3個の二重結合も場合によって含み、Rが結合されている環への前記複素環の付着点は炭素原子であり;
が、フェニル、ナフチル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル及び複素環から選択される環状基である化合物については、Rは、ハロゲン、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルは、1から7個のハロゲンで場合によって置換されており;
が、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−OC−Cアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−OC−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)C−Cシクロアルキル、−CO−Cアルキル、−C(=O)SC−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルからなる群から選択される化合物については、Rは、1から15個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−CN、(c)−NR、(d)1から3個の二重結合を場合によって有し、及び1から15個のハロゲンで場合によって置換された−C−Cシクロアルキル、(e)1から9個のハロゲンで場合によって置換され、及び−OC−Cアルキル及びフェニルから独立に選択される1から2個の置換基で場合によって置換された−OC−Cアルキル;(f)1から3個の二重結合を場合によって有し、及び1から15個のハロゲンで場合によって置換された−OC−Cシクロアルキル、(g)−COH、(h)−C(=O)CH、(i)1から9個のハロゲンで場合によって置換されている−CO−Cアルキル及び(j)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニルから独立に選択される1から3個の置換基でも場合によって置換されており;
各Rは、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−OC−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)C−Cシクロアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−C(=O)SC−Cアルキル、−NR、−C(=O)NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−NRC(=O)NR、−S(O)−Cアルキル、−S(O)NR、−NRS(O)NRハロゲン、−CN、−NO、フェニル、ナフチル並びにN、S及びOから独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から独立に選択され、前記複素環は、カルボニル基も場合によって含み、及び1から3個の二重結合も場合によって含み;
が、複素環、−C−Cシクロアルキル、ナフチル、−OC−Cシクロアルキル及び−C(=O)C−Cシクロアルキルからなる群から選択される場合には、Rの複素環、ナフチル及び−C−Cシクロアルキル基は、ハロゲン、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−NRR、−OC−Cアルキル、−COH、−CN及び−CO−Cアルキルから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており、全ての使用における−C−Cアルキル及び−C−Cアルケニルは、1から7個のハロゲンで場合によって置換されており、及び場合によって1つの基−OHで置換されており;
が、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−OC−Cアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、−C(=O)C−Cアルキル、−CO−Cアルキル、−C(=O)SC−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルからなる群から選択される場合には、Rのアルキル、アルケニル及びアルキニル基は、1から13個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−CN、(c)−NR、(d)1から3個の二重結合を場合によって有し、及び1から15個のハロゲンで場合によって置換された−C−Cシクロアルキル、(e)1から9個のハロゲンで場合によって置換され、及び−OC−Cアルキルから独立に選択される1から2個の置換基で場合によって置換された−OC−Cアルキル、(f)1から3個の二重結合を場合によって有し、及び1から15個のハロゲンで場合によって置換された−OC−Cシクロアルキル、(g)−COH、(h)−C(=O)CH、(i)1から9個のハロゲンで場合によって置換されている−CO−Cアルキル及び(j)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニルから独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換されており;
がフェニルである場合には、前記フェニルは、1から5個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、−OC−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−NR、−C(=O)NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−NRC(=O)NR、−S(O)−Cアルキル、−S(O)NR、−NRS(O)NR−CN、−NO並びにN、S及びOから独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環から独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換されており、前記複素環は、カルボニル基も場合によって含み、及び1から3個の二重結合も場合によって含み、及びハロゲン、−CH、−OCH、CF及び−OCFから独立に選択される1から3個の置換基を場合によって含み;フェニル上の置換基の場合には、Rは、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、−OC−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−CO−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルから選択される場合には、前記置換基のアルキル、アルケニル、アルキニル及びシクロアルキル基は、1から5個のハロゲン置換基を含み、並びに1から3個のFで場合によって置換された−OH、−NR、−OCH並びにフェニル(このフェニルは、ハロゲン、−CH、−OCH、−CF及び−OCFから独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換されている。)から選択される1つの置換基も場合によって含み;
nは、0又は1であり;
pは、0から4の整数であり;
xは、0、1又は2であり;
yは、1又は2であり;
及びRは、各々独立に、H、−C−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルから選択され、全ての事例における−C−Cアルキルは、場合によって、1から11個のハロゲンで場合によって置換されており;並びに
は、H、−OH、−C−C−アルキル及びハロゲンからなる群から選択される(−C−C−アルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。)。)
【請求項2】
式Ia、Ib及びIdを有する化合物の群から選択される請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【化3】


【請求項3】
Yが、−(CHR)−であり;
Xが、−O−であり;
Zが、−C(=O)−であり;
Rが、Hであり;
nが、0であり;
pが、0から2の整数であり;並びに
及びRが、H及び−C−Cアルキルからなる群から各々独立に選択される;
請求項1若しくは請求項2に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項4】
Dが、ナフチル、ピリジル、キノリル、インダニル、ベンゾチエニル、テトラヒドロナフチル、イソオキサゾリル、チエニル、イミダゾリル、ピロリル、ピラゾリル、ピリジル、N−オキシド−ピリジル、1,3−チアゾリル、1,3−オキサゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ベンゾフラニル、ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾチエニル−S−オキシド、ベンゾチエニル−S−ジオキシド、ジヒドロインドリル;ジヒドロイソインドリル、ジヒドロイソベンゾフラニル及びベンゾジオキソラニルからなる群から選択され;
が、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、ピリジル、チエニル、イミダゾリル、ピロリル、ピラゾリル、N−オキシド−ピリジル、1,3−チアゾリル、1,3−オキサゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、インダニル、ベンゾチエニル、ベンゾチエニル−S−オキシド、ベンゾチエニル−S−ジオキシド、ジヒドロインドリル;ジヒドロイソインドリル、ジヒドロイソベンゾフラニル及びベンゾジオキソラニルからなる群から選択され;並びに
が、フェニル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、ピロリル、ピラゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ベンゾジオキソリル、ピリジル、N−オキシド−ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びテトラヒドロピラニルからなる群から選択される、
請求項1若しくは請求項2に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項5】
Dが、ナフチル、ピリジル、キノリル、インダニル、ベンゾチエニル、テトラヒドロナフチル、イソオキサゾリル、1,3−チアゾリル、ピリミジニル、ピラジニル、ジヒドロイソインドリル、ジヒドロイソベンゾフラニル及びベンゾジオキソラニルからなる群から選択され;
が、フェニル、ナフチル、インダニル及びテトラヒドロナフチルからなる群から選択され;並びに
がフェニルである、
請求項1若しくは請求項2に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項6】
及びRが、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、1から2個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−OH、−NR、ハロゲン、−CN、−NO、フェニル並びにN、S及びOから独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から各々独立に選択され、前記複素環は、カルボニル基も場合によって含み、及び1から3個の二重結合も場合によって含み、Rが結合されている環への前記複素環の付着点は炭素原子であり、前記複素環は、ハロゲン、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルから独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換されており、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルは、1から7個のハロゲンで場合によって置換されており;
及びRが、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−OC−Cアルキル及び−CO−Cアルキルからなる群から選択されてている化合物については、Rが、1から7個のハロゲンで場合によって置換されており、及び1つの置換基−OHで場合によって置換されており;
及びRが、フェニル及び1から2個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキルからなる群から選択される化合物については、Rが、1から5個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、1から2個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、―OH、−NR、ハロゲン、−CN及び−NOから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されており、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、1から2個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル及び−CO−Cアルキルが、1から5個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに−C−Cアルキルが、1つの−OHでも場合によって置換されており;並びに
及びRが、H及びC−Cアルキルから各々独立に選択される、
請求項1若しくは請求項2に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項7】
Yが、−(CHR)−(Rは、H及びC−Cアルキルから選択される。)であり;
が、水素であり;
Xが、−O−であり;
Zが、−C(=O)−であり;
Rが、Hであり;
nが、0であり;
が、Aであり(Aは、ハロゲン、1から3個のハロゲンで場合によって置換されている−C−C−アルキル及び1から3個のハロゲンで場合によって置換されている−OC−C−アルキルから独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換されているフェニルである。);
BがAであり、及び構造:
【化4】

を有し、
(Dは、ナフチル、ピリジル、キノリル、インダニル、ベンゾチエニル、テトラヒドロナフチル、イソオキサゾリル、1,3−チアゾリル、ピリミジニル、ピラジニル、ジヒドロイソインドリル、ジヒドロイソベンゾフラニル及びベンゾジオキソラニルからなる群から選択され、Dは、(a)ハロゲン、(b)1から3個のハロゲンで場合によって置換されている−C−Cアルキル、(c)−C−C−アルケニル、(d)−C−C−シクロアルキル、(e)−C−C−シクロアルケニル、(f)1から3個のハロゲンで場合によって置換されている−OC−Cアルキル、(g)−SC−C−アルキル、(h)−SO−Cアルキル、(i)−C(=O)OCHフェニル、(j)ハロゲン、CH、CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換されているフェニル、(k)−NR(R及びRは、各々独立に、H及びCHから選択される。)、(l)−CN並びに(m)−NOから独立に選択される1から2個の置換基で場合によって置換されており;並びに
は、フェニル、ナフチル、インダニル及びテトラヒドロナフチルからなる群から選択され、Aは、(a)ハロゲン、(b)1から3個のハロゲンで場合によって、並びに−OH、−COH及び−CO−Cアルキルから選択される1つの基で場合によって置換されている−C−Cアルキル、(c)−C−C−アルケニル、(d)1から3個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに−OH、−COH及び−COCHから選択される1つ基で場合によって置換されている、[i]−COH、[ii]−OH及び[iii]−C−Cアルキルから選択される1つの基で場合によって置換されている−C−C−シクロアルキル、(e)−C−C−シクロアルケニル、(f)ハロゲン、CH、CF、−OCH、−OCFから独立に選択される1から2個の置換基で場合によって、及び1つの基−COH又は−CO−Cアルキルで場合によって置換されているフェニル、並びに(g)1から3個のハロゲンで場合によって置換されている−OC−Cアルキルから独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換されている。)、
請求項1若しくは請求項2に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項8】
請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩及び医薬として許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項9】
【化5】






の化合物からなる群から選択される請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項10】
以下の化合物から選択される請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【化6】

(Rは、
【化7】





からなる群から選択される。)
【化8】

(Rは、
【化9】





からなる群から選択される。)
【化10】

(Rは、
【化11】





からなる群から選択される。)
【化12】

(Rは、
【化13】

からなる群から選択される。)
【化14】

(Rは、
【化15】

からなる群から選択される。)
【請求項11】
アテローム性動脈硬化症の治療を必要としている患者中のアテローム性動脈硬化症を治療する方法であり、請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩の治療的有効量を前記患者に投与することを含む、前記方法。
【請求項12】
治療を必要としている上昇を必要としている患者中のHDL−Cを上昇させる方法であり、請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩の治療的有効量を前記患者に投与することを含む、前記方法。
【請求項13】
治療を必要としている患者中のLDL−Cを低下させる方法であり、請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩の治療的有効量を前記患者に投与することを含む、前記方法。
【請求項14】
アテローム性動脈硬化症の治療用医薬の製造のための、請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩の使用。
【請求項15】
請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩、医薬として許容される担体並びに
(1)HMG−CoA還元酵素阻害剤;
(2)胆汁酸捕捉剤;
(3)ナイアシン及び関連化合物;
(4)PPARαアゴニスト;
(5)コレステロール吸収阻害剤;
(6)アシルCoA:コレステロールアシルトランスフェラーゼ(ACAT)阻害剤;
(7)フェノール系抗酸化剤;
(8)ミクロソームトリグリセリド転送タンパク質(MTP)/ApoB分泌阻害剤;
(9)抗酸化性ビタミン;
(10)甲状腺模倣物(thyromimetics);
(11)LDL(低密度リポタンパク質)受容体誘導物質;
(12)血小板凝集阻害剤;
(13)ビタミンB12(シアノコバラミンとしても知られる。);
(14)葉酸又は医薬として許容されるその塩若しくはエステル;
(15)FXR及びLXRリガンド;
(16)ABCA1遺伝子発現を増強する因子;並びに
(17)回腸胆汁酸輸送体;
からなる群から選択される1つ又はそれ以上の活性成分を含む医薬組成物。

【公表番号】特表2009−522291(P2009−522291A)
【公表日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−548750(P2008−548750)
【出願日】平成18年12月29日(2006.12.29)
【国際出願番号】PCT/US2006/049503
【国際公開番号】WO2007/081569
【国際公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(390023526)メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド (924)
【氏名又は名称原語表記】MERCK & COMPANY INCOPORATED
【Fターム(参考)】