説明

CHK1阻害剤であるチオフェン誘導体

本発明は、構造式(I)


の新規な化合物、およびそれらの医薬組成物、およびそれらの使用方法に関する。これらの新規化合物は癌の治療または予防を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中、Xは、NH、SおよびOから選択され;
Yは、CHまたはNから選択され;
は、シアノ、イソシアノ、C1−6アルキル、−NR1112、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、およびヘテロシクリルから選択され、但し、Rはチエニルではなく;およびここで、Rは、1以上の炭素原子上を1以上のRにより置換されていてもよく;およびここで、当該Rが−NH−部分を含む場合、当該部分の窒素はR10から選択される基により置換されていてもよく;
およびRは、各々独立に、−C(=O)NR、−SONR1617、−NHC(=O)NHR、および−NHC(=NR)NHから選択され;
は、H、OH、−NR1112、ベンジル、C1−6アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、メルカプト、CHO、−COアリール、−CO(C1−6アルキル)、−CONR3031、−CO(C1−6アルキル)、−COアリール、−CONR3031、−Sアルキル、−SO(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−Sアリール、−SOアリール、−SOアリール,−SONR3031、および−(C1−6アルキル)SONR3031から選択され、ここでRは、1以上の炭素原子上を1以上のR15により置換されていてもよく;およびここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、当該窒素はR14から選択される基により置換されていてもよく;
およびRは、各々独立に、H、OH、OCH、C1−6アルコキシ、−NH、−NHCH、−N(CH、(C1−3アルキル)NR1112、−CHCHOH、シクロアルキル、および少なくとも1つの窒素原子を含む5、6、または7員ヘテロシクリル環から選択され、但し、RおよびRは同時にHではなく;あるいはRおよびRは、それらが結合するNと一緒になってヘテロ環式環を形成し;ここでRおよびRは、お互い独立に、1以上の炭素原子上を1以上のR18により置換されていてもよく;およびここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、当該部分の窒素はR19から選択される基により置換されていてもよく;
は、シアノ、イソシアノ、−SO(C1−6アルキル)、−SO−アリール;−SOシクロアルキル、−SOシクロアルケニル、−SOヘテロシクリル、およびCFから選択され;ここでRは、1以上の炭素原子上を1以上のR23により置換されていてもよく;
、R15、R18、R23、R24およびR33は、各々独立に、ハロゲン、ニトロ、−NR3031、シアノ、イソシアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケト(=O)、−O(C1−6アルキル)、−Oアリール、−OCOアルキル、−NHCHO、−N(C1−6アルキル)CHO、−NHCONR3031、−N(C1−6アルキル)CONR3031、−NHCOアルキル、−NHCO(C1−6アルキル);−NHCOH、−N(C1−6アルキル)CO(C1−6アルキル)、−NHSO(C1−6アルキル)、カルボキシ、−アミジノ、−CHO、−CONR3031、−CO(C1−6アルキル)、−COヘテロシクリル、−COシクロアルキル、−COH、−CO(C1−6アルキル)、−CO(アリール)、−CO(NR3031)、メルカプト、−S(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SONR3031から選択され;ここでR、R15、R18、R23、R24およびR33は、お互い独立に、炭素上を1以上のR20により、およびNHまたはNHを含む任意の部分の窒素上をR21により置換されていてもよく;
10、R14、R19、R25およびR34は、各々独立に、ハロゲン、ニトロ、−NR3031、シアノ、イソシアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケト(=O)、−O(C1−6アルキル)、−Oアリール、−OCOアルキル、−NHCHO、−N(C1−6アルキル)CHO、−NHCONR3031、−N(C1−6アルキル)CONR3031、−NHCOアルキル、−NHCO(C1−6アルキル);−NHCOH、−N(C1−6アルキル)CO(C1−6アルキル)、−NHSO(C1−6アルキル)、カルボキシ、−アミジノ、−CHO、−CONR3031、−CO(C1−6アルキル)、−COヘテロシクリル、−COシクロアルキル、−COH、−CO(C1−6アルキル)、−CO(アリール)、−CO(NR3031)、メルカプト、−S(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SONR3031から選択され;ここでR10、R14、R19、R25およびR34は、お互い独立に、炭素上を1以上のR22により、およびNHまたはNHを含む任意の部分の窒素上をR23により置換されていてもよく;
11およびR12は、独立に、H、C1−6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルから選択され;あるいはR11およびR12は、それらが結合するNと一緒になってヘテロ環式環を形成し;ここでR11およびR12は、お互い独立に、炭素上を1以上のR33により置換されていてもよく;およびここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、当該部分の窒素はR34から選択される基により置換されていてもよく;
16およびR17は、各々独立に、H、OH、OCH、C1−6アルコキシ、NH、−NHCH、−N(CH、(C1−3アルキル)NR1112、−CHCHOH、シクロアルキル、アリール、または少なくとも1つの窒素原子を含む5、6または7員ヘテロシクリル環から選択され、但し、R16およびR17は同時にHではなく;あるいはR16およびR17は、それらが結合するNと一緒になって、置換されていてもよいヘテロ環式環を形成し;ここでR16およびR17は、お互い独立に、1以上の炭素原子上を1以上のR24により置換されていてもよく;およびここで、当該ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、当該部分の窒素はR25から選択される基により置換されていてもよく;
20、R22およびR32は、各々独立に、ハロゲン、ニトロ、−NR3031、シアノ、イソシアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケト(=O)、−O(C1−6アルキル)、−Oアリール、−OCOアルキル、−NHCHO、−N(C1−6アルキル)CHO、−NHCONR3031、−N(C1−6アルキル)CONR3031、−NHCOアルキル、−NHCO(C1−6アルキル);−NHCOH、−N(C1−6アルキル)CO(C1−6アルキル)、−NHSO(C1−6アルキル)、カルボキシ、−アミジノ、−CHO、−CONR3031、−CO(C1−6アルキル)、−COヘテロシクリル、−COシクロアルキル、−COH、−CO(C1−6アルキル)、−CO(アリール)、−CO(NR3031)、メルカプト、−S(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SONR3031から選択され;ここでR20、R21およびR32は、お互い独立に、炭素上を1以上のR26により、およびNHまたはNHを含む任意の部分の窒素上をR27により置換されていてもよく;
21、R23およびR35は、各々独立に、ハロゲン、ニトロ、−NR3031、シアノ、イソシアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケト(=O)、−O(C1−6アルキル)、−Oアリール、−OCOアルキル、−NHCHO、−N(C1−6アルキル)CHO、−NHCONR3031、−N(C1−6アルキル)CONR3031、−NHCOアルキル、−NHCO(C1−6アルキル);−NHCOH、−N(C1−6アルキル)CO(C1−6アルキル)、−NHSO(C1−6アルキル)、カルボキシ、−アミジノ、−CHO、−CONR3031、−CO(C1−6アルキル)、−COヘテロシクリル、−COシクロアルキル、−COH、−CO(C1−6アルキル)、−CO(アリール)、−CO(NR3031)、メルカプト、−S(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SONR3031から選択され;ここでR21、R23およびR35は、お互い独立に、炭素上を1以上のR28により、およびNHを含む任意の部分の窒素上をR29により置換されていてもよく;
26およびR28は、各々独立に、ハロゲン、ニトロ、−NR3031、シアノ、イソシアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケト(=O)、−O(C1−6アルキル)、−Oアリール、−OCOアルキル、−NHCHO、−N(C1−6アルキル)CHO、−NHCONR3031、−N(C1−6アルキル)CONR3031、−NHCOアルキル、−NHCO(C1−6アルキル);−NHCOH、−N(C1−6アルキル)CO(C1−6アルキル)、−NHSO(C1−6アルキル)、カルボキシ、−アミジノ、−CHO、−CONR3031、−CO(C1−6アルキル)、−COヘテロシクリル、−COシクロアルキル、−COH、−CO(C1−6アルキル)、−CO(アリール)、−CO(NR3031)、メルカプト、−S(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SONR3031から選択され;
27およびR29は、各々独立に、ハロゲン、ニトロ、−NR3031、シアノ、イソシアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケト(=O)、−O(C1−6アルキル)、−Oアリール、−OCOアルキル、−NHCHO、−N(C1−6アルキル)CHO、−NHCONR3031、−N(C1−6アルキル)CONR3031、−NHCOアルキル、−NHCO(C1−6アルキル);−NHCOH、−N(C1−6アルキル)CO(C1−6アルキル)、−NHSO(C1−6アルキル)、カルボキシ、−アミジノ、−CHO、−CONR3031、−CO(C1−6アルキル)、−COヘテロシクリル、−COシクロアルキル、−COH、−CO(C1−6アルキル)、−CO(アリール)、−CO(NR3031)、メルカプト、−S(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SONR3031から選択され;
30およびR31は、各々独立に、ハロゲン、ニトロ、−NH、シアノ、イソシアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ケト(=O)、−O(C1−6アルキル)、−Oアリール、−OCOアルキル、−NHCHO、−N(C1−6アルキル)CHO、−NHCONR1112、−N(C1−6アルキル)CONR1112、−NHCOアルキル、−NHCO(C1−6アルキル);−NHCOH、−N(C1−6アルキル)CO(C1−6アルキル)、−NHSO(C1−6アルキル)、カルボキシ、−アミジノ、−CHO、−CONR3031、−CO(C1−6アルキル)、−COヘテロシクリル、−COシクロアルキル、−COH、−CO(C1−6アルキル)、−CO(アリール)、−CO(NR3031)、メルカプト、−S(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SO(C1−6アルキル)、−SONR1112から選択され;ここでR30およびR31は、お互い独立に、炭素上を1以上のR32により置換されていてもよく;およびここで、当該ヘテロシクリルが−NH−またはNH部分を含む場合、当該部分の窒素はR35から選択される基により置換されていてもよく;
但し、XがSであり;YがCHであり;RがC(=O)NRであり;およびRがNHC(=O)NHRの場合;R
【化2】

(式中、Rは、H、置換されていてもよいカルボシクリル、または置換されていてもよいC1−6アルキルから選択される)
ではない]
の化合物、または医薬として許容なその塩;
但し、当該化合物は、
5−メチル−2−ウレイド−チオフェン−3−カルボン酸(1−エチル−ピペリジン−3−イル)−アミド;
[3−((S)−3−アミノ−アゼパン−1−カルボニル)−5−エチル−チオフェン−2−イル]−ウレア;
2−モルホリン−4−イル−4−ウレイド−チアゾール−5−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
2−メチル−5−ウレイド−オキサゾール−4−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−3−{3−[(R)−1−(2,2,2−トリフルオロ−アセチル)−ピペリジン−3−イル]−ウレイド}−チオフェン−2−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;または
N−(3−{[(3S)−3−アミノアゼパン−1−イル]カルボニル}−5−ピリジン−2−イル−2−チエニル)ウレア
ではない。
【請求項2】
が、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、およびヘテロシクリルから選択され、但し、Rはチエニルではなく;およびここで、Rは、1以上の炭素原子上を1以上のRにより置換されていてもよく;およびさらにここで、当該ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、当該部分の窒素はR10から選択される基により置換されていてもよい、請求項1に記載の式(I)の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項3】
が1以上のRにより1以上の炭素原子上を置換されていてもよいアリールである、請求項1または2に記載の式(I)の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項4】
およびRの一方が−SONR1617であり、他方が−NHC(=O)NHRである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項5】
およびRの一方が−C(=O)NRであり、他方が−NHC(=O)NHRである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項6】
およびRの一方がC(=O)NRであり、他方が−NHC(=O)NHRであり;RがHであり、Rが、少なくとも1つの窒素原子を含む5、6、または7員ヘテロ環式環であり;およびここで、当該ヘテロシクリルは、1以上の炭素原子上を1以上のR18により置換されていてもよく;およびさらにここで、当該ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、当該部分の窒素はR19から選択される基により置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項7】
およびRが、それらが結合するNと一緒になって、置換されていてもよいヘテロ環式環を形成し、当該環は、1以上の炭素原子上を1以上のR18により置換されていてもよく;およびここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、当該部分の窒素はR19から選択される基により置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項8】
式(II):
【化3】

[式中、R、R、およびRは、請求項1〜7のいずれか1項において定義された通りである]
の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項9】
が−C(=O)NRであり;
が−NHC(=O)NHR
がHであり;Rが、少なくとも1つの窒素原子を含む5、6、または7員ヘテロ環式環であり;ここで、当該ヘテロシクリルは、1以上の炭素原子上を1以上のR18により置換されていてもよく;およびさらにここで、当該ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、当該部分の窒素はR10から選択される基により置換されていてもよく;
が、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、およびヘテロシクリルから選択され、但し、Rはチエニルではなく;およびここで、Rは、1以上の炭素原子上を1以上のRにより置換されていてもよく;およびさらにここで、当該ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、当該部分の窒素はR19から選択される基により置換されていてもよい、請求項1、2、5、6および8のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項10】
は−C(=O)NRであり;
は−NHC(=O)NHRであり;
はHであり;
は、少なくとも1つの窒素原子を含む5、6、または7員ヘテロ環式環であり、ここでRは、1以上の炭素原子上を1以上のR18により置換されていてもよく;およびここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、当該部分の窒素はR19から選択される基により置換されていてもよく;およびRは、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、およびヘテロシクリルから選択され、但し、Rはチエニルではなく;およびここで、Rは、1以上の炭素原子上を1以上のRにより置換されていてもよく;およびさらにここで、当該ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、当該部分の窒素はR10から選択される基により置換されていてもよい、請求項1、2、5、6、8および9のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項11】
5−(3−フルオロ−フェニル)−3−ウレイド−チオフェン−2−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−フェニル−2−ウレイド−チオフェン−3−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ウレイド−チオフェン−3−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−(4−フルオロ−フェニル)−2−ウレイド−チオフェン−3−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−ウレイド−チオフェン−3−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−(3−クロロ−フェニル)−2−ウレイド−チオフェン−3−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−[4−(ピペリジン−1−カルボニル)−フェニル]−2−ウレイド−チオフェン−3−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−(4−シアノ−フェニル)−3−ウレイド−チオフェン−2−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−[4−(ピペリジン−1−カルボニル)−フェニル]−3−ウレイド−チオフェン−2−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−3−ウレイド−チオフェン−2−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−(3−クロロ−フェニル)−3−ウレイド−チオフェン−2−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−(2,3−ジフルオロ−フェニル)−3−ウレイド−チオフェン−2−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−3−ウレイド−チオフェン−2−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−3−ウレイド−チオフェン−2−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;
5−フェニル−3−ウレイド−チオフェン−2−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド;および
5−(4−クロロ−フェニル)−3−ウレイド−チオフェン−2−カルボン酸(S)−ピペリジン−3−イルアミド
から選択される請求項1に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項12】
癌に伴う障害の治療または予防において使用する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩。
【請求項13】
子宮頸癌、頭頸部癌、乳癌、卵巣癌、肺癌(非小細胞)、膵臓癌、大腸癌、前立腺癌またはその他の組織の癌、ならびに白血病およびリンパ腫、中枢神経系および末梢神経系の腫瘍、およびメラノーマ、繊維肉腫、骨肉腫などのその他のタイプの腫瘍などの腫瘍性疾患の治療または予防において使用される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項14】
自己免疫疾患、炎症性疾患、神経疾患、および循環器疾患を含む増殖性疾患の治療または予防において使用される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項15】
ヒトまたは動物において細胞増殖を制限する方法であって、当該ヒトまたは動物に治療有効量の請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩を投与することを含む前記方法
【請求項16】
癌に罹患したヒトまたは動物の処置方法であって、当該ヒトまたは動物に、治療有効量の請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩を投与することを含む前記方法。
【請求項17】
癌の予防的処置方法であって、当該処置を必要とするヒトまたは動物に、治療有効量の請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩を投与することを含む前記方法。
【請求項18】
子宮頸癌、頭頸部癌、乳癌、卵巣癌、肺癌(非小細胞)、膵臓癌、大腸癌、前立腺癌またはその他の組織の癌、ならびに白血病およびリンパ腫、中枢神経系および末梢神経系の腫瘍、およびメラノーマ、繊維肉腫および骨肉腫を含む肉腫、悪性脳腫瘍などのその他のタイプの腫瘍などの腫瘍性疾患に罹患したヒトまたは動物の処置方法であって、当該ヒトまたは動物に治療有効量の請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩を投与することを含む前記方法
【請求項19】
自己免疫疾患、炎症性疾患、神経疾患、および循環器疾患などの増殖性疾患に罹患したヒトまたは動物の処置方法であって、当該ヒトまたは動物に治療有効量の請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩を投与することを含む前記方法。
【請求項20】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩および抗腫瘍剤をヒトに投与することを含む癌の処置方法。
【請求項21】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩およびDNA損傷剤をヒトまたは動物に投与することを含む癌の処置方法。
【請求項22】
癌に伴う感染症の処置方法であって、当該処置を必要とするヒトまたは動物に治療有効量の請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩を投与することを含む前記方法。
【請求項23】
癌に伴う感染症の予防的処置方法であって、当該処置を必要とするヒトまたは動物に治療有効量の請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩を投与することを含む前記方法。
【請求項24】
少なくとも1つの医薬として許容な担体、希釈剤または賦形剤と共に、請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩を含む医薬組成物。
【請求項25】
医薬の調製における、請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩の使用。
【請求項26】
癌の治療または予防のための医薬の調製における、請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩の使用。
【請求項27】
乳癌、卵巣癌、肺癌、大腸癌、前立腺癌またはその他の組織の癌、ならびに白血病およびリンパ腫(CLLおよびCMLを含む)、中枢神経系および末梢神経系の腫瘍、およびメラノーマ、繊維肉腫、骨肉腫などのその他のタイプの腫瘍などの腫瘍性疾患の治療または予防のための医薬の調製における、請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩の使用。
【請求項28】
自己免疫疾患、炎症性疾患、神経疾患、および循環器疾患を含む増殖性疾患の治療または予防のための医薬の調製における、請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩の使用。
【請求項29】
CHK1キナーゼの阻害方法であって、当該阻害を必要とする動物またはヒトに、治療有効量の請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩を投与することを含む前記方法。
【請求項30】
CHK1キナーゼ活性の阻害において使用する医薬の製造における、請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩の使用。
【請求項31】
細胞増殖の制限において使用する医薬の製造における、請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩の使用。
【請求項32】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩の調製方法であって、
a.式(III):
【化4】

[式中、Aはチエニルであり、Lは置換可能基である]
の化合物と式(IV):
【化5】

のアミンと反応させて、式(V):
【化6】

の化合物を得ること;
b.式(V)の化合物をボロン酸またはエステルと反応させて式(I)の化合物を形成すること;および
c.場合によっては、
i)式(I)の化合物を別の式(I)の化合物に変換すること、および/または
ii)医薬として許容なその塩を形成すること
を含む前記方法。
【請求項33】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩の調製方法であって:
a.式(VII):
【化7】

[式中、Aはチエニルであり、Rは炭化水素基である]
の化合物とボロン酸またはエステルを反応させ、式(VIII):
【化8】

の化合物を形成すること;
b.式(VIII)の化合物を式(IV):
【化9】

のアミンと反応させ、式(I)の化合物を形成すること;および
c.場合によっては、
i)式(I)の化合物を別の式(I)の化合物に変換すること、および/または
ii)医薬として許容なその塩を形成すること
を含む前記方法。
【請求項34】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物または医薬として許容なその塩の調製方法であって:
a.式(IX):
【化10】

[式中、Aはチエニルであり、Rは炭化水素基である]
の化合物を濃水酸化物塩基と反応させ、式(X):
【化11】

の化合物を形成すること;
b.式(X)の化合物と式(IV):
【化12】

のアミンと反応させ、式(XI):
【化13】

の化合物を形成すること;
c.式(XI)の化合物を、式(XII)、(XIII)の化合物およびカルボニル化試薬または(XIV):
【化14】

から選択される化合物と反応させ、式(I)の化合物を形成すること;および
d.場合によっては、
i)式(I)の化合物を別の式(I)の化合物に変換すること、および/または
ii)医薬として許容なその塩を形成すること
を含む前記方法。
【請求項35】
式(XV)、(XVI)または(XI):
【化15】

[式中、Rはアリールであり、R、RおよびRは式(I)において定義されたとおりであり、Aはチエニル環であり、Rは炭化水素基であり、但し、式(XI)の化合物は3−アミノ−5−(4−クロロ−フェニル)−チオフェン−2−カルボン酸 [(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−[1,2,4]トリアゾール−1−イル−プロピル]−アミドではない]
の化合物。
【請求項36】
式(XV)、(XVI)、(XI):
【化16】

[式中、Rはアリールであり、R、RおよびRは式(I)において定義されたとおりであり、Aはチエニル環であり、Rは、炭化水素基である]
の化合物または医薬として許容なその塩またはインビボで加水分解可能な前駆体の、請求項1〜11のいずれか1項に記載の式(I)の化合物の製造における使用。

【公表番号】特表2007−517843(P2007−517843A)
【公表日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−548370(P2006−548370)
【出願日】平成16年12月24日(2004.12.24)
【国際出願番号】PCT/GB2004/005400
【国際公開番号】WO2005/066163
【国際公開日】平成17年7月21日(2005.7.21)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】