説明

HCVポリメラーゼ阻害剤の製造方法

【課題】 HCVポリメラーゼ酵素の阻害剤として使用される化合物の製造で使用される改善された方法および中間化合物を提供すること。
【解決手段】 本発明は、式
【化1】


の化合物の製造で使用される方法および化合物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(Ia)
【化1】

[式中、
1は、C1〜C6アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり、
2a、R2b、およびR2cは、それぞれ、水素、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、−OR12a、−CF3、−CN、および−NR12a12bから独立に選択され、
4は、水素、C1〜C6アルキル、−(CR910n11、−CF3、ハロゲン、−OR12a、−CN、および−NR12a12bから選択され、
5は、水素、C1〜C6アルキル、−(CR910n11、−CF3、ハロゲン、−OR12a、−CN、および−NR12a12bから選択され、
6は、水素、C1〜C6アルキル、−(CR910n11、−CF3、ハロゲン、−OR12a、−CN、および−NR12a12bから選択され、
7は、水素、C1〜C6アルキル、−(CR910n11、−CF3、ハロゲン、−OR12a、−CN、および−NR12a12bから選択され、
各R9およびR10は、水素およびC1〜C6アルキルから独立に選択されるか、R9およびR10は、それらが結合している炭素原子と共に、C3〜C6シクロアルキル基を形成し、
各R11は、水素、C1〜C6アルキル、ハロゲン、−OR12a、−CN、−CF3、および−NR910から独立に選択され、
各R12aおよびR12bは、水素およびC1〜C6アルキルから独立に選択され、そして
各nは、独立に選択され、0から5までの整数である]
の化合物の製造方法であって、
a)式(V)(式中、R1は、上記定義の通りである)の化合物を式(X)(式中、R13は、水素、C1〜C6アルキル、−Si(C1〜C6アルキル)3、または−CH2(C6〜C10アリール)であり、該C6〜C10アリール基は、場合により、ハロゲン、C1〜C6アルキル、−OH、−OCH3、および−N(C1〜C6アルキル)2から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている)の化合物の陰イオンで、処理して式(IV)の化合物を得ること、
【化2】

b)式(IV)の化合物を加水分解して式(IV)(式中、R13は、水素である)の化合物を得ること、
c)式(IV)の化合物を試薬の組合せで処理して式(III)(式中、P1は、水素または適当な保護基であり、R14は、C1〜C6アルキルまたは−CH2(C6〜C10アリール)であり、該C6〜C10アリール基は、場合により、ハロゲン、C1〜C6アルキル、−OH、−OCH3、および−N(C1〜C6アルキル)2から選択される少なくとも1つの置換基で置換されている)の化合物を得ること、
【化3】

d)式(III)の化合物を酸または塩基で処理して式(II)の化合物を得ること、および
【化4】

e)式(II)の化合物を式(Ixa)の化合物で処理して式(Ia)の化合物を得ること
を含む上記方法。
【化5】

【請求項2】
式(Ia)の化合物において、R1は、C3〜C6シクロアルキルである請求項1に記載の方法。
【請求項3】
式(Ia)の化合物において、R1は、シクロペンチルである請求項2に記載の方法。
【請求項4】
式(Ia)の化合物において、
2aは、C1〜C6アルキルであり、
2bは、水素であり、
2cは、C1〜C6アルキルであり、
4は、水素であり、
5は、C1〜C6アルキルであり、
6は、水素であり、そして
7は、C1〜C6アルキルである
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
式(Ia)の化合物において、R2aおよびR2cは、−CH3であり、R2bは、水素である請求項4に記載の方法。
【請求項6】
式(Ia)の化合物は、
【化6】

である請求項5に記載の方法。
【請求項7】
式(IV)
【化7】

[式中、
1は、C1〜C6アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり、
4は、水素、C1〜C6アルキル、−(CR910n11、−CF3、ハロゲン、−OR12a、−CN、および−NR12a12bから選択され、
5は、水素、C1〜C6アルキル、−(CR910n11、−CF3、ハロゲン、−OR12a、−CN、および−NR12a12bから選択され、
6は、水素、C1〜C6アルキル、−(CR910n11、−CF3、ハロゲン、−OR12a、−CN、および−NR12a12bから選択され、
7は、水素、C1〜C6アルキル、−(CR910n11、−CF3、ハロゲン、−OR12a、−CN、および−NR12a12bから選択され、
各R9およびR10は、水素およびC1〜C6アルキルから独立に選択されるか、R9およびR10は、それらが結合している炭素原子と共に、C3〜C6シクロアルキル基を形成し、
各R11は、水素、C1〜C6アルキル、ハロゲン、−OR12a、−CN、−CF3、および−NR12a12bから独立に選択され、
各R12aおよびR12bは、水素およびC1〜C6アルキルから独立に選択され、
1は、水素または適当な保護基であり、そして
各nは、独立に選択され、0から5までの整数である]
の立体異性体の豊富な化合物の製造方法であって、
a)式(IV)の化合物をキラル非ラセミ塩基で処理して、ジアステレオマー塩の混合物を形成すること、
b)ジアステレオマー塩を互いに分離すること、および
c)ジアステレオマー塩を式(IV)の立体異性体の豊富な化合物に変換すること
を含む上記方法。
【請求項8】
キラル非ラセミ塩基は、キラル非ラセミアミンである請求項7に記載の方法。
【請求項9】
キラル非ラセミアミンは、cis−1−アミノ−2−インダノール、シンコニジン、1−アミノインダン、tert−ロイシノール、2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノール、α−メチルベンジルアミン、および2−アミノ−1−(4−ニトロフェニル)−1,3−プロパンジオールから選択される請求項8に記載の方法。
【請求項10】
キラル非ラセミアミンは、(1R,2S)−(+)−cis−1−アミノ−2−インダノール、(−)−シンコニジン、(R)−1−アミノインダン、(S)−tert−ロイシノール、(1R,2S)−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノール、(S)−α−メチルベンジルアミン、および(1R,2R)−(−)−2−アミノ−1−(4−ニトロフェニル)−1,3−プロパンジオールから選択される請求項9に記載の方法。
【請求項11】
キラル非ラセミアミンは、(1R,2R)−(−)−2−アミノ−1−(4−ニトロフェニル)−1,3−プロパンジオールである請求項10に記載の方法。
【請求項12】
式(IV)
【化8】

[式中、
4は、水素、C1〜C6アルキル、−(CR910n11、−CF3、ハロゲン、−OR12a、−CN、および−NR12a12bから選択され、
5は、水素、C1〜C6アルキル、−(CR910n11、−CF3、ハロゲン、−OR12a、−CN、および−NR12a12bから選択され、
6は、水素、C1〜C6アルキル、−(CR910n11、−CF3、ハロゲン、−OR12a、−CN、および−NR12a12bから選択され、
7は、水素、C1〜C6アルキル、−(CR910n11、−CF3、ハロゲン、−OR12a、−CN、および−NR12a12bから選択され、
各R9およびR10は、水素およびC1〜C6アルキルから独立に選択されるか、R9およびR10は、それらが結合している炭素原子と共に、C3〜C6シクロアルキル基を形成し、
各R11は、水素、C1〜C6アルキル、ハロゲン、−OR12a、−CN、−CF3、および−NR12a12bから独立に選択され、
各R12aおよびR12bは、水素およびC1〜C6アルキルから独立に選択され、
13は、水素、C1〜C6アルキル、−Si(C1〜C6アルキル)3、または−CH2(C6〜C10アリール)であり、該C6〜C10アリール基は、場合により、ハロゲン、C1〜C6アルキル、−OH、−OCH3、および−N(C1〜C6アルキル)2から選択される少なくとも1つの置換基で置換されており、
1は、水素または適当な保護基であり、そして
各nは、独立に選択され、0から5までの整数である]
の化合物。
【請求項13】
4は、水素であり、
5は、C1〜C6アルキルであり、
6は、水素であり、
7は、C1〜C6アルキルであり、そして
13は、水素またはC1〜C6アルキルである
請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
5およびR7は、−CH2CH3である請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
(R)−6−シクロペンチル−6−(2−(2,6−ジエチルピリジン−4−イル)エチル)−3−((5,7−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル)メチル)−4−ヒドロキシ−5,6−ジヒドロピラン−2−オンの結晶形態。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−56022(P2007−56022A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−226037(P2006−226037)
【出願日】平成18年8月23日(2006.8.23)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
2.WINDOWS
【出願人】(503053011)ファイザー インコーポレイテッド (26)
【Fターム(参考)】