Ovr115抗体組成物および使用方法
本発明は、インビボで哺乳動物細胞上でOvr115に結合する、単離された抗卵巣癌、膵臓癌、肺癌または乳癌抗原(Ovr115)抗体を提供する。本発明はまた、抗Ovr115抗体および担体を含む組成物を包含する。これらの組成物を、製造品またはキットにおいて提供することができる。本発明の他の観点は、抗Ovr115抗体をコードする単離された核酸および単離された核酸を含む発現ベクターである。また、抗Ovr115抗体を産生する細胞を提供する。本発明は、抗Ovr115抗体を産生する方法を包含する。本発明の他の観点は、Ovr115発現癌細胞を死滅させる方法であって、癌細胞を抗Ovr115抗体と接触させることを含む、前記方法および、哺乳動物におけるOvr115発現癌を寛解するかまたは処置する方法であって、治療的に有効な量の抗Ovr115抗体を哺乳動物に投与することを含む、前記方法である。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インビボで哺乳動物細胞上のOvr115に結合する、単離されたOvr115抗体。
【請求項2】
インビボで哺乳動物細胞上のOvr115に結合すると内部移行する、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
モノクローナル抗体である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項4】
抗体断片である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項5】
キメラまたはヒト化抗体である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項6】
アメリカンタイプカルチャーコレクション受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920からなる群から選択されたハイブリドーマにより産生された、請求項3に記載の抗体。
【請求項7】
抗体が、ATCC受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920からなる群から選択されたハイブリドーマにより産生されたモノクローナル抗体により結合されたエピトープと同一のエピトープへの結合に対し競合する、請求項3に記載の抗体。
【請求項8】
Ovr115活性を阻害する、請求項3に記載の抗体。
【請求項9】
Ovr115活性が、プロテアーゼ活性である、請求項8に記載の抗体。
【請求項10】
増殖阻害剤に結合している、請求項3に記載の抗体。
【請求項11】
細胞毒性剤に結合している、請求項3に記載の抗体。
【請求項12】
細胞毒性剤が、毒素、抗生物質、放射性同位体および核酸分解酵素からなる群から選択されている、請求項11に記載の抗体。
【請求項13】
細胞毒性剤が、毒素である、請求項12に記載の抗体。
【請求項14】
毒素が、リシン、サポニン、メイタンシノイドおよびカリケアマイシンからなる群から選択されている、請求項13に記載の抗体。
【請求項15】
毒素が、メイタンシノイドである、請求項14に記載の抗体。
【請求項16】
哺乳動物細胞が、癌細胞である、請求項3に記載の抗体。
【請求項17】
Ovr115発現細胞に選択的に結合する、抗Ovr115モノクローナル抗体。
【請求項18】
インビボでOvr115発現癌細胞の増殖を阻害する、抗Ovr115モノクローナル抗体。
【請求項19】
ヒト化されたか、またはヒト抗体である、請求項18に記載の抗体。
【請求項20】
細菌中で産生された、請求項19に記載の抗体。
【請求項21】
ATCC受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920からなる群から選択されたハイブリドーマにより産生された抗Ovr115抗体のヒト化された形態である、請求項17に記載の抗体。
【請求項22】
癌細胞が、卵巣癌、膵臓癌および結腸癌からなる群から選択された癌からのものである、請求項18に記載の抗体。
【請求項23】
癌が、卵巣癌、膵臓癌または結腸癌である、請求項22に記載の抗体。
【請求項24】
請求項3に記載の抗体を産生する、細胞。
【請求項25】
細胞が、アメリカンタイプカルチャーコレクション受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920の下で寄託されたハイブリドーマ細胞からなる群から選択されている、請求項24に記載の細胞。
【請求項26】
請求項3に記載の抗体を産生する方法であって、適切な細胞を培養し、該抗体を該細胞培養物から回収することを含む、前記方法。
【請求項27】
請求項3または17に記載の抗体および担体を含む、組成物。
【請求項28】
抗体が、細胞毒性剤に結合している、請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
細胞毒性剤が、メイタンシノイドである、請求項28に記載の組成物。
【請求項30】
抗体が、ヒトまたはヒト化された抗体であり、担体が、薬学的担体である、請求項27に記載の組成物。
【請求項31】
ヒト化された抗体が、ATCC受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920からなる群から選択されたハイブリドーマにより産生された抗Ovr115抗体のヒト化された形態である、請求項30に記載の組成物。
【請求項32】
Ovr115発現癌細胞を死滅させる方法であって、該癌細胞を、請求項1または2に記載の抗体と接触させ、これにより該癌細胞を死滅させることを含む、前記方法。
【請求項33】
癌細胞が、卵巣癌細胞、膵臓癌細胞および結腸癌細胞からなる群から選択されている、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
癌細胞が、卵巣癌細胞、膵臓癌細胞または結腸癌細胞である、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
卵巣癌、膵臓癌または結腸癌が、卵巣上皮癌、膵臓上皮癌、結腸上皮癌、卵巣漿液腺癌または結腸腺癌である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
癌細胞が、転移性卵巣癌、膵臓癌または結腸癌からのものである、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
抗体が、抗体断片である、請求項32に記載の方法。
【請求項38】
抗体が、ヒト化された抗体である、請求項32に記載の方法。
【請求項39】
抗体が、細胞毒性剤に結合している、請求項32に記載の方法。
【請求項40】
細胞毒性剤が、メイタンシノイド、リシン、サポリンおよびカリケアマイシンからなる群から選択された毒素である、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
抗体が、ATCC受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920からなる群から選択されたハイブリドーマにより産生された抗体のヒト化された形態である、請求項32に記載の方法。
【請求項42】
細胞毒性剤が、放射性同位体である、請求項39に記載の方法。
【請求項43】
哺乳動物におけるOvr115発現癌を寛解する方法であって、請求項17に記載の抗体の治療的に有効な量を、該哺乳動物に投与することを含む、前記方法。
【請求項44】
癌が、卵巣癌、膵臓癌および結腸癌からなる群から選択されている、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
卵巣癌、膵臓癌または結腸癌が、卵巣上皮癌、膵臓上皮癌、結腸上皮癌、卵巣漿液腺癌または結腸腺癌である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
抗体が、ヒト化された抗体である、請求項43に記載の方法。
【請求項47】
抗体が、細胞毒性剤に結合している、請求項43に記載の方法。
【請求項48】
細胞毒性剤が、メイタンシノイドである、請求項42に記載の方法。
【請求項49】
抗体を、少なくとも1種の化学療法剤と組み合わせて投与する、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
化学療法剤が、パクリタキセルまたはこの誘導体である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
容器およびこの中に含まれた組成物を含む製造品であって、該組成物が、請求項3に記載の抗体を含む、前記製造品。
【請求項52】
さらに、組成物を用いて、卵巣癌、膵臓癌または結腸癌を処置することができることを示す添付文書を含む、請求項51に記載の製造品。
【請求項53】
試料中の細胞がOvr115を発現するか否かを決定する方法であって、
(a)細胞の試料を、請求項3に記載のOvr115抗体と、Ovr115抗体のOvr115への特異的な結合に適する条件の下で接触させることおよび
(b)該抗体の試料中の細胞への結合のレベル、または前記試料中の細胞によるOvr115抗体内部移行のレベルを決定すること
を含み、
ここで、試料中の細胞に結合するOvr115抗体または該試料中の細胞によるOvr115抗体の内部移行が、該試料中の細胞がOvr115を発現することを示す、前記方法。
【請求項54】
細胞の前記試料を、ATCC受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920からなる群から選択されたハイブリドーマにより産生された抗体と接触させる、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
細胞の前記試料が、癌を有し、癌を有することが疑われ、または癌を発生する素因を有し得る被検者からのものである、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
癌が、卵巣癌、膵臓癌または結腸癌である、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記抗体が、標識された抗体である、請求項53に記載の方法。
【請求項58】
試験細胞試料中でのOvr115過剰発現を検出するための方法であって:
(a)試験細胞試料を、請求項3に記載のOvr115抗体と、Ovr115の、前記試験試料中の細胞により発現されたOvr115への特異的な結合に適する条件の下で混ぜ合わせること、
(b)該Ovr115抗体の試験試料中の細胞への結合のレベルを決定すること、
(c)段階(b)において細胞に結合したOvr115抗体のレベルを、対照の細胞試料中の細胞に結合するOvr115抗体のレベルに対して比較することを含み、
ここで、対照と比較した試験細胞試料中のOvr115抗体の結合の増大が、試験細胞試料中の細胞によるOvr115過剰発現の指標である、前記方法。
【請求項59】
試験細胞試料が、癌細胞試料である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
癌細胞試料が、卵巣癌、膵臓癌または結腸癌のものである、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
卵巣癌、膵臓癌または結腸癌が、卵巣上皮癌、膵臓上皮癌、結腸上皮癌、卵巣漿液腺癌、結腸腺癌または転移性癌である、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
対照が、隣接する正常な組織の試料である、請求項59に記載の方法。
【請求項63】
Ovr115過剰発現を、これを必要としている被検者において検出する方法であって、
(a)被検者の血清試料を、請求項3に記載のOvr115抗体と、Ovr115抗体の、前記血清試料中のOvr115への特異的な結合に適する条件の下で混ぜ合わせること、
(b)Ovr115の該血清試料中でのレベルを決定すること、
(c)段階bにおいて決定したOvr115のレベルを、対照中のOvr115のレベルに対して比較することを含み、
ここで、対照と比較した、被検者からの血清試料中のOvr115のレベルの増大が、被検者におけるOvr115過剰発現の指標である、前記方法。
【請求項64】
被検者が、癌を有する、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
被検者が、卵巣癌、膵臓癌または結腸癌を有する、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
卵巣癌、膵臓癌または結腸癌が、卵巣上皮癌、膵臓上皮癌、結腸上皮癌、卵巣漿液腺癌、結腸腺癌または転移性癌である、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
対照が、Ovr115を過剰発現する癌を有しない被検者からの血清試料である、請求項63に記載の方法。
【請求項68】
請求項3に記載の抗体により結合されたエピトープに結合する抗体のスクリーニング方法であって、
(a)Ovr115含有試料を、試験抗体および請求項3に記載の抗体と混ぜ合わせて、混合物を形成すること、
(b)混合物中のOvr115に結合したOvr115抗体のレベルを決定すること、
および
(c)段階(a)の混合物中で結合したOvr115抗体のレベルを、対照混合物に対して比較することを含み、
ここで、対照と比較した、混合物中のOvr115に結合するOvr115抗体のレベルが、請求項3に記載の抗Ovr115抗体により結合されたエピトープへの試験抗体の結合の指標である、前記スクリーニング方法。
【請求項69】
Ovr115に結合するOvr115抗体のレベルを、ELISAにより決定する、請求項68に記載のスクリーニング方法。
【請求項70】
対照が、Ovr115、請求項3に記載のOvr115抗体および、請求項3に記載のOvr115抗体により結合されるエピトープに結合することが知られている抗体の混合物である、請求項68に記載のスクリーニング方法。
【請求項71】
抗Ovr115抗体が、標識されている、請求項68に記載のスクリーニング方法。
【請求項72】
Ovr115を、固体支持体に結合する、請求項71に記載のスクリーニング方法。
【請求項73】
固体支持体が、セファロースビーズである、請求項72に記載のスクリーニング方法。
【請求項1】
インビボで哺乳動物細胞上のOvr115に結合する、単離されたOvr115抗体。
【請求項2】
インビボで哺乳動物細胞上のOvr115に結合すると内部移行する、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
モノクローナル抗体である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項4】
抗体断片である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項5】
キメラまたはヒト化抗体である、請求項1または2に記載の抗体。
【請求項6】
アメリカンタイプカルチャーコレクション受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920からなる群から選択されたハイブリドーマにより産生された、請求項3に記載の抗体。
【請求項7】
抗体が、ATCC受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920からなる群から選択されたハイブリドーマにより産生されたモノクローナル抗体により結合されたエピトープと同一のエピトープへの結合に対し競合する、請求項3に記載の抗体。
【請求項8】
Ovr115活性を阻害する、請求項3に記載の抗体。
【請求項9】
Ovr115活性が、プロテアーゼ活性である、請求項8に記載の抗体。
【請求項10】
増殖阻害剤に結合している、請求項3に記載の抗体。
【請求項11】
細胞毒性剤に結合している、請求項3に記載の抗体。
【請求項12】
細胞毒性剤が、毒素、抗生物質、放射性同位体および核酸分解酵素からなる群から選択されている、請求項11に記載の抗体。
【請求項13】
細胞毒性剤が、毒素である、請求項12に記載の抗体。
【請求項14】
毒素が、リシン、サポニン、メイタンシノイドおよびカリケアマイシンからなる群から選択されている、請求項13に記載の抗体。
【請求項15】
毒素が、メイタンシノイドである、請求項14に記載の抗体。
【請求項16】
哺乳動物細胞が、癌細胞である、請求項3に記載の抗体。
【請求項17】
Ovr115発現細胞に選択的に結合する、抗Ovr115モノクローナル抗体。
【請求項18】
インビボでOvr115発現癌細胞の増殖を阻害する、抗Ovr115モノクローナル抗体。
【請求項19】
ヒト化されたか、またはヒト抗体である、請求項18に記載の抗体。
【請求項20】
細菌中で産生された、請求項19に記載の抗体。
【請求項21】
ATCC受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920からなる群から選択されたハイブリドーマにより産生された抗Ovr115抗体のヒト化された形態である、請求項17に記載の抗体。
【請求項22】
癌細胞が、卵巣癌、膵臓癌および結腸癌からなる群から選択された癌からのものである、請求項18に記載の抗体。
【請求項23】
癌が、卵巣癌、膵臓癌または結腸癌である、請求項22に記載の抗体。
【請求項24】
請求項3に記載の抗体を産生する、細胞。
【請求項25】
細胞が、アメリカンタイプカルチャーコレクション受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920の下で寄託されたハイブリドーマ細胞からなる群から選択されている、請求項24に記載の細胞。
【請求項26】
請求項3に記載の抗体を産生する方法であって、適切な細胞を培養し、該抗体を該細胞培養物から回収することを含む、前記方法。
【請求項27】
請求項3または17に記載の抗体および担体を含む、組成物。
【請求項28】
抗体が、細胞毒性剤に結合している、請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
細胞毒性剤が、メイタンシノイドである、請求項28に記載の組成物。
【請求項30】
抗体が、ヒトまたはヒト化された抗体であり、担体が、薬学的担体である、請求項27に記載の組成物。
【請求項31】
ヒト化された抗体が、ATCC受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920からなる群から選択されたハイブリドーマにより産生された抗Ovr115抗体のヒト化された形態である、請求項30に記載の組成物。
【請求項32】
Ovr115発現癌細胞を死滅させる方法であって、該癌細胞を、請求項1または2に記載の抗体と接触させ、これにより該癌細胞を死滅させることを含む、前記方法。
【請求項33】
癌細胞が、卵巣癌細胞、膵臓癌細胞および結腸癌細胞からなる群から選択されている、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
癌細胞が、卵巣癌細胞、膵臓癌細胞または結腸癌細胞である、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
卵巣癌、膵臓癌または結腸癌が、卵巣上皮癌、膵臓上皮癌、結腸上皮癌、卵巣漿液腺癌または結腸腺癌である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
癌細胞が、転移性卵巣癌、膵臓癌または結腸癌からのものである、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
抗体が、抗体断片である、請求項32に記載の方法。
【請求項38】
抗体が、ヒト化された抗体である、請求項32に記載の方法。
【請求項39】
抗体が、細胞毒性剤に結合している、請求項32に記載の方法。
【請求項40】
細胞毒性剤が、メイタンシノイド、リシン、サポリンおよびカリケアマイシンからなる群から選択された毒素である、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
抗体が、ATCC受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920からなる群から選択されたハイブリドーマにより産生された抗体のヒト化された形態である、請求項32に記載の方法。
【請求項42】
細胞毒性剤が、放射性同位体である、請求項39に記載の方法。
【請求項43】
哺乳動物におけるOvr115発現癌を寛解する方法であって、請求項17に記載の抗体の治療的に有効な量を、該哺乳動物に投与することを含む、前記方法。
【請求項44】
癌が、卵巣癌、膵臓癌および結腸癌からなる群から選択されている、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
卵巣癌、膵臓癌または結腸癌が、卵巣上皮癌、膵臓上皮癌、結腸上皮癌、卵巣漿液腺癌または結腸腺癌である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
抗体が、ヒト化された抗体である、請求項43に記載の方法。
【請求項47】
抗体が、細胞毒性剤に結合している、請求項43に記載の方法。
【請求項48】
細胞毒性剤が、メイタンシノイドである、請求項42に記載の方法。
【請求項49】
抗体を、少なくとも1種の化学療法剤と組み合わせて投与する、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
化学療法剤が、パクリタキセルまたはこの誘導体である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
容器およびこの中に含まれた組成物を含む製造品であって、該組成物が、請求項3に記載の抗体を含む、前記製造品。
【請求項52】
さらに、組成物を用いて、卵巣癌、膵臓癌または結腸癌を処置することができることを示す添付文書を含む、請求項51に記載の製造品。
【請求項53】
試料中の細胞がOvr115を発現するか否かを決定する方法であって、
(a)細胞の試料を、請求項3に記載のOvr115抗体と、Ovr115抗体のOvr115への特異的な結合に適する条件の下で接触させることおよび
(b)該抗体の試料中の細胞への結合のレベル、または前記試料中の細胞によるOvr115抗体内部移行のレベルを決定すること
を含み、
ここで、試料中の細胞に結合するOvr115抗体または該試料中の細胞によるOvr115抗体の内部移行が、該試料中の細胞がOvr115を発現することを示す、前記方法。
【請求項54】
細胞の前記試料を、ATCC受託番号PTA-5202、PTA-5916、PTA-5917、PTA-5918、PTA-5919およびPTA-5920からなる群から選択されたハイブリドーマにより産生された抗体と接触させる、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
細胞の前記試料が、癌を有し、癌を有することが疑われ、または癌を発生する素因を有し得る被検者からのものである、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
癌が、卵巣癌、膵臓癌または結腸癌である、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記抗体が、標識された抗体である、請求項53に記載の方法。
【請求項58】
試験細胞試料中でのOvr115過剰発現を検出するための方法であって:
(a)試験細胞試料を、請求項3に記載のOvr115抗体と、Ovr115の、前記試験試料中の細胞により発現されたOvr115への特異的な結合に適する条件の下で混ぜ合わせること、
(b)該Ovr115抗体の試験試料中の細胞への結合のレベルを決定すること、
(c)段階(b)において細胞に結合したOvr115抗体のレベルを、対照の細胞試料中の細胞に結合するOvr115抗体のレベルに対して比較することを含み、
ここで、対照と比較した試験細胞試料中のOvr115抗体の結合の増大が、試験細胞試料中の細胞によるOvr115過剰発現の指標である、前記方法。
【請求項59】
試験細胞試料が、癌細胞試料である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
癌細胞試料が、卵巣癌、膵臓癌または結腸癌のものである、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
卵巣癌、膵臓癌または結腸癌が、卵巣上皮癌、膵臓上皮癌、結腸上皮癌、卵巣漿液腺癌、結腸腺癌または転移性癌である、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
対照が、隣接する正常な組織の試料である、請求項59に記載の方法。
【請求項63】
Ovr115過剰発現を、これを必要としている被検者において検出する方法であって、
(a)被検者の血清試料を、請求項3に記載のOvr115抗体と、Ovr115抗体の、前記血清試料中のOvr115への特異的な結合に適する条件の下で混ぜ合わせること、
(b)Ovr115の該血清試料中でのレベルを決定すること、
(c)段階bにおいて決定したOvr115のレベルを、対照中のOvr115のレベルに対して比較することを含み、
ここで、対照と比較した、被検者からの血清試料中のOvr115のレベルの増大が、被検者におけるOvr115過剰発現の指標である、前記方法。
【請求項64】
被検者が、癌を有する、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
被検者が、卵巣癌、膵臓癌または結腸癌を有する、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
卵巣癌、膵臓癌または結腸癌が、卵巣上皮癌、膵臓上皮癌、結腸上皮癌、卵巣漿液腺癌、結腸腺癌または転移性癌である、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
対照が、Ovr115を過剰発現する癌を有しない被検者からの血清試料である、請求項63に記載の方法。
【請求項68】
請求項3に記載の抗体により結合されたエピトープに結合する抗体のスクリーニング方法であって、
(a)Ovr115含有試料を、試験抗体および請求項3に記載の抗体と混ぜ合わせて、混合物を形成すること、
(b)混合物中のOvr115に結合したOvr115抗体のレベルを決定すること、
および
(c)段階(a)の混合物中で結合したOvr115抗体のレベルを、対照混合物に対して比較することを含み、
ここで、対照と比較した、混合物中のOvr115に結合するOvr115抗体のレベルが、請求項3に記載の抗Ovr115抗体により結合されたエピトープへの試験抗体の結合の指標である、前記スクリーニング方法。
【請求項69】
Ovr115に結合するOvr115抗体のレベルを、ELISAにより決定する、請求項68に記載のスクリーニング方法。
【請求項70】
対照が、Ovr115、請求項3に記載のOvr115抗体および、請求項3に記載のOvr115抗体により結合されるエピトープに結合することが知られている抗体の混合物である、請求項68に記載のスクリーニング方法。
【請求項71】
抗Ovr115抗体が、標識されている、請求項68に記載のスクリーニング方法。
【請求項72】
Ovr115を、固体支持体に結合する、請求項71に記載のスクリーニング方法。
【請求項73】
固体支持体が、セファロースビーズである、請求項72に記載のスクリーニング方法。
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公表番号】特表2007−516226(P2007−516226A)
【公表日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−533104(P2006−533104)
【出願日】平成16年5月17日(2004.5.17)
【国際出願番号】PCT/US2004/015258
【国際公開番号】WO2004/104173
【国際公開日】平成16年12月2日(2004.12.2)
【出願人】(502160545)ディアデクサス インコーポレーテッド (8)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年5月17日(2004.5.17)
【国際出願番号】PCT/US2004/015258
【国際公開番号】WO2004/104173
【国際公開日】平成16年12月2日(2004.12.2)
【出願人】(502160545)ディアデクサス インコーポレーテッド (8)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]