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Fターム[2G041GA03]の内容

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本発明は、低真空雰囲気の下でも、高質量電荷比を持つイオンを高いイオン通過効率で以て輸送することができるイオンレンズを有する質量分析装置を提供する。従来の大気圧イオン化質量分析装置又は同様の質量分析装置では、イオンレンズに高すぎる電圧を印加すると不所望の放電が起こる。したがって、高質量電荷比のイオンの通過効率をあまり上げることができず、検出感度が犠牲となっている。この問題を解決するために、本発明に係る質量分析装置は、イオンレンズ(5)の各レンズ電極に印加される高周波電圧の振幅と周波数の両方が分析対象のイオンの質量電荷比に応じて変化されるように可変高周波(RF)電圧発生部(24)を制御する電圧制御部(21)を備える。この制御により、たとえ高質量電荷比のイオンを分析する場合であっても、イオンレンズ(5)はイオンを収束させて高い通過効率で以て後段に輸送することができる。それによって、検出感度が改善される。上述した制御は、電圧制御データ記憶部(22)に記憶されている制御データに基づいて行われる。それらデータは、質量電荷比が既知である物質を含む試料を、分析条件を変化させながらイオン検出器の信号強度が保たれるように予め測定することにより得られたものである。
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調製された生物試料から関心対象の一部分または特性を抽出する画像処理システムである。この画像処理システムの1つの適切な用途はバイオマーカーを見つけ出すことである。しかし他の多くの適切な用途もあり得る。本システムのいくつかの構成要素は画像の前処理(データの補間、保持時間の調整、画像ノイズのフィルタ処理、バックグラウンドの推定、および合成画像の形成);画像特徴の抽出(ピーク、同位体群、および荷電群);および特徴特性と発現統計値、差異のある発現、および差異のない発現の計算を含む。本システムの出力はさらなる発見を補助するための関心対象の一部または特性の候補一覧表を含む。
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【課題】イオンを収束させつつ後段に輸送するイオン光学系のコストを引き下げる。
【解決手段】従来のロッド状電極に代えて肉薄の金属板部材である電極を用いて多重極電場を形成する。即ち、金属板部材である電極41a〜41dはそれぞれの縁端面をイオン光軸Cに向け且つ該イオン光軸Cの方向に延展して、イオン光軸Cの周りに互いに90°ずつの角度を保って放射状に配置される。 (もっと読む)


第1のイオントラップまたはイオンガイド(2)、単一のイオン移動度分光計またはセパレータステージ(3)、およびイオン移動度分光計またはセパレータ(3)の下流に配置される第2のイオントラップまたはイオンガイド(4)を含む質量分析計が開示される。一動作モードにおいて、第2のイオントラップまたはイオンガイド(4)からのイオンは、第2のイオントラップまたはイオンガイドから逆戻りに上流へイオン移動度分光計またはセパレータ(3)へ渡される。 (もっと読む)


【課題】分子量の大きな試料分子であってもCIDによる分解を行うことのできる質量分析装置を提供する。
【解決手段】試料をイオン化するイオン化部10、試料イオンを質量分離する質量分離部40、60、質量分離されたイオンを検出する検出部20、及び前記イオン化部10から質量分離部40,60を経て検出部20に至るまでのイオン経路上に設けられた衝突部(コリジョンセル)51を有する質量分析装置において、所定の原子又は分子のクラスターを生成するクラスター生成装置30を設け、該クラスター生成装置30によって生成されたクラスターを衝突部51に導入する。CIDにおける標的ガスとして質量数の大きなクラスターを用いることで、試料イオンの衝突エネルギーを効率よく該イオンの分解に用いることができる。 (もっと読む)


開口を有する複数の電極を含む質量分析器(2)が提供される。使用時にイオンはその開口を通って移送される。複数の擬ポテンシャル波形が質量分析器(2)の軸に沿って生成される。擬ポテンシャル波形の振幅または深さは、イオンの質量電荷比に反比例する。イオンを質量分析器(2)の長さに沿って駆動するために1つ以上の過渡DC電圧が質量分析器(2)の電極に印加される。電極に印加される過渡DC電圧の振幅は、時間とともに増加され、イオンは、質量電荷比の逆順に質量分析器(2)から出射される。
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【課題】皮膚角質層に含まれる脂質分子の組成情報に基づいて、肌質を評価する。
【解決手段】皮膚角質層の採取物から調製した脂質試料を液体クロマトグラフ−質量分析法により分離検出し、保持時間と質量数/電荷比とイオン強度の3軸展開による多段マスクロマトグラムで解析することにより脂質分子の組成情報を得、脂質分子の組成情報と肌質とを関連づけ、この関連づけを活用して被験者の肌質を評価する。 (もっと読む)


本教示は、親娘イオン遷移モニタリング(PDITM)を使用した、試料中のタンパク質に関する質量分析ベースの検定を開発する方法を提供する。種々の態様において、本教示内容は、試料中のタンパク質に関する質量分析ベースの検定を、タンパク質の標準物質を使用せずに開発する方法を提供する。種々の実施形態において、試料は、その試料の由来元となる生理学的流体に少量しか存在しないタンパク質のタンパク質分解断片を含む。本教示内容の方法は、例えば、約1アトモル/マイクロリットル未満の濃度の血中タンパク質に関する質量分析ベースの検定を開発するのに応用することができる。 (もっと読む)


目的の化合物の薬物動力学的運命を決定する新規かつ改良された質量分光測定法が記載される。この方法は、上記化合物をPEG化する工程、生物学的システムに投与する工程、このシステムから分析物を引抜く工程、および、この分析物を、次いでこの分析物中の上記化合物の存在および/または量について代理するマーカーまたは複数のマーカーとして測定されるPEGイオンへの供給源内イオン化およびフラグメント化に供する工程を含む。
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【課題】 ロッドセットの軸に沿って軸電界を発生させること。
【解決手段】 部材間に、縦軸を有する容積を画定する部材のセット、前記部材にRF電圧を印加し、前記縦軸に沿って前記容積を通ってイオンを伝達する手段、および前記部材に沿って延び、前記縦軸に沿って延びる軸電界を確立する手段を有する。 (もっと読む)


【課題】不所望のイオンから所望のイオンを分離するようにさらに調整され、かつ従来印加されていた分離波形信号と同じくらいの電力を必要としないイオン分離波形信号を供給する方法および装置を提供する。
【解決手段】イオン・トラッピング・ボリューム内において所望のイオンが、イオン・トラッピング・ボリューム内に保持されるべき所望のイオンと、イオン・トラッピング・ボリュームから放出されるべき不所望のイオンと、を含むイオン・トラッピング・ボリューム内の複数のイオンに、イオン分離信号を印加することにより、所望のイオンが分離される。イオン分離信号は、周波数範囲にわたる複数の信号成分を含んでいる。複数の信号成分は、所望のイオンの永年周波数に近接する周波数を有する第1の成分と、第1の成分の周波数に隣接する周波数を有する隣接成分と、を含んでいる。第1の成分は、隣接成分の振幅よりも大きい振幅を有している。 (もっと読む)


シナプス可塑性は学習および記憶貯蔵および認知障害に重要な役割を果たす。細胞骨格再構築は神経シナプス可塑性の基礎となるが、生体動物における細胞骨格速度論の調整について知られていない。安定な同位体標識は、ネズミ海馬における異なるニューロン区画を示す微小管サブ集団へのチューブリン取り込みの動態学を測定するために用いた。ニューロン微小管は大部分、静的であった。基底ターンオーバーはタウ関連にて最大で(軸索および成長円錐)、MAP2結合にてより低く(細胞体樹状突起)、冷却安定サブ集団にて最小であった(軸索軸)。脳室内グルタミン酸注射は軸索軸および細胞体樹状突起微小管への標識取り込みを刺激し、後者はcAMP-PKAに依存する。文脈恐怖条件付け後の海馬依存記憶形成はMAP2-および冷却安定-微小管の集合の増大と同時に起こった。微小管集合および記憶形成の両方は微小管脱ポリマー化薬物ノコダゾールにより阻害された。このアプローチは、学習および記憶の行動測定との相関、および学習および記憶における刺激活性のための候補薬剤のスクリーニングを可能とする。
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【課題】 リアルタイムPCRと任意の分析工程との組み合わせに基づいて、試料中に存在する可能性のある生物学的DNAを分析するための方法、キット、およびシステムを提供すること。
【解決手段】 a) 存在する可能性のある生物学的DNAが増幅される普遍的リアルタイムPCRを行う工程、および
b) 工程a)で生物学的DNAが増幅された場合に、前記増幅された生物学的DNAを分析する追加の分析工程を行う工程であって、ここで前記分析工程が質量分析計(MS)を用いて行われる、工程
を含む、生物学的DNAの存在に関して試料を分析する方法。 (もっと読む)


本発明は、患者の前立腺癌の状態を認定するのに有用な、タンパク質に基づくバイオマーカーであるプロテインCインヒビター(PCI)を提供する。特に、本発明のバイオマーカーは、被検者のサンプルを前立腺癌又は非前立腺癌として分類するのに有用である。このバイオマーカーは、DELDI質量分析によって検出することができる。 (もっと読む)


【課題】質量分析においてイオンを処理するための改善された装置を提供する。
【解決手段】 セグメント化ロッド多重極装置10は、その間に細長い空間を画定する1組の細長いセグメント化ロッド20、22、24、26と、空間が長手方向の軸を有し、各細長いセグメント化ロッド20、22、24、26が複数のセグメント30、31、32、34を有し、細長いセグメント化ロッドにRF電圧を適用して、空間内にRF電界をもたらす回路と、セグメントにDC電圧を適用する回路と、このDC電圧を適用する回路が複数のリード線を有し、各リード線が細長いセグメント化ロッドの個々のセグメント30、31、32、34に接続され、第1のリード線に接続されている第1の個々のセグメントへの電圧が、第2のリード線に接続されている第2の個々のセグメントへの電圧とは別個に制御することができ、細長い空間と連通する反応試薬源82とを備えている。 (もっと読む)


【課題】 八重極電界を重畳することができる2-Dイオントラップを提供する。
【解決手段】 本発明の2-Dイオントラップは、捕捉空間(10)を画定する複数の電極(31、32、33、34、41、42、43、44、62、69、67、68、220)を含む捕捉チャンバと、所定の範囲内の質量対電荷比のイオンを捕捉するための捕捉空間(10)内のRF四重極電界と、このRF四重極電界が、第1の方向及び第2の方向を有する平坦なx-y幾何形状を有し、捕捉空間(10)内の八重極電界と、捕捉空間(10)内のイオンを第1の方向に強制的に動かす第1の補助波形発生器(63)と、捕捉空間(10)内のイオンを第2の方向に強制的に動かす第2の補助波形発生器(64)とを備えていることを特徴とする。 (もっと読む)


1つ以上のイオン源を1つ以上の下流側デバイスへインターフェースするために質量分析において使用される多重デバイスインターフェース。該多重デバイスインターフェースは、多重極ロッドセットに印加される電位に依存して、入力ロッドセットまたは出力ロッドセットのどちらかとして構成される3つ以上の多重極ロッドセットを含む。入力ロッドセットとして構成される多重極ロッドセットは、1つ以上のイオン源に連結されることにより、該イオン源から生成されたイオンを受け入れて該イオンを出力多重極ロッドセットとして構成された少なくとも1つの多重極ロッドセットへ伝達する。該出力多重極ロッドセットは、下流側デバイスに連結され、生成されたイオンを該デバイスへ伝達できる。
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本発明は結腸直腸癌及び卵巣癌(それぞれCRC及びOC)の診断に関する。本発明は、内生小分子とCRC又はOCとの関係を記載する。詳細には、本発明は、ビタミンEアイソフォーム及び関連代謝産物の測定によるCRC及びOCの診断に関する。本発明はまた、前記方法により同定された診断マーカーにも関する。本発明は、CRCの潜在的な症例及び症状が現れる前の段階、様々なステージ及び重篤度のCRCの診断、CRCの早期発見、CRC及びOCの健康状態についての治療の効果のモニター及び診断に関する。
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【課題】 サンプルの詳細な画像、特に被分析物の結晶の領域を示す画像をもたらす撮像システムを提供する。
【解決手段】 本発明によれば、イオン源の外部にあるイオン源サンプルプレートの表面全域を画像化するための装置であって、イオン源の外部にあるイオン源サンプルプレートと、サンプルプレートの表面全域の画像を生成するための、サンプルプレートから間隔を空けて配置されている撮像装置と、表面を照射するための、サンプルプレートに近接した照射装置であって、サンプルプレート表面と接触してそのサンプルプレート表面との間に仰角を画定する光ビームを生成する照射装置とを備えている装置が提供される。 (もっと読む)


フーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析法(FTICR−MS)についての今までにない方法及び装置である。FTICR−MS装置は、複数の質量対電荷(M/Z)の部分的な範囲を有するイオン化分子を受け取ることができるICR前の質量分離及びフィルタリング装置を有する。ICR前の質量分離及びフィルタリング装置は、イオン化分子を複数のより小さなパケットに分割し、より小さなパケットそれぞれが、M/Zの部分的な範囲のうちの1つの範囲内にある。FTICR−MS装置中の磁石は、制御された磁場を与える。複数のイオンサイクロトロン共鳴(ICR)セルは、制御された磁場中で直列に配置され、独立して動作する。イオントラッピング装置は、複数のICRセルのうちの1つのICRセルへ送る前に、ICR前の質量分離及びフィルタリング装置を接続し、複数のより小さなパケットのうちの1つのパケットを格納する。
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