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Fターム[4H061GG69]の内容

肥料 (15,745) | 製造方法又は装置 (4,287) | 単位操作又は機械 (3,976) | 装置の細部 (428) |  (208)

Fターム[4H061GG69]に分類される特許

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【課題】 鶏糞焼却灰に含まれるリン酸成分の溶解性を向上させて有効化を計ると同時に石灰成分由来のアルカリを中和したハンドリングの良い粉末状の形態の新規りん酸加里複合肥料の製造方法および新規りん酸加里複合肥料の提供。
【解決手段】 鶏糞焼却灰粉末にアルカリ土類金属化合物を加え、これに鉱酸を添加して反応させ加えたアルカリ土類金属化合物粉末と鉱酸の中和発熱を利用し反応系の温度を高め、鶏糞焼却灰に含まれる石灰分などと鉱酸の反応を促進してリン酸成分をクエン酸溶性リン酸塩に変換させると同時に生成物を中性ないし弱酸性に保つことにより課題を解決できる。 (もっと読む)


【課題】
乳酸菌、糸状菌および光合成菌を含む有用微生物が繁殖し易く、効果的な発酵を促す魚介廃棄物を原料とした堆肥およびその製造方法を提供することにある。

【解決方法】
魚介廃棄物10を高耐圧の密閉容器20内で高温高圧の下において加熱処理し、この加熱処理された魚介廃棄物10に乳酸菌、糸状菌および光合成菌を含む有用微生物と、その有用微生物の発酵に適した湿度を有する調湿材料とを攪拌混合し、この魚介廃棄物と有用微生物と調湿材料の混合物を温度管理された発酵槽24内で所定期間発酵させてなることを特徴とする農業用堆肥。 (もっと読む)


【課題】広い土地や動力式等の高価な装置を必要とすることなく、蛆やハエの発生を防止して、短期間に生ごみを処理する方法及び発酵器を提供する。
【解決手段】生ごみと発酵堆肥化促進剤を混合し、密閉容器内で嫌気発酵後、水分調整材と混合し、通気性及び吸水性を備えた容器に投入し、好気発酵を行う。好気発酵に使用する発酵器1には、箱体2の底面21から離間させて第二底面31を支持網3で形成し、箱体2の底面21と第二底面31間には通気孔29を設け、箱体2の内側面には吸湿部材4を設置し、第二底面31と吸湿部材4で囲まれた凹部に収納網5を敷設し、箱体2の上部には蓋網6を設ける。 (もっと読む)


【課題】 空転検知装置のコスト及び設置の時間を少なくすること、そして、揚送装置が堆肥材料を自動的に除去することにより、全体の作業時間を少なくする発酵処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 車輪を備えた架台装置上に堆肥攪拌装置の攪拌手段を備える堆肥発酵処理装置において、架台装置の空転検知従動車輪に設置された回転検知手段により、該架台装置の車輪の空転が検知された時に、前記駆動手段を停止することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】処理室内の生ゴミの深部にまで紫外線が行き渡り、光触媒による有機物分解が効率よく行われる生ゴミ処理装置を提供する。
【解決手段】ケーシング1内に透明な粒体2が収容されている。天蓋7を開け、生ゴミを入れると共に、粒体2が不足するときには粒体を加える。天蓋7を閉めた後、UVLED9を点灯し、撹拌機3及び排気ファン4を作動させる。UVLED9からの紫外線は、ケーシング1内の生ゴミ及び粒体2の上面に照射され、その一部は粒体2を通って隣接する粒体2にも入る。このため、紫外線がケーシング1内の全体に行き渡るようになり、ケーシング1内の全体において光触媒作用により有機物が効率よく分解される。 (もっと読む)


【課題】含液(有機)廃棄物を乾燥、さらには、適宜炭化するに際して、乾燥/炭化処理を一つの装置で、連続的に効率良く、しかも、高品質の炭化物を得ることができる新規な連続減圧乾燥/炭化装置を提供すること。
【解決手段】乾燥/炭化室14と、加熱炉12とを備えた連続減圧乾燥/炭化装置。乾燥/炭化室14には、該乾燥/炭化室14内を減圧するとともに発生蒸気を吸引排出するエジェクタ等の減圧装置20が接続されている。さらに、乾燥/炭化室14は、加熱炉12内に主体が配設される相互に連通接続された複数本のスクリュー混練機24、24A、24Bで形成されている。そして、乾燥/炭化室14内へは、原料供給装置16から搬送されてくる原料が下方から自己シール可能に供給されるようになっている。 (もっと読む)


【課題】駆動手段による攪拌部材の回転状況を確実に検出する。
【解決手段】処理槽20を有する処理機本体10と、生ゴミおよび処理材を攪拌する攪拌部材25と、該攪拌部材25を回転駆動する駆動手段(駆動モータ39)と、該駆動手段による攪拌部材25の回転状況を検出する回転検出手段(フォトセンサ42)と、該回転検出手段の検出値に基づいて駆動手段による攪拌部材25の動作を制御する制御手段(マイコン63)とを備えた生ゴミ処理機において、駆動手段のトルクを調整するトルク調整手段(マイコン63)を設け、回転検出手段による検出時に駆動手段のトルクを通常の攪拌動作時より低下させる構成としている。 (もっと読む)


【課題】 堆肥化させる有機廃棄物の量を増やした場合であっても、大型の内燃機関を用いる必要のない有機廃棄物処理システム及びその運転方法を提供する。
【解決手段】 有機廃棄物Fを発酵させて堆肥化する堆肥化装置10と、堆肥化装置10から発生する臭気ガスGを燃料とともに燃焼して脱臭及び発電を行う脱臭発電装置20と、を有する有機廃棄物処理システムSにおいて、堆肥化装置10から排出される臭気ガスGから水分を除去した後に、脱臭発電装置20に送気される臭気ガスGの一部或いは全てを堆肥化装置10に戻し入れる戻入部42を備える。
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【課題】 簡易かつ低コストな設備からなり、1つの処理系列で、食品残渣から多種類の飼肥料を、該飼肥料の需要変動にあわせて生産でき、食品残渣の循環利用による環境保全を促進できる食品残渣リサイクルシステムを提供する。
【解決手段】 食品残渣(E)を破砕して湿潤性原料(a)とする破砕機(A)と、上記湿潤性原料(a)を乾燥して乾燥性飼料(b1)または肥料(b2)とする乾燥機(B)と、上記乾燥性飼料(b1)または肥料(b2)を発酵させて堆肥(c)とする発酵装置(C)とからなる食品残渣リサイクルシステムを用いる。 (もっと読む)


【課題】投入された生ゴミを効率よく減量、減容できるようにし、その処理能力の向上を図り、装置を小形に製作できるようにした生ゴミ処理装置を提供すること。
【解決手段】生ゴミ処理装置1は、生ゴミを投入するための投入口3と、この投入口3から投入された生ゴミを受けて収納すると共に、生ゴミを乾燥させる生ゴミ予備槽2と、この生ゴミ予備槽2の内部に設けられ、内部に収納された生ゴミを攪拌するための予備槽用攪拌部6と、生ゴミ予備槽に設けられ、予備槽用攪拌部により攪拌された生ゴミを生ゴミ予備槽から導出するための導出口13と、この導出口を介して生ゴミ予備槽と連通され、導出口から導出された生ゴミを受けて収納すると共に、微生物を収容する生ゴミ処理槽14と、この生ゴミ処理槽内に設けられ、内部の生ゴミと微生物とを混合、攪拌するための処理槽用攪拌部19とを備えているものである。 (もっと読む)


【課題】
澱粉製造排水を処理して、臭気の問題がなく、しかも、そうか病原性放線菌による病害の心配のない液肥を製造する。
【解決手段】
澱粉製造排水を加熱して滅菌するとともに溶解性の蛋白質を変性して析出させ、固液分離により固形分を分離し、分離液を嫌気性微生物処理し、液肥を製造する。加熱滅菌しているため、そうか病原性放線菌による病害の心配がなく、また、蛋白質を除去しているため、臭気の問題がなく、澱粉製造排水の有効利用ができる。 (もっと読む)


【課題】食品廃棄物を嫌気性処理する方法において、水素発酵処理とメタン発酵処理を2段階で進めることによりにより、水素・酸生成、メタン生成を効率的に進行させ、有機物のガス化効率を向上させる方法を提供する。
【解決手段】食品廃棄物からなる被処理物を水素発酵槽5で水素ガス、二酸化炭素、有機酸に分解し、生成した水素含有ガスを水素発酵ガス貯留タンク17に貯留するとともに、水素発酵後の発酵液をメタン発酵槽10内で好ましくは固定化担体11を使用してメタンガスと二酸化炭素に分解し、生成したメタン含有ガスをメタン発酵ガス貯留タンク20に貯留する。 (もっと読む)


【課題】悪臭の発生を抑えると共に、結露した水滴を速やかに装置外に排出できる有機廃棄物処理装置を提供する。
【解決手段】処理混合物を攪拌搬送するための攪拌翼を回転する回転軸15と、酸素を含む気体を処理槽内に送り込む給気用ブロアと、給気用ブロアから送り込まれた気体を回転軸15に平行な第1の内壁面60に沿って下方に吹き降ろす給気管65と、第1の内壁面60に対向する第2の内壁面の側でこの気体の気流を下方に導く排気筒85と、この排気筒から気体を強制排気する排気用ブロアと、処理槽の内壁及び天井に結露した水滴86を樋84で集めて処理槽の外部に排水する排水機構とを設け、処理槽内に、給気管65から下方に吹き降ろされた後、処理混合物80の上を通過して排気筒85に至る気流81を形成し、気体による結露を気流が衝突する第2の内壁または天井68付近に局所化して、結露した水滴を速やかに処理槽の外に排水する。 (もっと読む)


【課題】重油等のエネルギーを使用せず、またダイオキシン等の有害化合物を副生させない有機系廃棄物の熱分解方法及び装置を提供すること。
【解決手段】熱分解反応器1の底面全体に酸素を拡散させ、発熱量と水分量を最適に調整した有機系廃棄物の一部を部分酸化させる。酸素量は導入管先端のバルブで制御されているため、熱分解反応器1内は無酸素状態でありダイオキシンなどの有害化合物の副生は殆ど起きない。部分酸化した有機系廃棄物はアッシュとなり発熱し、この熱で周囲の有機系廃棄物を熱分解・炭化・ガス化・灰化する有機系廃棄物処理方法。
燃料を使用せずに、有機系廃棄物の一部を部分酸化して、その熱によってダイオキシン等の有害化合物を発生させること無く、有機系廃棄物を熱分解・炭化、ガス化、そして灰化処理する小型分散型の方法並びに装置に関するものである。
【発明の詳細なる説明】
【001】
【技術分野】
【002】
本発明は燃料を使用せずにダイオキシン等の有害化合物を副生することなく、有機系廃棄物を熱分解処理し、生成した炭化物およびアッシュを非常に効果的な肥料や土壌改良剤にし、一切の廃棄物を出さない小型分散型の資源循環型の方法並びに装置に関するものである。
【背景技術】
【003】
有機系廃棄物は一般に埋め立てや焼却処理される。しかし、塩素化合物が含まれる有機系廃棄物を燃焼した場合にはダイオキシンが副生するので大量の重油を使用して高温で燃焼し無ければならない。日本は京都議定書において1990年をベースに2012年まで温室効果ガスを6%削減する事を義務付けられており、生産性の低い有機系廃棄物の処理に大量の重油を使用する現在のシステムは非常な問題がある。
【発明が解決しようとする課題】
【004】
本発明は従来技術の欠点を克服し、重油等のエネルギーを使用せずに有機系廃棄物の持つ内部エネルギーの一部を利用して、ダイオキシンなどの有害化合物を副生させずに有機系廃棄物を熱分解して、生成した炭化物およびアッシュを非常に効果的な肥料や土壌改良剤にし、一切の廃棄物を出さない資源循環型の方法並びに装置を開発することである
【課題を解決するための手段】
【005】
上記課題を解決するための発明の要件は次の通りである。
(a)底部に酸素を制御しながら導入する導入管を有する熱分解反応器と(b)熱分解反応器内部の導入管の長さが、一部は中心部、一部は中間部、一部は端部に酸素が拡散するように作られていることと(c)熱分解によって得られたアッシュを導入管が埋まるように敷き詰め、酸素の拡散速度の制御、生成した塩酸などの中和、ガス化反応の触媒、水分や生成した高沸点有機物の捕集剤として使用することと(d)発熱量と水分含量を計算して調製した有機系廃棄物を熱分解反応器に隙間無く充填し、熱分解によって発生した水分や有機物と熱交換させて、再び反応系に戻す事と(e)酸素が逆流しないような構造を持つ冷却器と排出口を有する有機系廃棄物の熱分解方法並びに装置である。
【006】
ダイオキシンが発生する機構は塩素を含む有機廃棄物が分解して発生した塩酸(HCl)と酸素(O)と前駆体と反応する。従って、酸素をできるだけ抑えてやればダイオキシンの生成は防ぐ事ができる。炭焼き釜のような乾留・炭化炉はダイオキシンの生成量が非常に低いのはこのためである。我々は種々調査・検討した結果、密閉した熱分解反応器内に少量の酸素を送り込み、ほんの一部の有機系廃棄物を部分酸化してやれば、外部から熱を供給することなく、ダイオキシン等の副生も無く、全体を乾留・炭化・ガス化・灰化できることを、見出し本発明を完成した。
【007】
次に本発明の詳細な内容について述べる。密閉した上記熱分解反応器の底部に導入管が埋まるようにアッシュを敷き詰め、発熱量と水分量を調製した有機系廃棄物を隙間無く充填し、中央部のアッシュと有機系廃棄物の境目を電熱ヒータなどで加熱する。温度が上がり有機系廃棄物の一部が着火したらすぐに電熱ヒータを切る。熱分解反応器内の酸素は直ぐに消費されて無酸素状態になり、導入管とアッシュを拡散してきた酸素はアッシュとの境目にある有機系廃棄物のみを部分酸化し、自らはアッシュとなって発熱する。この熱は熱伝導のあまり良くない有機系廃棄物で覆われているために蓄熱し、周囲の有機系廃棄物を熱分解して、ガスやピッチ、炭化物などを生成する。このために、アッシュとの境界面は常に分解ガスやピッチ、炭化物など酸化され易い物質になっている。導入管とアッシュを通って濃度拡散によって運ばれる酸素はアッシュとの境界面にあるガスやピッチ、炭化物などの部分酸化に消費されるために部分酸化が起こっている層の上側にある有機系廃棄物の熱分解は無酸素状態で行われるために、ダイオキシンなどの有害化合物の副生は殆ど起こらない。部分酸化層の厚さは温度を測定できないほど薄く、アッシュの状態で判断するしかないが、熱が蓄積されやすく、高カロリーの炭化物、ガス、ピッチなどが酸化されるために800℃以上の高温になっていると推定している。熱分解によって発生したガスや蒸発した水分はびっしりと充填された有機系廃棄物の中を熱交換しながら上昇するが、沸点の高いピッチやダイオキシン前駆体などは殆どすべて有機系廃棄物の中に捕集されて外部には出てこない。これらはやがてアッシュ層の境界面に達し、部分酸化によってアッシュとなる。有機系廃棄物の水分含有率は60%程度まで問題ないが水分の役割は次のよう考えている。潜熱が大きく、沸点の低い水分は部分酸化層で蒸気となって有機系廃棄物の中を上昇し、熱交換によって有機系廃棄物全体の温度をあげる。また、熱交換によって水滴となってダイオキシン発生の原因物質である塩酸を溶解し壁を伝わってアッシュ層に入り、塩基性物質を含むアッシュと塩酸を反応させて固定する。アッシュに入った水分は毛細管現象によって部分酸化層に達し、有機系廃棄物の中から落下する水滴と共に部分酸化層のガス化を促進させる。その時、アッシュはその成分から推定するとガス化触媒として作用すると考えている。
【008】
本発明は焼却装置とは明らかに違う。燃焼においては燃料の10倍以上の空気を強制的に吹き込み、排ガス流量が大きいために沸点の高いダイオキシンを付着した大量の粉塵や排ガスの冷却過程で再合成されたダイオキシンを付着した飛灰を外部にもたらすため、非常に高価な集塵装置やフィルターなどを設置する必要がある。しかし、本発明装置においては酸素の濃度拡散で熱分解反応器内に酸素を供給するために、導入管の先に薄い麈紙やタバコの煙をかざしても殆ど動かないくらいの少流量しか供給されない。熱分解が始まると熱分解反応器内の圧力は高くなり、バルブを僅かしか開放していない導入管からは空気は殆ど流入しない。しかし、熱分解反応器内の酸素は部分酸化によって直ぐ消費されてしまうので酸素濃度はゼロに近い。従って、酸素分圧のたかい外気から酸素が濃度拡散によって流入すると考えている。
排ガス量は非常に少なく、分厚く積層された有機系廃棄物の中を熱交換しながら排出口に向かうので粉塵は全く発生しない。従って、ダイオキシンが発生したとしても有機系廃棄物中に捕集されて、やがて部分酸化層に達して分解してしまう。
【009】
有機系廃棄物の熱分解反応の過程を図1に模式的に示した。アッシュを通って拡散してきた酸素はアッシュとの境界面に生成している炭化物、ピッチ、ガスを酸化して発熱する。この層は高カロリーの物質をサンカスルために800℃以上の高温になる。アッシュから上がってきた水分や上から落ちてきた水滴は高温の水蒸気となり、ガス化や有機系廃棄物の炭化を促す。高温層の上に無酸素状態で熱分解された炭化層がやや厚めに存在する。この層はやがてアッシュと接触して高温層になる。その上には熱変化を受けていない有機系廃棄物の層がある.この層は水蒸気と熱交換して温度は上昇するが50℃〜70℃程であるので水滴によって濡らされ下部のガスや有機性蒸気を密閉する。このようにして大部分の有機系廃棄物が無酸素状態で熱分解が進行するためにダイオキシンなどの有害物は副性しない。熱分解反応器の側壁や上部は手で触れるほどの暖かさでダイオキシン発生の原因となる前駆体は冷やされて熱分解反応器内に戻ってしまい外部には殆ど出てこない。
【010】
熱分解反応器の内部には断熱と過剰な水分を除くための多数の穴を持つ内部壁を設ける。穴の形状はガスを通し、凝縮液をアッシュ層に流せるものならどのような形状でも良いが、例えば、外からうちへ向かって上が開くように打ち抜く。そうすれば、熱分解反応器内部から発生した蒸気や有機性のガスが外壁と内壁の間に入り込み、外壁によって冷やされて凝縮液となって流下するときにも熱分解反応器内部に戻らずにアッシュ層に流す事ができる。
【発明の実施形態】
【011】
本発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図2に熱分解反応器の正面図を示した。これは製作した熱分解反応器の1例でこれに限定されるものではない。熱分解反応器1は鉄製で直径1000、高さ1200の円筒形である。図3に上から見た熱分解反応器の断面図を示した。熱分解反応器の底部に中心部に向かって内壁から400の導入管を4本、200の導入管を4本、100の導入管を8本取り付けてある。導入管にはそれぞれ酸素の拡散速度を制御するためのバルブを取り付けてある。酸素供給量が多すぎる場合はいくつかのバルブを閉じる。熱分解反応器底部はアッシュを取り出しやすいように勾配がつけ、先端にロータリーバルブなどを取り付け、アッシュを取り出す作業がしやすいような高さに調製する足が付けられている。熱分解反応器の底部側壁に点検や誤って投入された金属類などを取り出す開口部を設けてある。この扉は耐熱性のパッキンによって通常は完全に密閉される。熱分解反応器の内側には適度な隙間を空けて多数の穴の開いた内壁が設けられている。過剰な水分や有機性蒸気はこの穴を抜けて外壁と接触して冷やされ流下して有機系廃棄物に付着して熱分解されるので外部にはほんの僅かしか排出されない。水分はアッシュ層に浸透していき一部は毛細管現象によって上昇し有機系廃棄物のガス化反応に使われる。排出ガスはコンデンサーの冷却水をバブリングして排出され、外気からも遮断されている。
【発明の効果】
【012】
アッシュ層に接触する有機系廃棄物の一部を部分酸化して、その発熱によって無酸素状態で他の大部分の有機系廃棄物を熱分解、炭化、ガス化反応を起させて、ダイオキシンなどの有害化合物を副生することなく、有機系廃棄物を無燃料で処理する方法である。
【実施例1】
【013】
45Lのポリ袋に詰め込まれた生ゴミ5袋、電話帳や雑誌、新聞など紙類200kg、梱包用のポリスチレン等を熱分解反応器に入れ、隙間と上部を100Lの籾殻で埋めて投入口を閉じた。全体の容量は約1000L(重量250kg)である。着火ヒータで加熱し、煙突から煙が出始めたら直ぐにヒータを切った。バルブは始めのうちはやや開放にし、熱分解が順調に開始されてからは僅かに開放にした。熱分解反応器の外壁温度は初期には室温であるが次第に暖まり、全体の外壁の温度は50℃〜60℃ほどの定常状態になった。そのまま、無人で24時間放置して熱分解を行った。投入口を開けて中を点検した結果、有機系廃棄物は表面の1cmが黒い炭化物であったがその下は全て白っぽいアッシュとなっていた。乾留液は約10Lほどであった。排出口から排出されたガス、乾留液及びアッシュなどを採取し、ダイオキシン、コプラナPCBsを分析した結果は毒性等量換算で排ガス0.2pg−TEQ/Nm、乾留液で0.009ng−TEQ/g、アッシュで0.008ng−TEQ/gで排ガスの国の環境基準値5.0ng−TEQ/Nm、処理灰の環境基準値3.0ng−TEQ/mの大幅に下回る結果であった。

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【解決手段】発酵槽の面積を攪拌機の二重の羽根を逆方向につけることで、発酵床の処理能力を上げ、好気性発酵状態を維持できるように、水抜きパイプを設ける。
【効果】発酵槽の好気性発酵を順調にすると、臭いの発生も少なく、生ゴミの有機物も分解処理できた。 (もっと読む)


【課題】 鶏糞を、その含有する無機、有機の固形物による支障なく十分に酸化分解し、低コスト、短時間で、環境に負荷を与えることなく無害に処理できる鶏糞の湿式酸化分解処理装置を提供する。
【解決手段】 鶏糞の湿式酸化分解処理装置を、鶏糞と水を攪拌して流動化させる攪拌タンクと、同攪拌タンクから供給された前記流動化した鶏糞から無機固形物を分離する遠心分離機と、同遠心分離機から供給された前記無機固形物を分離した鶏糞の固形有機物を磨砕し同鶏糞をスラリー化する磨砕機と、同スラリー化した鶏糞が連続的に供給されるとともに酸素または空気が供給されて亜臨界状態で前記鶏糞を湿式酸化分解処理する酸化分解処理炉とを有してなるように構成した。 (もっと読む)


【課題】強い排気促進力が必要とならない発酵処理設備とする。
【解決手段】建物1内に被処理物Pの発酵槽2を設け、被処理物Pから発生したガスGが排気路4を通して排気されるようにする。この際、発酵槽2上方のガス遮断面7は、長手方向に関して、一部位に向かうに応じて高くなるようにする。また、この最高部位近傍に流れたガスGは、この流れが利用されて排気されるようにする。 (もっと読む)


【課題】製紙汚泥の発酵処理において、発酵処理時間を短縮する新規な方法を提供する。
【解決手段】水分を85〜60%に脱水処理した製紙汚泥を、底方からの空気供給が可能で、且つ所定の断熱構造を備えた密閉型発酵容器内に収納し、容器底方からの大量の空気供給を行う共に、容器上方から強制排気を行い、汚泥を好気発酵させてなる。 (もっと読む)


【課題】生ごみ等の処理物の回収を、低コストで、容易にかつ確実に実現することが可能となる廃棄物処理装置を提供する。
【解決手段】廃棄物を微生物により分解処理する廃棄物処理槽と、廃棄物処理槽で分解処理された処理物を排出する排出口を有する廃棄物処理装置において、前記排出口の近傍に、前記処理物を回収する回収袋の開口部周縁を着脱自在に保持する保持具47a、47b、47cを有する構成とする。その際、例えば前記保持具を、前記回収袋に形成された手提げ部と係合し、前記回収袋の処理物収納部を前記排出口の下部に位置させて保持できるように構成する。 (もっと読む)


【課題】 含水分の多い有機質汚泥等の処理対象となる有機性廃棄物の発酵処理にさいして、コストアップとなる裁断紙片や紙製パレット体を使用しないで処理する。
【解決手段】 有機質汚泥の脱水ケーキ、畜糞、生ゴミ等の有機性廃棄物に、脱水乾燥して水分10%程度とした製紙汚泥を適宜量混合撹拌し、前記混合物を、底方からの空気供給が可能で、且つ所定の断熱構造を備えた密閉型発酵容器内に収納し、容器底方からの大量の空気供給を行う共に、容器上方から強制排気を行い、混合物を好気発酵させてなる。 (もっと読む)


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