説明

β−セクレターゼ活性を阻害するスルホンアミドピロリジン化合物及びその使用方法

本明細書において、アルツハイマー病を治療する方法を含む、新規なβセクレターゼ阻害薬及びそれを使用するための方法を記載する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中、
R1は、A1-L1-であり、
R2は、水素、-N(R8)R9、-S(O)2R11、-C(O)R12、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分であり、
又はR1及びR2はこれらが結合している窒素と一緒になって、A1-L1-及びR6で置換されている5員ヘテロシクロアルキル環を形成し、
A1は、場合により置換されているヘテロアリールであり、
A2は、シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリーレン、及びヘテロアリーレンから選択される部分であり、当該部分は環状スルホンアミドで置換されており、
R3及びR5は、各々独立に、水素、-N(R8)R9、-S(O)2R11、-C(O)R12、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分であり、
L1及びL4は、各々独立に、結合、-N(R17)-、-S(O)q-、又は場合により置換されているアルキレンであり、
R4、R6、R7A、及びR7Bは、各々独立に、水素、ハロゲン、-OH、-NO2、-N(R8)R9、-OR10、-S(O)nR11、-C(O)R12、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、-アルキル-OR10、-アルキル-N(R8)R9、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分であり、
又はR7A及びR7Bは一緒になって、場合により置換されているシクロアルキル環を形成し、
R8は、独立に、水素、-C(O)R13、-S(O)2R14、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分であり、
R9は、独立に、水素、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分であり、
R10は、独立に、-C(O)R13、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分であり、
R11は、独立に、水素、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分であり、nが2である場合、R11は-NR15R16であってもよく、nが1又は2である場合、R11は水素ではなく、
R12及びR13は、各々独立に、水素、-N(R18)R19、-OR19、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分であり、
R14は、独立に、水素、-N(R18)R19、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、若しくはへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分であり、
R15、R16、R17、R18、及びR19は、各々独立に、水素、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分であり、
n及びqは、各々独立に、0、1、又は2である]
を有する化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項2】
A1が場合により置換されている5員から7員のヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項3】
A1が場合により置換されている5員のヘテロアリールである、請求項2に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項4】
A1が、ピラゾリル、フラニル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピロリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、チアゾリル、トリアゾリル、チエニル、ジヒドロチエノ-ピラゾリル、チアナフテニル、カルバゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、インドリル、キノリニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、イソキノリニル、イソインドリル、アクリジニル、ベンゾイサゾリル、ピラジニル、ピロリニル、インドリル、及びベンゾジアゼピニルからなる群から選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項5】
A1が、ピリジル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、ピリミジル、オキサジアゾリル、ピラニル、及びフラニルからなる群から選択される、場合により置換されている部分である、請求項4に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項6】
A1が、チアゾリル、オキサジアゾリル、及びオキサゾリルからなる群から選択される、場合により置換されている部分である、請求項5に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項7】
A1が場合により置換されているピリジルである、請求項5に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項8】
A1が場合により置換されているチアゾリルである、請求項5に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項9】
A1が場合により置換されているオキサゾリルである、請求項5に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項10】
A1が場合により置換されているオキサジアゾリルである、請求項5に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項11】
A1が場合により置換されているイミダゾリルである、請求項5に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項12】
A1が場合により置換されているピラゾリルである、請求項5に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項13】
A1が場合により置換されているイソキサゾリルである、請求項5に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項14】
A1が場合により置換されているピリミジルである、請求項5に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項15】
A1が場合により置換されているフラニルである、請求項5に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項16】
A1が場合により置換されている2-チアゾリルである、請求項8に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項17】
A1が場合により置換されている2-オキサゾリルである、請求項9に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項18】
L1が、結合、又は場合により置換されているアルキレンである、請求項1から17のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項19】
L1が結合である、請求項18に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項20】
L1が場合により置換されているアルキレンである、請求項18に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項21】
L1が場合により置換されているC1〜C6アルキレンである、請求項18に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項22】
L1がC1〜C6アルキレンである、請求項18に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項23】
L1がメチレンである、請求項18に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項24】
式(Ia):
【化2】

を有する、請求項1から23のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項25】
R2が、水素、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から24のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項26】
R2が、水素、又はアルキル、シクロアルキル、及びシクロアルキル-アルキルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項25に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項27】
R2が、水素、又は場合により置換されているアルキルである、請求項25に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項28】
R2が、水素、又は場合により置換されているC1〜C6アルキルである、請求項25に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項29】
R2が水素である、請求項28に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項30】
R2が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、請求項28に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項31】
R2が場合により置換されているC1〜C3アルキルである、請求項30に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項32】
R2が場合により置換されているC3〜C6シクロアルキルである、請求項30に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項33】
R2がメチルである、請求項31に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項34】
式(Ib):
【化3】

を有する、請求項1から23のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項35】
A1-L1-部分が、式:
【化4】

に従ってピロリジンヘテロシクロアルキル環上に置換されている、請求項34に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項36】
A1-L1-部分が、式:
【化5】

に従ってピロリジンヘテロシクロアルキル環上に置換されている、請求項34に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項37】
A2が、環状スルホンアミドで置換されているアリーレン、又は環状スルホンアミドで置換されているヘテロアリーレンである、請求項1から36のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項38】
A2が、環状スルホンアミドで置換されている部分であり、当該部分がフェニレン、ピリジニレン、オキサゾリレン、チオアゾリレン(thioazolylene)、ピラゾリレン、ピラニレン、及びフラニレンからなる群から選択される、請求項37に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項39】
A2が、環状スルホンアミドで置換されているフェニレンである、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
A2が、式:
【化6】

[式中、R23は、環状スルホンアミドである]
を有する、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
環状スルホンアミドが、式:
【化7】

である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項42】
R23が、
【化8】

である、請求項41に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項43】
R23が、
【化9】

である、請求項41に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項44】
R3が、水素、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から43のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項45】
R3が、水素、又はアルキル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキル-アルキルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項44に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項46】
R3が、水素、又は場合により置換されているアルキルである、請求項45に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項47】
R3が、水素、又は場合により置換されているC1〜C6アルキルである、請求項46に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項48】
R3が水素である、請求項47に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項49】
R3が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、請求項48に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項50】
R3がメチルである、請求項49に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項51】
R4が水素である、請求項1から50のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項52】
R4が、アルキル及びヘテロアルキルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から50のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項53】
R4が、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から50のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項54】
R4が、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項53に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項55】
R4が、アリール及びヘテロアリールから選択される、場合により置換されている部分である、請求項53に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項56】
R4が場合により置換されているアリールである、請求項55に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項57】
R4が場合により置換されているヘテロアリールである、請求項55に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項58】
R4がフェニルである、請求項55に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項59】
R4が、一つ又は複数のハロゲンで場合により置換されているフェニルである、請求項58に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項60】
R4が3,5-ジフルオロフェニルである、請求項59に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項61】
L4が、結合、又は場合により置換されているアルキレンである、請求項1から60のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項62】
L4が結合である、請求項61に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項63】
L4が場合により置換されているアルキレンである、請求項61に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項64】
L4が場合により置換されているC1〜C6アルキレンである、請求項63に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項65】
L4がC1〜C6アルキレンである、請求項64に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項66】
L4がメチレンである、請求項65に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項67】
R5が、水素、-C(O)R12、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びヘテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から66のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項68】
R5が、水素、-C(O)tBu、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項67に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項69】
R5が、水素、又は場合により置換されているアルキルである、請求項67に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項70】
R5が、水素、又は場合により置換されているC1〜C6アルキルである、請求項69に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項71】
R5が水素である、請求項70に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項72】
R5が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、請求項70に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項73】
R5がC1〜C6アルキルである、請求項70に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項74】
R5が場合により置換されているC1〜C3アルキルである、請求項70に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項75】
R5がC1〜C3アルキルである、請求項74に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項76】
R5がメチルである、請求項75に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項77】
R7A及びR7Bが、式:
【化10】

に従ってピロリジンヘテロシクロアルキル環上に置換されている、請求項1から76のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項78】
R7A及びR7Bが、式:
【化11】

に従ってピロリジンヘテロシクロアルキル環上に置換されている、請求項1から76のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項79】
R7A及びR7Bが、式:
【化12】

に従ってピロリジンヘテロシクロアルキル環上に置換されている、請求項1から76のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項80】
R7A及びR7Bがピロリジンヘテロシクロアルキル環の同じ炭素原子上に置換されている、請求項1から76のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項81】
R7A及びR7Bが、式:
【化13】

に従ってピロリジンヘテロシクロアルキル環上に置換されている、請求項80に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項82】
R7A及びR7Bが、式:
【化14】

に従ってピロリジンヘテロシクロアルキル環上に置換されている、請求項80に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項83】
R7A及びR7Bが、式:
【化15】

に従ってピロリジンヘテロシクロアルキル環上に置換されている、請求項80に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項84】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが水素である、請求項1から83のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項85】
R7Aが水素である、請求項1から83のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項86】
R7Bが水素である、請求項1から85のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項87】
R7Aが水素であり、R7Bが水素以外である、請求項1から85のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項88】
R7Bが水素であり、R7Aが水素以外である、請求項1から85のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項89】
R7A及びR7Bが、独立に、水素、ハロゲン、-OH、-N(R8)R9、-OR10、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びヘテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から88のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項90】
R7A及びR7Bが、独立に、水素、ハロゲン、-OH、-OR10、又はアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びヘテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から88のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項91】
R7A及びR7Bが、独立に、水素、又はアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びヘテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から88のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項92】
R7A及びR7Bが、独立に、水素、又は場合により置換されているアルキルである、請求項1から88のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項93】
R7A及びR7Bが、独立に、水素、-OH、-NO2、-N(R8)R9、-OR10、-S(O)nR11、-C(O)R12である、請求項1から88のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項94】
R7A及びR7Bが、独立に、水素、-OH、-NO2、-N(R8)R9、-OR10、-SR11である、請求項1から88のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項95】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが、-N(R8)R9、-OR10、又は-SR11である、請求項1から94のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項96】
R7A及びR7Bが、独立に、水素、-OH、-OR10、又は場合により置換されているアリールである、請求項1から88のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項97】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが-OR10である、請求項1から94のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項98】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが、場合によりヘテロシクロアルキルである、請求項1から94のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項99】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが、アリール及びヘテロアリールから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から94のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項100】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが、場合により置換されているアリールである、請求項1から94のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項101】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが、場合により置換されているヘテロアリールである、請求項1から94のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項102】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが、C5〜C7シクロアルキル、5員から7員のヘテロシクロアルキル、6員のアリール、及び5員から7員のヘテロアリールから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から94のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項103】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが、フェニル、ピラゾリル、フラニル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピロリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、チアゾリル、トリアゾリル、チエニル、ジヒドロチエノ-ピラゾリル、チアナフテニル、カルバゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、インドリル、キノリニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、イソキノリニル、イソインドリル、アクリジニル、ベンゾイサゾリル、ジメチルヒダントイン、ピラジニル、テトラヒドロフラニル、ピロリニル、ピロリジニル、モルホリニル、インドリル、ジアゼピニル、アゼピニル、チエピニル、ピペリジニル、及びオキセピニルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から94のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項104】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが、ピリジル、フェニル、チアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、ピリミジル、及びフラニルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から94のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項105】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが、ピリジル及びフェニルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から94のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項106】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが、場合により置換されているピリジルである、請求項1から94のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項107】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが、場合により置換されているフェニルである、請求項1から94のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項108】
R7A及びR7Bの少なくとも一つが、一つ又は複数のフルオロ基で置換されているフェニルである、請求項107に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項109】
R7A及びR7Bが一緒になって、場合により置換されているシクロアルキル環を形成する、請求項1から94のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項110】
R6が、水素、ハロゲン、-OH、-N(R8)R9、-OR10、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びヘテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項1から23、及び34から109のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項111】
R6が、水素、又はアリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びヘテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分である、請求項110に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項112】
R6が、水素、ハロゲン、場合により置換されているアルキル、又はOR10である、請求項110に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項113】
R6が水素である、請求項110に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項114】
R6が、式:
【化16】

に従ってピロリジンヘテロシクロアルキル環上に置換されている、請求項1から23及び34から109のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項115】
R6が、式:
【化17】

に従ってピロリジンヘテロシクロアルキル環上に置換されている、請求項1から23及び34から109のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項116】
式(IIA):
【化18】

[式中、
A1は、場合により置換されているヘテロアリールであり、
R23は、環状スルホンアミドであり、
R5は、水素、又はt-ブチオキシカルボニルであり、
R4は、場合により置換されているアリールであり、
R7Aは、水素、ハロゲン、-OH、-N(R8)R9、-OR10、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、-アルキル-OR10、-アルキル-N(R8)R9、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分、-OH、又は-OBnである]
の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項117】
A1が、場合により置換されているチアゾリル、又は場合により置換されているオキサゾリルであり、
R5は、水素であり、
R4は、場合により置換されているフェニルであり、
R7Aは、水素、ハロゲン、-OH、-N(R8)R9、-OR10、-アルキル-OR10、又は場合により置換されているアルキルである、
請求項116に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項118】
A1が、2-(4-メチル)チアゾリル、又は2-(4-メチル)オキサゾリルであり、
R23が、
【化19】

であり、
R5が、水素であり、
R4が、フェニル、3,5-ジフルオロフェニル、又は3-フルオロフェニルであり、
R7Aが、水素、又は-OR10である、
請求項117に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項119】
式(IIIA):
【化20】

[式中、
A1は、場合により置換されているヘテロアリールであり、
R23は、環状スルホンアミドであり、
R5は、水素、又はt-ブチオキシカルボニルであり、
R4は、場合により置換されているアリールであり、
R7Aは、水素、ハロゲン、-OH、-N(R8)R9、-OR10、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキル-アルキル、-アルキル-OR10、-アルキル-N(R8)R9、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、及びへテロアラルキルから選択される、場合により置換されている部分、-OH、又は-OBnである]
の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項120】
A1が、場合により置換されているチアゾリル、又は場合により置換されているオキサゾリルであり、
R5は、水素であり、
R4は、場合により置換されているフェニルであり、
R7Aは、水素、ハロゲン、-OH、-N(R8)R9、-OR10、-アルキル-OR10、又は場合により置換されているアルキルである、
請求項119に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項121】
A1が、2-(4-メチル)チアゾリル、又は2-(4-メチル)オキサゾリルであり、
R23が、
【化21】

であり、
R5が、水素であり、
R4が、フェニル、3,5-ジフルオロフェニル、又は3-フルオロフェニルであり、
R7Aが、水素、又は-OR10である、
請求項120に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項122】
N-((1R,2S)-1-ヒドロキシ-3-フェニル-1-((R)-ピロリジン-2-イル)プロパン-2-イル)-3-((R)-2-(4-メチルチアゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-5-(チアジナニル-S,S-ジオキシド)ベンズアミド;
N-((1R,2S)-1-ヒドロキシ-3-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-((R)-ピロリジン-2-イル)プロパン-2-イル)-3-((R)-2-(4-メチルチアゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-5-(チアジナニル-S,S-ジオキシド)ベンズアミド;
N-((1R,2S)-1-ヒドロキシ-3-(5-フルオロフェニル)-1-((R)-ピロリジン-2-イル)プロパン-2-イル)-3-((R)-2-(4-メチルチアゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-5-(チアジナニル-S,S-ジオキシド)ベンズアミド;
N-((1R,2S)-1-ヒドロキシ-3-フェニル-1-((R)-ピロリジン-2-イル)プロパン-2-イル)-3-((R)-2-(4-メチルチアゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-5-([1,2]チアゾリジル-S,S-ジオキシド)ベンズアミド;
N-((1R,2S)-1-ヒドロキシ-3-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-((R)-ピロリジン-2-イル)プロパン-2-イル)-3-((R)-2-(4-メチルチアゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-5-([1,2]チアゾリジル-S,S-ジオキシド)ベンズアミド;及び
N-((1R,2S)-1-ヒドロキシ-3-(5-フルオロフェニル)-1-((R)-ピロリジン-2-イル)プロパン-2-イル)-3-((R)-2-(4-メチルチアゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-5-([1,2]チアゾリジル-S,S-ジオキシド)ベンズアミド
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項123】
N-((1R,2S)-1-ヒドロキシ-3-フェニル-1-((R)-ピロリジン-2-イル)プロパン-2-イル)-3-((R)-2-(4-メチルチアゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-5-(チアジナニル-S,S-ジオキシド)ベンズアミドである、請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項124】
N-((1R,2S)-1-ヒドロキシ-3-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-((R)-ピロリジン-2-イル)プロパン-2-イル)-3-((R)-2-(4-メチルチアゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-5-(チアジナニル-S,S-ジオキシド)ベンズアミドである、請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項125】
N-((1R,2S)-1-ヒドロキシ-3-(5-フルオロフェニル)-1-((R)-ピロリジン-2-イル)プロパン-2-イル)-3-((R)-2-(4-メチルチアゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-5-(チアジナニル-S,S-ジオキシド)ベンズアミドである、請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項126】
N-((1R,2S)-1-ヒドロキシ-3-フェニル-1-((R)-ピロリジン-2-イル)プロパン-2-イル)-3-((R)-2-(4-メチルチアゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-5-([1,2]チアゾリジル-S,S-ジオキシド)ベンズアミドである、請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項127】
N-((1R,2S)-1-ヒドロキシ-3-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-((R)-ピロリジン-2-イル)プロパン-2-イル)-3-((R)-2-(4-メチルチアゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-5-([1,2]チアゾリジル-S,S-ジオキシド)ベンズアミドである、請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項128】
N-((1R,2S)-1-ヒドロキシ-3-(5-フルオロフェニル)-1-((R)-ピロリジン-2-イル)プロパン-2-イル)-3-((R)-2-(4-メチルチアゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-5-([1,2]チアゾリジル-S,S-ジオキシド)ベンズアミドである、請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項129】
約100nM未満のメマプシン2のKiを有する、請求項1から128のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項130】
蛍光性基質であるFS-2(MCA-SEVNLDAEFR-DNP、配列番号2)に対するメマプシン2の触媒活性の阻害によって測定して、約100nM未満の見かけのメマプシン2のKiを有する、請求項1から128のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項131】
約300nM未満のIC50で細胞のAβ生成を阻害することができる、請求項1から130のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項132】
メマプシン1又はカテプシンDの触媒活性に比べて、メマプシン2の触媒活性を選択的に低減することができる、請求項1から131のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項133】
メマプシン1又はカテプシンDの触媒活性に比べて、約5倍を超えてメマプシン2の触媒活性を選択的に低減することができる、請求項132に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項134】
メマプシン1又はカテプシンDの触媒活性に比べて、約10倍を超えてメマプシン2の触媒活性を選択的に低減することができる、請求項133に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項135】
(a)約100nM未満のメマプシン2のKiを有し、(b)約100nM未満のIC50で細胞のAβ生成を阻害することができ、(c)メマプシン1又はカテプシンDの触媒活性に比べて、約10倍を超えてメマプシン2の触媒活性を選択的に低減することができる、請求項1から128のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項136】
実質的に純粋である、請求項1から135のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項137】
請求項1から135のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物、及び薬学的に許容できる担体を含む製剤。
【請求項138】
有効量の請求項1から135のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物、及び薬学的に許容できる担体を含む製剤。
【請求項139】
請求項1から135のいずれか一項に記載の化合物又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物の有効量を個体に投与することを含む、それを必要とする個体におけるアルツハイマー病を治療する方法。
【請求項140】
請求項1から135のいずれか一項に記載の化合物又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物の有効量を個体に投与することを含む、それを必要とする個体におけるメマプシン2の触媒活性によって媒介される状態を治療する方法。
【請求項141】
メマプシン2を、請求項1から135のいずれか一項に記載の化合物又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物の有効量と接触させることを含む、メマプシン2の触媒活性を低減する方法。
【請求項142】
前記メマプシン2が細胞において接触する、請求項141に記載の方法。
【請求項143】
メマプシン2を、メマプシン1の存在下で、請求項1から135のいずれか一項に記載の化合物又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物の有効量と接触させることを含む、メマプシン1の触媒活性と比べてメマプシン2の触媒活性を選択的に低減する方法。
【請求項144】
メマプシン2タンパク質を、カテプシンDの存在下で、請求項1から135のいずれか一項に記載の化合物又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物の治療上有効な量と接触させることを含む、カテプシンDの触媒活性と比べてメマプシン2の触媒活性を選択的に低減する方法。
【請求項145】
メマプシン2を、メマプシン1及びカテプシンDの存在下で、請求項1から135のいずれか一項に記載の化合物又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物の治療上有効な量と接触させることを含む、メマプシン1の触媒活性及びカテプシンDの触媒活性と比べてメマプシン2の触媒活性を選択的に低減する方法。
【請求項146】
医薬として使用するための、請求項1から135のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項147】
メマプシン2の触媒活性によって媒介される状態を治療又は予防するための医薬を製造するための、請求項1から135のいずれか一項に記載の一つ若しくは複数の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物の使用。
【請求項148】
メマプシン2の触媒活性によって媒介される状態を治療又は予防するための、請求項1から135のいずれか一項に記載の一つ若しくは複数の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物の使用。
【請求項149】
状態がアルツハイマー病である、請求項147又は148に記載の使用。
【請求項150】
(a)請求項1から135のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物、及び
(b)包装
を含む、アルツハイマー病を有する個体における治療又は予防のためのキット。
【請求項151】
(a)請求項1から135のいずれか一項に記載の化合物、又は薬学的に許容できるその塩若しくは溶媒和物、及び
(b)包装
を含む、メマプシン2の触媒活性によって媒介される状態の個体における治療又は予防のためのキット。
【請求項152】
(a)請求項137又は138に記載の製剤、及び
(b)包装
を含む、アルツハイマー病を有する個体における治療又は予防のためのキット。
【請求項153】
(a)請求項137又は138に記載の製剤、及び
(b)包装
を含む、メマプシン2の触媒活性によって媒介される状態の個体における治療又は予防のためのキット。

【公表番号】特表2013−506713(P2013−506713A)
【公表日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−533236(P2012−533236)
【出願日】平成22年10月4日(2010.10.4)
【国際出願番号】PCT/US2010/051363
【国際公開番号】WO2011/044057
【国際公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【出願人】(507084741)コメンティス,インコーポレーテッド (9)
【Fターム(参考)】